証券コード：6358
第64期 株主通信
平成23年4月1日〜平成24年3月31日
代表取締役社長
酒 井 一 郎
当連結会計年度の概況
当連結会計年度（平成23年４月１日～平成24年３月31日）における当企業グループを取り囲む事業環 境は、東日本大震災に伴う事業活動の停滞、欧州債務危機や中国金融引き締めによる世界経済の変調、超 円高水準の長期化や資源価格高騰による原価上昇圧力など、変化の激しい経済情勢が続きましたものの、 道路建設機械の世界需要は、中国を除く新興国市場が底堅く推移するとともに、低迷していた北米市場が 回復基調に入り、また国内でも震災復興工事に伴い増加に転じて参りました。 このような情勢の下で当企業グループでは、新興国市場開拓による成長戦略を引き続き追求するととも に、国内被災地への製品供給及びサービス対応の強化、コストダウンと内製化による社内付加価値創造、 グローバル連結経営の体制づくりなど、事業環境変化への対応を進めて参りました。 その結果、当連結会計年度における売上高は、国内外市場ともに販売を拡大し、前連結会計年度比 13.5％増の182億円とすることが出来ました。利益面につきましては、円高や鋼材の値上げなど原価上昇 圧力がありましたものの、営業利益を前連結会計年度比51.4％増の６億５千万円、経常利益を同2.6倍の ５億円、当期純利益を同3.7倍の３億３千万円とし、増収増益による業績改善を達成することが出来まし た。 連結地域区分別売上高につきましては、次のとおりであります。 国内向け売上高は、上半期は震災復旧によるがれき処理や西日本市場の停滞により伸び悩んでおりまし たが、下半期に入りましては道路関連復興工事に関わる機械需要が高まり、前連結会計年度比7.0％増の 84億４千万円に拡大することが出来ました。 海外向け売上高は、欧州債務危機や超円高による海外販売活動への影響が懸念されましたものの、大き な落ち込みもなく、前連結会計年度比19.7％増の97億５千万円に拡大させることが出来ました。 北米向け売上高は、住宅建設投資が引き続き停滞しているものの、ディーラーやレンタル業の投資回復 やシェールガス関連需要の高まり等により建設機械需要全般が回復に転じてきたことから、前連結会計年 度比22.8％増の21億８千万円まで回復させることが出来ました。 アジア向け売上高は、成長著しいインドネシアを中心に販売を伸ばし、前連結会計年度比11.3％増の 58億円まで拡大させて参りました。 中近東・ロシアCIS向け売上高は、中近東諸国における代理店網構築を進めるとともに、ロシアCIS向 け販売が底入れしたことから、前連結会計年度比49.7％増の６億９千万円に回復させて参りました。 その他市場向け売上高は、中南米では代理店網構築成果が徐々に現れ、オセアニアではオーストラリア 向け販売が回復基調に入り、アフリカでは一部地域で政情不安がありましたものの南アフリカで販売が増 加に転じるなど、前連結会計年度比56.0％増の10億６千万円まで拡大させて参りました。経 営 成 績
株 主 の 皆 様 へ
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申しあげます。 さて、当社は平成24年3月31日をもって第64期連結 会計年度（平成23年4月1日から平成24年3月31日まで） を終了致しましたので、経営成績及び決算の結果につい て、ここに謹んでご報告申しあげます。 平成24年6月次 期 の 見 通 し
業 績 の 推 移
今後につきましては、欧州債務問題長期化に伴う世界経済変動リスクや、歴史的円高水準における熾 烈なグローバル競争、資源価格の乱高下など、まだまだ予断を許すことが出来ませんが、本格的復興工 事に向かう国内市場や、底堅い回復途上にある北米市場、旺盛なインフラ投資が続く新興国市場など、 道路建設機械の世界需要は引き続き拡大基調に推移するものと期待されます。このような見通しの下で 当企業グループでは、復興工事への迅速な対応、新興国市場開拓による海外事業拡大、組織的ものづく り能力とグローバル連結経営体制の強化を進め、業績向上とともに世界市場における中長期的成長路線 を追求して参ります。第64期 地域区分別売上高比率
1,000 200 400 600 800 0 △200 △400 2,500 5,000 7,500 10,000 12,500 15,000 17,500 20,000 22,500 25,000 0 第60期 第61期 第62期 第63期 第64期 16,937 13,516 16,042 21,747 18,206 887 △ 267 △ 202 433 657 （百万円） 売上高 ■■国内 中近東・ロシアCIS ■北米 ■アジア■その他 営業利益 売 上 高 営 業 利 益 （百万円） （単位：百万円未満切捨て） 第 60 期（
自 平成19年4月 1 日 至 平成20年3月31日）
第 61 期（
自 平成20年4月 1 日 至 平成21年3月31日）
第 62 期（
自 平成21年4月 1 日 至 平成22年3月31日）
第 63 期（
自 平成22年4月 1 日 至 平成23年3月31日）
第64期（
自 平成23年4月 1 日 至 平成24年3月31日）
金額 金額 金額 金額 金額 構成比（％） 国 内 9,429 7,976 7,777 7,890 8,446 46.4 海 外 12,318 8,961 5,739 8,151 9,759 53.6 北 米 3,813 1,941 1,353 1,780 2,187 12.0 ア ジ ア 4,641 3,954 3,328 5,219 5,807 31.9 中 近 東 ・ ロ シ ア C I S 2,333 2,088 250 467 699 3.8 そ の 他 1,528 977 806 683 1,065 5.9 連 結 売 上 高 合 計 21,747 16,937 13,516 16,042 18,206 100.0 連 結 営 業 利 益（損失△） 887 △ 267 △ 202 433 657 その他 5.9％ 国内 46.4％ アジア 31.9％ 北米 12.0％ 中近東・ ロシアCIS 3.8％連結貸借対照表
期 別 科 目 当期末 （平成24年３月31日現在）（平成23年３月31日現在）前期末 金 額 金 額 （資産の部） 流 動 資 産 18,900 17,312 現 金 及 び 預 金 3,248 4,237 受取手形及び売掛金 6,683 5,575 商 品 及 び 製 品 4,003 3,348 仕 掛 品 1,942 1,510 原 材 料 及 び 貯 蔵 品 2,696 2,426 繰 延 税 金 資 産 2 0 そ の 他 331 218 貸 倒 引 当 金 △ 6 △ 4 固 定 資 産 7,151 6,927 有 形 固 定 資 産 3,715 3,544 建 物 及 び 構 築 物 1,388 1,385 機械装置及び運搬具 372 401 土 地 1,543 1,495 リ ー ス 資 産 303 120 そ の 他 107 141 無 形 固 定 資 産 125 104 投資その他の資産 3,310 3,278 投 資 有 価 証 券 2,281 2,156 長 期 貸 付 金 0 5 繰 延 税 金 資 産 6 4 長 期 預 金 70 70 そ の 他 973 1,068 貸 倒 引 当 金 △ 22 △ 25 資 産 合 計 26,052 24,239 （注）記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。 期 別 科 目 当期末 （平成24年３月31日現在）（平成23年３月31日現在）前期末 金 額 金 額 （負債の部） 流 動 負 債 11,923 9,421 支払手形及び買掛金 4,977 3,741 短 期 借 入 金 5,756 4,574 未 払 法 人 税 等 76 62 繰 延 税 金 負 債 20 20 製 品 保 証 引 当 金 57 50 そ の 他 1,034 972 固 定 負 債 956 1,870 長 期 借 入 金 31 1,201 リ ー ス 債 務 291 126 退 職 給 付 引 当 金 52 47 繰 延 税 金 負 債 197 202 そ の 他 383 292 負 債 合 計 12,879 11,292 （純資産の部） 株 主 資 本 13,242 13,037 資 本 金 3,115 3,115 資 本 剰 余 金 6,361 6,361 利 益 剰 余 金 3,811 3,605 自 己 株 式 △ 44 △ 43 その他の包括利益累計額 △ 81 △ 101 その他有価証券評価差額金 462 386 為 替 換 算 調 整 勘 定 △ 544 △ 487 少 数 株 主 持 分 12 11 純 資 産 合 計 13,173 12,947 負 債 純 資 産 合 計 26,052 24,239 （単位：百万円）連 結 財 務 諸 表
連結損益計算書
期 別 科 目 当 期 自 平成23年４月 １ 日（
至 平成24年３月31日）
前 期 自 平成22年４月 １ 日（
至 平成23年３月31日）
金 額 金 額 売 上 高 18,206 16,042 売 上 原 価 13,913 12,147 売 上 総 利 益 4,292 3,895 販 売 費 及 び 一 般 管 理 費 3,635 3,461 営 業 利 益 657 433 営 業 外 収 益 82 90 受 取 利 息 8 16 受 取 配 当 金 40 37 保 険 配 当 金 1 1 助 成 金 収 入 0 4 そ の 他 32 30 営 業 外 費 用 237 332 支 払 利 息 131 165 金 融 手 数 料 58 60 為 替 差 損 34 99 そ の 他 12 6 経 常 利 益 502 191 特 別 利 益 14 111 固 定 資 産 売 却 益 11 1 貸 倒 引 当 金 戻 入 額 － 1 投 資 有 価 証 券 売 却 益 0 0 保 険 解 約 返 戻 金 3 － 退 職 給 付 制 度 終 了 益 － 4 移 転 補 償 金 － 103 特 別 損 失 8 20 固 定 資 産 処 分 損 0 9 減 損 損 失 5 － 投 資 有 価 証 券 評 価 損 1 0 ゴ ル フ 会 員 権 評 価 損 0 1 資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額 － 9 税 金 等 調 整 前 当 期 純 利 益 508 282 法 人 税 、 住 民 税 及 び 事 業 税 179 166 法 人 税 等 調 整 額 △ 8 23 少 数 株 主 損 益 調 整 前 当 期 純 利 益 337 92 少 数 株 主 利 益 3 3 当 期 純 利 益 333 89 （注）記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。 （単位：百万円）連結株主資本等変動計算書
（自 平成23年4月1日 至 平成24年３月31日） 株 主 資 本 資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計 当期首残高 3,115 6,361 3,605 △ 43 13,037 連結会計年度中の変動額 剰余金の配当 △ 127 △ 127 当期純利益 333 333 自己株式の取得 △ 0 △ 0 株主資本以外の項目の連結 会計年度中の変動額（純額） 連結会計年度中の変動額合計 − − 205 △ 0 205 当期末残高 3,115 6,361 3,811 △ 44 13,242 その他の包括利益累計額 少数株主 持分 純資産合計 その他有価証券 評価差額金 為替換算調整勘定 利益累計額合計その他の包括 当期首残高 386 △ 487 △ 101 11 12,947 連結会計年度中の変動額 剰余金の配当 △ 127 当期純利益 333 自己株式の取得 △ 0 株主資本以外の項目の連結 会計年度中の変動額（純額） 76 △ 56 19 0 20 連結会計年度中の変動額合計 76 △ 56 19 0 225 当期末残高 462 △ 544 △ 81 12 13,173 （注）記載金額は、百万円未満を切り捨てて表示しております。 （単位：百万円）中東・北アフリカ事務所 SAKAI AMERICA, INC. バンコク事務所 酒井工程机械（上海）有限公司 P.T.SAKAI INDONESIA P.T.SAKAI ROAD MACHINERY INDONESIA
![[ 目次 ] 改正平成 14 年 6 月 25 日改正平成 20 年 10 月 3 日改正平成 22 年 7 月 1 日改正平成 26 年 6 月 27 日改正平成 26 年 12 月 3 日国際安全管理規則解釈通達 Ⅰ. 国際安全管理規則解釈通達 に関する概要説明 Ⅱ.ISMコードの解釈と説明 A](data:image/gif;base64,R0lGODlhAQABAIAAAP///wAAACH5BAEAAAAALAAAAAABAAEAAAICRAEAOw==)