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エクソーム解析を用いた脳動脈瘤患者の遺伝学的研究

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Academic year: 2021

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68 高山赤十字病院紀要(第39号)

エクソーム解析を用いた脳動脈瘤患者の遺伝学的研究

竹中 勝信、加藤 雅康、野中 裕康

高山赤十字病院 脳神経外科

抄  録:

【目的】くも膜下出血による突然死の原因となる破裂脳動脈瘤(IA)の遺伝的素因(感受性遺 伝子)の同定は、疾患予防に向けた先制医療の構築につながる。本研究では、IA感受性遺伝子 の同定を目的とする。

【方法】家族性IA家系を12家系(患者数/家系 ≥ 3, 総患者数42名)用いてExomeシーケンス解 析を行った。多様なフィルタリング戦略のもと候補変異体を選択した。追加IA家系24家系の発 端者と孤発性IA患者426名を用いて候補変異体のReplicate association studyを行った。

【結果】Exomeシーケンス解析より得られた78候補変異体から、Angiogenesisに関連するオン トロジー、既知の疾患遺伝子や家族共有性を考慮して9遺伝子(GPR63、ADAMST15、MLL2、

IL10RA、PAFAH2、THBD、IL11RA、FILIP1LとZNF222)由来の10変異体を選択した。

Replicate association studyにより、ADAMTS15遺伝子のp.E133Qのみ家族性IA患者で凝集さ れることが判明した(オッズ比 5.96)。ADAMTS15は抗血管形成活性を持つことが示唆され た。

【結論】ADAMTS15は、IA候補遺伝子である。

参照

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