水稲の表現型可変性に関する研究 : III. 遺伝子型
‑環境の相互作用と品種内個体間変異の関係
その他(別言語等)
のタイトル
Studies on Phenotypic Plasticity in Paddy Rice Plants : III. Relation between
genotype‑environmental interaction and inter‑plant variation within a variety
著者 堀川 洋
雑誌名 帯広畜産大学学術研究報告. 第I部
巻 11
号 3
ページ 421‑430
発行年 1979‑11‑20
URL http://id.nii.ac.jp/1588/00002230/
帯大研報.11 (1979), 421~430
水稲の表現型可変│引と関ナる研究
III. 遺 伝 子 型 一 環 境 の 相 互 作 用 と 品 種 内 個 体 間 変 異 の 関 係
加 川 洋
(帯広畜産大学草地生産学教室〉
1979年5月31日受理
Studies on Phenotypic Plasticity in Paddy Rice Plants III. Relation between genotype‑environmental interaction
and inter‑plant variation、.vithina variety Yoh HORJKAWA*
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自殖性作物の品種ではヘテロ接合性は極めて少ないものと考えられる。したがって,水稲 品種における表現型変異は主として環境の影響によって生じたものとみなすことができる。環 境条件の変化に対する変異の発現程度は遺伝子型によって異なるが,このような性質は表現型 可変性 (phenotypicplasticity)と呼ばれる九
従来,遺伝子型一環境の相互作用の問題については農業上の実用的観点から,年次,場 所,栽培条件(施肥量,播種期,栽植街度など)のように比較的大きな環境の差異に対する作 物の反応性について解析されることが多かった。
一方,同ーの遺伝子型によって構成されていると考えられる品種,系統などを可能な限り 均一に制御した条件下で生育させた場合にも,個体間あるいは個体内に徴小な変異が観察され る。このような変異は発育誤差w,とも呼ばれており,また統計遺伝学では環境分散として扱わ れている。しかし,この変異の発現程度が遺伝子型により異なるととも動植物において広く知
られている4,u,1O,1泊。
筆者らはこれまでの報告で,水稲の個体問変異の発現程度には明らかな品種間差異が存在 することへまた個体閑変異の大きさは環境条件によっても左右されること白を明らかにした。
本実験は,育苗期間および移植期に差異を与え,遺伝子型環境の相互作用と品種内個体 問変異の関係,およびそれらの品種間差異について検討したものである。
ーLaboratory01 Grassland Production Science, Obihiro University 01 AgrIculture and Veterinary Med抑 制,Obihiro, Hokkaido, Jap聞
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