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目次 1. はじめに P2 2. 本剤の特徴, 作用機序 P3 3. 臨床成績 P4 4. 施設について P8 5. 投与対象となる患者 P10 6. 投与に際して留意すべき事項 P12 1

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参考

最適使用推進ガイドライン

デュルバルマブ(遺伝子組換え)

(販売名:イミフィンジ点滴静注

120 mg、イミフィンジ点滴静注 500 mg)

~非小細胞肺癌~

平成30年8月(平成30年11月改訂)

厚生労働省

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目次

1. はじめに

P2

2. 本剤の特徴,作用機序

P3

3. 臨床成績

P4

4. 施設について

P8

5. 投与対象となる患者

P10

6. 投与に際して留意すべき事項

P12

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1. はじめに 医薬品の有効性・安全性の確保のためには、添付文書等に基づいた適正な使用が求め られる。さらに、近年の科学技術の進歩により、抗体医薬品などの革新的な新規作用機 序医薬品が承認される中で、これらの医薬品を真に必要な患者に提供することが喫緊の 課題となっており、経済財政運営と改革の基本方針2016(平成 28 年 6 月 2 日閣議決定) においても、革新的医薬品等の使用の最適化推進を図ることとされている。 新規作用機序医薬品は、薬理作用や安全性プロファイルが既存の医薬品と明らかに 異なることがある。このため、有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間、 当該医薬品の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに、副作 用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件を満たす医療機関で使用 することが重要である。 したがって、本ガイドラインでは、開発段階やこれまでに得られている医学薬学的・ 科学的見地に基づき、以下の医薬品の最適な使用を推進する観点から必要な要件、考え 方及び留意事項を示す。 なお、本ガイドラインは、独立行政法人医薬品医療機器総合機構、公益社団法人日本 臨床腫瘍学会、一般社団法人日本臨床内科医会、特定非営利活動法人日本肺癌学会及び 一般社団法人日本呼吸器学会の協力のもと作成した。 対象となる医薬品:イミフィンジ点滴静注120 mg、イミフィンジ点滴静注 500 mg(一 般名:デュルバルマブ(遺伝子組換え)) 対象となる効能又は効果: 切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療 法後の維持療法 対象となる用法及び用量: 通常、成人にはデュルバルマブ(遺伝子組換え)として、1 回 10 mg/kg (体重)を2 週間間隔で 60 分間以上かけて点滴静注する。ただし、 投与期間は12 カ月間までとする。 製 造 販 売 業 者:アストラゼネカ株式会社

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2.本剤の特徴、作用機序

イミフィンジ点滴静注120 mg 及び同点滴静注 500 mg(一般名:デュルバルマブ(遺 伝子組換え)、以下「本剤」)は、ヒトprogrammed cell death ligand 1(PD-L1)に対する 免疫グロブリンG1κ(IgG1κ)サブクラスのヒト型モノクローナル抗体である。

CD274(PD-L1)は、生体内において抗原提示細胞等に発現しており、活性化したリ ンパ球(T 細胞、B 細胞及びナチュラルキラーT 細胞)等に発現する CD279(PD-1)及 びCD80(B7-1)と結合し、免疫応答を負に制御すると考えられている(Annu Rev Immunol 2008; 26: 677-704、Blood 2010; 116: 1291-8)。また、PD-L1 は、種々の腫瘍細胞にも発現 していること(Nat Med 2002; 8: 793-800、J Immunol 2003; 170: 1257-66)が報告されてお り、PD-L1 と PD-1 を介した経路は、腫瘍細胞が抗原特異的な T 細胞からの攻撃等を回 避する機序の一つとして考えられている。 本剤は、PD-L1 の細胞外領域に結合し、PD-L1 と PD-1 の結合を阻害すること等によ り、がん抗原特異的なT 細胞の細胞傷害活性を増強し、腫瘍の増殖を抑制すると考えら れている。 本剤の作用機序に基づく過度の免疫反応による副作用等があらわれ、重篤又は死亡に 至る可能性がある。本剤の投与中及び投与後には、患者の観察を十分に行い、異常が認 められた場合には、発現した事象に応じた専門的な知識と経験を持つ医師と連携して適 切な鑑別診断を行い、過度の免疫反応による副作用が疑われる場合には、副腎皮質ホル モン剤の投与等の適切な処置を行う必要がある。

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3.臨床成績 切除不能な局所進行の非小細胞肺癌における根治的化学放射線療法後の維持療法の 承認時に評価を行った主な臨床試験の成績を示す。 【有効性】 国際共同第Ⅲ相試験(PACIFIC 試験) 少なくとも 2 サイクルの白金製剤を用いた根治的化学放射線療法後に疾患進行が認 められなかった切除不能な局所進行の非小細胞肺癌患者(WHO Performance Status 0 又 は1)713 例(本剤群 476 例、プラセボ群 237 例)(日本人 112 例[本剤群 72 例、プラ セボ群40 例]を含む)を対象に、化学放射線療法終了後 42 日以内に本剤 10 mg/kg ま たはプラセボの投与を開始し、2 週間間隔で点滴静注したときの有効性及び安全性を検 討した。主要評価項目である中央判定による無増悪生存期間(中央値[95%信頼区間]) の結果は、本剤群で16.8(13.0~18.1)カ月、プラセボ群で 5.6(4.6~7.8)カ月であり、 本剤はプラセボに対し統計学的に有意な延長を示した(ハザード比 0.52[0.42~0.65]、 p<0.0001[層別 log-rank 検定]、2017 年 2 月 13 日データカットオフ)。 図1 中央判定による PFS の中間解析時の Kaplan-Meier 曲線 また、もう一つの主要評価項目である全生存期間(以下、「OS」)(中央値[95%信頼 区間])の1 回目の中間解析(299 件のイベント)の結果は、本剤群で NE*(34.7~NE) カ月、プラセボ群で28.7(22.9~NE)カ月であり、本剤はプラセボに対し統計学的に有 意な延長を示した(ハザード比0.68[0.53~0.87]、p=0.00251[層別 log-rank 検定、有意 水準(両側)0.00274]、2018 年 3 月 22 日データカットオフ)。 *:推定不能(以下、同様)

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2 OS の中間解析時の Kaplan-Meier 曲線 日本人患者集団112 例(本剤群 72 例、プラセボ群 40 例)の PFS(中央値[95%信頼 区間])は本剤群でNE[10.9~NE]カ月、プラセボ群で 7.2[2.0~18.6]カ月(ハザー ド比0.49[95%信頼区間:0.26~0.89]、2017 年 2 月 13 日データカットオフ)、OS(中 央値[95%信頼区間])は、本剤群で NE[NE~NE]カ月、プラセボ群で NE[NE~NE] カ月であった(ハザード比0.96[95%信頼区間:0.48~1.92]、2018 年 3 月 22 日データ カットオフ)。 図3 日本人患者集団におけるPFS及びOSの中間解析時のKaplan-Meier曲線 (左図:PFS、右図:OS)

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(PD-L1 発現状況別の有効性及び安全性) 国際共同第Ⅲ相試験(PACIFIC 試験)に組み入れられた患者のうち、腫瘍組織におい てPD-L1 を発現した腫瘍細胞が占める割合(以下、「PD-L1 発現率」)に関する情報が得 られた一部の患者のデータに基づき、PD-L1 発現率別に探索的に解析を行った有効性及 び安全性の結果は以下のとおりであった。 有効性に関して、PFS 及び OS のいずれにおいても PD-L1 発現率が低いほどプラセボ 群に対する本剤群のハザード比が大きくなる傾向が認められた(図 4)。PD-L1 発現率 が1%未満及び PD-L1 発現率が 1%以上の患者集団における OS の Kaplan-Meier 曲線は 図5 のとおりであった。 なお、PD-L1 の発現率によらず、本剤の安全性プロファイルは同様であった。 図4 PACIFIC 試験における PD-L1 発現状況別での PFS 及び OS のフォレストプロット (左図:PFS、右図:OS) 5 PACIFIC 試験における PD-L1 発現状況別での OS の Kaplan-Meier 曲線 (左図:PD-L1 発現率<1%の患者集団、右図:PD-L1 発現率≧1%の患者集団)

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【安全性】 国際共同第Ⅲ相試験(PACIFIC 試験) 有害事象は本剤群460/475 例(96.8%)及びプラセボ群 222/234 例(94.9%)に認めら れた。治験薬との因果関係が否定できない有害事象(副作用)は、それぞれ322/475 例 (67.8%)及び 125/234 例(53.4%)に認められ、そのうち死亡例(Grade 5)は、それぞ れ7/475 例(1.5%)及び 3/234 例(1.3%)であった。いずれかの群で発現率が 5%以上の 副作用は下表のとおりであった。 表 1 いずれかの群で発現率が 5%以上の副作用(安全性解析対象集団) 器官別大分類 / 基本語 例数 (%) (MedDRA/J ver 19.1) 本剤群 (475 例) プラセボ群 (234 例) 全 Grade Grade 3/4 Grade 5 全 Grade Grade 3/4 Grade 5 全副作用 322 (67.8) 56 (11.8) 7 (1.5) 125 (53.4) 10 (4.3) 3 (1.3) 内分泌障害 甲状腺機能亢進症 30 (6.3) 0 0 3 (1.3) 0 0 甲状腺機能低下症 50 (10.5) 1 (0.2) 0 1 (0.4) 0 0 胃腸障害 下痢 46 (9.7) 2 (0.4) 0 19 (8.1) 2 (0.9) 0 悪心 26 (5.5) 0 0 14 (6.0) 0 0 一般・全身障害および投与部位 の状態 無力症 28 (5.9) 3 (0.6) 0 15 (6.4) 0 0 疲労 62 (13.1) 1 (0.2) 0 26 (11.1) 0 0 代謝および栄養障害 食欲減退 27 (5.7) 0 0 7 (3.0) 1 (0.4) 0 呼吸器、胸郭および縦隔障害 咳嗽 25 (5.3) 0 0 4 (1.7) 0 0 呼吸困難 28 (5.9) 3 (0.6) 0 8 (3.4) 0 0 肺臓炎 43 (9.1) 6 (1.3) 4 (0.8) 8 (3.4) 2 (0.9) 2 (0.9) 皮膚および皮下組織障害 そう痒症 33 (6.9) 0 0 5 (2.1) 0 0 発疹 37 (7.8) 1 (0.2) 0 13 (5.6) 0 0 なお、本剤群において、間質性肺疾患(放射線性肺臓炎を含む)66 例(13.9%)、甲 状腺機能低下症 50 例(10.5%)、甲状腺機能亢進症 33 例(6.9%)、肝機能障害 20 例 (4.2%)、infusion reaction8 例(1.7%)、大腸炎 2 例(0.4%)、重度の下痢 2 例(0.4%)、 腎障害(間質性腎炎等)1 例(0.2%)、1 型糖尿病 1 例(0.2%)、副腎機能障害 1 例(0.2%) が認められた。また、筋炎・横紋筋融解症、下垂体機能障害、髄膜炎及び免疫性血小板 減少性紫斑病は認められなかった。本副作用発現状況は関連事象を含む集計結果を示す。

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4.施設について 医薬品リスク管理計画(RMP)に基づき、本剤の医薬品安全性監視活動への協力体制 がある施設であって、本剤の投与が適切な患者を診断・特定し、本剤の投与により重篤 な副作用を発現した際に対応することが必要なため、以下の①~③のすべてを満たす施 設において使用するべきである。 ① 施設について -1 下記の(1)~(5)のいずれかに該当する施設であること。 (1) 厚生労働大臣が指定するがん診療連携拠点病院等(都道府県がん診療連携拠点病 院、地域がん診療連携拠点病院、地域がん診療病院など)(平成30 年 4 月 1 日時 点:437 施設) (2) 特定機能病院(平成 29 年 6 月 1 日時点:85 施設) (3) 都道府県知事が指定するがん診療連携病院(がん診療連携指定病院、がん診療連携 協力病院、がん診療連携推進病院など) (4) 外来化学療法室を設置し、外来化学療法加算 1 又は外来化学療法加算 2 の施設基 準に係る届出を行っている施設(平成28 年 7 月 1 日時点:2540 施設) (5) 抗悪性腫瘍剤処方管理加算の施設基準に係る届出を行っている施設(平成 28 年 7 月1 日時点:1290 施設) ①-2 肺癌の化学放射線療法を含むがん薬物療法及び副作用発現時の対応に十分な知 識と経験を持つ医師(下表のいずれかに該当する医師)が、当該診療科の本剤に関する 治療の責任者として配置されていること。 表  医師免許取得後 2 年の初期研修を修了した後に 5 年以上のがん治療の臨床研修を 行っていること。うち、2 年以上は、がん薬物療法を主とした臨床腫瘍学の研修を 行っていること。  医師免許取得後 2 年の初期研修を修了した後に 4 年以上の臨床経験を有している こと。うち、3 年以上は、肺癌のがん薬物療法を含む呼吸器病学の臨床研修を行っ ていること。 ② 院内の医薬品情報管理の体制について 医薬品情報管理に従事する専任者が配置され、製薬企業からの情報窓口、有効性・安 全性等薬学的情報の管理及び医師等に対する情報提供、有害事象が発生した場合の報告 業務、等が速やかに行われる体制が整っていること。

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③ 副作用への対応について -1 施設体制に関する要件 間質性肺疾患(放射線性肺臓炎を含む)等の重篤な副作用が発生した際に、24 時間診 療体制の下、当該施設又は連携施設において、発現した副作用に応じて入院管理及びCT 等の副作用の鑑別に必要な検査の結果が当日中に得られ、直ちに対応可能な体制が整っ ていること。 ③-2 医療従事者による有害事象対応に関する要件 がん診療に携わる専門的な知識及び技能を有する医療従事者が副作用モニタリング を含めた苦痛のスクリーニングを行い主治医と情報を共有できるチーム医療体制が整 備されていること。なお、整備体制について、がん患者とその家族に十分周知されてい ること。 ③-3 副作用の診断や対応に関して 副作用(間質性肺疾患(放射線性肺臓炎を含む)に加え、肝機能障害、内分泌障害(甲 状腺機能障害、副腎機能障害、下垂体機能障害)、腎障害、infusion reaction、大腸炎・重 度の下痢、1 型糖尿病、筋炎・横紋筋融解症、髄膜炎、免疫性血小板減少性紫斑病等) に対して、当該施設又は近隣医療機関の専門性を有する医師と連携し(副作用の診断や 対応に関して指導及び支援を受けられる条件にあること)、直ちに適切な処置ができる 体制が整っていること。

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5.投与対象となる患者 【有効性に関する事項】 ① 下記の患者において本剤の有効性が検証されている。  白金製剤を含む根治的化学放射線療法の後に病勢進行が認められなかった切 除不能な局所進行の非小細胞肺癌(StageⅢ)に対して維持療法が行われる患者 ② 下記に該当する患者に対する本剤の投与及び使用方法については、本剤の有効性が 確立されておらず、本剤の投与対象とならない。  白金製剤を含む根治的化学放射線療法の治療歴のない患者  白金製剤を含む根治的化学放射線療法の後に病勢進行が認められた患者  術後補助化学療法  他の抗悪性腫瘍剤と併用して投与される患者 ③ 本剤は国際共同第Ⅲ相試験(PACIFIC 試験)において、全体集団でプラセボ群に対 して主要評価項目とされたPFS 及び OS の優越性が検証されている。ただし、探索 的な解析結果ではあるものの、PD-L1 発現率により有効性が異なることが示唆され る結果が得られていることから(P6 参照)、PD-L1 発現率も確認した上で、本剤の 投与可否の判断をすることが望ましい。PD-L1 発現率が 1%未満であることが確認 された患者においては、本剤の投与の必要性を慎重に判断すること。 なお、PACIFIC 試験における PD-L1 発現率は Ventana PD-L1(SP263)*を用いて検討 されているが、以下の文献等を参考に、L1 IHC 22C3 pharmDx「ダコ」又は PD-L1 IHC 28-8 pharmDx「ダコ」により PD-PD-L1 発現率を確認し、本剤の投与の可否を 検討することができる。 *:平成 30 年 11 月時点で本邦未承認 文献等)

 Marianne J Ratcliffe et al.:Clin Cancer Res 2017; 3: 3585-91  Antonio Marchetti et al. : J Thorac Oncol 2017; 12: 1654-63  Ming Sound Tsao et al. : J Thorac Oncol 2018; 13: 1302-11

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【安全性に関する事項】 ① 下記に該当する患者については本剤の投与が禁忌とされていることから、投与を行 わないこと。  本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 ② 下記に該当する患者に対する本剤の投与及び使用方法については、本剤の安全性が 確立されておらず、本剤の投与対象とならない。  根治的化学放射線療法によりGrade 2 以上の間質性肺疾患(放射線性肺臓炎を 含む)の発現が認められた患者

 WHO Performance Status 2-4(注1)の患者

③ 治療前の評価において下記に該当する患者については、本剤の投与は推奨されない が、他の治療選択肢がない場合に限り、慎重に本剤を使用することを考慮できる。  間質性肺疾患(放射線性肺臓炎を含む)のある患者又はその既往歴のある患 者(②に該当しない場合に限る)  自己免疫疾患の合併又は慢性的な若しくは再発性の自己免疫疾患の既往歴の ある患者

(注1)WHO の Performance Status (PS)

Grade 0 まったく問題なく活動できる。鎮痛薬の使用を必要とせず、発病前と同じ日常生活が制限 なく行える。 1 肉体的に激しい活動は制限されるが、歩行可能で、軽作業や坐業は行うことができる。鎮痛 薬を使用すればグレード0 と同じく問題なく活動できる患者も含まれる。 2 歩行可能で、自分の身のまわりのことは全て可能だが、作業はできない。日中の 50%以上 はベッド外で過ごす。 3 限られた自分の身のまわりのことしかできない。日中の50%以上をベッドか椅子で過ごす。 4 まったく動けない。自分の身のまわりのことはまったくできない。完全にベッドか椅子で 過ごす。

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6. 投与に際して留意すべき事項 ① 添付文書等に加え、製造販売業者が提供する資料等に基づき本剤の特性及び適正使 用のために必要な情報を十分に理解してから使用すること。 ② 治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得 てから投与すること。 ③ PD-L1 発現率も確認した上で本剤の投与可否を判断することが望ましいが、PD-L1 発現率が確認できない場合には、本剤の使用の適否を適切に判断した上で投与する こと。 ④ 主な副作用のマネジメントについて  間質性肺疾患(放射線性肺臓炎を含む)があらわれることがあるので、初期症 状(息切れ、呼吸困難、咳嗽、発熱等)の確認及び胸部X 線検査の実施等、観 察を十分に行うこと。また、必要に応じて胸部 CT、血清マーカー等の検査を 実施すること。

 infusion reaction があらわれることがあり、2 回目以降の本剤投与時にも infusion reaction があらわれることがあるので、本剤投与時には毎回患者の状態を十分 に観察すること。infusion reaction が認められた場合は適切な処置を行うととも に、症状が回復するまで患者の状態を十分に確認すること。  甲状腺機能障害、副腎機能障害及び下垂体機能障害があらわれることがあるの で、本剤投与開始前及び投与期間中は定期的に甲状腺機能検査(TSH、遊離 T3、 遊離T4 等の測定)を行い、患者の状態を十分に観察すること。また、必要に 応じて血中コルチゾール、ACTH 等の臨床検査、画像検査等の実施も考慮する こと。  本剤の投与により、過度の免疫反応に起因すると考えられる様々な疾患や病態 があらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には、過 度の免疫反応による副作用の発現を考慮し、適切な鑑別診断を行うこと。過度 の免疫反応による副作用が疑われる場合には、本剤の投与の休薬、中止又は副 腎皮質ホルモン剤の投与等を考慮すること。  投与終了後、数週間から数カ月経過してから副作用が発現することがあるため、 本剤の投与終了後にも副作用の発現に十分に注意する。  AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、ビリルビン等の上昇を伴う肝機能障害があ らわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与期間中は定期的に肝機能検 査を行い、患者の状態を十分に観察すること。  尿細管間質性腎炎、糸球体腎炎等の腎障害があらわれることがあるので、本剤 投与開始前及び投与期間中は定期的に腎機能検査を行い、患者の状態を十分に 観察すること。  1 型糖尿病があらわれ、糖尿病性ケトアシドーシスに至ることがあるので、口

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渇、悪心、嘔吐等の症状の発現や血糖値の上昇に十分注意すること。1 型糖尿 病が疑われた場合には投与を中止し、インスリン製剤の投与等の適切な処置を 行うこと。 ⑤ 本剤の臨床試験において、投与開始から12 カ月間は 8 週毎に有効性の評価を行っ ていたことを参考に、本剤投与中は定期的に画像検査で効果の確認を行うこと。な お、本剤の投与期間は12 カ月までとすること。

参照

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