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自分で行う災害への備え 大雨や台風によって起こる災害 大陸と大洋にはさまれた我が国では 季節の変わり目には梅雨前線 や秋雨前線が停滞してしばしば大雨を降らせます 台風や前線に伴っ 台風や大雨は 毎年大きな災害をもたらします 警報などの た低気圧が日本付近を通過するときも広い範囲に大雨を降らせること

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2028165_パンフレット「大雨や台風に備えて」2016_倉知 AI16 on IND8<H1>

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校   2028165_パンフレット「大雨や台風に備えて」2016_倉知 AI16 on IND8<H4>

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校   平成26年8月豪雨による土砂災害 広島県広島市

平成28年3月

〒100-8122 東京都千代田区大手町1丁目3番4号 電話:(03)3212-8341(代表) FAX:(03)6689-2917(耳の不自由な方向け) ホームページ:http://www.jma.go.jp/ このリーフレットは、印刷用の紙へリサクルできます。 平成28年3月 ●気象庁ホームページ  http://www.jma.go.jp/  警報・注意報、台風情報、解析雨量など、気象庁が発表している  防災気象情報は、気象庁ホームページで御覧になれます。 ●国土交通省防災情報提供センターの携帯電話用サイト  警報・注意報、気象情報、河川情報、降水ナウキャスト等を掲載して  います。携帯電話(フィーチャーフォン)での閲覧に適しています。  http://www.mlit.go.jp/saigai/bosaijoho/i-index.html ●気象会社の情報提供サービス  気象会社の中には、防災情報のウェブサイトを開設したり、電子メールに  よる防災気象情報の配信サービス等を行っているところがあります。  サービス一覧:http://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/keitai.html ●都道府県や市町村の情報提供サービス  自治体の中には、住民向けの防災ウェブサイトを開設したり、電子メール  による防災気象情報の配信サービス等を行っているところがあります。  サービス一覧:http://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/jichitai.html ●テレビ・ラジオ  ニュースや天気予報番組で気象の見通しや警報・注意報の発表状況が  放送されています(テレビのデータ放送では常時放送)。 ●緊急速報メール  気象等に関する特別警報を、携帯電話事業者を介して、携帯電話ユーザーに  緊急速報メールで配信しています。

防災気象情報の主な入手方法

 気象庁は、発表した防災気象情報を自治体や防災機関に直ちに伝達すると同時に、

テレビやラジオ、インターネット等を通じて広く国民にお知らせしています。

 近年の情報通信技術の発展により、携帯電話やスマートフォン、パソコン等を用い

て一人ひとりが必要な防災気象情報を手軽に入手できる環境が整ってきています。

2028165_パンフレット「大雨や台風に備えて」2016_倉知 AI16 on IND8<H4>

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校   平成28年3月 平成26年8月豪雨による土砂災害 広島県広島市

平成28年3月

〒100-8122 東京都千代田区大手町1丁目3番4号 電話:(03)3212-8341(代表) FAX:(03)6689-2917(耳の不自由な方向け) ホームページ:http://www.jma.go.jp/ ●気象庁ホームページ  http://www.jma.go.jp/  警報・注意報、台風情報、解析雨量など、気象庁が発表している  防災気象情報は、気象庁ホームページで御覧になれます。 ●国土交通省防災情報提供センターの携帯電話用サイト  警報・注意報、気象情報、河川情報、降水ナウキャスト等を掲載して  います。携帯電話(フィーチャーフォン)での閲覧に適しています。  http://www.mlit.go.jp/saigai/bosaijoho/i-index.html ●気象会社の情報提供サービス  気象会社の中には、防災情報のウェブサイトを開設したり、電子メールに  よる防災気象情報の配信サービス等を行っているところがあります。  サービス一覧:http://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/keitai.html ●都道府県や市町村の情報提供サービス  自治体の中には、住民向けの防災ウェブサイトを開設したり、電子メール  による防災気象情報の配信サービス等を行っているところがあります。  サービス一覧:http://www.jma.go.jp/jma/kishou/info/jichitai.html ●テレビ・ラジオ  ニュースや天気予報番組で気象の見通しや警報・注意報の発表状況が  放送されています(テレビのデータ放送では常時放送)。 ●緊急速報メール  気象等に関する特別警報を、携帯電話事業者を介して、携帯電話ユーザーに  緊急速報メールで配信しています。

防災気象情報の主な入手方法

 気象庁は、発表した防災気象情報を自治体や防災機関に直ちに伝達すると同時に、

テレビやラジオ、インターネット等を通じて広く国民にお知らせしています。

 近年の情報通信技術の発展により、携帯電話やスマートフォン、パソコン等を用い

て一人ひとりが必要な防災気象情報を手軽に入手できる環境が整ってきています。

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特別警報・警報・注意報

大雨や台風によって起こる災害

大雨による災害

 土砂災害は、すさまじい破壊力をもつ土砂が、一瞬にして多くの人命や住宅などの財産を奪ってしまう恐ろしい 災害です。  山腹や川底の石や土砂が集中豪雨などによって一気に下流へと押し流される現象を土石流といいます。また、山 の斜面や自然の急傾斜の崖、人工的な造成による斜面が突然崩れ落ちることを崖崩れといいます。 土砂災害の例   平成26年8月19日から20日 広島県広島市  7月31日から8月11日にかけて、台風第12号及び台風第11号が相次いで日本列島に接近し、8月5日から26日にかけ て、前線が日本付近に停滞するなど、日本付近への暖かく非常に湿った空気の流れ込みが継続したため、全国各地 で連日大雨となりました(平成26年8月豪雨)。広島県広島市では8月19日夜から20日朝にかけての豪雨により土石 流等が発生し、死者74名の人的被害が生じる*など大きな被害となりました。 *内閣府 平成26年に発生した主な土砂災害

◆土砂災害

 低気圧や台風、前線などによって積乱雲が同じ場所 で次々と発生・発達を繰り返し、数時間で100mmか ら数百mmという大量の雨を狭い範囲に降らせること があります。このような雨を「集中豪雨」といいます。  上のグラフと図は、広島県広島市で発生した集中豪 雨における雨量の推移と分布を示したものです。平成 26年8月19日の夜から20日の朝にかけて、広島県広島 市安佐北区三入(ミイリ)では、最大1時間降水量が 101.0mm、最大3時間降水量が217.5mm、前日からの 最大24時間降水量が257.0mmとなり、いずれも観測史 上1位の値を更新する大雨となりました。 広島県広島市三入(ミイリ)の雨の状況 (平成26年8月19日12時~ 20日12時) (8月20日00時~ 8月20日05時)雨量分布図 平成27年9月関東・東北地方豪雨における鬼怒川堤防決壊 提供:国土交通省関東地方整備局 土石流等により破壊された家屋(広島県広島市)

  大 陸 と 大 洋 に は さ ま れ た 我 が 国 で は 、 季 節 の 変 わ り 目 に は 梅 雨 前 線

や 秋 雨 前 線 が 停 滞 し て し ば し ば 大 雨 を 降 ら せ ま す 。 台 風 や 前 線 に 伴 っ

た 低 気 圧 が 日 本 付 近 を 通 過 す る と き も 広 い 範 囲 に 大 雨 を 降 ら せ る こ と

が 有 り ま す 。 毎 年 、 こ う し た 大 雨 に よ っ て 河 川 の 氾 濫 や 土 砂 災 害 が 発

生 し て い ま す 。 ま た 、 暴 風 、 高 波 、 高 潮 な ど に よ っ て も 災 害 が 発 生 し

て い ま す 。

  気 象 庁 は 、 こ の よ う な 気 象 災 害 を 防 止 ・ 軽 減 す る た め に 警 報 や メ ッ

シ ュ 情 報 な ど の 防 災 気 象 情 報 を 発 表 し 、 注 意 や 警 戒 を 呼 び か け て い ま

す 。 災 害 か ら 身 を 守 る た め に は 、 自 分 の 身 の ま わ り に ど の よ う な 危 険

( 土 砂 災 害 ・ 浸 水 害 等 ) が あ る の か 事 前 に 確 認 し 、 こ れ ら の 防 災 気 象

情 報 を 有 効 に 活 用 す る こ と が 重 要 で す 。

  こ の パ ン フ レ ッ ト は 、 大 雨 や 台 風 の 時 に 気 象 庁 か ら 発 信 す る 情 報 に

つ い て 解 説 す る も の で す 。

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特別警報・警報・注意報

大雨や台風によって起こる災害

大雨による災害

 土砂災害は、すさまじい破壊力をもつ土砂が、一瞬にして多くの人命や住宅などの財産を奪ってしまう恐ろしい 災害です。  山腹や川底の石や土砂が集中豪雨などによって一気に下流へと押し流される現象を土石流といいます。また、山 の斜面や自然の急傾斜の崖、人工的な造成による斜面が突然崩れ落ちることを崖崩れといいます。 土砂災害の例   平成26年8月19日から20日 広島県広島市  7月31日から8月11日にかけて、台風第12号及び台風第11号が相次いで日本列島に接近し、8月5日から26日にかけ て、前線が日本付近に停滞するなど、日本付近への暖かく非常に湿った空気の流れ込みが継続したため、全国各地 で連日大雨となりました(平成26年8月豪雨)。広島県広島市では8月19日夜から20日朝にかけての豪雨により土石 流等が発生し、死者74名の人的被害が生じる*など大きな被害となりました。 *平成26年に発生した主な土砂災害(平成26年12月4日 内閣府(防災担当)より)

◆土砂災害

 低気圧や台風、前線などによって積乱雲が同じ場所 で次々と発生・発達を繰り返し、数時間で100mmか ら数百mmという大量の雨を狭い範囲に降らせること があります。このような雨を「集中豪雨」といいます。  上のグラフと図は、広島県広島市で発生した集中豪 雨における雨量の推移と分布を示したものです。平成 26年8月19日の夜から20日の朝にかけて、広島県広島 市安佐北区三入(ミイリ)では、最大1時間降水量が 101.0mm、最大3時間降水量が217.5mm、前日からの 最大24時間降水量が257.0mmとなり、いずれも観測史 上1位の値を更新する大雨となりました。 広島県広島市三入(ミイリ)の雨の状況 (平成26年8月19日12時~ 20日12時) (8月20日00時~ 8月20日05時)雨量分布図 平成27年9月関東・東北地方豪雨における鬼怒川堤防決壊 提供:国土交通省関東地方整備局 土石流等により破壊された家屋(広島県広島市)

  大 陸 と 大 洋 に は さ ま れ た 我 が 国 で は 、 季 節 の 変 わ り 目 に は 梅 雨 前 線

や 秋 雨 前 線 が 停 滞 し て し ば し ば 大 雨 を 降 ら せ ま す 。 台 風 や 前 線 に 伴 っ

た 低 気 圧 が 日 本 付 近 を 通 過 す る と き も 広 い 範 囲 に 大 雨 を 降 ら せ る こ と

が 有 り ま す 。 毎 年 、 こ う し た 大 雨 に よ っ て 河 川 の 氾 濫 や 土 砂 災 害 が 発

生 し て い ま す 。 ま た 、 暴 風 、 高 波 、 高 潮 な ど に よ っ て も 災 害 が 発 生 し

て い ま す 。

  気 象 庁 は 、 こ の よ う な 気 象 災 害 を 防 止 ・ 軽 減 す る た め に 警 報 や メ ッ

シ ュ 情 報 な ど の 防 災 気 象 情 報 を 発 表 し 、 注 意 や 警 戒 を 呼 び か け て い ま

す 。 災 害 か ら 身 を 守 る た め に は 、 自 分 の 身 の ま わ り に ど の よ う な 危 険

( 土 砂 災 害 ・ 浸 水 害 等 ) が あ る の か 事 前 に 確 認 し 、 こ れ ら の 防 災 気 象

情 報 を 有 効 に 活 用 す る こ と が 重 要 で す 。

  こ の パ ン フ レ ッ ト は 、 大 雨 や 台 風 の 時 に 気 象 庁 か ら 発 信 す る 情 報 に

つ い て 解 説 す る も の で す 。

自分で行う災害への備え

 台風や大雨は、毎年大きな災害をもたらします。警報などの 防災気象情報を利用して、被害を未然に防いだり、軽減するこ とが可能です。テレビやラジオなどの気象情報に十分注意して ください。台風や大雨の危険が近づいているというニュースや 気象情報を見たり聞いたりしたら、災害への備えをもう一度確 認しましょう。

1.家の外の備え

 大雨が降る前、風が強くなる前に行いましょう。 ●窓や雨戸はしっかりとカギをかけ、必要に 応じて補強する。 ●側溝や排水口は掃除して水はけを良くして おく。 ●風で飛ばされそうな物は飛ばないよう固定 したり、家の中へ格納する。

2.家の中の備え

●非常用品の確認 ・懐中電灯 ・携帯用ラジオ(乾電池) ・救急薬品 ・衣類 ・非常用食品 ・携帯ボンベ式コンロ ・貴重品など ●室内からの安全対策  飛散防止フィルムなどを窓ガラスに貼ったり、万一の飛来 物の飛び込みに備えてカーテンやブラインドをおろしておく。 ●水の確保  断水に備えて飲料水を確保するほか、浴 槽に水を張るなどして生活用水を確保する。

3.避難場所の確認など

●学校や公民館など、避難場所として指定されている場所への 避難経路を確認しておく。 ●普段から家族で避難場所や連絡方法などを話し合っておく。 ●避難するときは、持ち物を最小限にして、両手が使えるようにしておく。

災害・避難カード

  どのような避難行動をとれば良いか、立退き避難をする 場合にどこに行けば良いか、避難に際してどのような情報 に着目すれば良いかは、お住まいの地域や想定される災害 毎に異なります。   自治体から避難勧告等が発令された時に、適切な避難行 動をとるため、あらかじめ想定される災害毎に右記のよう な「災害・避難カード」を作成し、災害に備えましょう。 □ リュックサック 食料品等 □ 飲料水 □ 乾パンやクラッカーなど □ レトルト食品、缶詰 □ 粉ミルク、哺乳ビンなど 日用品 □ ナイフ、缶切り □ 鍋や水筒 □ 懐中電灯 □ ラジオ □ 電池 □ ロープ □ マッチやライター □ 使い捨てのカイロ □ ティッシュなど □ 筆記用具 □ ごみ袋 その他 □ 防災頭巾やヘルメット □ 予備の眼鏡など □ 地図 医薬品等 □ 救急医薬品 □ 常備薬 □ マスク □ 紙おむつ □ 生理用品 貴重品、お金 □ 現金(小銭も) □ 預金通帳など □ 印鑑 □ 健康保険証など □ 身分証明書 衣服 □ 下着 □ タオル □ 寝袋 □ 雨具 □ 軍手 □ 靴

◆雨の強さと降り方

10以上~20未満 1時間雨量(mm) 予報用語 人の受ける イメージ 人への影響 屋内 (木造住宅を想定) 屋外の様子 車に乗っていて 災害発生状況 20以上~30未満 30以上~50未満 50以上~80未満 80以上

◆風の強さと吹き方

10以上~15未満 平均風速(m/s) ~50km 15以上~20未満 ~70km 20以上~25未満 ~90km 25以上~30未満 ~110km 30以上~35未満 ~125km 35以上~40未満 ~140km 40以上~ 140km~ おおよその時速 風の強さ(予報用語) 一般道路の自動車 高速道路の自動車 速さの目安 風に向かって 歩きにくくな る。 傘がさせない。 風に向かって歩 けなくなり、転 倒する人も出る。 高所での作業は きわめて危険。 何かにつかまっていな いと立っていられない。 飛来物によって負傷す るおそれがある。 屋外での行動は極めて危険。 特急電車 やや強い風 強い風 非常に強い風 猛烈な風 人への影響 樹木全体が揺れ 始める。電線が 揺れ始める。 電線が鳴り始め る。看板やトタン 板が外れ始める。 細い木の幹が折れたり、根の張っていない木が倒 れ始める。 看板が落下・飛散する。道路標識が傾く。 多くの樹木が倒れる。 電柱や街灯で倒れるものがある。 ブロック壁で倒壊するものがある。 屋外・樹木 の様子 道路の吹流しの 角度が水平にな り、高速運転中で は横風に流され る感覚を受ける。 高速運転中で は、横風に流 される感覚が 大きくなる。 通常の速度で運転する のが困難になる。 走行中のトラックが横転する。 走行中の車 樋(と い)が 揺れ始める。 屋 根 瓦・屋 根 葺 材 が は が れ るものがある。 雨 戸 や シャッ ターが揺れる。 屋根瓦・屋根葺材が飛散 するものがある。固定さ れていないプレハブ小屋 が移動、転倒する。ビニー ルハウスのフィルム(被 覆材)が広範囲に破れる。 固定の不十分な金属屋 根の葺材がめくれる。 養生の不十分な仮設足 場が崩落する。 外 装 材 が 広 範 囲にわたって飛 散し、下地材が 露 出 するも の がある。 住家で倒壊す るものがある。 鉄骨構造物で 変形するもの がある。 建造物 おおよその 瞬間風速(m/s) やや強い雨 強い雨 激しい雨 非常に激しい雨 猛烈な雨 ザーザーと降る どしゃ降り バケツをひっくり返したように降る。 滝のように降る(ゴーゴーと降り続く) 息苦しくなるような圧迫感がある。恐怖を感ずる 地面からの跳ね返りで 足元がぬれる 傘をさしていてもぬれる 傘は全く役に立たなくなる 雨の音で話し声が良く 聞き取れない 寝ている人の半数くらいが雨に気がつく 地面一面に水たまりができる 道路が川のようになる 水しぶきであたり一面が白っぽくなり、視界が悪くなる ワイパーを速くしても 見づらい 高速走行時、車輪と路面 の間に水膜が生じブレー キが効かなくなる(ハイ ドロプレーニング現象) 車の運転は危険 この程度の雨でも長く 続く時は注意が必要 側溝や下水、小さな川 があふれ、小規模の崖 崩れが始まる 山崩れ・崖崩れが起き やすくなり危険地帯で は避難の準備が必要 都市では下水管から雨 水があふれる 都市部では地下室や地 下街に雨水が流れ込む 場合がある マンホールから水が噴 出する 土石流が起こりやすい 多くの災害が発生する 雨による大規模な災害 の発生するおそれが強 く、厳重な警戒が必要 20 30 40 50 60

災害・避難カード(例)

災害 A川 B川 土砂災害 避難行動 自宅2階 ○○避難場所 △△避難場所 注視する情報 A川氾濫危険情報 B川氾濫危険情報 土砂災害警戒情報 【〇〇市〇〇町〇丁目〇番地〇号:避難が必要となる災害と避難方法等】 17 16

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2028165_パンフレット「大雨や台風に備えて」2016_倉知 AI16 on IND8<P2>

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校   2028165_パンフレット「大雨や台風に備えて」2016_倉知 AI16 on IND8<P3>

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◆浸水害

 大雨や融雪などを原因として、河川の流量が異常に増加することによって堤防の浸食や決壊、橋の流出等が起こ る災害を洪水害といいます。一般的には、堤防の決壊や河川の水が堤防を越えたりすることにより起こる氾濫を洪 水と呼んでいます。 洪水害の例  平成23年 7 月 新潟県新潟市  停滞した前線に向かって暖かく非常に湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となって、新潟県と福島県会 津を中心に記録的な大雨となりました(平成23年 7 月新潟・福島豪雨)。この大雨により、両県では各地で堤防の 決壊や河川の氾濫による住家の浸水(床上1,213棟、床下7,760棟*)や農地の冠水が生じるなど大きな被害が発生 しました。 *消防庁 平成23年 7 月新潟・福島豪雨(第10報)

◆洪水害

愛知県一宮市一宮の雨の状況 (平成20年8月28日12時~ 29日12時) 冠水したアンダーパス (愛知県一宮市) 写真提供:一宮市役所 冠水したアンダーパス (愛知県一宮市) 写真提供:一宮市役所

局地的な大雨による災害

*内閣府 7 月28日からの大雨による被害状況等について (平成20年 9 月 9 日19時30分現在) ・川などでの釣りや水遊び ・河原や川の中州でのキャンプ、バーベキュー ・沢登り ・線路や高速道路下を交差してくぐる半地下 道路(アンダーパス) ・河川や下水道内の工事現場 もし、このような場面にいたら・・・ ・天気予報:「大気の状態が不安定」、「雷」、「天 気の急変」などの表現があるとき ・警報や注意報:雷注意報、大雨や洪水の警報・ 注意報が出ているとき ・レーダーなどの観測情報:周辺や上流で雨が 降っているとき ・空の状態:「急に真っ黒な雲が近づいてきた」、 「雷鳴が聞こえる」、「稲光が見えた」とき ・川の状態:「水かさが増えてきた」、「濁って きた」、「流木や落ち葉が流されてきた」とき ・警報装置:サイレンの音が聞こえるとき ・看板、表示板:「危険区域に立ち入らない」、 「雨の時には川から離れてください」、「通行 止め」などの表示があるとき こんなときは要注意 異変を感じたら即、避難 10分後  平成27年9月 茨城県常総市  台風第18号や前線の影響で、西日本から北日本にかけての広い範囲で大雨となり、特に9月9日から11日にかけて は、台風第18号から変わった低気圧に流れ込む南よりの風、後には台風第17号の周辺からの南東風が主体となり、 湿った空気が流れ込み続けた影響で、多数の線状降水帯が次々と発生し、関東地方と東北地方では記録的な大雨と なりました。(平成27年9月関東・東北豪雨)  この大雨により、鬼怒川では上流で降った雨により下流の茨城県に大きな被害をもたらすなど、土砂災害、浸水、 河川の氾濫等が発生し、宮城県、茨城県及び栃木県で死者8名の人的被害となったほか、関東地方や東北地方を中 心に損壊家屋7,000棟以上、浸水家屋12,000棟以上の住家被害が発生しました* *内閣府 平成27年 9 月関東・東北豪雨による被害状況等について  (平成28年2月19日 12時00分現在) 総降水量分布図(7月27日~ 7月30日) 総降水量分布図(9月7日~ 11日) 茨城県常総市の浸水被害 鬼怒川 写真提供:関東地方整備局 茨城県常総市の浸水被害 鬼怒川 写真提供:関東地方整備局 河川のはん濫により橋が水没 信濃川(小須戸橋地点) 写真提供:北陸地方整備局 河川のはん濫により橋が水没 信濃川(小須戸橋地点) 写真提供:北陸地方整備局 3 2 2028165_パンフレット「大雨や台風に備えて」2016_倉知 AI16 on IND8<P2>

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校   信濃川 信濃川 新潟市 新潟市 新潟市 (mm) 0 50 100 150 200 250 300 0 20 40 60 80 100 120 5 2 3 1 1 ⥲ 㝆 Ỉ 㔞 (m m ) 䠍 ᫬ 㛫 㝆 Ỉ 㔞 䠄 m m 䠅 㻝᫬㛫㝆Ỉ㔞 ⥲㝆Ỉ㔞 -ڧƶڧݔ঎໷ ƶ൲ج૮&((#+bb +࠯ &'࠯ -ڧ'-ష %࠯ -ڧ'.ష &-࠯ &'࠯ પа଎ϼඦ પаڒඦ પа଎ϼඦ 㸦㹫㹫㸧 ͤୖ఩㸳ᆅⅬ࡟ࡘ࠸࡚ࡣᆅⅬྡ್࣭ࢆグ㍕ ᮇ㛫ෆࡢ⥲㝆Ỉ㔞ศᕸᅗ㸦᭶᪥㹼᭶᪥㸧 ᰣᮌ┴ ᪥ගᕷ ஬༑㔛 ࣑ࣜ ᰣᮌ┴᪥ගᕷ ᅵ࿅㒊࣑ࣜ ᐑᇛ┴ ఀල㒆୸᳃⏫ ➹⏠ ࣑ࣜ ᰣᮌ┴ 㮵἟ᕷ 㮵἟ ࣑ࣜ ᰣᮌ┴᪥ගᕷ ௒ᕷ ࣑ࣜ 㸦㹫㹫㸧 ͤୖ఩㸳ᆅⅬ࡟ࡘ࠸࡚ࡣᆅⅬྡ್࣭ࢆグ㍕ ᮇ㛫ෆࡢ⥲㝆Ỉ㔞ศᕸᅗ㸦᭶᪥㹼᭶᪥㸧 ᰣᮌ┴᪥ගᕷ ஬༑㔛࣑ࣜ ᰣᮌ┴ ᪥ගᕷ ᅵ࿅㒊 ࣑ࣜ ᐑᇛ┴ఀල㒆୸᳃⏫ ➹⏠ ࣑ࣜ ᰣᮌ┴㮵἟ᕷ 㮵἟ ࣑ࣜ ᰣᮌ┴ ᪥ගᕷ ௒ᕷ ࣑ࣜ  大雨等による地表水の増加に排水が追いつかず、用水路、下水溝などがあふれて氾濫したり、河川の増水や高潮 によって排水が阻まれたりして、住宅や田畑が水につかる災害を浸水害といいます。内水氾濫と呼ぶこともありま す。また、道路や田畑が水につかることを冠水ということもあります。 浸水害の例  平成20年 8 月29日 愛知県一宮市  南から湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となり、愛知県を中心に記録的な大雨となりました。一宮市 では時間雨量が100mmを超える猛烈な雨が降り、道路の冠水等が発生しました。  急速に発達した単独の積乱雲によって、数十分という短い時間に 非常に激しい雨が局地的に降ることがあります。このような雨を 「局地的大雨」といいます。総雨量は集中豪雨より少ないのですが、 道路や低地の浸水、河川の急な増水を引き起こします。  平成20年 7 月28日、兵庫県神戸市の都賀川が局地的大雨によって 急激に増水しました。川で水遊びなどをしていた人達が流され、子 ども 3 人を含む計 5 人が亡くなりました* 左写真は事故直前、右写真は事故発生時の都賀川。 川の水位は、わずか10分間で約 1 m30cmも上昇しました。

◆浸水害

 大雨や融雪などを原因として、河川の流量が異常に増加することによって堤防の浸食や決壊、橋の流出等が起こ る災害を洪水害といいます。一般的には、堤防の決壊や河川の水が堤防を越えたりすることにより起こる氾濫を洪 水と呼んでいます。 洪水害の例  平成23年 7 月 新潟県新潟市  停滞した前線に向かって暖かく非常に湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となって、新潟県と福島県会 津を中心に記録的な大雨となりました(平成23年 7 月新潟・福島豪雨)。この大雨により、両県では各地で堤防の 決壊や河川の氾濫による住家の浸水(床上1,213棟、床下7,760棟*)や農地の冠水が生じるなど大きな被害が発生 しました。 *消防庁 平成23年 7 月新潟・福島豪雨(第10報)

◆洪水害

愛知県一宮市一宮の雨の状況 (平成20年8月28日12時~ 29日12時) 冠水したアンダーパス (愛知県一宮市) 写真提供:一宮市役所 冠水したアンダーパス (愛知県一宮市) 写真提供:一宮市役所

局地的な大雨による災害

*内閣府 7 月28日からの大雨による被害状況等について (平成20年 9 月 9 日19時30分現在) ・川などでの釣りや水遊び ・河原や川の中州でのキャンプ、バーベキュー ・沢登り ・線路や高速道路下を交差してくぐる半地下 道路(アンダーパス) ・河川や下水道内の工事現場 もし、このような場面にいたら・・・ ・天気予報:「大気の状態が不安定」、「雷」、「天 気の急変」などの表現があるとき ・警報や注意報:雷注意報、大雨や洪水の警報・ 注意報が出ているとき ・レーダーなどの観測情報:周辺や上流で雨が 降っているとき ・空の状態:「急に真っ黒な雲が近づいてきた」、 「雷鳴が聞こえる」、「稲光が見えた」とき ・川の状態:「水かさが増えてきた」、「濁って きた」、「流木や落ち葉が流されてきた」とき ・警報装置:サイレンの音が聞こえるとき ・看板、表示板:「危険区域に立ち入らない」、 「雨の時には川から離れてください」、「通行 止め」などの表示があるとき こんなときは要注意 異変を感じたら即、避難 10分後  平成27年9月 茨城県常総市  台風第18号や前線の影響で、西日本から北日本にかけての広い範囲で大雨となり、特に9月9日から11日にかけて は、台風第18号から変わった低気圧に流れ込む南よりの風、後には台風第17号の周辺からの南東風が主体となり、 湿った空気が流れ込み続けた影響で、多数の線状降水帯が次々と発生し、関東地方と東北地方では記録的な大雨と なりました。(平成27年9月関東・東北豪雨)  この大雨により、鬼怒川では上流で降った雨により下流の茨城県に大きな被害をもたらすなど、土砂災害、浸水、 河川の氾濫等が発生し、宮城県、茨城県及び栃木県で死者8名の人的被害となったほか、関東地方や東北地方を中 心に損壊家屋4,000棟以上、浸水家屋12,000棟以上の住家被害が発生しました。 雨量分布図(7月27日~ 7月30日) 総降水量分布図(9月7日~ 11日) 茨城県常総市の浸水被害 鬼怒川 写真提供:関東地方整備局 茨城県常総市の浸水被害 鬼怒川 写真提供:関東地方整備局 河川のはん濫により橋が水没 信濃川(小須戸橋地点) 写真提供:北陸地方整備局 河川のはん濫により橋が水没 信濃川(小須戸橋地点) 写真提供:北陸地方整備局 3 2

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校   2028165_パンフレット「大雨や台風に備えて」2016_倉知 AI16 on IND8<P5>

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校    高潮は、台風や発達した低気圧などに伴い、気圧が下がり海面が吸い上げられる効果と強風により海水が海岸に 吹き寄せられる効果のために、海面が異常に上昇する現象です。  台風や発達した低気圧の接近・上陸に伴って短時間のうちに急激に潮位が上昇し、海水が海岸堤防等を超えると 一気に浸水します。また高波が加わるとさらに浸水の危険が増します。  台風や発達した低気圧が接近すると、暴風、激しい雨、猛吹雪、波しぶきで避難場所へ移動することが困難にな りますので、高潮警報等に記載された予想最高潮位とともに暴風警報や暴風雪警報なども合わせて確認し、安全に 行動できるうちに避難することが大切です。 高潮害の例  平成16年8月30日 香川県高松市  平成16年台風第16号は、8 月30日、強い勢力で西日本を縦断しました。台風の接近・通過に伴う気圧低下で海面 が上昇し、南からの暴風による吹き寄せで豊後水道などから瀬戸内海に大量の海水が送り込まれ、瀬戸内海沿岸で は高潮が発生しました。  一年を通じて最も潮位の高い季節のしかも大潮の時期にあたり、さらに満潮の時間と重なったこともあり、香川 県では床上8,393棟、床下13,424棟、岡山県では床上5,696棟、床下5,084棟、広島県では床上1,386棟、床下6,139棟の 浸水被害*が発生しました。 *消防庁 平成16年台風第16号による被害状況(第11報)

高潮による災害

 波には、風が強いほど、長く吹き続けるほど、吹く距離が長いほど高くなるという 3 つの発達条件があります。 台風はこの 3 つの条件を満たしており、台風の中心付近では10mを超える高波(有義波高*)になることがあります。  また、台風が日本のはるか南海上にある場合でも、台風によって発生した高波が“うねり”となって日本の太平洋 沿岸まで伝わってきます。穏やかな天気でも海岸には高波(「土用波」とも呼ばれます)が打ち寄せることがあり ますので注意が必要です。  台風や発達した低気圧が近づいて波が高くなってきている最中に釣りやサーフィンをしたり、海を見るために海 岸へ出かけたりして、高波にさらわれる事故が毎年のように発生しています。  波浪警報・注意報が発表されているときは、むやみに海岸には近付かないでください。 *有義波高 ある地点で連続して観測される波のうち、高い方から順に1/3の個数までの波について平均した波高。人が目で見たとき に感じる波の高さに近いと言われている。 100波に 1 波は有義波高の1.6倍,1,000波に1波は 2 倍近い巨大波が出現する。 波浪害の例  平成16年 9 月 8 日 北海道神恵内村  平成16年台風第18号は、暴風域を伴ったまま 9 月 8 日朝に 北海道の西海上を北上しました。この台風により、北日本の 日本海側では有義波高が 6 mを超える大しけ*となりました。  この大しけの影響で、北海道神恵内村では海岸沿いの道路 で落橋が発生するなど、大きな被害が発生しました。 *しけ 強風のため海上が荒れること。

高波による災害

高松港の潮位(平成16年8月29日~ 31日) 高波による道路の落橋被害 (北海道神恵内村)  写真提供 : 北海道開発建設部 高波による道路の落橋被害 (北海道神恵内村)  写真提供 : 北海道開発建設部  平均風速15 ~ 20m/sの風が吹くと、歩行者が転倒したり、高速道路での車の運転に支障が出始め、更に強くな ると建物の損壊、農作物の被害、交通障害など社会に甚大な被害をもたらします。  また、風で飛ばされてきたもので電線が切れて停電したり、最大風速が40m/sを超えると電柱が倒れたりするこ とがあります。  さらに、台風の周辺では、暖かい空気が流れ込み大気の状態が不安定となり、活発な積乱雲が発生して竜巻等の 激しい突風を伴うこともあります。 暴風害の例  平成19年7月13日 沖縄県那覇市  平成19年台風第4号は、7月13日昼前から昼過ぎにかけて、 非常に強い勢力で沖縄本島にかなり接近し、西海上を通過し ました。この台風の影響で沖縄本島地方では風速25m/s以上 の暴風域に入り、那覇市では最大風速33.1m/s、最大瞬間風速 56.3m/sを観測しました。

暴風による災害

暴風で剥ぎ取られた屋根 (沖縄県那覇市)  写真提供 : 那覇市役所 暴風で剥ぎ取られた屋根 (沖縄県那覇市)  写真提供 : 那覇市役所 高潮による浸水被害(香川県高松市) 写真提供 : 高松市役所 高潮による浸水被害(香川県高松市) 写真提供 : 高松市役所 実測潮位  気象などの様々な要因を受けることで 実際に観測される値 天文潮位  過去に観測された潮位データの解析を もとにして計算した潮位の予測値 (注:図中の高松港の高潮注意報基準 (150cm)、高 潮 警 報 基 準(180cm) は平成16年当時の基準です。平成20 年5月28日 か ら は、高 潮 注 意 報 基 準 (160cm)、高 潮 警 報 基 準(190cm) に変更になっています。)  台風第16号は、30日17時過ぎに山口県防府市付近に上陸し、30日23時には鳥取市の北約60キロに 進みました。高松港では、30日の22時42分に最高潮位246cmを記録しました。 5 4 2028165_パンフレット「大雨や台風に備えて」2016_倉知 AI16 on IND8<P4>

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校    高潮は、台風や発達した低気圧などに伴い、気圧が下がり海面が吸い上げられる効果と強風により海水が海岸に 吹き寄せられる効果のために、海面が異常に上昇する現象です。  台風や発達した低気圧の接近・上陸に伴って短時間のうちに急激に潮位が上昇し、海水が海岸堤防等を超えると 一気に浸水します。また高波が加わるとさらに浸水の危険が増します。  台風や発達した低気圧が接近すると、暴風、激しい雨、猛吹雪、波しぶきで避難場所へ移動することが困難にな りますので、高潮警報等に記載された予想最高潮位とともに暴風警報や暴風雪警報なども合わせて確認し、安全に 行動できるうちに避難することが大切です。 高潮害の例  平成16年8月30日 香川県高松市  平成16年台風第16号は、8 月30日、強い勢力で西日本を縦断しました。台風の接近・通過に伴う気圧低下で海面 が上昇し、南からの暴風による吹き寄せで豊後水道などから瀬戸内海に大量の海水が送り込まれ、瀬戸内海沿岸で は高潮が発生しました。  一年を通じて最も潮位の高い季節のしかも大潮の時期にあたり、さらに満潮の時間と重なったこともあり、香川 県では床上8,393棟、床下13,424棟、岡山県では床上5,696棟、床下5,084棟、広島県では床上1,386棟、床下6,139棟の 浸水被害*が発生しました。 *消防庁 平成16年台風第16号による被害状況(第11報)

高潮による災害

 波には、風が強いほど、長く吹き続けるほど、吹く距離が長いほど高くなるという 3 つの発達条件があります。 台風はこの 3 つの条件を満たしており、台風の中心付近では10mを超える高波(有義波高*)になることがあります。  また、台風が日本のはるか南海上にある場合でも、台風によって発生した高波が“うねり”となって日本の太平洋 沿岸まで伝わってきます。穏やかな天気でも海岸には高波(「土用波」とも呼ばれます)が打ち寄せることがあり ますので注意が必要です。  台風や発達した低気圧が近づいて波が高くなってきている最中に釣りやサーフィンをしたり、海を見るために海 岸へ出かけたりして、高波にさらわれる事故が毎年のように発生しています。  波浪警報・注意報が発表されているときは、むやみに海岸には近付かないでください。 *有義波高 ある地点で連続して観測される波のうち、高い方から順に1/3の個数までの波について平均した波高。人が目で見たとき に感じる波の高さに近いと言われている。 100波に 1 波は有義波高の1.6倍,1,000波に1波は 2 倍近い巨大波が出現する。 波浪害の例  平成16年 9 月 8 日 北海道神恵内村  平成16年台風第18号は、暴風域を伴ったまま 9 月 8 日朝に 北海道の西海上を北上しました。この台風により、北日本の 日本海側では有義波高が 6 mを超える大しけ*となりました。  この大しけの影響で、北海道神恵内村では海岸沿いの道路 で落橋が発生するなど、大きな被害が発生しました。 *しけ 強風のため海上が荒れること。

高波による災害

高松港の潮位(平成16年8月29日~ 31日) 高波による道路の落橋被害 (北海道神恵内村)  写真提供 : 北海道開発建設部 高波による道路の落橋被害 (北海道神恵内村)  写真提供 : 北海道開発建設部  平均風速15 ~ 20m/sの風が吹くと、歩行者が転倒したり、高速道路での車の運転に支障が出始め、更に強くな ると建物の損壊、農作物の被害、交通障害など社会に甚大な被害をもたらします。  また、風で飛ばされてきたもので電線が切れて停電したり、最大風速が40m/sを超えると電柱が倒れたりするこ とがあります。  さらに、台風の周辺では、暖かい空気が流れ込み大気の状態が不安定となり、活発な積乱雲が発生して竜巻等の 激しい突風を伴うこともあります。 暴風害の例  平成19年7月13日 沖縄県那覇市  平成19年台風第4号は、7月13日昼前から昼過ぎにかけて、 非常に強い勢力で沖縄本島にかなり接近し、西海上を通過し ました。この台風の影響で沖縄本島地方では風速25m/s以上 の暴風域に入り、那覇市では最大風速33.1m/s、最大瞬間風速 56.3m/sを観測しました。

暴風による災害

暴風で剥ぎ取られた屋根 (沖縄県那覇市)  写真提供 : 那覇市役所 暴風で剥ぎ取られた屋根 (沖縄県那覇市)  写真提供 : 那覇市役所 高潮による浸水被害(香川県高松市) 写真提供 : 高松市役所 高潮による浸水被害(香川県高松市) 写真提供 : 高松市役所 実測潮位  気象などの様々な要因を受けることで 実際に観測される値 天文潮位  過去に観測された潮位データの解析を もとにして計算した潮位の予測値 (注:図中の高松港の高潮注意報基準 (150cm)、高 潮 警 報 基 準(180cm) は平成16年当時の基準です。平成20 年5月28日 か ら は、高 潮 注 意 報 基 準 (160cm)、高 潮 警 報 基 準(190cm) に変更になっています。)  台風第16号は、30日17時過ぎに山口県防府市付近に上陸し、30日23時には鳥取市の北約60キロに 進みました。高松港では、30日の22時42分に最高潮位246cmを記録しました。 5 4

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校   2028165_パンフレット「大雨や台風に備えて」2016_倉知 AI16 on IND8<P6>

3

校  

防災気象情報とその効果的な利用

気象庁は、気象災害を防止・軽減するために特別警報・警報・注意報やそれらを補足するメッシュ情報、

気象情報などの防災気象情報を発表し、段階的に注意や警戒を呼びかけています。

各情報の発表タイミングや内容と、市町村などの防災機関の対応例や住民の皆さんにとっていただ

きたい行動の概要を、大雨による土砂災害を例に以下にまとめました。

(各情報の詳細については、以降のページをご覧ください。 )

・土砂災害の危険度が非常に高まったときは、都道府県と共同で「土砂災害警戒情報」を発表します。 ・数年に一度の大雨を観測した場合には「記録的短時間大雨情報」を発表します。 ・市町村の対応は「避難勧告等の判断・伝達マニュアル作成ガイドライン」(平成27年8月、内閣府)に基づき記載しています。

気象情報やハザードマップを確認

すでに災害が発生している可能性あり!

直ちに地元市町村の避難情報に従うなど適切な行動を

最新の情報を把握して、災害に備えた早めの準備を

土砂災害警戒区域等にお住まいの方は

地元市町村からの避難情報に留意する

とともに 「土砂災害警戒判定メッシュ

情報」を確認し、速やかに避難

大雨注意報

大雨注意報

大雨に関する

気象情報

大雨に関する

気象情報

大雨警報

(土砂災害)

大雨警報

(土砂災害)

大雨特別警報

(土砂災害)

大雨特別警報

(土砂災害)

大雨の約1日前

大雨の可能性が

高くなる

大雨の

半日~数時間前

雨が降り始める

大雨の数時間

~2時間程度前

雨が強さを増す

大雨が一層

激しくなる

大雨となる

広い範囲で

数十年に一度の

大雨

気象庁の情報

市町村の対応

住民の行動

気象状況

・職員の連絡体制を確認

・今後の気象状況に注意

・土砂災害警戒区域等の 危険な箇所を把握 ・避難場所や避難ルートを 確認 ・発表中の注意報に、夜間に大雨 警報発表の可能性があると記載 されている場合は、土砂災害警 戒区域等にお住まいで避難行動 に支援を必要とする方は、早め の避難 ・大雨警報や土砂災害警戒情報の基準に到達したメッシュでは、土砂災害警戒区域等 の外の少しでも安全な場所に避難 ・台風の接近で暴風警報又は暴風特別警報が発表された場合、暴風で屋外を移動でき なくなる前に早めの避難 ・避難しようとしたときに大雨や暴風で屋外に出ると生命に危険が及ぶ場合は、2階 以上の、崖や沢からなるべく離れた部屋で待避 ・これまでに経験したこと のないような大雨となり、 重大な危険が差し迫った 異常事態

・災害準備体制

(連絡要員を配置、防災気象情報を把握)

    ↓

・災害注意体制

(避難準備情報の発令を判断できる体制)

・必要地域に避難準備情報

(発表中の注意報に、夜間に警報発表の 可能性があると記載されている場合)

・必要地域に避難準備情報

 (台風の暴風域に入る前に)

・災害警戒体制

 (避難勧告の発令を判断できる体制)

・土砂災害発生の危険度が

高まっているメッシュ内

の土砂災害警戒区域等の

必要地域に避難勧告

・災害対策本部設置

・特別警報の住民への周知

・メッシュ情報を参照し、

避難勧告等の対象範囲を

再度確認

Point

土砂災害警戒区域等に お住まいの方は 早めの行動を!

Point

備えは大丈夫? ハザードマップ 7 6 2028165_パンフレット「大雨や台風に備えて」2016_倉知 AI16 on IND8<P6>

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校  

防災気象情報とその効果的な利用

気象庁は、気象災害を防止・軽減するために特別警報・警報・注意報やそれらを補足するメッシュ情報、

気象情報などの防災気象情報を発表し、段階的に注意や警戒を呼びかけています。

各情報の発表タイミングや内容と、市町村などの防災機関の対応例や住民の皆さんにとっていただ

きたい行動の概要を大雨について以下にまとめました。

(各情報の詳細については、以降のページをご覧ください。 )

・土砂災害の危険度が非常に高まったときは、都道府県と共同で「土砂災害警戒情報」を発表します。 ・数年に一度の大雨を観測した場合には「記録的短時間大雨情報」を発表します。 ・市町村の対応は「避難勧告等の判断・伝達マニュアル作成ガイドライン」(平成27年8月、内閣府)に基づき記載しています。

気象情報やハザードマップを確認

すでに災害が発生している可能性あり!

直ちに地元市町村の避難情報に従うなど適切な行動を

最新の情報を把握して、災害に備えた早めの準備を

土砂災害警戒区域等にお住まいの方は

地元市町村からの避難情報に留意する

とともに 「土砂災害警戒判定メッシュ

情報」を確認し、速やかに避難

大雨注意報

大雨注意報

大雨に関する

気象情報

大雨に関する

気象情報

大雨警報

(土砂災害)

大雨警報

(土砂災害)

大雨特別警報

(土砂災害)

大雨特別警報

(土砂災害)

大雨の約1日前

大雨の可能性が

高くなる

大雨の

半日~数時間前

雨が降り始める

大雨の数時間

~2時間程度前

雨が強さを増す

大雨が一層

激しくなる

大雨となる

広い範囲で

数十年に一度の

大雨

気象庁の情報

市町村の対応

住民の行動

気象状況

・職員の連絡体制を確認

・今後の気象状況に注意

・土砂災害警戒区域等の 危険な箇所を把握 ・避難場所や避難ルートを 確認 ・発表中の注意報に、夜間に大雨 警報発表の可能性があると記載 されている場合は、土砂災害警 戒区域等にお住まいで避難行動 に支援を必要とする方は、早め の避難 ・大雨警報や土砂災害警戒情報の基準に到達したメッシュでは、土砂災害警戒区域等 の外の少しでも安全な場所に避難 ・台風の接近で暴風警報又は暴風特別警報が発表された場合、暴風で屋外を移動でき なくなる前に早めの避難 ・避難しようとしたときに大雨や暴風で屋外に出ると生命に危険が及ぶ場合は、2階 以上の、崖や沢からなるべく離れた部屋で待避 ・これまでに経験したこと のないような大雨となり、 重大な危険が差し迫った 異常事態

・災害準備体制

(連絡要員を配置、防災気象情報を把握)

    ↓

・災害注意体制

(避難準備情報の発令を判断できる体制)

・必要地域に避難準備情報

(発表中の注意報に、夜間に警報発表の 可能性があると記載されている場合)

・必要地域に避難準備情報

 (台風の暴風域に入る前に)

・災害警戒体制

 (避難勧告の発令を判断できる体制)

・土砂災害発生の危険度が

高まっているメッシュ内

の土砂災害警戒区域等の

必要地域に避難勧告

・災害対策本部設置

・特別警報の住民への周知

・メッシュ情報を参照し、

避難勧告等の対象範囲を

再度確認

Point

土砂災害警戒区域等に お住まいの方は 早めの行動を!

Point

備えは大丈夫? ハザードマップ 7 6

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校   2028165_パンフレット「大雨や台風に備えて」2016_倉知 AI16 on IND8<P9>

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校   44% 26% 22% 8% 台風 強い台風 非常に強い台風 猛烈な台風 0.3 0.1 0.3 0.6 1.1 1.7 3.6 5.9 4.8 3.6 2.3 1.2 0.3 0.1 0.3 0.6 1.1 1.7 3.6 5.9 4.8 3.6 2.3 1.2 0.2 0.6 0.8 2.1 3.4 2.9 1.5 0.6 0.1 0.2 0.6 0.8 2.1 3.4 2.9 1.5 0.6 0.1 0.0 0.0 0.2 0.2 0.5 0.5 0.9 0.9 0.8 0.8 0.2 0.2 0.0 0.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 発生数 接近数 上陸数

台風の情報

 熱帯や亜熱帯の海洋上で発生する低気圧を 「熱帯低気圧」と呼び、このうち北西太平洋で 発達して最大風速が34ノット(約17m/s)以上 になったものを「台風」と呼びます。  台風は一年間に平均して25~ 26個発生し、 11~ 12個が日本に接近、3 個程度が日本に上陸 しています。発生・接近・上陸ともに、7 月か ら10月にかけて最も多くなります。

台風とは

 台風の強さは、その最大風速(10分間平均風速の最大値) により下の表のように決めています。

台風の強さ

 台風の大きさは、強風域(平均風速15m/s以上の風が吹 く範囲)の大きさによって下の表や図のように決めていま す。台風は数百kmの水平スケールをもつ大きな自然現象 であり、中心付近でのみ災害が起こるわけではありません。  暴風域や強風域の情報に注意が必要です。また、台風か ら離れたところでも大雨による災害が発生します。

台風の大きさ

最大風速 54m/s以上 44m/s以上 ~ 54m/s未満 33m/s以上 ~ 44m/s未満 33m/s未満 台風の強さ 猛烈な 非常に強い 強い (表現しない) 強さ別の台風の発生割合(1981 - 2010年) 台風の月別発生・接近・上陸数(1981年~ 2010年の30年平均) 台風の強さ 強風域の半径 800km以上 500km以上 ~ 800km未満 500km未満 台風の大きさ 超大型(非常に大きい) 大型(大きい) (表現しない) 台風の大きさ

超大型

 熱帯低気圧が24時間以内に台風になり、日本に影響を及ぼすおそれがある場合、 「発達する熱帯低気圧に関する気象情報」を発表します。

熱帯低気圧の情報

熱帯低気圧の発生 台風の発生 日本に接近 日本に上陸  台風が発生すると、台風の位置 や強さなどの実況と 3 日先までの 予報を 6 時間ごとに発表し、 5 日 先までの位置の予報を 6 時間ごと に発表します。  さらに、日本に大きな影響を及 ぼすことが見込まれる場合には、 台風の位置や強さなどの実況と 1 時間後の推定位置を 1 時間ごとに 発表するとともに24時間先までの 3 時間刻みの位置の予報を 3 時間 ごとに発表します。

台風情報

 台風が日本に近づいてきたとき には、暴風域(平均風速25m/s以 上の風が吹く範囲)に入る確率を 分布図と棒グラフで発表します。  値の増加が最も大きな時間帯に暴風域に入る可能性が高く、値の減少が最も大 きな時間帯に暴風域から抜ける可能性が高くなります。

暴風域に入る確率

24時間先までの予報の例 分布図の例 棒グラフの例 800km 800km以上  500km以上 ~800km未満  500km 中心

大 型

9 8 2028165_パンフレット「大雨や台風に備えて」2016_倉知 AI16 on IND8<P8>

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校   44% 26% 22% 8% 台風 強い台風 非常に強い台風 猛烈な台風 0.3 0.1 0.3 0.6 1.1 1.7 3.6 5.9 4.8 3.6 2.3 1.2 0.3 0.1 0.3 0.6 1.1 1.7 3.6 5.9 4.8 3.6 2.3 1.2 0.2 0.6 0.8 2.1 3.4 2.9 1.5 0.6 0.1 0.2 0.6 0.8 2.1 3.4 2.9 1.5 0.6 0.1 0.0 0.0 0.2 0.2 0.5 0.5 0.9 0.9 0.8 0.8 0.2 0.2 0.0 0.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 発生数 接近数 上陸数

台風の情報

 熱帯や亜熱帯の海洋上で発生する低気圧を 「熱帯低気圧」と呼び、このうち北西太平洋で 発達して最大風速が34ノット(約17m/s)以上 になったものを「台風」と呼びます。  台風は一年間に平均して25~ 26個発生し、 11~ 12個が日本に接近、3 個程度が日本に上陸 しています。発生・接近・上陸ともに、7 月か ら10月にかけて最も多くなります。

台風とは

 台風の強さは、その最大風速(10分間平均風速の最大値) により下の表のように決めています。

台風の強さ

 台風の大きさは、強風域(平均風速15m/s以上の風が吹 く範囲)の大きさによって下の表や図のように決めていま す。台風は数百kmの水平スケールをもつ大きな自然現象 であり、中心付近でのみ災害が起こるわけではありません。  暴風域や強風域の情報に注意が必要です。また、台風か ら離れたところでも大雨による災害が発生します。

台風の大きさ

最大風速 54m/s以上 44m/s以上 ~ 54m/s未満 33m/s以上 ~ 44m/s未満 33m/s未満 台風の強さ 猛烈な 非常に強い 強い (表現しない) 強さ別の台風の発生割合(1981 - 2010年) 台風の月別発生・接近・上陸数(1981年~ 2010年の30年平均) 台風の強さ 強風域の半径 800km以上 500km以上 ~ 800km未満 500km未満 台風の大きさ 超大型(非常に大きい) 大型(大きい) (表現しない) 台風の大きさ

超大型

 熱帯低気圧が24時間以内に台風になり、日本に影響を及ぼすおそれがある場合、 「発達する熱帯低気圧に関する気象情報」を発表します。

熱帯低気圧の情報

熱帯低気圧の発生 台風の発生 日本に接近 日本に上陸  台風が発生すると、台風の位置 や強さなどの実況と 3 日先までの 予報を 6 時間ごとに発表し、 5 日 先までの位置の予報を 6 時間ごと に発表します。  さらに、日本に大きな影響を及 ぼすことが見込まれる場合には、 台風の位置や強さなどの実況と 1 時間後の推定位置を 1 時間ごとに 発表するとともに24時間先までの 3 時間刻みの位置の予報を 3 時間 ごとに発表します。

台風情報

 台風が日本に近づいてきたとき には、暴風域(平均風速25m/s以 上の風が吹く範囲)に入る確率を 分布図と棒グラフで発表します。  値の増加が最も大きな時間帯に暴風域に入る可能性が高く、値の減少が最も大 きな時間帯に暴風域から抜ける可能性が高くなります。

暴風域に入る確率

24時間先までの予報の例 分布図の例 棒グラフの例 800km 800km以上  500km以上 ~800km未満  500km 中心

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