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医学部付属病 院 に つ い て 件 外来手術件数 2 入院手術件数 1 平成2年度 平成21年度 平成22年度 医療の質 自己評価 図2 平成23年度 平成24年度 平成25年度 手術件数 平成 入院診療の実績 図 3 4 入院患者総数 459名 月平均38. 3名 死

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Academic year: 2021

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(1)

医学部付属病院について

医療の質・自己評価

診療科

部門

19)皮膚科

1 . 診療体制と患者構成

1 )診療科スタッフ(講師以上) 塩原 哲夫(教授、診療科長) 狩野 葉子(教授) 水川 良子(准教授) 早川  順(学内講師) 福田 知雄(学内講師) 2 ) 常勤医師数、非常勤医師数 常 勤 医 師 16名 非常勤医師  3 名 3 ) 指導医数、専門医数、認定医数 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医  8 名 4 ) 外来診療の実績(図 1 )  当科外来の平成25年度患者総数は49, 363名である。このうち新患患者数は4, 348名で、うち紹介患 者は2, 250名で、紹介率は45. 6%である。他科からの紹介患者数は748名である。  専門外来は週 1 回、アレルギー外来、レーザー外来、真菌外来、乾癬発汗外来、アトピー外来、総 合診断外来の 6 つを開いており、それぞれ専門性の高い検査、治療をおこなっている。なお、専門外 来の診療内容、および平成25年度年間受診者数は以下の通りである。 ・アレルギー外来:接触皮膚炎、薬疹等の精査、235名。 ・レーザー外来 : 母斑、腫瘍のレーザー治療、353名。 ・真菌外来 :爪白癬に対する携帯ドリルによる爪削り治療、482名。 ・ 乾癬・発汗外来:外用、内服、紫外線療法の組合せによる乾癬等の治療及び汗が病態に関与した疾 患の生理機能の検討、232名。 ・アトピー外来:難治性成人型アトピー性皮膚炎患者を対象、775名。 ・ 総合診断外来:診断、治療の困難な症例に対する診察、視覚機器を用いての説明、136名。   当科では診断目的、あるいは治療経過を把握するための皮膚生検を多数行っているが、平成25年度 の総件数は409件である。また、外来手術総件数は564件(図 2 )である。 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 紹介患者数 新患患者数 外来患者総数 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 43,000 44,000 45,000 46,000 47,000 48,000 49,000 50,000 51,000 人 人 52,000 53,000 図 1  外来患者数(平成20~25)

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医学部付属病院について

医療の質・自己評価

診療科

部門

外来手術件数 入院手術件数 0 100 200 300 400 500 600 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 件 図 2  手術件数(平成20~25) 5 ) 入院診療の実績(図 3 、 4 ) ・入院患者総数  459名(月平均38. 3名)        ・死亡患者数     3 名 ・総手術件数   123件 ・主要疾患患者数  湿疹・皮膚炎群 11名 皮膚腫瘍(悪性) 48名  中毒疹、薬疹 44名 皮膚腫瘍(良性) 70名  乾癬 7 名 化学療法 32名  潰瘍、血行障害 17名 感染症(細菌性) 96名  水疱症、膿疱症 10名 感染症(ウイルス性) 73名  膠原病・類縁疾患 6 名 母斑、母斑症 18名  アナフィラクトイド紫斑、血管炎 11名 熱傷 2 名  蕁麻疹 6 名 その他 8 名 平成20年度 200 300 400 500 600 700 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 図3 入院患者数(平成20∼25) 皮膚腫瘍 (悪性) 皮膚腫瘍 (良性) 感染症 (細菌性) 感染症 (ウイルス性) 人 平成20年度 平成21年度平成22年度平成23年度 図4 主要疾患入院患者数(平成20∼25) 平成25年度 平成24年度 0 20 40 60 80 100 120 140

2 .主要疾患の治療成績

 当科の主要疾患としては、中毒疹、薬疹、アトピー性皮膚炎、皮膚悪性腫瘍、自己免疫性水疱症、 膠原病がある。 1 ) 中毒疹(薬剤性、ウイルス性などを含む)  平成25年度には44名の入院患者がおり、この多くは発疹が高度、あるいは発熱、肝障害などの全身 症状を伴うために入院となった症例である。また、このうちには重症薬疹であるStevens-Johnson症 候群・中毒性表皮壊死融解症が 6 名、薬剤性過敏性症候群が 4 名含まれている。重症薬疹では体内の 潜伏ウイルスの活性化が病態に深く関与しており、抗体、遺伝子レベルでこれを検査して治療に役立 てている。

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医学部付属病院について

医療の質・自己評価

診療科

部門

2 ) アトピー性皮膚炎  当科に定期的に通院し、治療を受けている方はおよそ775名で、このうちの多くは成人型アトピー 性皮膚炎の症例である。本症の治療は原則的に外来通院で行っており、症状の程度、社会的背景など に配慮したきめ細かい治療を行っている。症状の悪化、精査目的、あるいは併発した感染症の治療の ために平成25年度は12名が入院しており、全員が軽快し、今後の治療方針などにつき有意義な指導を 得て退院した。 3 )皮膚悪性腫瘍(表 1 )  平成25年度の入院患者数は、悪性黒色腫18名、日光角化症・Bowen病・有棘細胞癌 7 名、基底細 胞癌 8 名、乳房外パジェット病 4 名、隆起性皮膚線維肉腫 1 名、血管肉腫 3 名である。年齢や合併症 を考慮し、QOLを重視した治療を行っている。尚、2006年以降高齢者及び合併症を有する患者に、 イミキモド外用療法、光線力学療法などの非観血的治療法を積極的に導入した結果として、入院手術 件数は減少傾向にある(図 2 )。平成25年度に皮膚悪性腫瘍を原因として死亡した患者数は 2 名で あった。 ・ 悪性黒色腫:広範囲切除術、術後化学療法、免疫療法を組み合わせて施行し、多くの例が軽快され ている。 ・ 日光角化症・Bowen病・有棘細胞癌:外科的切除術、もしくは光線力学療法、レーザー治療を施 行し、全例が治癒している。 ・ 基底細胞癌:外科的切除術、もしくは光線力学療法、レーザー治療を施行し、全例が治癒してい る。 ・ 乳房外パジェット病:広範囲切除術、放射線療法、光線力学療法を組み合わせて施行し、多くが治 癒または軽快している。 4 )自己免疫性水疱症(天疱瘡、水疱性類天疱瘡など)  平成25年度入院患者数は天疱瘡 3 名、水疱性類天疱瘡 7 名である。難治例には血漿交換療法を施行 し、全例を寛解に導くことができた。 5 )膠原病・類縁疾患  平成25年度入院患者数は 6 名。ステロイド、免疫抑制剤、抗ウイルス剤の使用により全例が軽快退 院した。 表 1  主要な皮膚悪性腫瘍の入院患者数 (人) 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 基底細胞癌 30 28 44 22 14 14 16 8 ボーエン病・有棘細胞癌 25 25 28 52* 26* 8 15 7 乳房外パジェット病 25 8 41 17 7 10 9 4 悪性黒色腫 4 8 9 12 19 17 11 18 隆起性皮膚線維肉腫 5 2 2 0 1 2 1 1 死亡患者数 0 0 1 0 2 1 0 3 *平成21・22年度は日光角化症を含む

3 .先進的医療への取り組み

 当教室では世界に先駆けて、体内に潜伏しているウイルスの活性化が重症薬疹(特に薬剤性過敏症 症候群)の病態に密接に関わっていることを報告しており、実際に様々なウイルスが病態に関与して いることを、抗体レベルだけでなく、遺伝子レベルでも検査し、治療に役立てている。また薬剤性過 敏症症候群の遅発性障害としての自己免疫疾患の出現に注目し、その早期検出、予防に取り組んでい る。  従来アトピー性皮膚炎は汗をかくと悪くなると言われてきたが、実際には発汗を促すことで症状が 軽快する症例があることもわかっていた。当教室ではアトピー性皮膚炎患者に発汗試験及び経皮水分

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医学部付属病院について

医療の質・自己評価

診療科

部門

蒸散量、角質水分量の測定を施行しているが、患者の多くで温熱負荷による発汗の増加が認められな いことを見出している。これが皮膚の乾燥を助長するなどして発疹の増悪につながる可能性があるた め、発汗を促すよう指導を行っている。また、慢性蕁麻疹患者においても角質水分量の低下があるこ とを見出しており、保湿剤を外用することで症状の軽減を認めている。その他に扁平苔癬、斑状類乾 癬などの皮膚疾患でも、一部の症例でその発症に発汗低下が関与していることを明らかにしており、 発汗の促進、保湿剤の外用により良好な治療結果を得ている。またアトピー性皮膚炎患者は種々の皮 膚感染症に連鎖的に罹患することを見出しており、時に重症化することから、培養、PCR、抗体検査 などの結果をもとにその予防につとめている。  当科では全身性エリテマトーデスの発症の引き金をひく因子として、EBウイルスをはじめとする ウイルス感染に注目しており、ウイルス感染後の方や全身性エリテマトーデスの初期の病像を示す方 を長期にわたりフォローし、血液中、唾液中のウイルス量のPCR法による定量、血清抗体価測定など を経時的に行い、その結果をもとに全身性エリテマトーデスの発症、増悪を防ぐよう指導を行ってい る。  日光角化症、ボーエン病、表在型基底細胞癌、乳房外パジェット病などの皮膚悪性腫瘍の多くは、 従来手術療法にて治療していたが、高齢患者が多いことから手術の侵襲が術後のADL低下につなが る例が見られた。当科では以前から、これらの疾患のうち適切な症例を選んで非侵襲的治療法として 免疫賦活外用薬であるイミキモドの外用療法、光感受性物質であるALAを外用した後に可視光を照 射するphotodynamic therapy(光線力学療法)を導入し、この両者を使い分けることにより従来の 手術療法と遜色ない良好な成績を得ている。

4 .地域への貢献

1 ) 多摩皮膚科専門医会  年 3 回主催。 2 ) 多摩ウイルス研究会  年 1 回主催。 3 ) 多摩アレルギー懇話会 年 2 回主催。 4 ) 皮膚合同カンファレンス(病診連携) 年 2 回主催。 5 ) 皮膚疾患フォーラム  年 1 回主催。 医師会等主催講演会 1 . 塩原哲夫:アトピー性皮膚炎のスキンケアと外用療法.徳島県小児科学術講演会,高松,平成25 年 4 月17日. 2 . 塩原哲夫:皮膚症状対策.Dementia Expert Meeting,東京,平成25年 5 月26日. 3 . 塩原哲夫:抗精神薬の副作用診断に関して.日本精神神経学会 薬事委員会向精神薬の副作用診 断・治療ガイドラインタスクフォース.東京,平成25年 6 月 8 日. 4 . 狩野葉子:日常診療に必要な薬疹の知識-Stevens-Johnson症候群を中心に-.気仙医師会学術 講演会,気仙沼,平成25年 6 月 7 日. 5 . 福田知雄:知っておきたい真菌症の基礎知識.2013年愛知県皮膚真菌症フォーラム,名古屋,平 成25年 9 月14日. 6 .狩野葉子:Stevens-Johnson Syndrome.ドクターサロン2013,57:27-30,2013. 7 .塩原哲夫:目からウロコ(?)の外用療法.中越皮膚科学術講演会,長岡,平成25年10月17日. 8 . 塩原哲夫:アトピー性皮膚炎における衛生仮説と自然免疫.北多摩皮膚科セミナー,平成25年10 月30日. 9 .早川順:眼瞼の皮膚疾患.国分寺眼科医会,国分寺,平成25年11月25日. 10.塩原哲夫:アトピー性皮膚炎におけるスキンケア.福島県南小児科医会,平成25年11月28日. 11.塩原哲夫:貼付剤における皮膚症状対策.山梨認知症治療セミナー.平成25年12月 6 日. 12. 福田知雄:杏林大学病院皮膚科におけるベセルナクリームの使用経験.皮膚疾患フォーラム,調 布,平成26年 1 月17日. 13. 塩原哲夫:常識を見直そう:汗とスキンケア.岡山スキンケアフォーラム,岡山,平成26年 1 月

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医学部付属病院について

医療の質・自己評価

診療科

部門

31日. 14. 狩野葉子:日常診療のための薬疹の知識.第109回多摩小児科臨床懇話会,三鷹,平成26年 2 月 14日.

参照

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2011年(平成23年)4月 三遊亭 円丈に入門 2012年(平成24年)4月 前座となる 前座名「わん丈」.

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(参考)埋立処分場の見学実績・見学風景 見学人数 平成18年度 55,833人 平成19年度 62,172人 平成20年度