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社会と数理科学 第2回 新居 俊作

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Academic year: 2021

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(1)

新居 俊作

九州大学基幹教育

(2)

この動画を見た後、この教科書の

21

ページまでを必ず勉強してお いてください。行列の算法を身につけていないと、3回目以降の

(3)
(4)

全ての成分が

0

の行列をゼロ行列または零行列とよび、

O

m,n 或いは単に

O

と書く。

Aを行列として Aと同じサイズのゼロ行列O (Am×n 列ならばm×n行列 Om,n ) について

A+O =O+A=A

積が定義できるとき(Am×n行列ならばn×k行列On,k ) について

AO=O

積が定義できるとき(A m×n行列ならばl×m行列Ol,m) について

OA=O

(5)

全ての成分が

0

の行列をゼロ行列または零行列とよび、

O

m,n 或いは単に

O

と書く。

Aを行列として Aと同じサイズのゼロ行列O (Am×n 列ならばm×n行列 Om,n ) について

A+O =O+A=A

積が定義できるとき(Am×n行列ならばn×k行列On,k ) について

AO=O

積が定義できるとき(A m×n行列ならばl×m行列Ol,m) について

OA=O

(6)

全ての成分が

0

の行列をゼロ行列または零行列とよび、

O

m,n 或いは単に

O

と書く。

Aを行列として Aと同じサイズのゼロ行列O (Am×n 列ならばm×n行列 Om,n ) について

A+O =O+A=A

積が定義できるとき(Am×n行列ならばn×k行列On,k ) について

AO=O

積が定義できるとき(A m×n行列ならばl×m行列Ol,m) について

OA=O

(7)

行と列の数が一致する行列を正方行列とよぶ。

n × n

行列のことを

n

次正方行列とよぶ。

正方行列

A = (a

i,j

)

について

A

の左上の角から右下の角への 対角線上に並ぶ成分

a

i,i を対角成分とよぶ:

 

  a

1,1

a

2,2

. ..

a

n,n

 

 

(8)

行と列の数が一致する行列を正方行列とよぶ。

n × n

行列のことを

n

次正方行列とよぶ。

正方行列

A = (a

i,j

)

について

A

の左上の角から右下の角への 対角線上に並ぶ成分

a

i,i を対角成分とよぶ:

 

  a

1,1

a

2,2

. ..

a

n,n

 

 

(9)

対角成分が

1

で他の成分が

0

n

次正方行列を

n

次の単位 行列と呼び

I

n または

E

n と書く:

I

n

(= E

n

) =

 

 

1 0 · · · 0 0 1 . .. ...

.. . . .. ... 0 0 · · · 0 1

 

 

m × n

行列

A

に対して

AI

n

= I

m

A = A

(10)

対角成分が

1

で他の成分が

0

n

次正方行列を

n

次の単位 行列と呼び

I

n または

E

n と書く:

I

n

(= E

n

) =

 

 

1 0 · · · 0 0 1 . .. ...

.. . . .. ... 0 0 · · · 0 1

 

 

m × n

行列

A

に対して

AI

n

= I

m

A = A

(11)

n

次正方行列

A

に対し

AB = BA = I

n となる

n

次正方行列

B

が存在するとき

A

は正則行列であるという。このとき

B

A

の逆行列とよび

B

A

1 と書く。

A

1 はもし存在する ならば只一つである。

実は

AB = I

n ならば

A

は正則で

BA = I

n である。

(

a b c d

)

1

= 1 ad bc

( d b

c a )

である。

ad bc ̸ = 0

の時に、その時に限り

( a b

c d )

1

が存在する。

(

1 2 )

−1

1 (

4 2 ) (

2 1 )

(12)

n

次正方行列

A

に対し

AB = BA = I

n となる

n

次正方行列

B

が存在するとき

A

は正則行列であるという。このとき

B

A

の逆行列とよび

B

A

1 と書く。

A

1 はもし存在する ならば只一つである。

実は

AB = I

n ならば

A

は正則で

BA = I

n である。

(

a b c d

)

1

= 1 ad bc

( d b

c a )

である。

ad bc ̸ = 0

の時に、その時に限り

( a b

c d )

1

が存在する。

(

1 2 )

−1

1 (

4 2 ) (

2 1 )

(13)

n

次正方行列

A

に対し

AB = BA = I

n となる

n

次正方行列

B

が存在するとき

A

は正則行列であるという。このとき

B

A

の逆行列とよび

B

A

1 と書く。

A

1 はもし存在する ならば只一つである。

実は

AB = I

n ならば

A

は正則で

BA = I

n である。

(

a b c d

)

1

= 1 ad bc

( d b

c a )

である。

ad bc ̸ = 0

の時に、その時に限り

( a b

c d )

1

が存在する。

(

1 2 )

−1

1 (

4 2 ) (

2 1 )

(14)

n

次正方行列

A

に対し

AB = BA = I

n となる

n

次正方行列

B

が存在するとき

A

は正則行列であるという。このとき

B

A

の逆行列とよび

B

A

1 と書く。

A

1 はもし存在する ならば只一つである。

実は

AB = I

n ならば

A

は正則で

BA = I

n である。

(

a b c d

)

1

= 1 ad bc

( d b

c a )

である。

ad bc ̸ = 0

の時に、その時に限り

( a b

c d )

1

が存在する。

(

1 2 )

−1

1 (

4 2 ) (

2 1 )

(15)

n

次正方行列

A

に対し

AB = BA = I

n となる

n

次正方行列

B

が存在するとき

A

は正則行列であるという。このとき

B

A

の逆行列とよび

B

A

1 と書く。

A

1 はもし存在する ならば只一つである。

実は

AB = I

n ならば

A

は正則で

BA = I

n である。

(

a b c d

)

1

= 1 ad bc

( d b

c a )

である。

ad bc ̸ = 0

の時に、その時に限り

( a b

c d )

1

が存在する。

(

1 2 )

−1

1 (

4 2 ) (

2 1 )

(16)
(17)

3

以上の

n

について

n

次正方行列

A

の逆行列を計算する方法

(18)

3

以上の

n

について

n

次正方行列

A

の逆行列を計算する方法

1

n

次単位行列と

A

を並べた次の形の

n × 2n

行列を用意する:

(I

n

| A)

2 この行列の行に対して次の三つの操作を行う:

二つの行を入れ替える。

ある行に0 でない数をかける。

ある行の定数倍を他の行に加える。

この三種類の操作を行列に対する行の基本変形とよぶ。

3 行の基本変形を繰り返して

(I

n

| A) −→ (B | I

n

)

(19)

3

以上の

n

について

n

次正方行列

A

の逆行列を計算する方法

1

n

次単位行列と

A

を並べた次の形の

n × 2n

行列を用意する:

(I

n

| A)

2 この行列の行に対して次の三つの操作を行う:

二つの行を入れ替える。

ある行に0 でない数をかける。

ある行の定数倍を他の行に加える。

この三種類の操作を行列に対する行の基本変形とよぶ。

3 行の基本変形を繰り返して

(I

n

| A) −→ (B | I

n

)

(20)

3

以上の

n

について

n

次正方行列

A

の逆行列を計算する方法

1

n

次単位行列と

A

を並べた次の形の

n × 2n

行列を用意する:

(I

n

| A)

2 この行列の行に対して次の三つの操作を行う:

二つの行を入れ替える。

ある行に0 でない数をかける。

ある行の定数倍を他の行に加える。

この三種類の操作を行列に対する行の基本変形とよぶ。

3 行の基本変形を繰り返して

(I

n

| A) −→ (B | I

n

)

(21)

3

以上の

n

について

n

次正方行列

A

の逆行列を計算する方法

1

n

次単位行列と

A

を並べた次の形の

n × 2n

行列を用意する:

(I

n

| A)

2 この行列の行に対して次の三つの操作を行う:

二つの行を入れ替える。

ある行に0 でない数をかける。

ある行の定数倍を他の行に加える。

この三種類の操作を行列に対する行の基本変形とよぶ。

3 行の基本変形を繰り返して

(I

n

| A) −→ (B | I

n

)

(22)

3

以上の

n

について

n

次正方行列

A

の逆行列を計算する方法

1

n

次単位行列と

A

を並べた次の形の

n × 2n

行列を用意する:

(I

n

| A)

2 この行列の行に対して次の三つの操作を行う:

二つの行を入れ替える。

ある行に0 でない数をかける。

ある行の定数倍を他の行に加える。

この三種類の操作を行列に対する行の基本変形とよぶ。

3 行の基本変形を繰り返して

(I

n

| A) −→ (B | I

n

)

(23)

3

以上の

n

について

n

次正方行列

A

の逆行列を計算する方法

1

n

次単位行列と

A

を並べた次の形の

n × 2n

行列を用意する:

(I

n

| A)

2 この行列の行に対して次の三つの操作を行う:

二つの行を入れ替える。

ある行に0 でない数をかける。

ある行の定数倍を他の行に加える。

この三種類の操作を行列に対する行の基本変形とよぶ。

3 行の基本変形を繰り返して

(I

n

| A) −→ (B | I

n

)

(24)

3

以上の

n

について

n

次正方行列

A

の逆行列を計算する方法

1

n

次単位行列と

A

を並べた次の形の

n × 2n

行列を用意する:

(I

n

| A)

2 この行列の行に対して次の三つの操作を行う:

二つの行を入れ替える。

ある行に0 でない数をかける。

ある行の定数倍を他の行に加える。

この三種類の操作を行列に対する行の基本変形とよぶ。

3 行の基本変形を繰り返して

(I

n

| A) −→ (B | I

n

)

(25)

A =  1 2 0 0 0 2 0 1 4

の逆行列を求める。

(26)

A =  1 2 0 0 0 2 0 1 4

の逆行列を求める。

1

(I

n

| A) =

 1 0 0 0 1 0 0 0 1

1 2 0 0 0 2 0 1 4

2

 1 0 0 0 1 0 0 0 1

1 2 0 0 0 2 0 1 4

−−−−−−→

2行目と

3行目の交換

 1 0 0 0 0 1 0 1 0

1 2 0 0 1 4 0 0 2

 1 0 0 0 0 1

1 2 0 0 1 4

−−−−−→

3行目×12

 1 0 0 0 0 1

1

1 2 0 0 1 4

(27)

A =  1 2 0 0 0 2 0 1 4

の逆行列を求める。

1

(I

n

| A) =

 1 0 0 0 1 0 0 0 1

1 2 0 0 0 2 0 1 4

2

 1 0 0 0 1 0 0 0 1

1 2 0 0 0 2 0 1 4

−−−−−−→

2行目と

3行目の交換

 1 0 0 0 0 1 0 1 0

1 2 0 0 1 4 0 0 2

 1 0 0 0 0 1

1 2 0 0 1 4

−−−−−→

3行目×12

 1 0 0 0 0 1

1

1 2 0 0 1 4

(28)

A =  1 2 0 0 0 2 0 1 4

の逆行列を求める。

1

(I

n

| A) =

 1 0 0 0 1 0 0 0 1

1 2 0 0 0 2 0 1 4

2

 1 0 0 0 1 0 0 0 1

1 2 0 0 0 2 0 1 4

−−−−−−→

2行目と

3行目の交換

 1 0 0 0 0 1 0 1 0

1 2 0 0 1 4 0 0 2

 1 0 0 0 0 1

1 2 0 0 1 4

−−−−−→

3行目×12

 1 0 0 0 0 1

1

1 2 0 0 1 4

(29)

2

 1 0 0 0 0 1 0

12

0

1 2 0 0 1 4 0 0 1

−−−−−−→

2行目

3行目×4

 1 0 0 0 2 1 0

12

0

1 2 0 0 1 0 0 0 1

 1 0 0 0 2 1 0

12

0

1 2 0 0 1 0 0 0 1

−−−−−−→

1行目

2行目×2

 1 4 2 0 1 2 0

12

0

1 0 0 0 1 0 0 0 1

3 従って

A

1

=

 1 4 2 0 1 2 0

12

0

(30)

2

 1 0 0 0 0 1 0

12

0

1 2 0 0 1 4 0 0 1

−−−−−−→

2行目

3行目×4

 1 0 0 0 2 1 0

12

0

1 2 0 0 1 0 0 0 1

 1 0 0 0 2 1 0

12

0

1 2 0 0 1 0 0 0 1

−−−−−−→

1行目

2行目×2

 1 4 2 0 1 2 0

12

0

1 0 0 0 1 0 0 0 1

3 従って

A

1

=

 1 4 2 0 1 2 0

12

0

(31)

2

 1 0 0 0 0 1 0

12

0

1 2 0 0 1 4 0 0 1

−−−−−−→

2行目

3行目×4

 1 0 0 0 2 1 0

12

0

1 2 0 0 1 0 0 0 1

 1 0 0 0 2 1 0

12

0

1 2 0 0 1 0 0 0 1

−−−−−−→

1行目

2行目×2

 1 4 2 0 1 2 0

12

0

1 0 0 0 1 0 0 0 1

3 従って

A

1

=

 1 4 2 0 1 2 0

12

0

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