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1  光インターコネクションの超高密度実装技術を開発

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科 学 技 術 動 向 2006 年 10 月号

4 Science & Technology Trends October 2006 5

  情報通信分野 

TOPICS Information & Communication

 2006 年 9 月 15 日、日本電気譁は、次世代スーパーコンピュータを構成する LSI のチップ間光イン ターコネクションの実現に向け、約 1,000 信号の光伝送を可能にする光モジュールの超高密度実装技術 の開発に成功したと発表した。LSI 自体の処理速度が高速化する反面、チップ間のデータ伝送速度が追い つかず、性能向上のボトルネックになりつつあった。今回開発した技術は、ガラスセラミックの光モジュ ール基板の側面に、高密度に微小電極を形成し、光素子をその電極に直接実装しようとするものである。

光モジュールをプリント基板上に搭載することで、約 10cm 角の基板上で約 1,000 信号の光/電気変 換が実現する見通しである。次世代スーパーコンピュータへの適用を目指し、平成 17 年度〜 19 年度 の開発計画において、信号あたり 20Gbps 超の速度で、合計 20Tbps 程度のチップ間光インターコネ クション技術の研究開発を進めていく予定である。

トピックス 1

 光インターコネクションの超高密度実装技術を開発

 2006 年9月 15 日、日本電気譁 (以下、NEC)は、

次世代スーパーコンピュータを構成する LSI のチ ップ間光インターコネクションの実現に向け、約 1,000 信号の光伝送を可能にする光モジュールの超 高密度実装技術の開発に成功したと発表した。次 世代スーパーコンピュータ向けの要素技術開発に ついては、今年3月に発表した 25Gbps 動作の面発 光レーザの開発に続く成果となる。

 次世代スーパーコンピュータ開発およびその利 用は、第3期科学技術基本計画においても国が集 中的に投資して推進する「国家基幹技術」のひと つに位置づけられている

1)

。次世代スーパーコン ピュータを開発する上で、LSI 自体の処理速度は高 速化する反面、チップ間のデータ伝送速度が追い つかず、性能向上のボトルネックになりつつある。

従来の電気伝送では高速化の限界があり、光伝送 が検討されてきた

2)

。次世代スーパーコンピュー タの実現には、20Gbps 超の速度で動作する LSI 性 能に加え、1つの LSI に対して約 1,000 信号の光/

電気変換を可能にする光モジュールが必要とされ ている。

 今回開発した技術は、ガラスセラミックの光モ ジュール基板の側面に、微小電極を 125μm 間隔で 形成し、光素子をその電極に直接実装を可能にす るものである。セラミック基盤の側面に、これほ どの高密度かつ直接実装は世界初となる。この技 術により、4.5mm 角の光モジュールの基板上に 12 信号分の素子を搭載できる。今回、送信・受信用 の光モジュール4個(48 信号)を LSI チップと同 一プリント基板上に搭載し、LSI チップ間において 信号あたり 10Gbps の光伝送に成功した。今後さら に光モジュールをプリント基板上に搭載すること で、約 10cm 角の基板上で約 1,000 信号の光/電気 変換が実現する見通しである。

 NEC では、平成 17 年度〜 19 年度までの文部科 学省の「超高速コンピュータ用光インターコネク ションの研究開発」という研究課題において、信 号あたり 20Gbps 以上で動作する光素子と、チップ 間の高速・高密度配線技術の研究に取組んできた。

今後、これらの研究成果を統合し、次世代スーパ ーコンピュータへの適用を目指して、信号あたり 20Gbps 超の速度で、合計 20Tbps 程度のチップ間 光インターコネクション技術の研究開発を進めて いく予定である。

参考 1) 内閣府: http://www8.cao.go.jp/cstp/kihon       keikaku/honbun.pdf

  2) 科学技術動向 No58, 2006 年 1 月

日本電気譁プレスリリース:http://www.nec.co.jp/press/ja/0609/

1501.html より

参照

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