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目次 要約 主要経営指標の推移

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Academic year: 2021

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LAST UPDATE【2016/5/11】

VOYAGE

GROUP|3688|

Research Report by Shared Research Inc.

当レポートは、掲載企業のご依頼により株式会社シェアードリサーチが作成したものです。投資家 用の各企業の『取扱説明書』を提供することを目的としています。正確で客観性・中立性を重視し た分析を行うべく、弊社ではあらゆる努力を尽くしています。中立的でない見解の場合は、その見 解の出所を常に明示します。例えば、経営側により示された見解は常に企業の見解として、弊社に よる見解は弊社見解として提示されます。弊社の目的は情報を提供することであり、何かについて 説得したり影響を与えたりする意図は持ち合わせておりません。ご意見等がございましたら、 [email protected] までメールをお寄せください。ブルームバーグ端末経由でも受け付 けております。

R

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目次

要約 --- 3 主要経営指標の推移 --- 4 直近更新内容 --- 5 概略 --- 5 業績動向 --- 7 四半期実績推移 --- 7 2016 年 9 月期の会社計画 --- 17 経営戦略及び中長期見通し --- 25 事業内容、市場とバリューチェーン --- 34 事業概要 --- 34 事業セグメント --- 37 SW(Strengths, Weaknesses)分析 --- 58 財務諸表他 --- 59 過去の業績 --- 59 損益計算書 --- 79 貸借対照表 --- 81 キャッシュフロー計算書 --- 83 その他の情報 --- 84 沿革 --- 84 ニュース&トピックス --- 84 トップマネジメント及び社外取締役 --- 91 配当方針 --- 91 大株主(2015 年 9 月末時点) --- 92 主なグループ会社(2015 年 10 月末時点) --- 92 従業員数(2015 年 9 月末時点) --- 93 企業概要 --- 94

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要約

事業概要 同社はインターネット領域に特化したサービス開発企業。現在は、メディア(例えばYahoo!などのWebサイト) 側の立場で広告収益の最大化を支援するアドテクノロジー事業(2015年9月期営業利益高構成比58%)、ポイント サイト「ECナビ」を擁するメディア事業(同44%)の2つを主力事業とする。 1999年の設立以来、様々な事業変遷を経てきたが、ここ数年はインターネット広告におけるプログラマティック 取引市場(広告在庫のオンライン上での自動取引)が急速に拡大するなかで、1)SSPサービス(ネットメディア の広告収益最大化を図るプラットフォーム)、2)スマートフォン向けアドネットワーク事業が同社業績の急成長 を牽引。そして、既存事業が生む潤沢なキャッシュフローを用いて更なる成長のための新規サービスの開発を積 極的に模索している。 中長期戦略 年率20%成長を一つの目標に、長期的には売上高1,000億円超を目指す 同社は中期計画を公表していないが、売上高の年率20%成長を一つの目標として、中長期的に安定して成長して いきたいとしている。メディア事業を安定成長軌道に乗せ、アドテクノロジー事業を「プログラマティック取引 の広告プラットフォーム市場で№1」へと大きくスケールアップし、そして新領域における事業開発やM&Aによっ て第3、第4の柱を作ることで、継続的に20%成長を可能にするというもの。2016年9月期は「中長期での成長のた めにM&Aを含め積極的に投資を行っていく」期と位置づけられている。 また、長期的(5年~10年の時間軸)には売上高1,000億円超を目指しているとみられる。高い目標を掲げる一方 で、現状のインターネット広告市場のバリューチェーンだけでは1,000億円の達成は難しいとも認識しており、e コマースなど他のバリューチェーンを自社もしくはM&Aによって確立していきたいとしている。事業別の戦略は 以下。 アドテクノロジー事業 SSP等のサプライサイドでは国内シェアで圧倒的№1を目指しつつ、デマンドサイドへの垂直統合を進めることで、 広告プラットフォームにおける№1を目指している。 より具体的には、経営資源を集中的に投入することで、1)PC向け広告市場ではSSP業界トップの地位を維持しつ つプログラマティック取引市場拡大の恩恵を享受し、2)広告需要が急速に高まっているスマートフォンにおいて は、2)現在主流のファンコミュニケーションズ(東証1部2461)のアドネットワーク(広告を配信するネットワー ク)「nend」への対抗軸として同社アドネットワーク「Zucks Ad Network」を早期に拡大すべく、また、3)イ ンターネット広告市場のメディアから代理店までのバリューチェーンにおいて、SSP・アドネットワーク以外の サービスも提供することで事業の垂直統合を図るとともに、4)動画広告やプレミアム広告などの需要も取り込む ことで、売上総利益率の向上を狙う、というもの。そして、更なる市場機会を捉えるために、M&Aによる布石を 着実に打っている。 メディア事業 メディア事業では、事業構造を筋肉質にするとともに、新たなコンテンツメディアの立上げに注力している。そ して、既存の自社メディアとのシナジー(ユーザの回遊)を図ることで、メディア事業全体として、5~10%程度 の成長を狙っている。

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主要経営指標の推移

旧会計方針 新会計方針 新会計方針

損益計算書 FY09/12 FY09/13 FY09/14 FY09/15 FY09/16 FY09/14 FY09/15 FY09/16

(百万円) 連結 連結 連結 連結 会社予 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 売上高 8,139 9,858 15,222 17,730 18,500 ~ 20,500 3,524 4,052 3,749 3,896 4,423 4,590 4,283 4,433 4,988 5,230 アドテクノロジー事業 3,579 4,066 7,566 9,833 1,647 2,053 1,854 2,011 2,459 2,533 2,342 2,497 2,874 3,264 メディア事業 4,356 5,499 7,600 7,694 1,816 2,012 1,898 1,873 1,935 2,016 1,838 1,903 1,996 1,866 その他インターネット関連事業 917 1,018 1,177 872 343 283 283 266 273 234 231 132 212 181 YoY 2.7% 21.1% - 16.5% 4.3% ~ 15.6% - - - - 25.5% 13.3% 14.2% 13.8% 12.8% 13.9% アドテクノロジー事業 - 13.6% - 30.0% - - - - 49.3% 23.4% 26.3% 24.2% 16.9% 28.9% メディア事業 - 26.2% - 1.2% - - - - 6.6% 0.2% -3.2% 1.6% 3.2% -7.4% その他インターネット関連事業 - 11.0% - -25.9% - - - - -20.3% -17.3% -18.4% -50.4% -22.5% -22.5% 粗利益 3,292 3,844 6,030 6,562 1,494 1,617 1,417 1,498 1,724 1,715 1,560 1,560 1,669 1,600 粗利率 40.5% 39.0% 39.6% 37.0% 42.4% 39.9% 37.8% 38.4% 39.0% 37.4% 36.4% 35.2% 33.5% 30.6% 販管費 3,290 3,307 4,081 4,324 1,013 993 1,036 1,037 1,101 1,107 1,100 1,014 1,070 1,124 YoY - 0.5% - 5.9% - - - - 8.7% 11.5% 6.2% -2.2% -2.9% 1.5% 販管費率 40.4% 33.6% 26.8% 24.4% 28.7% 24.5% 27.6% 26.6% 24.9% 24.1% 25.7% 22.9% 21.4% 21.5% 営業利益 2 536 1,949 2,238 2,000 ~ 2,400 481 624 381 461 623 608 460 546 600 476 アドテクノロジー事業 223 275 1,052 1,306 225 378 187 261 377 384 243 301 317 315 メディア事業 242 413 942 984 275 275 191 200 233 252 243 255 280 160 その他インターネット関連事業 -462 -152 -45 -53 -19 -30 3 -1 12 -29 -27 -10 3 0 YoY -99.6% 24,423.2% - 14.8% -10.6%~ 7.2% - - - - 29.6% -2.6% 20.7% 18.4% -3.8% -21.7% アドテクノロジー事業 - 23.6% - 24.2% - - - - 67.7% 1.6% 29.9% 15.3% -16.1% -17.9% メディア事業 - 70.7% - 4.5% - - - - -15.3% -8.4% 27.2% 27.5% 20.2% -36.4% 営業利益率 0.0% 5.4% 12.8% 12.6% 10.8% ~ 11.7% 13.6% 15.4% 10.2% 11.8% 14.1% 13.2% 10.7% 12.3% 12.0% 9.1% アドテクノロジー事業 6.2% 6.8% 13.9% 13.3% 13.7% 18.4% 10.1% 13.0% 15.3% 15.2% 10.4% 12.1% 11.0% 9.7% メディア事業 5.5% 7.5% 12.4% 12.8% 15.1% 13.7% 10.1% 10.7% 12.0% 12.5% 13.2% 13.4% 14.0% 8.6% 営業外損益 2 -7 10 -49 3 9 -24 23 35 -1 -8 -75 -32 -95 内、金融収益 5 5 6 14 -1 3 3 2 - 7 2 5 - 9 内、為替差損益 -7 -3 28 40 4 -4 -8 35 43 -1 14 -16 3 -3 内、持分法投資損益 - -19 -10 -86 -2 5 -6 -7 -10 -6 -23 -47 -35 -35 他、営業外損益 3 10 -13 -18 2 5 -14 -7 2 -1 -2 -16 0 -66 経常利益 4 529 1,959 2,189 2,000 ~ 2,400 484 633 357 484 657 607 452 471 567 381 YoY - 13,093.5% - 11.7% -8.6%~ 9.6% - - - - 35.9% - - - - -経常利益率 0.0% 5.4% 12.9% 12.3% 10.8% ~ 11.7% 13.7% 15.6% 9.5% 12.4% 14.9% 13.2% 10.5% 10.6% 11.4% 7.3% 特別損益 -21 -19 -11 321 - -14 7 -3 -3 -11 -13 348 11 -2 税率 -589.5% 39.4% 42.3% 36.3% - - - - 38.6% 36.3% - - 35.5% 40.8% 少数株主損益 -32 0 10 49 - - - - 9 15 - - 22 12 当期利益 -152 310 1,134 1,647 1,200 ~ 1,500 - - - - 410 395 - - 395 237 YoY - - - 45.2% -27.1%~ -8.9% - - - -3.8% -当期利益率 -1.9% 3.1% 7.5% 9.3% 6.5% ~ 7.3% - - - - 9.3% 8.6% - - 7.9% 4.5% 一株あたり指標 期末発行済株式数(百万株) 13.4 13.4 11.1 11.9 - - - -BPS(円) 100,366 157 391 509 - - - -EPS(円) -7,237.9 24.0 106.8 146.1 100.9 ~ 126.1 - - - -EPS(希薄化後、円) - - 93.6 131.2 - - - -DPS(円) - - - 20.0 10.0 ~ 10.0 - - - -貸借対照表(百万円) 流動資産 4,770 4,939 8,355 7,804 - - - 7,804 7,473 7,726 現金・預金・有価証券 3,203 2,843 5,085 4,214 - - - 4,214 3,454 3,847 売上債権 870 1,156 2,209 2,461 - - - 2,461 2,892 2,752 棚卸資産 104 401 425 505 - - - 505 445 473 その他流動資産 593 538 635 623 - - - 623 683 655 有形固定資産 152 142 194 227 - - - 227 221 223 無形固定資産 137 213 210 1,639 - - - 1,639 1,689 1,683 投資その他の資産 726 1,151 1,830 3,001 - - - 3,001 3,078 3,172 内、投資有価証券 535 987 1,658 2,660 - - - 2,660 2,732 2,792 資産合計 5,786 6,445 10,589 12,671 - - - 12,671 12,461 12,804 流動負債 2,980 4,000 5,428 5,478 - - - 5,478 5,412 5,668 買入債務 386 422 1,052 1,364 - - - 1,364 1,643 1,852 短期有利子負債 319 658 310 250 - - - 250 250 250 ポイント引当金 1,944 2,284 2,577 2,690 - - - 2,690 2,735 2,786 その他流動負債 330 635 1,489 1,174 - - - 1,174 784 779 固定負債 395 573 602 919 - - - 919 864 796 長期有利子負債 264 293 83 773 - - - 773 711 648 その他 131 280 519 145 - - - 145 153 148 純資産 2,410 1,872 4,559 6,274 - - - 6,274 6,186 6,340 株主資本 1,961 1,121 3,552 5,356 - - - 5,356 5,301 5,542 評価換算差額 207 506 770 695 - - - 695 683 608 少数株主持分 242 244 236 224 - - - 224 202 190 負債資本合計 5,786 6,445 10,589 12,670 - - - 12,670 12,461 12,804 キャッシュフロー計算書(百万円) 営業活動によるCF -46 653 2,126 973 投資活動によるCF -168 1,129 -350 -2,608 財務活動によるCF 198 -746 579 797 財務諸表 有利子負債 583 951 393 1,023 1,023 961 898 ネットキャッシュ 2,619 1,892 4,692 3,191 3,191 2,493 2,948 ROA(総資産経常利益率) 8.7% - 18.8% ROE(自己資本純利益率) 16.3% - 31.8% 流動比率 160.1% 123.5% 153.9% 142.4% 142.4% 138.1% 136.3% 固定比率 46.8% 92.6% 51.7% 80.5% 80.4% 83.4% 82.6% 自己資本比率 37.5% 25.2% 40.8% 47.7% 47.8% 48.0% 48.0% 出所:会社資料よりSR作成 会計基準を変更し、2014年9月期より遡及適用:従来、アドテクノロジー関連の収益認識基準は実際と1か月のずれ(例えば6~8月の売上を Q4(7~9月)に計上)があった。2015年9月期決算発表時に、事業実態をより適切に財務諸表へと反映させるために会計方針を変更(ずれ がなくなった)し、2014年9月期より遡及適用して業績を発表した

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直近更新内容

概略

2016年5月11日、株式会社VOYAGE GROUPへの取材を踏まえてレポートを更新した。 2016年4月27日、同社は、2016年9月期第2四半期決算を発表した。 (決算短信へのリンクはこちら、詳細は2016年9月期第2四半期決算の項目を参照) 2016年3月10日、同社は株式会社ゴールドスポットメディア(以下GSM社)の株式を追加取得し完全子会社化す ることについて決議したと発表した。(リリース文へのリンクはこちら) GSM社に対する同社の所有株式数は100株(2016年3月10日時点)、持株比率は25.0%(100株)。GSM社の株式300 株を450百万円で取得することで完全子会社化となる見通し。株式取得日は4月1日を予定している。 取得理由 同社は動画広告市場の拡大を事業機会と捉え、2015年10月にGSM社へ出資、同社を持分法適用関連会社化し、動 画・リッチメディア広告分野への事業領域拡大に取り組んできた。同社では、両社の連携を更に深め、事業開発 をより強化するために完全子会社化とすることとした、としている。これにより、SSP「fluct」における動画広告 配信を行う媒体の獲得推進や、「fluct Direct Reach」における動画広告案件の取り扱い拡大等、広告配信プラッ トフォームとしての競争力強化や付加価値向上に繋げていきたいとしている。 今後の見通し 同社では連結業績への影響は軽微であると見込んでいるものの、中長期的な業績の向上に繋がると考えている。 2016年9月期業績へのGSM社業績の取込にあたっては、GSM社の2016年4月1日~9月30日までの期間に係る業績を 取り込む予定であるとしている。 GSM社の業績

(百万円) FY12/13 FY12/14 FY12/15 (百万円、円) FY12/13 FY12/14 FY12/15

売上高 99 350 282 純資産 -2 2 116

営業利益 -5 4 20 総資産 95 156 169

経常利益 -5 4 19 一株あたり純資産 -5,184 -9,238 290,365

当期利益 -5 2 13 一株あたり当期利益 -15,184 8,602 33,436

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年月日 社名 投資金額 出資比率 事業概要 2014年12月 メルメディア 32 65.0% 合弁会社設立 「朝時間.jp」などコンテンツメディアの企画・運営 2015年02月 インテリッシュ 20 51.0% 合弁会社設立 プレミアムな広告枠を中心としたプライベートマーケットプレイスの企画、開発、運営 2015年04月 ドゥ・ハウス 226 22.3% 持分法適用関連会社化 サンプリングマーケティング事業 2015年04月 Kauli 1,478 100.0% 連結子会社化 2015年5月より連結。2015年12月末付けでfluctと合併 2015年06月 ログリー 300 22.6% 持分法適用関連会社化 ネイティブ広告プラットフォーム「logly lift」の運営 2015年06月 メディア・ヴァーグ 49 20.0% 持分法適用関連会社化 交通にまつわるコンテンツメディア「乗り物ニュース」等の運営 2015年07月 マーケティングアプリケーションズ 株式交換 35.6% 持分法適用関連会社化 市場調査、データ集計・レポート作成等マーケティング関連アプリケーションの提供 2015年10月 ゴールドスポットメディア 100 25.0% 持分法適用関連会社化 動画広告プラットフォームの提供 2015年11月 coconala - - 出資 知識・スキルのオンラインマーケットを運営 2016年01月 FinTech Lab - - 新設 金融領域におけるテクノロジーを活用したイノベーションの研究開発 2016年01月 SYNC GAMES 50 20.3% 持分法適用関連会社化 スマートフォン向けゲーム関連事業 2016年01月 IT Realize - - 出資 クレジットカード一括管理アプリ「CRECO」を運営 2016年03月 Repro - - 出資 モバイルアプリ向けマーケティングツールの提供 2016年03月 TORICO - - 出資 マンガに特化した各種サービスを運営 2016年03月 ゴールドスポットメディア 450 100.0% 追加出資、完全子会社化 動画広告プラットフォームの提供 出所:会社資料よりSR作成 3か月以上経過した会社発表はニュース&トピックスへ

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業績動向

四半期実績推移

旧会計方針 新会計方針

損益計算書 FY09/13 FY09/14 FY09/15 FY09/16

(百万円) Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 売上高 2,123 2,356 2,552 2,825 3,524 4,052 3,749 3,896 4,423 4,590 4,283 4,433 4,988 5,230 YoY 0.6% 15.7% 31.7% 37.7% - - - - 25.5% 13.3% 14.2% 13.8% 12.8% 13.9% 売上総利益 812 878 1,011 1,143 1,494 1,617 1,417 1,498 1,724 1,715 1,560 1,560 1,669 1,600 総利益率 38.3% 37.3% 39.6% 40.4% 42.4% 39.9% 37.8% 38.4% 39.0% 37.4% 36.4% 35.2% 33.5% 30.6% 販管費 805 647 860 995 1,013 993 1,036 1,037 1,101 1,107 1,100 1,014 1,070 1,124 人件費 482 484 491 497 534 521 573 576 600 573 645 596 594 577 広告宣伝費 99 89 146 187 213 188 195 158 159 198 131 123 156 168 その他 223 74 224 299 265 282 266 301 341 336 301 261 286 345 YoY -1.8% -22.7% 1.7% 26.4% - - - - 8.7% 11.5% 6.2% -2.2% -2.9% 1.5% 販管費比率 37.9% 27.5% 33.7% 35.2% 28.7% 24.5% 27.6% 26.6% 24.9% 24.1% 25.7% 22.9% 21.4% 21.5% 営業利益 8 231 150 147 481 624 381 461 623 608 460 546 600 476 YoY - - - - 29.6% -2.6% 20.7% 18.4% -3.8% -21.7% 営業利益率 0.4% 9.8% 5.9% 5.2% 13.6% 15.4% 10.2% 11.8% 14.1% 13.2% 10.7% 12.3% 12.0% 9.1% のれん償却前営業利益 8 231 150 159 483 626 383 463 625 608 483 580 633 508 YoY 29.4% -2.8% 26.1% 25.3% 1.5% 101.5% 営業利益率 0.4% 9.8% 5.9% 5.6% 13.7% 15.4% 10.2% 11.9% 14.1% 13.3% 11.3% 13.1% 12.7% 9.7% 営業外損益 -7 3 9 -24 23 35 -1 -8 -75 -32 -95 金融収支 5 -1 3 3 2 - 7 2 5 - 9 為替差損益 -3 4 -4 -8 35 43 -1 14 -16 3 -3 持分法投資損益 -19 -2 5 -6 -7 -10 -6 -23 -47 -35 -35 その他 10 2 5 -14 -7 2 -1 -2 -16 0 -66 経常利益 529 484 633 357 484 657 607 452 471 567 381 YoY - - - - 35.9% -4.0% 26.7% -2.6% -13.7% -37.2% 経常利益率 18.7% 13.7% 15.6% 9.5% 12.4% 14.9% 13.2% 10.5% 10.6% 11.4% 7.3% 特別損益 -19 - -14 7 -3 -3 -11 -13 348 11 -2 法人税等 -201 - - - - -252 -216 - - -206 -155 少数株主損益 0 - - - - 9 15 - - 22 12 当期利益 310 - - - - 410 395 - - 395 237 YoY - - - -3.8% -当期利益率 11.0% - - - - 9.3% 8.6% - - 7.9% 4.5%

セグメント別 FY09/13 FY09/14 FY09/15 FY09/16

(百万円) Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 売上高 2,123 2,356 2,552 2,825 3,524 4,052 3,749 3,896 4,423 4,590 4,283 4,433 4,988 5,230 アドテクノロジー事業(同) 813 918 1,047 1,288 1,647 2,053 1,854 2,011 2,459 2,533 2,342 2,497 2,874 3,264 サプライサイド 364 498 650 796 1,030 1,364 1,285 1,384 1,725 1,801 1,742 1,824 1,939 2,243 fluct SSP (PC) 165 287 338 377 452 567 507 493 528 520 494 490 593 635 fluct SSP (スマートフォン) 199 212 312 420 577 797 777 890 1,196 1,281 1,211 1,287 1,319 1,596 fluctの配信imp数(億) 250 224 341 443 493 568 607 705 721 761 739 729 752 813 eCPM(推定) 14.6 22.2 19.1 18.0 20.9 24.0 21.2 19.6 23.9 23.7 23.1 24.4 25.4 27.5 デマンドサイド 68 55 93 85 339 509 407 459 574 591 597 700 1,055 1,250 その他 443 425 390 480 424 375 311 305 276 258 132 116 83 88 セグメント内相殺 -63 -62 -88 -76 -147 -198 -150 -139 -118 -118 -130 -145 -206 -319 メディア事業(内部取引含む) 1,219 1,385 1,391 1,503 1,816 2,012 1,898 1,873 1,935 2,016 1,838 1,903 1,996 1,866 自社メディア事業 1,135 1,302 1,306 1,383 1,555 1,658 1,532 1,490 1,481 1,543 1,451 1,520 1,624 1,526 ECナビ・PeX 800 894 908 907 1,006 1,105 1,059 1,065 1,117 1,109 1,157 1,197 1,305 1,239 その他自社メディア 335 408 398 476 548 553 473 424 363 434 293 323 319 286 自社メディア以外 84 83 85 120 261 354 366 383 454 473 387 383 372 340 QAU 86 90 92 93 98 101 103 104 103 109 110 110 112 111 推定ARPU(四半期ベース) 330 363 355 371 397 410 372 360 360 354 330 345 363 344 その他事業(同) 246 256 283 234 343 283 283 266 273 234 231 132 212 181 YoY 0.6% 15.7% 31.7% 37.7% 25.5% 13.3% 14.2% 13.8% 12.8% 13.9% アドテクノロジー事業(同) -20.4% 2.8% 28.1% 52.0% 49.3% 23.4% 26.3% 24.2% 16.9% 28.9% サプライサイド 67.5% 32.0% 35.6% 31.8% 12.4% 24.5% fluct SSP (PC) -3.7% 70.7% 164.2% 181.5% 16.8% -8.3% -2.6% -0.6% 12.3% 22.1% fluct SSP (スマートフォン) 666.8% 398.0% 256.9% 163.0% 107.3% 60.7% 55.9% 44.6% 10.3% 24.6% fluctの配信imp数(億) 258.1% 80.8% 45.9% 55.7% 46.2% 34.0% 21.7% 3.4% 4.3% 6.8% eCPM(推定) -48.4% 31.0% 106.8% 74.4% 14.5% -1.4% 9.0% 24.2% 6.3% 16.0% デマンドサイド 69.3% 16.1% 46.7% 52.5% 83.8% 111.5% その他 -34.9% -31.2% -57.6% -62.0% -69.9% -65.9% メディア事業(内部取引含む) 8.6% 25.7% 36.0% 35.5% 6.6% 0.2% -3.2% 1.6% 3.2% -7.4% 自社メディア事業 11.8% 29.9% 38.2% 36.2% -4.8% -6.9% -5.3% 2.0% 9.7% -1.1% ECナビ・PeX 15.9% 29.3% 30.2% 30.8% 11.0% 0.4% 9.3% 12.4% 16.8% 11.7% その他自社メディア 3.0% 31.2% 60.5% 47.7% -33.8% -21.5% -38.1% -23.8% -12.1% -34.1% 自社メディア以外 -21.5% -16.5% 9.3% 28.6% 74.0% 33.6% 5.7% - -18.0% -28.0% その他事業(同) 43.8% 7.6% 9.6% -6.6% -20.3% -17.3% -18.4% -50.4% -22.5% -22.5% 営業利益 8 231 150 147 481 624 381 461 623 608 460 546 600 476 アドテクノロジー事業(同) 13 93 92 78 225 378 187 261 377 384 243 301 317 315 メディア事業(内部取引含む) 42 176 73 121 275 275 191 200 233 252 243 255 280 160 その他事業(同) -47 -38 -15 -51 -19 -30 3 -1 12 -29 -27 -10 3 0 営業利益率 0.4% 9.8% 5.9% 5.2% 13.6% 15.4% 10.2% 11.8% 14.1% 13.2% 10.7% 12.3% 12.0% 9.1% アドテクノロジー事業(同) 1.6% 10.2% 8.8% 6.0% 13.7% 18.4% 10.1% 13.0% 15.3% 15.2% 10.4% 12.1% 11.0% 9.7% メディア事業(内部取引含む) 3.5% 12.7% 5.3% 8.0% 15.1% 13.7% 10.1% 10.7% 12.0% 12.5% 13.2% 13.4% 14.0% 8.6% 従業員数 277 266 254 255 261 264 290 289 292 291 342 285 277 270 アドテクノロジー事業 53 48 49 48 49 55 68 74 75 76 121 115 113 112 メディア事業 83 87 94 96 99 101 114 110 106 101 106 106 101 97 その他 102 94 79 76 75 71 72 71 74 74 72 19 19 18 全社(共通) 39 37 32 35 38 37 36 34 37 40 43 45 44 43 エンジニア・制作 - - - 132 136 135 133 152 151 145 138 営業・コンサルタント - - - 53 52 51 49 74 69 68 67 バックオフィス - - - 28 27 27 30 36 33 34 34 マネジメント - - - 21 19 21 22 25 26 23 24 海外現地雇用 - - - 56 55 58 57 55 6 7 7 出所:会社資料よりSR作成

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2016年9月期第2四半期決算(2016年4月27日発表)

アドテク事業、特にデマンドサイドが売上を牽引。将来的な利益貢献に期待だが短期的には粗利率の低下要因 営業利益:粗利率低下とメディア事業のサイトリニューアルに係る一時的要因により前同比で減益に デマンドサイド:厳しい競争環境下、Q2はシェア確保戦略に転換。将来的には拡大したシェアに垂直統合で獲得 した機能を付加することで、収益化の加速を狙う ▶ サプライサイド:PC・スマートフォンとも順調に売上を拡大、相対的に競争も穏やかであり粗利率は前Q2比低下 もある程度の水準を確保、利益を下支え ▶ Q3見通し:アドテク・メディア両事業とも季節的にはQ2比で需要が落ちる点に留意。アドテク事業の競争環境は 継続も更に激化してはいない模様。メディア事業の一時的混乱は収束、一部影響残るも収益性は回復 ▶ FY09/17以降:100%子会社化したゴールドスポットメディアにおける動画広告市場、垂直統合の進展による顧客 先への提供サービス拡大、デマンドサイドにおける競争環境の動向に注目したい 四半期売上高(上表)営業利益(下表)推移(百万円)(FY09/14より新会計方針) 1,122 1,102 1,023 1,109 1,219 1,385 1,391 1,503 1,816 2,012 1,898 1,873 1,935 2,016 1,838 1,903 1,996 1,866 1,022 893 817 847 813 918 1,047 1,288 1,647 2,053 1,854 2,011 2,459 2,533 2,342 2,497 2,874 3,264 2,111 2,037 1,938 2,051 2,123 2,356 2,552 2,825 3,524 4,052 3,749 3,896 4,423 4,590 4,283 4,433 4,988 5,230 -10% 0% 10% 20% 30% 40% 50% -1,000 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 Q1

FY09/12 Q2 Q3 Q4 FY09/13Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/14Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/15Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/16Q1 Q2 Q3 Q4 メディア アドテクノロジー その他インターネット関連 内部取引・調整 売上高前年同期比(右軸) (JPYmn) 127 79 17 19 42 176 73 121 275 275 191 200 233 252 243 255 280 160 95 58 20 51 13 93 92 78 225 378 187 261 377 384 243 301 317 315 94 8 -93 -6 8 231 150 147 481 624 381 461 623 608 460 546 600 476 -5% 0% 5% 10% 15% 20% -200 0 200 400 600 800 Q1

FY09/12 Q2 Q3 Q4 FY09/13Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/14Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/15Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/16Q1 Q2 Q3 Q4 メディア アドテクノロジー その他インターネット関連 営業利益率(右軸) (JPYmn) 出所:会社資料よりSR作成 業績概要 アドテク事業の増収基調継続、特にデマンドサイドが牽引。将来的な利益貢献期待も短期的には粗利率低下要因 第2四半期(Q2)の業績は、前同比13.9%増の売上高5,230百万円と13四半期連続で二桁成長を継続、アドテクノ ロジー事業が業績を引き続き牽引した。中でも、デマンドサイド(Zucks Ad Network、Zucks Affiliate等)向けが 前期比・前四半期比とも売上拡大に寄与した。 営業利益:粗利率低下とメディア事業のサイトリニューアルに係る一時的要因により前同比で減益に 一方、営業利益は同21.8%減(のれん償却前では16.4%減)の476百万円で着地。後述するが、粗利率の低下に加 えて、のれんの増加や人員増・インフラ投資等の先行投資費用が発生したことから営業減益となった。 粗利率と販管費 粗利率は下降傾向にあるが、特にQ2においては、1)相対的に収益性の低いデマンドサイドの売上構成比が増加し

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イトリニューアルに係る一時的混乱により収益性の高い広告収入等が減少したこと、などが重なった。 上記以外の要因として、4)メディア事業より粗利率の低位なアドテクノロジー事業の売上比率の拡大、5)アド テクノロジー事業の会計処理変更による前Q3以降の原価率上昇、6)相対的に高粗利率であったResearch Panel Asia社が前Q4より非連結となったこと、といった構造的要因も影響している。 詳しくは後述するが、1)2)及び4)の影響についてはしばらく続くものの、アドテクノロジー事業における垂直 統合が進むことで中長期的には粗利率は上昇に向かうとみている。5)については、一部販管費を原価に振り替え たことによるもので、アドテクノロジー事業の原価率を約2ポイント押し上げる要因となった。また、3)につい ては一時的な要因であり、若干の影響がQ3も残るとみられるが徐々に解消に向かう見通しである。 販管費は、ほぼ半分を占める人件費も含めて前期比若干増にとどまった。期初計画では将来の成長に向けて人材 確保に投資していきたいとしていたが、人材獲得は想定より遅れている模様だ。離職率は過去平均の10%前後に 対して10%前半だが、特段問題視はしていないとのこと。また、成長戦略に影響を及ぼすものではないと同社で はコメントしている。 販管費等推移(百万円)(FY09/14より新会計方針) 486 473 489 448 482 484 491 497 534 521 573 576 600 573 645 596 594 577 102 135 120 105 99 89 146 187 213 188 195 158 159 198 131 123 156 168 231 229 236 235 223 74 224 311 267 284 268 302 342 336 324 295 320 379 819 837 846 788 805 647 860 995 1,013 993 1,036 1,037 1,101 1,107 1,100 1,014 1,070 1,124 43.2% 41.5% 38.9% 38.1% 38.3% 37.3% 39.6% 40.4% 42.4% 39.9% 37.8% 38.4% 39.0% 37.4% 36.4% 35.2% 33.5% 30.6% -20% -10% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 Q1

FY09/12 Q3 FY09/13Q1 Q3 FY09/14Q1 Q3 FY09/15Q1 Q3 FY09/16Q1 Q3

人件費 広告宣伝費及び販促費 その他販管費 営業利益率(右軸) 粗利率(右軸) (JPYmn) 出所:会社資料よりSR作成 Q2における注目点 SR社では、Q2におけるポイントを、a)アドテクノロジー事業のデマンドサイドにおける戦略の転換、b)メディ ア事業における一時的混乱、c)持分法子会社ゴールドスポットメディアの100%子会社化、であるとみている。 以下に考え方を示す。 アドテクノロジー事業売上高(百万円)(FY09/14より新会計方針) 197 210 215 293 364 498 650 796 1,030 1,364 1,285 1,384 1,725 1,801 1,742 1,824 1,939 2,243 24 48 83 84 68 55 93 85 339 509 407 459 574 591 597 700 1,055 1,250 -27 -44 -72 -76 -63 -62 -88 -76 -147 -198 -150 -139 -118 -118 -130 -145 -206 -319 1,022 893 817 847 813 918 1,047 1,288 1,647 2,053 1,854 2,011 2,459 2,533 2,342 2,497 2,874 3,264 -500 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 Q1

FY09/12 Q3 FY09/13Q1 Q3 FY09/14Q1 Q3 FY09/15Q1 Q3 FY09/16Q1 Q3 サプライサイド デマンドサイド その他 セグメント内相殺

出所:会社資料よりSR作成、注:FY09/14より新会計基準

アドテクノロジー事業デマンドサイドにおける戦略転換

上図のように、アドテクノロジー事業の2016年9月期の売上高は子会社Zucksを中心としてデマンドサイドが牽引 している。同社はこれまでも、スマートフォン向けアドネットワーク(Zucks Ad Network)に注力していたが、

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市場環境の厳しさはQ1も同じであったが、Q1までは無理な値下げはせずにある程度採算を重視した営業活動を 行っていたという。しかしながら、競合に価格面で勝負をせずに市場シェアを奪われることに対して、中長期的 な視点も踏まえて、収益性を多少犠牲にしてでも市場シェアを伸ばす方向に方針を変更した。 同社では、a)戦略転換はQ2の初め頃であること、b)粗利率は低位ではあるが確保していること(売上増による 粗利増はある)、c)足許Q3はQ2より大きく収益性が低下している状況にはない、としている。そして、中期的 には、確保した市場や顧客先に対して、新たなサービスを付加していくことで、収益の最大化を図り成長を加速 させようと考えているとみられる。 短期的には業績への影響として、市場シェア確保による売上増、粗利額の増加が見込める一方で、競争を背景と した価格低下により粗利率は相対的に低位であると予想され、連結粗利率を押し下げる方向に働く。また、売上 拡大に伴い営業やエンジニア等のリソースがデマンドサイドに割かれることも想定される。結果、アドテクノロ ジー事業の営業利益率の押し下げ要因となるとみられるが、一方で、獲得した売上に対して価格見直しやサービ ス付加により粗利の改善が見られた場合、ポジティブな影響も予想される。今後、アドテクノロジー事業の営業 利益額の動向に注意したい。 SR社では、各事業の粗利率について、アドテクノロジー事業はメディア事業よりも低位であり、アドテクノロジー事業の中では、基本的に はサプライサイドはデマンドサイドよりも低位であると推定している。よって、アドテクノロジー事業の売上構成比の高まりは粗利率を押 し下げ、また、デマンドサイドの売上構成比の高まりは粗利率の押し上げ要因となる。しかしながら、Q2においては激しい競争環境下で、 サプライサイドを下回る粗利率になっているとみられる セグメント別営業利益率 9.2% 6.4% 2.4% 6.0% 1.6% 10.2% 8.8% 6.0% 13.7% 18.4% 10.1% 13.0% 15.3% 15.2% 10.4% 12.1% 11.0% 9.7% 11.3% 7.2% 1.7% 1.7% 3.5% 12.7% 5.3% 8.0% 15.1% 13.7% 10.1% 10.7% 12.0% 12.5% 13.2% 13.4% 14.0% 8.6% 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 14% 16% 18% 20% Q1

FY09/12 Q3 FY09/13Q1 Q3 FY09/14Q1 Q3 FY09/15Q1 Q3 FY09/16Q1 Q3

アドテクノロジー事業営業利益率 メディア事業営業利益率 出所:会社資料よりSR作成 メディア事業におけるサイトリニューアルに係る一時的要因 メディア事業の営業利益率は徐々に改善傾向にあったが、Q2は8.6%とQ1比5.4ポイント減と急激に低下した。要 因は、Q2に行った自社メディアPeXのシステムリニューアルにあたって、一時的に問題が発生し解決までに想定 以上に時間が経過し、その間、キャンペーン等を活用した収益性の高い広告収入が得られなかったため。期初計 画でもある程度の利益減は織り込んでいた模様だが、想定を大きく上回って減益要因となってしまった。 同社によると既に3月末までに一時的な要因は対策済であり、4月に若干の影響が残る可能性があるが、正常化し ていく見通しであるとしている。 Q3はメディア事業にとって需要期でないことから、Q1のような営業利益率まで改善するのは難しいとみられる が、二桁以上に回復する可能性は高いと同社では見込んでいる。

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同社は2015年10月にゴールドスポットメディア(GSM)に資本参加し持分法適用関連会社(出資比率25%)化し ていたが、2016年3月に追加出資を行い100%子会社化した。GSMはリッチメディア広告や動画広告の制作及び配 信プラットフォームを提供しており、自動車や消費財など多くの大手ナショナルクライアントで利用されている。 強みは動画広告の第三者配信技術と、ブランド系の広告先と構築した関係とのこと。

同社配信ネットワークによる動画広告配信

これらを同社SP「fluct」における動画広告配信を行う媒体の獲得推進や、「Zucks Ad Network」や「fluct Direct Reach」における動画広告案件の取り扱い拡大等、同社の配信ネットワークに載せることで、広告配信プラット フォームとしての競争力強化や付加価値向上に繋げて事業拡大を図っていくとみられる。 成長市場だが、単価上昇・粗利率向上に繋がる可能性もある 動画広告市場は、PC及びスマートフォン向けともに拡大が見込まれているが、現状はYouTube等によるインスト リーム広告(サイバーエージェント調査では2015年は約7割)、FacebookやTwitter等のソーシャルメディアによ るインフィード広告(同約1割)と大手メディアで多数を占めているとみられるが、一般メディアでの普及が進む 際には同社の市場でのポジションは活かされるとSR社ではみている。既にGSMの配信プラットフォームと同社シ ステムとの連携に向けた開発も進んでいる模様である。また、動画広告の進展は単価上昇、即ち、粗利額及び率 の上昇につながる可能性がある点にも期待している。 国内動画広告市場(十億円) 23.1 35.4 56.7 76.2 96.4 117.1 136.5 1.6 5.3 10.0 16.8 22.5 28.5 33.5 3.2 4.0 5.0 6.0 7.5 9.0 10.5 31.7 50.6 80.0 109.3 139.7 171.8 200.9 0 50 100 150 200

CY14 CY15 CY16 CY17 CY18 CY19 CY20

インストリーム広告 インフィード広告 インバナー広告 そのほか (JPYbn) 23.1 27.2 39.7 49.2 63.1 78.2 86.0 8.6 23.4 40.3 60.1 76.6 93.6 114.9 31.7 50.6 80.0 109.3 139.7 171.8 200.9 0 50 100 150 200

CY14 CY15 CY16 CY17 CY18 CY19 CY20

PC スマートフォン (JPYbn) 出所:サイバーエージェント2015年10月27日プレスリリースより(オンラインビデオ総研/デジタルインファクト調べ)SR作成 2017年9月期に向けて 2017年9月期に向けては、1)動画広告市場での展開、2)アドテクノロジー事業における更なる垂直統合の推進、 といった成長期待に加えて、3)Q2に悪化したデマンドサイドの収益性の動向、4)同様にメディア事業の収益性 改善に注目したいとSR社では考えている。

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業績推移(百万円)(FY09/14より新会計方針) 1,022 893 817 847 813 918 1,047 1,288 1,647 2,053 1,854 2,011 2,459 2,533 2,342 2,497 2,874 3,264 95 58 20 51 13 93 92 78 225 378 187 261 377 384 243 301 317 315 9.2% 6.4% 2.4% 6.0% 1.6% 10.2% 8.8% 6.0% 13.7% 18.4% 10.1% 13.0% 15.3% 15.2% 10.4% 12.1% 11.0% 9.7% 0% 4% 8% 12% 16% 20% 24% 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 Q1

FY09/12 Q2 Q3 Q4 FY09/13Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/14Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/15Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/16Q1 Q2 Q3 Q4 売上高(内部取引含む) 営業利益 営業利益率(右軸) (JPYmn) SSP等サプライサイドの伸びを継続しつつ、DSP/アドネットワーク等のデマンドサイドの売上拡大が目立つ アドテクノロジー事業は売上高3,264百万円(前同比28.9%増)、営業利益315百万円(同16.1%減)。売上高はス マートフォン広告が牽引し、順調に拡大した。サービス区分別でも、「fluct SSP」等のサプライサイドが前同比 24.5%増(442百万円増)の2,243百万円と引き続き拡大基調を継続するなかで、「Zucks Ad Network」「Zucks Affiliate」等のデマンドサイドが同111.5%増(2.1倍、659百万円増)の1,250百万円と業績を牽引した。 デマンドサイドでは市場シェアを獲得していく方向に方針を転換 また、Q2の営業利益はQ1比横ばい(売上は390百万円増)であったが、前述のように、1)相対的に収益性の低い デマンドサイドの売上構成比が増加したこと、2)デマンドサイド市場において市場シェア確保へと戦略を転換し たこと、が影響したとみられる。 Q1よりサービス別の売上を新たに開示 また、Q1より新たにサービス区分別の売上高が過去に遡って開示されている。従来の開示区分ではfluct SSPのみ 売上高が開示されていたが、他サービスの重要性が増したことによるもの。新区分では、デマンドサイド(Zucks Ad Network、Zucks Affiliate、fluct Direct Reach等)、サプライサイド(fluct SSP等)、その他から構成される。 より同社の戦略(インターネット広告市場バリューチェーンにおける垂直統合)に沿った形での開示方法であり 歓迎したい。また、サプライサイドの売上高は、ほぼfluct SSPの売上高(同2,232百万円)で説明可能。fluct SSP はスマートフォン・PC向けとも前同比・Q1比で増収を継続した。

「Kauliとのシナジー効果」表出。垂直統合を目指す一歩を踏み出す

Q2におけるデマンドサイドの前同比及びQ1比での増収は、主にZucks Ad Network及びZucks Affiliateによるもの だが、2015年12月14日にリリースしたfluct Direct Reachの売上も計上されている。fluct Direct Reachは、Kauliと のシナジーが表れたもので、立ち上がりは計画通り順調であるとのこと。このシナジー効果は、同社が進める広 告配信における垂直統合の一歩として非常に重要であり、Q1の実績として表れた点に注目したい。同社では、今 後も引き続き垂直統合の動きを強化していくとしている。 デマンドサイドの今後の売上高について、同社では増加基調が続くとみている。これは、1)従来のZucks Ad Networkに対する取組がQ1及びQ2の売上増に繋がっていること、2)営業や開発人員を強化しており、サービス の機能・魅力も進化を続けていること、そして、3)積極的に市場シェアを獲得していく方向に戦略を転換してい ることがあげられる。 現在、デマンドサイドにおけるクライアントはゲーム関連企業が多いとみられるが、同社は中長期的にはナショ ナルクライアントをより強化していきたいとしている。こちらにも引き続き注目していきたい。

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同サービスは、a)メディアにとっては所有する広告枠を直接広告主に販売することが可能となり最適なターゲ ティングの実現により広告単価の向上が見込め、b)広告主にとっては、fluct SSPと提携する多数のメディアの広 告枠を、fluctが蓄積した膨大なデータを活用して直接買い付けることで、より効果的且つ効率的な広告配信を行 うことを可能にする、というもの。同社はこれまでこうしたサービスを持っていなかったが、Kauli社の技術を導 入することでリリースに至った。

fluct Direct Reachの概念図

広告主・代理店

メディア

fluct fluct Direct Reach

DSP DSP Ad Network

fluctのメディアへ直接入札 fluct Direct Reachのコンサルタントが提案

出所:会社資料よりSR作成 fluct SSPにおける売上高(百万円、上表)インプレッション数(億、下表)(FY09/14以降は新会計方針) 134 165 287 338 377 452 567 507 493 528 520 494 490 593 635 26 43 87 160 199 212 312 420 577 797 777 890 1,196 1,281 1,211 1,287 1,319 1,596 197 210 215 294 364 498 650 797 1,029 1,364 1,284 1,383 1,724 1,801 1,705 1,777 1,912 2,231 17% -8% -3% -1% 12% 22% 107% 61% 56% 45% 10% 25% -100% -50% 0% 50% 100% 150% 200% 0 400 800 1,200 1,600 2,000 2,400 Q1

FY09/12 Q2 Q3 Q4 FY09/13Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/14Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/15Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/16Q1 Q2 Q3 Q4 SSP(PC) SSP(スマートフォン) YoY(PC、右軸) YoY(スマートフォン、右軸) (JPYmn) 出所:会社資料よりSR作成 70 124 234 284 250 224 341 443 493 568 607 705 721 761 739 729 752 813 46.2% 34.0% 21.7% 3.4% 4.3% 6.8% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 Q1

FY09/12 Q3 FY09/13Q1 Q3 FY09/14Q1 Q3 FY09/15Q1 Q3 FY09/16Q1 Q3 インプレッション数 YoY(右軸)

(100mn)

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業績推移(百万円)(FY09/14以降は新会計方針) 1,122 1,102 1,023 1,109 1,219 1,385 1,391 1,503 1,816 2,012 1,898 1,873 1,935 2,016 1,838 1,903 1,996 1,866 127 79 17 19 42 176 73 121 275 275 191 200 233 252 243 255 280 160 11.3% 7.2% 1.7% 1.7% 3.5% 12.7% 5.3% 8.0% 15.1% 13.7% 10.1% 10.7% 12.0% 12.5% 13.2% 13.4% 14.0% 8.6% 0% 4% 8% 12% 16% 20% 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 Q1

FY09/12 Q2 Q3 Q4 FY09/13Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/14Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/15Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/16Q1 Q2 Q3 Q4 売上高(内部取引含む) 営業利益 営業利益率(右軸) (JPYmn) 出所:会社資料よりSR作成 メディア事業は粗利率の高い自社メディア事業のシステムリニューアル遅延等の一時的要因により営業減益に Q1は、1)10~12月は広告需要期にあたること、2)相対的に粗利率の高い自社メディア(ECナビ、PeX等)の伸 長により、営業利益は過去最高を更新した。加えて、営業利益率については商品構成の見直し等の収益構造改革 の進捗もあり、2014年9月期3Qの10.1%から改善基調を継続していた。しかしながら、Q2において主要自社メディ アの一つであるPeXがシステムリニューアルの遅延等の一時的要因により前同比・Q1比とも減収減益となった。 システムリニューアル遅延によるARPUの落ち込みは一時的であり、主要自社メディア(ECナビ及びPeXは、順調 に増収基調であるとのこと。同社では、引き続き既存自社メディアへの投資と新規メディアへの投資をバランス 良く進めながら、安定的成長を目指していきたいとしている。 また、自社メディア以外はまだ先行期間で利益貢献の段階ではないとみられることから、自社メディアの収益性 はメディア事業の営業利益率以上に高い。新たな主力メディアが育つことで、より収益基盤が強化されることが 望まれる。また、Q2においても「マンガペディア」(4月7日本格稼働)等、新たにメディアを立ち上げている点 を付記する。 売上高(百万円)、自社メディアの売上高及びQAU(FY09/14以降は新会計方針) 1,015 1,003 945 1,016 1,135 1,302 1,306 1,383 1,555 1,658 1,532 1,490 1,481 1,543 1,451 1,520 1,624 1,526 107 99 78 93 84 83 85 120 261 354 366 383 454 473 387 383 372 340 1,122 1,102 1,023 1,109 1,219 1,385 1,391 1,503 1,816 2,012 1,898 1,873 1,935 2,016 1,838 1,903 1,996 1,866 -10% 0% 10% 20% 30% 40% 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 Q1

FY09/12 Q3 FY09/13Q1 Q3 FY09/14Q1 Q3 FY09/15Q1 Q3 FY09/16Q1 Q3 自社メディア 自社メディア以外 YoY(右軸) (JPYmn) 690 691 697 694 800 894 908 907 1,006 1,105 1,059 1,065 1,117 1,109 1,157 1,197 1,305 1,239 325 311 248 322 335 408 398 476 548 553 473 424 363 434 293 323 319 286 1,015 1,003 945 1,016 1,135 1,302 1,306 1,383 1,555 1,658 1,532 1,490 1,481 1,543 1,451 1,520 1,624 1,526 -10% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 0 500 1,000 1,500 2,000 Q1

FY09/12 Q3 FY09/13Q1 Q3 FY09/14Q1 Q3 FY09/15Q1 Q3 FY09/16Q1 Q3 ECナビ・PeX その他 YoY(右軸)

(JPYmn)

(15)

0.78 0.83 0.81 0.82 0.86 0.90 0.92 0.93 0.98 1.01 1.03 1.04 1.03 0% 2% 4% 6% 8% 10% 12% 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 Q1

FY09/12 Q3 FY09/13Q1 Q3 FY09/14Q1 Q3 FY09/15Q1 Q3 FY09/16Q1 Q3

(million) 出所:会社資料よりSR作成 その他インターネット関連事業 業績推移(百万円)(FY09/14以降は新会計方針) 171 238 258 251 246 256 283 234 343 283 283 266 273 234 231 132 212 181 -128 -129 -130 -76 -47 -38 -15 -51 -19 -30 3 -1 12 -29 -27 -10 3 0 44% 8% 10% -7% -20% -17% -18% -23% -22% -25% 0% 25% 50% 75% -150 0 150 300 450 Q1

FY09/12 Q2 Q3 Q4 FY09/13Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/14Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/15Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/16Q1 Q2 Q3 Q4 売上高 営業損益 売上高前年同期比(右軸) (JPYmn) 出所:会社資料よりSR作成 2016年9月期における主要な出資及び合弁企業設立等 同社は年率20%成長に向けて2016年9月期を「中長期での成長のためにM&Aを含め積極的に投資を行っていく」期 と位置づけている。アドテクノロジー事業では既存領域の市場シェア拡大と、今後の成長可能性の高い分野への 投資が、メディア事業ではメディア数の拡大に向けた投資が実行されるとみられる。下表はその一覧である。 2016年9月期の主要な出資及び合弁企業設立一覧(百万円) 年月日 社名 投資金額 出資比率 事業概要 2014年12月 メルメディア 32 65.0% 合弁会社設立 「朝時間.jp」などコンテンツメディアの企画・運営 2015年02月 インテリッシュ 20 51.0% 合弁会社設立 プレミアムな広告枠を中心としたプライベートマーケットプレイスの企画、開発、運営 2015年04月 ドゥ・ハウス 226 22.3% 持分法適用関連会社化 サンプリングマーケティング事業 2015年04月 Kauli 1,478 100.0% 連結子会社化 2015年5月より連結。2015年12月末付けでfluctと合併 2015年06月 ログリー 300 22.6% 持分法適用関連会社化 ネイティブ広告プラットフォーム「logly lift」の運営 2015年06月 メディア・ヴァーグ 49 20.0% 持分法適用関連会社化 交通にまつわるコンテンツメディア「乗り物ニュース」等の運営 2015年07月 マーケティングアプリケーションズ 株式交換 35.6% 持分法適用関連会社化 市場調査、データ集計・レポート作成等マーケティング関連アプリケーションの提供 2015年10月 ゴールドスポットメディア 100 25.0% 持分法適用関連会社化 動画広告プラットフォームの提供 2015年11月 coconala - - 出資 知識・スキルのオンラインマーケットを運営 2016年01月 FinTech Lab - - 新設 金融領域におけるテクノロジーを活用したイノベーションの研究開発 2016年01月 SYNC GAMES 50 20.3% 持分法適用関連会社化 スマートフォン向けゲーム関連事業 2016年01月 IT Realize - - 出資 クレジットカード一括管理アプリ「CRECO」を運営(FinTech領域のベンチャー企業) 2016年03月 Repro - - 出資 モバイルアプリ向けマーケティングツールの提供 2016年03月 TORICO - - 出資 マンガに特化した各種サービスを運営 2016年03月 ゴールドスポットメディア 450 100.0% 追加出資、完全子会社化 動画広告プラットフォームの提供 2016年03月 maneoマーケット - - 出資 ソーシャルレンディングサービス運営(FinTech領域のベンチャー企業) 出所:会社資料よりSR作成 通期会社予想に対する進捗

FY09/14 FY09/15 FY09/16 FY09/16 (百万円) Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 売上高 3,524 4,052 3,749 3,896 4,423 4,590 4,283 4,433 4,988 5,230 55.2% ~ 49.8% 18,500 ~ 20,500 営業利益 481 624 381 461 623 608 460 546 600 476 53.8% ~ 44.8% 2,000 ~ 2,400 経常利益 484 633 357 484 657 607 452 471 567 381 47.4% ~ 39.5% 2,000 ~ 2,400 当期利益 - - - - 410 395 - - 395 237 52.7% ~ 42.1% 1,200 ~ 1,500 通期予想 進捗率 出所:会社資料よりSR作成

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同社ではQ2のトピックスとして、1)アドテクノロジー事業では、ゴールドスポットメディア社の完全子会社化(4 月1日)による動画・リッチメディア広告分野への取組強化、2)メディア事業では「マンガペディア」、女性ラ イフスタイルメディア「ALOE」等の新規メディアのリリース、3)その他インターネット関連事業では、国内最 大手ソーシャルレンディングであるmaneoマーケット社への投資、をあげている。 Q1におけるトピックス:同社ではQ1のトピックスとして、1)アドテクノロジー事業ではKauliとのシナジー強化の成果であるfluct Direct ReachのリリースとZucks Ad Networkを含むデマンドサイド売上の伸長、2)メディア事業では、グルメメディアappeti等のリリースとPeX におけるビットコインの交換開始、3)その他インターネット関連事業ではFinTech Labの立ち上げとSYNC GAMES社への追加出資による持 分法適用関連会社化、をあげていた

また、Q3以降については、1)アドテクノロジー事業では、動画広告やネイティブ広告の強化と垂直統合の推進、 2)メディア事業ではポイントメディアの強化と新メディアの立ち上げ、3)その他インターネット関連事業では FinTech領域など新領域における積極的な事業開発、を行っていくとしている。

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旧会計方針 新会計方針

損益計算書 FY09/12 FY09/13 FY09/14 FY09/15 FY09/15 FY09/15 FY09/14 FY09/15 FY09/16

(百万円) 連結 連結 連結 連結 会予 達成率 連結 連結 会予 売上高 8,139 9,858 15,046 17,563 18,000 97.6% 15,222 17,730 18,500 ~ 20,500 YoY 2.7% 21.1% 52.6% 16.7% 19.6% - 16.5% 4.3% ~ 15.6% 売上総利益 3,292 3,844 5,962 6,522 - 6,030 6,562 - -総利益率 40.5% 39.0% 39.6% 37.1% - 39.6% 37.0% - -販管費 3,290 3,307 4,081 4,324 - 4,081 4,324 - -YoY - 0.5% 23.4% 5.9% - - 5.9% - -販管費比率 40.4% 33.6% 27.1% 24.6% - 26.8% 24.4% - -営業利益 2 536 1,881 2,198 2,300 95.6% 1,949 2,238 2,000 ~ 2,400 YoY -99.6% 24,423.2% 250.6% 16.9% 22.3% - 14.8% -10.6%~ 7.2% 営業利益率 0.0% 5.4% 12.5% 12.5% 12.8% 12.8% 12.6% 10.8% ~ 11.7% のれん償却前営業利益 14 548 1,888 2,256 1,961 2,296 YoY 3,927.0% 244.2% 19.5% -13.1% 17.1% 営業利益率 0.2% 5.6% 12.5% 12.8% 12.9% 13.0% 営業外損益 2 -7 10 -49 - 10 -49 - -金融収支 5 5 6 14 - 6 14 - -為替差損益 -7 -3 28 40 - 28 40 - -持分法投資損益 - -19 -10 -86 - -10 -86 - -その他 3 10 -13 -18 - -13 -18 - -経常利益 4 529 1,891 2,149 2,300 93.4% 1,959 2,189 2,000 ~ 2,400 YoY - 13,093.5% 257.3% 13.7% 21.7% - 11.7% -8.6%~ 9.6% 経常利益率 0.0% 5.4% 12.6% 12.2% 12.8% 12.9% 12.3% 10.8% ~ 11.7% 特別損益 -21 -19 -11 321 -11 321 法人税等 102 201 776 - 824 912 税率 -589.5% 39.4% 41.3% - 42.3% 36.3% 少数株主損益 -32 0 10 - 10 49 当期利益 -152 310 1,114 - 1,350 1,134 1,647 1,200 ~ 1,500 YoY - - 259.8% - - - 45.2% -27.1%~ -8.9% 当期利益率 -1.9% 3.1% 7.4% - 7.5% 7.5% 9.3% 6.5% ~ 7.3%

セグメント別 FY09/12 FY09/13 FY09/14 FY09/15 FY09/15 FY09/15 FY09/14 FY09/15 FY09/16

(百万円) 連結 連結 連結 連結 会予 達成率 連結 連結 会予 売上高 8,139 9,858 15,046 17,563 18,000 97.6% 15,222 17,730 18,500 ~ 20,500 アドテクノロジー事業(内部取引含む) 3,579 4,066 7,393 9,727 9,800 99.3% 7,566 9,833 SSP (Fluct) 917 2,310 4,909 6,912 5,065 7,012 PC 601 1,167 1,987 2,047 2,021 2,034 スマートフォン 315 1,142 2,922 4,865 3,044 4,977 Fluctの配信imp数(億) 712 1,258 2,283 2,954 2,374 2,951 eCPM(推定) 12.9 18.4 21.5 23.4 21.3 23.8 SSP (Fluct) 以外 2,662 1,756 2,484 2,815 2,501 2,821 メディア事業(同) 4,356 5,499 7,597 7,672 8,000 95.9% 7,600 7,694 自社メディア事業 3,979 5,127 6,234 - -ECナビ・PeX 2,773 3,509 4,233 - -その他自社メディア 1,207 1,618 2,001 - -マーケティングソリューション 377 372 1,363 - -QAU 81 90 101 - -推定ARPU(四半期ベース) 1,226 1,421 1,537 その他事業(同) 917 1,018 1,177 871 1,200 72.6% 1,177 872 YoY 2.7% 21.1% 52.6% 16.7% 19.6% 16.5% 4.3% ~ 10.8% アドテクノロジー事業(内部取引含む) 13.6% 81.8% 31.6% 32.6% 30.0% SSP (Fluct) 152.0% 112.5% 40.8% 38.4% PC 94.1% 70.2% 3.0% 0.6% スマートフォン 262.2% 155.8% 66.5% 63.5% Fluctの配信imp数(億) 76.7% 81.5% 29.4% 24.3% eCPM(推定) 42.6% 17.1% 8.8% 11.4% SSP (Fluct) 以外 -34.0% 41.4% 13.3% 12.8% メディア事業(同) 26.2% 38.2% 1.0% 5.3% 1.2% 自社メディア事業 28.8% 21.6% ECナビ・PeX 26.6% 20.6% その他自社メディア 34.1% 23.7% マーケティングソリューション -1.4% 266.6% QAU 11.2% 12.4% 推定ARPU(四半期ベース) 15.9% 8.2% その他事業(同) 11.0% 15.5% -26.0% -25.9% 営業利益 2 536 1,881 2,198 2,300 95.6% 1,949 2,238 2,000 ~ 2,400 アドテクノロジー事業(内部取引含む 223 275 987 1,282 1,470 87.2% 1,052 1,306 メディア事業(同) 242 413 938 969 860 112.7% 942 984 その他事業(同) -462 -152 -45 -53 -30 -45 -53 営業利益率 0.0% 5.4% 12.5% 12.5% 12.8% 12.8% 12.6% 10.8% ~ 11.7% アドテクノロジー事業(内部取引含む 6.2% 6.8% 13.4% 13.2% 15.0% 13.9% 13.3% メディア事業(同) 5.5% 7.5% 12.3% 12.6% 10.8% 12.4% 12.8% 従業員数 273 255 289 285 289 285 アドテクノロジー事業 84 96 110 106 110 106 メディア事業 48 48 74 115 74 115 その他 97 76 71 19 71 19 全社(共通) 44 35 34 45 34 45 エンジニア・制作 - - 136 151 136 151 営業・コンサルタント - - 52 69 52 69 バックオフィス - - 27 33 27 33 マネジメント - - 19 26 19 26 海外現地雇用 - - 55 6 55 6 出所:会社資料よりSR作成

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2016年9月期の経営方針

年率20%成長に向け「中長期での成長のためにM&Aを含め積極的に投資を行っていく」期との位置づけ 同社は中期計画を公表していないが年率20%の売上成長を一つの目標としている。基本的な考え方は2016年9月期 においても変化はないが、2016年9月期は20%成長に向けて「中長期での成長のためにM&Aを含め積極的に投資を 行っていく」期と位置付けられている。重点投資エリアは下表のとおり、アドテクノロジー事業が主体で、1)既 存領域であるSSP市場でのシェア拡大を目指し、SSP以外のサービスも含めた総合的な提案力強化を、2)新規領 域では広告主からメディアの流れの中で、SSP以外の工程との垂直統合を推進していく、というもの。メディア事 業では、収益構造を更なる健全化を進めるとともに、新メディアの立上げに力を入れていく計画である。 重点投資エリア 新規領域 既存領域 アドテクノロジー事業 市場シェア拡大 垂直統合の推進 規模拡大 メディア数の拡大 メディア事業 その他インターネット関 規模拡大 新規事業の創出 出所:会社資料よりSR作成 M&Aの考え方 M&Aについては、従来と同様にアドテクノロジー事業・メディア事業の既存領域の「拡大」「成長」「深化」「補 完」に繋がる対象先の、優先順位が高いとみられる。同社では規模に関わらず、良質なM&A対象先があれば積極 的に行っていきたいと述べている。 2015年9月期の主要な出資及び合弁企業設立一覧(百万円) 年月日 社名 投資金額 出資比率 事業概要 2014年12月 メルメディア 32 65.0% 合弁会社設立 「朝時間.jp」などコンテンツメディアの企画・運営 2015年02月 インテリッシュ 20 51.0% 合弁会社設立 プレミアムな広告枠を中心としたプライベートマーケットプレイスの企画、開発、運営 2015年04月 ドゥ・ハウス 226 22.3% 持分法適用関連会社化 サンプリングマーケティング事業 2015年04月 Kauli 1,478 100.0% 連結子会社化 2015年5月より連結。2015年12月末付けでfluctと合併 2015年06月 ログリー 300 22.6% 持分法適用関連会社化 ネイティブ広告プラットフォーム「logly lift」の運営 2015年06月 メディア・ヴァーグ 49 20.0% 持分法適用関連会社化 交通にまつわるコンテンツメディア「乗り物ニュース」等の運営 2015年07月 マーケティングアプリケーションズ 株式交換 35.6% 持分法適用関連会社 市場調査、データ集計・レポート作成等マーケティング関連アプリケーションの提供 2015年10月 ゴールドスポットメディア 100 25.0% 持分法適用関連会社化 動画広告プラットフォームの提供 出所:会社資料よりSR作成

数値目標について

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損益計算書 FY09/12 FY09/13 FY09/14 FY09/15 FY09/15 FY09/15 FY09/14 FY09/15 FY09/16

(百万円) 連結 連結 連結 連結 会予 達成率 連結 連結 会予 売上高 8,139 9,858 15,046 17,563 18,000 97.6% 15,222 17,730 18,500 ~ 20,500 YoY 2.7% 21.1% 52.6% 16.7% 19.6% - 16.5% 4.3% ~ 15.6% 営業利益 2 536 1,881 2,198 2,300 95.6% 1,949 2,238 2,000 ~ 2,400 YoY -99.6% 24,423.2% 250.6% 16.9% 22.3% - 14.8% -10.6%~ 7.2% 営業利益率 0.0% 5.4% 12.5% 12.5% 12.8% 12.8% 12.6% 10.8% ~ 11.7% 経常利益 4 529 1,891 2,149 2,300 93.4% 1,959 2,189 2,000 ~ 2,400 YoY - 13,093.5% 257.3% 13.7% 21.7% - 11.7% -8.6%~ 9.6% 経常利益率 0.0% 5.4% 12.6% 12.2% 12.8% 12.9% 12.3% 10.8% ~ 11.7% 当期利益 -152 310 1,114 - 1,350 1,134 1,647 1,200 ~ 1,500 YoY - - 259.8% - - - 45.2% -27.1%~ -8.9% 当期利益率 -1.9% 3.1% 7.4% - 7.5% 7.5% 9.3% 6.5% ~ 7.3% 出所:会社資料よりSR作成

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2016年9月期の会社計画は、売上・利益項目とも範囲を示しての予想となっている。これは、主にアドテクノロジー 事業の業績の振れ幅が大きくなる可能性があることによるもの。市場拡大は見込むものの、競争環境による売上 総利益率への影響、先行投資負担、2015年8月期に起こったような一部広告主による広告費縮小などのリスクを慎 重に織り込んだものとSR社ではみている。

メディア事業については収益構造の強化が進められていることから収益は底堅く動き、その他インターネット関 連事業ではVOYAGE SYNC GAMES社やサポーターズ社の貢献による営業黒字化を見込んでいるとみられる。

先行投資負担:2017年9月期の業績貢献を目指して 将来的な成長に向けた先行的な投資負担については切り分けが難しいとの前提のもと、販管費ベースでは400百万 円ほど計画には織り込まれている模様である。ただ、当然ながら事業環境の変化等状況に応じて増減はあり得る としている。具体的な中身としては、優秀な人材の獲得、メディア事業における広告費の可能性(投資効果が見 込まれる状況になれば踏み込んでいく可能性あり)、2015年9月期に行われたM&A関連の費用増、といったもの。 M&A関連費用については、2016年9月期に行われるものは含まれていない。 また、これまで行ってきた先行投資も含めて2017年9月期には業績貢献を目指していきたいとしている。 当期利益の減益は2015年9月期の特殊要因によるもの また、当期利益が減益予想となっているが、これは2015年9月期に持分変動利益394百万円を特別利益として計上 したため。 以下、セグメント別の考え方をまとめてみたい。

アドテクノロジー事業

業績推移(百万円) 1,647 2,053 1,854 2,011 2,459 2,533 2,342 2,497 225 378 187 261 377 384 243 301 13.7% 18.4% 10.1% 13.0% 15.3% 15.2% 10.4% 12.1% 0% 4% 8% 12% 16% 20% 24% 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 Q1

FY09/14 Q2 Q3 Q4 FY09/15Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/16Q1 Q2 Q3 Q4 売上高(内部取引含む) 営業利益 営業利益率(右軸) 出所:会社資料よりSR作成 概要 アドテクノロジー事業の基本方針は、1)既存領域であるSSP市場でのシェア拡大を目指し、SSP以外のサービス も含めた総合的な提案力強化を、2)新規領域では広告主からメディアの流れの中で、SSP以外の工程との垂直統 合を推進していく、と考えられる。 2016年9月期の市場環境としては、市場拡大は見込むものの、競争環境による売上総利益率への影響、先行投資負 担、2015年8月期に起こったような一部広告主による広告費縮小などのリスクを慎重に織り込んだものとSR社では みている。

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競争環境による売上総利益率への影響 2016年9月期は、競合先と大手メディアに対しての顧客獲得競争による売上総利益率の低下を慎重にみている模様 だ。2016年11月時点で売上総利益率が減少計画にある訳ではないものの、少ないながらもそうした競合状況がみ られるという。顧客獲得競争は仕入コストの上昇、即ち売上総利益の低下をもたらす。同社では中堅中小メディ アへ注力していることから影響は大きくないとみられるが、プログラマティック取引広告市場全体への波及を慎 重に見たものとSR社では推測している。同社ではアドテクノロジー事業の売上総利益率を1ポイント程度押し下げ る要因としてみている模様だ。特にスマートフォンはPCと比較して規模の大きいメディアが少ないことから競争 が起きやすいとみられる。 先行投資負担 2015年9月期も中期的な成長を見据えた人材強化を図ってきたが、2016年9月期も引き続き積極的に優秀な人材の 獲得を計画している。また、2015年9月期にM&Aを行った先の償却負担等の関連費用も織り込んでいるとみられる。 償却負担の大きいところでは、Kauli社の暖簾償却は2015年9月期が5か月分であったことから2016年9月期は前期 比で約70百万円の負担増となる見通し。 既存領域 アドテクノロジー事業における主な既存領域はSSPサービス。市場環境としては2015年9月期下期における一部の 大手広告主の出稿量抑制といった状況があるものの、同社では引き続き成長市場としてみている。本質的な成長 戦略に変化はなく、オンライン広告市場において、顧客であるメディアの広告収益最大をもたらす様々なサービ スの拡大を目指しているとみられる。具体的には、1)SSPの市場シェアを更に拡大するとともに、2)アドネット ワーク等の垂直統合を推し進めて、3)また、プレミアム市場等成長有望な市場への布石を着実に打っていくとい うもの。 SSPサービス 業績推移(百万円、億imp) 493 528 520 494 490 577 797 777 890 1,196 1,281 1,211 1,287 1,030 1,364 1,285 1,384 1,725 1,801 1,706 1,778 17% -8% -3% -1% 107% 61% 56% 45% -20% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 120% 0 300 600 900 1,200 1,500 1,800 2,100 Q1

FY09/14 Q2 Q3 Q4 FY09/15Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/16Q1 Q2 Q3 Q4

SSP(PC) SSP(スマートフォン) YoY(PC、右軸) YoY(スマートフォン、右軸) 493 568 607 705 721 761 739 729 46.2% 34.0% 21.7% 3.4% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 0 100 200 300 400 500 600 700 800 Q1

FY09/14 Q2 Q3 Q4 FY09/15Q1 Q2 Q3 Q4 FY09/16Q1 Q2 Q3 Q4 インプレッション数 YoY(右軸)

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シェア拡大に注力する計画。ただ、同社では、顧客であるメディアの収益最大化を目指してSSP以外も含めた総合 的なコンサルティング営業を進めており、2016年9月期はSSPの売上推移だけでなくアドテクノロジー事業全体の 売上を注視していきたいとSR社では考えている。 メディアの広告収益最大化に向けた取組 同社では、2010年10月よりGoogle社のGoogle AdSense(ウェブサイトに関連性の高いGoogle広告を掲載する広 告サービス)の提供を、2015年4月からはGoogle社のDoubleClick Ad Exchangeの取扱を開始してプレミアム広告 の提案を行うなど、6,000以上のメディアに対して広告収益の最大化を行ってきた。これらは、SSPの売上高には 含まれないが、着実に業績に貢献してきているとしている。同社のコンサルティング営業に新たなパーツが加わっ たといえる。 2015年10月の「サイト運営者向けGoogle認定パートナー」認定で、更に肌理細やかなサポート提供が可能に そして、2015年10月にはGoogle社が新設した認定代理店制度「サイト運営者向けGoogle認定パートナー」に認定 され、メディアに対して様々な分野でより肌理細やかなサポートを提供することが可能となった。これらサービ スは、ただ導入しただければ収益向上には繋がらず、Google社の持つ広告力を活用するためには細かな調整(同 社の付加価値)が必要となる。同社ではこうした分野に長けており、同様の調整力を持つ競合も少ないとみられ る。このような総合的な提案力が新たな強みとなりつつある点にSR社では注目している。 既存及び新規領域 垂直統合 インターネット広告市場のバリューチェーンにおけるマージン構造 SSP�売上 自社メディア Zucks AdNW 15~ 30 10~ 15 15~ 20 40~ 55 100 広告 代理店 DSP / ADNW 媒体社 (メディア) SSP 出所:会社資料よりSR作成 同社では、インターネット広告市場のメディアから代理店までのバリューチェーンにおいて、SSP・アドネットワー ク以外のサービスも提供することで事業の垂直統合を図るとともに、売上総利益率の向上を狙っている。既に有 しているのが、SSPより広告主側の工程にあたるスマートフォン向けアドネットワーク(広告を配信するネット ワーク)である「Zucks Ad Network」。ファンコミュニケーションズ社(東証1部2461)のアドネットワーク「nend」 への対抗軸として従来からも強化されてきたが、更に成長させるべく強化を図っていく計画である。 また、「Zucks Ad Network」は増収基調を継続し、2015年9月期は各四半期とも20%超の成長を継続している。地 道な営業活動の成果としているが、細かい調整やシステムのアップデートに加えて、人的リソースを充てている ことも成長の要因とみられる。クライアントはゲーム関連企業が多いとみられるが、同社は中長期的にはナショ ナルクライアントをより強化していきたいとしている。2016年9月期において注力する領域と、同社ではコメント しており、SR社では状況を注視している。

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