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雑誌名 共立女子短期大学看護学科紀要

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(1)

高齢者の生活に高年大学の学習が及ぼす影響 : 2地 域の設置形態の差による比較分析(1)

著者名(日) 檜原 登志子, 佐野 望

雑誌名 共立女子短期大学看護学科紀要

巻 6

ページ 77‑89

発行年 2011‑02

URL http://id.nii.ac.jp/1087/00002687/

Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止

(2)

共立会 > f

短期大学看護学科紀要 第

6i ナ ( 2 0 1 1 )

高齢者の生活に高年大学の学習が及ぼす影響

‑2 地域の設置形態の差による比較分析‑ ( 1 )  

槍原登志子・佐野望

Infiuence o f  studying a t  a  c o l l e g e  f o r  elderly on the l i f e  of old people  Comparative Analysis by type o f  f a c i l i t y  i n  two areas‑ ( 1 )  

T o s h i k o  HIHARA

, 

Nozomi SANO 

A b s t r a c t  

1 n t r o d u c t i o n :  1 n  a n  a t t e m p t  t o  c a r e  t h e  e l d e r l y ,  t h e  v a r i o u s  d i s t i n c t  c h a r a c t e r i s t i c s  c o n c e r n i n g   q u a l i t y  o f  l i f e   (QO L )   become c l e a r  upon c l o s e  i n s p e c t i o n .  E d u c a t i o n  f o r  e l d e r l y  i s   g r a d u a l l y   becoming more and more i m p o r t a n t  b u t  t h e r e  a r e  two t y p e s  o f  systems ,  s y s t e m a t i c  and  o r g a n i z a t i o n a   . l The s y s t e m a t i c  system i s   b a s e d  o n  l i f e   l o n g  l e a r n i n g  and e d u c a t i o n  w h i l e  t h e   o r g a n i z a t i o n a l  system i s   b a s e d  o n  l i f e   l o n g  l e a r n i n g  and w e l f a r e .  

O b j e c t i v e s :  As a  p a r t  o f  t h e  l i f e   l o n g  l e a r n i n g  o f  l a t e ‑ l i f e   l e a r n e r s

, 

i t   was r e v e a l e d  t h a t   s y s t e m a t i c  a s  w e l l  a s  o r g a n i z a t i o n a l  d i f f e r e n c e s  g r e a t l y  a f f e c t  QO L .   T h i s  became e v i d e n t  i n   a  s u r v e y  o f  r e g i o n s

community A" and  community B "

, 

i n   J  a p a n .  

M a t e r i a l s  and methods: 1 n   t h e  q u e s t i o n n a i r e  s u r v e y

, 

2 7 0  e l d e r l y  p e o p l e   ( 6 0  y e a r s  o l d  and  m o r e )  i n   two a r e a s  o f  c o n c e r n  were examined w i t h  t h e  QOL measures made by S p i t z e r  1 9 8 0 , 

u s i n g  t h e  c o n t i n g e n c y  t a b l e  a n a l y s i s  m e t h o d .  The d a t a  and p r i v a c y  o b t a i n e d  i n   t h i s  s u r v e y  were  f i r m l y  k e p t  o n l y  i n  o u r  a n a l y s i s .  

R e s u l t s :  Compared t o   "community A"

, 

"community B "  i s   much more community o r i e n t e d   w i t h  more developed s u p p o r t  systems f o r   t h e  e l d e r l y .  The e l d

r l yi n   community B "   d o   v o l u n t e e r  a c t i v i t i e s  more r e g u l a r l y   (p< 0 . 0 0 1 ) ,   have more s p e c i f i c  g o a l s   ( P  =  0 . 0 0 3 5 ) ,  make  more p l a n s  ( P  =  0 . 0 0 5 9 ) ,  and g o  o u t  more o f t e n  t h a n  t h e  s e n i o r s  o f community A" ( P  =  0 . 0 0 3 8 ) .   As w e l l ,  t h e y  c h o s e  t o  c o n s u l t  h e a l t h  c a r e  w o r k e r s  o r  w e l f a r e  w o r k e r s  more o f t e n   (P=O.OOOl)  They a l s o  t e n d e d  t o  b e  more p h y s i c a l l y  a c t i v e .  

D i s c u s s i o n :  Having community b a s e d  w e l f a r e  o r g a n i z a t i o n s  s u c h  a s  c l u b s  f o r  s e n i o r s  a l l o w s   a  r e g i o n  t o  m a i n t a i n  a  h i g h e r  QOL f o r  t h e  e l d e r l y  t h a n  t h o s e  a r e a s  o r  r e g i o n s  t h a t  m e r e l y  h a v e   e d u c a t i o n a l  s y s t e m s  i n  p l a c e .  

C o n c l u s i o n :  We c o n c l u d e d  t h a t  p e o p l e  who h a v e  a  c h a n c e  t o  p a r t i c i p a t e  i n   community h e a l t h   programs q u i t e  o b v i o u s l y  have a  h i g h e r  QO L .  

Key words  :高年大学 ( c o l l e g ef o r  e l d e r l y ) ,生涯学習(l i f el o n g  l e a r n i n g ) ,  QOL イ ン デ ク ス

(QOL i n d e x )  

(3)

共立女子短期大学看護学科紀要 第

6

( 2 0 1 1 )

1 . 緒 己

わが国では , 6 5 歳以上の人口は年々地加の一 途を辿っており 2 0 1 0 年には,人口の23% と継続 的に増加する傾向が見られる) 。 ) このような状 況から,高齢者個々の生活の変化は,慢性疾患 を持つ高齢者も多く.一方で¥自立した生活を おくる高齢者も多く,社会問題となっている。

これらの問題には,高齢者の自立支援,生きが い支援, QOL  ( 生活の質 ) の向上,在宅ケア の充実, 地域福祉と医療の連携の課題に種々の 研究が行われていて,社会環境的には.高齢者 が地域っくりに参加できる犠な仕組みを作り,

活動を促すことが重要な要素となってきてい る。 し か し 個 人 の QOL の向上を直視した研 究は少なく.多義的な QOL の中から,高齢者 自らが持つ自己の生活目標や仰 i 値意識などの生 活意識など自己の態度などを探求することも重 要である 。又,従来の高齢者の考え方は,老化 による精神的,身体的機能の衰退や役割の喪失 などにより.対人関係や環境変化の影響を受け やすく変化が生じている場合が多いとされるが,

一方では,生涯を通じて発達を遂げている生涯 発達の見方からは,その生活経験を自己の力で 発揮し積極的な存在であると考えられており , 環境からの影響を受動的に受け取るのではなく 環境に対し影響を与えるという環境相互作用が 明らかにされていて,前回,デイサービスセン ター・ 老人クラブ・ケアハウスの利用 高齢者 に,行動や意識の調査を行い,個々の高齢者が 積極的にいきる姿勢を持つことの内面を,それ らの QOL で検証したの . 3 ) . 4 ) . 5 ) ( 図 1 ) 。今 I H . I 高 齢者は生涯にわたり教育,学習を必要とすると いう,ユネスコの生涯教育概念の提唱者のポー ル ・ ラングランによる

6)

教育システムの構築 の必要性から,我が国の現状をみると , 2 つの 設置形態があることが判った(図 2

)

。一つは,

Aの場合であり県の生涯学習諜設置と, 二つ目 は , Bの場合である県の高齢福祉課と社会福祉 協議会の連携の設置である 。全国の地域差 もあ

i

. r

(a2JlIn(!') I::J::る自己の生活貧血

l

時附引持来希望)

L ̲

̲j  {自己の生活意酷) (匝度~.山tudes)

マ璽葱

図 1 概念図 By  H i h a r a  

高年大学の

A

日 の 地域による位形惣差

&2畳宣

コミニaニティーヘルスプランよりもむしろ生種学習の理念

{事府アカデミア会)

, .

 . .  

性迎繁よりも.11しろ

a

量虫豊里 t住民}

/今 ぴ 晶

争靭ニーズ泊 ¥ 

¥  F一一一一一一一一一一ー「 多触ζわたる

図 2 . 設置形態差 By 1 五 h a r a

(4)

高齢者の生活に高年大学の学習が及ぼす影響 り教育内容.支援体制,高齢者の学習ニーズの

違いなどや QOL の差を分析する為に調査した。

n . 研究背景

高齢化の世界的な傾向から,ライフサイクル の変化により,高齢者は,長寿社会へむけて生 涯学習を実践して. r 生きがい」のある生活を 構築することが求められている。生涯学習の研 究背景としては,まず第 1 点は.ユネスコ(国 際連合教育科学文化機構)が. 1 9 9 7 年「ハンブ ルグ宣言文」を発した。(日本語訳)について 述べる。

宣言文は. 1‑26 まで構成されており.特 に.宣言文 2 0 は,高齢者について記述されてい て.高齢者の生涯学習を普及する目標文である と考える。(日本語訳) 1‑26 を全文.以下に 示す九

次いで,第 2 点目は. WHO ( 1 1 1 : 界保健機 機)が. 1 9 4 8 年 WHO 憲章前文において,健康

を「完全な身体的,精神 ~I~. および社会的にウ

エルビーイングな状態であり,単に疾病又は病 弱の存在しないことではない」と定義し 1 9 9 8 年 r S p i r i t u a l i t y J を加えることを検討した。そ の後.高齢者の S p i r i t u a l i t y の全人的ケアが重 要とされ. r 参加 J r 生きがい」の生活の支援へ と繋がっていると考える。「生きがい」につい てのべる 8 ) 。

次いで、,第 3 点目は,高齢者の社会的存在と しての QOL の発展が,高齢者の生活や意識に どの様に影響しているかを考える事が重要と された経緯を述べる。 1 9 8 0 年 S p i t z e r は医学・

疫学の社会的な QOL インデクスを作成したへ それ以降. 1 9 9 5 年,国連の高齢化に閲する政策 普及の歴史を概観すると.この年.デンマーク で「世界社会開発サミット」が行われ. r コペ ンハーゲン宣言」及び「コペンハーゲン行動計 剛」が採択されている。いわゆる.それらは,

高齢者の社会生活支援に重要な. r 

I~I 立,参加 1.

ケア, 自己実現,尊厳」の「国連行動計画 i 5  原則」に繋がっている 以下,第 1 点 第 3 点

迄について述べる。

1.ユネスコ(国際連合教育科学文化機関) 第 5 回国際成人教育会議 ( 1 9 9 7 年 7 月 1 4 ‑ 1 8

日)ハンブルク宣言について

l.我々.白 r J : 1 ハンザ都市ハンブルクにおけ る第 5 回国際成人教育会議の参加者は.人 間中心の発展及び人権を十分に尊重する参 加型社会のみが,持続可能で・公平な発展を 実現することを,再確認する。もし人類が 生き残り,未来の挑戦に遭遇するならば,

男性及び女性は,生涯あらゆる範囲で情報 に基づく効来的な参加をすることが求めら れる。

2 . このように.成人教育は一つの権利であ る以上のものとなっている。すなわち.そ れは 2 1 世紀の一つの鍵である。それは活発 な市民性の一つの結果であると同時に,社 会に完全に参加するための一つの条件であ る。成人教育は,生態的に持続可能な発展 を促進し民主主義,正義,男女(ジ、エン ダー)の公正及び科学的,社会的,経済発 展を推進し暴力的紛争が対話に取って代 われるような世界および正義に基づく平和 の文化を構築するための力強い概念である。

成人学習はアイデンティティを形成し.人 生に意味を与えることができる。生涯を通 じた学習は,年齢.男女(ジェンダー)平 等,障害,言語,文化及び経済格差などの 諸要因に影響する事柄の再考を意味してい る 。

3 . 成人教育はフォーマルに又は別の形態で

行われる学判プロセスの総体を示し,彼ら

が属している社会によって成人と見なされ

ている人々が.彼らの能力を発展させ.知

識を充実させ.技術的又は専門的資格を向

上させ.あるいは彼ら自信のニーズ及び社

会のニーズを満たす新たな方向に向かう

ことを意味している。成人学習はフォーマ

ルな継続教育,ノンフォーマルな学習.及

び多文化型学習社会で行われているインフ

(5)

共立女子短期大学看護学科紀要

第 6

(2011)

ォーマルかつ副次的な学習の領域を含むが,

その多文化型学習社会では理論的かつ実践 的なアプローチが認められている。

4 . 成人学習及び青年期に対する教育の内容 は,経済的,社会的,環境的,文化的背景.

及びこうした学習・教育を行っている社会 における人々のニーズによって異なるだろ うが,両者とも,学習が真に生涯にわたっ て行われるという新しい教育のビジョンに 不可欠な要素である。生涯を通じて学習の 見通しは,こうした補完的及び継続性が強 く求められている。情報に基づく寛容な市 民の創造及び経済的・社会的発展,識字の 促進,貧困の解消及び環境保護に対する成 人・継続教育の潜在的な貢献は多大で ,従 って,頼りにされるべきものである。

5 . 青年及び青年教育の目標は.生涯にわた るプロセスとして見れば,人々及び地域社 会の自律性及び責任の意識を発展させるこ とであり,経済,文化,社会全体で起こる 変容に対する能力を強化させることであり,

共生,寛容,及びコミュニティーにおける 市民の情報に基づく創造的な参加を促進す ることである。

6 . 本会議は政治的.経済的,社会的システ ム及び加盟各国の政府の仕組みの多様性を 認識する。(以下略)

7 . 第 5 回国際成人教育会議に参加する政府 及び機関の代表は,生涯学習の枠組みにお いて,広範かつダイナミックに構想された 成人学習の可能性と未来を共に探求するこ

とを決定した。

8 . この 1 0 年間に.成人学習は実質的な変容 をとげ.範囲と規模において,著しい成長 を経験した。全世界に生じつつある知識を 基盤とする社会では,成人・継続教育は地 域社会及び職場において避けられないもの となった。社会と職業生活から生じた新た なニーズは,各人及びすべての個人に対し て,彼又は彼女の全生涯を通じ,知識と技

能を更新し続けることを求めるという期待 を生じさせた。この変容の中心にあるのは,

国家の新しい役割と,市民社会において成 人学習にあたる広範なパートナーシップの 出現である。国家は.万人のための教育へ の権利,特に少数者(マイノリティー)及 び先住民など社会で最も弱い立場にあるグ ループのための教育権を保障すること。ま た全体的な政策枠組みを提供することに おいては基本的な媒体であり続けている。

しかし公的セクター.市民セクター及び 地域社会のセクターの問に出現している新 しいパートナーシップにおいては,国家の 役割は変化しつつある。国家は成人教育サ ーピスのー提供者であるだけでなく,アド バイザーであり,資金提供者.監視・評価 機関でもある。政府と社会的パートナーは,

個人の教育のニーズと希望を表明する上で.

また彼らの生涯を通じた教育機関へのアク セスを獲得する上で,個人を支援するため に必要な施策を講じなければならない。政 府内部においては.成人教育は教育省だけ に限定されず,すべての省庁が成人教育の 推進にあたることとし,省庁聞の協力が必 要とされる。さらに,雇用者.労働組合,

非政府組織,地域組織及び先住民のグルー プ,そして女性グループも認知と認定を与 えながら,相 E に作用し成人学習の機会 を創造することに関与し責任を持つよう になっている。

9 . 万人のための基礎教育は.人々が年齢に 関わらず彼らの可能性を個人的にも集団 的にも実現する機会を持つことを意味する。

それは権利であるだけではなく,義務であ り,また他者と社会全体に対する責任でも ある。生涯を通じての教育の権利を認識す ることがこの権利の行使に必要な条件を創 るための方策を伴うべきであるというこ とは,極めて重要である。 2 1 世紀の挑戦は,

政府.機関又は団体だけで対応できるもの

(6)

高齢者の生活に高年大学の学習が及ぼす影響 ではなく,人々のエネルギー,想像力,英

知及び人生のすべての側面における十分か つ自由で活発な参加も必要となる。青年・

成人学習は,最も広義に解釈すれば,創造 性及び生産性を著しく高めるための主要な 手段の一つであるが.さらに,これは加速 する変化.増大する複雑さと危険が取り巻 く世界の複雑で、相互に関連した問題を解決 するために不可欠な条件である。

1 0 . 青年・成人教育の新たな概念は既存の実 践に対する挑戦を表している。というのも,

それがフォーマルなシステム及びノンフォ ーマルなシステムの中に効果的なネットワ ークを求めているとともに,革新と一層の 創造性及び柔軟性を求めているからである。

こうした挑戦は,生涯を通じた学習という 概念における成人教育に対する新しいアプ

ローチによって満たされるべきである。学 習の促進.マスメディア及び地方の広告媒 体の利用,公平なガイダンスの提供は,政 府,社会的パートナー及び提供者の責任で ある。(以下略)

1 1.成人識字識字を急速に変化する陛界に おいてすべての者が必要とする基本的な知 識と技能と広義に解釈すれば,識字は基 本的な権利である。すべての社会におい て.識字はそれ自体必要な技能であると共 に,他の生活技能基礎の一つである。学習 する機会のない者,あるいはこの権利を主 張できる技術を十分に持っていない者は多 数おり,そのほとんどは女性である。挑戦 は彼女らがそうできるようにすることであ る。これはしばしば.意識の覚醒とエンパ ワーメントを介した学習の前提条件を創る ことを意味する。識字はまた,社会的,文 化的,政治的活動に参加し生涯を通じた 学習を行うための媒体である。このため.

我々は識字の技術を獲得しそれを維持する ために,またすべての加盟国において口承 文化を支援する識字環境を創造するために,

すべての者に機会を保証することに取り組 む。(以下略)

1 2 . 生涯を通じた教育の権利と学ぶ権利に対 する認識はかつてないほどに必要とされて いる。それは読み・書きの権利であり,質 問し分析する権利であり, リソースにアク セスし個人的,集団的な技術・能力を発 展させ,実際に用いる権利である。

1 3 . 女性の統合とエンパワーメント女性は 機会平等の権利を有する。そして,社会は すべての分野の仕事と生活の側面における 女性の十分な貢献に依存している。青年・

成人学習施策は,地方の文化に応じたもの であるべきで,またすべての女性のための 教育機会の拡大を優先させるべきである。

(以下略)

1 4 . 平和の文化と市民性及び民主主義のため の教育現代の最大の課題の一つは,暴力 の文化を排除すること,及び家庭,地域社 会において,また国中で及び国の聞で,対 話と相互の認識と交渉が暴力に取って代わ るように.正義と寛に基づく平和の文化を 構築することである。

多様性と平等性成入学習は文化的多様 性の豊かさを反映し伝統的な先住民の知 識と学習シスムを尊重しなくてはならない。

(以下略)

1 5 . 健康健康は基本的な人権である。教育 への投資は健康への投資である。生涯学習 は健康促進と疾病予防に著しく貢献するこ とができる。成人教育は健康に関する知識 に適切で公平で、持続可能なアクセスを行う 重要な機会を提供する。

1 6 . 環境的な持続可能性環境的な持続可能 性のための教育は,生態的な問題が社会・

経済的,政治的.文化的背景の中に存在す るということを認識する生涯学習のプロセ スであるべきである。持続可能な未来は,

環境問題と現在の発展のパラダイムの問の

関係を扱うことなしに達成することはでき

(7)

共立女子短期大学看護学科紀要 第

6

( 2 0 1 1)  ない。成人環境教育は,持続される環境行

動に対し地域社会及び政策決定者を敏感に し動員する上で重要な役割を果たすこと ができる。

1 7 . 先住民及び遊牧民の教育と文化先住民 及び遊牧民は固によって提供されるすべて のレベルとすべての形態の教育にアクセス する権利を持つ。(以下略)

1 8 . 経済の変容グローパリゼーション,生 産パターンにおける変化,失業及び生計維 持の困難さの増大は,男性及び女性が労働 市場及び収入獲得活動に参加l できるように するためのより積極的な労働政策,及びそ のために必要な技術を発展させることに対 する投資を増やすことを求めている。

1 9 . 情報へのアクセス新しい情報とコミユ ニケーション技術の発展は,個々人のグル ープか,又ビジネスであってもこの状況に 適応できない場合には,社会的及び職業的 に疎外されるという新しい危険性をもたら している。したがって.将来における成人 教育の役割の一つは.情報社会が人間的側 面を見失わないように,これらの疎外の危 険性を制限することであるべきである。

2 0 . 高齢者現在,世界の人口における高齢 者の比率が従来以上に増えており.その比 率はなお上昇している。これらの高齢者は 社会の発展に大きく貢献している。したが って,高齢者が等しい機関,適切な方法で 学習する機会を持つことは重要である。彼 らの技術と能力は認められるべきであるし 評価され.利用されるべきである。

2 1.サラマンカ宣言に則って.障害を持つ 人々の統合とアクセスが促進されるべきで ある。障害者は彼らの教育ニーズと目標を 認識しそれに応える公平な学留機会に対 する権利をもっ。そこでは特別な学習ニー ズが適切な学習技術によって満たされる。

2 2 . 我々は,青年・成人学習に対する国及び 同際的な投資と,民間及び地域社会のリソ

ースの関与を増加し保障することに極力 緊急に取り組まなければならない。(以下 略)

2 3 . 我々は, r 行 動 計 阿 」 の 実 践 と 国 際 協 調・協力の強化に必要なサービスの提供を 優先するために,国連における教育分野の 主要機関であるユネスコに対して.学習シ ステムの総合された一部分として成人教育 を促進しまたすべてのパートナー.特に 国連システムの中にあるパートナーの支援 を動員する上で.主要な役割を果たすこと を要請する。

2 4 . 我々は,ユネスコが文化的,言語的,性 的及び経済的多様性に敏感であるとともに.

教育プログラムに障害者を適応させる施策 と立法を採用するように加盟国に対して勧 奨するよう求める。

2 5 . 我々は.すべての関係者がそれぞれの責 任を明確にしながら.また相互に補完し 協力し合いながら, r 宣言 J 及び「行動計

画 j の実施を緊密にフォローアップするこ とを厳粛に宣子守する。我々は,生涯学習が 2 1 世紀初頭により重要な実体になることを 保障するように決意する。

2 6 . 我々は.ハンブルクに集い,成人学習の 必要性を確信しすべての男性及び女性が 彼らの生涯を通じた学習の機会を提供され ることを誓うものである。(以下略) 2 . 高齢者の生きがいについて

10)

一般に生きがいとは, r 生きる張り合い」ゃ

「幸せを感じるもの」で「生きる価値や経験を 実現できるものである J と考えられている。藤 原は.生きがし、を①未来に開かれたもの②自我 の中心にせまるもの③価値に関係する欲求であ るもの④使命を含んでいるものに分類した。又.

柴田は,生きがいは高齢者の QOL を考える際 に重要な概念と考え「生きがしミとは,従来の QOL に何か他人のためになる,あるいは社会

;こ i5i:だ、っているという意:ftl~J としている 8) 。

3 . クオリティーオブライフ・インデックス

(8)

lfJJ 愉者の生活に尚年大学の学習が及ぼす 1;:~特

( W .  O .  S p i t z e r ,  1 9 8 0 ) の研究概念を以下に述 べる。概念図(1)を示す(凶 3) 。

1  ) 目的

S p i t z e r   ( 1 9 8 0 ) により作成された,このク オリティーオブライフ・インデックス (QOL インデックス)は,癌その他の慢性疾患による 終末期患者の総合的状態を測定するためのもの である。 QOL インデックスは,治療や姑息 ( 1 9 ケアなどのプログラムを評価する簡単なインス ツルメントにすることを当初意│対したものであ ったが,その後,より広く, 1 涼害者であっても,

健康に生活する人達にも使われるようになって きたと考える。

2  )基礎概念

S p i t z e r インデックスは, クオリティーオブ ライフ"を i J ! l J 定するように作成した最も初則の スケールの一つである。簡単で、定量化されたス ケールを提供することで,新生児アプガースコ アに相当するような,有病率ならびに死亡率を 超えたアウトカムのアセスメントを行うよう拡 娠しようとしたものである。クオリティーオブ ライフのテーマは,当初は,延命が適切で・なく,

従って,治療の第一の目的がクオリティーオブ ライフを維持することである終末期疾患忠者に 適切なものとして考えられた。しかしライフ

サイクルの 1 1 " で,その概念は,広く.高齢者や 健康人にも適応するものであると考えられる

( 図 3 ) 。

S p i t z e r は,クオリティーオブライフに,ポ ジテイブな気分状態,サポート関係,ならびに 身体的,精神的ストレスが存在しないことを含 むいくつかの次元を考えていた。従って,クオ リティーオブライフの測定では.身体機能,社 会機能.情緒機能,疾病に対する姿勢,家族の 関係の適切さなど,医療・福祉・環境を考慮す べきであると考える。

3 ) 説明

QOL インデックスに合めるテーマは.慢性 疾患忠者,その家族,医療専門家,ならびに,

クオリティーオプライフを高めるもしくは低下 させる悶子に関わる人々を調査して意見を求め た結果から経験的に選び出した。症状がないこ と,精神的 I l j J 際 立 経 済 的 非 依 存 性 を 含 む 1 4 の テーマが│司定された。これらのものを測定する 質問を QOL インデックスの原案に組み込んだ。

パイロット試験を行って,最終的なインデック スには,以下に示す 5 つのテーマが選ばれた。

すなわち.活動レベル(職業を含む). 日常生 活における活動,健康に│刻する気分,社会的支 援の質,ならびに心理的展望である。

S p i t z e r の概念図 ( 1 )

絶対的 移行段階 一斗+に病気

ー一一令

死が近い

表面的

→ に は 健 康 十 → 完 壁

C Y   E H   F T  

﹄ 食 R ' L

M

E Y A

・ 官

P L E

に 一 日

I Y   S H   N T   E Y R   T L A   S B E  

O

一 H ↑ 

S N  

N O E  

A I N   R T O  

T

Z

↑ 

N r   F L L  

E E L  

D ‑

N E A R   D E A T I ‑ l  

型 1 3 . 健康状態の純lJ H

S p e c t r u m  o f  h e a l t h  s t a t u s  s t a t e s  

(9)

共立女子短期大学看護学科紀要

6

( 2 0 1 1 )

E 研 究 意 義

全国の年間課程の高齢者大学(生涯学習大 学)に係る調査によれば. 42 道府県の回答は,

①設置しているは. 3 3 府県,②現在設置してい ないが.設置を検討しているは. 0 県.③設置

していない.

また当面は設置の予定もないは. 9 県であっ た

11)

長寿大学および高年福祉大学 ( B ) の場合に比 べて,高年大学 (A)では,介護・福祉・看護・

医療の概念が含まれていない。経験的に両者に おいては QOL に差があると推論できるが.実 証的研究がなされていない。したがって (A)と

( B ) 両者における QOL に関する実証的研究を 実行することで,介護・福祉・看護・医療の意 味を検証することに意議がある。

N. 研究目的

l.高年大学の設置主体・運営主体が. A: 主 管が教育庁生涯学習課である都道府県の直営 形態と. B: 保健福祉部と長寿財団等が運営 主体である委託形態、との設置形態別に高齢者 の QOL の差の分析を行い,生活意識と日常 生活行動に違いがあるか実証分析する

2 . 地域・組織の違いを比較することで,生涯 学習には,医療・福祉を含む概念が,高齢期 の QOL に寄与するかどうかを検討する。

V. 研 究 方 法 1.研究対象

運営主体が. A: 主管が教育庁生涯学習課で ある都道府県の直営形態の高年大学受講者(地 域の高齢化率 21.3%) と. B: 保健福祉部と長 寿財団等が運営主体である委託形態の高年大学 受講者(地域の高齢化率 24.2%) の年齢 60‑70 歳男女 270 名である(男女比は 1 : 1)を対象とし た 。

2 . 調査内容と分析方法

1  )自記式質問紙でデータ収集を行った。調

査 項 目 は 基 本 属 性 と , 質 問 紙 は . S p i t z e r  

( 1 9 8 6 年)が作成した QOL 尺度の 5 つのテ ーである,活動・日常生活の自立能力・健 康状態・他者からの支持・生活の状態の感じ 方である.これらを含む 1 6 項目の設問とした。

回 答 を 分 割 表 分 析 で 検 討 し た 。 地 域 (A:

B) 各変数問の相違は •

X  2 乗テストで有意 差検定を行った。尚 . X 2乗 P 値 が 5% 以下 を有意とした ( x   2 乗値. p値 < 0 . 0 5 。 ) 2) 分析・検討の視点は. 4 点あげた。 QOL

を構成する要素は,個人の精神的な幸福感・

気分(うつ状態なし)・充実感. w e l l ‑ b e i n g  

などであり. (1)高年大学受講者の精神的・

身体的健康に関連した内容とした。高齢者の ための国連原則に挙げられている保護(ケ ア)は,高齢者の社会サービス・医療サービ スへのアクセスや福祉を達成できることであ り . ( 2 ) 医療・福祉・サーピスの利用状況と した。生きがいのある生活において自己達成 のための文化的・娯楽的サービスへのアクセ スも重要で、あり. ( 3 )   1日の生活目標の設計 とした。望ましい高齢者は,自己の心の拡張 があげられ

10)

他者への支援の ( 4 ) ボランテ イア活動状況とした。

3 . 倫理的配慮

受講者 l 名ずつに,研究協力のお願いの文書 を作成して,講義終了後に,教室で依頼をした。

無記名で個人の特定はできず,保護することと 回答は自由であること.調査の目的以外に公に 用いることをしないが今後の高齢者の生活の向 上の為の学術研究に用いる了解を得たいことを 伝えて実施し回収した。

V I . 研究結果 1.結果 ( 1 )について

結果(1)について述べる。以下の表 l に示す。

表 l は . 生 活 意 識 と 行 動 の 検 定 結 果 を 示 す。設問項目の回答は. r はい J r いいえ」で得

た 。 A 地域の A 設置形態と B 地域の B 設置形態

とを比較分析した結果である。 X2 乗検定の結

(10)

高齢者の生活に高年大学の学習が及ぼす;必型車 盆主斗ム

表 1 生活意識・講堂の検定結果

項 目 設置形態

はい いいえ

カイ二乗値 P 値 ボランティア A  7 1   8 0  

7 8   2 2   21.880  < . 0 0 0 1   A  1 1 2   3 2  

目 標

B  8 4   7  8 .   5 0 5   < . 0 0 3 5  

一日計画 A  9 5   7 3  

日 7 2   2 6   7.585  く . 0 0 5 9 A  1 1 4   4 6  

外出回数 日 6 5   5 0   6.387  < . 0 0 3 8  

福祉サービス内容

2 6   1 3 3  

1 0 0   240  9 .   7 8 9   く . 0 0 1 8

果.有意差のみられた項目内容を示すと,ボラ ンテイア,目標.一日計画,外出回数,医療・

福祉サーピスの利用という内容であった。ボ ランテイア j 古動をしていることに「はい」と 答えた人は. 7 8 人と B の方に多かった。検定の 結果 (p=<0.0001) と,有意差があった。同 様に, 目標をもって (P=0.0035) ,一日の計 画 を 立 て ( p

0 . 0 0 5 9 ) , 外 出 回 数 も 多 い ( p

= 0 . 0 0 3 8 ) ,相談相手は,健康・医療・福祉関 係職員を選び,サービスも利用している (p=

0 . 0 0 1 1 ) ,身体を動かすことの趣味をもってい る (P=O.OOll) がみられた。 A地域の A設置 形態の高年大学の受講高齢者よりも, B地域の B 設置形態の受講高齢者の方が QOL が高い結 果を待た。

2. 結果 ( 2 ) について

結 果 ( 2 ) に つ い て 述 べ る 。 次 頁 の ( R e s u l t s  2 . )   T e b l e  2  ( 表 2 ) に示す。(表 2 英 文)は,高齢者の為の大学の歴史と成り立ちで,

二地域 1 1 1 1.即ち, A 地域の A 設置形態と B 地域 の B 設置形態の組織や体制の違い,十能成内容の 相違をフィールド調査で明らかにし記述分類し た結果である。以下に述べる。

1  ) 地 域 ( a r e a ):  A 地 域 ( C o m m u n i t y A)  の内容について述べる。(1)名称 ( n e m e ) は,高年大学であり(高齢者のための大学) と呼ばれている。 ( 2 ) 体制 ( s y s t e m ) は.教

育であり,学 1 m の学究的な一般教養科目を 学習する。 ( 3 ) 組 織 的 機 構 ( o r g a n i z a t i o n ) は,公共の政府である文部科学省から地方自 治体(県)にある教育庁.生涯学習課が担当 している。内容は,複合的な教育全般,文 化,スポーツ.科学と工学技術などについて 深く学習できる。組織的機構としては, 2 0 0 4   年の 4月から,文部科学省の組織改編によ

り,地域謀となって,地域の発展の為のサポ ート事務室となる。対象は中年期以降の人の 為の支援を行う。 ( 4 ) 実施の施設 ( f a c i l i t y ) は,生涯学習センターである。 ( 5 ) 考 え 方 ( p h i l o s o p h y ) は , 個 人 の 成 長 や 発 達 の た め の 生 涯 学 刊 を 強 く 望 ん で い る

o

( 6 ) 目的 ( p u p o s e ) は , リ ー ダ ー と な る 思 考 を 継 続 させることにある。 ( 7 ) ボランテイア活動の 繋がり ( v o l u n t e e r ) は,高年大学を卒業後 に iOOJ 名称のグループで活動出来るよう に,ボランテイアの組織として連結している。

( 8 ) 世 界 に お け る 生 涯 学 習 の 基 本 的 な 動 向 ( B a s i c   t r e n d   o f   l i f e   l o n g   l e a r n i n g  i n   t h e   w o r l d ) は.英仏・ユネスコ国際連合教育科 学文化機構)のハンブルグ宣言である。(現 在,フランスにおいては,中年期以降高年の 人の為の「第 3 世代大学」といわれる教育機 構を持つ)

( 9 ) 日本における生涯学習の基本 的な動向 ( B a s i ct r e n d  o f  l i f e   l o n g  l e a r n i n g   i n   ] a p a n ) は,公共の地方自治体(県)がも っている高年大学であるわ(高齢者が学問を 学ぶことを主目的としている ) 0 (10)QOL は 低い結果を得た。

2 ) 地域 ( a r e a ):  B 地域 ( C o m m u n i t yB ) の 内容について述べる。(1)名称 ( n e m e ) は.

長寿大学(高年福祉大学校)であり(高齢者 の福祉のための学校)と呼ばれている。 ( 2 ) 体制 ( s y s t e m ) は,文化的な教養を身につ けることであり,考えることの学習にプラス して,社会的な高齢者の為の福祉を支援する。

囲内では全同的に「ねんりんピック」の行事

も推進されている。(高齢者のための,特別

(11)

共立女子短期大学看護学科紀要

第 6 号 ( 2 0 1 1 )

Re s u l

( 2 ) E

泊旬'11'

o f U n i v e r s i t y  f o r  t h e  E l d e r l y  

Table.2  ‑ D I 島 r e n c e so f  org

i z a 討 . o nand system b e t

沼 田

n two a r e

邸 一

(D 迂 f e r e n c e so f  f o r m a t i o

n) 

area  CommunityA  CommunityB 

Ko nen D a i g a l r u   Choju Dai g a 1 . ‑ u (Ko

nFukusbi Daigakko) 

(1) 

name 

(Co

l l e g e  f o r  t h e  e l d e r l y )   ( S p e c i a l  s c h o o l  f o r  w e l f a r e )   ( 2 )   system  Educa 討.o n

Le佐官民gc

u l t u r a l  t h i n g s  o r  h o b b i e s  ( f o r  

(A c a d e m i c )   t h e  e l d e r l y )   +  w e l f a r e  ( S o c i a l  Welfare  αmncil  • Nenrinpic 

( S p e c i a l  c u l t

.u‑

a l  and s p o r t  event f o r  t h e   e l d e r l 扮

(3) 

o r g a n i z a t i o n   ( P r e f 忌 c t u r a lgovernment)  ( H e a l t   , h Labor and Welfare  Minis t r y )   L i f e l o n g  

Le

arn 血 g Di吋 s i o

,n

S o c i a l  welfa

c o u n c i l s

Education  Age ncy 

(阻.nis位 yofEdu

t i o

,n

C u l t u r e

, 

( f o u n d a t i o n l C l u b s  f o r  t h e  e l d e r l y   S p o r t s

, 

S

i e n c e

dT e c h n o l o g y )  

+  Foundation o f   So c i a l  Development f o r   From  A p r i l  1

, 

2004  S e n i o r  C i t i z e n s  

SupportO 伍 . c ef o r  Development o f   Re g i o n s  

Support f o r  t h e  e l d e r l y  

(4) 

f a c i l i 勾

F

L i f 忌 l o n g

Le紅

' n i n g Ce n t e r   P u b l i c  halls(commum 首 e s )

Ikii垣

Salon(new 企 i e n d s

h e a l t h  c h e c l r u p s

, 

l e c t u r e s )  

(5) 

p h i l o s o p h y   Philosophy o f L i f e l o n g  

Le

a r 瓜 ng L i f 込 l o n g l e a r n 泊 g +  purpOs

i n l i f e

, 

D e s i r e  f o r  developmental growth  h o b b i e s  

ofin 也 : v : i . d u a l s D e s i r e   f o r   developmental  growth  o f   i n d i v i d u a l s   +  work i

p a r t n e r s b i p with  r e g

lO

ns 

(6) 

purpose  τb t r a i n  l e a d e r s   F r i e ndsbip 

【7)

Volunteer  Volunteer o r g a n i z a t i o n Group o f   No  spe c i . f i c   v o l u n t e e r  o r g a n i z a t i o n s  but  Academia"  i n d i v i d u a l  v o l u n t e e r i n g  

(8) 

B a s i c  trend o f   EU

UNESCO  WHO  l i f e l o n g  l e a r n i n g  i n   亙 叫 U E 7 a t i o n

the world 

Th

e  Third Generation  U n i v e r s i t y  f o r  t h e  E l d e r l y ( F r a n c e )  

(9) 

Basic trend o f   5  p r e f e c t u r e s   have  Konen  42 p r e f e c t u r e s  have Chouju Daig a 1 . ‑ u  (  The  L i f e l o n

喜Le

a r 羽 ngin Daigaku (The e l d e r l y  study about  e l d e r l y  can l e a r n  about c u l t u r a l  t h i n g s

, 

Japan  academic s u b j e c t s )   h o b b i e s  and w e l f a r e )  

(10) 

QOL  +  ↑ 

By Hihara 

(12)

高齢者‑の生活に高年大学の学習が及ぼす影響 な文化教室とスポーツイベントが含まれる)。

( 3 ) 組 織 的 機 構 ( o r g a n i z a t i o n ) は,地方自 治体(県)にある高齢福祉課や社会福祉協議 会であり,地域の老人クラブと連結している。

高齢者の為に社会福祉の形態の中で.発達 出来ることを支援している。 ( 4 ) 実施の施設 ( f a c i l i t y ) は,地区の公共ホールが多い。地 区にある「いきいきサロン」では, (新しい 友人と出会い保健師の健康相談・指導が行わ れている)

( 5 ) 考え方 ( p h i l o s o p h y ) は,生 涯学習に加え,生活における健康的な暮らし 方や仕事の生きがいを学ぶことである。 ( 6 )

目的 ( p u p o s e ) は.友愛である。 ( 7 ) ボラン ティア活動の繋がり ( v o l u n t e e r ) は,高年 大学校とボランテイア活動の機関組織の連結 はないが,個人のボランティア活動を行って いる。 ( 8 ) 世界における生涯学習の基本的な 動向 ( B a s i c t r e n d   o f   l i f e   l o n g   l e a r n i n g  i n   t h e  w o r l d ) は. WHO の理念と「国連の高 齢者五原則 J を実現している。 ( 9 ) 日本にお ける生涯学習の基本的な動向 ( B a s i ct r e n d   o f   l i f e   l o n g   l e a r n i n g  i n   j a p a n ) は. 4 2 の地 方自治体が「長寿大学」を持ち.高齢者の 為の健康福祉と文化学習を目的とする。 ( 1 0 ) QOL は高い結果を得た。

四 . 考 察

今回の研究の目的の 1 つは,高齢者は高齢期 の老化や精神的,身体的機能の衰退と,社会的 役割喪失のために生き方に変化を受け易くなる といわれているが,本研究においては,生涯を 通して発達を遂げているという生涯発達学の視 点から,生活経験を自己の力で役たて,積極的 で前向きな生き方をしていき,老年期の発達課 題について. i 自分の年齢集団の人と卒直な親 しい関係を確立する生き方で.社会の年長者の 一員としての自分の立場をうけいれ,自分の年 齢集団の建設的な参加者となる。

J12)

ハピガー ストの考えに立脚している。そして,心理 l ,社 会的発達からは,高齢期は,人の一生のライ

フサイクルにおける主要な段階と位置ずけられ,

精神学者であり老年学者のパトラーによれば,

「人生回顧の時期 J

13)

といわれる高齢期に,高年 大学を受講し社会参加することで.自立した 生きる姿勢と,そのための自立した生活の維持 をしようとする態度 ( a t t i t u d e s ) や生活意識が 新たに形成されることを

14)

QOL 尺度をもち いて実証することが目的の研究であった。予備 調査からは.高午‑大学の地域差と設置形態の違 いが. QOL に影響があるのではないかという ことから. 2 地域における高年大学の,その違 いを明らかにし生涯学習に医療,看護.福祉 の概念が含まれることが高齢者の QOL に寄与 するかどうかについても総合的に明らかにし

2 つ日の目的とした研究であった。

1.高齢者の援助において重要視される生活 の 質 (QOL) は , そ れ を 構 成 し て い る 要 素を細かく分析することで明らかとなる。

W .  O .  S p i t z e r のクオリティーオブライフイ ンデクス

15)

が定量化されている為にこれを 用いた。同答数量を A 地域と B 地域について 比較分析した。 A 地域に比較して B 地域に QOL に関して有意差がみられた。両地域に ついて考えてみると . A 地域に比較して B 地 域は.地域蜜着型であり.高齢者支援体制が 整っていると考えられる。 A 地域では.施設 は教育センターであり. B 地域は,地区民が 利用しやすい公民館(生き生きサロン)など であった。ここでは,保健・医療・看護・福 祉が一体となって支援されていた。いわいる.

プライマリーヘルスケアが提供されていた為

と考えられる。地域看護学の理論と実際が提

言されている「コミュニテイ アズパートナ

ー J

16)

によれば,アルマ・アタ宣言で議決さ

れたように. i プライマリーケアとは,すべ

ての地域の人々が充分に参加出来.だれもが

享受できる。そして.入手可能な費用で出来

る。また,自立と自己決定を目指す」と述べ

られている。そして,また. i 人々が生活し

たり働いたりしている所にできるだけ近い所

(13)

共立女子短期大学看護学科紀要 第 6 号 ( 2 0 1 1 ) にある」とあり.このような内容で運営され

ていることが. QOL を高くしていると考え る 。

2 . 理 念 は A地域は生涯学習理念であり. B  地域は生きがい.友愛が理念であり.趣味を 持ちながら自己の潜在能力を発揮して,他者 へのボランテイア活動へと活かしており.望 ましい高齢者の生き方をしていて. QOL が 高い生活と考える。

3 . 高齢者の生涯発達については.R.パトラ ーが初めてエイジズムを述べたが 1 7 ) エイジ ズムを無くすか低くするには.教育が重要で あると考える。佐野.槍原等の教育研究

18)

に 於いては.高齢者と交流の場の実習から,エ

イジズムを低くしていた。高齢者も又,高年 大学という社会参加の環境を通じて,お互い のエイジズムを低くし発達の意味を意識出来 ていると考える。老年看護学実習も新カリキ ユラムの改訂により,臨地実習で対象者には 他職種のチームの関りを理解し,保健や福祉 の役割を看護が求められる事を教育する必要 がある。

'IJIII.結論

高齢者の生活環境としての地域(コミュニテ イ)は,保健・医療・福祉の複合体であること が望ましく.看護職の活動の支援はそのシステ ムを活用したものでなければならない。高齢者 が自立した生活を営むための潜在能力を発揮す る為には.生涯学習が有用である。生涯学習に は医療・看護・福祉の概念を含むことが必要で あり,それは,高年期の生活の質 (QOL) に 寄与していることが示された。

l X . 謝 辞

本研究を遂行する為に多くの方々のご協力を 頂ました。 5 県の自治体の関係及び社会福祉協 議会の皆様.何よりも研究の意義にご協力を頂 いた高齢者大学職員と受講生の皆様に深く感謝 致します。

引用・参考文献

1  )厚生省人口問題研究所編: r 高齢者の世帯

状態の将来推計 1 9 9 0 ‑ 2 0 1 0 J . 厚生省人口 問 題 研 究 所 平 成 8 年.

2 ) 檎原登志子: r 女性の単身高齢者の自立に 対する生活規範に関する研究 ‑B 型デイサ

ービスを利用している後期高齢者を事例に して J . 修 士 論 文 平 成 1 0年.

3) 檎原登志子:rB型デイサービスセンター を利用する高齢者の自立に対する生活規 範に関する研究一単身者の事例を中心に してJ . Q u a l i t y  o f  L i f e  J  o u r n a   . l Volume 9 .   Nunmber. 1 .   p  38‑p 6 4 .   2 0 0 8 .   (修士論 文の一部)

4 ) 槍原登志子,福田育代.蒔田佳江: r 島 艇部高齢者の健康と社会参加の関連性‑

QOL の指標を用いた A町老人クラブ加入 者と未加入者の日常生活比較J . Q u a l i t y   o f  L i f e  J o u r n a l .   Volume 9 .   Nunmber. 1 .   p  65‑p 7 9 .   2 0 0 8 .  

5 ) 槍原登志子: r ケアハウス入居高齢者の日 常生活における意識と行動に関する実態調 査一 2 地域の施設形態の差による比較分析 ( 1 ) 一 . Q u a l i t y  o f  L i f e  J o u r n a l .   Volume 9 .   Number  1 .   p  139‑p 1 5 2 .   2 0 0 8 .  

6 ) 日本ユネスコ協会連盟編: r ユネスコで世

界を読む‑21 世紀にひきつぐ国連の良心」

p 7 4 . 古今書院出販. 1 9 9 6 .  

7 ) ユネスコ(国際連合教育科学文化機構): 

「 第 5 回国際成人教育会議一成人教育に 閲 す る ハ ン プ ル グ 宣 言 ( 仮 訳 の 日 本 語 版) J . 文部科学省日本ユネスコ圏内委員会,

1 9 9 7 .  

8 ) 長嶋紀一: r 高齢者にとっての生きがいー 年齢,心身の健康等との関係一 J . 生きが い研究. 1 5 .   p 8 . 長寿社会開発センター 編,中央法規出版,平成2 1 年.

9) McDowell Newell :  rMEASURING 

HEALTHJ.  THE QUALITY OF LIFU 

(14)

高齢者の生活に高年大学の学習が及ぼす影響 INDEX ( W .  O .  S p i t z e r ) .   p  405‑p 4 0 7 .  

O x f o r d .   1 9 9 6 .   1 0 ) 前 掲 8)

1 1 ) 山梨県教育庁社会教育課編: I 年間課程の 高齢者大学校(生 i 医学習大学校)並びに高 齢 者 大 学 校 大 学 院 に 係 る 調 査 結 果 集 計 資 料 J (全国 4 7 都道府県調査) p  l‑p 1 7   1 2 )   R'  J ハ ピ ガ ー ス ト : I ハ ピ ガ ー ス ト の

発 達 課 題 と 教 育 」 生 涯 発 達 と 人 間 形 成 DEVLOPMENTAL T  ASKS AND  EDUCA  TION (Thid e d i t i o n )   p  159‑

p  1 7 2 . 川島書庖. 1 9 9 7 .  

1 3 )   R o b e r t  N .  B u t l e r .  M. D :  IWhy S u r v i v e   ?  B e i n g  O l d  i n   A m e r i c a . 老後はなぜ悲劇な のか?ーアメリカの老人たちの生活一」

p 2 0 . メジカルフレンド社. 1 9 9 1 .  

1 4 ) 前 掲 1 0 )p  473‑p 4 8 4 .   1 9 9 1 .  

1 5 )   W. O .  S p i t z e r  :  1ST  A  TE OF SCIENCE: 

QOLITY OF LIFE AND FUNCTIONAL  ST  A  TUS AS T  ARGET V  ARIABLES  FOR RESERCHJ.  p  465‑p 4 7 1 .   1 9 8 6 .   1 6 ) エリザベス T . アンダーソン,ジュデスマ

クファーレン編集.金川克子,早川和生.

監訳: I コ ミ ュ ニ テ イ ア ズ パ ー ト ナ ー J .

THIRD EDITION.  p  9‑p 1 0 . 医学書院.

2 0 0 2 .   1 7 ) 前 掲 1 3 )

1 8 ) 佐野望,槍原登志子.赤枝寛子: I 看 護 学

生の高齢者の知識の理解と看護の学びによ

るエイジズムの関連一高齢者看護学実智 I

の学習効果 ‑ J . 共立女子短期大学看護学

科 紀 要 第 5 号. p  7‑p 1 5 .   2 0 1 0 .  

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