2019年5月
ジェトロ・ベンガルール事務所
インド・イノベーションの最先端
~ベンガルール~
ジェトロは提供する情報および助言をできる限 り正確にするように努力していますが、提供し た情報および助言の正確性の確認・ 採否はお客 様の責任と判断で行っていただいています。カルナタカ州における生産拠点立地
“Innovation Driven Manufacturing”
旧来の取り組み:開発途上国の低廉・豊富な労働力、メカトロニクス、FA・・・
“IoT” + “ビッグデータ” + “AI” + “高度人材”
IT産業のみならず、多様な製造業、人材、市場を有する
カルナタカ州
目次
1.カルナータカ州の概況
2.インドのスタートアップ・エコシステム
3. 日印スタートアップハブの役割・成果
4.日系企業進出動向
5.参考資料
~各州と人口の近い国~
■インド全体
人口13億人:日本の
約10倍
国土:328万7,263平方キロ
メートル:日本の
約9倍
■カルナタカ州+テランガナ州
人口約1億人≒
日本の人口
国土:インド全体の
10%
≒
日本の国土
(出所)CREDIT SUISSE資料よりジェトロ作成アンドラ・プラデシュ州 4,938万人/$2,139 アルナーチャル・プラデシュ州 138万人/$2,026 ビハール州 1億380万人/ $598 ジャールカンド州 3,297万人/$1,090 ゴア州 146万人/$6,045 グジャラート州 6,038万人/$2,619 ハリヤナ州 2,535万人/$3,099 ヒマーチャル・プラデシュ州 686万人/$2,693 ジャンム・カシミール州 1,255万人/$1,887 チャッティースガル州 2,554万人/$1,612 カルナータカ州 6,113万人/$2,709 ケララ州 3,339万人/$2,677 マディヤ・プラデシュ州 7,260万人/$1,262 マハラシュトラ州 1億1,237万人/$2,545 マニプル州 272万人/$919 メガラヤ州 296万人/$1,374 トリプラ州 367万人/$1,407 ナガランド州 198万人/$1,562 オディシャ州 4,195万人/$1,325 パンジャブ州 2,770万人/$2,227 ラジャスタン州 6,862万人/$1,348 シッキム州 61万人/ $4,513 タミル・ナドゥ州 7,214万人/$2,736 テランガナ州 3,529万人/$2,736 ミゾラム州 109万人/$1,735 ウッタラカンド州 1,012万人/ $2,787 西ベンガル州 9,165万人/$1,540
州名
人口/一人当たりGDP
凡例
州ごとの人口・一人当たりGDP
ウッタル・プラデシュ州 1億9,958万人/$933 アッサム州 3,117万人/ $985 デリー準州 1,675万人/$5,175 (出所)2019年および2023年の国際通貨基金(IMF)の見通し(名目)世界ランキング予測:インド
2019年:2,188-145位
2023年:3,040-139位
カルナータカ州の一般概況
他のインド都市には存在しない「快適な気候」「自由な飲食文化」が魅力!
人口
6,109万5,297人(2011年国勢調査、国内8位)
面積
191,791K㎡(インド全体第7位)
言語
カンナダ語(公用)、英語、ヒンディー語
民族
ドラヴィダ系
宗教
ヒンドゥ(約84%)、イスラム(約13%)、
キリスト(1.87%)、ジャイナ(0.72%)
※2011年国勢調査による気候
高原都市のため、穏やかで涼しく過ごしやすい
ベンガルール市(約959万人)
約2兆918億ルピー(約295億ドル)
※18-19年度
州都
予算
GDP
12兆6,900ルピー(1,969億ドル)(17/18年度)
一人当たりGDP:3,001ドル(17/18年度)
(参考)India Brand Equity Foundation 州別レポート
識字率
75.6%(男性82.8%、女性68.1%)
人口
面積
言語
民族
宗教
気候
識字率
⚫
JALは2020年夏ダイヤからベンガルール-成田便就航を発表
⚫
同社として初の南インド-日本直行便
Route
Aircraft Type
Departure
Arrival
ベンガルール
– 東京(成田)
787-8
02:45
14:55
東京(成田) - ベンガルール
18:25
00:05 (+1)
http://press.jal.co.jp/ja/release/201901/005022.html
ベンガルールは軍事産業の製造業の集積地として発展
HAL(Hindustan Aeronautics Ltd. 航空機製造)
ISRO(Indian Space Research Organization, 宇宙開発、人工衛星製造)
BEL(Bharat Electronics Ltd.,電子機器)
BEML(Bharat Earth Movers Ltd.,建設・土木機械)
HMT(Hindustan Machine Tools Ltd., 工作機械)
ITI(Indian Telephone Industries, 通信機器)
BHEL(Bharat Heavy Electricals Ltd. 重電機)等
<背景>
もともと、国防関係施設、軍事物資製造拠点の集積地。
軍の製造拠点及び関連企業の進出や技術者育成機関が多く立地する。
<主な航空宇宙・国防関係企業>
~BtoB ビジネスに大きなチャンス①~
付加価値の高い製造業の集積が進む
☛ 電子機器、重電機、工作機械、通信機器
自動車・自動車部品、工作機械、建設機械、航空産業、
繊維機械の有望バイヤーが存在
○工作機械産業では、インド全体の約60%のシェア
○バイオ産業は30%、航空産業では、25%のシェア
○自動車・自動車部品産業(トヨタの拠点)
○インドの電子半導体協会(IESA)、工作機械製造協会(IMTMA)の本部はベンガルール。
○安定した気候から、鋳造産業の集積もあり、インドでは生産最適地、とも。
○外資系工業団地では唯一、台湾デベロッパーが電気電子産業向けの工業団地を開発中。
(iPhoneメーカー、台湾WistronはKolar地区に工場建設を計画)
○エアバスは設計・エンジニアリング拠点。ボーイングは研究開発拠点をベンガルールに置く。
○インドのアパレル生産の2割を占める(15.6億ドル)。工場数は縫製工場3,000工場、テキス
タイル2,000工場を超え、インド最多の集積。
~BtoB ビジネスに大きなチャンス②~
日本との共通項(食、宗教文化)、欧米嗜好の強い北部に比べ、ニュートラルな南部
☛ 日本製品・サービスに商機
都市圏人口の一人当たり所得は約50万円、農村部とは5倍近い格差
■IT産業を中心に、外資系企業900社以上、
170ヵ国以上からの外国人が在住(欧米系
が多い)と言われる。他州からの移民(約2
00万人)が多いことも特徴。
地元出身
53%
タミルナドゥ州
19%
AP州
9%
ケララ州
7%
ラジャスタン州
2%
マハラシュトラ州 2%
その他
8%
さらなる所得向上、人口流入が続く。
→ 耐久商材、消費財、サービスニーズ拡大へ
単位:ルピーベンガルール都市圏
第2の都市 マイソール 100,939ルピー 西部港湾都市 マンガロール 240,448ルピー 320,346ルピー 最北部都市 カラブルギ 65,493ルピー(出所)Karnataka Statistical System Development Agency
(2015/16年度統計 Gross District Income per Capita)
~BtoC 市場は中小零細型が主導 -
ネット小売が急成長- ~
保守的な小売市場を背景に、オンライン取引に注目が集まる。 まだ市場
規模(2015年)は小さく1兆ルピー程度だが、外資規制の緩和もあり、急
成長中。携帯電話加入件数は10億件を超える。
(出所)Euromonitor International、各種報道資料等よりジェトロ作成 2016年、ムンバイに第一号 店、二号店をベンガルール にオープン。その後、デリー、 ノイダにも店舗展開。 近代型のモール 従来型のパパママショップ低価格通信インフラの普及によるイノベーションの促進
電子決済が普及し、市場や
モールに至るまであらゆるとこ
ろで利用可能。
政府による決済システムAPI
のオープン化により、先行する
Paytmに続き
PhonePe(Flipkartが設立)
や各社の決済アプリでバスや
航空券の予約支払い、ガス
や水道代、街中のチャイスタ
ンドまでカバー。
農村部でも普及している格安端末のJioフォン。
端末価格は1,500ルピー、SIM Free、同社のプリペ
イドSIMはデータ通信1.5GB/日、国内通話無料の
89日プランで約450ルピーと、世界最安値の通信コ
スト。
シャオミ、oppo、vivo等の中国製格安スマホ
(5,000ルピー前後)が普及。サムソンは上位ブラ
ンド傾向。アップルの所有率は1%以下。
タクシーはスマホで手配。Uberや
Olaが主力。セダンタクシー10kmで
300円程度。伝統的なタクシーは空
港を拠点として運航しているのみ。
~ベンガルールの様子①~
QR電子決済Paytm 格安端末のJioフォン OLA・高級層向けのモール内食品売り場
(1MG-Lido Mall内スーパー “Foodhall”)
・クラフトビールを提供するバーレストラン
(Arbor Brewing Company)
・市内の日本食レストラン(9件程度)
(写真はレストラン「祭 Matsuri」)
・ローカルビーフのステーキとインドワインを
提供するレストラン
(Portland Steakhouse & Café)
生活基盤インフラの拡充
〇慢性的な渋滞解消のため、日本の支援によりGreen Line、 Purple Lineの二路線からなる
「Bangalore Metro Railway(Namma Metro)」が2016年より順次開通。市街地西部の国
際展示場(BIEC)やIT産業の集積するWhitefield地区への延伸工事も進捗
〇さらに、インド資金によりWiproやInfosysの本社があるElectronics Cityへの新線(Yellow
Line)やIIM-Bのある市街地南部への新線(Red Line) の建設工事が続く
~ベンガルールの様子③~
◆
トゥムクル(
ヴァサンタ・ナラサプラ工業
団地
)は、国家製造業政策
(National Manufacturing
Policy) の中で、全国12ヵ所で開発
する国家投資・工業地区
(National Investment &
Manufacturing Zone: NIMZ)の
一つ。また、12ある「日本工業団地
(Japan Industrial
Townships)」の候補地の1つ。
◆
州政府は18/19年度予算方針にお
いて、重点産業政策を発表。太陽光
発電、照明機器、陶磁器、玩具、電
子基板、繊維、携帯電話、スポーツ
用品、農業機器、など
中国製品の輸
入が目立つ製品
の生産拠点(9か
所)を整備していく計画を発表。
チェンナイ~ムンバイまで縦断する産業ベルト
~州政府としての産業動脈構想~
目次
1.カルナータカ州の概況
2.インドのスタートアップ・エコシステム
3. 日印スタートアップハブの役割・成果
4.日系企業進出動向
5.参考資料
~インド・スタートアップの特徴~
■2013年~2018年の5年間で約7,500社のスタートアップが誕生
■その6割は、ベンガルール、デリー周辺、ムンバイ発の企業
■分野別に内訳すると、16%がエンタープライズ向けサービス、14%がフィンテック、
12%がマーケットプレイス、8%がヘルステックで全体の半分を占める。
■7,500社の内、先端技術を導入している企業数は前年比50%の1,200社であり、
データ分析、IoT、AIが約8割を占める。
~インド、世界第3位を誇るユニコーン企業数~
米国 中国 インド 英国 イスラエル
ユニコーン数※
126
77
18
15
4
2018年に誕生した数
25
20
8
2
2
ユニコーンになるまでの
平均年
6-8
4-6
5-7
7-9
5-7
・・・ベンガルールに拠点を置くスタートアップ
※評価額が10億ドル以上の非上場ベンチャー企業
IT産業・バイオ産業の集積地
世界有数の企業のグローバル戦略拠点や研究開発拠点が立地。米国のオフショア拠点と
して活用されていたが、リーマンショック以降、独自の商品/サービス開発を行って、世界のイ
ノベーション拠点に。Fortune500に選ばれた優良企業の少なくとも400社はカルナータカ州
内企業との取引がある。
○IT企業:約3,500社
○外資系IT企業:約900社が集中。
○IT技術者:約120万人ーインド全体の3割。
○電子・ソフトウエア輸出全体の40%を占める。
○バイオ系企業数:約190社ーインド全体の50%以上。
~ベンガルール、「インドのシリコンバレー」と呼ばれる理由~
Infosysキャンパス〇研究開発力
• 大学:44校(IISc(総合大学)、IIMB(経営大学院)、IIIT、バンガロール大(州立)他)
• エンジニアリング単科大学:201校
• 医療単科大学/機関:114校・機関
• 研究開発機関:370機関
〇イノベーション施設
• 主要インキュベーター:約19社(NASSCOM 10K、NSRCEL IIMB、C-CAMP等)
• 主要アクセラレーター:約20社(Target、マイクロソフト、CISCO、Airbus等)
• コワーキングスペース:約20社(WeWorks、Cowrks、91Springboard等)
ベンガルール電気街 ピッチイベントの様子(TECKSPARKS2018) 国内最高峰の総合大学IISc~ベンガルールのエコシステム~
•
世界最大級のモバイル広告会社InMobiの創業者であるアミット・
グプタ氏とR.K.ミシュラ氏(写真)などが共同で2018年2月に設立。
•
大都市を中心に既に5,000台を配車。料金はQRコードで決済し、
10ルピー/30分。GPSで盗難防止対策。
•
大都市で課題となる交通渋滞を解決することが目的。インドの自転
車に対する意識を変えられるか。
•
コンピューターサイエンスの博士号を持つギータ氏が2016年に設立。
•
がん細胞が正常な細胞よりも発熱する特徴を活用し、胸部の熱画
像をAIによる画像解析を行い、乳がんの早期発見を行うためのAIシ
ステムを開発。
•
既存のマンモグラフィと比較して患者に痛みがなく、またX線による被
ばくリスクがないため、補完した検査が可能。
•
自動車・モビリティ分野におけるIoT・ビッグデータ解析を行う企業として
カラン氏が2015年に創業。
•
同社は車両データの解析によるサービス提供に注力しており、現在
複数の日本企業と契約して予測技術を活用した低コストの車両
メンテナンスやオペレーション支援ビジネスを展開中。
•
Ola、Uberなどモビリティ企業やAshok Leylandなどインドの自動車
メーカーとも協業。
~ベンガルールのスタートアップ~
•
2000年6月に東京で活動を開始したベンチャーキャピタル。
累積投資件数は160社、うち28社がIPO。
•
インドではNiramai社(乳がんスクリーニングAI)やMoney View社
(個人信用スコア)等を含め17社に投資。
•
同社のインド子会社の社長である江藤氏はベンガルールに在住し、
現地でスタートアップ投資・ハンズオン支援を手掛けている。
•
シンガポールに本社を置くベンチャーキャピタル。
• インドではStellapps(生乳の生産管理ソリューション)・Droom
(新車および中古の四輪車・二輪車のオンライン売買サービス)・
NoBroker(ブローカーを介さず不動産オーナーと借り手を結ぶマッチン
グサービス)・GetMyParking(駐車場整備ソリューション)・
Faasos(インド料理の宅配サービス)などに出資。
(インド担当の西嶋氏(写真))
•
1999年に東京で立ち上がったベンチャーキャピタル。
•
既にインドで10社以上のスタートアップ(不動産、旅行、交通、
人材など)に投資。ハンズオンが原則で毎週必ず打合せを実施。
•
「ジュガード(倹約的発明)こそ、スタートアップの神髄。日本が
経営管理で参画すれば最良の組み手に」
(インド代表の村上氏(写真))
~ベンガルールの日系VC~
~ベンガルールの公的インキュベーター~
Bangalore Bioinnovation Centre
カルナタカ州の資金により運営されるバイオ系インキュベーション
施設。科学技術省の支援も受け、国際レベルの研究ができる
共用施設を有し、40社が入居可能。入居期間は標準3
年、最長5年で海外企業も応募可能。
既に1、2階は稼働しているが、3階部分は現在建築中。
NASSCOM Centre Of Excelelnce(CoE)-IoT
ソフトウェアサービス産業協会(NASSCOM)がインド政府の支
援を受けてベンガルールでは約70社のAI/IoTスタートアップのイ
ンキュベーションを実施。また、カルナタカ州の資金によるCoE-Data Science &AIも同時に運営。
Centre for Cellular And Molecular Platforms(C-CAMP)
国立のライフサイエンス分野のインキュベーション施設で、シードレ
ベルから成熟したスタートアップ企業まで対応し、シードファンディ
ングも実施。
• インド最大の新車・中古車マーケットプレイスを展開するDroomTechnologyに
豊田通商が出資。また、中古四輪車・二輪車マーケットプレイス事業での海外
展開に関するMOU締結。
• Droom社は、2014年に設立し、売り手と買い手が安心して売買できるプラット
フォームを提供。独自に開発した仕組みにより、中古四輪車・二輪車の購入時
に消費者が不安を抱く、車両状態や販売価格、販売業者の信頼度などの透
明化を図り、事業開始から約3年で同国最大の自動車マーケットプレイスに成長。
(2018年5月17日同社プレスリリースより)
• Droom社は、オンライン上の自動車取引の65%のシェアを占める。
• ベンガルールにも拠点のある日系VC、BEENEXT社もDroom社に対し投資。
~ベンガルール日系企業の協業事例~
•
パナソニックはタタ・エレクシーと次世代家電の開発で提携し、人工知能(AI)を
組み合わせた新商品の発売を目指し、ベンガル―ルにR&Dセンター設立を決
定。
•
インドの強みであるAIやロボティクス分野の技術を生かし、インド市場向けのみな
らず、日本をはじめとしたグローバル向けのアプライアンス商品開発を行う。
✖
✖
目次
1.カルナータカ州の概況
2.インドのスタートアップ・エコシステム
3.
日印スタートアップハブの役割・成果
4.日系企業進出動向
5.参考資料
HUB
JETRO Bengaluru
学術機関
中央政府・
州政府
スタートアップ等
産業界
コワーキング
オフィス
アクセラレーター・
インキュベーター
投資家
➢
2018年5月1日に世耕経産大臣-プラブー商工大臣が合意した日印スタートアップ・
イニシアティブに基づき、JETROベンガルールに設置。
連携機関
日印スタートアップ・ハブとは?
オフィススペース提供
ブリーフィング
ビジネスプランの相談
提携候補先の紹介
●グローバル・アクセラレーション・ハブ事業 <Japan ➡ India>
•ナレッジパートナーの
Zinnov社による
メンタリング
•提携可能性のある
パートナー企業の紹介
•ベンガルール市内の
コワーキングスペース利用
※最大3か月間提供
●対日投資プログラム <India ➡ Japan>
※インド企業全般対象
・ご関心分野のマーケット
情報の提供
※大企業も利用可能
•JETRO東京本部のインド
デスク担当及び専門家
による
コンサルティング
•東京、横浜など主要
6都市のテンポラリー
オフィス利用
※最大50営業日、スタートアップは 最大100営業日・ご関心分野のマーケット
情報の提供
•提携可能性のある
パートナー企業の紹介
日印スタートアップハブが無償で提供するサービス
※JETROが支援する施設で企業を登録する場合、日本における商用滞在ビザの発給が簡易化される。
5月1日:世耕経産大臣及びプラブー商工大臣により「日印スタートアップイニシアティブ」合意。
9月18日:日印スタートアップハブ・キックオフセミナー@ベンガルール開催。
10月9日:The 1
st
Well Aging Society Summit Asia@東京。印スタートアップ3社が参加。
10月15日:第3回 BTTI @東京。印スタートアップ15社が参加。
10月16日-19日:CEATEC Japan 2018@幕張。印スタートアップ10社のスタートアップが参加。
10月23日:JobFair@IIT-Hyderabad校。日本企業を紹介する「JAPAN DAY」開催、参加学生約200名。
10月29日:経産省と電子IT省(MeitY)が「日印デジタルパートナーシップ」MOCに合意。
12月1日:Bengaluru Tech Summit@ベンガルール。日本企業を紹介する「Japan Day」開催
2月2日:JobFair@プネ開催、Tech Summit in IISc@ベンガルール開催。
2月4日-7日:「飛躍」事業@ベンガルール。日本のスタートアップ10社を招聘。
3月4日―8日:イノベーション・ミッション実施。 日本企業27社37名が参加。ハイデラバード・ベンガルール訪問。
8日に日印イノベーション・ダイアログ(第4回BTTI含む)開催。
3月13日:Hack Osaka 2019@大阪。インドのヘルスケアスタートアップ1社を推薦、金賞獲得
✦ 6月20日:第10回Business IT Conclave@コルカタ参加
✦ 7月16日-19日:「飛躍」事業。医療・ヘルスケア関係の日本スタートアップをベンガルールに招聘。インキュ
ベーター、アクセラレータ及びVC等に対するピッチ、商談等を実施予定。
✦
8月上旬: NASSCOM中小企業訪問団 訪日ロードショウ予定
✦
9月中:
Job Fair@IIT-Hハイデラバード
✦
9-10月: 第5回BTTI@東京(P)
✦
9月20日-21日頃:Techsparks2019@ベンガルール 日本スタートアップ招聘 (P)
✦ 10月10日:第2回 Well Aging Society Summit Asia- Japan @東京(P)
✦ 10月15日―18日:CEATEC Japan 2019@幕張 印スタートアップ派遣
✦ 11月29日―12月1日:Bengaluru Tech Summit @ベンガルール
✦
1月:Karnataka Global Investors Meet参加、INTEX Formingジャパンパビリオン出展支援
✦
2月:ジャパンハッバ関連イベント(FY2018は Tech Summit in IISc実施。)
第4四半期:第6回BTTI (P)
https://www.startupindia.gov.in/content/sih/en/India_Japan.html
➢
日印スタートアップ・イニシアティブに基づきインド側が作成
➢
日印両国のスタートアップ、VCやサービスプロバイダ情報を掲載
スタートアップとの協業に向けて
1.社会課題解決型ではなくて
社内課題解決型SU
を探せ
=>ニッチなスタートアップ。他社との交流、競合相手もパートナーの時代(トヨタとスズキ、ホンダ)
2.イノベーション担当の
社内位置づけ/権限
=>現業(調達等)部隊として、社内理解、前向きな活用、担当者のモチベーション高める
=>小さな成功を積み上げる。時間はかかる(みんな時間をかけている)。
3.課題・関心の
表現力
(プレゼン力、英語で場数を踏む)
4.
自前イベント
の実施
=>(場数をこなす機会としても)ハッカソン、アイデアソン、等の自前イベント開催
=>アクセラレーションプログラム?1000社から5社選抜、とか自前じゃ無理?
5.VC、アクセラレーター(MNC含む)、インド大手IT企業との
関係構築、活用
=>
スタートアップを商売にしている人たち
をうまく使う。
6.イノベーションに
国境なし
=>国別のアプローチに意味なし?「1.課題の明確化」に尽きる。
目次
1.カルナータカ州の概況
2.インドのスタートアップ・エコシステム
3. 日印スタートアップハブの役割・成果
4.日系企業進出動向
5.参考資料
増加する日系企業の進出
-
1,441社
(5,102拠点)
※2018年10月時点
(出所) 在インド日本国大使館・ジェトロ「インド進出日系企業リスト」(2018年版)
デリー準州(
162
社)
日立、ソニー、シャープ、ヤクルト、銀行、
商社など
マハラシュトラ州(
243
社)
(ムンバイ)良品計画、旭化成、銀行、
生保、証券、海運など
(プネ)三菱電機、山崎マザック、
カワサキ、自動車部品など
ハリヤナ州(
393
社)
スズキ(二輪、四輪)、ホンダ(二輪)、自動車
部品、各種輸入販社など
グジャラート州(
38
社)
ホンダ(二輪)、スズキ、日立エアコン、
ヤザキ、TOTO、三菱重工など
ラジャスタン州(
47
社)
ホンダ(二輪・四輪)、自動車部品、
ダイキン、ユニチャーム、 大塚化学など
ウッタル・プラデシュ州(
44
社)
ホンダ(四輪)、ヤマハ、自動車部品など
西ベンガル州(
19
社)
新日鉄住金、日立建機、野村総研、エ
アー・ウォーター、商社など
テランガナ州(
29
社)
東芝プラントシステム、不二製油、
巴川製作所など
タミル・ナドゥ州(
201
社)
日産、ヤマハ、東芝、コマツ、パナソニック、シャチ
ハタ、自動車部品など
カルナータカ州(
224
社)
トヨタ、ホンダ(二輪)、ファナック、日清食品、T
MEIC、富士通、自動車部品など
アンドラ・プラデシュ州(
17
社)
エーザイ、いすゞ、コベルコ、日下部電機など
各地の商工会・日本人会・日本人学校
※2018年11月末現在
都市
商工会
(会員企業数)
日本人会
(会員・会員企業数)
日本人学校
デリー
427
2,063人/157社
全日
幼(49)小(213)中(63)
計:325
ムンバイ
-
527人/91社
※商工会は日本人会の一
部の位置づけ
全日
小(27)中(4)
計:31
チェンナイ
194
756人/85社
準全日
(小・月~金午後2時間、
中・土午後6時間)
小(56)中(11)
計:67
ベンガルール
154
942人/130社
補習校
小(67)中(14)
計:81
コルカタ
18
53人/12社
補習校
数名
ハイデラバード
-
73人/20社
※うち日系16社
-
アーメダバード
-
104人
-
進出日系企業の産業分野としては、製造業では自動車(二輪・四輪)、産業機器分
野が中心。
<カルナータカ州 日系企業進出状況>
• 日系企業数:
529 拠点、224社
(2018年10月)
インド全体:5,102拠点、1,441社
• 在留邦人:
1,306人
(2018年10月、在留届出ベース)
インド全体:9,197人
(デリー:5,625人、ムンバイ1,114人、チェンナイ:984人)
<カルナータカ州日系企業進出推移>
Oct.
2011
Oct.
2012
Oct.
2013
Oct.
2014
Oct.
2015
Oct.
2016
Oct.
2017
Oct.
2018
日系企業の拠点数
(カッコ内は全インド拠点数)
182
(1,422)
228
(1,804)
297
(2,503)
387
(3,881)
451
(4,417)
476
(4,590)
509
(4,838)
529
(5,102)
邦人数
639
833
1,072
1,154
1,229
1,334
1,306
-インド進出日系企業リスト 2018年10月 在インド日本国大使館、ジェトロ 海外在留邦人数調査統計 平成30年要約版(外務省)~カルナータカ州の日系企業の進出動向~
事務所や支店はベンガルール市内、工場は州政府開発公社が管理運営している
郊外の工業団地に進出(ベンガルール中心から最長約80km圏内)。
<市内>
・道路混雑、公的交通手段が不十分
・廃棄物、下水の処理施設が未整備
・道路は車が優先(歩行者はとても危険)
<工業団地>
・土地収用の煩雑さ、未収用地が点在
・不透明な制度運用
・電気、水供給、道路等のインフラ未整備
・原野のままの区画が提供
・レンタル工場が不十分(地場系が数カ所程度)
~ビジネス環境の課題~
カルナタカ州政府の政権運営
○ベンガルールのインフラ開発を進める。
・メトロ第2・3フェーズの実施を加速させる。
・下水処理施設の建設や水供給の問題を解決させる。
・廃棄物処理施設の不足と電力不足の問題による廃棄物発電案件の加速。
○マイソール(第2の都市)、マンガロール(港湾)、北部(低開発地域)の
経済・産業の発展を活性化させ、ベンガルールへの経済集中を緩和させる。
○農村部を含めた貧困層へ収入を上昇させる。
○高度人材育成プログラムを各地域に実施する。
カルナタカ州政府は経済発展に積極的
○カルナタカ州は中央政府よりも先にIT、バイオテック、電気自動車、スタートアッ
プ、航空分野を有望な分野として、州レベルの産業別政策を策定。中央政府は、カ
ルナタカ州の産業政策に倣い、中央政府の産業ポリシーを発表。
○製造業分野では、航空産業、自動車産業、工作機械産業、鉄鋼、セメント、を重要
分野としている。
中央政権との関係
○州政府はインド国民会議派の連立政権、中央政府の与党BJPとねじれの
構造であるが、ビジネスに影響はない。
略歴
○2018年5月に州議会選挙が行われ、BJPが第一党となったものの、国民会議派
が第3党の地域政党ジャナタ・ダル(JD(S))と連立を組み、政権を維持。クマ
ラスワミー州首相(JD(S))が23番目の州首相に着任。副州首相はG.パラメシュ
ワラ氏(国民会議派)
(出所)カルナタカ州政府産業局資料~カルナタカ州政府の概要~
その他
その他の関
連機関
Labour
Dept 労働局
内務省
文部省
財務省
保健省
労働省
経産省
BWSSB 水
配給機関
KSPCB 汚染
管理委員会
工業インフ
ラ開発公社
(KSIIDC)
カルナタカ
開発公社
(KIADB)
K州首席次官
V. バスカル氏
投資庁(KUM)社長
レヴァンナ・ゴウダ氏
経済産業省・工業次官
G.グプタ氏
経済産業省・工業
コミッショナー
ダルパン・ジャイン氏
KUM
(Karnataka Udhyog
Mitra )
がK州向けの投
資
案件
(外資・国内)
に対する許認可手続
きを実施するシング
ルウィンドゥ機関
クマラスワミ州首相~許認可に関連する州政府の機構~
日系企業向けのプロ
ジェクト支援委員会
(PFC)の委員長を務め、
許認可手続きに関する
キーパーソン。
日系企業進出に資する
インフラ整備、産業政
策など、大きなテーマ
の対話を行うダイアロ
グモニタリング委員会
(DMC)のトップ。
開催後
フォローアップ
※
期限通りに実施されているかJETRO
日系企業
KIADB/KUM
PFC開催
(月1回の割合で開催)
(開催風景)
①抱えている問題を報告 ・土地収用手続きの遅れ ・インフラ整備の遅れ ②なぜ遅れているか照会 ・遅延要因を追求 ・期限を設けて、すぐに解決 するようにその場で命令産業コミッショナー(議長)
KIADB
KUM
日系企業
領事館
商工会
JETRO
・状況を報告 ・命令を受けた後、 期限までに解決開催前
案件申請
日系企業
JETRO
州政府
事前調整
順番を通知
商工会
から案内
~課題解決に向けた州政府の取り組み~
プロジェクト支援委員会(PFC)
New Delhi
Bengaluru
Ahmedabad
Mumbai
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Chennai
JETRO NEW DELHI
4th Floor, Eros Corporate Tower, Nehru Place, New Delhi
JETRO MUMBAI
Naman corporate Link, 2nd Floor, Plot no C-31 & C-32, G Block, Bandra, Kurla Complex, Bandra East, Mumbai
JETRO BENGALURU
10th Floor, Tower B, Millenia Towers, Ulsoor Lake, Bengaluru
JETRO CHENNAI
Seshachalam Centre 8F , 636/1 Anna Salai, Nandanam, Chennai
JETRO AHMEDABAD
9th Floor,SHAPATH-V,Opp. Karnavati Club,S.G. Highway, Prahlad Nagar,Ahmedabad-380015,INDIA
目次
1.カルナータカ州の概況
2.インドのスタートアップ・エコシステム
3. 日印スタートアップハブの役割・成果
4.日系企業進出動向
5.参考資料
(参考)投資関連コスト比較(インド主要都市)
(単位:米ドル)インド主要都市
月/年間
ベンガルール
ニューデリー
ムンバイ
チェンナイ
アーメダバード
1.作業員(実務経験3年程度)
基本給(月額)242
423
262
284
284~395
年間実負担額3,954
5,484
4,717
4,477
n.a
2.エンジニア(専門・大卒)
基本給(月額)460
706
633
575
742~1,073
年間実負担額8,618
9,439
10,867
8,172
n.a
3.マネジャー(大卒・実務10年)
基本給(月額)1,251
1,712
1,210
1,406
1,436~2,163
年間実負担額20,032
21,937
23,128
20,155
n.a
4.スタッフ(一般職)
基本給(月額)541
637
691
550
395~789
年間実負担額8,792
9,992
10,419
10,651
n.a
5.マネジャー(営業課長クラス)
基本給(月額)1,692
1,751
2,056
1,249
979~1,894
年間実負担額24,196
31,661
32,348
17,528
n.a
6.店舗スタッフ(アパレル)
月額338~469
437~578
363~631
n.a
331~631
7.店舗スタッフ(飲食)
月額256~483
373~477
331~695
n.a
347~600
出所:「2017年度アジア・オセアニア投資関連コスト比較表(2018年3月)」
賃金関係(1)
賃金関係(2)
(単位:米ドル)インド主要各都市
ベンガルール
ニューデリー
ムンバイ
チェンナイ
アーメダバード
8.法定最低賃金 非熟練工 170/月 211/月 147/月 160/月 4.36/日 準熟練工 186/月 232/月 139/月 166/月 4.48/日 熟練工 191/月 255/月 132/月 169/月 4.63/日 9.賞与支給額 基本給与1.36ヵ月分 基本給与1.51ヵ月分 基本給与1.39ヵ月分 基本給与0.99ヵ月分 基本給与の1~2ヵ月分 10.社会保険負担額 ①雇用者 負担率 13.15% 年金基金8.33% 積立基金(EPF)3..67% 管理費0.65% 保険料0.5% 同左 同左 同左 同左 ②被雇用 者負担率 12% 同左 同左 同左 同左 11.名目賃金上昇率 2014年 10.7% 7.4% 10.8% 10.1% 10.0% 2015年 11.4% 10.2% 10.1% 11.9% 10.5% 2016年 10.1% 10.0% 10.7% 11.7% 10.9%(参考)投資関連コスト比較(インド主要都市)
出所:「2017年度アジア・オセアニア投資関連コスト比較表(2018年3月)」
(単位:米ドル)
工業団地(土地)購入価格
(単位:米ドル)各賃料(市内中心部)
都市名
工業団地名
1㎡あたりの土地代
ベンガルール
ナラサプラ・フェーズⅡ
ヴェームガル
34
39
ヴァサンタ・ナラサプラ・フェーズⅢ
27
ニューデリー
ニムラナ
47
バワル
139
ムンバイ
チャカン
68
スパ
30
チェンナイ
ヴァラム・バダガル
49
スリ・シティ
137
アーメダバード
サナンド
60
マンダル
42
インド主要都市
ベンガルール
ニューデリー
ムンバイ
チェンナイ
アーメダバード
事務所賃料(月額):1㎡あたり
19
22
43~51
13
7.58~10.18
店舗スペース・ショールーム:1㎡あたり
32~48
51
39~63
51
21~24
駐在員用住宅借上料
1,105~1,579
1,579
1,263~3,946 1,421~2,368
710~1,815
(参考)投資関連コスト比較(インド主要都市)
出所:「2017年度アジア・オセアニア投資関連コスト比較表(2018年3月)」
(単位:米ドル)