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中国の大学における留学生受け入れの実態に関する研究 [ PDF

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Academic year: 2021

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(1)*+,-./0123.45167,89/:;2<=> ?@ABCDE%FBGHI*JKLM? NOPOQR3.4S5167STUS@ABCDS%FBGH VWE@AXYZ[\] ^> !>> > > > > > > >>. が進んでいるのか、受け入れの主要な機関であるいくつ. !" #$%&'( 序 章. かの大学を事例として検討し、受け入れる側の準備状況. 第1章 先行研究の検討と分析. を見ること;②中国における外国人留学生の社会的適. 第2章 中国の留学生受け入れ政策の変遷. 応・文化的理解に関するアンケート調査結果に基づいて、. 第3章 中国における外国人留学生受け入れの現状. 現在、中国にいる外国人留学生の意識を浮き彫りにする. 第4章. 留学生受け入れ状況の事例研究―三つの大. こと;③彼らが捉えている問題点を描写することで、中. 学の事例. 国への留学生における異文化理解を促進していくための. 第5章 中国における外国人留学生の社会的適応・文 化的理解に関する調査. 今日的あるいは将来的な対策をも提示することを明らか にすることである。. 終 章. 本研究は、通常の文献研究にくわえ、アンケート調査、 インタビュー調査の方法を用いている。2003 年8∼9月 には、北京、長春へ行き、北京語言大学、吉林大学、東 北師範大学の在籍している留学生の 300 余人にアンケー. )"論文要旨 留学とは、国境を越えて外国の教育機関で学ぶことで. ト調査を行った、そして、アンケート調査をもとに、在. あり、個人の教育過程に関わる現象であるが、同時に、. 籍している留学生の8人を対象にして、インタビューを. この留学生を伝達者として、一国の文化が他国に伝播さ. 行った。. 1). れるという文化現象でもある 。留学交流を通して、世. 第1章においては、留学研究と留学生の社会的適応・. 界諸国の相互理解を促進し、友好関係を築いていくとい. 文化的理解に関する先行研究を検討し、それを基に、本. う留学生交流の果たす役割は今日ますます期待されてい. 研究の分析の枠組みを設定した。これまでの社会的適. る。新中国成立以降、外交政策の一環として、中国政府. 応・文化理解の研究の多くは、適応をミクロな個人内の. は積極的に外国へ留学生を派遣した。20 世紀末に中国は. 問題として扱ってきたのだ、ということである。しかし. 世界で最大の留学生送り出し国になる。他方で、外国人. 実は、当該社会に適応するかどうか、文化を理解するか. 留学生の受け入れも積極的に展開した。特に、90 年代、. どうかなどについては、そうしたミクロな問題に加え、. 鄧小平の南方視察講話以降に、留学生受け入れの人数が. 受け入れ側の社会的な問題をも含めた上で考えていく必. 急速に増加した。1950 年から 2002 年まで、中国が受け. 要がある。このように留学生の社会的適応と文化的理解. 入れた外国人留学生総数は約 44 万人に達している。 2002. の問題は留学生の個人の内的な側面からだけでなく、受. 2). 年中国に在籍した留学生数は 85,829 人である 。東アジ. け入れ側の社会制度、政策、社会状況、文化伝統、教育. アにおいて、日本に次ぐ第二位の留学生受け入れ国にな. 状況などは留学生に様々な影響を与える。筆者は中国に. っている。. おける留学生の受け入れの実態を考察するために、中国. 中国に留学する人々が増加することに従って、中国に. における留学生の社会的適応と文化的理解を課題として. 留学した留学生は中国人、中国社会とのトラブルを多く. 研究した。本研究の分析の枠組みは、三つの側面に分け. 生じさせている。留学生として、留学が成功するかどう. られる。即ち、受け入れ側(中国の留学生受け入れ政策、. かは、留学先の社会に適応し、文化を理解するかという. 現状、社会状況及び中国の大学における留学生教育の状. 異文化理解スキルとの関係が深いと思われる。. 況)、留学生側の具体的な問題(留学生の国籍、性別など. そこで本研究の目的は、①中国でどこまで受け入れ策. の基本的な属性、留学生の文化背景、能力など)、留学生.

(2) が異文化接触するために発生する問題(生活の問題、 学習. 策を制定した。この政策によって国家は留学希望者の採. の問題、中国人、地域住民の交流、トラブル、相互の文. 用権を大学に委譲して、大学の自主権を拡大させたので. 化理解など)の三つの側面から分析した。. ある。この時期、受け入れた留学生は主に資本主義諸国. 第2章においては、新中国成立初期、「改革開放」後、 3). からの者であり、私費留学生が主体になっている。この. 90 年代以後 という三つの歴史段階の外国人留学生受け. 三つの時期をまとめていくと、①中国の留学生受け入れ. 入れ政策の変遷を考察した。第一期では新中国の成立初. は送り出し国の主体が社会主義国から資本主義国へ、②. 期から「改革開放」政策が実施されるまでの 28 年間にお. 留学の種別は当初の政府奨学金留学生から私費留学生. いて、中国における外国人留学生受け入れ政策の主な特. へ、③留学生の人数はごく少人数から 8 万人以上にまで. 質は国際主義の義務を果たし、友好国のために人材を養. 発展した。いわば“留学の裾野”が広がった過程であっ. 成することであった。1950 年秋、中国は東欧社会主義国. たといえる。つまり、本研究のテーマである「中国の大. からの留学生 33 人を受け入れた。周首相は「学習を厳格. 学における外国人留学生の社会的適応、文化的理解に関. に要求し、熱心に手伝うこと;政治に積極的に影響を与. する研究」は第二の時期に芽生え、第三の時期に問題化. え、押しつけないこと;生活へ適切に配慮し、厳粛に管. した、つまり留学の裾野がひろがるにつれて深まってき. 理すること。」という方針を制定した。これは現代中国に. た問題であるといえよう。. おける留学生政策の起点である。この時期に、中国は留. 第3章においては、2000 年に入ってから、中国におけ. 学生を受け入れ、中国の各大学は国家の任務を引き受け. る留学生受け入れの状況を考察した。2000 年以後、来華. るような形で留学生を受け入れた。50 年代後期から 60. 留学生の人数も著しく増加し、 専攻も多様になってきた。. 年代にかけては「入超」現象が見られるのである。その. 2000 年∼2002 年は、 留学生受け入れの発展が今まで最も. ため、教育部が、『外国留学生工作における試行条例』. 急速で、新しい特色を形成した 3 年間である。2002 年、. と『外国人実習生工作における試行条例』を公布した。. 中国における各種留学生の総数は 175 カ国からの 85,829. 1966 年に文化大革命が始まると、中国にいた外国人留学. 人である。この章では、留学生の人数、留学生の出身地、. 生は大学機能の停止のために帰国を余儀なくされ、外国. 留学の目的、留学生の専攻、留学生の奨学金状況などの. にいた中国人留学生も文化大革命に参加するため帰国し. 側面から中国の留学生受け入れの四つの新しい発展趨勢. た。1971 年の国連総会における中国の招請を皮切りに、. を明らかにした。即ち、①留学生の人数は急速に増加し. 中国は徐々に国際舞台への再登場を果たしていった。72. ている。2000 年の 5 万人あまりから 2002 年の 8 万人余. 年 10 月、国務院が北京語言学院の再開を許可し、学校の. りまで増加し、毎年約 10000 人のスピードで増え、留学. 主な目的は「外国人留学生の中国語予備教育を担当する. 生を受け入れる大学も 395 校まで増加した。②私費留学. こと」である。. 生の比率がだんだん高まっていることである。③留学生. 第二期である改革開放以後、留学生の受け入れは社会. の出身地が多様化し、2000 年の 160 カ国から 175 カ国ま. 主義友好国だけでなく、西側諸国も加わり、送り出し国. で増加した。④学歴をつけるための教育を受ける留学生. に変化が見られる。しかも私費留学生の受け入れも始ま. が多くなり、専門領域も拡大してきている。過去の単一. った。1989 年には国家教育部は留学生を受け入れる大学. の中国語、漢方医を勉強することから、理科、工学、経. の審査権を各省、市、自治区の教育部門に委譲した。留. 済、法律、管理、体育、農学、社会科学などの専門へと. 学生の募集定員枠は従来の国家計画によって決定される. 拡大している。. ことから、各大学に自主的に決定することへ移行した。. また、中国の大学は中国語研修生から博士課程までの. この時期の留学生受け入れ理念は外国人留学生受け入れ. 多様な段階の留学生を受け入れて、留学生の特徴によっ. が友好国のための人材養成だけでなく、中国人民と世界. てカリキュラムを設置している。 留学生の研究のために、. 各国の人々との友情と相互理解を促進するためであっ. 良い環境と研究助成を提供することに努めている。その. た。. ため、中国は人気の留学先となり、留学生受け入れ数が. 第三期では、90 年代に入ってから、中国政府は「改革. 飛躍的に増加していると考えられる。留学生受け入れの. を深化し、管理を改善し、質を保証し、積極的に発展す. 現状を見てみると、 多くの各種留学生の受け入れに伴い、. る」という方針を提出した。1992 年、国家教育部が「『国. 留学生のためのカリキュラム、中国の伝統文化の研修コ. 家教育委員会直属の高等教育機関の改革を深化し、学校. ースなどが設置され、今後も拡充方向にあるといえる。. 運営の自主権を拡大することに関する若干の意見』の通. しかし、現在、中国の大学は留学生の社会的適応、文化. 知」の中で、 留学生の募集方法の改革について新しい改善. 的理解に対して具体的な対応策を欠ける。無論、各段階.

(3) における課程設置やカリキュラムは留学生の中国への社. に対する教育はより中国語教育を重視するところに一番. 会的適応・文化的理解に、ある程度までは寄与している. の特色がある。東北師範大学は文化的な側面の学習を思. が、 それだけではまだ不十分であると筆者は考えている。. い切って捨象し、 「中国語」に特化したうえで、さらにそ. やはり留学生自身が中国の社会にどの程度適応している. の中国語学習のコースを細分化し、特色付けようとして. のか、あるいは社会適応に関してどのような考えを持っ. いるのである。次に共通性であるが、各大学はそれぞれ. ているのか、中国の文化をどの程度理解しているのかに. に「得意分野」を持ち、大学のもつ歴史、独特の機構、. ついてはまだ不明なままである。. 方法で人材を輩出しようとしている。すなわち個性的な. 第 4 章においては、中国の大学における留学生の受け 入れ、留学生教育の状況及び特色を考察した。具体的に. 側面を全面に打ち出し、得意分野を活かした留学生集め を展開している。. 留学生教育の状況と留学生の社会的適応・文化的理解の. 第 5 章においては、2003 年 8 月から 9 月にかけて、中. 実態を明らかにするために、北京語言大学、吉林大学、. 国の北京語言大学 71 人、吉林大学 121 人、東北師範大学. 東北師範大学という三つの代表的な大学を事例としてこ. 103 人の長期留学生を対象としてアンケート調査した。. の章で挙げることにする。北京語言大学は中国で一番早. この調査によって、現在、中国に留学している外国人留. い時期に留学生を受け入れた大学で、数十年の留学生受. 学生の社会的適応及び文化理解などについての具体的な. け入れの歴史と経験があり、留学生の専門教育機関であ. 状況を明らかになった。その結果は回答者の半数以上は. り、中国における留学生教育では大変権威ある大学であ. 「20∼25 歳」の留学生で、全体のうち約 7 割の留学生はア. る。そうした歴史やノウハウの蓄積もあり現在、中国に. ジア諸国からである、その中、韓国、日本からの留学生. おいて受け入れた留学生の人数が一番多い大学である。. は半数以上を占めている。留学生の社会的適応に関して. 北京語言大学は明確な教育目標を確立し、従来の中国語. 総合に考察すると、大部分の留学生は中国の社会にある. だけの留学生養成モデルを改革して、多角度、多側面か. 程度まで適応するが、様々な問題が存在している。多く. ら留学生を育成する、留学生の多様な段階に対応して教. の留学生は中国語研修生で、 中国語で自由に交流できず、. 科書を編纂した。しかも、留学生のカリキュラムは留学. 日常生活、学習、交流において、大きな障害になり、中. 生の関心に基づいて設置し、中国文化の伝播及び中国と. 国社会に適応できない最大の要因になっている。従来は. 外国の文化の交流に寄与すると考える。特に北京語言大. 留学生の適応問題というと、言葉の問題以外は一般に生. 学は漢語学院と漢語短期速成学院を設立し、違う目的の. 活習慣や、食べ物を含む暮らしの違いから起こる問題だ. 留学生を育成する。さらに、漢語短期速成学院は短期の. けに関心が集中していたといえる。今回は留学生の修学. 留学生のために速く中国語レベルを高め、中国社会、文. の問題にも注目した。修学上の悩みについて、留学生は. 化を理解することで総合的な中国理解のよい機会を提供. 主に「中国語や英語がよく分からない」、 「先生とのコミュ. していると考える。. ニケーションがうまくできない」、「先生の指導方法が合. 吉林大学は中国国家教育部に直属している最も規模. わない」が挙がった。 およそ4割の留学生は中国の教育方. の大きい総合大学である。吉林大学は専門的な留学生養. 法に適応しておらず、教授の指導方法、カリキュラム及. 成のための機関である国際交流学院をもつ。そこで専門. び勉強の内容に対する不満があった。これは、中国の留. 的に留学生の教育を行っている。国際交流学院は異なる. 学生教育、大学の国際化のみならず重要な課題になると. 段階の留学生の具体的な状況によって、異なる育成目標. 思われる。また、多くの留学生は地域住民との交流機会. と特色あるカリキュラムを設置した。 吉林大学の特色は、. を増すために、民間のアパートに住んでいて、中国人と. 中国語長期研修、短期研修、国際貿易、経済、歴史など. 積極的に交流し、学校、地域によって組織された様々な. の多くのコースを設置し、留学生がそれぞれにもってい. 活動に参加し、中国社会に触れる。以上から、多くの留. る目的やニーズに応じて、組織として柔軟に対応できる. 学生が学内・地域の国際交流活動に対する意識がかなり. 機構を確立しているところである。 整った機構として「そ. 高まっていると考えられ、積極的な姿勢では、中国の社. れぞれの人に、 適切な教育を施す」ように機能させている. 会に適応することが見える。しかしながら、生活適応上. というのは、留学生に対して適応を促すのではなく、教. において、留学生は主に「友人・相談相手がいない」、「ホ. 育機関の側が柔軟に対応するという、ある意味で最も優. ームシック」を挙げた。 その原因は事例としての三つの大. れた留学生対応なのかもしれない。. 学では、留学生のためのサポート機関、生活支援制度に. 東北師範大学も吉林大学同様、国家教育部に直属する 大学であり、中国の重点教育大学の一つである。留学生. 欠けるので、多くの留学生が相談の所はない、ホームシ ックなどを感じている。.

(4) 次に「留学生は中国の文化を理解しているのか」とい. イルの調査を通じて、多くの留学生は「教官の指導方法. う、筆者のもう一つ考察したい問題がある。本調査の一. と合わない」「授業の内容はわからない」という授業内. つの特色として、 留学生は中国文化への理解だけでなく、. 容、指導方法の問題を提出した。留学生の最大の関心と. 中国人による留学生の母国文化への理解も考察した。中. しての教育問題の研究はこれから中国の留学生研究の一. 国人は日本、韓国、アメリカなどの国の文化を分かる人. つの重要な課題であると考えられる。第二に、留学生受. が多い、他の国(例えばミャンマー、ラオスなど)を分か. け入れ人数の増加に従って、中国の大学に留学生受け入. る人が相対的に少ない、特にイスラム教を信仰する国家. れ機関が設置され、この機関は主に留学生の受け入れ、. の文化を理解する人が少ない。しかも、イスラム教の宗. 中国語教育及びある専攻教育、生活の管理、サポートを. 教的習慣の中に食物禁忌があるが、多くの中国人学生が. 従事する。そのため、留学生受け入れ機関に対する研究. 知らないで、留学生と中国人のトラブルを招いた。多く. は大学国際化の一つの重要な課題であり、中国及び世界. の留学生は中国を留学するのは、中国の伝統文化に大き. 諸国の留学生教育機関の留学生研究に何らかの示唆を与. な関心があるからであり、積極的に、中国の伝統文化を. えることができるのではないかと考える。. 勉強する。各大学は留学生の関心によって各種の文化研 修コースを開設し、 留学生の伝統文化の学習に寄与する。 調査の結果はおよそ 8 割の留学生は中国の伝統、古代文. _"`. 化、行事などを理解するとわかった。しかし、文化と言. 1) 小林哲也、1991、「世界の留学―総論」 権藤与志夫編. えば、中国の伝統文化だけでなく、社会文化、人間文化. 『世界の留学』 、東信堂、p.3. も指す。中国人とのトラブルからみて、多くの留学生は. 2) 中国教育部編、2003、 『2002 年全国来華留学生統計摘. 中国の生活習慣、人間関係、交流の方式などについて、. 要 』中 国国家 留学 基金管 理委 員会ホ ーム ページ. うまく理解できない状況が存在すると考えられる。つま. http//www.csc.edu.cn. り、多くの留学生は中国の社会文化、人間文化にあまり 理解できない。それは、この三か所の大学では授業科目. 3) 教育部、1999、 『国力強、来華留学生就多―来華外国 留学生 50 年綜述』神州華人. や交流活動などで、 主に伝統文化の教育を強調するので、 多くの留学生は伝統文化を理解するが、社会文化教育を 言及するのが少なくて、 多くの留学生は中国の社会文化、. a"bcde%f. 人間文化に対して何も知らず、理解できてない現象も現. ・ 江淵一公、1997、 『大学国際化の研究』 、玉川大学出. われた。 終章においては、本研究による成果をまとめ、今後の 課題を述べる。本研究の成果は中国の社会背景だけでな く、中国における留学生受け入れの理念、政策、方針及 び現状が反映して出された。現在、中国は留学生に対す る教育が中国語教育だけでなく、修士、博士の養成を重 視し、また外国人留学生の関心によって各種の研修コー. 版部 ・ 江淵一公編、1997、 『異文化間教育研究入門』 玉川 大学出版部 ・ 権藤与志夫編、1991、 『世界の留学―現状と課題―』 東信堂 ・ 阿部洋、1990、『中国の近代教育と明治日本』福村 出版. スを開設している。ある大学では、留学生のために英語. ・ 田代陽子、1996、 『住んでみてわかる中国 : 留学生. 科目を設置している。中国の留学生教育は多様化・個性. が見た中国の今住んでみてわかる中国 : 留学生が. 化の方向へ発展していき、世界の主要な留学生受け入れ. 見た中国の今』 、南雲堂. 国のレベルに近づいていっていることを明らかにした。. ・ 韓延明、1999、 『大学教育現代化』 、山東教育出版社. 北京語言大学、吉林大学、東北師範大学三つの大学に在. ・ 教育部教育交流と合作司、2001、『来華留学工作簡. 籍する留学生に中国においての社会的適応・文化的理解. 介』 教育部ホームページ http//www.moe.edu.cn。. の状況を調査することを通じて、多くの留学生は積極的. ・ 馮増俊、唐兆良編、2002、 『WTOと中国の教育』 、. に中国の社会に触れ、中国の社会に適応できることが分 かった。全体のうち約 8 割の留学生は中国の伝統文化に 対して理解しようとしているが、大部分の留学生は中国 の社会文化、人間文化に理解できてないことを明らかに した。今後の課題として、第一に、留学生への学習スタ. 中山大学出版社.

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