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民法(債権法)改正にみる債権者代位訴訟

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民法(債権法)改正にみる債権者代位訴訟

著者 畑 宏樹

雑誌名 明治学院大学法律科学研究所年報 = Annual Report of Institute for Legal Research

巻 26

ページ 133‑139

発行年 2010‑07‑31

URL http://hdl.handle.net/10723/2232

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民法(債権法)改正にみる債権者代位訴訟

民法(債権法)改正にみる債権者代位訴訟

報告者 畑   宏 樹 1.本報告の目的・対象

・債権者代位訴訟をめぐる議論はこれまでも盛んになされてきた。今般の債権法改正作業にお いても、債権者代位訴訟に関する新たな提案

がなされており、従来手続法学において議論 されてきた諸点につきどのような立法的手当がなされるのか(もとより提示されている改正 案が妥当なものか否かの検証も含め)、解釈問題としてなお残される部分はどのような点か

(立法化しておくことの当否も含め)を検証しておくことは必要。

・債権者代位訴訟を主に考察の対象とし、債権法改正案を手続法的視点からの分析を試みる。

・なお、本報告においては、代位権を行使する債権者をG、債務者をS、第三債務者をD、代 位債権者以外の他の債権者をAと表記する。

2.従来の議論状況の整理

⑴ 一般的(形式的)理解

 ・訴訟物=SのDに対して有する権利  ・訴訟における当事者=原告:G、被告:D   ↓

  「債権者代位訴訟→法定訴訟担当→判決効の全面的拡張

(民訴115Ⅰ②)」とする構図

⑵ 一般的理解に対する疑問

  三ヶ月章博士

、鈴木正裕教授

による問題意識の提示

  【問題意識】 手続上関与の機会が与えられないSが、何故にG−D間訴訟の判決効(とりわ けG敗訴の場合)に服さなければならないのか?

 A.三ヶ月章博士の見解

    債権者代位訴訟は訴訟担当の範疇に入るが、対立型訴訟担当であって、吸収型訴訟担当や 任意的訴訟担当とは異なり、判決効はSに有利にのみ及ぶ片面的拡張にとどまる。

   なお、対立型訴訟担当にあっては、Sの当事者適格は失われない?。

 B.福永有利教授の見解

    代位債権者は、「訴訟の結果に係る利益」を有しており、それは独立の訴訟を認めて保護

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すべき程度に重要な利益であることから、代位債権者は、「債務者に代わって4 4 4 4」取り立てて はいるが「債務者のために

4 4 4

」にではなく自己のために取り立てるものである。→代位債権者 は訴訟担当者ではなく、自ら本来の利益帰属主体として固有の当事者適格を有する(Sの当 事者適格は失われない)。

    なお、判決効の問題については、相対効説となりそうであるが、同教授は片面的拡張説を 採用する。

 C.新堂幸司教授の見解

    三ヶ月説、福永説によると、Dが二重応訴に晒される危険があり不公平であり、かつ同一 訴訟物につき二度も審判の対象になるとすると訴訟経済にも反する。

  → 代位債権者を法定訴訟担当としたうえで、判決効についても全面的拡張説を採用する。他 方、Sの手続保障については、訴訟の告知(非訟76 Ⅰ参照)を経たうえで、独立当事者 参加

(民訴47)または共同訴訟的補助参加をする道を設けておき、これを利用しない場 合には、公平・訴訟経済の観点から、全面的拡張とする。

 D.池田辰夫教授の見解

   債権者代位訴訟を本来型と転用型とに分けた論を展開する。

    前者については、GはSに対する権利催告を行いこれがSによって無視ないし拒絶された 場合にはじめて、Gが債務者に代わって代位訴訟を追行する当事者適格を取得するに至る(ビ リヤード・セオリー(玉突理論))。但し、Sがなお保有する財産管理権限は失われない。判 決効については全面的拡張説。

    他方、後者については、Gの固有の当事者適格を認めることができるとし、判決効につい ては相対効説を採用する。

⑶ 小括

 Sに対する手続保障の欠如という見地より、判決効の全面的拡張を批判  ↓

 Sに対する手続保障の付与を前提に、全面的拡張を容認。

  ∴①Sへの手続保障の付与の方途は?(権利催告、通知、訴訟告知……etc.)

   ② Sの代位訴訟への参加の方途は?(共同訴訟的補助参加、補助参加、共同訴訟参加、独 立当事者参加etc.)

3.『基本方針』にみる債権者代位訴訟

⑴ 前提として

 ① 債権者代位権の制度の2類型化の明示

   「責任財産保全型(本来型)」と「個別権利実現準備型(転用型)」

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民法(債権法)改正にみる債権者代位訴訟

 ② 「事実上の優先弁済」の否定―債権者代位権の債権回収機能の否定

⑵ 債権者代位訴訟に関連する提案

【3.1.2.04】(債務者への通知)

〈1〉債権者は、【3.1.2.01】〈1〉に基づき債務者の権利を行使するときは、その旨を債務 者に通知しなければならない。ただし、(……以下、省略)

〈2〉債権者は、〈1〉の通知をした後、その通知の時から〔1か月〕を経過した後でなけ れば債務者の権利を代位行使することができない。ただし、(……以下、省略)

〈3〉(省略)

【3.1.2.05】(代位訴訟)

〈1〉債権者が、【3.1.2.01】〈1〉の権利の行使のために訴訟を提起したときは、債権者は、

遅滞なく、債務者に対し、訴訟告知をしなければならない。

〈2〉債務者は、〈1〉の告知を受けたときは、債権者による権利行使と独立して別途、自 ら当該権利を行使することができない。また、債務者は、当該権利の放棄、譲渡等の 処分行為をすることはできない。

〈3〉〈2〉は、相手方が債務者に対し弁済することを妨げない。

〈4〉〈1〉の場合において、債務者または他の債権者は、〈1〉の訴訟に参加することがで きる。

〈5〉債権者が【3.1.2.01】〈1〉の権利の行使のために訴訟を提起し、それにより、債務者 に訴訟告知がされた場合であっても、他の債権者はなお債務者の当該権利を差し押さ えることができる。

〈6〉〈5〉の差押えがされたときは、債権者は差押えがされた権利につき【3.1.2.01】〈1〉

の権利を行使することはできない。

⑶ 検討

 ① 債権者代位権行使の前提をなす「通知」の意味

    【3.1.2.04】〈1〉によると、債権者代位権を行使するに際しては、Sへの通知を要件とし、

通知後一定期間を経過してはじめてGは債権者代位権を行使できることとされている(同

〈2))。この要件は、債権者代位訴訟を提起する際にも要求されるものと思われる。

    ここで「通知」を要するとしたことの趣旨としては、「最大の利害関係者である債務者の 知らないまま、債権者代位権が行使され、債務者の財産管理権への介入がなされることは、

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正当化が困難である。債務者には、債権者の債権の存在について、または自らの財産管理の あり方について、一定の主張をする機会が与えられるべき」といった点があげられている(『基 本方針』提案要旨162頁)。

    手続法的視点からこの「通知」の意味合いを検討してみると、債権者代位訴訟との関係に おいては、判決効の拡張を受けるSへの手続保障への配慮といった点がまずは考えられる。

しかしながら、単にSへの手続保障への配慮だけと考えると、後述【3.1.2.05】〈1〉との関 係から、訴訟告知で足りるとも考えられる。また、そもそも『基本方針』においては、債権 者代位訴訟におけるGの原告適格の位置づけ(法定訴訟担当と構成するのか否か)が明らか ではなく、民訴115条1項2号の適用についても判然としない。

    そこでつぎに考えられるのが、「通知」のもつ意味合いにつき、上述池田説のように考え「通 知」がなされてはじめてGの管理処分権(当事者適格)が基礎づけられる、という理解であ る。しかしながら、池田説のいう「ビリヤード・セオリー」は「本来型」のときだけにあて はまる考え方であり、「転用型」においてはGの固有の権限として当事者適格が認められて おり、「責任財産保全型(本来型)」と「個別権利実現準備型(転用型)」とを分けずに一律 に「通知」を要するとする『基本方針』の提案は池田説とも異なるように思われる。また、

『基本方針』は単に「通知」することを要件としているが、Sによる拒絶ないしは無視まで は問題としていない。

    債権者代位訴訟との関係では、株主代表訴訟における提訴請求(会社847ⅠⅢ)のような 制度設計もまた考え方としてはあり得るのではないだろうか。

 ② 債権者代位訴訟提起後の訴訟告知の意味

    【3.1.2.05】〈1〉によると、Gは債権者代位訴訟提訴後、遅滞なくSに訴訟告知をするこ とを要請している。ここで訴訟告知を必要とする理由については、『基本方針』の提案要旨 では述べられていないが、これによりSの権利行使禁止効、処分禁止効が生じ、Sが独自に Aを相手取って別訴を提起することも禁じられるとする(『基本方針』提案要旨163頁(提案 要旨2、3))。

    手続法的視点からこの提案を検討すると、訴訟告知により債権者代位訴訟係属の事実を了 知したSは、これにより当該代位訴訟に参加する機会に恵まれることになる。その意味では、

上述新堂説と親和的ではあるが、上述のとおり、単なる参加の機会の保障ということは

【3.1.2.04】〈1〉の通知によってもある程度これを保障できるともいえる。

    一般に、訴訟告知をすることの意義としては、参加できる第三者に当該訴訟に参加する機 会を与えると同時に、当該第三者が訴訟に参加しなかった場合においても参加的効力を及ぼ すことができる(民訴53Ⅳ、46参照)点に求められる。仮に、民訴115条1項2号によりS にも判決効の拡張があることを『基本方針』も前提としているとするならば、訴訟告知を必 要的とする本提案は過度な提案とも思われる。

 ③ Sの管理処分権の喪失

    【3.1.2.05】〈2〉によると、Gによる債権者代位訴訟の提起とその旨の訴訟告知の効果と して、Sは当該訴訟物との関係において管理処分権(当事者適格)を喪失することとなる。

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民法(債権法)改正にみる債権者代位訴訟

したがって、Gによる債権者代位訴訟提起後は、SがAを相手取って別訴を提起することが 認められないのはいうまでもない(当事者適格の問題以外に、そもそも二重起訴(民訴 142)にあたる)。自らの手続上の機会を求めたいSとしては、係属中の債権者代位訴訟への 訴訟参加を模索することになるが(このことは『基本方針』163頁(提案要旨3)において も述べられている)、いかなる参加形態によることになるのか。

    GS間に利害対立がなく、SとしてもGと共同歩調をとるというのであれば、SはGに補 助参加(Sへの判決効の拡張があるのであれば共同訴訟的補助参加)をするということにな ろう。Sの当事者適格が失われている以上、共同訴訟参加によることはできない(福永説は 採用できない)。他方、GS間に利害対立がある場合には(SとしてはGの被保全債権の存 在を争いたい等)、独立当事者参加によることが考えられよう

 ④ SないしAによる訴訟参加

  【3.1.2.05】〈4〉は、Gによる債権者代位訴訟にSまたはAが参加することを認めている。

  ⅰ.Sによる参加

    Sによる参加形態については、上述3⑶③参照。

  ⅱ.Aによる参加

     他の債権者Aが既に係属中の債権者代位訴訟に参加する場合には、いかなる参加形態に よることになるのであろうか。

     まず、Aの意図としてGと共同歩調をとることを望む場合には、Gへの補助参加(Sへ の判決効の拡張がありその反射的効果としてAにも判決効が及ぶと考える場合には共同訴 訟的補助参加)することが考えられるが、Sの場合とは異なり債権者代位訴訟の提起(+

訴訟告知)によってもAの当事者適格は失われないとすると共同訴訟参加ということも考 えられよう。

     他方、AとGとの間に利害対立がある場合には、Aとしては係属中の債権者代位訴訟に 独立当事者参加していくことが考えられる

。しかしながら、独立当事者参加の申出方式 については訴えの提起の方式の遵守が要求される

ことから、Aが独立当事者参加をする ためには、Aは別途Sに対し債権者代位権を行使する旨を通知し一定期間を経たうえで

(【3.1.2.04】〈1〉〈2〉参照)、Dに対する債権者代位訴訟の提起ならびにSへの訴訟告 知(【3.1.2.05】〈1〉参照)という手順を踏まなければならないということになるのであ ろうか、もしそうだとすると迂遠な手順ともいえる。

 ⑤ Aによる差押え

    【3.1.2.05】〈5〉によると、Gが債権者代位訴訟を提起してもなお、AはなおSの有する 権利を差し押さえることができるとされている。このことは、Aの管理処分権はGによる代 位訴訟提起によっても失われないことを意味する。

    さらに同〈6〉によると、Aにより差押えがなされるとGは債権者代位権を行使できない とされている。このことは、既に係属しているGによる債権者代位訴訟の終焉を迎えること を意味する(『基本方針』163頁(提案要旨5)では、「さらなる代位訴訟の進行は認められ ない」と表現されている)。手続法的にみると、この場合、Gによる債権者代位訴訟は請求

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棄却となるのか訴え却下となるのか、この点についても『基本方針』からは明らかにされて はいない。

4.残された課題

 以上、『基本方針』において示された債権者代位訴訟に関する改正提案を、手続法的視点から 検討を加えてきた。そこで最後に、『基本方針』においては触れられていない検討課題―換言 するとさらなる立法提案において提示されるべきポイント、立法化されないのであれば将来的に も解釈論として残されるポイント―をまとめておく。

⑴ Gの当事者適格の根拠

 従来、債権者代位訴訟においてはGは法定訴訟担当として原告適格を有すると理解されてきた。

しかしながら、福永説や池田説の登場によりかかる一般的理解に対し疑問が呈せられ、Gの当事 者適格を以下に理論的に根拠づけるかが検討されてきた。一つの考え方として、池田説のように

(本来型にあっては)Sへの権利催告を介してはじめてGの当事者適格が基礎づけられるといっ たものが存在する。『基本方針』においてもSへの「通知」といった提案がなされているわけで あるが、これがGの当事者適格の根拠付けとして用いられているのかどうかは必ずしも判然とし ない(おそらくそのようには考えていないものと思われる)。このように『基本方針』においては、

Gの当事者適格の理論的基礎付けは十分になされているとはいえない。従来の一般的理解のよう に、端的に法定訴訟担当構成を所与の前提とする趣旨のものであろうか、疑問が残る。

 なお、Gの当事者適格が認められた場合に、Sの管理処分権(当事者適格)は失われるかとい う問題がさらに生じるが、『基本方針』においてはこの点については明確に喪失する旨が掲げら れている(これによりSの参加形態としても共同訴訟参加という途はなくなった)。

⑵ Sへの判決効の拡張の有無

 Gの当事者適格につき法定訴訟担当構成を前提とした場合に、さらに問題となるのが民訴115 条1項2号によるSへの判決効の拡張があるのかどうかという点である。この問題にいち早く疑 問を呈したのが、鈴木教授、三ヶ月博士であったわけであるが、『基本方針』においてはこの問 題は特に言及されていない。むしろ、判決効の拡張ということを前提としたうえで、Sの手続保 障への配慮を示したためか、代位訴訟提起後における訴訟告知を必要的としている。そのうえで、

言いたいことのあるSは当該代位訴訟に参加せよ、という趣旨なのであろうが、厳密に言うと、

判決効の拡張があるか否かは参加形態のとらえ方にも影響を及ぼすものであることから、折角の 改正の折にこれを立法的に明確にしておくことがあってもよいのではないだろうか。

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民法(債権法)改正にみる債権者代位訴訟

⑶  「責任財産保全型(本来型)」と「個別権利実現準備型(転用型)」との間で扱いをことにす べきか否か

 池田教授はかつて、Gの当事者適格の理論的根拠付けの研究を通じ、本来型と転用型とでは扱 いをことにすべき旨を提言されてきた。『基本方針』においても、現行民法を改め、債権者代位 権の制度の2類型化(「責任財産保全型(本来型)」と「個別権利実現準備型(転用型)」)を明示 してはいるものの、債権者代位訴訟との関係においては特に違いを設けてはいない。その意味で は、池田説のような考え方が、『基本方針』にしたがった改正後もなお解釈論として生き残るか どうか、議論の帰趨が気がかりである。

以 上 

 本報告においては、民法(債権法)改正検討委員会編『債権法改正の基本方針』(商事法務・2009)に おいて示されている改正案(以下、『基本方針』)を検討の対象とする。

 大判大正15年3月15日民集19巻586頁の登場以降の一般的理解である。

 三ヶ月章「判批」『民事訴訟法判例百選』(有斐閣・1965)156頁。

⑷ 

鈴木正裕「当事者適格―第三者の訴訟担当」中田淳一=三ヶ月章編『民事訴訟法演習Ⅰ』(有斐閣・

1963)52頁以下。

 三ヶ月章「わが国の代位訴訟・取立訴訟の特異性とその判決の効力の主観的範囲」『裁判法の諸問題(中)

[兼子還暦]』(有斐閣・1969)341頁以下(同『民事訴訟法研究第6巻』(有斐閣・1972)所収)。

 福永有利「当事者適格理論の再構成」『実体法と手続法の交錯(上)[山木戸還暦]』(有斐閣・1974)34頁 以下(同『民事訴訟当事者論』(有斐閣・2004)126頁以下に所収)。

 新堂幸司『新民事訴訟法〔第4版〕』(弘文堂・2008)280頁以下(初版は1974)。

 最判昭和48年4月24日民集27巻3号596頁は、Sが代位訴訟に独立当事者参加しても二重起訴の禁止に は触れず、Gが訴訟追行権を有していればSはそれを有さず、Gがこれを有さないときはSが有する とする。

  これに対し、Sによる独立当事者参加を認めた後は、GとSとが相拮抗して訴訟追行権を持つとす る見解も有力である(吉村徳重「判批」『昭和48年度重要判例解説』(有斐閣・1974)113頁、小林秀之

=角紀代恵『手続法から見た民法』(弘文堂・1993)173頁[小林]など)。

 池田辰夫『債権者代位訴訟の構造』(信山社・1995)81頁以下(初出は1981)。

 前掲注⑻に掲げた最判昭和48年判決の理解は、この場合にも同様にあてはまる。

 東京高判昭和52年4月18日下民集28巻1〜4号389頁は、Aも債権者代位訴訟に独立当事者参加するこ とを認め、参加後は、GもAも対等の地位につき、いずれの請求も認容され認容債権額が両請求の総 額に満たないときは比例配分される、とする。

 伊藤眞『民事訴訟法〔第3版3訂版〕』(有斐閣・2008)624頁など一般的理解である。

参照

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