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「潜在力」を見抜くインタビュー

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Academic year: 2021

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(1)

2019年新卒採用

振り返りワークショップ

株式会社人材研究所 代表取締役社長

(2)

自己紹介

曽和利光

1995年 京都大学教育学部教育心理学科卒業 1995年~ 株式会社リクルート入社 人事部にて採用・教育・制度・組織開発等の担当、 HC(Human Capital) ソリューショングループでの 組織人事コンサルタントを経て、 人事部採用グループのゼネラルマネジャーとして最終面接官等を担当 2009年~ ライフネット生命保険総務部長、オープンハウス組織開発本部長等 ベンチャー企業の人事責任者を担当

2011年~ 株式会社人材研究所(Talented People Laboratory Inc.)設立 代表取締役社長就任

(3)
(4)

19卒振り返り=厳しい

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その他、重要数字

7 ●7月1日時点で、8割強の内定率 ●インターン学生参加率約7割、企業実施率5割(1万社以上) ●文系は7〜9月で6割、理系は1〜3月で6割(8月、2月ピーク) ●学生の就職活動量は減少 (例:説明会参加社数13社→11社、ES提出社数13社→12社、 適性検査9社→8社、面接は7社で不変) ●本選考はなんでも3月がピーク ●動画説明会・リファラル・スカウトメディア1割未満、紹介1割、リ クルーター2割、適性検査6割、動画面接1%未満、リモート4% ●就活継続率、8月で3割(速報)、10月で1割(ただし2018卒) リクルートキャリア調べ

(9)

候補者集団形成

(10)

ワーク

●候補者集団形成において、苦労したことや、それに対する 工夫について、共有をしてください

(11)

対策①

エントリー&未接触者を呼び込む

ナビ エントリー リアル接触 1 2

(12)

「ファン」採用は採用力を下げる

プレ エントリー リアル 接触 選考 内定 特徴① リアル接触率が少ない(抜けているのは「優秀層」) 特徴② 選考後の歩留まりは高い=うまくいっているように見える

(13)

□選考受験の

条件

を説明会参加としていないか

目的なく

エントリーシートを導入していないか

□履歴書を

初期

の段階で要求していないか

□一度に対応する人数は何が

ボトルネック

なってるか(面接官?呼び込み?会議室?)

□エントリー者を無為に

放置

していないか

電話

を呼び込みやジャッジにうまく活用しているか

選考プロセス上の「壁」を取り除く

(14)

(事例)サイバーエージェント社

サイブラリー

・会社説明会を全て廃止 (年間100回全て) ・地方学生受験数が 2割から5割に増加 ・組織へのインパクトも

(15)

来てから書かせる簡素なESの例

写真欄は設けてもよい(写真持参は歩留まりを減らさない) 属性欄 この欄の割合の多い領域毎に「これはどういうことか」質問する 情報が足りなければ、選択式アンケートなどを追加しておく プライバシーポリシー

(16)

「死にリスト化」したものを復活させる

途中辞退者、無反応者

のクリーニング

-調べてみると辞退者の方が優秀であることも多い

-辞退理由は「選考がかぶったから」程度のことも

-辞退者は日々クリーニングして一度は再呼び込み

(特に、6月中旬以降のドリームクラッシュ組に対し)

●不合格者の

別職種

での応募案内

(17)

落としてはいけない人 (まれに、だめに見えるので注意すべき人) ●緊張度が高い ⇒緊張の理由による -志望度が高過ぎて(まじめタイプに多) -面接者の威圧感や変な質問のせいでは? ※単に対人力が弱い場合は厳しいかも ●夢の無い人 ⇒意欲の低い人にみえる -「幸せのレベルが低い」 -小さなことで喜べるのは、意味づけ力 があるのかもしれない ●特徴が無い ⇒ジャッジ不能 -バランスのとれた人は「丸く」見えて 特徴の無い人に見えることがある -基礎能力高ければ、○の可能性大 ●率直な人 ⇒マイナスが多い人に見える -本当の意味で自信があり、弱さをさらけ 出すことができる(わかってくれるだろう) -体育会的シンプルさ。言葉より行動 ※サービス精神や能力の低さと見分けにくい・・・

対策②

落としてはいけない人を「拾う」

(18)

「意欲」

(SPI) 社会的内向性:対人接触面での積極性、社交性 内省性:ものごとを深く考えることを好む傾向 身体活動性:体を動かし、気軽に行動することを好む傾向 持続性:粘り強く、コツコツと頑張り抜く傾向 慎重性:先行きの見通しをつけながら、慎重にものごとを進めようとする傾向 達成意欲:大きな目標を持ち、第一人者になることに価値を置く傾向 活動意欲:行動や判断が機敏で意欲的な傾向 敏感性:神経質で、周囲に敏感な傾向 自責性:不安を感じたり、悲観的になりやすい傾向 気分性:気分に左右されやすく、感情が表にあらわれやすい傾向 独自性:独自のものの見方・考え方を大切にする傾向 自信性:自尊心の強さや強気な傾向 高揚性:調子のよさや楽天的な傾向 言語的理解:文の要素である語の意味を正しく把握し、文章の構成や要旨を的確に理 解する力 論理的思考:すでに獲得した情報をもとに、新しい情報や的確な判断を導き出す力 数量的処理:加減乗除の計算能力や、グラフ・表を正確に解釈する力

(19)

どちらの「意欲」が評価されるか

○Aさん : 達成意欲(高) > 活動意欲(並)

○Bさん : 達成意欲(並) < 活動意欲(高)

面接では

、Aさん>Bさんとなりがち

(20)

●ほとんどの人は「相対感」しかない

-面接で絞り過ぎるのは

危険性

が高い

4分の1~半分

程度がいいところ

「何%上げて」

でも十分通用する

(21)

UP率 想定値 時間

「歩留り」全体についての黄金則

落としすぎる リスク 無理して採る リスク 「初期には良い人が来る。その後、合格率は徐々に下がっていく」

(22)

対策③

紹介による候補者集団形成

(リファラル採用)

●縁故採用(=縁故自体に価値を置く採用)

ではない

●社員や内定者のネットワークを利用して、紹介から

母集団形成を行う手法

●古くて新しい手法で、昔から、日系大手も、

新卒の体育会系や理系研究職採用などでは実施

(23)

リファラルの利点

●自社を最初から

志望していない層

にもアプローチ可

評価情報の信頼性

が高い(当たりはずれが少ない)

定着率

が高い(企業文化へのフィット感を事前に

確認できている)

コストパフォーマンス

高い(広告費、紹介フィー不要)

インフォーマルネットワーク

の強化

(24)

リファラルの難点

●お金を払えばできるという採用手法ではない

●採用担当者の

スキルの修練

が必要

●やればやるほどやりやすくなるが、

最初の起点づくり

が難しい

紹介する

モチベーション作りが特に難しい

●やり方を間違えれば、

逆に悪い印象をばらまく

ことに

(25)

紹介の募り方における工夫

●内定者や新入社員に個別に会って依頼する ●内定や入社直後など、できるだけ、すぐ紹介を依頼する ●参加者に対し、(ストーカー的に)しつこく入社を勧誘したりしな い等、趣旨を明確に伝え、依頼・紹介者として安心させる ●採用の重要性を説明し、動機づける ●紹介してもらいやすいように、会社やイベントの説明資料等、 簡単に配布できるものを準備する ●紹介された人には、必ず会う

(26)

ダイレクトリクルーティングメディアの活用

●起点となる学生がいない場合、どうするか

●小規模の合同セミナーなどが増加している

●最近ではリクナビスカウトやOffer Boxなど、ダイレク

トリクルーティング(≒スカウト型採用)がしやすいメディ

アが出てきている

●ターゲティング力(ブルーオーシャン)および、採用担

当者のメディアリテラシー(スカウトメール、ブログ、SNS

での投稿)、発信力が求められる

(27)

採用体制の構築・マンパワー

(28)

ワーク

●採用体制を構築することや、人手を確保することで、苦労した ことや、工夫したことを共有してください

(29)

対策

オーディション型採用の効率化

●最大限、追加施策にパワーを注げるように、

オーディション型で用いるパワーは

最小化・効率化

する

●効率化方法のいろいろ

RJP(Realistic Job Preview)

によるセルフ

スクリーニングの実施

適性検査の厳格化

による母集団早期絞り込み

TELジャッジ

の実施

(30)

RPOできる業務

29 母集団形成 ●最終面接以外「全部」 動機形成 選考 口説き ・求める人物像設計 ・集客チャネル選定 ・採用広報コンテンツの策定 ・エージェントマネジメント ・スカウトメール代行 ・リファラルにおけるリスト収集 ・採用イベント企画 (会社説明会、インターン) ・採用イベント運営 (アテンド、スピーカー) ・個別面談/フォロー ・書類選考/ES選考 ・適性検査実施、選考 ・面接代行 ・行動観察 (グループディスカッション等) ・リクルーター 後工程になればなるほど 内製化が進む

(31)

RPOの効能

●採用担当の負荷軽減によるコア業務(戦略立案/最終面接/口説き等)に 集中することができる ●他社や市場のことを知っている「採用のプロ」に任せることで、負荷軽減だけでは なく、ノウハウの提供も同時に行ってもらえる(cf:ERP) -人事は自社のプロ -RRO会社は採用手法や採用市場についてのプロ(ex:歩留まり比較等) ●ノウハウの形式知化 -外部化すると、定例会などでの報告業務も同時発生 -第三者が入ることで、「あうんの呼吸」でなく、きちんと言語や数字で明確化 ※RPOするからこそ、ノウハウが溜まる ●コストの低減 -一時費用はかかっても、閑散期にはかからないため、最終コストは減ることも

(32)

内定受諾率の向上

(33)

ワーク

●内定の出し方や、内定者のフォロー、辞退の防止などで、 苦労したことや工夫したことを共有してください

(34)

まず、内定を出す前からフォローする

●内定をもらう前からフォローをしている企業は強い

●選考中は、人事の顔をし、内定を出すと擦り寄る

というのでは、学生は冷めてしまう

●最終面接前からフォローを開始し、「最終面接を

一緒にがんばろう」という共闘のスタンスで

(35)

対策①

「最終面接」と呼ぶのかどうか

●学生に、どのタイミングで会社として内定を出すかの

最終判断をしているかを伝える

必要性があるか

●採用倫理やレピュテーションの問題は重要

●「最終面接」と呼ばず、「次の面接」「○回目の面接」

と呼べば、志望度の低い学生を次に呼べる可能性

が高くなる(=内定を出すともう来てくれない)

(36)

対策②

「最終面接合格」と「内定」の区別

「最終面接合格」≠「内定」

。「内定」は企業を拘束し

学生を自由にさせる。軽く出す内定は軽い

●「選考は合格、後は

あなたの意思次第

。意思確認の

面接後に正式に内定を出す」

「オワハラ」

(「就活終われハラスメント」)にならない

ように注意する

(37)

対策③

1 to 1 での丁寧な内定出し

●内定を伝えるのは、必ず内定者と

リレーション

のある

人事担当者か、もしくは内定付与の権限を持つ

責任者

クラスの方が行う

●機械的にメール・電話等で

あっさりと内定告知しない

●「

呼ぶ

」「面接の感想・就活状況・気持ちを聞く」「入社

意思」が

高まっていたら

内定

重要感

を演出。「握手」「お祝いの食事」「書面」

(38)

対策③

意思決定スタイルで内定出し方法を変える

論理型 (HIERARCHIC) 統合型 (INTEGRATIVE) 決断型 (DECISIVE) 柔軟型 (FLEXIBLE) 多くの情報から熟慮 少ない情報から仮説検証 初 志 貫 徹 / 一 つ に 決 め る 臨 機 応 変 / 選 択 肢 を 残 す 多量・継続的に情報 提供しながら待つ 噂・デマに対して 「予防注射」を行う 情報を取捨選択し、 矛盾ないストーリーで 押しの一手。 タイミングを逃さない

(39)

「入社動機はドラマティックに語れ」

●WHAT(何が好きなのか) -「人が良い」「風通しが良い」というような抽象度の高い話で 終わらない。もっと具体的なレベル(「どんな風に良いのか」) へブレイクダウンする ●WHY(なぜ好きなのか) -「なぜ」「あなたが」そう思うのか、という「自分の話」をする。 「事業説明」「仕事説明」で終わってはいけない -生育史などから「どうしてそうなったのか」についても語る

(40)

その他、磨くべきフォロートーク

●特にスカウト型採用では「口説き力」をつけておかないといけない C ・事業・仕事・・・「ビジネスモデル」は学生には刺さらない。 「社会的意義」もしくは「知的好奇心」に訴える ・組織風土・・・「風通しが良い」等の抽象的な言葉ではダメ。 「象徴的な事実」「社内でよく使われる言葉」を ・ネック・・・・否定する場合、数字や事実できっぱりと。 肯定しなければならない場合は、 「問題認識×対策」か「トレード・オフ」を伝える

(41)

インターンシップ

(42)

ワーク

●インターンシップで苦労したこと、工夫したことを共有してください (15分)

(43)

1Dayインターンシップ解禁

2017年4月10日の変更点

広報活動の開始時期を3月に変更して以来、春休みを中心に 短期のインターンシップが急増しているという問題への対応を図った。 具体的には、「手引き」で定めているインターンシップの規定について 企業が柔軟かつ多様なプログラムを実施できるよう、最低日数要件 を削除した上で、職場での受入れやインターンシップ受入れ後の 学生へのフィードバックの実施など、教育的効果が高まる取り組みが 望ましい旨を記述した。 その上で、インターンシップ本来の趣旨を踏まえ、教育的効果が乏しく 企業の広報活動や、その後の選考活動につながるような1日限りの プログラムは実施しないことを明記した。

(44)
(45)

採用ブランドが高くない企業にとっての

「インターンシップ」の難しさ

●普通にインターンシップを開催しても、増加する人気企業の インターンシップに埋もれて集客ができない可能性大 ●もし、事後のフォローパワー増を覚悟するならば、やってみ る価値はある。ただし、その場合も、他社との合同企画や、 より「一般的に学生が価値を感じる企画」によって集客を しなければ、優秀学生層の集客は厳しい可能性も ●ただし、採用ブランディングや、ターゲット拡大の観点から はやってみる価値は十分にある

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(Step1)

集客力ある魅力的なコンテンツ作り

●「何を」やるかよりも「誰と」やるかが大事 -その企業の仕事の面白さを理解する、等は「当たり前基準」 -どれだけ優秀な(あるいは魅力的な)学生が集まっているか ●まじめに「仕事の魅力」を訴求しても不発の可能性大 -自社の「ファン」(そもそも志望度が高い層)がたくさん来るだけ -「非ファン」層(志望度が低い層)のほうが優秀なことが多い ●優秀層を集めるには、「一般的な魅力」を持つ企画が重要

(47)
(48)

(事例)海外系インターン

(49)

(事例)地域活性系インターン

(50)

(事例)コラボ系インターン

~高島屋、エスビー食品、三井ホーム~

(51)

(Step2)

優秀な学生の募集方法

●企画力に自信がなければ、地道な集客活動で勝負 ●リファラルでの候補者集団形成の仕方 -内定者や新入社員の後輩へのアプローチ -自社と適応しそうな属性(食品業界なら飲食関連アルバイト、 スポーツ業界なら体育会など)とのリレーション作り -学生団体などへの協賛 ●平均的には、紹介の起点となる内定者や新入社員の人数× 10倍程度の学生に会うことが可能 ●紹介数を増やすには前述の工夫が必要

(52)

(Step3)

盛り上がる場作り

●学生同士のコミュニケーションが深まる場を作る -短期インターンシップで、フォローパワーには限界がある ●ピア・フォローのメリット -採用担当者の負担が減る -一度に大人数の参加者に対応できる -参加者間のやり取りの中で、企業側が伝えたい情報を素直に 受け止めてもらえる ●グルーピングが大事 -できるだけ似たような背景(属性・性格・志向など)を持った 「同質」の参加学生を数人ずつグルーピング

(53)

(参考)上手な「懇親会」のやり方

【×】避けるべき懇親会…立食形式のフリーなもの -誰と誰が話すのかコントロールできず、学生間、あるいは社員・学生間のコミュニケー ションにムラ生じる 【○】望ましい懇親会…「着席+属性別グルーピング」スタイル -参加社員と学生が万遍なくコミュニケーションを取れるような配慮が可能になる <工夫ポイント> ・学生を5~6人単位でグルーピングし、毎席順も会社側で決定する ・学生には名札をつけてもらう ・参加社員は学生リスト・座席表を持ち、タイムマネジメントを行って20~30分ごとに社員 側をローテーションさせることで、社員がすべての学生と満遍なくコミュニケーションを とるよう心掛ける ・懇親会終了後、学生が退席してから参加社員全員で振り返りを行い、学生に対する評 価や自社に対する志望度の確認結果などを情報共有。今後のフォロー方針決定につ なげる

(54)

(Step4)

参加学生とのリレーション構築

●誰が学生とリレーションを築くか -人事部のインターンシップ専任担当者(採用担当者など)とす ることが望ましい ●リレーションを築きやすくするための工夫 -「知るは愛に通ずる」:自己紹介の機会を作る -単純接触効果:たくさん会えば会うほど好意が生まれる -インターンシップ実施期間を「引き延ばす」 (5日連続で一気に実施してすぐ終わらせるのでなく、極端な話、 週1日のプログラムを5週連続(つまり1カ月以上)かけてゆっく り行うことで、学生同士や社員と学生の接触機会を増やす)

(55)

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