Kyushu University Institutional Repository
シヤク・キョウワレキ7ネンブリュメール11ニチノテ イトウセイドニカンスルホウリツ : フランスタンポ ホウノホンヤク(1)
フランス担保法研究会
https://doi.org/10.15017/2312
出版情報:法政研究. 69 (4), pp.151-169, 2003-03-20. Hosei Gakkai (Institute for Law and Politics) Kyushu University
バージョン:
権利関係:
資 料 試訳・共和暦七年ブリュメール =日の抵当制度に関する法律
フランス担保法の翻訳︵一︶
はじめに
フランス担保法研究会
一 我々は︑革命期から現代に至るまでの重要なフラン
ス担保法関連法令︵草案を含む︶の翻訳に乗り出すことを
企画した︒この事業は︑フランス法史のみならず経済史・
社会史をはじめ周辺の莫博な知識と鋭い言語感覚を要する
幾多の困難な作業が待ち受けているであろうことが予測さ
れ︑我々の能力に余るかもしれない︒また︑いずれ我々以
外でこの困難な事業を我々以上に能くなし得る人が出てこ
られるに違いない︒我々はそのような事態を歓迎し期待す
料 る︒にもかかわらず我々がその浅学非才をも顧みず︑この
資 大それた事業に敢えて乗り出そうとするのは︑決して﹁山 がそこにあるから﹂登る類の素朴な冒険心に発するわけでも︑ましてや時空を超越した好事家的骨董的な趣味に発するものでもなく︑それなりのわけがある︒それは︑今この作業が誰かによってなされなければならない必要性と緊急性を強く感じるからである︒以下︑少しくこれを敷衛したい︒ 二 日本の抵当法︑否︑担保法は︑近代日本の特殊なあり方を敏感に反映し︑その当初から特異な法制度として出発し︑また判例などの有権解釈を通して一層いびつな発展を遂げてきた︒それは戦後︑殊に高度経済成長期においてその深化の反面︑一定の修正が図られたがハバブル崩壊とともに︑もともとわが国の経済社会や政治社会やその法的反映物が体質的に有していた特徴︵その重要なものとして︑流通主義や﹁地本主義﹂と呼ばれるような倒錯した利用価値劣位の土地信用絶対性と相倹つところの無媒介の抵当権特権至上主義等︑が挙げられる︶を暴走させ始め︑銀行の野放図な土地バブル不良債権の塩漬け方針に歩調を合わせるかのような抵当権対象物の拡大︑物上代位に関する一連の判例や短期賃貸借︵抵当妨害︶問題での安易かつ極端な議論の横行︑不良債権問題で行き詰まった金融機関の救済策と平行する一連の執行法関係や倒産法関係の諸特別立法︑
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そして︑ついに二一世紀の幕開けと共に法務省法制審議会
を舞台に有無を言わせず強引に具体化させつつある担保
法・執行法全面﹁改正﹂立法による短期賃貸借の事実上の
全面廃止や非占有不動産担保権であるはずの抵当権の質権
性兼有︑源除制度廃止による抵当権至上主義︵所有権から
発するはずの抵当権の所有権に対する絶対的優位︶の確立
などが現実味を帯びて日程に上っている︒
これらの一連の動きが法政策的に見てもいかに常軌を逸
し︑短視眼にして単眼的なものとなっているかは︑現在の
ところその総括的な表現である二〇〇二年﹁担保法・執行
法制の見直しに関する要綱中間試案﹂の上記内容を一瞥す
るだけで明らかである︒それは︑民事普通法制としての
﹁担保法・執行法制﹂の﹁改革﹂というよりも︑現在の局面
で時の政権の経済政策的至上命題である﹁不良債権の早期
処理﹂政策や﹁都市再生﹂政策など︑それ自体の政策的内
容を十分な科学的土俵の上で慎重に検討・吟味すべき多く
の重大な問題を抱え込んでいる︒
近年の一連の判例・立法議論を見て思うことは︑﹁物上代
位﹂なる観念の厳密な用法や﹁債権の平等﹂の公序性と
いった概念もさることながら︑これらを含めて抵当制度を
めぐる議論が結局のところ帰着して行くところの近代抵当 権に関するまともな概念は︑この国で果たして一度でも共有されたことがあったのだろうかという疑問である︒ 三 抵当権は︑資本主義の本格的展開まで主たる生産手段でありその後も重要な財産であり続け少なくとも非商事の世界︵狭義の民事法の世界︶ではなお主要な財産である不動産を対象としながらも︑担保対象を担保権設定者の手元に留めさせることを可能とし︑それゆえ債務者11信用授受者が担保対象たる不動産の収益を通じて生産活動を可能としたがゆえに︑近代財産法において物的担保の主座を占めることができた︒それは︑担保対象たる不動産の利用を担保権設定者︵辞債務者︶に委ね︑担保権者はただ被担保債務の不履行の場合の引き当てとして目的不動産の実現される﹁価値﹂を確実に掴むことで満足することから価値支配権と呼ばれることがある︒ここまでは︑どんな専門家でもどんな教科書でも一致して指摘する事柄である︒ しかし︑それがいかにして可能となるのかについての道筋︑論理と前提ないし条件はそう簡単なものではない︒ 第一に︑ある債務の担保に債務者︵担保権設定者︶の不動産が供せられ得るということ自体︑財産責任の原則の確立や労働生産物ならぬ土地︵不動産の素材的実体︶の擬似商品化が実現することが必要で︑その﹁価値﹂︵交換価値
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すなわち価格ないし地代︶実現が常態化するためには︑土
地への﹁所有権﹂観念の拡大適用︑換言すれば特定の地片
に対する利用の自由と独占支配名義︑すなわち使用・収益
権能の排他的実現が確立していなければならない︒抵当制
度の運用の現実において︑抵当権の実行によって発現する
その﹁価値﹂把握と目的不動産の利用とが矛盾する局面が
あるが︑前者は基本的に後者にその実現のメカニズムを
負っているのである︒
第二に︑債務不履行の後始末として担保財産が処分され
てその売墨金から債権者に債権額に応じて満足を得させる
のは実体権の観点から言えば当然のことであるが︑これら
は﹁請求権の体系﹂として発現する近代法の世界では︑債
務の存在も︑債務不履行の事実も︑全て原則として請求者
のための公権的判定手続が必要である︒欧大陸法において
抵当権が歴史的に財産責任の原則とともに発展し︑それゆ
えそもそもその性質上﹁特定の原則﹂を貫き得ない﹁裁判
上の抵当権﹂が抵当権のプロトタイプであった事実や︑抵
当権概念自体も責任財産制と同義であった︵ただし近代法
確立後は不動産に限定される︶こと︑合意による抵当権は
料 債務.執行名義のある公証人証書︵公署証書︶によっての
資 み成立したことも︑この際思い起こされるべきである︒ 要するに︑抵当権は法定主義や追及効などの特徴を備えた一の物権として構成されているが︑本質的には債権法に属している︵言い換えれば︑債権債務関係に従属し︑その第二次的結果として存在する︶のである︒ 第三に︑合意による抵当権︵公証人証書すなわちその権原証書の公署性に基づく抵当権︶は︑特定の債権者・債務者間で特定の不動産を対象に責任財産性を合意によって設定するが如き外観を呈することにより︑その日付の効力によって担保権としての機能を果たすようになるが︑その機能は︑公序たる﹁債権の平等﹂の原則の例外であり︑それも先取特権や法定抵当権のような明確な法政策的裏付けを欠く実際上当事者の合意によって設けられ得る例外たる特権として機能するので︑登記による明確化と限定︑その効力範囲の極力の限定が必要だと考えられていることである︒ その意味で︑合意による抵当権にとってその登記は︑贈与の登記などと同様に︑普通法︵特権の明確化と限定︶に属し︑権利の性格上当然のものであって︑所有権譲渡などの登記︵謄記︶のように﹁取引の安全﹂という法政策に基づく政策的な性格を持つもの︵政法︶ではない︒権利の性質に応じて判別されるべきこの二種の登記︵フランス法では一九五五年までその名称も登記︵貯ω臼6口︒昌︶と謄記
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(けw鋤鵠ωO﹃凶け一〇昌︶として区別していた︶を明確に区別する
ことが︑様々な解釈問題の紛れから自由になるために必要
である︒ 四 以上挙げた近代抵当権の論理の生成・発展が強固か
つ明瞭な形で見られるのがフランス法である︒とりわけ革
命期及びその前後の立法には︑市民革命の歴史的課題のゆ
えに︑極めて集中的かつ旺盛な討論を経て近代社会とその
思想に刻印された制度の論理がくっきりと浮かびあがって
いることが多い︒
とはいっても︑法史も予めゴールが見えているように
真っ直ぐと平坦に歩き続けるものではない︒その時代の千
変万化の局面に応じて︑様々な狭雑物が介在し︑制度も概
念も複雑に仕上げることがしばしばある︒革命期に即して
一例を挙げれば︑抵当証券を重要な構成物とした共和暦三
年メシドール︵収穫月︶九日︵一七九五年六月二七日︶法
(「?当法典に関するデクレ﹂及び﹁土地申告に関するデク
レ﹂︶である︒上記のドイツモデル理論から見れば超近代
のものが資本主義の確立より半世紀も先駆け一八世紀末に
出現していたことになるが︑しかし実際には︑超近代でも
何でもなく︑むしろ先進国イギリスの側圧を意識せざるを
得ない後発国らしい特殊な土地信用極大化政策の帰結だと 考えられる︵池田恒男﹁共和暦三年法論︵一︶︵二︶一革命期抵当権改革の研究︵その一︶i﹂﹃社会科学研究﹄第三二巻第一号・第三二巻第三号︵一九八○年︶参照︶︒ 今回手始めに翻訳する共和暦七年ブリュ弱勢ル︵霧月︶
一一日︵一七九八年一一月一日︶の﹁抵当制度に関する法
律︵い9ω謹直みσq巨①ξ℃o臼伽︒巴お︶﹂は︑全体の規範構
造がフランス民法典︵一八〇四年︶を最初に本格的修正を
した一八五五年法︵一八五五年三月二一二日法︶によく似て
いると言われる︒それが真に一八五五年法の類似物なのか
はなお厳密な検証を要するとはいえ︑もはや抵当証券のよ
うな飛び跳ねた制度もなく︑強い土地信用極大化政策を感
じさせるものもない︒共和暦三年法からの推移の背後に何
があったのか︑あるいは所有権譲渡にも対抗要件として登
記を要求する共和暦七年法がなぜフランス民法典の抵当権
規定となることがなかったのか︑おそらく形成途上の意思
主義の強固な伝統の前に挫折させられたという有力な回答
法がありえるであろうが︑それでは半世紀後に現実化した
のは何故かというより︑何故この時点の法律が半世紀以上
も前に時代の先駆性を示すことができたのか︑等々と甚だ
興味を惹くが︑あれこれ想像を逞しくする前に︑この資料
を正確なものにして︑広く学界の共有財産としたい︒
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よく見ると︑そういった派手な論点よりも︑そもそも抵
当権とは何かを考えさせるポイントがこの法律条文の中に
は伏在していると言えよう︒例えば︑対象不動産の特定性
とその範囲︑被担保債権の特定性︑抵当権の種類とそれぞ
れの特質の違い︑携当権と先取特権との関係︑源除の法理︑
などなど︒そして法律に規定のない事項︵例えば被担保債
権への附従性など︶でも︑規範として不存在だと即断して
はならないのである︒
こうして︑この時期のフランス抵当権立法という何人も
否定できない顕著な歴史的実在が現代日本法の対臆物であ
り︑これについてわが学界での共通財産化を図ることは︑
法学雑誌等で賑々しくもてはやされているわが抵当権問題
の地平の正確な座標を認識する上で必須であるばかりでな
く︑閉塞状況にあるかに見える現代日本法と法学の殆うさ
の実体を知る手掛かりを与え︑脱出口の模索のために︑極
めて迂遠に見えながら︑法学が提供できる最も着実な方法
の一つではなかろうか︒
五 ところで︑我々は︑抵当実体法の部分のみの訳出に
とどまらず︑執行手続︵当面は不動産執行手続に限定され
料 る︶の訳出をも試みる︒
資 共和暦三年の﹁抵当法典に関するデクレ﹂は︑執行手続 と一体となったもので︵第一章第五節及び第六節参照︶あり︑総裁政府の抵当法典も初期の草案段階までは︑それを含むものであった︒しかし︑その成立過程で︑それは二つの部分に分離され︑結果︑それらは同一日付を有する﹁抵当制度に関する法律﹂と﹁抵当制度及び強制的所有権移転に関する法律︵り︒一ω霞一Φみσq巨①ξOoけげOo巴お卑一①ω①×胃︒冒冨鉱8ωho容伽①ω︶﹂になる︒このような歴史的事実は︑共和暦七年の抵当法典を理解するためには︑執行手続に対する理解が不可欠であることを容易に認識させる︒しかし︑これは何も共和暦七年法にとどまるものではない︒すなわち︑既に先人の指摘するように︑基本的には権利内容を規定するところの規範︵実体法規範︶と︑そこで規定される権利の実現手続︵判決手続・執行手続︶に関する規範︵手続法規範︶とは︑歴史的にこれを見ると︑明確に峻別されて生成したものでは決してなく︑むしろ有機的に関連付けられて整序・発展が図られてきた︒つまりは︑実体的権利の内容が手続構造を規定し︑手続自体が実体的権利の内容に一定程度影響を及ぼすというように︑両者の間には︑共存・共進の関係が存在していたわけである︒ 蓋し︑そのことは何ら奇妙な事柄でも驚くべき事柄でもない︒この歴史的事実は︑単に強い相関を持った事実に留
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まらず︑﹁法理﹂と言ってよい法則性の発現として捉える
べきなのであることは︑抵当権が本来目的不動産の掴取性
︵責任財産性︶と同義であるという上述のところがら自ず
と明らかであろう︒
翻って現代法の状況を見ると︑法体系上はそれぞれに独
立したものとして実体法規範と手続法規範が存在し︑かつ
学問の専門分化の結果︑実体法学と手続法学も個々独立の
道を歩んできたかのごとくである︒しかしながら︑権利の
生成からその実現に至るまでの過程は︑現実生活において
そもそも不可分一体なものとして連続線上に存在するので
あって︑﹁断絶﹂は存在しないことは明白であるし︑また︑
前述のごとき﹁請求権の体系﹂としての近代法においては︑
本来的に︑実体法規範は手続法規範に対する指導原理であ
るべきであって︑手続法規範は﹁請求権の実現プロセスの
体系﹂として構成される必要がある︒法規範を対象とする
法学においてもまた︑右と同様のことが言えるであろう︒
そこで︑今回は﹁抵当制度に関する法律﹂を︑次回
(「tランス担保法の翻訳︵二︶﹂︶で﹁抵当制度及び強制的
所有権移転に関する法律﹂の翻訳を行うことにする︒
六 今回の翻訳はO⊆<臼ひqδ﹃︵9−じd●︶OoN︑ミ蹴§8§−
黛贈鷺魯娩§勲ミらミひ︒§ミ§§ら舞譜隷§§貴ミ蹄§ ら︒蕊ミ軋.ミきけH眞℃9︒﹃凶ωもP欝−NNを原本として用いている︒ 訳業を行う研究会の参加メンバーは︑池田恒男︵東京都立大学法学部︶︑香山高広︵九州大学大学院法学研究院︶︑高橋智也︵熊本大学法学部︶である︒なお︑訳文は︑各メンバーが所属する大学の紀要に︑代わる代わるに掲載する︒ 最後に︑冒頭で述べたように︑我々はこの仕事が要求する藍蓄熟練に比して自らの未熟さを自覚するがゆえに︑殿誉褒既は覚悟の上であり︑仕事に対するどんな細かな注文も︑批評・批判も歓迎する︒本訳業をきっかけに︑その﹁来し方﹂を厳密に吟味しながら﹁行く末﹂を語る学問的にして建設的な姿勢で︑フランス法における抵当権とは何か︑のみならず︑近代抵当権とは何か︑が活発に論議され︑さらに我々の訳業そのものもそのような学的営為の深まりの中で乗り越えられることを期待したい︒
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共和暦七年ブリュメール幽幽日
日︶の﹁抵当制度に関する法律﹂
(幽
オ九八年■■月一
第一章将来のための抵当権及び先取特権
第一節 抵当権及び先取特権
第一条抵当権は︑債務の弁済に充当された不動産上の
物権である︒
不動産に対する先取特権は︑他の債権者及び抵当権に対
して優先する権利である︒
第二条 登記が︑そのための公の帳簿︵おひq幽ω茸①ω Oロ亨
ぽω︶へなされる限りで︑抵当権はその順位を取得し︑か
つ︑不動産に対する先取特権はその効力を有する︒ただし︑
第一一条に認める例外については︑この限りでない︒
第三条抵当権は︑登記を条件として︑以下の債権のた
めに存続する︒
料 一 公証人証書︵鋤Oけ①昌O梓鋤﹁一①︶により合意された債権
資 二 裁判上の有責判決の結果として生じた債権 三 判決により承認又は宣言された︑署名のある私署証 書の結果として生じた債権四 法律により抵当権を付与された債権
第四条 意思による抵当権契約はすべて︑抵当不動産の
性質及び所在を示さねばならない︒この契約は︑契約の際
に債務者に属する財産に限り︑その目的とすることができ
る︒ただし︑この契約は抵当不動産に加わるすべての改良
に拡張する︒
裁判上の抵当権は︑判決の際に債務者に属する財産に限
り充当する︵鋤hh①6けΦ﹃︶ことができる︒
妻が夫の財産に行使する抵当権及び他のすべての法定抵
当権は︑登記の際に債務者に属し︑かつ︑登記のなされた
抵当権保存所の郡︵9﹃﹃O﹈Pα一ωωΦ旨PΦ︼轟け︶内に位置する︑す
べての財産を目的とする︒
債権者は︑後の登記により︑債務者が相続で取得
︵9げ︒貯︶した財産又は後に取得した財産の上に︑抵当権
をもたらすことができる︒ただし︑先行する登記を害する
ことはできない︒
第五条債務者の破産︑破産犯罪又は公的支払停止前一
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○日内になされた登記は︑抵当権を与えない︒
第二節 抵当権の目的となる財産
第六条 抵当権の目的となるものは︑以下のものに限る︒
一 移転可能な土地財産及びこれらに内在する付属物の
全体二 存続期間を限度としての︑前号の財産及び付属物の
用益権及び永代賃貸借の資格での享受
第七条 設定定期金︑土地定期金及び法律により買戻可
能性を宣言されたその他の給付は︑この法律以降︵節
一、宸ュ①乱﹃︶︑もはや抵当権の目的とすることはできない︒
第八条 追及権︵α円O一叶山Φω信圃梓①︶及び先取特権に関する
一六八一年八月の海事王令の規定は︑この法律により︑何
ら変更されない︒追及権及び先取特権は︑登記を要するこ
となく︑かつ︑そこで表明された場合においては新取得者
に対する関係でも︑海上船舶を目的とする︒ 第三節 抵当権を合意することができる者 第九条 財産を譲渡する能力を有する者でなければ︑当権を合意することはできない︒
抵
第一〇条 未成年者の財産︑成年禁治産者の財産及び財
産管理人が指名された不在者の財産は︑法律又は判決に基
づく原因及び形式に基づく限りで︑抵当権を設定すること
ができる︒
第四節 登記を免除された先取特権及び建築物の先取特
権 第一一条次に掲げる不動産に対する先取特権は︑登記
を要せずに存在する︒
一 封印及び財産目録の費用
二 土地租税︵OOコ陣門一σ⊆θ一〇ゆ︶の前年分及び当年分
三 最後の病気治療費及び埋葬費
四 支分金の一年分及び使用人の給料の当年分
封印︑財産目録費︑最後の病気治療費︑埋葬費及び使用
人の給料のための先取特権は︑債権を弁済するために補足
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的なものであり︑動産が不十分の場合に限り︑不動産に対
して行使することができる︒先取特権が認められない場合
においては︑これらの効力は︑この法律の公布に先行する
抵当権を害することができない︒
工作物の引受の調書は︑先取特権付債権の限度額
︵ミ胴§軸§ミミ︶を決定するために︑登記されねばならない︒第五節 先取特権及び抵当権の効力\
第一二条職人︵O信く﹃一①﹁︶及びその承継人は︑不動産
の譲渡のときに現存する増価を限度として︑先取特権を有
する︒ただし︑この増価が︑職人により行われた建造︑修
理及び他の維持改良に由来すること︑及び作業
︵O鐸≦§αq①︶の開始前に︑前記不動産の状態及びこの作業
の有用性を確認する調書が作成され︑完成後遅くとも二ヶ
月内に工作物︵〇二く﹁簿ひq①︶の受領が行われることを要する︒
前項の調書は︑不動産が位置する地区︵O鋤口仲Oロ︶の治
安裁判官により︑同じ郡の市町村行政庁付総裁政府委員
︵8ヨヨ尻ω巴おユO蹄Φ90凶おΦ×曾葺鳳震αω一.⇔αヨヨ尻嘗?
自8ヨq三〇甘巴︶の面前で︑職権で選任された専門家によ
り作成される︒
第=二条なされるべき作業を確認した調書は︑修理の
料 開始前に登記されねばならず︑先取特権は︑この登記がな
資 されたときに限り︑その効力を有する︒ 第一四条 不動産に対して先取特権及び抵当権を有する債権者は︑代価に対して︑次に掲げる順位に従う弁済及び順位決定︵OO=OO玉梓一〇昌︶のために︑すべての不動産取得者に対して︑その追行をなすことができる︒ 一 すべての他の債権者に先立ち︑第=条で示された 先取特権者︒ただし︑同条の先取特権者相互間では︑ 同条により示された順序を遵守しなければならない︒ 二 職人︑請負人及びその承継人︒ただし︑第一二条及 び第=二条の規定に従い︑建造︑修理及び改良の結果 として生じた増価額を限度とする︒ 三 代価又はそれに代わる負担について︑直前の所有者 又はその承継人︒ただし︑この権利の維持は︑この法 律による手続に従う︒ 四 抵当権者︒抵当権者相互間においては︑登記の優先 順位に従う︒ただし︑同一日付を有する複数の登記が 存在し︑かつ︑土地が登記の原因を全額弁済するため
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に十分でない場合においては︑登記を要求した債権者
相互間では︑按分比例で弁済を受ける︒
ただし︑前項各号の権利は︑死者の債権者及び受遺
者が︑法律に従い有する家産分離︵島ω口づ︒鼠︒づ2ω伽サ
電蓄δコ山ΦωO⇔鼠ヨ︒貯Φω︶請求権を害しない︒
第一五条 先取特権及び抵当権の目的不動産︵旨ヨ①亭
已①αqおく伽︶の売買は︑任意的であるか強制的であるかを
問わず︑譲渡された元本及び満期でない他の債権の弁済期
の到来を引き起こすものではない︒
前項の場合において︑取得者及び競落人は︑不動産の前
所有者が︑登記された抵当負担及び債務を弁済するために
有するのと同じ期限及び期間を享受する︒
第六節 抵当権及び先取特権の登記の方法
第一六条登記は︑債権者が抵当権又は先取特権を行使
する財産の所在地の抵当権保存所でなされるものとする︒
同一債権の登記が︑複数の抵当権保存所でなされたとき
は︑抵当権は︑各抵当権保存所に位置する財産に対して︑
登記のなされた日からに限り︑その順位を取得する︒ 第一七条 債権者は︑法定抵当権を除くすべての抵当権について︑登記をなすために︑自己又は第三者により証書(げ
ィく①け︶の原本又は名義の謄本を提出する︒印紙貼付書
類︵℃巷醇餓ヨぴ鼠︶で作成された二通の申請書が︑それ
に添付される︒申請書の一通は名義の謄本上に記載するこ
とができる︒申請書は︑次の事項を記載する︒
一 債権者の姓︑名︑職業︑住所及び登記がなされた抵
当権保存所の管轄内の選定住所︵蝕8口8αΦαoヨ憎
o濠︶
二 債務者の姓︑名︑職業︑住所又は抵当権保存吏が︑
すべての場合に︑設定者︵貯島く置信σq冨く似︶の認識及
び区別を行うことができるために非常に明確な︑個人
を特定する指示
三 名義の日付又は名義がなければ抵当権が生じた時期
四 元本及びその付属の合計並びにその支払満期の時期
五 抵当権又は先取特権を保存する財産の種類及び所在
の指示
前項第五号の規定は︑法定抵当権及び判決の結果として
生ずる抵当権に適用されない︒これらの登記は︑目的財産
の指示を要せずに︑なされる︒
死者の財産に対してなされる登記は︑死者を指し示す
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︵血0昌Oヨ一昌四梓剛05︶だけで︑行うことができる︒
申請者は︑登記された定期金及び給付の正貨見積額を申
告しなければならない︒
第一八条 保存吏は︑申請書の内容を帳簿に記載する︒
名義の謄本及び一通の申請書は︑申請者に引き渡される︒
保存吏は︑申請書の末尾に︑登記のなされたことを証明す
る︒
第一九条 債権者が利息を生ずる元本を登記したときは︑
二年分の支分金について︑元本と同一順位の抵当権を有す
る︒
第二〇条登記を要求する者︑その相続人及び承継人
︵︼日伽﹃一梓一〇噌ω①梓O①ωω凶O昌昌鋤一噌①ω︶は︑抵当権の帳簿上の選定住
所を︑申告により自由に変更することができる︒ただし︑
抵当権保存所の管轄内で︑他の住所を指し示さねばならな
い︒ 登記が債権者に対して付与する訴権は︑債権者自身又は
料 帳簿で示された最後の住所になされた令状により行使され
資 る︒債権者及び住所が選定された債権者が︑死亡している ときも︑同様とする︒ 第一=条 法定又は合意による抵当権は︑次に掲げるものですべてである︒ 一 国家が︑公金管理のために︑公金会計官︵60目艮甲 三①ωαΦ畠Φ巳︒お冒三旨︒ω︶及びその者の保証人の保証 財産上に有する抵当権︒ 二 未成年者︑禁治産者及び不在者が︑財産管理のため に︑後見人︑財産管理人及び管理者に対して有する抵 当権︒ 三 配偶者が︑開始されておらず︑かつ不確定な︑未定 の夫婦財産上の合意及び権利のために有する抵当権︒ 前項の抵当権は︑第一七条の規定にもかかわらず︑次に掲げる事項のみを記載した二通の申請書の提示に基づいて︑登記される︒ 一 申請者の氏︑名︑職業︑住所及び申請者により︑又 はその者のために登記が要求された抵当権保存所の管 轄内の選定住所︒ 二 債務者の氏︑名︑職業及び住所又は第一七条に示す ような債務者の十分な指示︒ 三 保存する権利の性質及びその発生した時期︒ただし︑
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第二二条 県中央行政庁付総裁政府委員︵8ヨ邑ωω蝕冨
鎚¢U凶お08凶お①×曾巳臨噛嘆αω一Φω鋤αヨ一三ωq讐凶︒昌︒︒8導轟一①ω
側①α9霞8ヨΦ耳︶は︑公会計官及びその者の保証人の保
証財産に対して︑職権で不確定な登記を要求する︒
後見人及び財産管理人への登記に関しては︑後見監督人
及びその任命に寄与した親族又は友人は︑これらの者の一
人の請求により︑各々に︑そして連帯的な責任に基づいて︑
登記を要求しなければならず︑又は有効期間内に登記がな
されるように留意しなければならない︒
夫婦財産上の合意及び権利のための未成年配偶者の登記
は︑未成年者の夫婦財産契約締結に際して権威を有した父
母及び後見人により請求される︒ただし︑これらに違反す
る場合において︑これらの者は︑そこから生じた損害を保
証しなければならない︒
この条の登記が遅滞なくなされないときは︑市町村行政
︑庁付総裁政府委員により要求される︒ 第二三条 登記は︑それがなされた日から一〇年間︑抵当権及び先取特権を保存する︒登記は︑この期間の満了前に更新されないときは︑その効力を失う︒ ただし︑登記の効力は︑第二一条に列挙した公的及び私的な会計官︵oo白b富げ一①ω℃⊆び一凶︒ω簿冒ユく伽ω︶及び公会計官の保証人については計算の最後の会計監査から六ヶ月後まで︑配偶者については確定的であると不確定的であるとを問わず夫婦財産上の権利及び合意のすべてのために婚姻の全期間及び婚姻終了の一年後まで︑存続する︒ 第二四条 登記の費用は︑反対の合意がない限り︑債務者の負担とする︒ 未成年者︑禁治産者及び不在者の後見人及び財産管理人は︑被管理者の不確定抵当権を保存するために自己が出費した費用を︑管理計算書の支出の部に記入することができる︒
第七節 登記の抹消
第二五条 登記は︑利害関係人の合意又は抹消を命令す
る執行判決の正当理由に基づいて︑抹消される︒
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資料
前項の規定により登記の抹消を請求する者は︑抵当権保
存所に︑合意の公署証書︵9︒9①き夢①昌賦ε①︶の謄本又は
判決の謄本を提出しなければならない︒
第二章 浪除により所有権移転
確実なものにする方法 ︵①×胃O只選鉱O昌ω︶を
第二六条抵当権の目的となる財産及び権利の移転証書
は︑財産が位置する郡内の抵当権保存所の帳簿上に謄記さ
れねばならない︒
前項の謄記が行われるまで︑移転証書は︑同じ売主と契
約を締結し︑かつ︑この法律に従う第三者に対抗すること
ができない︒
第二七条抵当権保存吏は︑取得者に返還する謄本の末
尾に︑なされた謄記を証明する︒
第二八条第二六条に規定する謄記は︑取得者に︑売主
が不動産所有権に対して有する権利を譲渡する︒ただし︑
不動産を目的とする債務及び抵当権を伴う︒ 第二九条 譲渡の名義が︑前所有者又はその承継人に︑代価の全体若しくは一部分又は代価の代わりとなる給付を支払うことを確認したときは︑謄記は︑被譲渡財産に対する優先権を︑これらの者に対して保存する︒この場合において︑抵当権保存吏は︑その結果として生ずる未登記債権を帳簿上に登記をする︒ただし︑第一二条により与えられた先取特権を害してはならない︒ 第三〇条 契約で表明された代価がすべての負担及び抵当権を返済するために不十分であるときは︑取得者は︑その全額の弁済を免れ︑かつ︑第一四条に認める追行の効力から免れるために︑譲渡証書の謄記から一ヶ月以内に︑債権者に対して︑債権者の選定住所に︑次に掲げるものを送達︵鵠O梓一︷一Φ﹃︶しなければならない︒ 一 取得契約書 二 謄記証明書 三 所有権を目的とした負担及び抵当権の状態︑並びに︑ 譲渡証書で合意された代価を限度として︑その負担及 び抵当権が合意されたのと同一の期限及び同一の方法 で満期のもの及び満期となるものを取得者が直ちに弁
済する旨の申述
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第三一条 取得者が︑前条の規定に定める期間内に同条
の送達︵昌O樽凶h一〇⇔樽凶O嵩︶をなしたときは︑名義が登記され
たすべての債権者は︑次に掲げる条件で︑不動産の競りに
よる公の競売︵ヨ凶ωΦ磐×Φ昌︒冨﹃Φω簿鋤α一¢臼︒鋤甑oP℃⊆巨一・
ρ償①︶を要求することができる︒一 取得者による通知か
ら一ヶ月以内に︑取得者に競りによる公の競売の要求を申
述すること︒二 契約において定められた代価に加えて最
低二〇分の一以上を加えた値を付けること︑又は付けさせ
ることの引き受け︵ω①ω〇二心P①けけ﹃Φ︶を行うこと︒
前項の請求は︑令状︵Φ×覧︒εにより︑取得者及び売
主に対して︑執達吏送達︵ω戯コ漆Φ﹃︶される︒この令状の
原本及び謄本は︑債権者又はその者の代理人により︑署名
される︒この場合においては︑代理人は︑委任状の謄本を
提出しなければならない︒これに違反する場合においては︑
すべて無効となる︒
第三二条 前条の規定に定める期間内に︑競りによる公
の競売の申述及び上乗せの引き受けがない場合においては︑
不動産の価値は︑終局的に︑取得契約により定められた代
価に定まる︒この場合においては︑取得者は︑受領順位に
従い債権者に取得代価を支払うことで︑すべての負担及び 抵当権から解放される︒ 第三三条 競りに基づく再売買︵﹃①<Φ嵩け①ω¢憎①嵩07伽﹃①ω︶の場合においては︑この競売は︑取得者又はこれを要求した債権者の注意の下で︑強制的所有権移転︵Φ×胃︒只圃甲山︒コ︷o﹃o伽Φ︶について定める形式に従い︑なされる︒その場合においては︑追行者は︑不動産取得契約の代価及び債権者が付ける義務を負い︑又は付けさせる義務を負う上乗せ額︵ω05PヨΦ①鵠ω⊆ω︶を掲示物︵鋤感07①ω︶において表示する︒ 第三四条 第三競落人は︑競売代価に加えて︑最初の契約の正当な費用︑抵当権帳簿への位記の費用及び再売買に至るための費用を︑取得者に返還する︒ 第三五条 すべての債権の支払を選択した取得者は︑売買契約で定められた代価を超えて支払う出師は支払わねばならない額及び支払日からの超過分の利息の償還について︑売主に対する求償権を有する︒
第三六条第三〇条︑第三一条︑第三二条及び第三三条
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資料
に認める手続は︑弁済を受けない債権者が売主に対して保
持する人的訴権の行使を︑何ら妨げない︒
第三章過去の抵当権︑先取特権及び譲渡︑
定定期金の譲渡に関する規定 並びに設
第三七条 この法律の公布の際に存在するが︑まだ共和
暦三年メシドール九日法の手続に従い登記されていない抵
当権又は先取特権は︑この法律の公布から三ヶ月以内に登
記される︒ ︑ ︐
第三八条 既になされた登記及び前条の期間内になされ
た登記は︑債権者に対し︑これ以前の法律により与えられ
た順位の抵当権及び先取特権を保存する︒
第三九条 三ヶ月の満了前に登記されない抵当権は︑後
になされた登記の日からに限り︑その効力を有する︒
先取特権が第三七条による期間内に登記されないときは︑
先取特権は単なる抵当権となり︑かつ︑これらの登記がな
された日からに限り︑その順位を有する︒ 第四〇条 この法律の公布以前の権利の登記を要求するために︑債権者又はその者の名で行動する第三者は︑自己の債権の名義の謄本を提出する義務を負わない︒ 登記は︑第一七条及び第一=条に規定する指示を記載した二通の申請書を提出すれば足りる︒ 死者の財産に対してなされる登記は︑死者を指し示すだけで︑行うことができる︒ 申請者は︑登記された定期金及び給付の正貨見積額を申告しなければならない︒ 第四一条未成年者︑禁治産者及び不在者のための︑後見人︑財産管理人及び管理者に対する登記は︑後見監督人又は財産管理人の請求でなされる︒これに違反する場合においては︑登記の欠如又はその遅滞の結果として生じた損害の責任を負う︒後見監督人がいないときは︑後見人又は財産管理人の任命に寄与した親族又は友人は︑これらの者の一人の請求により︑各々に︑そして連帯的な責任に基づいて︑登記を要求しなければならず︑又は有効期間内に登記がなさ九ることに留意しなければならない︒ 夫婦財産上の合意及び権利のための未成年配偶者の登記
は︑夫婦財産契約締結に際して権威を有した父母又は後見
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人により請求される︒後見監督人又は財産管理人がいない
とき︑及び夫婦財産契約に際して権威を有した父母又は後
見人が先死しているときは︑登記は︑後見又は財産管理に
寄与した親族及び友人の請求でなされる︒これに違反する
場合においては︑これらの者は︑連帯してすべての損害を
賠償する責めに任ずる︒
この条の登記が︑それをなすべき者によりこの法律の公
布から二ヶ月以内に要求されないときは︑登記は︑市町村
行政庁付総裁政府委員により要求される︒
第四二条設定定期金︑土地定期金及び法律により買戻
可能性を宣言されたその他の給付に対する︑この法律の公
布以前に取得された抵当権及び先取特権の登記は︑次に掲
げる場所でなされるものとする︒
土地定期金及び物的給付に関しては︑それらが設定され
た不動産所在地の抵当権保存所︒
設定定期金に関しては︑当該定期金の債権者の最後の住
所の抵当権保存所︒
第四三条 包括抵当権がこれ以前の法律により認められ︑
かつ︑それが当事者の合意により制限されない場合におい ては︑この法律の公布以前のすべての債権についての︑既になされた登記及び第三七条に規定する期間内になされた登記は︑登記が要求された抵当権保存所管学内に位置する債務者の現在及び将来の財産に対して︑その順位を保持する︒この場合において︑債権者は︑不動産の性質及び所在地を指し示すことを要しない︒ 第四四条 不動産を所有する者︵覧○ωω①ωωΦ一﹄﹁ω︶が︑その所有権から負担及び抵当権を源除することによりそれを確実なものにするためのこれ以前の法律及び慣習に規定するすべての手続をまだ終了していないときは︑その者は︑譲渡証書の謄記で︑それに代える︒ 共和暦三年メシドール九日法第一〇五条に規定する手続において︑既になされた所有権移転証書の寄託は︑この墨壷の代わりとなる︒ 第四五条土地定期金︑買戻可能性を宣言された物的給付及び設定定期金に関する旧法に従い存在したそれらを目的とする抵当権及び先取特権を源除するためには︑新所有者︵ぎ暑く$⊆×℃oωωΦωωΦ霞ω︶は︑次に掲げる場所に名義を略記する︒土地定期金及び物的給付については︑それら
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が設定された不動産所在地の抵当権保存所及び設定定期金
については︑前所有者の現住所の抵当権保存所︒
第四六条 この法律の公布以前のすべての譲渡は︑その
証書が公布以前に寄託されたとき︑又は公布から三ヶ月以
内に謄記されたときは︑三ヶ月の満期前に抵当権保存所の
帳簿に登記されていない負担及び抵当権に限り潅除する︒
第四七条 第四四条及び第四六条の譲渡の謄記が︑この
法律の公布から三ヶ月以内になされた限り︑この目的不動
産は︑満了前に以前の所有者達により合意され︑かつ︑こ
の書記以前に登記したその負担及び抵当権を課され続ける︒
設定定期金に関しては︑設定定期金は︑その負担及び抵
当権を源除されない以前の所有者が住所を有する抵当権保
存所に登記された負担及び抵当権を課され続ける︒ 第四九条 この法律以前の譲渡については︑新所有者に代価の提示及び弁済を課すことができる法律及び慣習︑並びに︑債権者の権利及び訴権に︑何ら変更を加えるものではない︒債権者は︑代価の提示及び弁済を要求すること︑又は第三占有者に対して不動産を追行することができる︒ 第五〇条 設定定期金の譲渡がこの法律の公布以後に行われた場合においては︑新所有者︵ぎ嘗くΦ9︒ロ×OoωωΦω・ωΦ霞ω︶は︑直前の所有者及びその者以前の所有者に対する抵当権の内で︑第三七条に規定する期間内にこれらの者が住所を有した抵当権保存所で登記され︑かつ︑譲渡証書の謄記の際に当該定期金上にまだ存在する抵当権を負担する︒
第四章抵当権保存所の帳簿の公示
第四八条 売買の代価が︑負担及び抵当権を完全に消滅
させるために不十分であるときは︑取得者は︑第三〇条に
規定する権限を行使することができる︒ただし︑債権者は︑
料 必要があると認めるときは︑第三一条に規定する競売を要
資 求することができる︒ 第五一条 抵当権保存吏は︑要求に応じて︑帳簿上に謄記された証書の謄本︑既存登記の報告書︑又はその不存在を確認する証書が要求されたときは︑それらを交付しなければならない︒
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第五三条前条の責任により︑保存吏が負担の登記の一
個又は複数個を脱漏したときは︑新所有者︵8¢<$¢×
ロ︒ωωoωω①霞ω︶が譲渡証書の下記以降に確認書を要求した
ときに限り︑新所有者︵コog<$二×Ooω︒︒①ωωΦ霞ω︶の不動
産は︑その負担を免れる︒ただし︑代価が売主に弁済され
ていないとき︑又は順位配当及び分配︵o吋費Φ卑鼠ωq箭午
ユ8︶が他の債権者間で行われないときは︑債権者は︑自
己の順位で債権の順位決定︵o亀︒£臼︶を受ける権利を
有する︒ 抵当権保存吏が︑債権者に対して損害を賠償したときは︑
抵当権保存吏は︑債権者が本来の債務者に対して有する訴 権につき︑当然に代位する︒ 第五四条 いかなる場合においても︑抵当権保存吏は︑法律に従い要求された︑譲渡証書の謄記︑登記又は確認書の交付を拒絶すること︑又は遅延させることができない︒これに違反する場合においては︑当事者の損害を賠償する責めに任ずる︒ 第五五条包括抵当権保存血及び個別抵当権保存所の組織に関する法令は︑直ちに制定される︒ただし︑そのときまでは︑抵当権保存所の業務は︑この法律の規定に基づいて︑共和暦三年メシドール九日法の実施に際して現に設立された抵当権保存所により︑この点に関する同法の規定に応じて︑一時的に継続される︒ 第五六条抵当制度及び土地申告に関する共和暦三年メシドール九日の二つの法律︑並びに抵当権の設定︑不動産譲渡を完成させ確実なものとする方法及び抵当権を源除する方法に関する以前のすべての法律︑慣習法及び習慣は︑廃止される︒
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第五七条 この法律は︑県中央行政庁により︑市町村行
政庁に印刷及び発送され︑かつ︑市町村行政庁は︑各郡に
おいて︑この法律を公示及び掲示する¢
第五八条 この法律が植民地で実施されるに際しての修
正に関しては︑特別法により︑直ちに制定される︒
資料
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