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第
3
章
第3章 災害応急対策計画
1. 地震発生直後に周辺地域の被害情報、交通の状況等を把握し、東
日本旅客鉄道(株)・東京地下鉄(株)の駅員と連携して帰宅支援
情報を提供する他、滞留者が発生する大学、高等学校、商業施設
等にも帰宅支援情報を連絡する。
2. TDRの帰宅困難者対策は、原則として(株)オリエンタルラン
ドが応急対策を実施する。浦安市災害対策本部では、(株)オリエ
ンタルランドからの要請に基づいて医療救護班の派遣等の支援を
行う。また、安否確認等災害対策本部の寄せられる問い合わせに
対応する。
第 20 節 帰宅困難者への支援
●対策項目と公助の担当機関
●自助・共助の役割
項 目 担 当 関係機関
第1 帰宅困難者への支援 被災者対策部 東日本旅客鉄道(株)、東京地下鉄(株)、 東京ベイシティ交通(株)、明海大学、順 天堂大学、各高等学校、私立保育園・幼稚園、 駅周辺大型商業施設
第2 TDR対策 被災者対策部 (株)オリエンタルランド、舞浜リゾート 協議会
市民 -
事業所 ・事業所内の備蓄食料、飲料水を活用する。
・従業員、利用者等の一斉帰宅を抑制するため事業所内で待機させる。 自治会自主防
災組織等 -
第1 帰宅困難者への支援
地 震 が 発 生 し、 交 通 機 関 等 が 途 絶 し た た め に 浦 安 市 に 滞 留 を 余 儀 な く さ れ た 帰 宅 困難者に対しては、「首都直下地震対策大綱」の「むやみに移動を開始しない」との 基本原則に基づき適切に帰宅できるよう対策を行う。
(1) 施設内待機
事業所及び学校等の施設管理者は、従業員、顧客、児童・生徒及び施設の被害 状況を確認するとともに、報道機関や市等から提供される災害関連情報等により、 周辺の安全を確認した上で、従業員、顧客、児童・生徒を施設内又は安全な場所 へ待機させる。
1. 施設管理者の対応
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第3章 災害応急対策計画
また、必要に応じて、他の施設管理者と受け入れに関する情報交換を行う。
(2) 駅での対応
東日本旅客鉄道(株)及び東京地下鉄(株)は、周辺の安全を確認した上で利 用者を施設内の安全な場所へ保護する。また、市に連絡して一時滞在施設へ誘導 する。
市 は、 防 災 行 政 用 無 線、 メ ー ル、 エ リ ア メ ー ル、 ツ イ ッ タ ー 等 を 活 用 し て、 一 斉帰宅抑制の呼びかけを行う。
市 は、 鉄 道 事 業 者 等 の 要 請 に よ り、 避 難 所 と は 異 な る 施 設 を 一 時 滞 在 施 設 と し て開設する。一時滞在施設では、帰宅支援情報や飲料水等を提供する。
一 時 滞 在 施 設 に 指 定 さ れ て い る 施 設 管 理 者 は、 市 か ら の 連 絡 が な い 場 合 に お い て も、 自 主 的 に 交 通 機 関 等 の 状 況 を 把 握 や 他 の 一 時 滞 在 施 設 の 管 理 者 と 情 報 交 換 を行い、開設及び受け入れを行う。
市 は、 関 係 機 関 と 連 携 し、 自 力 で の 徒 歩 が 困 難 な 特 別 搬 送 者 の 臨 時 バ ス や タ ク シー等による搬送手段の確保に努める。
2. 一斉呼びかけ
3. 一時滞在施設の開設
4. 帰宅困難者(特別搬送者)の搬送
第2 TDR対策
地震が発生した場合、東京ディズニーリゾートの防災対策は、(株)オリエンタル ランドの防災計画により実施する。
市 は、 支 援 窓 口 を 設 置 し、 東 京 デ ィ ズ ニ ー リ ゾ ー ト の 被 害 状 況 や 帰 宅 困 難 者 の 発 生 状 況 を 把 握 し、 支 援 要 請 に 基 づ い て 傷 病 者 に 対 す る 救 護 の た め 医 療 救 護 班 の 派 遣 等を行う。