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四国がんセンター
独立行政法人国立病院機構
四国がんセンター
婦人科 病棟
主治医/担当医【 】
受け持ち看護師【 】
2009年7月10日 作成 2017年5月2日 改定子宮全摘+リンパ郭清
婦人科手術を
受けられる方へ
さま
私たちは
Ⅰ.入院や手術に対する不安を軽減し、最良の状態で
手術が受けられるようにお手伝いいたします
Ⅱ.手術後の苦痛を軽減し、合併症を起こさず順調に
回復され、安心して退院を迎えられるよう
お手伝いいたします
このパンフレットには、病気や手術、日常生活で注意していただきたいポイント などを記載しています また、日々の目標として「医療スタッフの目標」をあげ、さらによりよい状態で 退院を迎えられるよう「患者さんご自身の目標」もあげています 入院は約2週間を予定しています 私達は、あなたが不安なく入院生活を送れるよう、サポートさせていただきます このパンフレットの内容は当院での標準的な医療を記載しています 手術後の回復は、個人差が大きいため、あなたの身体の状態によっては 内容どおりに進まないこともありますが、私達医療スタッフは、その都度対応して いきますのでご安心ください
ダイアリー
<時間> <予定> 13:00 入院 18:00 夕食 21:00 下剤の内服 【手術3日前】 21:30 消灯 【以下のことを予定しています】 ・病棟案内 ・身体測定、体温・血圧・酸素飽和度測定 ・入院、手術オリエンテーション ・手術室入室方法の確認 ・歯科受診 <内服薬> ・お手持ちのお薬は、全て看護師にお見せください (内服薬、外用薬、点眼薬、点鼻薬、点耳薬など) ・また、入院1ヶ月前までに使用していたお薬があれば お知らせください ・便秘傾向の方は看護師に申し出てください *手術3日前の眠る前に下剤(粉薬・錠剤)を内服します <食事> ・特に制限はありません(医師の指示がある場合を除く) <説明> ・外来で手術の説明を受けていない場合は医師から 説明があります ・説明を聞いた後、納得し同意できれば同意書に署名を して看護師にお渡しください
手術に必要な物を準備しましょう
□術衣1枚 □病衣2枚 □腹帯2枚 □オムツ2枚 □夜用ナプキン □吸いのみ(曲がるストローとコップも可) □必要時、付き添い用寝具入院日・手術3日前 月 日
今日の目標
入院生活、病気、手術について医師・看護師の説明が
理解できる
*2階売店「くろ~ば~」でも 販売・レンタルしています【医療スタッフの目標】
入院生活の説明を行います
手術に向けての説明・準備を行います
シャワー浴ができます 活動に制限はありませんMEMO
疑問に思ったこと、質問したいことなど・・・
メモ用紙としてご利用ください
<時間> <予定> 6:00 起床 7:30 朝食 10:00 検温 飲水量と尿量を計測していただきます(24時間) 12:00 昼食 うがいと深呼吸の練習を行います リンパ浮腫についての説明と下肢測定をします 18:00 夕食 21:00 下剤の内服 眠る前に下剤(粉薬・錠剤)を内服します 21:30 消灯 シャワー浴ができます 活動に制限はありません
【医療スタッフの目標】
手術に向けての説明・準備を行います
手術2日前 月 日
今日の目標
手術について医師・看護師の説明が理解できる
MEMO 気になることや症状など書き留めておきましょう手術前 水分出納表
月 日 ( )
(朝 : ~翌朝 : までを1日分とします)時間
水分(ml)
尿(ml)
便
(回)備
考
量
計
量
計
時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 ※普段通りに水分はとってください1.深呼吸<深呼吸の上手な仕方>
1)胸式呼吸 ラジオ体操の深呼吸のようにします ①仰向けに寝て、全身の力を抜く ②鼻から大きく息を吸う ③口からゆっくり息を吐く2 .痰の出し方
傷口を押さえて、小さな咳を2~3回することで痰を徐々にのどの方向に近づけます そして、最後にさっきよりもう少し大きな咳をして出すと楽です3.うがいの練習
水を口に含み、寝たままで顔を横に向けてブクブクうがいをした後、ゆっくり口の 横から流すように吐き出しましょう うがいを度々行い、口腔内を清潔にしましょう うがいをすることによって、痰も出しやすくなります4.身体の動かし方
身体を動かすことは 1)痰を出しやすくし 2)血液循環を良くして傷の治りを早め 3)腸の動きを良くしてガスを出す 回復を早めることができます 手術後に身体を動かすことは、痛みをともない つらいと思いますが、積極的にがんばりましょう 手術に備えての練習 手術後は、傷の痛みがあり深呼吸がしにくくなったり 痰が出しにくくなることがあります その為、肺炎が起きやすくなり回復が遅れますので 十分練習しましょう 2)腹式呼吸 ウエストを太くしたり細くしたりする気持ち でします ①手をおなかの上に置き、息をゆっくり吐く ②お腹に当てた手を押し上げるようにして 息を吸う ③おなかを引っ込めるように息を吐く<時間> <予定> 6:00 起床 7:30 朝食 <手術前処置> (低残渣食) ・おへその掃除をします ・上腹部から下腹部にかけて除毛します 10:00 検温 ・手術前の準備が終わればシャワー浴をしましょう 手術前処置 爪を切り、マニキュア・ペディキュア・ジェルネイル・ シャワー浴 スカルプネイルをされている方は落としておいてください また、まつげのエクステンションをされている方は、 お知らせください ・排便を促すため13時頃に下剤を飲んでいただきます (水薬2種類 200ml) ・水分はできるだけ多く摂取しましょう (1000ml以上) ・手術に必要な物品の確認をします 12:00 昼食 <食事> (低残渣食) ・治療食のため病院食以外の食事は食べないように してください 13:00 下剤の内服 ・21時以降は絶食です (翌朝6時30分まで水200ml程飲んでも構いません) ・うがいや歯磨きは21時以降もしていただけます 18:00 夕食 (流動食) <活動> ・活動に制限はありません 21:00 安定剤の ・必要な方には安定剤(睡眠剤)を準備しております 内服 ・21時頃に少量の水で服用していただきます ゆっくりお休みください 21:30 消灯 時間については 担当看護師と 相談しましょう いよいよ明日は手術です 今日は手術の準備をします
手術前日 月 日
今日の目標
手術に向けて体調を整えることができる
手術についての医師・看護師の説明が理解できる
【医療スタッフの目標】
手術に向けての説明・準備を行います
<時間> <予定> 6:00 起床 排便がありましたら流さずに看護師にお知らせください (必要時には浣腸をします) 7:00 検温、血圧測定 洗面・歯磨き・うがいはできます 引き続き食事ができません ※6時30分以降、飲水もできません 指示された薬がある方は少量の水でお飲みください (薬名: ) 9時以外の手術の方は点滴を行います 手術 準備 30分前 連絡があればトイレを済ませてください 看護師が準備する手術衣に着替えて頂きます 検温、血圧測定 手術 出発 5分前 準備ができたら選択した入室方法(歩行・車椅子・ストレッチャー) で手術室へ行きます
手術当日(手術前) 月 日
今日の目標
リラックスして安全に手術を受けることができる
・手術室へ行く前は、身に付けている貴金属をはずして準備してください (指輪、ネックレス、ピアス、ヘアピン、時計、義歯、コンタクトレンズなど) ・貴重品は ご家族の方が保管してください ・お化粧はしないでください ・ご家族の方は( )時にはお越しください ・手術中ご家族は病室にてお待ちください 病室を離れる際は、必ずスタッフに声をかけてください手術が終わり、あなたが病室に戻ったら、医師・看護師は、あなたの状態を 最善に保つため、以下のことを行います 検温・血圧測定 ・状態観察のため、血圧計を腕に巻き、帰室時・帰室後15分、30分、 1時間後、以降は2時間ごとに測定をします 酸素吸入・深呼吸 ・翌朝8時頃まで酸素吸入を行います ・目覚めたときは深呼吸をしましょう 心電図モニター ・手術後の状態を安全に管理するために、翌日まで心電図モニターがつきます 点滴 ・飲んだり食べたりすることが出来ないため、手術後から持続して点滴をします 尿管 ・手術中に尿をとる管が入ります ・手術後2日目頃に管を抜きます 排液のための管 ・手術中にお腹の中に管が入ることがあります ・手術後3日目頃、主治医の許可が出れば抜きます 傷について ・傷の上には透明のテープを貼っています ・手術後数日は貼ったままで傷の観察をします 痛み ・背中に痛み止めのために管が入っています ・痛みを我慢せずにお伝えください 状態によっては、追加で痛み止めを行います
手術当日(手術後) 月 日
今日の目標
痛みを我慢しないようにしましょう
うがい ・麻酔が覚めたのを確認できればうがいができます (初めは看護師が行います) ・翌朝、医師許可があるまで飲水はしないでください 運動 ・手術より帰室直後よりベットの頭元を少し上げます ・手術後2時間頃より横向きになれます ・手術後6時間頃より枕ができます ・血栓を予防する器械を翌朝8時まで足に着けます 血栓予防のために膝を立てたり足を動かしましょう 血栓予防の注射をします(帰室時間により時間は異なります) *ご家族の方へ* ・手術中は病棟の談話室または病室にてお待ちください ・手術後、主治医から手術の結果について説明があります 説明があるまでお待ちください ・夜間、病室で付き添いされる方は、お一人でお願いいたします ・布団、食事は各自でご用意ください なお、布団は2階「くろ~ば~」でレンタルできます 詳しくは看護師におたずねください
【医療スタッフの目標】
手術後の合併症を起こさないように注意します
MEMO 気になることや症状など書き留めておきましょう<時間> <予定> 2:00 検温 4:00 検温 6:00 起床、検温 温かいタオルをお持ちします ベッド上で座って洗面、歯磨きをしましょう 8:00 酸素吸入と足の器械を止めます 9:00 血液検査があります 血栓予防の注射をします 点滴があります 10:00 検温 医師の許可があれば、看護師の見守りのもと水分をとってみましょう 14:00 検温 19:00 検温 洗面、歯磨きをしましょう 21:00 検温 21:30 消灯
【医療スタッフの目標】
手術後の合併症起こさないように注意します
手術後1日目 月 日
今日の目標
安静にしているときの痛みがない
ベッド上で座る、ベッドの横で立つことができる
室内を歩くことができる
本日は食事はできません 医師の許可が出れば 水分をとることができます ・ガス、便が出たときは、時間・回数・量をお知らせください ・チューブ類は引っ張らないように気をつけてください ・最初に身体を動かすときは、看護師が一緒に行います 医師の指示で内服薬 (血液をサラサラにする薬以外)を 再開する場合はお知らせします 看護師と一緒にベッドの横に立って お部屋の中を歩く練習をします 看護師が身体を拭きます<時間> <予定> 6:00 起床 7:00 検温 7:30 朝食 9:00 点滴があります 血栓予防の注射をします 10:00 検温 尿の管を抜きます ※尿の管を抜いた後、翌朝10時まで 尿量・飲水量を記載してください 12:00 昼食 14:00 検温 18:00 夕食 19:00 検温 21:30 消灯 本日の食事は 5分粥食です
手術後2日目 月 日
今日の目標
安静にしているときの痛みがない
室内を歩くことができる
・ガス、便が出たときは、時間・回数・量をお知らせください ・チューブ類は引っ張らないように気をつけてください MEMO 気になることや症状など 書き留めておきましょう【医療スタッフの目標】
手術後の合併症を起こさないように注意します
医師の指示で内服薬 (血液をサラサラにする薬以外)を 再開する場合はお知らせします 室内を歩くことができます 身体を拭きます できるところは自分で 拭いてみましょう手術後 水分出納表
月 日 ( )
(朝 : ~翌朝 : までを1日分とします)時間
水分(ml)
尿(ml)
便
(回)備
考
量
計
量
計
時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分 時 分<時間> <予定> 6:00 起床 7:00 検温 7:30 朝食 9:00 点滴があります 背中の痛み止めの管を抜きます お腹の管を抜きます 10:00 検温 12:00 昼食 14:00 検温 18:00 夕食 19:00 検温 21:00 下剤の内服 下剤(粉薬・錠剤)の内服を再開します 21:30 消灯
【医療スタッフの目標】
手術後の合併症を起こさないように注意します
・ガス、便が出たときは、時間・回数・量をお知らせください ・チューブ類は引っ張らないように気をつけてください手術後3日目 月 日
今日の目標
安静にしているときの痛みがない
病棟内を歩くことができる
食事をゆっくりと食べることができる
本日の食事は 7分粥食です 病棟内を歩くことができます 自分で身体を拭いてみましょう 管が何もなければシャワー浴は可能です (初回は必ず看護師がお手伝いします) 浴槽につかるのは 退院後の初回外来まで禁止です<時間> <予定> 6:00 起床 7:00 検温 7:30 朝食 9:00 点滴があります 10:00 検温 12:00 昼食 14:00 検温 18:00 夕食 19:00 検温 21:00 下剤の内服 下剤(粉薬・錠剤)を内服します 21:30 消灯 病棟内を歩くことができます シャワー浴ができます (必要に応じて看護師がお手伝いします) 浴槽につかるのは 退院後の初回外来まで禁止です ・ガス、便が出たときは、時間・回数・量をお知らせください
手術後4日目 月 日
今日の目標
病棟内を歩くことができる
全身シャワー浴ができる
食事をゆっくりと食べることができる
排便のコントロールができる
本日の食事から 普通食です【医療スタッフの目標】
手術後の合併症を起こさないように注意します
<時間> <予定> 6:00 起床 7:30 朝食 10:00 検温 医師が傷をとめている金具をはずします 12:00 昼食 18:00 夕食 21:00 下剤の内服 下剤(粉薬・錠剤)を内服します 21:30 消灯 病院内を歩くことが できます シャワー浴ができます
【医療スタッフの目標】
傷やお腹の観察を行い、異常の早期発見に努めます
手術後5日目 月 日
今日の目標
病院内を歩くことができる
シャワー浴ができる
食事をゆっくりと食べることができる
排便のコントロールができる
MEMO 気になることや症状など 書き留めておきましょう<時間> <予定> 6:00 起床 7:30 朝食 10:00 検温 12:00 昼食 18:00 夕食 21:30 消灯 病院内を歩くことが できます シャワー浴ができます
【医療スタッフの目標】
傷やお腹の観察を行い、異常の早期発見に努めます
手術後6日目 月 日
今日の目標
病院内を歩くことができる
シャワー浴ができる
食事をゆっくりと食べることができる
排便のコントロールができる
MEMO 気になることや症状など 書き留めておきましょう<時間> <予定> 6:00 起床 7:30 朝食 血液検査と尿検査があります 医師が傷を止めている糸を抜きます 10:00 検温 12:00 昼食 18:00 夕食 21:30 消灯 病院内を歩くことが できます シャワー浴ができます
【医療スタッフの目標】
傷やお腹の観察を行い、異常の早期発見に努めます
手術後7日目 月 日
今日の目標
病院内を歩くことができる
シャワー浴ができる
食事をゆっくりと食べることができる
排便のコントロールができる
MEMO 気になることや症状など 書き留めておきましょう<時間> <予定> 6:00 起床 7:30 朝食 10:00 検温 12:00 昼食 18:00 夕食 21:30 消灯 病院内を歩くことが できます シャワー浴ができます
【医療スタッフの目標】
リンパ浮腫について説明を行います
退院指導(日常生活・継続ケアについて)を行います
今日の目標
リンパ浮腫についてのビデオを見ることができる
退院後の日常生活についての説明を受けることができる
排便のコントロールができる
体力回復に向け散歩をすることができる
・医師が診察(内診、手術の実際、退院生活の説明)し、 退院が許可されると、退院日を調整します MEMO 気になることや症状など 書き留めておきましょう 【手術後8日目】 ・看護師より『リンパ浮腫の予防と治療について』の説明があります ・リンパ浮腫についてのビデオを観ます 【手術後9日目】 ・看護師より「退院後の生活」について説明があります手術後8日目~退院前日 月 日~ 月 日
<時間> <予定> 6:00 起床 7:30 朝食 退院日は10時には退室できるように準備をお願いします 10:00 退院 退院前にお忘れ物がないかご確認ください
【医療スタッフの目標】
退院後の生活について説明します
退院日 月 日
今日の目標
退院後の日常生活について理解できる
日常生活が自立できる
次回外来受診日は
月 日( )時
の予定です
退院前に気になること、 心配なことがあれば 遠慮なくお尋ねくださいMEMO
疑問に思ったこと、質問したいことなど・・・
メモ用紙としてご利用ください
卵巣や子宮をとったところには腸が入り込むため、空洞にはなりません □片方の卵巣を取った場合は、残された卵巣が今までどおり二つ分の卵巣の 働きをします 女性ホルモンの分泌の変化はありません 排卵もあります 排卵期に起こっていた症状は同じように出ます □両方取った場合、卵巣からのホルモンの分泌・排卵は起こりません そのため更年期症状が起こり易くなりますが、女性ホルモンにかわる ホルモン分泌が副腎からも多少はありますので、必ずしも症状が出るとは 限りません 更年期症状の強いときは、ホルモン補充療法をすることもあります 子宮を摘出しても腟からの分泌物があるのでおりものは今までどおり ありますが、月経はありません 閉経前で卵巣が残っている場合は、月経はなくても更年期症状は起きません
手術後の身体の変化
一日も早く健康を回復していただくために 退院後の注意等、説明します 手術の内容や結果については、医師から説明があります わからないこと、気になることなどありましたら 遠慮なくご相談ください手術の際に多少なりとも尿管や膀胱の壁を触っていますので、尿が出にくかった り、下腹部に不快を感じる事がありますが、これらの症状には個人差があります 尿意を我慢しすぎたり、水分を取る量が少ないときに膀胱炎になりやすい状態に なっています 膀胱炎症状が現れた時は、水分を多くとってください それでも良くならない時は受診しましょう
膀胱炎について
膀胱炎症状(しみる、残った感じがする、尿がにごっている 尿が出にくい、度々尿に行きたい感じがする)など 手術前から便通を調節しておきましょう 1日に1回排便がない又は日頃から便秘気味な方は看護師に申し出てください 手術後の創部の経過を良くする為に、手術の3日前から下剤の内服を開始します 便通を円滑にするためにも、手術前から普段よりやや多めに水分をとるよう にしてください 手術後は、腸の動きを良くするために、可能な範囲内で早めにベッド上で動く ようにしてください 手術後食事が始まる頃から、下剤の内服を再開します 無理に腹圧をかけなくても、少なくとも2日に1回は排便があるように 調節しましょう 下剤を内服しても排便のない場合は、看護師にお知らせください 排便の時間を決め、周期的にトイレに座る習慣をつけましょう 便が出にくい時は、無理に腹圧をかけず、看護師にご相談ください 無理に腹圧をかけると不正性器出血の原因になります 食事は、消化の良い物をお召し上がりください また、よく噛んでから飲み込むようにしましょう手術後の排尿・排便について
治療の原則は、日常生活での予防方法を早くから理解して守ることです!! 現時点では、リンパ浮腫は完治することはありませんが、ある程度までは症状を改善することが できます。 逆に放置しておくと徐々に進行して、カチカチの脚になってしまいます。 残されたリンパ管をできるだけ活発に働かせてやることで、むくみも減少し、副行路(つぶれた リンパ管のまわり道、バイパス)が発達してきます。
リンパ浮腫とは
リンパ節とリンパ管
リンパ浮腫(脚のむくみ)の予防と治療
子宮がん、卵巣がん、膀胱がん、前立腺がん、下肢の皮膚がんなどの手術では、リンパ節への転 移の可能性を考えて、骨盤内やそけい部(太もものつけ根)にあるリンパ節が切除されます。 そのため、リンパ管がつまり、リンパ液(体の組織に栄養をあたえ、老廃物を運び去る役目を持 つ体液)の流れが悪くなって脚のむくみを生じてきます。 この状態をリンパ浮腫といい、手術直後や数年してからあらわれることがあり、放射線治療後に も同様にむくみが生じてくることがあります。 切除されるリンパ節の部位・数や手術の方法によって、浮腫の程度は異なります。 また、同じ治療を受けても個人により差があります。 *リンパ節とは、リンパ液の通り道である全身のリンパ管 の途中にある関所のようなもので、太もものつけ根やわき の下に多くみられる小指の先ぐらいの柔らかい組織です。 *リンパ管とは皮下の脂肪層の間を網目状に分布する細 い管(直径0.2mmから0.5mm)で腕のリンパ管は脇 の下のリンパ節へ、脚のリンパ管は太ももの付け根のリ ンパ節へ集まり、太いリンパ管となって体の中心の静脈 へ流れ込みます。リンパ浮腫の治療の原則
次のページから、リンパ浮腫を予防するための具体的な方法を説明いたしますので、 心がけるようにしましょう! リンパ節 リンパ管 副行路 バイパス リンパ管がつぶれている所1 現在むくみのない方は次の1)から8)までを心がけてください。 ※むくみのない患者さんにマッサージの必要はありません。 1)けがをしない。 2)ゴムがきつい下着やソックスで、からだの一部分だけをしめつけるのは避けましょう。 3)少し足をあげる。(10㎝くらい) 寝るときに布団の下にクッションを置いて、足をあげる。 (片足だけでは姿勢が不自然なので、両足をあげるようにしましょう。) 4)長時間の立ち仕事は避ける。 5)長時間椅子に座っているときは、むかいの椅子に足をあげる。 6)正座をしない。 7)適度な運動をする。(軽くリズミカルに動かす。) 軽くリズミカルな運動はリンパの流れをよくします。 重力の影響が少ない水泳は、リンパ浮腫の治療として昔からよく知られています。 長時間の立ち仕事や座っての仕事を続けなければならない時などは、じっとしていると むくみが強くなる一方なので、時々足首や膝を曲げ伸ばしする動作をくり返すなど、 リズミカルに動かすように努力してください。 ただし、疲れるまで動かしつづけると静脈の流れが悪くなりむくみが強くなります。 疲れない程度に軽く動かすようにしましょう。 8)体重の増加に気をつける。 いろいろな予防や治療を行っても、太っていると効果が出ないことが多いようです。 また体重が増えるとむくみが悪化するので標準体重を維持するように心がけましょう。
リンパ浮腫の予防と治療の具体的方法
2 症状が出てきた方は、次の方法を追加してむくみの改善につとめましょう。 1)マッサージをする。 ★マッサージ開始前の準備運動 ① 肩回しを10回(鎖骨が動くのを感じながら、両腕を前から後ろへ大きく回転しましょう。) ② 腹式呼吸を5回(口からゆっくり口笛を吹くよう息を吐き、鼻からゆっくり息を吸う。) 行ないましょう。 ⑥ ④ ⑤ ③ ② ① ★マッサージの方法(図の番号参照) ①最初にむくんでいる脚と同側のわきの下をマッサージし、 わきの 下の リンパ節へ流れ込みやすくします。 ②胴体の部分は、わきの下に向けて流します。 ③太ももは、腰骨の外側に向けて流します。 ④膝の周囲は、上に向けて流します。 ⑤ふくらはぎは、足首から膝に向けて流します。 ⑥足はつま先から上に向けて流します。 最後に仕上げとして、図⑥⇒⑤⇒④⇒③⇒②の順でわきの下へ 流します。 手のひら全体で ゆっくりすり上げる。 硬くなった部分は手のひら全体で やわらかく揉みほぐす。 2)弾性ストッキング、バンデージを使用する。 これまでにのべた治療法で、少しずつ細くなった足を維持するために、外側から強い圧力を 加えてリンパ液が落ちてくるのを防ぐために「弾性ストッキング」を用いることがあります。 ただし弾性ストッキングは、あくまでも他の方法で細くした足を維持するためのもので、 これだけでは細くすることはできません。 さらにむくみが強い場合はバンデージ(リンパ浮腫専用の圧迫包帯)による強制的な圧迫 が必用となってきます。 この方法は専門的な知識と正しい包帯の巻き方の理解が必要となります。 3)薬物療法について 残念ながらリンパ浮腫に効く薬は現状ではありません。 ※ 炎症(発赤や痛み)があるときは、マッサージを中止しましょう。 下腹部や下肢の手術後では、骨盤内やそけい部(足のつけ根)のリンパ節を切除するため、 この部分へのリンパ液の流れが悪くなっています。そのため、リンパ液を正常なリンパ節の 残っている同側の脇の下まで誘導する目的でマッサージを行います。 リンパ浮腫のマッサージは、一日2~3回(朝、昼、夕)、各15~20分ずつ行うのが 適当です。