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タマネギ小菌核病は Ciborinia allii によって起こる病

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Academic year: 2021

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(1)162. 研究 報告. タマネギの小菌核病に対する効率的防除対策. タマネギの小菌核病に対する効率的防除対策. は. じ. め. 北海道立総合研究機構 北見農業試験場. 池. 谷. 美 奈 子. 北海道立総合研究機構 中央農業試験場. 山. 名. 利. に. タマネギ小菌核病は Ciborinia allii によって起こる病. 一. 後,まず葉に小さな斑点病斑(図―2 左)が現れ,拡大 して小豆形病斑(図―2 右)となり,さらに拡大すると 病斑部から折れて葉先が枯れ,早期に葉全体が枯れあが. 害で,我が国では兵庫県で初めて発生が確認された(松 尾,1974) 。北海道では 1996 年に初めて発生が確認され (田村ら,1996),その後北海道各地のタマネギ産地に発 生が拡大している。しかし,本病の防除に関する研究は 少なく,道外では同一病原菌によるネギ小菌核病に対す る報告(阿部ら,2009;齋藤ら,2009)があるものの, タマネギ小菌核病では見当たらない。北海道でも,少発 生条件下の 1 例(上川農業改良普及センター タマネギ. 植物防疫. 小菌核病対策プロジェクトチーム,2009)のみである。 さらに,小菌核病の初期病斑はタマネギで最も重要な病. 2 mm. 害である白斑葉枯病(灰色かび病)との判別がむずかし く,小菌核病に登録のない白斑葉枯病の防除薬剤を選択 した結果,被害が拡大した事例もあり,大きな問題とな. 図− 1. 菌核に形成された子のう盤. っていた。 そこで,タマネギ小菌核病に対する効率的な防除対策 を確立する目的で試験を行い,本病原菌の発生生態に基 づいた防除対策をまとめたので紹介する。 本文に先立ち,道総研花・野菜技術センター生産環境 グループ主査佐々木純氏には,滝川市におけるタマネギ 小菌核病菌の菌核からの子のう盤形成時期,小菌核病お よび白斑葉枯病の初発期の調査にご協力いただいた。こ こに記して感謝申し上げる。. I タマネギ小菌核病の生活環 本病のタマネギへの感染は主に子のう盤(いわゆるキ ノコ)に形成される子のう胞子によるとされている。子 のう盤は,タマネギ圃場やその周辺で冬を越した小菌核 。子のう胞子の感染 病菌の菌核上に形成される(図―1) Ef ficient Control measures against Onion Leaf Blight caused by Ciborinia allii in Hokkaido. By Minako IKETANI-SAITO and Toshikazu YAMANA (キーワード:タマネギ小菌核病,感染ピーク時期,薬剤散布適 期,防除対策). 24. 植物防疫. 第 73 巻第 3 号(2019 年). 図− 2 発生初期の斑点病斑(左)と拡大した病斑(右).

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