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アニュアルレビュー2016

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Academic year: 2021

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(1)

Annual Review

2016

For a Unique Company

(2)

 マンダムグループは、「美と健康を通じ、快適な生活にお役立ちする」という基本理念のもと、「アジアでグローバ

ルな経営を強みとするオンリーワン・カンパニー」を目指し、化粧品の製造・販売を事業として展開しています。

 1927年(昭和2年)に設立し、現在では、アジアにおける男性化粧品トップブランドとなった「ギャツビー」を中

心に、「ルシード」、女性化粧品では、「ルシードエル」、「ビフェスタ」、「ピクシー」などのブランドを保有しています。

 そして、世界のさまざまな国や地域で、一人でも多くの生活者に商品をお使いいただけるよう、「生活者発・生活

者着」の思想のもと、ヘアスタイリングやフェイス&ボディケア、スキンケア、メイクアップといったカテゴリーの

商品を年間約8億個提供しています。

 また、海外への進出は1958年(昭和33年)と化粧品業界の中でも早く、インドネシアを中心にアジアで10の国と

地域、12社で事業を展開しており、商品はアジアにとどまることなく、アフリカ・欧米など多くの国々でご愛用いた

だいています。

Profile

プロフィール

美と健康を通じ、 快適な生活にお役立ちする

基本理念

企業理念の具現化を目指した企業行動を通じて、生活者や社員をはじめとするステークホルダーの満足を、

同時にバランス良く満たすことができれば、企業は持続的に成長し、社会から認められて存在できると、

わたしたちは信じています。

経営理念

「美」「健康」「清潔」「楽しさ」をビジネ スキーワードに、生活者発の 「ニーズ・ ウォンツ」 を魅力ある商品・サービスと して具現化し、生活者着の「価値」とし て世界で一人でも多くの生活者にお届け することに全力を尽くします。 社名の意味に込められた、人間尊重 と自由闊達な風土の中で豊かな創造 性が発揮される人間集団を形成し、 企業価値向上のために個人と組織の 持続的成長を目指します。 ステークホルダーとの双方向コミュニケーション に努め、ステークホルダーから要請される経済的責 任、社会的責任を真摯に受け止め迅速に対応するこ とで良好な信頼関係の維持、向上を図るとともに、 「良き企業市民」 として、社会との協調・融和に努 め、その発展に貢献いたします。

生活者発・生活者着

全員参画経営

社会との共存共栄

企業理念体系

生活者へのお役立ちのあり方=使命 基本理念を具体化するための価値観 経営理念を徹底するための心構え マンダム経営の根幹 基本理念 経営理念 企業行動指針

Only One & お役立ち精神

哲学・DNA

(3)

Contents

目次

About mandom マンダムグループの沿革 ……… 2 マンダムグループの強み ……… 4 マンダムグループのブランド展開 ……… 6 マンダムグループのグローバル展開 ……… 8 11年間の連結財務ハイライト ……… 10

Vision & Strategy ステークホルダーの皆さまへ ……… 12 Fundamentals 役員および監査役紹介 ……… 18 コーポレート・ガバナンス ……… 20  社外取締役インタビュー ……… 27 Special Feature 特集:女性化粧品分野の成長 ……… 28 ーー女性への「お役立ち」を拡大中!ーー Performance セグメント別事業概況 ……… 30  日本 ……… 32  インドネシア ……… 36  海外その他 ……… 40 マンダムグループの事業活動 ……… 42 CSR マンダムグループの社会的責任考働 ……… 46 Financial Section 経営ならびに財務の分析 ……… 52 連結財務諸表 ……… 56 FAQ:よくあるご質問 ……… 62 会社概要/株式・投資家情報……… 63 【将来の見通しの記述について】 このレポートに記載されている株式会社マンダムの現在の計画、戦略、 確信などのうち、過去の事実以外のものは株式会社マンダムの将来の 業績に関する見通しの記述であり、現在入手可能な情報に基づく経営 陣の仮定と確信に基づくものであります。これらの将来見通しの記述は、 既に知られているリスク、知られていないリスクや不確かさ、その他の 要因などを含み、株式会社マンダムの実際の経営成績、業績などはこの レポートに記載した見通しとは大きく異なる結果となる可能性がありま す。記載金額は単位未満を切り捨てております。 About mandom

(4)

About mandom

マンダムグループの沿革

マンダムの沿革

マンダムは、いつの時代も生活者のライフスタイルに合わせた独自性のある商品を提案してきました。

また、「アジアでグローバルな経営を強みとするオンリーワン・カンパニー」を

目指し、 アジアにおける成長加速を推進しています。

History

1920

1970

1980

ブランドの変遷

海外展開の沿革

日本国内の

主な沿革

1958.4

フィリピン・マニラ市にて海外事 業の第一歩となる技術提携会社、 丹頂コーポレーションが稼働

1969.11

インドネシア・ジャカルタ市に 合弁による現地法人 P.T.Tancho Indonesiaを設立 (現・連結子会社PT Mandom Indonesia Tbk)

1989.12

台湾にて現地合弁会社スタート

(現・連結子会社 Mandom Taiwan Corporation)

1988.2

シンガポールにて現地合弁会社スタート

(現・連結子会社 Mandom Corporation(Singapore) Pte. Ltd.)

1927.12

「金鶴香水株式会社」設立

1988.11

株式を店頭公開

1982.4

第一次中期5ヶ年経営計画 (MPプロジェクト)スタート

1976.3

福崎工場竣工

1959.4

社名を「丹頂株式会社」に変更

1971.4

社名を「株式会社マンダム」に変更 (現・連結子会社(株)ピアセラボ)

1972.10

日本ドクタ・ルノー化粧品(株)設立

1970.7

男性化粧品「マンダムシリーズ」発売 発表会を開き、9品種10品目の発売を発表 キャラクターには日本で初めて ハリウッドスターを起用(チャールズ・ブロンソン氏) 3代目「ギャツビー」へと全面リニューアル

1985.3

店頭販売初の男性用ヘアフォームを発売

1978.7

「ギャツビー」 「スポルディング」、 業界で初の2ライン同時発売

1989.9

男性化粧品「ルシード」発売 業界で初めての無香料男性化粧品

1987.11

インドネシアで女性コスメティック 「ピクシー モイスチャー リップスティック」を発売

1982.10

インドネシアで女性化粧品 「ピクシー」発売

1933.4

「丹頂チック」発売 一世を風靡する大ヒット商品となり、企業基盤を確立

(5)

●商品関連 ●国内関連 ●海外関連 

2000

2010

1990

(現・連結子会社 Mandom Taiwan Corporation)

1990.4

タイにて現地合弁会社スタート (現・連結子会社 Mandom Corporation(Thailand)Ltd.)

2001.3

PT Mandom Indonesia Tbk チビトン工場稼働 PT Mandom Indonesia Tbk 年間売上1兆ルピア達成

2007.12

2013.12

PT Mandom Indonesia Tbk 年間売上2兆ルピア達成

2008.5

中国にてMandom China Corporation設立 (連結子会社)

2012.3

インドにてMandom Corporation(India) Pvt. Ltd.設立

2015.1

ベトナムにて Mandom Vietnam Company Limited設立 (連結子会社)

2015.6

PT Mandom Indonesia Tbk 新工場・本社稼働

1992.2

フィリピンにて現地合弁会社スタート (現・連結子会社 Mandom Philippines Corporation)

1993.7

香港にて現地合弁会社スタート

(現・持分法適用関連会社 Sunwa Marketing Co., Ltd.)

1996.12

中国にて現地合弁会社スタート

(現・連結子会社 Zhongshan City Rida Cosmetics Co.,Ltd.)

1997.1

マレーシアにて現地合弁会社スタート (現・連結子会社 Mandom(Malaysia)Sdn.Bhd.)

1999.8

韓国にて現地合弁会社スタート

1993.9

P.T.Tancho Indonesia Tbk ジャカルタ証券取引所に上場 (現・インドネシア証券取引所) 第一次中期5ヶ年経営計画 (MPプロジェクト)スタート

1994.6

マンダム本社ビル 第2期工事を終え完成

2002.1

東京証券取引所市場第二部に株式上場

2003.3

東京証券取引所市場第一部銘柄に指定

2006.11

マンダム本社ビルR&D棟竣工

1995.6

西村元延、取締役社長に就任

1999.3

「ギャツビー」が男性化粧品ブランドとしては 業界初の100億円の売上を突破

2008.8

「ルシードエル」全面リニューアル開始

2006.8

「ギャツビー ムービングラバー」発売

2003.2

「ルシードエル プリズム マジックヘアカラーシリーズ」発売 女性黒髪用ヘアカラー市場に参入

2001.3

「ギャツビーヘアカラーシリーズ」発売 男性黒髪用ヘアカラー市場を創造 ワックスに次ぐ新剤型を提案

2005.11

国内女性化粧品自社開発第1号 「パーフェクトアシスト24」発売

2013.8

「ギャツビー ヘアジャム」発売

2014.2

ミドル脂臭対策の 「ルシードニオイ ケアシリーズ」発売 業界で初めての無香料男性化粧品

1993.9

無香料女性ヘアメイクライン 「ルシードエル」発売

2011.8

「ビフェスタ うる落ち水クレンジング」発売 インドネシアで女性コスメティック 「ピクシー モイスチャー リップスティック」を発売 新たなグルーミングを提案

1996.2

「ギャツビー フェイシャルペーパー」発売。 About mandom 7代目「ギャツビー」へと全面リニューアル

(6)

マンダムグループの強み

「アジアでグローバルな経営を強みとするオンリーワン・カンパニー」を目指している

マンダムグループには大きく3つの強みがあります。

Strengths

of Mandom

 マンダムは1933年丹頂チック発売以降、男性化粧品に強 みを持って事業を展開してきました。特に1970年に発売し た「マンダム」シリーズは、“整髪料の丹頂”から“男性化粧品 のマンダム”へとイメージ転換を図るきっかけとなりました。 以降、1978年に発売した「ギャツビー」を中心に、男性化粧品 市場でのシェアを拡大。「フェイシャルペーパー」や「男性用 ヘアカラー」など、今までになかった市場を創造しながら事 業を拡大し、日本において「男性ヘアスタイリング」「男性 フェイスケア」「男性ボディケア」の3つのカテゴリーでシェ アNo.1となっており、男性化粧品市場全体においても2007 年度以降、シェアNo.1を維持しています。  また、アジアにおいても男性ヘアスタイリング市場では各 国で高いシェアを獲得しており、「ギャツビー」は多くの国で 認知率が8割を超えるなど、アジアグローバルで男性化粧品 No.1ブランドとなっております。  長年にわたり男性化粧品に特化して展開してきたため、男 性の髪や肌、感覚の嗜好性や特性など、さまざまな分野にお いて研究に取り組み、それらをノウハウとして蓄積してきま した。近年では、それらのノウハウを活かし、40代を中心と したミドル世代に特有のアブラっぽい汗のニオイ『ミドル脂 臭』に対応したアイテムを「ルシード」から発売し、ミドル男 性に対して“ニオイケア提案”を行っています。

男性化粧品No.1

マンダムグループの強み

About mandom

(7)

Strengths

は海外10の国と地域・12社で事業を行っています。  マンダムでは、海外を“商品を安く生産する生産地”として ではなく、“市場”として捉え、現地の生活者へお役立ちをす るという精神で海外展開を行っており、海外の国へ進出する 際はまず、マンダムの強みである「ギャツビー」のヘアスタイ リング剤を市場に提案。アジアの国では“男性ヘアスタイリ ング”という市場が存在していないことが多い中、現地の男 性生活者にヘアスタイリングを提案し市場を創り出すこと で、市場におけるマンダムの存在価値を高め、その後、男性 フェイスケアや女性化粧品などの展開につなげています。  近年は、日本で成功した女性化粧品をタイムリーに海外 各国に水平展開し、実績を拡大するといった成功事例も生 まれています。現在連結売上高に対する海外売上高の構成 比は40%を超え、さらにアジア各国はこれから人口ボーナ ス期を迎え、「ギャツビー」のコアターゲットである若者男 性人口も増加すると予測されているため、今後もさらなる 実績拡大が期待できます。  マンダムには創業時から「優良廉価の大衆普及」の精神が 根付いており、日本だけでなく海外での展開においても、そ れぞれのエリアの最も一般的な大衆層をターゲットとして います。そのため、日本での商品にとらわれることなく、各国 の大衆層である生活者のニーズやウォンツに対応するため に、徹底した現地化を推進。それぞれの国と地域の、それぞれ  マンダムの海外進出は1958年フィリピンに技術提携会社 を設立したことから始まりました。日本に来る華僑系ビジネ スマンが「丹頂チック」をお土産として持ち帰り、現地での評 判が広がっていたことがきっかけで、業界では他社に先駆け たいち早い海外進出でした。  その後、1969年には「ヒト・モノ・カネ」の経営資源を投入 し、インドネシアに合弁会社を設立。以降、展開を広げ、現在

アジアを中心にグローバルに展開

の生活者に対して「生活者発・生活者着」を徹底した商品開発 を行い、生活者のニーズやウォンツが存在すれば、たとえ日 本での開発経験が無いカテゴリーであったとしても果敢に チャレンジし、多種多様なカテゴリーを展開しています。ま た、国と地域によっては大衆層の所得水準も異なるため、そ れぞれの生活者の購買力に合わせ、商品のサイジングを追及 するなど、決して無理をせずおしゃれを楽しめるような価格 で商品を提供しています。  また、一人でも多くの生活者に商品を知ってもらい、手に 取ってもらえるように現地代理店とパートナーを組み、幅 広い流通網を構築しています。例えば、インドネシアは 13,000以上の島が存在しますが、都市部にある近代的な組 織小売業から、伝統的な零細小売業に至るまで、ほぼ全域に わたって商品が流通しています。これにより、交通インフラ の整っていない地域でも、生活者は身近な販売店で商品を購 入することが可能となっています。

多様な国・地域の

一般生活者に合わせた商品提案

About mandom

(8)

ブランド展開

「男性グルーミング事業」「女性コスメティック事業」「女性コスメタリー事業」

の3つの事業を中心に6つの戦略事業単位

を設定し、

それぞれの生活者ウォンツに細やかに対応した事業を展開しています。

Brand Expansion

日本 インドネシア マレーシア フィリピン タイ ベトナム シンガポール 台湾 香港 韓国 中国 インド GATSBY ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● LÚCIDO ● Bifesta ● ● ● ● ● ● ● ● ● Pixy ● ● ● LÚCIDO-L ● ● ● ● ● ● ● ● ● Pucelle ● ● ● ● 海外展開地域

男性グルーミング事業

男性の日常の身だしなみや

おしゃれ全般に使用する商品群を扱う事業

対象カテゴリー ヘアスタイリング ヘアカラー ヤング男性のためのトータルメンズグルーミングブランドで す。マンダムグループのコアブランドとしてアジア各国で水平 展開しています。 ミドル男性のためのメンズグルーミングブランドです。日本で 展開しています。 国 内 海 外 国 内 売上高構成比 売上高推移 (2016年3月期) (百万円) 2014年 3月期 2015年3月期 2013年 3月期 2012年 3月期 46,096 41,586 48,256 41,504 46,955 2016年 3月期

64.3

%

前年同期比 UP 2.8% スカルプケア フェイスケア ボディケア マンダムグループのブランド展開

About mandom

※その他事業として「プロフェッショナルユース事業」「その他事業」「貿易事業」の3事業を展開しています。

(9)

「男性グルーミング事業」「女性コスメティック事業」「女性コスメタリー事業」

の3つの事業を中心に6つの戦略事業単位

を設定し、

それぞれの生活者ウォンツに細やかに対応した事業を展開しています。

女性コスメティック事業

メイクアップやスキンケアなど女性の

ビューティライフに彩りを添える商品群を扱う事業

対象カテゴリー カンタン・キレイを実現するコスメティックブランドです。日本製の商品 を各国に水平展開しています。 洗練された女性のためのトータルコスメティックブランドです。 インドネシアを中心に一部の国で展開しています。 国 内 海 外 海 外

女性コスメタリー事業

女性の日常の身だしなみやおしゃれ全般に

使用する商品群を扱う事業

売上高構成比 売上高推移 (2016年3月期) (百万円) 2014年 3月期 2015年3月期 2013年 3月期 2012年 3月期 6,828 5,378 8,167 5,781 7,790 2016年 3月期 前年同期比 UP 4.8%

10.9

%

対象カテゴリー ヘアスタイリング ヘアカラー ヘアトリートメント ボディケア ヤング女性のための自分らしさを創造できるヘアメイク&ケアブランド です。日本をはじめアジア各国で展開しています。 おしゃれに目覚めたヤング女性のためのフレグランス&ボディケアブランドです。 フレグランスを中心としたラインアップでインドネシアと一部の国で展開しています。 国 内 海 外 海 外 メイクアップ スキンケア 売上高構成比 売上高推移 (2016年3月期) (百万円) 2014年 3月期 2015年3月期 2013年 3月期 2012年 3月期 7,547 6,312 10,884 6,706 8,381 2016年 3月期 前年同期比 UP 29.9%

14.5

%

About mandom

(10)

Global Business

Korea Taiwan Hong Kong China The philippines Vietnam Malaysia Singapore India Thailand

Other Overseas

Japan

Indonesia

アジア各エリアに根付いた事業展開

マンダムグループは、1958年にマニラ(フィリピン)に技術提携会社を稼働させて以来、

インドネシアに合弁会社を設立するなど、アジアを中心に11の国と地域で15社が事業を展開しています。

マンダムグループのグローバル展開

About mandom

日本

海外その他

インドネシア

(11)

Business Expansion

Korea Taiwan Hong Kong China The philippines Vietnam Malaysia Singapore India Thailand

海外その他

所在地別

売上高構成比

(2016年3月期)

17.1

%

日本

58.7

%

44,104

百万円

インドネシア

24.2

%

18,164

百万円

12,809

百万円

75,078

百万円

海外 (   )

売上高比率

41.3

%

海外その他

所在地別

営業利益構成比

(2016年3月期)

15.3

%

日本

71.3

%

4,704

百万円

インドネシア

13.4

%

880

百万円

1,008

百万円

6,594

百万円

海外 (   )

営業利益比率

28.7

%

インドネシア + 海外その他 インドネシア + 海外その他 About mandom

(12)

Financial Highlights

11年間の連結財務ハイライト

第89期 第90期 第91期 第92期 第93期 第94期 第95期 第96期 第97期 第98期 第99期 2006年3月 (平成18年3月) (平成19年3月)2007年3月 (平成20年3月)2008年3月 (平成21年3月)2009年3月 (平成22年3月)2010年3月 (平成23年3月)2011年3月 (平成24年3月)2012年3月 (平成25年3月)2013年3月 (平成26年3月)2014年3月 (平成27年3月)2015年3月 (平成28年3月)2016年3月 経営成績(百万円)   売上高  47,923 51,250 56,289 55,178 54,304 57,262 59,801 60,427 68,215 70,925 75,078    海外比率(%) 27.0 29.7 32.6 34.5 31.7 34.5 34.9 36.8 40.0 41.3 41.3   営業利益  6,065 5,195 6,837 4,926 5,368 5,747 6,050 5,947 6,853 6,996 6,594    海外比率(%) 27.4 36.7 38.0 41.8 34.0 36.6 37.1 34.1 34.6 35.9 28.7   経常利益 6,120 5,109 6,704 5,175 5,715 6,006 6,308 6,241 7,330 7,595 7,415   親会社株主に帰属する当期純利益 3,099 2,488 3,499 3,011 2,802 2,672 3,299 3,607 4,091 4,425 6,383   設備投資額 2,862 2,541 2,096 2,039 3,221 1,696 2,157 1,467 7,632 3,443 3,725   減価償却実施額 1,653 1,856 2,236 2,353 2,125 2,394 2,242 2,165 2,143 2,599 2,919   研究開発費 1,668 1,866 2,024 2,037 1,846 1,850 1,921 1,792 1,960 1,731 1,558 財政状態(百万円)   総資産 51,320 51,620 54,218 49,078 54,182 53,328 55,600 60,163 67,858 75,980 79,821   負債 8,190 7,438 8,349 6,698 9,123 8,036 8,517 9,126 12,679 15,000 13,965   純資産 40,568 44,182 45,868 42,379 45,058 45,291 47,082 51,037 55,179 60,980 65,856 キャッシュ・フロー(百万円)   営業キャッシュ・フロー 4,911 3,411 7,614 3,458 7,766 4,063 3,692 7,605 7,303 5,488 7,232   投資キャッシュ・フロー △ 2,444 △ 1,120 △ 5,040 △ 1,204 △ 5,111 △ 1,408 △ 2,694 △ 5,387 △ 5,596 △ 5,141 △ 2,383   財務キャッシュ・フロー △ 1,196 △ 2,554 △ 1,659 △ 2,045 △ 2,291 △ 1,661 △ 1,668 △ 1,646 △ 1,833 △ 341 △ 3,534 1株当たり指標(円)   1株当たり純資産額(BPS) 1,677.82 1,727.55 1,779.67 1,661.94 1,774.64 1,785.56 1,861.01 2,011.09 2,183.09 2,394.23 2,554.01   1株当たり当期純利益(EPS) 124.36 104.28 147.13 126.60 119.40 114.30 141.11 154.29 175.02 189.28 273.04   1株当たり配当金 60.00 60.00 80.00 60.00 60.00 60.00 60.00 62.00 70.00 76.00 80.00 財務指標(%)   売上高営業利益率 12.7 10.1 12.1 8.9 9.9 10.0 10.1 9.8 10.0 9.9 8.8   自己資本比率 79.1 79.6 78.1 80.5 76.6 78.3 78.3 78.2 75.2 73.7 74.8   自己資本当期純利益率(ROE) 7.9 6.1 8.4 7.4 6.9 6.4 7.7 8.0 8.3 8.3 11.0   総資産経常利益率(ROA) 12.4 9.9 12.7 10.0 11.1 11.2 11.6 10.8 11.5 10.6 9.5   配当性向 48.2 57.5 54.4 47.4 50.3 52.5 42.5 40.2 40.0 40.2 29.3 売上高(百万円) 2012年 3月期 2013年3月期 75,078 59,801 60,427 68,215 70,925 2014年 3月期 2015年3月期 2016年3月期 営業利益(百万円) 売上高営業利益率(%) 2012年 3月期 2013年3月期 6,594 8.8 10.1 9.8 6,050 5,947 6,853 6,996 2014年 3月期 2015年3月期 2016年3月期 9.9 10.0 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 1株当たり当期純利益率[EPS](円) 2012年 3月期 2013年3月期 6,383 273.04 3,299 3,607 4,091 4,425 2014年 3月期 2015年3月期 2016年3月期 189.28 175.02 141.11 154.29 11年間の連結財務ハイライト

About mandom

(13)

第89期 第90期 第91期 第92期 第93期 第94期 第95期 第96期 第97期 第98期 第99期 2006年3月 (平成18年3月) (平成19年3月)2007年3月 (平成20年3月)2008年3月 (平成21年3月)2009年3月 (平成22年3月)2010年3月 (平成23年3月)2011年3月 (平成24年3月)2012年3月 (平成25年3月)2013年3月 (平成26年3月)2014年3月 (平成27年3月)2015年3月 (平成28年3月)2016年3月 経営成績(百万円)   売上高  47,923 51,250 56,289 55,178 54,304 57,262 59,801 60,427 68,215 70,925 75,078    海外比率(%) 27.0 29.7 32.6 34.5 31.7 34.5 34.9 36.8 40.0 41.3 41.3   営業利益  6,065 5,195 6,837 4,926 5,368 5,747 6,050 5,947 6,853 6,996 6,594    海外比率(%) 27.4 36.7 38.0 41.8 34.0 36.6 37.1 34.1 34.6 35.9 28.7   経常利益 6,120 5,109 6,704 5,175 5,715 6,006 6,308 6,241 7,330 7,595 7,415   親会社株主に帰属する当期純利益 3,099 2,488 3,499 3,011 2,802 2,672 3,299 3,607 4,091 4,425 6,383   設備投資額 2,862 2,541 2,096 2,039 3,221 1,696 2,157 1,467 7,632 3,443 3,725   減価償却実施額 1,653 1,856 2,236 2,353 2,125 2,394 2,242 2,165 2,143 2,599 2,919   研究開発費 1,668 1,866 2,024 2,037 1,846 1,850 1,921 1,792 1,960 1,731 1,558 財政状態(百万円)   総資産 51,320 51,620 54,218 49,078 54,182 53,328 55,600 60,163 67,858 75,980 79,821   負債 8,190 7,438 8,349 6,698 9,123 8,036 8,517 9,126 12,679 15,000 13,965   純資産 40,568 44,182 45,868 42,379 45,058 45,291 47,082 51,037 55,179 60,980 65,856 キャッシュ・フロー(百万円)   営業キャッシュ・フロー 4,911 3,411 7,614 3,458 7,766 4,063 3,692 7,605 7,303 5,488 7,232   投資キャッシュ・フロー △ 2,444 △ 1,120 △ 5,040 △ 1,204 △ 5,111 △ 1,408 △ 2,694 △ 5,387 △ 5,596 △ 5,141 △ 2,383   財務キャッシュ・フロー △ 1,196 △ 2,554 △ 1,659 △ 2,045 △ 2,291 △ 1,661 △ 1,668 △ 1,646 △ 1,833 △ 341 △ 3,534 1株当たり指標(円)   1株当たり純資産額(BPS) 1,677.82 1,727.55 1,779.67 1,661.94 1,774.64 1,785.56 1,861.01 2,011.09 2,183.09 2,394.23 2,554.01   1株当たり当期純利益(EPS) 124.36 104.28 147.13 126.60 119.40 114.30 141.11 154.29 175.02 189.28 273.04   1株当たり配当金 60.00 60.00 80.00 60.00 60.00 60.00 60.00 62.00 70.00 76.00 80.00 財務指標(%)   売上高営業利益率 12.7 10.1 12.1 8.9 9.9 10.0 10.1 9.8 10.0 9.9 8.8   自己資本比率 79.1 79.6 78.1 80.5 76.6 78.3 78.3 78.2 75.2 73.7 74.8   自己資本当期純利益率(ROE) 7.9 6.1 8.4 7.4 6.9 6.4 7.7 8.0 8.3 8.3 11.0   総資産経常利益率(ROA) 12.4 9.9 12.7 10.0 11.1 11.2 11.6 10.8 11.5 10.6 9.5   配当性向 48.2 57.5 54.4 47.4 50.3 52.5 42.5 40.2 40.0 40.2 29.3 総資産(百万円) 総資産経常利益率[ROA](%) 2012年 3月期 2013年3月期 79,821 9.5 11.6 10.8 11.5 10.6 55,600 60,163 67,858 75,980 2014年 3月期 2015年3月期 2016年3月期 純資産(百万円) 自己資本当期純利益率[ROE](%) 2012年 3月期 2013年3月期 65,856 7.7 8.0 8.3 8.3 11.0 47,082 51,037 55,179 60,980 2014年 3月期 2015年3月期 2016年3月期 配当金(円) 配当性向(%) 2012年 3月期 2013年3月期 29.3 42.5 40.2 70.0 76.0 2014年 3月期 2015年3月期 2016年3月期 40.2 80.0 60.0 62.0 40.0 http://www.mandom.co.jp/ir/src/investors.html 詳細につきましては、弊社IRサイトもあわせてご覧ください。 About mandom

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Vision & Strategy

ステークホルダーの皆さまへ

代表取締役 社長執行役員

西村 元延

グローバル企業としての大きな責任を果たすとともに、

生活者へのお役立ちを追求します。

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グローバル企業としての大きな責任を果たすとともに、

生活者へのお役立ちを追求します。

 平素より当社への格別のご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。  2016年3月期は、当社グループにとって大きな試練の年となりました。2015年7月10日に、インド ネシアの連結子会社PT Mandom Indonesia Tbkのエアゾール生産エリアで発生した火災事故により、 多くのかけがえのない従業員が亡くなり、またケガを負って入院しました。関係者の皆さまに多大なご 迷惑とご心配をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。  事故発生後、亡くなった従業員ならびにご遺族への対応、ケガにより入院した30名の負傷者に対して の病院での手続き、また、付き添いやお見舞いに来られるご家族へのケアのために、現地の幹部社員が 中心となって24時間体制で病院に張り付いてくれたことで、会社として出来る限りの対応ができました。 誠心誠意に尽くしてくれた現地スタッフには感謝の気持ちでいっぱいです。  その後の対応といたしましては、マザーカンパニーとして当社は現地に寄付を行い、基金を設立し、 亡くなった従業員のお子様に対する奨学金などを支給することとしました。また、マンダムグループの 会社・社員およびお取引先様からの御見舞金も現地に送りました。私は代表として、被害に遭った従業 員に対してお悔やみとお詫びをするために現地を訪問した際、初めはどんな言葉をかけて謝罪したら良 いか不安でしたが、逆に、ほとんどの方から心暖まる言葉を頂戴し、どんなに救われたことか一言で言 い表すことはできません。幸いにも入院した30名すべての従業員が退院することができ、その内の28 名が既に、リハビリを兼ねてインドネシア本社工場の方に定期的に出社しています。私として一番嬉し かったのは、退院した30名すべてがまた働きたいと当社への復帰を希望してくれていることです。今後 もメンタル面も含め、彼らの社会復帰への積極的な支援を継続していきたいと存じます。また、事故後 の現地地域や社会においても、当社グループの対応に対して大変好意的に受け取っていただいており、 私は改めて、先人たちが長年築き上げた信頼関係へ感謝しつつ、素晴らしい人財に恵まれているという ことを実感しました。  当社では、本事故の発生を受けて原因究明および再発防止策を講じるため、第三者の学識経験者に加 え専門家 5 名からなる「事故調査対策委員会」を設置しました。同委員会で解析した原因に対する再発 防止策の最終報告につきましては、2016年5月11日に報告書を開示しております。この結果に基づき、 徹底した安全への管理を図っていきます。  また、この教訓を決して忘れないために、毎年7月10日を全グループ社員で日頃の安全管理への意識 を徹底させるための「安全・安心の日」と制定するとともに、現地工場では、敷地内にモスクや広場な ど、絶えず人が集える場所をつくりました。  当社グループは、化粧品メーカーであるとともに化学産業の一員であり、今回事故があったエアゾー ル施設に限らず、今後も少なからずこういったリスクがあると考えなければなりません。今回の事故を 深く反省し、さらなる大きな責任とともに、今後の事業活動に活かしていくことをお約束いたします。

President Message

ごあいさつ

マンダムグループは、アジアでグローバルな経営を強みとする

“オンリーワン・カンパニー”を目指し、

それぞれの時代のスタンダードな“おしゃれ心”を満たす、

さまざまな商品・サービスを提供してまいります。

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2016年3月期の業績概況

連結売上高

750

78

百万円

前期比

5.9%

連結営業利益

65

94

百万円

前期比

5.7%

連結経常利益

74

15

百万円

前期比

2.4%

親会社株主に帰属する当期純利益

63

83

百万円

前期比

44.2%

 2016年3月期の事業環境は、国内においては、企業収益や雇用環境の改善等を背景に緩やかな 回復基調で推移いたしました。一方、当社海外グループのメイン事業エリアであるアジアでは、世 界ならびにアジア経済を牽引してきた中国が、製造業における投資や不動産市場における開発投資 が抑制されたことに加え、株式の信用取引の規制強化などを受け、全体的に減速感がみられるもの の、緩やかな拡大基調で推移いたしました。  このような状況下、当社グループは持続的な成長の実現に向け、「コア事業である男性グルーミ ング事業の持続的な成長」「女性コスメティック事業の展開スピードのアップ」「成長エンジンであ る海外事業の継続強化」に取り組みました。  連結ベースで見た場合の当社は、まだまだ男性向けが中心で約65%を占めている状況です。女 性向けで25%程度、残りの10%程度がその他事業の構成比になります。  コア事業である男性グルーミング事業では、「ギャツビー」が一番高いウェイトになりますが、 国内では、夏シーズン品が苦戦したことなどにより、残念ながら横ばいという結果になりました。 ただし、グループで見た場合の男性グルーミング事業は2.8%増となりました。  国内では、インバウンドなどの効果も加わり、女性コスメティック事業全体で29.9%増、女性 コスメタリー事業全体で4.8%増となり、女性向けの化粧品カテゴリーが全体を牽引した一年とな りました。  また、数字的に振り返ると、インドネシア本社工場で事故後の操業が止まったことが、主なマイ ナス要因となりました。PT Mandom Indonesia Tbkは12月が決算月ですが、1月〜6月の第1四 半期・第2四半期は順調な推移を示していました。7月〜9月の第3四半期初めの7月10日に事故発 生・一部操業停止があり、この間で昨年対比がマイナスとなってしまいました。その後、第4四半 期は市場在庫が少なくなっている状況だったため、昨年対比20%まで盛り返すことができました。 当初計画は、売上高2兆5千800億ルピアでしたが、2014年売上高の2兆3千80億ルピアから、 2015年売上高は2兆3千150億ルピアとなり、何とかプラスの横ばいで着地することができ、連結 全体としては当初計画の修正値に対しては、ほぼ想定通りになったと思っています。  以上の結果、2016年3月期の連結売上高は、前期より41億53百万円増加し、750億78百万円 (前期比5.9%増)となりました。インドネシア子会社での火災事故の影響があったものの、国内 外ともに女性分野で好調に推移した結果、6期連続で過去最高売上高を更新しました。

Vision & Strategy

ステークホルダーの皆さまへ

国内・海外ともに、女性分野で好調に推移した結果、

6期連続で過去最高売上高を更新。

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 利益面においては、インドネシア子会社での火災事故の影響や、海外におけるマーケティング費 用(販売促進費・広告宣伝費)の積極的な投下があったことにより、連結営業利益は、前期より 4億1百万円減少し、65億94百万円(同5.7%減)、連結経常利益は、前期より1億80百万円減 少し、74億15百万円(同2.4%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、インド ネシア子会社における固定資産売却益の計上があったことから、前期より19億57百万円増加し、 63億83百万円(同44.2%増)となりました。  当社の対面市場であるアジアの人口動態は、確実に増え続けています。しかしながら経済面では、 ASEANやNIESにとっての大きな貿易国である中国の減速が、各国に影響を与えています。特に、 マレーシアで顕著な影響が出ています。また、インドネシアでは、電気等の光熱費の高騰や、今ま であったガソリンへの政府補助金もなくなるなど、生活への負担がどんどん高まっています。そん な中ではありますが、同地域で販売している当社の商品は、生活必需品に近いものなので、あまり 景気の影響は受けていないと見ています。数年前までは、当社がローカル地域で販売している小分 け商品(サチェット)の売れ行きを見れば、当地での暮らし向きが分かるというようなこともあり ましたが、現在では、中間所得層を中心とした生活者のニーズは、信頼度の高い日本製商品の質を 求める傾向になっています。しかしながら、まだまだトラディショナル・トレードで小分け商品を 中心に購入されている生活者もインドネシアやフィリピンには沢山いますので、今後は、彼らのよ うな生活者へのお役立ちと、中間所得層以上の生活者への商品展開と、次元の違うところでパラレ ルに対応していかなければと考えています。  また、当社は現在インドシナエリアにも注力しています。昨年ベトナムに拠点を作りましたし、 カンボジアも順調に拡販しています。一方、発展が著しいインドについては現在休眠状態にしてい ます。当地において、ワックス、デオドラント、シェービング用などの商品は市場にも着実に浸透 し、徐々にですが拡大していますが、インドに拠点や工場などを設立するには、多くの障壁が散見 されますので、当面は販売等、現地のエージェントを通じて様子を見たいと考えています。  第11次中期経営計画(2014年4月〜2017年3月)MP-11の2年目が終了しました。私は、足元 の数字に一喜一憂するというよりも、本来、私どもが目指す“あるべき姿”に向かって成長してい る実感が持てるか、という部分を重要視しています。そういった部分では確かに、“あるべき姿” を目指して全社員が努力してきたからこそ現在の業績まで来ていると思いますが、残念ながら実態 としてはまだ十分な満足は得られていない状況です。  確かに、インドネシア本社工場事故などの影響があったことで、ビジョンラインとのギャップが 広がってきていますが、今後90周年・100周年の将来に向けた布石とともに、色々な意味で、よ り確かな実感が持てるようになればと思っていますし、また、そういう状態に持って行かなくては なりません。  MP-11の目標達成に向けた戦略面のトピックスは、女性コスメティック事業が100億円の規模に までになったことかと思います。市場全体で見れば、100億円というのはまだまだ小さいですが、 当社としては、ひとつの転換点になったと思いますし、インドネシアでの女性化粧品におけるマン ダムは、日本とはまた違った位置づけになっていて、「ピクシー」を中心に順調な展開をしています。

2016年3月期の振り返り〜グループ経営成績

事業環境動向の認識

MP-11(中期経営計画)の進捗

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 一方、男性グルーミング事業ですが、国内ヘアスタイリング市場は市場データを見ると久しぶり に1.7%程度の成長となりました。当社としては、前期5%以上の伸長を見せており、市場全体を 盛り上げることができたと思っています。また、少子高齢化により市場のシュリンクに拍車がか かってくる中、若い人たちを中心としたエントリー層をどうやって取り込もうかと苦心していると ころです。私どもが見る彼らのニーズは、ヘアスタイリング剤ではなく、完全にスキンケアが中心 になってきています。スキンケア関連には多少の課題もありますが、このようなエントリー層は、 しっかりと獲得していかなければなりません。  2016年3月期は、確かにインバウンドによるプラス効果がありました。商品別に見て人気があっ たのは、女性向けでは、「バリアリペア」のシートマスクが一番人気で、続いてクレンジング関連、 男性向けでは「ルシード」の白髪染めとなりました。しかし先日、香港・中国に視察に行ったとこ ろ、生活者や市場の状況が変わってきているのを実感しました。彼らにとって、パラレル・イン ポートが主流になっているようです。勿論、当社の商品に限ったことではありませんが、クロス ボーダー・エリアである、香港・深圳の境界辺りに行くと、日本のさまざまな商品が、ケース単位 で置かれているという状況が散見していました。今後も、海外からの観光客は増え続けると思いま すが、訪日目的のスタイルが、徐々に変わってきているようで、今までのように、物を購入するス タイルを優先した爆買いは、少なくなってくると思っています。  「ルシード」ブランドは、今まで期待に反してなかなか大きな成長に結びつかない状況でしたが、 国内でのミドル層市場のポテンシャルがやっと上がってきた感触があり、昨今では、ニオイケアだ けではなくて、スキンケアの方も数字が上がってきています。マーケティングにおいても、他社が 若者向けの「ギャツビー」に対抗する商品の露出を展開してきている中、当社としてはあえて戦略 的に、ミドル層に向けた「ルシード」の露出を高めることに注力しました。昨年の男性向け市場の データを見ますと、40%がスカルプケア市場になっており、残り60%の内、当社は既に44〜 45%のシェアを持っています。現在、スカルプケア市場における当社「ルシード」の占める割合は、 まだ2.8%程度に留まっています。その中で、ニオイケアの分野においては一定の成果を出してき ていますが、まだまだ課題が沢山ありますし、当社はまだニオイケアの分野にしか出ていませんの で、それ以外でも展開を広げていければと考えています。

MP-11概要

(最終年度:2017年3月期)

アジアにおける成長加速と新規事業開拓の推進のための中期経営計画

成長性

主力市場における事業展開強化による競争優位性の確立、 新たな市場・事業分野の開拓による売上規模の拡大を目指す。 男性グルーミング事業の持続的成長 女性コスメティック事業の展開スピードのアップ 成長エンジンである海外事業の継続強化 MP-10で掲げたテーマを引き続き推進し、 MP-10以上の成長を目指す。 コア事業として持続的成長を図り、男性化粧品市場における カテゴリーシェアの維持・拡大を目指す。

収益性

成長のためのマーケティング投資を 行うとともに、収益性の向上を目指す。 目標:連結営業利益 目標:連結売上高 MP-11最終年度 MP-11最終年度

86

億円

830

億円

株主還元

安定的かつ高水準な株主還元の継続 目標:連結配当性向 特別な 要素を除いた 連結ベース

40

%

以上

5.2

%

以上 男性グルーミング事業 年平均成長率

15.0

%

以上 女性コスメティック事業 年平均成長率

11.4

%

以上 海外事業 年平均成長率 主力市場である「インドネシア」への取り組み強化による規模拡大と、 「中国」「インドシナ」での流通網構築など育成市場での基盤づくりを目指す。 「スキンケア」「ベースメイク」カテゴリーに重点化し、展開各国に合わせた ラインアップで、アジアにおける展開スピードのアップを目指す。

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 当社グループ、第11次中期経営計画(MP-11)の最終年度にあたる2017年3月期は、国内にお いては、雇用・所得環境の改善傾向が続く中で、緩やかな回復基調が続くことが期待されるものの、 海外経済の不確実性の高まりや金融資本市場の変動の懸念など、先行き不透明な状況が続くものと 思われます。一方、アジア経済は、金融市場の影響のリスクを含みながらも、緩やかな拡大傾向が 続くことが期待されます。  このような状況下、当社グループは、「グループ事業の持続的成長」に向け、国内外グループ会 社一体となり取り組んでいきます。  売上面では、引き続き「男性グルーミング事業の持続的成長」、「女性コスメティック事業の展開 スピードのアップ」、「成長エンジンである海外事業の継続強化」を3つの柱に売上拡大に努めるこ とにより、増収を目指していきます。  利益面においては、海外事業や女性分野への積極的なマーケティング費用の投下や、売上原価率 の上昇が見込まれるものの、継続して原価低減活動や販売費及び一般管理費の効率化を推進するこ とにより、営業利益、経常利益での増益を目指していきます。また、親会社株主に帰属する当期純 利益については、前期に発生したインドネシア子会社における固定資産譲渡による固定資産売却益 の発生の影響で減益を見込んでいます。  なお、業績予想値は、主要な為替レートとして110円/米ドル、13,400ルピア/米ドル、 0.0082円/ルピアを前提として算定しております。  以上により、次期の連結売上高は768億円(前期比2.3%増)、連結営業利益74億円(同12.2% 増)、連結経常利益79億円(同6.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益50億円(同21.7%減) の見通しです。  会社として、常に競争相手を意識した相対的な目標・競争に勝つことと、競合は意識せず自分た ちの“あるべき姿”を追求した絶対的な目標に向かうこととでは、大きな違いがあると思います。 どうしても、現状を見ると、他社や競合を意識している部分を強く感じてしまいます。多くの企業 が考えるように、規模の拡大を追求していくことも大事ではありますが、私はやはり、自分たち本 来の“あるべき姿”に向かっていくべきだと思っています。企業としての人間性や社会性をバラン ス良く持つことが重要であり、そういった企業としてのトータルバランスが取れた経営をしていけ ば存続が可能だと考えていますし、あまり経済的側面ばかり追いかけても、社会からの信頼は得ら れないと思っています。そのうえで、それぞれの時代のスタンダードな“おしゃれ心”をくすぐる ような商品・サービスを提供する、オピニオンリーダーでありたいと思っています。  ステークホルダーの皆さまにおかれましては、今後とも事業へのご理解を賜り、ご支援をよろし くお願い申し上げます。 2016年8月

次期の見通し

株式会社マンダム 代表取締役 社長執行役員

西村 元延

2017年3月期の見通し

連結売上高

768

億円

前期比

2.3%

連結営業利益

74

億円

前期比

12.2%

連結経常利益

79

億円

前期比

6.5%

親会社株主に帰属する当期純利益

50

億円

前期比

21.7%

最後に

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Fundamentals

役員および監査役紹介

Board of

代表取締役 社長執行役員 西村 元延 昭和26年1月9日生 昭和52年4月 当社入社 昭和58年4月 当社東日本地区営業部長 昭和59年6月 当社取締役(現任) 昭和62年6月 当社常務取締役 平成2年6月 当社代表取締役(現任) 当社取締役副社長 平成7年6月 当社取締役社長 平成12年5月 PT MANDOM INDONESIA Tbk 監査役(現任) 平成16年6月 当社社長執行役員(現任) 平成20年4月 当社内部統制推進部(現 内部監査室)統括・担当(平成27年6月まで) 取締役 桃田 雅好 内部監査室担当 昭和26年1月23日生 昭和49年4月 当社入社 平成7年4月 当社商品戦略企画室長 平成8年6月 当社取締役(現任) 平成15年4月 当社R&D統括 平成15年6月 当社常務取締役 平成16年6月 当社常務執行役員 平成22年4月 当社経営企画室(現 経営企画部)統括 当社海外事業部(現グローバルグループ統括部)統括 PT MANDOM INDONESIA Tbk 監査役会長 平成22年6月 当社専務執行役員 平成25年6月 当社代表取締役、当社副社長執行役員、当社役員秘書室統括・担当 平成26年4月 当社広報IR室統括 平成27年6月 当社内部監査室担当(現任) 取締役 専務執行役員 北村 達芳 人事・リソース統括、総務部、CSR推進部、法務室担当 昭和31年3月13日生 昭和53年4月 当社入社 平成9年12月 マンダムシンガポール取締役社長 平成13年9月 当社国際事業部(現 グローバルグループ統括部)部長 平成16年6月 当社執行役員、当社国際事業部担当 平成20年4月 PT MANDOM INDONESIA Tbk 代表取締役社長 平成23年6月 当社常務執行役員、当社生産・物流統括 平成24年4月 当社技術・生産統括 平成25年4月 当社人事部統括・担当 平成26年4月 当社総務部、法務室統括・担当、当社人事部長 平成26年6月 当社取締役(現任)、当社CS統括部(現CSR推進部)統括・担当 平成27年4月 当社人事・リソース統括(現任) 平成28年4月 当社専務執行役員(現任) PT MANDOM INDONESIA Tbk 取締役会長(現任) 取締役 常務執行役員 小芝 信一郎 マーケティング統括 昭和38年12月24日生 昭和62年4月 当社入社

平成5年7月 SUNWA MARKETING CO., LTD. 専務取締役 平成9年5月 ZHONGSHAN CITY RIDA FINE CHEMICAL CO., LTD.

(現ZHONGSHAN CITY RIDA COSMETICS CO., LTD.)経理 平成14年4月 当社営業企画部長 平成20年6月 当社執行役員 平成25年4月 当社常務執行役員(現任) 平成26年4月 当社マーケティング統括(現任) 平成28年6月 当社取締役(現任) 取締役 常務執行役員 日比 武志 営業統括 昭和35年4月16日生 昭和59年4月 当社入社 平成11年4月 MANDOM(MALAYSIA)SDN.BHD. 取締役社長 平成20年4月 PT MANDOM INDONESIA Tbk 常務取締役 平成23年4月 同社代表取締役社長 平成26年4月 当社執行役員 平成27年4月 当社常務執行役員(現任) 平成28年4月 当社営業統括(現任) 平成28年6月 当社取締役(現任)

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Board of Directors

役員および監査役紹介

社外取締役 中島 賢 昭和28年12月8日生 昭和51年4月 大阪瓦斯株式会社入社 平成12年6月 大阪ガスセキュリティサービス株式会社 取締役 平成16年6月 大阪瓦斯株式会社 秘書部長 平成19年6月 同社執行役員 平成20年6月 同社常務執行役員 平成20年7月 社団法人(現 一般社団法人)日本ガス協会常務理事 平成23年4月 株式会社オージス総研取締役会長 平成25年6月 当社社外取締役(現任) 平成27年8月 株式会社京進 社外取締役(現任) 平成27年11月 夢の街創造委員会株式会社 社外取締役(現任) 平成28年6月 大阪ガスリキッド株式会社 常勤監査役(現任) 社外取締役 長尾 哲 昭和21年10月29日生 昭和44年4月 トヨタ自動車販売株式会社(現 トヨタ自動車株式会社)入社 平成8年1月 同社部長職 平成13年1月 KDDI株式会社入社 同社経営戦略本部長 平成13年6月 同社執行役員常務 平成15年4月 同社執行役員専務 平成15年6月 同社取締役 平成17年6月 同社代表取締役執行役員副社長(CFO)(平成22年6月まで) 平成19年6月 株式会社KDDIエボルバ代表取締役会長(平成24年6月まで) 平成26年6月 当社社外取締役(現任) 常勤監査役 斉藤 嘉昭 常勤監査役寺林 隆一 社外監査役 辻村 幸宏 社外監査役西尾 方宏 執行役員 常務執行役員 鈴木 博直 技術・生産統括 購買部、 生産戦略室担当 常務執行役員 有地 達也 海外事業統括 グローバルグループ統括部、 グローバル市場開拓部、 グローバル事業企画室担当 常務執行役員 亀田 泰明 経営企画統括 経営企画部、 広報IR室、役員秘書室担当 執行役員 越川 和則 財務管理部、 情報システム部担当 兼 財務管理部長 執行役員 古林 典和 マンダムインドネシア代表取締役副社長 執行役員 野仲 昇 営業企画部、第一チェーンストア営業部、 第二チェーンストア営業部、 第三チェーンストア営業部、 流通開発部担当 兼 営業企画部長 執行役員 渡辺 浩一 福崎工場、生産技術部担当 兼 福崎工場長 執行役員 三戸 武史 人事部担当 兼 人事部長 執行役員 椿原 操 技術開発センター、製品保証部、 基盤研究所担当 兼 技術開発センター所長 執行役員 内山 健司 宣伝販促部、商品開発部、 第一マーケティング部担当 兼 宣伝販促部長 執行役員 上田 正博 マンダムインドネシア常務取締役 執行役員 太田 邦行 マンダムインドネシア代表取締役副社長 (2016年6月24日現在) Fundamentals

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Fundamentals

コーポレート・ガバナンス

企業統治の体制の概要

 当社は、監査役会設置会社制度を採用し、監査役による 厳格な適法性監査をコンプライアンス経営の基礎とした上 で、複数名の社外取締役の招聘によりモニタリング機能・ アドバイザリング機能を強化するとともに、統括・担当執行 役員制度を採用し責任の明確化と権限委譲を行い積極的・ 機動的な業務執行が行えるシステムを構築することにより、 「健全性・透明性の確保」を前提として適正に「効率性の追 求」を行う体制を整備してまいります。また、当社では、任 意の機関として、メンバーの半数以上が社外構成員(社外 役員・社外有職者)により構成される報酬委員会および指 名委員会を設置しております。役員報酬および役員人事に ついては、これらの委員会の答申を経て、答申内容を尊重し た上で取締役会決議により決定することとしております。  なお、当社の企業統治体制の模式図は以下のとおりであ ります。

[企業統治の体制]

最高意思決定機関・株主とのコミュニケーションの場 株主総会 公正・透明な 選任プロセス 指名委員会 代表取締役 社外取締役 顧問 監査役会 常勤監査役 社外監査役 公正・透明な 報酬制度 報酬委員会 代表取締役 社外取締役 顧問 社会的責任 CSR 推進委員会   トータルリスクマネジメント委員会   考働規範推進委員会   品質保証委員会   環境推進委員会   労働安全衛生委員会 意思決定・監督 適法性監査 会計監査人 会計監査 内部監査室 内部統制・業務監査 業務執行マネジメント・牽制 取締役会 常務会 取締役/監査役/執行役員/※オブザーバー(※顧問) 権限委譲 監督 マーケティング 技術・生産 営業 海外事業 人事・リソース 経営企画 役付執行役員 業務執行・牽制 全社組織(国内外グループ会社) 経営会議 選任・解任 選任・解任 監査 監査 監査 監査 報告 監督 答申 指揮・マネジメント システム構築・統括管理 情報提供 選任・解任 開示・説明 提案・報告 提案・報告 社内取締役/社外取締役 コーポレート・ガバナンス体制

Corporate

Governance

コーポレート・ガバナンス

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企業統治の体制を採用する理由

 当社においては、経営の健全性と効率性を両立させるた めには、経営のモニタリング機能を充実させた上で、業務 執行現場の意見を経営の意思決定に十分に反映させる必要 があると認識しているため、業務執行のトップおよび一部 統括執行領域の統括責任者を務める役付執行役員が取締役 を兼任し、これに社外取締役および内部監査部門のみを担 当し、業務執行と一定の距離を置く取締役を加えた形で取 締役会を構成しております。  監査役会設置会社制度を採用した上で、さらに任意の委 員会を設置し、取締役会において取締役間の相互牽制・監 督および社外取締役による監視・監督を適正に機能させ、 これを監査役会が厳格に監査する体制を整備することが、 当社のコーポレート・ガバナンスの強化に資するものと判 断しております。

内部統制システムの整備の状況

 内部統制システムについては、上記の企業統治体制の下、 取締役会において、業務の適正を確保するための体制に関 する基本方針を定めた上で、必要な社内規程の制定・改定、 ルールの周知・徹底、各種委員会の設置等を行い、取締 役・使用人がシステムの適正な運用に努め、内部監査部門 および監査役会がこれを厳格に監視・監査できる体制を整 備しております。  特に、経営の健全性を確保するためのコンプライアンス 体制については、「マンダムグループ考働規範」を制定し た上で、考働規範推進委員会を設置し、考働規範の周知・ 徹底、ヘルプラインシステムの整備・運用によるリスクの 回避・極小化に努めております。  また、財務報告の信頼性および適正性を確保するための 体制については、内部監査部門において、財務報告にかか る内部統制システムの整備・運用状況の検証および内部監 査を行うとともに、取締役会および監査役会への適切な報 告を行うことにより、取締役会および監査役会が継続的に これを監視、評価、改善できる体制を整備しております。

リスク管理体制の整備の状況

 リスク管理体制については、「トータルリスクマネジメ ント推進規程」を制定した上で、トータルリスクマネジメ ント委員会を推進母体として、リスク管理体制の統括管理 を行っております。同委員会は、事業継続に重大な影響を 及ぼす可能性のあるリスクの管理を重要課題としてとらえ、 マニュアルの整備を進めるとともに、リスク顕在化の兆候 の洗出し・分析・評価を行い、早期発見・未然防止に注力 します。

企業集団における業務の適正を確保するための体制

● 子会社の取締役等の職務の執行に係る事項の当社への報 告に関する体制 ●子会社の損失の危険の管理に関する規程その他の体制 ● 子会社の取締役等の職務の執行が効率的に行われること を確保するための体制 ● 子会社の取締役等および使用人の職務の執行が法令およ び定款に適合することを確保するための体制 ① 国内外関係会社を対象とした「関係会社管理規程」を制 定し、国内子会社については経営企画部、海外子会社に ついてはグローバルグループ統括部を主管部門として位 置付け、以下の運用を行うことにより、企業集団の業務 の適正の確保に努めます。 1. 子会社各社の事業計画の策定および進捗報告・管理 に関する指導・監督 2. 重要意思決定・業務執行事項に関する当社の決裁関 与基準(承認・協議・部門回議)の明確化による子 会社各社の取締役・使用人等の職務執行の適正性、 機動性および効率性の確保に関する指導・監督 3. 重要意思決定・業務執行事項および重要発生事実に 関する報告(重要会議資料・議事録の提出を含む) に関する指導・監督 4. 内部監査部門による業務の適正性に関するモニタリ ング ② 必要に応じ、当社の役員または使用人が子会社の取締役 または監査役に就任し、子会社の業務の適法性・効率 性・妥当性等についてのモニタリングおよびアドバイザ リングを行うことにより、企業集団の業務の適正の確保 に努めます。 ③ 当社における「トータルリスクマネジメント推進規程」 の適用範囲を子会社各社に拡大し、同規程に基づき、 トータルリスクマネジメント委員会において、子会社各 社のリスクマネジメント体制の整備に関する指導・監督 を行います。    同委員会は、子会社の事業継続に重大な影響を及ぼす 可能性のあるリスクの管理指導を重点課題として位置付 け、子会社における各種リスク対応マニュアルの整備を 指導・監督し、その回避・極小化を促進します。 ④ 当社における「考働規範推進規程」の適用範囲を子会社 各社に拡大し、同規程に基づき、考働規範推進委員会に おいて、以下により、子会社各社のコンプライアンス体 制の整備に関する指導・監督を行います。 1. 子会社各社に適応する「マンダムグループ考働規範」 (翻訳版)を作成し、配布するとともに、子会社各社 による周知・徹底を指導・監督します。 Fundamentals

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2. 子会社各社に適応する考働規範教育に関する教材を 作成し、配布するとともに、子会社各社による考働 規範教育の実施に関する指導・監督を行います。 ⑤ 当社の内部監査部門による子会社各社の内部統制監査に おいて、マンダムグループ考働規範の周知・徹底状況お よびリスクマネジメント体制の整備状況について、実査 時に順次モニタリングを実施します。

責任限定契約の内容の概要

① 当社は、社外取締役中島賢氏および長尾哲氏との間にお いて、会社法第427条第1項および定款第24条第2項 の規定に基づき、会社法第423条第1項に規定する会社 に対する損害賠償責任を限定する契約を締結しておりま す。当該責任限定契約に基づく損害賠償責任の限度額は、 金10百万円と会社法第425条第1項に定める社外取締 役の最低責任限度額のいずれか高い金額としております。 ② 当社は、社外監査役辻村幸宏氏および西尾方宏氏との間 において、会社法第427条第1項および定款第32条第2 項の規定に基づき、会社法第423条第1項に規定する会 社に対する損害賠償責任を限定する契約を締結しており ます。当該責任限定契約に基づく損害賠償責任の限度額 は、金10百万円と会社法第425条第1項に定める監査役 の最低責任限度額のいずれか高い金額としております。

[内部監査及び監査役監査の状況]

内部監査

 当社は、国内外の関係会社を含めた業務プロセスの適正 性および組織運営の効率性、内部統制の有効性、会計処理 の適切性を監査する目的で内部監査室を設置しております。 内部監査室としての監査活動は、当社各部門および国内外 の関係会社の業務遂行状況および法令・内規等の遵守状況 を監査するとともに監査毎の報告書を社長執行役員および 担当取締役に提出し、さらにその内容を取締役会および監 査役会に報告することとしております。会計監査につきま しては、財務管理部から提出される月次決算書および四半 期・期末決算書の検証を行っております。また、内部監査 室の責任者が常任メンバーとして監査役連絡会(後掲)に 出席し、監査役等との情報交換をはじめ、各部門とも連携 し内部統制システムの整備・運用状況の検証を行っており ます。

監査役監査

 当社の監査役は4名で、2名が社内出身の常勤監査役で 2名が社外監査役であります。監査役会は原則として毎月 開催しており、当期においては13回開催いたしました。  監査役としての監査活動は、「監査役会規程」「監査役監 査基準」の監査方針に従い、重要会議(取締役会、経営会 議、常務会)に出席して必要に応じて意見表明するととも に、国内主要事業所および海外関係会社への往査、代表取 締役への提言を適宜行っております。会計監査については 財務管理部より月次決算資料の提出を求め監査するととも に、会計監査人からの監査計画報告(年初)および会計監 査報告を定期的に受けております。  当社では、「監査役監査の実効性確保に関する規程」を 制定し、取締役・使用人の監査役に対する報告義務・報告 方法および監査役監査に対する協力義務を明確化すること により、監査役監査が実効的に行われる体制を整備してお ります。また、監査役連絡会(監査役、内部監査室、総務 部、法務室、経営企画部、財務管理部が出席)を毎月開催 するとともに、必要に応じて会計監査人、関係会社取締役 および内部監査室ならびに各部門長等と情報交換・ヒアリ ングを行い監査の実効性と効率性の確保に努めております。

[会計監査の状況]

 当社は、会社法に基づく会計監査および金融商品取引法 に基づく会計監査を有限責任監査法人トーマツに委嘱して おりますが、同監査法人および当社監査に関与する同監査 法人の業務執行社員と当社の間には、特別の利害関係はあ りません。当社と同監査法人とは、会社法監査および金融 商品取引法監査に関しては監査契約書を締結し、当該契約 に基づき監査報酬を支払っております。また、有限責任監 査法人トーマツは、当社の会計監査に従事する業務執行社 員が一定期間を超えて関与しない措置を講じております。

Corporate Governance

Fundamentals

コーポレート・ガバナンス

参照

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