放 射 線 照 射 に よ る下 顎 骨 お よび歯 の 血管 像 変 化 に関 す る実験 的研 究
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(2) 1592. 石. 田. 元. 久. お よ び フ イ ル ム 間 を46cm:46cmの で,. SAKURA. 用 い 濃 度 比 を 算 出 し た.拡 を 使 用 し.管. 電 圧:70KVP,管. 時 間:0.2sec,. folie:DMS,. 2倍. 拡 大 率2倍. Densitometer. の 条 件 で 撮 影 し た.ま. PDA‑11の. の像. 濃度計 を. 大 撮 影 法 は 東 芝KXO‑15 電 流:10mA,曝 Tube角:28°,拡. 射 大 率1. た 照 射 に お け る 口腔 内 外. の 変 化 に つ い て 肉 眼 的 に も 観 察 し た.. 図1. 照 射 野. 実. 梯 につ い て 観 察 した. 2)ク. ロ ロパ ー チ ャ血 管 注 入 法. 1.透. 各 照射 後 の 血 管 像 の 変 化 を立 体 的,形. 態的に観察. す る た め に,西 嶋 ら(1972)39)が 検 討 した ク ロ ロバ ー チ ャ 血 管 注 入法 を用 い た .ま ず 各 照 射 後 の 実 験 動 物 を5%ネ. ン ブ ター ル 腹 腔 内 麻 酔(0.5ml/kg)後. 安. 験. 成. 績. 明標本所見. 下 顎骨の血管像変化 下 顎 骨 の 正 常 血 管像(写. 真3). 下 歯 槽 動 脈 は,根 尖 部 と下 顎 下 縁 との 間 を3等 分 す る と,根 尖 よ り約1/3の と こ ろ を 下 顎 下 縁 の 湾 曲. 定 台 に 固 定 し,両 側 総 頸 動 脈 お よび 内頸 静 脈 を十 分. に 沿 って ほ ぼ 平 行 に 走行 し,第3小. 露 出 し,両 側 内 頸静 脈 を切 断 後,両 側 総 頸動 脈 に 血. 小 臼 歯 遠 心 部 付 近 よ り しだ いに 根 尖 部 に 向 け て 走 行. 管 カ ニ ュ ー レ を挿 入,絹. 糸 で 結紮 固定 を行 い,両 側. 臼 歯 近 心 〜 第2. して い た.下 歯 槽 動 脈 の 太 さは 大 臼 歯 部 と小 臼歯 部. 総 頸 動 脈 よ りヘ パ リ ン加 生 理 食塩 水(0.85%NaCl. で はや や 大 臼歯 部 が 太 く,前 歯 部 に 向 い 太 さ を減 じ. 500mlに. て い た.下 歯 槽 動 脈 よ り下 顎 下 縁 側 で は 細 い 毛 細 血 「. ヘ パ リン1,000単 位 を加 え た もの)で 十 分 に. 灌 流(灌 流 圧100〜140mmHg)し. た.歯. 肉,舌,眼. 管 が下 顎 下 縁 にほ ぼ 直角 に 走 行 し,ル ー プ を形 成 す. 瞼 結 膜 な らび に 虹 彩 が 蒼 白 とな る まで 灌 流 し,次 い. る こ とな く一 本 の 枝 と して 海 綿 骨 と緻 密 骨 の 境 界 で. で両 側 カニ ュー レ よ リ可 及 的 等圧(注. 終枝 して い た.下 歯 槽 動 脈 よ り分 岐 す る 歯枝 は 比 較. Hg)で,ク. 入圧 約400mm. ロ ロパ ー チ ャ(ク ロ ロ ホ ル ム500g+ガ. タ パ ー チ ャ150g)を. 約300ml注. 蒼 白 とな っ た 口 腔 軟 組 織(歯. ッ. 的 規 則 正 し い格 子 状 を形 成 し,終 枝 に 向 うに 従 い し. 入 した.灌 流 に よ リ. だ い に 太 さ を減 じて い た.ま た 一 部 は根 尖 よ り歯 髄. 肉,舌,頬. 粘 膜 等)お. よ び 眼 瞼 結 膜 が 淡灰 赤 色 に変 色 し,ク ロ ロパ ー チ ャ が 切 断 した 内 頸 静 脈 よ り流 出 す る の を確 認 後,両 側 内 頸 静 脈 を結 紮 した.さ. ら に約30〜50ml追. し両 側 総 頸 動 脈 の 結 紮 を行 い,ク. 加注入. ロ ロパ ー チ ャ が 硬. 化 す る ま で10時 間室 温 に 放 置 した. 3)標. ホ ル マ リン で 固定 し, 5%ト. 300rad照. 射(写 真4a,. b). 照射 側:下 歯 槽 動 脈 よ り下 方 の 下 顎 下 縁側 で は 大 臼 歯部 よ り小 臼歯 部 に 向 うに 従 い毛 細 血 管 の数 を増 し,不 規 則 に 交 叉 しなが ら緻 密 骨 に向 け 走行 し,緻 密 骨 との 境 界部 に1本. 本 作 製 な らび に 観 察 方 法. クロ ロ パ ー チ ャ硬 化 後,両. 腔 に 走 行 し,根 尖 周 囲 で 毛 細 血 管 が 多 くみ られ た.. の枝 と して 終 る もの,あ る い. は他 の 枝 と交 叉 し境 界部 に 沿 って 終 る もの が み られ,. 側 下 顎 骨 を摘 出, 10%. 一 部 は緻 密 骨 内に 侵 入 して い た .下 歯 槽 動 脈 よ り上. リ ク ロー ル 酢酸 で7〜. 方 で は,正 常 像 と 同様 に下 歯槽 動 脈 よ り分 岐 す る 血. 10日 間 脱 灰 し た.脱 灰 完 了後 約1mmの. 厚 さ で近 遠. 管 が斜 め 前 方 に 走 行 し,終 枝 に 向 うに 従 う て しだ い. 心 的切 片 を作 製 し,通 法 に 従 っ て ア ル コー ル で 脱 水,. に 太 さ を減 じて い た.ま た 毛 細 血 管 は 下 歯槽 動 脈 と. テ トラ リンで 透 明標 本 を作 製 し,血 管 像 の 変 化 を実. 根 尖 の 間 な らび に 歯 根 周 囲 に 最 も 多 くみ られ た.槽. 体 顕 微 鏡 で 観 察 した.. 間 中 隔 部 の 血 管 は 歯 根 周 囲 の 血 管 数 よ り疎 で あ っ た.. ま た 脱 灰 し た組 織 片 の 一 部 を,パ. ラ フ ィ ン 包埋 し,. 非 照 射 側:下 歯 槽 動 脈 は ほ ぼ 一 様 な太 さ で 下 顎 下. ヘ マ トキ シ リン ・エ オ ジ ン重 染 色 を施 し,病 理 組織. 縁 に平 行 に 走 行 し,そ れ よ り下 方 では 下 顎下 縁緻 密. 学 的 に観 察 し た.な お,観 察 部 位 は 透 明 標 本,病 理. 骨 に 向 け て 斜 め 後 方 か ら ほ ぼ 直 角 に緻 密 骨1/2〜2/3. 組 織 標 本 と も下 顎骨,歯. 程 度 ま で侵 入 す る血 管 と緻 密 骨,海 綿 骨 の境 界 部 に. 射 側,非 4). の 二 つ に 分 け て 観 察 し,照. 照 射 側 につ い て の 比 較 検 討 も行 った.. X線 的 観 察 と して,歯 科 用X線 真 を使 用 した.拡 大 撮 影(写. 平 行 に 走 る 血 管 が み られ た.下 歯 顎 槽 動 脈 よ り上 方 で は下 歯 槽動 脈 か ら 出 る 血 管 は 歯 根 周 囲,と. X線 的 な らび に 肉 眼 的 観 察 フ ィ ル ム と拡 大 写. 真2)は. 焦 点,被 写 体. くに 根. 尖 部 に 多 く認 め られ た.ま た 下 歯 槽 動 脈 よ り直 上 す る数 条 の 血 管 は 根 尖 孔 よ り歯 髄 内 に 侵 入 して い た..
(3) 放 射 線 照 射 に よ る下 顎 骨 お よ び歯 の 血 管 像 変 化 に関 す る実 験 的 研 究 600rad照. 射(写. 真5a,. b). 照 射 側:下. 歯 槽 動 脈 な らび に そ れ よ り分 岐 す る比. 囲,と. 較 的 太 い血 管 に つ い て は,と っ たが,細. くに 変 化 は み られ な か. い 毛 細 血 管 はや や 数 を増 し,と. くに 歯 根. 周 囲に 多 く認 め られ た. 非 照 射 側:下. 歯 槽 動 脈 は 太 い一 様 な 血 管 で,そ れ. 1593. くに 根 尖 部 の 細 い 毛 細 血 管 も著 明 に 減 少 し疎. とな って い た. 非 照 射 側:下 歯 槽 動 脈 は 太 さ を増 し,そ れ よ り下 方 の 下 顎 下 縁 側 の 血管 は 大 小 不 同 で不 規 則 な 血 管 が 多 く,ほ ぼ1,200rad照. 射 側 と同 様 の 所 見 を呈 して. い た .ま た1,500rad照. 射 側 と比 較 す る と毛 細 血管. よ り斜 め 前上 方 に 向 け て 下 歯 槽 動 脈 の 太 さの1/3〜. 数 の 増加 が 著 明 で あ っ た.歯 枝 は 大 小 不 同 で不 規 則. 1/5程 度 の側 枝 が 数 本 み られ,そ. に 蛇 行 した 毛 細 血 管 が 著 明 に 認 め られ, 1,200rad. の 間 を さ らに 細 い. 毛 細 血 管 が 分 岐 し,そ れ らは 大 小 不 同 でや や 蛇 行 し,. 照 射 時 とほ ぼ 同 様 の 所 見 で あ っ た.歯 根 周 囲 と くに. 側 枝 を 出 しな が ら しだ い に 細 くな り終 枝 して い た.. 根 尖 周 囲 の 毛 細 血 管 も 多 く認 め られ た.. 900rad照. 射(写. 照射 側:下. 歯 槽 動 脈 に 変 化 は 認 め られ な か っ たが,. 真6a,. b). 2,400rad照 照射 側:下. 射(写 真9a,. b). 歯 槽 動 脈 よ り下 方 に分 布 す る血 管 の う. 下 顎下 縁緻 密 骨 に 侵 入 す る血 管 の 走行 は 不 規 則 とな. ち細 い 毛 細 血 管 は 減 少 し,比 較 的 太 い 血 管 が 不 規 則. り,数 の 減 少 が み ら れ た.槽 間 中 隔部 に 分布 す る毛. に 走行 して い た.歯 枝 は 不 規 則 で全 体 的 に数 を減 じ,. 細 血管 は 大 小 不 同の 毛 細 血 管 が 多 く,や や 走 行 の 不. と くに 細 い毛 細 血 管 に か わ って 太 い拡 張 した 血 管 が. 規 則が 認 め られ た.ま た 歯 根 周 囲 に は毛 細 血 管 が 著. 認 め ら れ た.歯 根 周 囲 の 毛 細 血 管 はや や 数 の減 少 が. 明 に増 加 して い た.. み られ た.. 非 照射 側:下 歯 槽 動 脈 は ほ ぼ 一 様 の 太 さの 血 管 で. 非 照 射 側:下. 歯槽 動 脈 よ り下 方 に 分 布 す る 血 管 は. あ っ た が,そ の 他 の 部 分 で は 大 小 不 同 の 毛細 血 管 が. 大 小 不 同 で不 規 則 に 走 行 し,一 部 は 下 顎 下 縁 の緻 密. 多 く,歯 根 周 囲 の 細 い 毛 細 血 管 の 増 加 が うか が わ れ,. 骨 内に 侵 入 して い た.下 歯 槽 動 脈 よ り分 岐 す る 歯枝. ほぼ600rad照. は 大 小 不 同 で 照射 側 と比 較 す る と全 体 的 に血 管 数 は. 射 側 の 像 に 類 似 し て い た.. 1,200rad照 照射 側:下. 射(写. 真7a,. b). 多 く,蛇 行 を伴 な っ て い た.歯 根 周 囲 の 毛 細 血 管 は. 歯 槽 動 脈 は正 常 像 と比 べ や や 太 くな り,. 下 顎下 縁 側 の 毛 細 血 管 は 増 加 し,走 行 は不 規 則 で 交 叉 して い た.ま. た歯 枝 の 走 行 も不 規 則 とな り数 を増. して い た.槽 間 中隔,根. 比 較 的 多 くみ られ,根 尖部 の 一 部 の 血 管 は湾 曲 しな が ら根 尖 孔 よ り歯髄 腔 内 に侵 入 して い た. 3,000rad照. 射(写 真10a, b). 間 中 隔 部 では,大 小 不 同 の. 照 射 側:下 歯 槽 動 脈 よ り下 方 に 走 行 す る血 管 は著. 毛 細 血 管 が 蛇 行 し なが ら伸 展 し と くに太 い 血管 に 蛇. 明 に数 を減 じ,不 規 則 で蛇 行 を 伴 な い 一 部 や や 不 明. 行 が 著 明 に 認 め られ,血. 瞭 な と こ ろ もみ られ た.な お緻 密 骨 内 に 侵 入 す る血. 管数 は 著 し く増 加 して い た.. 歯 根 周 囲 で は 比 較 的 細 い毛 細 血 管 の 増 加 が著 明 に 認. 管 も数 を減 じて い た.歯 枝 の 走 行 は 不 規 則 で 槽 間 中. め られ た.. 隔,根 間 中隔 に は著 明 な血 管数 の 減 少 が 認 め られ,. 非 照 射 側:下. 歯 槽 動 脈 の 太 さは 照 射 側 とほ ぼ 同様. で,そ れ よ り下 顎 下 縁 に 向 う毛 細 血 管 は 数 を増 して. また1,500rad,. 2,400rad照. 射 時 の 血管 の 太 さ と比. 較 す る とや や 細 くな る傾 向 が み られ た.. い たが,比 較 的 規 則 正 し く走 行 して い た.歯 枝 は大. 非 照 射 側:下 歯 槽 動 脈 は 太 さ に 大 差 は み られ なか. 小 不 同 で,全 体 的 に は 比 較 的 細 い 毛 細 血 管 の 増 加 が. っ た が,そ れ よ り下 方 の血 管 は不 規 則 で や や 数 の減. 著 明 に 認 め られ,と. くに根 間 中 隔 な らび に槽 間 中 隔. 少 が み られ た 。 歯 枝 は槽 間 中 隔,根 間 中 隔 で は 大 小. に 多 くみ られ た.根 尖 よ り歯 髄 腔 内 へ の 血 管 は軽 度. 不 同 で,や や 太 い蛇 行 した 血管 とそ の 間 をや や 数 を. の 湾 曲 を もっ て侵 入 し て い た.. 減 じた 細 い毛 細 血 管 が 認め られ た.歯 根 周 囲 の 毛 細. 1,500rad照. 射(写. 真8a,. 血 管 は 照 射 側 に 比 較 す る と 多 く認 め られ,ほ ぼ2,400. b). 照 射 側:下 歯 槽 動 脈 はや や 細 くな り下 顎 下 縁 にほ ぼ 平 行 に 走 行 して い た.下 歯 槽 動 脈 よ り下 方 の 下 顎. rad照 射 時 と同 程 度 で あ っ たが,血 管 は 細 くな っ て きた.. 下 縁 側 で は,血 管 の 走 行 は 不 規 則 で やや 太 くな っ た. 4,500rad照. 血 管 が 走 行 し,細 い 毛 細 血 管 は減 少 して いた.下 歯. 照射 側:下 歯 槽 動 脈 は4,500rad照. 槽 動 脈 よ り上 方 の槽 間 中隔,根. 間 中 隔 部 では,比 較. 射 後20日 目(写 真11a, b) 射 直 後 と比較. しや や 細 くな り,下 歯 槽 動 脈 よ1)下 方 の 下 顎 下 縁側. 的 太 い 蛇 行 を伴 な っ た 不 規 則 な毛 細 血 管 が 認 め られ,. の 血 管 は3,000rad照. 細 い 毛細 血 管 は 減 少 し疎 と な っ て い た.ま た 歯 根 周. 細 血管 の 増加 が み ら れ た.下 歯 槽 動 脈 よ り上 方 の 歯. 射 側 に 比 して 不 規 則 な細 い毛.
(4) 1594. 石. 枝 は 槽 間 中 隔,根. 田. 間 中 隔 で は,全 体 的 に 細 く不 規 則. で,一 部 断 裂 した り不 明 瞭 な 血 管 も認 め られ た.歯 根 周 囲 の 血 管 は 非 常 に 細 く,不 規 則 で不 明 瞭 と な り, 数 の 減 少 が み ら れ た. 非 照射 側:下. 元. 久. 内 の 血 管 は 大 部 分 が 直 線 状 に 上 昇 して い た が,一 部 軽 度 の 蛇行 を も っ て伸 展 し冠 部 歯 髄 に 分布 し て い た. 非 照 射 側:歯 れ,途. 根 部 歯髄 は 数 条 の 血 管 束 よ り形 成 さ. 中 と こ ろ ど こ ろ に そ れ よ り平 行 にや や 細 い毛. 歯槽 動 脈 よ り下 方 の 血 管 は 比 較 的 太. 細 血 管 が 分 岐 しな が ら上 昇 して い た.歯 冠 部 歯 髄 は. く,数 は 減 少 し疎 と な つ て い た.歯 枝 は,大 小 不 同. 近 心 お よ び 遠 心 よ り伸 展 して き た血 管 が 髄 室 の 中 央. の 血 管 が み られ 不 規 則 に 走 行 し,ほ ぼ3,000rad照. よ りや や 近 心 側 で 吻 合 し,再 び 髄 角 部 に上 昇 し,樹. 射 側 と同 様 の 所 見 が 認 め られ た.. 枝 状 ま た は 格 子 状 を な し毛 細 血 管 網 を形 成 して い た.. 4,500rad照 照 射 側:下. 射 後30日 目(写 真12a, b) 歯槽 動 脈 は と ころ ど こ ろ 狭 窄 し太 さの. 変 化 が み られ,そ. れ よ り下 方 の 下 顎 下 縁側 の 血 管 の. 走 行 は 不 規 則 で,太 が 認 め られ,血 不 規 則 で,太. い血 管 は み られ ず 細 い 毛 細 血 管. 管 数 は 減 少 して い た.歯 枝 の 走 行 も. い 血 管 はか な り数 を減 じ,細 い 毛 細 血. 管 が み られ,全. 体 的 に 血管 数 は 減 少 し,一 部 断 裂 し. 900rad照. 射(写. 真16a, b). 照 射 側:歯. 根 部 歯 髄,歯 冠 部 歯 髄 と もに 血 管 の 太. さは 大 小 不 同 とな り,歯 根 部 歯 髄 で は 比 較 的 太 い 血 管 に 軽 度 の 蛇 行 が 認 め られ た.歯 冠 部 歯 髄 の 血管 は, 一 部 分 岐 しな が ら不 規 則 な格 子 状 を形 成 し歯 髄 腔 内 に 分 布 して い た. 非 照 射 側:歯. 髄 内 の 血 管 の太 さは ほ ぼ 一 様 で,軽. た り不 明 瞭 な 毛 細 血 管 が 多 く認 め られ た.歯 根 周 囲. 度 の 蛇 行 が み られ,ほ ぼ600rad照. の 毛 細 血 管 は 非 常 に 細 く疎 とな り数 は 減 少 して い た.. 見 で あ っ た.. 非 照 射 側:下. 歯 槽 動 脈 よ り下 方 の 血管 は 正 常 像 と. 比 較 し著 明 な 減 少 が み られ,疎. とな り,比 較 的 太 い. 1,200rad照 照 射 側:歯. 射(写. 射 側 と 同様 の所. 真17a,b). 髄 血 管 は 大 小 不 同 で,著 明 な 毛 細 血 管. 毛 細血 管 が 認め られ た,歯 枝 は な お大小 不 同の 血管 が み. の 増 加 が 認 め られ,全 体 的 に歯 髄 腔 内 は 拡 大 され て. られ,比 較 す る と太 い毛 細 血 管 の 方 が 多 くみ られ た.. いた.歯 根 部 歯 髄 は数 条 の 比 較 的 太 い 拡 張 し た血 管. 全体 的 に は 血 管 数 は 著 明 に 減 少 し,相 互 の 血 管 の 間. とそ の 間 に細 い 血 管 が 著 明 な蛇 行 を も って 不 規 則 に. 隔 は 広 く疎 とな って い た.歯 根 周 囲 の 血 管 は 細 い毛. 伸 展 し,途 中 分 岐 を出 し なが ら歯 髄 腔 内 を満 た して. 細 血 管 が 多 くみ られ た.. い た.歯 冠 部 歯髄 と歯 根 部 歯 髄 の境 界 付 近 で は,血. 歯の血管像 変化. 管 数 は や や 減 少 して い た が なお 多数 の 毛 細 血 管 が 認. 歯 の 正 常 血 管 像(写 真13). め られ た..歯 冠 部 歯 髄 中 央 付 近 で は,血 管 は 吻 合 し. 歯 髄 内 の血 管 は,ほ. 髄 角 部 に向 け て不 規 則 な 格 子 状 を 呈 し,毛 細 血 管 網. ぼ一 様 な 太 さ の数 条 の 血 管 よ. り形 成 さ れ,歯 冠 部 に 向 け て と こ ろ ど こ ろ 分 岐 を 出 しな が ら比 較 的 直 線 状 に上 昇 し,歯 頸 部 付 近 で 吻 合. を形 成 して い た. 非 照 射 側:照 射 側 と同 様,歯 髄 血管 は 毛 細 血 管 の. し数 を減 じて 斜 め 上 方 に 向 け て 伸 展 し歯 冠 部 歯 髄 に. 著 明 な増 加 な らび に 歯 髄 腔 内の 拡 大 が 認 め られ,大. 分 布 して い た.近 心 根 な らび に 遠 心 根 よ り直 上 し た. 小 不 同 の 血 管 が 湾 曲,蛇 行 し なが ら上 昇 して い た.. そ れ ぞ れ の 血 管 は,髄 室 の 中 央 よ りや や 近 心 側 で吻. な お 象 牙 芽 細 胞層 付 近 で は,こ. 合 し,さ ら に髄 角 に 向 け 直 上 し樹 枝 状 の 血管 分 布 を. 直 角 に 分 岐 した 非常 に 細 い毛 細 血 管 が み られ,係 蹄. 示 し,ル ー プ を形 成 し て終 枝 して い た.. をな し て分 布 して い た.. 300rad照. 射(写. 真14a, b). 照 射 側:歯 髄 内の 血 管 は,近 心 根 お よ び遠 心 根 と. 1,500rad照. 射(写. れ らの 血 管 か らほ ぼ. 真18a, b). 照 射 側:歯 髄 血 管 は 比 較 的 太 い毛 細 血 管 と その 間. も そ れ ぞれ 一 本 の 比 較 的 太 い 血 管 と,数 条 の 細 い 血. に 細 い 血 管 とが上 昇 し, 1,200radと. 管 束 とか ら な り,ほ ぼ 直 線 状 に 直 上 し,歯 頸 部 付 近. 管 数 は 減 少 して きた.象 牙 芽 細 胞 層付 近 で は,こ れ. よ りや や 数 を減 じ髄 室 に分 布 し,髄 角 部 で は そ れ ぞ. らの 血 管 は 細 分 岐 し非 常 に 細 い毛 細 血 管 が 不 規 則 に. れ 交 叉 な らび に ル ー プ を形 成 しな が ら終 枝 して い た.. 走 行 し比 較 的密 な 毛 細 血 管 網 を形 成 して い た.. 非 照 射 側:根. 尖部 か ら侵 入 した 歯 髄 内 の 血 管 は,. 比 較 す る と血. 非 照 射 側:歯 根 部 歯 髄 の 血 管 は 大 小 不 同 で分 岐 し. ほ ぼ 一 様 な太 さ で 直 線 状 に とこ ろ ど こ ろ 軽度 の 湾 曲. な が ら直 上 し, 1,200rad照. 射 時 と比 較 す る と血 管. を も っ て 直 上 し,ほ ぼ 正 常 像 と同 様 の 所 見 で あ った.. 密 度 は 疎 と な り,や や 太 い血 管 の 方 が 多 く認 め られ. 600rad照. 射(写 真15a, b). た.歯 冠 部 歯 髄 は著 明 な 湾 曲 お よび 蛇 行 が み られ,. 照 射 側:歯. 髄 内 の 血 管 の 太 さ は ほ ぼ 一 様 で,根 管. 髄 角 部 に 向 け て比 較 的 細 い毛 細 血 管 が や や 不 規 則 に.
(5) 放 射 線 照 射 に よ る下 顎 骨 お よ び歯 の 血 管 像 変 化 に 関す る 実 験 的 研 究 走 行 し,毛 細 血 管 網 を形 成 して い た. 2.400rad照. 非 照 射 側:根 尖 よ り数 条 の 毛 細 血 管 が ほぼ 一 様 な. 真19a, b). 太 さで 蛇 行 し なが ら 直上 し,歯 頸 部 付 近 で分 岐 を形. 照 射 側:歯 髄 血 管 は 比 較 的 太 い数 条 の 血 管 よ り形 い毛 細 血 管 は ほ とん どみ られ ず,血 管 数. 成 して い た.ま た著 明 に数 を減 じ,歯 冠 部 歯 髄 で は 一 本 の 比 較 的 太 い血 管 が伸 展 して い た .歯 髄 血 管 は. は 減 少 し血 管密 度 は 疎 とな って い た.血 管 は 著 明 な. 数 の 減 少 が 著 明 にみ ら れ た が,照 射 側 と比 較 す る と. 蛇 行 な ら び に と こ ろ ど こ ろ 折 り返 しを呈 しなが ら伸. や や 数 は 多 く認 め られ た.. 成 され,細. 射(写. 1595. 展 し,歯 冠 部 歯 髄 の ほ ぼ 中 央 付 近 で2条 の血 管 が 螺. 2.病. 線 を形 成 しな が ら髄 角 部 へ 伸 展 して い た.. 300rad照. 非 照射 側:歯. 根 部 歯 髄 の 血 管 は 蛇 行 を伴 な い 大 小. 不 同 で あ っ た が,太. い 血 管 の 方 が 多 く認 め られ,そ. 理組織学的所 見 射. 歯髄 は 血 管 の 拡 張,充 血 が 対 象例 よ り も著 明 で, 赤 血球 を充 満 し た小 さ な毛 細 血管 の 増加 を認 め た.. の 間 に 細 い 血 管 が 不 規 則 に 走 行 して い た.象 牙 芽 細. ま た 間 質 の 浮 腫 が 対 象 よ り も強 く,線 維 芽 細 胞 は 星. 胞 層 付近 の 細 い毛 細 血 管 の 数 は著 明 に 減 少 して いた.. 芒 状 な い しラ ケ ッ ト状 を呈 す る傾 向 が み られ た(写. 3.000rad照 照 射側:歯. 射(写 真20a, b). 真23, 24).造 歯 細 胞 は,部 分 的 に対 象 よ りやや 膨 化. 根 部 歯 髄 は ほ ぼ 一 様 な 太 さの 毛 細 血 管. よ り形 成 され, 2,400rad照. 射 時 よ りや や 細 くな っ. して い た(写 真25).骨 髄 に は血 管 拡 張 と充 血 が み ら れ,脂 肪 髄 は 浮 腫 状 を呈 し て い た(写 真26, 27).. て い た.血 管 の 走行 も さ ら に不 規 則 とな り,蛇 行,. 600rad照. 湾 曲 な らびに とこ ろ ど こ ろ螺 線 を 形 成 しな が ら伸 展. 歯 髄 に は毛 細 血 管 の 増 加 が 認 め ら れ,血 管拡 張,. して い た.歯 冠 部 歯 髄 は,細. い毛 細 血 管 が 多 くみ ら. 充 血 お よび 浮腫 が み られ た(写 真28).骨 髄 に も血 管. 不 規 則 に 交 叉 しな が ら上 昇 し,毛 細 血 管 網 を形 成 し. の拡 張,充. て い た.. 29).. 非 照 射 側:数. 条 の 歯 髄 血 管 が蛇 行 しな が ら上 昇 し,. 途 中 そ れ よ1)細 い 分 岐 を 出 しほぼ2,400rad照. 射側. と同 様 の 所 見 が み られ た. 4,500rad照. 血 を認 め,軽 度 な 浮腫 が み ら れ た(写 真. 1,200rad照. 射. 歯 髄 は 細 静 脈 に 血 管 拡 張 と血 行 静 止 の状 態 が み ら れ,間 質 は 浮腫 状 で あ った.ま. 射 直 後(写 真21a, b). 照 射 側:歯 髄 血 管 は 拡 張 し太 さ は ほ ぼ 一 様 で あ っ た が,と. 射. こ ろ に よ りや や 細 くな っ た 部 分 が み られ た.. た細 動 脈 は迂 曲 し,. 内 皮細 胞 の 増 殖 を伴 な う毛 細 血 管 の 増 生 が み られ た (写真30).ま た 歯 根 膜 に も血 管 の 内皮 細 肥 の 肥 大, 増 殖 が 認 め られ た(写 真31).骨 髄 は 浮腫 状 を呈 し,. 血 管 数 は 減 少 し,血 管 密 度 は疎 とな っ て い た.走 行. 貯 溜 した 蛋 白液 が エ オ ジ ンに 淡 く紅 染 し,ま た 血 管. は 不 規 則 で,蛇 行 は 著 明 とな り,途 中 分 岐 を形 成 し. の 充血 な らび に 拡 張 を認 め た(写 真32).. て い た.終 枝 の折 り返 しは 著 明 で,ル ー プ が か さ な. 1,500rad照. り一 塊 の 糸 玉 様 を形 成 して い た.血 管 は 歯 頸 部 付 近. 歯 髄 で は,間 質 は 浮 腫 状 を呈 し軽 度 な 血 管拡 張 が. 射. で 折 り返 し数 を 減 じ,ま た歯 冠 部 歯 髄 へ の 血 管 の 伸. み られ,赤. 展 は 認 め られ な か っ た.. め られ た.ま た 少数 の 好 中 球,小. 非 照 射 側:照. 射側 と比 較 し血管 数 は や や 多 くみ ら. れ た が,毛 細 血 管 は 蛇 行,湾. 曲 お よび 折 り返 しが 著. 血球 を充 満 し微 細 な毛 細 血管 の 増 殖 が 認. 増 殖 が あ り,内 皮 細 胞 の 肥 厚 が 認 め ら れ,同 様 に 好. 明 で,走 行 は 不 規 則 で あ っ た.ま た 象 牙 芽 細 胞 層 付. 中球,小. 近 の 細 い 毛 細 血 管 は 認 め ちれ なか っ た.歯 頸 部 付 近. に は び まん性 に 浮 腫 が み られ,造. で は,毛 細 血 管 は数 を減 じ折 リ返 しが 認 め られ,歯. い た(写 真36).. 冠 部 歯 髄 へ の 伸 展 は み られ な か っ た. 4,500rad照. 射 後30日 目(写 真22a, b). 円形 細 胞 が び まん. 性 に 浸 潤 して い た(写 真33, 34).歯 根 膜 は 血 管 壁 の. 円 形 細 胞 の 浸 潤 が み られ た(写 真35).骨 髄. 2,400rad照. 血細 胞 は 消 失 して. 射. 歯髄 は 軽 度 な 血 管 拡 張 が み られ た が,浮 腫 は 減 弱. 照 射 側:付 近 お よ び 遠 心 根 管 内 の 歯 髄 血 管 は,そ. し,線 維 芽 細 胞 の 増 生 を認 め,全 体 と して 結 合 組織. れ ぞ れ 各2本 の 比較 的 太 く拡 張 した 血 管 が 軽 度 の 蛇. が 増加 して い た.な お 部 分 的 に は 漏 出 性 出血 が み ら. 行 を もっ て 直 上 し,そ の 間 を細 い 毛 細 血 管 が2〜3. れ た(写 真37).象 牙 芽 細 胞 胞 の 胞 体 は 空 胞 状 を 呈 し.. 本伸 展 して い た.終 末 部 の 血 管 は 分 岐 を形 成 し歯 頸. 淡 明 に 認 め られ た(写 真38,. 部 付 近 で 終 枝 し て い た.ま. どこ ろ に 骨 細 胞 の核 の 脱落 した 骨 小 腔 が 認 め られ た. た歯 髄 腔 の 狭 窄 は 著 明 で. 象牙 芽 細 胞 層 付 近 の 血 管 は 認 め られ な か った.. (写 真40).. 39).骨 組 織 に は と ころ.
(6) 1596. 石. 3,000rad照. 田. 射. 歯 髄 に は 強 い 血 管拡 張 は み られ ず,内 毛 細 血管 の 増 殖 が 認 め られ,間. 腔の狭小 な. 質の結合 組織の びま. ん 性 増 殖 が み ら れ た(写 真41). 4,500rad照. 元. 久. そ れ の 濃 度 を測 定 し,拡 大 写 真 の 撮 影 条 件 を 可 及 的 一 定 に す る ため 各 階 梯 の 拡 大 写 真 のCの 濃 度 を一 定 に ラベ ル し,. A, Bの 平 均 値 を算 出 し濃 度 比(B/A). を も とめ た.表1は. そ れ を グ ラ フ に した もの で,照. 射. 表1. 骨 梁 は 層 状 構 造 が 不 明 瞭 とな り,広 範 囲 に わ た っ. 各照射後 の下顎骨の濃度 比の変化. て 空 虚 な 骨 小 腔 が 顕 著 に み られ た(写 真42).ま た全 体 と して 骨 に 吸 収 像 が 現 わ れ,部 分 的.に腐 骨 片 が 散 見 さ れ た(写 真43,44).骨. 髄 で は,線 維 化 が 著 明 と. な っ た(写 真45, 46). 3.. X線 所 見. X線 所 見 で は 照 射側 お よ び 非 照 射 側 を比 較 して も ほ とん ど差 異 が み られ なか っ た た め,照 射 側 に つ い て以下 説明す る。 照 射 前 て写 真47) 骨 梁 の 配 列 は 整 然 と し,歯 根 膜 腔 な ら び に 歯槽 硬 線 も一 様 で 整 然 と して い た. 2,400rad照. 射(写 真48). 射 側,非. 照 射 前 と比 較 して ほ とん ど差 は 認 め られ なか っ た. 照 射 側 と も に2,400radま. を た ど っ た が,こ. で は ほぼ 平 行 線. れ よ り3,000radに. か け て 照 射側. が,一 部 歯 根 膜 腔 の拡 大 傾 向 な らび に 骨 梁 の不 明 瞭. は 非 照 射 側 に 比 べ て や や 濃 度 が 濃 く な り下 方 に カ ー. 化 が 認 め られ た.. ブ を 描 く傾 向 を 示 し た.ま. 3,000rad照. 射(写 真49). く明 瞭 に な る傾 向 が み られ た.ま. 4,500rad照. 4,500radで. は,こ. の 傾 向 が さ ら に 著 明 と な っ た.. 歯 髄 腔 の 狭 小 化 が 軽 度 み られ,歯. が み られ,不. た,. 槽 硬 線 はや や 太. 4.肉. 眼 的 所 見(表2). た骨梁の配列不正. 表2. 明 瞭 とな っ て き た.. 各照射 後の肉眼的所見. 射 後20日 目(写 真50).. 歯 髄 腔 の 狭 窄 は3,000rad照. 射 時 に比 較 して 著 明. とな り,歯 根 膜 腔 の 拡 大 な らび に 歯 槽 硬 線 は さ ら に 明 瞭 で 太 くな っ た.骨 梁 は 粗 造 で配 列 の 乱 れ が み ら れ,不 明 瞭 とな っ で い た.ま た 第4小. 臼 歯 と第1大. 臼 歯 の 歯 冠 部 は 一 部 重 な りが み られ たが,こ. の部 に. 相 当 す る歯 槽 突 起 部 は 他 の 同 部 と比 較 す る と歯 槽 骨. a:照 射側b:非. 照射 側. の 吸 収 が 著 明 で 透 過 性 を 増 して い た. 各 照 射 後 の 濃 度 比 推 移(写 真51,表1) 60Co‑γ線 照 射 に よ る 各 階 梯 の骨 の 変 化 をX線 写 真 上 で 肉 眼 的 に観 察 す る こ と は 比 較 的 困難 な た め,ー つ の 指 標 と してSAKURA. Densitometer. PDA‑11. 900rad照. 射(写 真52). 600rad照. 射 ま で は 口腔 内 外 と もに変 化 は 認 め ら. れ な か っ たが, 900rad照. 射 後,照 射 側 の 頬 部 皮 膚. の 濃 度 計 を用 い,拡 大 写 真 を 利 用 して 濃 度 比 を 算 出. に 軽 度 の 浮 腫 が 認 め られ た.こ の 浮腫 は1〜2日. し骨 の 変 化 を検 討 した.. に 消 失 した.な. 写 真51の 如 く,照 射 を受 け な い上 顎 犬 歯 をA,照 射 野 の 中心 で あ る下 顎 第4小. 臼 歯部 をB,軟. 硬 組 織 も うつ ら な い部 分 をCと れ に 直 径6mmの. した. A, Bそ. とめ,そ. の5点. 2,400rad照. 射(写 真53a, b). れぞ. 1,500rad照. 射 頃 よ り口 腔 内,と. 円 を 設 定 し,そ の 中 に 直 径2mm. に つ い てA1‑A5,. B1〜B5の. め られ な か っ た.. 組織 も. (濃 度 計 の 測 定 部 の 直 径 と同 じ)の 小 円 を5ヵ 所 も それ. 後. お非 照 射側 に は 照 射 に よ る変 化 は 認. くに 照 射 野 内 の. 照 射 側 頬 側 歯 肉 は軽 度 の 脱 色 傾 向 が 認め られ た が, 非 照射 側 に は 変 化 が み られ な か っ た.脱 色 は 階 梯 が 進 む につ れ て 著 明 とな っ て い た. 2,400rad照. 射で.
(7) 放 射 線 照 射 に よ る下 顎 骨 お よび 歯 の 血 管 像 変 化 に 関 す る 実験 的 研 究 は,写 真53aの. 如 く第4小. 臼歯 と.第1大 臼歯 の 歯 間. 乳 頭 部 に 軽 度 の 出 血 が 認 め られ,そ. の周 囲 の 組 織 は. 1597. を お こ しや す い, ③ 下 顎 骨 を覆 う舌 側 粘 膜 は 薄 くそ の 血 流 も大 部 分 が 舌 下 動 脈 に 支 配 され る ため 粘 膜 障. 脆 弱 とな り一 部 白苔 を形 成 して い た.ま た 口 腔 内 は. 害,骨. やや 不 潔 とな り一 部 に 浮腫 が み られ た.非 照 射 側 で. げ られ る27.28,38,42,43).水 野(1972)17)は. は,写 真53bの. 臼 歯 と 第1大 臼 歯 の 歯 間. 性 腫瘍 の 治 療 に 際 して,下 顎 骨 は 腫 瘍 が 好 発 す る舌. 乳 頭 部 圧 迫 に よ り軽 度 の 出 血 が み られ た.口 腔 外 所. お よび 口底 に 近 接 し,ま た 顎 下 リンパ 節 へ の転 移 が. 如 く第4小. の 露 出 を お こ しや す く回 復 し難 い,な. どが あ. 口腔 領 域 悪. 見 とし て は,照 射 側 の 頬 部 皮 膚 に 軽 度 の 脱 毛 が み ら. しば しば み られ る ため,照. れ,非 照射 側 で も脱 毛 傾 向 が うか が わ れ た.. に 比べ 多 い こ とを指 摘 し,臨 床 的 に は 年 齢 や 全 身 的. 3,000rad照. 射(写 真54,. 55a, b). 口 腔 内 所 見 と して3,000rad照. 射 を受 け る こ とが 上 顎 骨. 疾 患 の 有 無 に つ い て も考 慮 す べ き要 因 で あ る と述べ. 射 側 で は,頬 粘 膜. 部 に 著 明 な 脱 色 な らび に 潰 瘍 形 成 が 認 め られ た(写. て い る. 骨 障 害 の 発 生 頻 度 につ い て は,菊 池 ら(1963)44). 真54).口 腔 外所 見 で は 脱 毛 が 著 明 とな り,と くに写 真. は 肋 骨 に お け る 障害 が8.9%み. 55a, bの 如 く照 射側 の 方 が 非 照射 側 に 比 較 し て著 明. 谷(1967)45)は. 肋 骨,鎖 骨 に お い て10.4%の. で あ っ た.. をみ て いる.ま. た大 竹 ら(1969)46)は. 4,500rad照. 射 後20日 目(写 真56). 射 線 治 療 後 に1.50%の. 照 射 側 で は 照 射 野 に 相 当 す る 頬 粘 膜 は灰 白 色 〜 淡. られ た と述 べ,田. ヶ. 発生 率. 子 宮 頸 癌 の放. 大腿 骨 頸 部 の 障 害 を観 察 して. い る.下顎 骨 にお け る障 害 につ い て はMoss(1965)47). 褐 色 を呈 し,壊 死 状 態 に 陥 っ て い た.ま た照 射 相 当. は5〜10%,奥. 部 の 歯 肉 は脆 弱 で 不 潔 とな り脱 毛 は さ ら に著 明 とな. れ た と述 べ て い る.こ の よ うに 下 顎 骨 に 障 害 が 比較. っ た.. 的 多 くみ られ る こ と よ り,本 研 究 では 下 顎 骨 を対 象. 4,500rad照. 放 射 線 骨 障 害 の 成 因 に つ い て は, Regaud Ewing. 照 射 側 と も広 範 囲 な 脱 毛 が み られ た.. (1926)25),. Gowgiel. 考. 察. の 後Cluzet(1910)19)よ. よ り骨 障 害 の 報 告 が な さ れ,ま. り引用 に. カ ル シ ウ ム に よ る2次. 組. れ は 骨 組 織 内の. 線 の 影 響 と骨 細 胞 な らび に 血. 管 系 へ の 障 害 に よ る も の と述 べ て い る.ま man(1925)40)よ. り引用は,ラ. に お き た 骨 髄 炎 に つ い て,. (1960)27),. Cook. and. Bowing. (1922)24), ((1947)26),. (1966)14),佐. 藤(1971)28),. ど 多 く の 報 告 が み ら れ る が,こ. れ. 骨 基 質 へ の 真 接 的 影 響 を 骨 障 害 過 程 の 第1と れ に 加 え て 照 射 領 域 の 脈 管 系 へ の 肥 厚,狭. し,こ 窄 な どの. 循 環 障 害 に よ る間 接 的 影 響 が 骨 障 害 を さ らに助 長 さ. たRegaud(1922)20). は 放 射 線 治 療 後 の 下 顎 骨 壊 死 に つ い て 報 告 し,骨 織 は 放 射 線 の 影 響 を 受 け や す く,こ. みら. ら を 要 約 す る と放 射 線 照 射 に よ る 骨 細 胞 成 分 お よ び. ひな鳥の照射側の翼 骨に発育抑制がみ. ら れ た と 報 告 し,そ. Stafne. 水 野(1972)17)な. 骨 に 対 す る 放 射 線 照 射 の 障 害 に つ い て は, Perthes (1903)18)が. 約24%に. に 放 射 線 照射 を 試 み た.. 射 後30日 目(写 真57a, b). 口腔 外 所 見 と して 浮 腫 が 著 明 と な り,と くに 照 射 側,非. 山 ・堀 内(1975)43)は. ジ ウム を 治療 に 用 い た 後 Ewing(1926)25)は. and. Burnett. (1954)49)も. (1947)48),. Medak. 同 様 の 見 解 を 述 べ,放. 射. 線 障害 の 発 生 に も っ と も関 与 す る重 要 な 因子 は 細 胞 成 分 お よび そ の 血 液 供 給 に よ りひ きお こ され る変 性. たHoff‑. 放射. 線 照 射 に よ る 骨 変 化 を 病 理 組 織 学 的 に 検 討 し,以. せ る と し て い る.ま た, Lasnitzki. 後. 変 化 で あ る と し て い る.. 細 胞 の 放 射 線 感 受 性 の 強 さは骨 芽 細 胞,骨 細 胞, 破 骨 細 胞 の 順 であ る とい わ れ て い る50)が,奥 山 ・堀. 顎 口腔 領 域 に お け る放 射 線 治療 に よ りひ きお こ され. 内(1975)43)は. る 障 害 に つ い て 多 くの 考 察 が な さ れ て い る10〜12,21〜23.. む しろ 血 流 に 注 目 して い る.放 射 線 照 射 に よ る 障 害. これ ら細 胞 成 分 の 直 接 的 効 果 よ り も. の うち 全 体 の1/3が. 41). 放 射 線 照射 に よ る骨 障 害 は,顎. 口腔 領 域 に お い て. 2/3は. 放 射 線 の 直 接 作 用 に よ る もの で,. 間 接 作 用 に よ る もの で あ る と い わ れ48),51),循. の 理 由 と し て解 剖 学. 環 系 障 害 に よ る要 因 が重 要 視 され て い る.こ の こ と. 的 見 地 よ り, ① 下 顎 骨 は 上 顎 骨 と比 較 し,多 量 の緻. よ り,放 射 線 照射 に お け る血 管 系へ の 影 響 が 問 題 と. 密 骨 よ り構 成 さ れ 厚 い骨 皮 質 の た め に 骨 髄 の 炎症 性. な り,と くに 毛細 血 管 系 は 放 射 線 感 受 性 の 高 い 臓 器. 変 化 を悪 化 させ や す い, ② 下 顎 骨 は 栄 養 とな る 主 な. と され て お り29),大 野(1957)30)は. は 下 顎 骨 に 多 くみ られ るが,そ. 血 管 が 限 定 さ れ,左 右1本 給 され,上. つ つ の 下 歯 槽 動 脈 よ り供. 顎 骨 に 比 べ て 血 流 が 少 な い ため 循 環 障 害. 八木(1959)31)は. 皮 窟 の 細 小 血 管,. 家 兎 耳 翼,天 野(1972)29)は. 家兎. 咬 筋 の 放 射 線 照 射 に よ る変 化 を報 告 し,そ の 他 腎毛.
(8) 1598. 石. 細 血 管32),肝 毛 細 血管33),家. 田. 兎の 内 臓 微 細 血 管52),. 元. 久. 管 像 の 変 化 を変 化 の み られ な か っ た もの(‑)〜. 最 も. 家 兎 の 腎53),等 多 くの 報 告 が あ る34〜37).しか し,下. 著 し い変 化 を 示 し た もの(〓)で 表 わ し, 300radか. 顎 骨 内 の微 細 血 管 に 対 す る放 射 線 の 影 響 につ い ての. ら4,500radま. 報 告 は 比 較 的 少 な く28,38),ま た 血 管 注 入 法 を用 い,. 対 象 は,歯 根 膜,顎. 骨,歯 髄 に つ い て 検 索 し た.血. 透 明 標 本 に よ り立体 的 に 検 討 した もの は,私 の 渉 猟. 管 像 所 見 で,第1段. 階 は300rad照. し た 範 囲 で は み られ な か っ た.そ. 化 の み られ な か っ た もの,第2段. こ で こ の放 射 線 照. で を5段 階 に 分 け て 検 討 した.研 究. 射 の もの で,変 階 は600rad照. 射. 射 に よ る立 体 的 血 管 像 の 変 化 を知 る こ とは,外 科 的. で,と. な らび に 化 学 療 法 に 対 す る 治 療 の 指 針 と して 重 要 な. れ た も の,第3段. も の と思 われ る.. で比 較 的細 い 血 管 の 増 加 な らび に 蛇 行 が 著 明 に 認 め. 血 管 系 の 変 化 は 照 射 方 法,照. 射 線 量 に よ って も 異. な り,藤 原 ら(1975)34)は3,000rad よ り, 340rad/回. で9回. 1回 照 射 の も の. ま た は510 rad/回 で6回 照. くに 根 尖 部 付 近 の 歯 根 膜 に血 管 の 増加 が み ら 階 は900〜1,500rad照. られ た もの,第4段. 射 した もの. 階 は2,400〜3,000rad照. 射の も. の で,細 い 毛 細 血 管 が数 を減 じ,比 較 的太 い 血 管 が 多 くみ ら れ,大. 小 不 同 と な っ た もの,第5段.階. は. 射 す る方 が 障 害 が 少 なか っ た と し,分 割 照 射 の 方 が. 4,500rad照. 障 害 は 軽 減 さ れ た と して い る.ま た 照 射 線 量 が 同 じ. な血 管 像 が み られ た も の と した,歯 根 膜,顎 骨,歯. で も低 線 量 率 照 射 の 方 が 障 害 は 軽 度 で あ っ.たと述 べ. 髄 の 三 部 位 の う ち最 初 に変 化 が 現 わ れ た の は 歯 根 膜. て い る.本 実 験 では,照. 部 で, 600rad照. 射 方 法 は 分割 照 射 を行 っ た. が,こ れ は 可 及 的 臨 床 に 近 い状 況 で実 験 が 試 み られ る よ う意 図 した ため で,. 1回 照 射300radの. 分割 照. 本 実 験 の 各 照 射 に お け る血 管 像 の 変 化 につ い て は 理 組 織 学 的 変 化 を表4に. 表3. 射 にて と くに 根 尖 部 に 細 血 管 の 増. 加 が み られ た.蛇 行 は600〜900rad照 も早 くみ られ,歯 根 膜,顎. 射 で歯 髄 に最. 骨 で は1,200rad照. 射で. 著 明 に 認 め られ た.な お 血 管数 の 減 少 な らび に不 明. 射 で行 っ た.. 表3に,病. 射 の もの で,血 管 数 が 減 少 し,不 明 瞭. ま とめ た が,血. 各照射後の 血管像 の変化. 瞭 化 は,と. くに 顎 骨 に お い て 著 明 で あ っ た.. 毛 細 血 管 系 は 循 環 系の うち で も最 も放 射 線 感受 性 の高 い 臓 器 と され て い るが28,33), Woodward Coley(1947)54)は1回200〜300radの 行 っ た場 合, 3,000〜4,000radで り, 5.000rad以. and. 分 割 照射 を 高 度 な障 害 が お こ. 上 では 骨 組織 の 死 をお こ した と述. べ て い る.ま た佐 藤(1971)28)は3,000〜12,000rad まで の5階 梯 に つ い て観 察 して い るが, 3,000rad です で に 血 管 系 の 障 害 を 認 め,と. くに 根 尖 部 で 走行. 異常 が 著 明 で あ っ た と記 載 して い る.本 研 究 に お い て も根 尖 部 付 近 の 歯 根 膜 に 分 布 す る血 管 に早 期 に 変 化 が み られ た.金 子 ら(1975)36)も3,000rad以. 上. の 照 射 量 で 循 環 不 全 が み られ た と述 べ て い る が,小 ※ 横尖〓. ※※ 横周〓. 線 量 域 に お け る血 管 へ の 影 響 に つ い て の研 究 は 少 な い35).山 浦 ・松 沢(1975)35)は,血. 表4. 各照射 後の病 理組織学 的変化. 管 に対 す る放 射. 線 の 影 響 を量 的変 化 と して 測 量 し解 析 して い るが, 血 管 増 殖 に 対 す る放 射 線 の 影響 に閾値 が あ るな ら400 rad以. 下 の と こ ろ に あ る だ ろ う と推 定 して い る.本. 実 験 で も300rad照 か っ たが, 600rad照. 射 で は ほ と ん ど変 化 は み られ な 射 で は 歯 根 周 囲 と くに 根 尖 部. へ の 血 管 の増 殖 が み られ た.ま た病 理 組 織 学 的 に300 rad照 射 で は 歯 髄 に お い て 血 管 の 拡 張,充 度 み られ た程 度 で あ るが, 600rad照. 血等が軽. 射では毛細血. 管 の 増 加,拡 張 な ら びに 浮腫 が み られ,山 浦 ・松 沢359 とほ ぼ 一 致 す る所 見 が 得 られ た.血 管 系 へ の放 射 線 に対 す る影 響 の 閾値 に つ い て は,さ. ら に よ り小 線 量.
(9) 放 射 線 照射 に よ る下 顎 骨 お よび 歯 の 血 管 像 変 化 に 関 す る実 験 的研 究. 1599. 域 に お け る血 管 系へ の 影 響 を観 察 す る必 要 が あ るが,. の 変 化 をみ て い る.本 実 験 に お い て も, 600〜900. 本 実 験 よ り300‑600rad照. rad照 射 よ り毛 細 血 管 系 の拡 張, 1,200rad照. 次 に900rad照. 射 の 間 に あ る と思 わ れ た .. 射 頃 よ り大 小 不 同 の 毛 細 血 管 が 多. くな り,とCに1,200rad照. 射 で 蛇 行 を伴 な っ た著. よ り細動 脈 の 迂 曲,拡. 射頃. 張 等 が み られ, 3,000〜4,500. rad照 射 で動 脈 系 の 変 化 が 認 め られ た.な お 静 脈 系. 明 な 毛 細 血 管 の 増 加 が み ら れ た.こ の 蛇 行 を伴 な う. の 変化 に つ い て は 不 明 な とこ ろ が 多 く,天 野29)も述. 血 管 壁 に は 病 理 組織 学 的 に 内 皮 細 胞 の 増 殖 が 認 め ら. べ て い るが, microatigiogram上. れ た.内 皮 細 胞 の 増 殖 に つ い て,岡(1972)55)は. る 血管 に は 造 影 剤 の 充 実 性 流 入 が 認 め られ なか っ た. 微. で 静 脈 系 と思 わ れ. 小 循 環 で は 血 管 壁 の 粗 さ,狭 窄,分 岐 の 影 響 が 大 き. と し,本 実 験 に お いて も 同様 で 血 管像 に お い て動 脈. く,血 液 の 流 動 す る圧 力が 内 皮 細 胞 の 成 長 に 関 係 が. 系か 静 脈 系 か を区 別 す る こ とは 困 難 で あ った.. あ り,狭 窄 部 で 内 皮 細 胞 が 増 殖 す る と し,ま たベ ル. これ ら放 射 線 に よ る血 管 障害 は,組 織 へ の 栄 養 供. ヌー イの 定 理 に よ る圧 力 の 変 化 が 動 脈 壁 隆 起 の 形 成. 給 を減 少 させ,高. に 関 係 が あ る と説 明 して い る.ま た天 野(1972)29). 学 的に も炎症 性 な らび に 退 行 性 変 化 が 観 察 され て い. 度 の 血 管 障害 の あ る 領 域 で は 組 織. は,血 管 拡 張や 壁 の 変 性,血 管 壁 透 過 性 亢 進 に 伴 な. る28,29,52).本実 験 で は, 3,000rad照. う血 流 の 変 化 が 血 管 壁 の 狭 窄 や 内 皮 細 胞 増殖 に 影響. 管 数 の 減 少傾 向 が 軽 度 に み られ る よ うに な り,組 織. をお よぼ す と し,血 流 量 の 変 化 を重 視 して い る.本. 学 的 に も内腔 の 狭 小 な 毛 細 血 管 が み られ, 2,400rad. 実 験 で も病 理 組 織 学 的 に1,200rad照. か らは 骨 小 腔 が 空虚 とな り骨 組 織 に い わ ゆ るaseptic. 射 にお い て細. 射 前 後 よ1)血. 静 脈 に 血 管 拡 張 な ら び に血 行 静 止 の 状 態 がみ られ,. necrosisの 像 が 出現 した. 4,500rad照. 細 動 脈 は迂 曲 し内 皮 細 胞 の 増 殖 を伴 な っ て い た.血. 像 に お い て血 管 の不 明 瞭,狭 窄 な らび に 断裂 等 の 所. 射では血管. 流 が 停 止 す る,い わ ゆ るstasisが. 発生す る と細 胞層. 見 が み られ,病 理 組 織 学 的 に は 骨 髄 の 線 維 化 お よび. へ の 酸 素 供 給 は 減 少 し,ま た 血 管 壁 との 摩 擦 が 増加. 腐 骨 形 成 が 認 め ら れ,血 管 像 と病 理 組 織 との 間 に相. して流 速 が 減 じ,毛 細血 管 内皮 の 障 害 をつ くるとされ. 関 関 係 が 認 め られ た.. て い る29).こ れ ら を総 合 して み る と,血 管 の 狭窄 お. 腐 骨 形 成 に つ い て,金 子(1967)57)は 血 流 遮 断 領 域. よび 蛇 行 等 の 毛 細 血 管 系 の 変 化 は,照 射 に よ る 血管. が 一 塊 と して 分 離 さ れ た こ と よ り,第1義. 内皮 細 胞 障害 の 結 果 に よ る 変 化 か,一 定 の 組 織 内 で. 作 用 よ りむ し ろ血 栓 形 成 に よっ て 生 じた 循 環 障 害 を. 血 管 の 拡 張,充 血 が お こ る た め 周 囲 組 織 との か ね あ. 重 視 して い る.ま た, Thomlinson. いに よ り蛇行 等 の 変 化 を きた す もの と思 われ る.一. は 毛 細 血 管 か ら180μ 以 上 離 れ た 細 胞 は 酸 素 供 給 が. 定 の 組 織 内 とは,本 実 験 で は 顎 骨 内 な ら び に歯 髄 内. 断 た れ 死 滅 し壊 死 を呈 した と述べ,中. を さ し て い るが,実. も照 射 に は 酸 素 の 影 響 が重 要 な 因子 の 一 つ で あ る と. 験 結 果 で も歯 髄 内 血 管 の 方 が顎. 的 な 直接. and Gray. (1955)58). 村(1969)59). 骨 内 に 比 べ 早 期 に 血 管 系変 化 が 現 わ れ た.こ れ は顎. して い る.金 子 ら(1975)36)は. 骨 に 比 べ 歯 髄 の 方 が 容 積 が 小 さい た め 周 囲 組 織 との. うな放 射 線 感 受 性 の 低 い細 胞 で の 障 害 は,細 胞 へ の. 関 係 ま た は組 織 内 維 持 異 常 を受 け や す い こ と よ り顎. 栄 養,呼. 骨 内 血 管 よ り早 期 に 変 化 が 現 わ れ た と考 え られ た. 次 に 血 管 を動 脈,静 脈 お よ び毛 細 血 管 の3つ け て こ れ らの 変 化 をみ る と, Cowgiel. に分. 吸 が 問 題 で,栄 養 血 管 の状 態 に よ って 組 織. 感受 性 は 大 き く左 右 さ れ る と し, 3,000rad照 上 で循 環 不 全 が み られ, 5,000rad照. 細動 脈,中 等 大 の動 脈 の 順 で 障害 され,毛 細 血 管 や. 験 で も3,000rad照. 静 脈 は 障 害 を受 け な い と述 べ,早. 内. 環 不 全 を伴 な い, 4,500rad照. 1. い え る 腐 骨 形 成 を認 め,ほ. 臓微 細 血 管 の 観 察 で,照 射 直 後 に は 毛 細 血 管 網, 週 間 後 で は 動 脈 系, した拡 張,迂. 射以. 射 で は この 不. 全 は常 に 進 行 し 回復 しなか っ た と述 で て い る.本 実. (1960)27)は. 川(1960)52)は. 中枢 神 経 系,骨 の よ. 1ヵ 月後 で は 静 脈 系 を各 主 体 と. 曲等 の 変 化 が み ら れ た と し,佐 藤(19. 射 では 血 管 の 狭 小化 が み られ 循 射 で は 非 可 逆 性 とも. ぼ同様の所見が得 られた.. ま た奥 山 ら16,43)は 放 射 線 骨 障害 の 成 因 と して と くに 骨 膜 とハ バ ー ス管 に 注 目 し,骨 膜 反 応 像 の 欠 乏 を指. 71)28)も 同 様 の 所 見 を報 告 して い る.ま たBorak. 摘 して い るが,こ れ は 化 膿 性 骨 髄 炎 との 大 き な 相違. (1942)56)は,真. で あ り60),障 害 骨 の 回復 を 阻 止す る 因 子 と して 重 視. の 紅斑の関与 にはまず毛細血管網. が 働 き,真 の 紅 斑 は 動 脈 系 の 拡 張 に よ り生 じ,次 に. して い る.ま た 骨 膜 の 骨 組 織 か らの 遊 離 を観 察 し,. 静 脈 系 の 関 与 に よ る もの と述 べ,天. こ の骨 膜 の 遊 離 は 骨 組 織 へ の 血 液 供 給 を減 少 させ る. 野29)は1,000R. 照 射 で毛 細 血 管 の 拡 張 お よび 蛇 行 が み られ, 3,000. もの と して い る.次 に硬 組 織 に 囲 まれ たバ バ ー ス 管. R照 射 で動 脈 系 に, 7.000R照. 内 の細 血 管 は 吸 収 線 量 が 軟 組 織 に 比 べ 多 く,し か も. 射 以 上 で静 脈 系 血 管.
(10) 1600. 石. 田. 副 側 路 も形 成 し に くい こ と,ま た バ バ ー ス 管 壁 よ り) 奇 妙 な吸 収 腔 が 周 囲 に ひ ろが っ て い た所 見 よ り,バ. 元. 久. り軽 度の 出血 を観 察 した が,部 位 は 第4小 臼 歯 と第1大 ,臼歯 との間 の歯 間乳 頭部 付 近か らの 出血 で,同 部 は脆 弱. バ ー ス管 内 に お け る 血 流 の.欠如 を重 視 し て い る17.38).. とな って いた.こ れ に つ いて, Chambersら(1958)40). また 福 武 ら(1970)61)は. は 歯 か ら の二 次 線 の 影 響 は 主 に 歯 よ り1〜2mm以. 凝 血 異'常の 病 態 生 理 の 立 場. か ら,放 射 線 照 射 に よ り)第皿 因子 が 増 加 す る と し,. 内 で 現 わ れ,と. 本 因 子 は 血栓 形 成 に主 要 で あ る こ とか ら局 所 の 凝 血. 形 成 が み ら れ た と述 べ,本 実 験 で も 同様 の 所 見 が 得. くに 隣 接 面 間 の 歯 肉部 に 最 初 の 潰瘍. 反 応 の活 性 化 をお こ し血 栓 形 成,栓 塞 を容 易 に す る. られ た.し か し, Chambensら40)は,. と し て い る。 以 上 の こ と よ り放 射 線 に よる 骨 障 害 は,. て い る ため60Co‑γ. 放 射 線 に よ る細 胞へ の 直 接 作 用 と と もに,循. とい.われ28),本 実験 で は滑 吸収 線 量 はX線 装 置 よ り. 環障害. に よ る 間 接 作 用 との 関 係 が 重 視 され て い る. 次 に,放. Del. が 含 ま れ た 場 合,歯. Regato. (1939)62)は. 頸 部 の 崩 壊,歯. 観 察 し,そ. 照射野 に歯. の 破 折 を きた し. た と 述 べ,Medakら(1950)63)は. 歯 の形 成 障害 を. の 他 同 様 の 報 告 が さ れ て い る64.65).ま. Englishら(1954)66)は. た. 破 折 が お こ っ た と し て い る.こ. た 歯 は.も ろ く な り の よ うに 放 射 線 照 射. に よ り 歯 質 の 変 化 が お こ っ た と報 告 さ れ て い る も の も 多 い が,太. 田(1973)67)は. 肉 眼 的 に も組 織学 的 に. も 歯 質 の 変 化 は み ら れ な か っ た と し て い る.ま たKa‑ lnins. (1954)68)は. た が,象. 犬 の 前 歯 に6,900. rad以. 上照射 し. 牙 芽 細 胞 に は 障 害 は お こ ら なか っ た と述 べ. て い る.本. 実 験 に お い て も,. 2,400rad照. 小 臼 歯 遠 心 部 と第1大. 臼 歯 近 心 部 は一 部 歯 冠 の重 な. りが み られ る部 位 で あ る こ とよ り,. 射 で 象牙. 60Co‑γ.線 にお. い て も二 次 線 の影 響 が あ っ た も の と思 わ れ た.放 射 線 口内 炎 につ い て は, Coutard. (1932)72),小. 林ら. (1960)73)に よ り報 告 さ れ て い る が,こ の 発 現 につ い て 太 田(1973)67)は,放. ラ ッ ト を 使 用 し1,500rad. 照 射 に よ り萠 出 遅 延 が み ら れ,ま. X線 を使 用 し 以 上 骨 吸収 が 多い. も低 い わ け で あ る が 出 血 が 認め られ た.こ れ は 第4. 射 線 照射 に よ る歯 質 の 形 成 不 全 や 歯 質 の. 変 化 に つ い て,. 線 とは 約2倍. 射 線 に よ り歯 肉の 上 皮 組. 織 の退 行 性 変 化 が お こ り,上 皮 消 失 に よ るび ち ん, 潰瘍 形 成 あ る い は 間葉 組 織 の 露 出 に よ る炎 症 性 反 応 と して 発 現 す る と述 べ て い る.本 実 験 で は,. 3,000. rad照 射 に て 歯 肉,頬 粘 膜 部 に 著 明 な 脱 色 な らび に 潰瘍 形 成 が み ら れ た.こ の 脱 色 につ い て は, Cham‑ bersら40).も. 記 載 して い るが,本 実 験 で は1,500rad. 照射 側 の 頬 側 歯 肉 に軽 度 の 脱 色 傾 向 を 認 め,以 後 漸 次 著 明 と な っ た.脱 色 は,メ. ラニ ン色 素 との 関 係 に. 芽 細 胞 の 胞 体 が 空 胞 状 と な り淡 明 に 認 め ら れ た が,. よ る もの と思 われ る が,照 射 に よ りメ ラ ニ ン色 素 が. そ れ 以 外 肉 眼 的 に も組 織 学 的 に も著 明 な歯 質 の 影響. 減 少 した もの か,深 部 組 織 へ 沈 着 して い った もの か. は 認 め ら れ な か っ た.. 不 明 で あ った.. 歯 髄 に つ い て は,栄 養 とな る血 管 が 根 尖 か ら進 入. また 脱 毛 に つ い て は, Burstone. す る 限 られ た 血 管 で,し か も周 囲 は 象牙 質 な らび に. R,. エ ナ メル 質 の硬 組 織 に よ り囲 まれ て い る ため,他. い るが,太. の. 3,000R,. (1950)74)が1,500. 5,000Rを. 照 射 し紅 斑 と脱 毛 をみ て. 田(1973)67)は. 実 験 期 間 中 に は 認 め られ. 組 織 よ りは 早 期 に 変 化 を お こ す と さ れ28),充 血,出. な か っ た と述 べ て い る.本 実 験 で は, 2,400rad照. 血,浮. 射 に て 肉 眼 的 に軽 度 の 脱 毛 が み ら れ,以 後 漸 次 著 明. 腫,血 管 の 狭 窄,湾. 曲 等 の 変 化 が 観 察 され て. い る63〜65,68,69).本 実 験 で は,病 理 組 織 学 的 に 充 血,. とな り4,500rad照. 血 管 拡 張,出. な 脱 毛 を認 め た.. 血,浮 腫 等 の循 環 障 害 が 認 め られ た が,. と くに 血 管 像 に お い て は早 期 よ り蛇 行,ル. ープ形成. 射 で は,照 射 野 を 中心 に広 範 囲. 結. 論. 等 の 著 明 な血 管 系 の 変 化 が 認 め られ,し か も顎 骨 に お け る血 管 の変 化 よ りも早 期 に 変 化 が み られ た.こ. 成 犬60頭 を使 用 し,そ の 右 側 下 顎 第3,4小 根 尖 部 を 中心 に放 射 線(60Co‑γ. り囲 まれ て い る こ と と,歯 髄 内 と顎 骨 内 の容 積 の 差. ロ パ ー チ ャ血 管 注 入 法 に よ り血 管 像 の 変 化 を立 体 的. に よ り,変 化 が 早 期 に 出現 す る もの と考 え られ た.. 形 態 学 的 に観 察 し,さ らに 病 理 組 織学 的,X線. 次 に 歯 肉 にお よ ぼ す 影 響 に つ い て, Dale (1953)70) は ラ ッ トに750R以. 下 のX線. を全 身 照 射 し歯 肉か ら. 線)照. 臼歯. れ は 歯 髄 が 象牙 質 な らび に エ ナ メル 質 の 硬 組 織 に よ. 射 し,ク. ロ. 的な. らび に 肉眼 的 に観 察 し次 の 結 果 を得 た. 1)下.顎 骨 に お け る血 管 の立 体 的 形 態 学 的 観 察 で. の 出 血 をみ た と述 べ, Shapiroら(1960)71)は1,200. は, 300rad照. Rを マ ウ ス に 照 射 し病 的 盲 嚢 の 形 成 を き た した と述. rad照 射 で と くに歯 根 周 囲 に 細 い毛 細 血 管 の 増 加 が. べ て い る .本 実 験 で は, 2,400rad照. み られ た. 900rad照. 射 で歯 肉部 よ. 射 で は 差 は み ら れ な か っ た が, 600. 射では大小不 同の毛細血管が.
(11) 放 射 線 照 射 に よ る下 顎 骨 お よび 歯 の 血 管 像 変 化 に関 す る実 験 的 研 究. 1601. 多 く,や や 走 行 の不 規 則 が 認 め られ, 1,200rad照. 照射 で は 歯 髄 腔 の 狭 窄 は さ らに 著 明 とな り,歯 根 膜. 射 で は,著 明 な大 小 不 同 の 毛 細 血 管 の 増 加 が み られ,. 腔 の拡 大 が 認 め られ た.な お 第4小. 蛇 行 しな が ら伸 展 して い た. 2,400rad〜3,000rad. 歯 間 の 歯 槽 突 起 部 に 軽度 の 吸 収 像 が み られ た.. 照射 で は,血 管 数 を 減 じ比 較 的 太 い 血 管 が 多 くみ ら れ 大 小 不 同 で あ っ た. 4,500rad照. 射 で は,血 管数. 7)肉. 眼 的 所 見 で は, 600rad照. 臼 歯 と第1大. 射 ま で は 口腔 内. 外 と もに 変 化 は 認 め ら れ な か つた が, 900rad照. 射. は 著 明 に 減 少 し,血 管 は 細 く不 規 則 で 不 明瞭 な 血 管. で頬 部 皮 膚 に 軽 度 の 浮腫 が み られ た. 2,400rad照. 像 が み られ た.. 射 で は,頬 部 皮 膚 に 軽 度 の 脱 毛 が み られ, 3,000rad. 2)歯. 髄 内血 管 は, 900radで. 血管は大小不 同 と. な り軽 度 の 蛇 行 が 認 め られ, 1,200rad照. 射 では顎. 臼. 照射 で 脱 毛 が 著 明 とな り, 4,500rad照. 射 で は脱 毛. は広 範 囲 に 認 め られ た.口 腔 内 所 見 と して は, 1,500. 骨 と同 様 に蛇 行 と血 管 の 増 加 が 著 明 で あ っ た. 2,400. rad照 射 頃 よ り頬 側 歯 肉 に 軽 度 の 脱 色傾 向 を認 め,. radで. 階 梯 が 進 む に つ れ 著 明 と な っ た. 2,400rad照. 血 管数 の 減 少傾 向 が み ら れ螺 線 を形 成 しなが. ら伸 展 し て い た. 3,000rad照. 射 で は2,400rad照. 射 の 所 見 が さ らに 著 明 とな り, 4,500rad照. は,歯 内部 よ り軽 度 の 出血,浮 腫 を 認 め,口 腔 内 は. 射 で根. 管 の 狭 窄 は 明 瞭 とな り,血 管数 の 著 明 な減 少 が 認 め られ た. 3)血. 管 系 の 種 類 別 で 変 化 の 早 く現 わ れ る 順 は,. まず600〜900rad照 次 に1,200rad照. 射 よ1)毛 細 血 管 系 の 拡 張 が み られ,. 不 潔 とな っ て きた. 3,000rad照. 射 で は,脱 色 お よ. び潰 瘍 形 成 が 著 明 で, 4,500rad照 一 部 壊 死 が み られ た . 8)以. 射 では歯肉部に. 上 血 管像 の 変 化,病 理 組 織学 的 所 見, X線. 所 見 な らび に 肉 眼 的 所 見 に お い て あ る 程 度 の 相 関 関. 張がお. 係 が 認 め られ,放 射 線 照 射 に よ る 立体 的 血 管 像 の 変. 射 で動 脈 系 に変 化 が 認 め. 化 を知 る こ とは,治 癒 過 程 の指 針 と して ま た外 科 的. 射 頃 よ り 細 動 脈 の 迂 曲,拡. こ り, 3,000〜4,500rad照. 射で. ら れ た.. な ら び に 化 学 療 法 併 用 の 際 の指 針 と して 重要 な もの. 4)下. 顎 骨 に お け る血 管 と歯 髄 内の 血 管像 を比 較. と考 え る.. す る と,歯 髄 血 管 の 方 が 早 期 に 蛇 行 し,ル ー プ 形 成 稿 を終 るに臨み,終 始御 懇 篤な る御指 導 な らび に御校. 等 の血 管 系 の 変 化 が み られ た. 理 組 織 学 的 所 見 で は,期. 間が 短 く照 射 線 量. も少 な い 時,す な わ ち1,500rad照. 5)病. 射 までは血管の. 閲 を賜 わ った恩師西 嶋克 巳教授 に衷心 よ り深 謝致 します また病理 組織 につ いて御指 導 を賜 った第二病理 学教 室小. 拡 張 や 浮 腫 を伴 な う強 い 循 環 障 害 が 認 め られ,造 血. 川勝士 教授,な らびに本実 験 を遂 行す るに あた り深 い御. 細 胞の 消 失や 軽 度 な 象牙 芽 細 胞 の 変 性 が み られ た.. 理 解,御 助 言 を賜 った放射 線医 学教室 山本道夫 教授 に心. 照射 期 間 が長 くな り照射 線 量 が 増 加 す る につ れ て,. か らの 謝意 を表 し,あ わせ て御協 力下 さ った長 畠駿 一郎. 間 質の 線 維 化,血 管 の 減 少, aseptic necrosis等. 助 教授 を始め 教室 員各位 に感謝 の意 を表 します.. の. 骨 の変 性 が お こ り,遂 に は 骨 の 吸 収 や 腐 骨 形 成 が み 本 論 文 の 要 旨 は,昭. られ た. 6). X線. 所 見 で は,. 認 め ら れ ず,. 2,400rad照. 1,500rad照. 射 ま では 変 化 は. 射 で 一 部 歯 根 膜腔 の 拡 大. 傾 向 な ら び に 骨 梁 の 不 明 瞭 化 が み ら れ た. 3,000rad 照 射 で は 歯 髄 腔 の 狭 小 化 が 軽 度 み ら れ,. 4,500rad. 会 総 会,昭. 和52年5月. に 昭 和52年9月 発 表 し た.. 和50年9月 第31回. 第20回 日本 口 腔 外 科 学. 日本 口腔 科 学 会 総 会 な らび. 第18回 日本 歯 科 放 射 線 学 会 総 会 に お い て.
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