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( 学識経験者荒木 ) 項目によっては実績の高いものもあるが 実績が低いものもある 問題点を明らかにした上で 皆さまからのご意見を伺いたい まずは 健診受診率が50.1% とあるが 残りの対象者は健診受診が未確認ということだが 健診を受けたか受けていないかの確認をする方法があるのか ( 事務局 )

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Academic year: 2021

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平成24年度第1回熊本支部健康づくり推進協議会の概要について

平成24年度第1回熊本支部健康づくり推進協議会が開催されたところ、委員12名中1

1名が出席され、その概要は以下のとおりです。

開催日時 平成 24 年9月10日(月) 14:00~16:00 開催場所 全国健康保険協会熊本支部 2 階会議室 出 席 者 荒木委員、飯星委員、加藤委員、上林委員、佐藤委員、高木委員(田端委員欠)、田口 委員、田上委員、塵岡委員、松本委員、宮本委員、森山委員(五十音順) 次第 1 開会 2 挨拶 全国健康保険協会熊本支部長 3 委員紹介及び議長選出 事務局から、委員名簿に基づいて委員紹介を行った 事務局案を提示し、委員の互選により、荒木委員を議長と決定した 議 題 (1)協会けんぽの概要と協会けんぽにおける保健事業の概況について (2)平成 23 年度までの保健事業の実施結果について (3)平成 24 年度の取組みについて (4)医療費分析の結果について (5)その他 (1)協会けんぽの概要と協会けんぽにおける保健事業の概況について 資料1に基づき事務局から説明後、議論がなされた。 主なご意見質問等 特になし (2)平成 23 年度までの保健事業の実施結果について 資料 2 に基づき事務局から説明後、議論がなされた。 主なご意見質問等 (学識経験者 荒木)保健指導対象は、81,450 名のうちの 23%であり、健診を倍の人数が受けれ ば対象者も概ね倍になるとみてよいのか。 (事務局)はい。

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- 2 - (学識経験者 荒木)項目によっては実績の高いものもあるが、実績が低いものもある。問題点を明 らかにした上で、皆さまからのご意見を伺いたい。まずは、健診受診率が50.1%とあるが、 残りの対象者は健診受診が未確認ということだが、健診を受けたか受けていないかの確認をす る方法があるのか。 (事務局)事業者健診は、法律上義務付けられており、そのデータをいただく作業を行っているが、 なかなか進んでいないのが現状である。医療機関や公的機関の非常勤職員の方の生活習慣病予 防健診受診率が低いことから、事業者健診を受診されている可能性が高いと推察し、医療機関 や公的機関に的を絞ってデータ取得に向けた取組みを行っている。 (学識経験者 荒木)具体的なアプローチとしてはどういう取り組みをしているのか。 (事務局)データを紙ベースでいただくことが困難な状況で、医療機関でデータ化してからいただく ことになる。方法としては、国が定めるXMLという方式と協会けんぽでCSVという方式で 作らせていただいた上でデータを集めている。 医療機関や公的機関に対しては個別に対応し ている。効率的に集まらないことが課題。 (保健医療関係者 飯星)事業者健診を受けた結果の報告義務はあるのか。 (事務局)法律的には労働安全衛生法で事業者健診が義務付けられており、本来であればどの事業 でも事業者健診を受けないといけないと定められてはいるが、50 人未満の事業所には報告義 務がないため、労働局においても実態の把握が難しいのではないかと考える。 以前商工会を通じてアンケートをとった結果をみると、50人未満の事業所で事業者健診を 実施している事業所は半分未満だった。事業主に対する啓蒙啓発が大切だと認識している。 (保健医療関係者 飯星)労働安全衛生法の健診では、若い方の健診がなされていないのではないか。 症状が重くなってから受診する若い人が多い。そのあたりも考えていかないといけない。 (事業主代表 上林)本来、健康保険の適用事業所となるべきなのに適用になっていなかったり、一 方で商工会に加入する企業も55%と低調である。商工会加入促進のために対象の企業がど のくらいあるのか調査しようにも調査ができない。事業者健診をどの事業所が受けているの か受けていないのか、わからないということと同じような問題があると考える。 (学識経験者 荒木)今、2点関連しているけれども少し違ったご意見をいただいた。1点は参加者 が少なくその実態がわからないということ、もう1点は、参加しておられても若い人のデータ、 若い人の健診がされていないのではないかということ。この委員会は、皆さまからご意見をい ただいて、その対策をとっていただくことになろうかと思う。特定健診は40歳以上の方が対 象なので、若い方に関しては、どういった形かで健康診断受けるようにしていかないといけな いのではないか。 (事務局)保険者に義務付けられている健診は、40 歳以上が対象。協会けんぽの生活習慣病予防健 診は35歳以上の方が対象なので35歳以上の方に対してはアプローチしている。当然それ以 下の方に対してもその意識は持っているが、マンパワー及びコストの関係で35歳以上の方に 対してのみ限定している。 (学識経験者 荒木)特定保健指導の課題については、マンパワー不足があげられると思うが、アウ トソーシングの拡大で賄っていけるのか。重症化予防の観点からも大事である。 (事務局)協会けんぽの保健師(専門職)は、15名しかおらずマンパワー的には非常に厳しい状況 であったことから、平成22年度よりアウトソーシングを始めた結果、年々数字は上がってき ているところではある。ただ、協会保健師による指導において、対象者の方にご案内しても日

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- 3 - 程調整の段階で半数ほどが断られる状況で、もっと理解を求めることによって強化していかね ばならないと思っている。 (行政 佐藤)アウトソーシングの受け手はあるのか。 (事務局)生活習慣病予防健診実施機関61機関のうち 26 機関に受けていただいているが、全体的 に実施機関の保健師も不足している。 (学識経験者 荒木)熊本市でも、特定保健指導を実施されていると思うが、熊本市のノウハウがあ れば、紹介していただきたい。 (行政 高木)熊本市の特定健診の対象者は、約 12 万人で、指導率 27%と協会けんぽよりも低い状 況。ただ、通知を出した後、電話での勧奨は行っている。 (行政 佐藤)熊本県下、小規模市町村においては、声かけやチラシ配布、電話による勧奨、また、 区長等からの呼びかけを行うなどきめ細かな取組みをしている市町村もある。 (医療関係者 田上)資料を見ると、山形県は健診受診率が非常に高いが、何か取組みをしておられ るのか。 (事務局)山形県は、もともとの健診受診率が高かったと思う、県民性が影響していると思料する。 具体的取り組み事例は把握していない。 (医療関係者 田上)香川県は特定保健指導の実施率が高いが、理由はあるのか。 (事務局)当県も、もともと保健指導実施率が高かった。具体的取り組み事例は把握していない。 (保健医療関係者 飯星)熊本市は、勧奨のため 2 回 3 回と電話をしていると聞いている。 (行政 高木)勧奨の電話をしてもなかなか伸びていない状況ではある。がん検診についても、テレ ビ・ラジオで広報し、5 歳刻みで、無料クーポンを配るなど対策をとっているが、受診率は 25%程度。自分は健康だから健診など必要ないと思っている人をどうやって健診(検診)受 診に結び付けていくかが課題である。 (学識経験者 荒木)受診への啓発が重要だと熊本市の方からあったが・・ (保健医療関係者 飯星)何かのきっかけが必要であり、それが、熊本市の場合複数回の電話勧奨と いうことになる。 (事業主代表 上林)経営者からのアプローチも必要。 (学識経験者 荒木)経営者の方は、個人情報の問題もあり、難しいのではないか。 (事務局)労働安全衛生法に基づく健診は、事業主に健診データの保管が 5 年間は義務付けられてい る。 (学識経験者 加藤)中小企業では、経営者の認識が不足している気がする。まず経営者に健診を受 けてもらって、経営者の病気を見つけることにより経営者に健診が大事だということを認識さ せて各従業員へ広げてもらうなど、経営者の健診に対する理解を深めていただくことが必要。 (事業主代表 松本)健診受診率が低かったため、健診費用の一部を会社が助成する仕組みを作った ところ受診者が増えた。事業主の理解はとても大事だと思う。 (3)平成 24 年度の取組みについて 資料3に基づき事務局から説明後、議論がなされた。 主なご意見質問等 (事業主代表 松本)インターネットサービスはどういうものか。インターネットは使えない人もい

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- 4 - るため、見てもらえないのではないか。メールであれば直接送れるので、メールの方が有効だ と思う。 (事務局)事業所へは紙ベースでも送っている。インターネットサービスを使っていただくと、紙 ベースでの申込みの煩雑さが軽減され、効率的である。 (事業主代表 松本)個人あての通知は効果的だと考える。事業所に送ればそこで止まって本人に届 かないケースも考えられる。 (事業主代表 上林)事業所に届けば、事業主が、強制的に休みを与え、健診を受けさせるという流 れが作れる。個人に案内をしても事業主に理解がなければ受診にはつながらない。 (事業主代表 松本)経営者がみんながみんな理解があるのであればいいとは思うが、そうでない場 合には個人あてのダイレクトメールが効果的。ただし、ダイレクトメールについては、はっと させるキャッチコピーを入れるなど、見てもらう工夫をすることが大切。 (保健医療関係者 飯星)協会けんぽの被扶養者の健診には 3 点問題点がある。 まずは、本人あてダイレクトに案内できないこと。2 点目は、自己負担額が高いこと。熊本市 国保は、1,000 円。3 点目は検査項目が少ないこと。自己負担額や検査項目はどうやって決 めているのか。 (事務局)集合契約という形で、県医師会と契約を交わして金額を決定している。また、検査項目は、 現在は法定項目のみを行っている。追加項目については厚生労働省の検討会の中で契約の仕組 み等を含めて検討中であるので決まり次第、次の契約について県医師会と相談していく。 (学識経験者 加藤)自宅への直送は未着が多い。書留などで送るのであれば別だが、単独でやるの は危険なので勧めない。事業所に送ってかつ自宅に直送するのであればでよいと思う。10人 未満の事業所が多いということで、家族的な会社が多いのではないかと推察する。その場合、 本人ではなく奥さんに通知することも効果的だと思う。問題もあるかとは思うが、家族を介す ることが有効。IT(携帯やスマホ)の有効活用をもっと進めたらどうか。 (被保険者代表 田口)労働局との連携事業については非常に効果があると思う。協会けんぽの加入 事業所は 10 名未満の事業所が 75%を占めるが、事業者健診のカバー率はどのくらいあるの か。 (行政 宮本)50 人以上の事業所にしか報告義務がないので、把握できない。 (医療関係者 田上)個人でも、会社でも、健診を実施しているところと実施していないところとで、 差別化をする必要があるのではないか。やっているところを褒める、例えば、健診実施をしま したというような立派な表示を事業所に掲示したりインターネット上で事業所名を公表する などすればよいのではないか。また、そこに、商工会を絡めるなどいろいろと工夫できるので はないか。 (健康保健委員代表 塵岡)健康保険委員をもっと健診関係の事業に参加させてはどうか。現在の活 動は、ほとんどがスポーツ大会である。健康づくりについては、健康志向と予防という2つが 必要で、健康づくり講話等で健康でありたいという意識を植え付ける取組みが必要。また、健 康保険委員が事業所で説明ができるようなツールを作って活用してもらうなどの取組みは有 効であると考える。 (保健医療関係者 森山)健康保険委員がいらっしゃる事業所は大規模事業所が多いのではないか。 (事務局)そうとも限らない。小さな会社にもいらっしゃるが、全事業所の1割程度なので、これを 拡げていくことも考えなければならない。比較的集まっていただく機会も多いので、今いただ

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- 5 - いたご意見は選択肢の一つと考える。 (事業主代表 松本)ITの利用ということがあったが、病院へ行かなくても健康保険証によってネ ットで問診ができれば、重症化しないうちに治すことも可能ではないか。 (事務局)現在社会保障共通番号制度について議論がされており、その中には健康情報を入れる等の 考えもある。また、お薬手帳のIC化なども議論されており、医療関係者が情報を確認しなが ら治療していくことが効率的ということでそういう方向に進んでいる。 (保健医療関係者 飯星)諸外国に比べて日本が遅れていることの一つである。アメリカ・イギリス・ フランス・カナダ・オーストラリアはデータベースを作って10年以上になる。それにより国 民の健康を守るようないろんな取組みがされている。医療情報は個人情報の最たるものであ り、日本ではなかなか進まない現状もある。 (4)医療費分析について 資料 4 に基づき説明後、議論がなされた。 (事業主代表 上林)人工透析患者が多いということは、医療費も高く、協会けんぽのダメージも大 きいのではないか。 (事務局)人工透析は一人当たり500万円から600万円かかるので、患者数が増えると協会けん ぽの医療費も膨らんでいく。全医療費に占める人工透析の医療費割合をご覧いただくとだいた い4.2%となっており、患者数が減ればこの割合も減っていく。 (学識経験者 加藤)糖尿病の罹患率と透析に移行する割合をおさえないと、この資料では透析に入 られた患者さんの割合が高いということは、長生きしておられるので必ずしも悪いという結果 にはとらえられない。データ分析をきちんとやらないといけない。 (事務局)罹患率や疾病別の受診率はきちんとしたデータがとれていないのが実情である。熊本の透 析患者様の延命率・継続率は長いといわれている。 (学識経験者 荒木)新規透析患者の人口比、及び源疾病の分析が必要である。 (事務局)今新規透析患者の源疾病をどこまで分析できるのかを検討している最中であり、進捗状況 によっては次回会議でお示しできるかもしれない。 (保健医療関係者 飯星)熊本は人工透析患者が多いというが、医療機関が充実しているため、人工 透析が必要になっても長生きしていただいている。必要な人は必要な治療をしっかり受けてい ただき、新規の糖尿病患者を増やさないためにどうするかということを考えるべき。 (学識経験者 荒木)熊本市では CKD(慢性腎臓病)対策をとられているが効果はどうか。 (行政 高木)全体では 23年度 2,287 名から1年間で約 300 名減少。新規患者も 297 名から 278 名と減少はしている。 (学識経験者 荒木)対策をとったことの効果は 15 年後 20 年後にしか出てこない。長期的な評価 も必要と考えられる。 (事業主代表 上林)日本人がなぜ長生きするのかという理由について世界的な権威の先生の調査で、 遺伝子や生活習慣等に加えて、ソーシャルキャピタル(地域でのお互いさまや助け合いの精神) の影響が大きいということが書いてあった。そういうこともかみ合わせて、医療費は医療費と して、ソーシャルキャピタルという精神もくみ込んだところでお互い長生きをするという健康 づくりが、何かできるのでないかと思っている。

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- 6 - (保健医療関係者 飯星)がん検診の受診率が 20%から90%になれば、6,000 億円の医療費削減 に繋がるといわれている。その 6,000 億円があればがん治療はタダでできるということであ る。予算をかけて魅力ある健診にして積極的に進めていけば、熊本の医療費は下がる。予防医 療が今求められている。 傍聴:熊本日日新聞記者 くまもと経済記者 次回開催:平成 25年2月 4 日 午後 2 時

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