インターンシップ
ワーク
●インターンシップで苦労したこと、工夫したことを共有してください
(15分)
1Dayインターンシップ解禁 2017年4月10日の変更点
広報活動の開始時期を3月に変更して以来、春休みを中心に
短期のインターンシップが急増しているという問題への対応を図った。
具体的には、「手引き」で定めているインターンシップの規定について 企業が柔軟かつ多様なプログラムを実施できるよう、最低日数要件 を削除した上で、職場での受入れやインターンシップ受入れ後の 学生へのフィードバックの実施など、教育的効果が高まる取り組みが 望ましい旨を記述した。
その上で、インターンシップ本来の趣旨を踏まえ、教育的効果が乏しく 企業の広報活動や、その後の選考活動につながるような1日限りの プログラムは実施しないことを明記した。
この2年で短期化の傾向
採用ブランドが高くない企業にとっての
「インターンシップ」の難しさ
●普通にインターンシップを開催しても、増加する人気企業の インターンシップに埋もれて集客ができない可能性大
●もし、事後のフォローパワー増を覚悟するならば、やってみ る価値はある。ただし、その場合も、他社との合同企画や、
より「一般的に学生が価値を感じる企画」によって集客を しなければ、優秀学生層の集客は厳しい可能性も
●ただし、採用ブランディングや、ターゲット拡大の観点から はやってみる価値は十分にある
(Step1)
集客力ある魅力的なコンテンツ作り
●「何を」やるかよりも「誰と」やるかが大事
-その企業の仕事の面白さを理解する、等は「当たり前基準」
-どれだけ優秀な(あるいは魅力的な)学生が集まっているか
●まじめに「仕事の魅力」を訴求しても不発の可能性大
-自社の「ファン」(そもそも志望度が高い層)がたくさん来るだけ
-「非ファン」層(志望度が低い層)のほうが優秀なことが多い
●優秀層を集めるには、「一般的な魅力」を持つ企画が重要
「特別プログラム型」が増えている
(事例)海外系インターン
~リクルートキャリア~
(事例)地域活性系インターン
~ソフトバンク~
(事例)コラボ系インターン
~高島屋、エスビー食品、三井ホーム~
(Step2)
優秀な学生の募集方法
●企画力に自信がなければ、地道な集客活動で勝負
●リファラルでの候補者集団形成の仕方
-内定者や新入社員の後輩へのアプローチ
-自社と適応しそうな属性(食品業界なら飲食関連アルバイト、
スポーツ業界なら体育会など)とのリレーション作り
-学生団体などへの協賛
●平均的には、紹介の起点となる内定者や新入社員の人数×
10倍程度の学生に会うことが可能
●紹介数を増やすには前述の工夫が必要
(Step3)
盛り上がる場作り
●学生同士のコミュニケーションが深まる場を作る
-短期インターンシップで、フォローパワーには限界がある
●ピア・フォローのメリット
-採用担当者の負担が減る
-一度に大人数の参加者に対応できる
-参加者間のやり取りの中で、企業側が伝えたい情報を素直に 受け止めてもらえる
●グルーピングが大事
-できるだけ似たような背景(属性・性格・志向など)を持った
「同質」の参加学生を数人ずつグルーピング
(参考)上手な「懇親会」のやり方
【×】避けるべき懇親会…立食形式のフリーなもの
-誰と誰が話すのかコントロールできず、学生間、あるいは社員・学生間のコミュニケー ションにムラ生じる
【○】望ましい懇親会…「着席+属性別グルーピング」スタイル
-参加社員と学生が万遍なくコミュニケーションを取れるような配慮が可能になる
<工夫ポイント>
・学生を5~6人単位でグルーピングし、毎席順も会社側で決定する
・学生には名札をつけてもらう
・参加社員は学生リスト・座席表を持ち、タイムマネジメントを行って20~30分ごとに社員 側をローテーションさせることで、社員がすべての学生と満遍なくコミュニケーションを とるよう心掛ける
・懇親会終了後、学生が退席してから参加社員全員で振り返りを行い、学生に対する評 価や自社に対する志望度の確認結果などを情報共有。今後のフォロー方針決定につ なげる
(Step4)
参加学生とのリレーション構築
●誰が学生とリレーションを築くか
-人事部のインターンシップ専任担当者(採用担当者など)とす ることが望ましい
●リレーションを築きやすくするための工夫
-「知るは愛に通ずる」:自己紹介の機会を作る
-単純接触効果:たくさん会えば会うほど好意が生まれる
-インターンシップ実施期間を「引き延ばす」
(5日連続で一気に実施してすぐ終わらせるのでなく、極端な話、
週1日のプログラムを5週連続(つまり1カ月以上)かけてゆっく り行うことで、学生同士や社員と学生の接触機会を増やす)