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3.1 外壁、窓等を通しての熱の損失の防止のための措置 3.1.1 概要 外壁、窓等の断熱及び日射遮蔽性能の評価方法については、住戸全体でチェックする方 法と、各部位で評価する方法の二通りがある。住戸全体で評価する方法には、年間暖冷房 負荷による評価【Aタイプ】と熱損失係数及び夏期日射取得係数による評価【Bタイプ】 の二通りがある。各部位で評価【Cタイプ】する場合は、躯体と開口部についての評価が 必要であり、躯体については断熱性能評価、開口部については断熱性と日射遮蔽性能の評 価が必要である。 どの方法を採用したとしても、届出の必要はないが、設計・施工段階で、気密、防露、 換気、通風等への配慮は従来通り求められる。 A、B タイプの方法では、詳細な計算が必要となるため、その実施においては、ある程度 計算に慣れた設計者等の協力が必要となるが、C タイプは、断熱材やサッシ、ガラスの仕 様を選択するだけで性能が明らかになる方法である。難易度は、A から順に下がっていく と考えて良い。 表 3.1.1-1 外壁、窓等の断熱、日射遮蔽性能の評価方法組合せ例 【評価方法の種別】 上下いずれかを採用 評価対象 【評価方法の細目】 評価方法の種別でチェックした方法について 左右いずれかを採用 □ 住戸全体で評価 (性能基準) →【評価方法の細目】にも チェックを入れる 住戸の 外皮全体 【Aタイプ】 □床面積あたりの 年間暖冷房負荷 【Bタイプ】 □熱損失係数(Q 値) 及び 夏期日射 取得係数(μ 値) 躯体 □熱貫流率(U 値) □断熱材の 熱抵抗値(R 値) 断熱性 □熱貫流率(U 値) □建具等の仕様基準 【Cタイプ】 □ 各部位で評価 (仕様基準) →【評価方法の細目】にも チェックを入れる 開 口 部 日射 遮蔽性 □夏期日射 侵入率(η 値) □建具等の仕様基準 注)小規模な住宅にあっては、熱損失係数(Q 値)の基準値を緩和することができる。 共同住宅は床面積 60 ㎡以下、戸建て住宅等は床面積 100 ㎡以下の住宅が対象となる。 Qss=(1+0.005(As-S))Qs Qss:緩和後の Q 基準値 Qs:緩和前の Q 基準値 As:60(共同住宅)100(戸建住宅等) S:当該住宅の床面積

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3.1.1.1 A タイプ(年間暖冷房負荷)による評価方法 住宅全体で評価する。暖房、冷房温度 とするために必要となる熱量(暖冷房負 荷)を求めるもので、計算書の添付が必 要である。計算のためのプログラムや気 象データが必要となる。 「年間暖冷房負荷の基準」は、地域の 1 年間の気象データを用いて計算した、暖 房と冷房に必要な熱量を基準値としてお り、以下のような特徴がある。 ・ 1 年間の暖冷房負荷の合計に対して基準が設けられている。 ・ 最も計画・設計の自由度が高い。 ・ 年間暖冷房負荷の計算には、特別評価方法認定を受けた計算プログラムが必要。 3.1.1.2 B タイプ(熱損失係数と夏期日射取得係数)による評価方法 住宅全体で評価する。各部位の断熱性 能に基づく貫流熱損失と換気による熱損 失の合計と、外壁・屋根・開口部の日射 取得量の合計を求めるもので、各部位の 面積、気積算出と表計算程度の計算を必 要とする。計算書の添付が必要である。 「熱損失係数(Q 値)と夏期日射取得係 数(μ(ミュー)値)の基準」は、室内外 の温度差が 1℃の場合の住宅全体の熱損 失量の合計(床面積当たり)と、建物に よる遮蔽がない場合に取得される日射熱 量に対する実際に建物内部で取得される 日射熱量の比に対して基準が設けられている。 熱損失係数、夏期日射取得係数は、冬期における熱ロス、夏期における日射取得熱の量 で評価するため、値が小さいほど性能が高い。 この評価方法には、以下のような特徴がある。 a(屋根) e(換気) b(外壁) c(床) d(開口部) 地域の気象データ 熱損失に関わる事項 日射取得に関わる事項 a(屋根) e(換気) b(外壁) c(床) d(開口部) 熱損失に関わる事項 日射取得に関わる事項 建物内外温度差 Δt=1℃

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・ 外壁、床、屋根・天井、開口部と換気による熱損失と、外壁、屋根、開口部の日 射取得に関わる熱量の合計に対して、基準値が設けられている。 ・ 共同住宅は、床面積 60 ㎡以下の場合に熱損失係数基準値の緩和がある。 ・ C タイプに比べると、計画・設計の自由度が高い。 ・ 熱損失係数と夏期日射取得係数の算出には、表計算程度の計算が必要。 【共同住宅における評価対象住戸】 共同住宅の場合は、室内温熱環境に対する屋外気象条件の影響の度合いは、住戸の位置 によって異なる。よって、住戸全体で評価する「熱損失係数、夏期日射取得係数」及び「年間 暖冷房負荷」による省エネルギー性能の評価を行う場合は、どの住戸で評価を行うか注意が 必要である。 評価を行う住戸の考え方は、以下に示すとおりである。 各住戸を評価する。【原則】 ↓ 各住戸の断熱仕様が全て同じ....場合は、最も床面積当たりの熱損失の大きい住戸で代 表して評価してもよい。但し、代表住戸にて評価されない部位がある場合は、代表 住戸に含まれない部位を含む住戸のうち、最も床面積当たりの熱損失が大きい住戸 での評価も併せて行なわなければならない。 参考:床面積当たりの熱損失の大小は、床面積に対する外気に面する部位の表面積の 割合によって目安をたてることができる。(各住戸が同じ形状、同じ断熱仕様の 場合は、最上階妻側住戸であることが多い。その場合、一般的には床が評価さ れないため、少なくとも他に最下階妻側住戸も評価する必要がある。) 注)年間暖冷房負荷、夏期日射取得係数は、日射の影響が結果に反映されるため、代 表住戸を予め定めることは一般的に容易ではない。従って、数値が大きくなりそ うな住戸を数戸選定し、それらの年間暖冷房負荷あるいは夏期日射取得係数を計 算して、最大のものを決定し、評価を行うこと。 最上階妻側住戸 評価されない部位 ・外気に接する床 ・床 評価される部位 ・屋根 ・外壁 ・開口部 別住戸にて評価する。 ① ③ ① ② ピロティ

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3.1.1.3 C タイプ(各部位の断熱性能等)による評価方法 各部位での評価である。躯体の各部位 ごと及び開口部について、断熱材・開口 部の仕様若しくは性能値で評価する。仕 様の確認若しく簡単な四則計算で評価可 能である。 「設計及び施工の指針」は、設計時に計 画する断熱性能等を部位別に基準を定め ている他、施工法を具体的に示したもの である。この評価方法には、以下のよう な特徴がある。 ・ 外壁、床、屋根・天井、開口部それぞれに対して、断熱・気密・日射遮蔽の基準 が設けられている。 ・ 躯体は、「熱貫流率の基準」、もしくは「断熱材の熱抵抗の基準」のいずれかによる。 ・ 開口部は、「熱貫流率・夏期日射侵入率の基準」、もしくは「建具等の仕様の基準」 のいずれかによる。 ・ 断熱材や開口部の仕様を選択する場合は、特に計算等の必要はない。 a(屋根) e(換気) b(外壁) c(床) d(開口部) 熱損失に関わる事項 日射取得に関わる事項 ① ④ ピロティ ④住戸の方が、①住戸より熱損失が大きい。

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(1) 躯体各部位の断熱性能 基準値は、地域別、部位別及び構造・断熱工法別に定められている。 断熱材の施工法の主たる施工法について届出をする。「断熱材の種別及び厚さ」、「熱貫流 率(U 値)」若しくは「断熱材の熱抵抗(R 値)」の基準のいずれかから選択できる。複数の 基準を選んで記載することも可能である。 また、鉄筋コンクリート造等及び鉄骨造については、「断熱材の種別及び厚さ」、「熱貫流 率」若しくは「断熱材の熱抵抗」の基準に加えて、構造熱橋部の断熱補強に関する規定に 基づく措置が必要であることに注意されたい。 断熱材の種別及び厚さ 断熱材は商品名や一般名称ではなく、P.139、表 3.1.3-2 に記載の名称とし、さらに 断熱材区分(A-1~F)も併記することが望ましい。 熱貫流率 熱貫流率は、部位を構成する各材料熱抵抗と部位表面空気の熱抵抗の合計であらわ す。複数の断面構成、金属部材などの熱橋がある場合は断面比率、熱橋の程度に応 じた計算が必要となる。 当該部位の熱貫流率が基準値以下であることが求められる。 断熱材の熱抵抗値 断熱材のみの熱抵抗値を届け出る。 断熱材の厚さ[m] 断熱材の熱抵抗= 断熱材の熱伝導率[W/(m・K)] (単位がmであることに注意) 当該部位の断熱材の熱抵抗が基準値以上であることが求められる。 図 3.1.1.3-1 C タイプ(各部位での断熱性能等)の特徴 各部位で評価 躯体各部位の 断熱性能 開口部の 断熱性能 開口部の 日射遮蔽性能 □ 断熱材の種別及び厚さ □ 断熱材の熱抵抗値 □ 熱貫流率 □ 建具の種別及びガラスの種別 □ 開口部の熱貫流率 □ ガラスの種別及び 付属部材(ブラインド等)、庇・軒等の有無 □ 開口部の日射侵入率 3 項 目 必 須 選 択 選 択 選 択 躯体の各部位ごと及び開口部について、 断熱材・開口部の仕様若しくは性能値で評価する。

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(2) 開口部の断熱性能 開口部の断熱性能の基準は地域区分別に定められており、構造、断熱工法による分類は ない。 対象となるのは主たる窓である。「建具の種別とガラスの種別の組合せ」若しくは「熱貫 流率(U 値)」の基準から選択できる。両方の基準を記載することも可能である。 建具の種別とガラスの種別の組合せ 開口部の熱貫流率基準を満たす具体的な開口部仕様を建具の種類とガラスの性能 (熱貫流率)で示した基準である。建具の種別は、材質(プラスチック製、木製、 金属製、複合材料製、金属製熱遮断構造等)のほか、一重構造か二重(三重)構造 かについても明示する。ガラスの種類は、複層ガラス、単板ガラスの種別のほか、 複層ガラスの場合は、空気層の厚さ及び普通ガラスか低放射ガラスの別についても 明示する。 熱貫流率 窓、玄関ドア及び勝手口ドアなど熱的境界にある開口部の熱貫流率を定めている。 当該開口部の熱貫流率が基準値以下であることが求められる。 建具とガラスの組合せによって決まり、「住宅の省エネルギー基準の解説(財団法 人建築環境・省エネルギー機構)」に代表例が記載されている。 (3) 開口部の日射遮蔽性能 開口部の日射遮蔽性能の基準は地域区分別に定められており、構造、断熱工法による分 類はない。 対象となるのは主たる窓である。「ガラスの種別及び付属部材(ブラインド等)、ひさし・ 軒等の組合せ」若しくは「開口部の日射侵入率(η(イータ))」の基準から選択できる。 両方の基準を記載することも可能である。 ガラスの種別及び付属部材(ブラインド等)、ひさし・軒等の組合せ 地域別に窓の設置される方位(真北±30 度、それ以外)に応じて具体的なガラス の日射侵入率と付属部材(ブラインド等)、及びひさし・軒等の組合せ仕様を示した 基準である。 ガラスの日射遮蔽性能については、ガラスの材質において日射遮蔽措置がなされ ている場合は、ガラスの日射侵入率を届け出る。付属部材については、窓の日射遮 蔽措置としてレースカーテン等の付属部材が設置される場合は、付属部材の名称を 届け出る。ひさし・軒等に関しては、窓の日射遮蔽として有効な「ひさし・軒」等 がある場合はその有無を届け出、断面図等の添付書類にて寸法等を示す。 開口部の日射侵入率 地域別に窓の設置される方位(真北±30 度、それ以外)に応じて窓の夏期日射侵 入率の基準を定めている。当該窓の値が基準値以下であることが求められる。

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3.1.1.4 評価方法の詳細 これらの評価方法の詳細は財団法人建築環境・省エネルギー機構が発行している「住宅 の省エネルギー基準の解説」を参照すること。 各評価の基準値を以下に示す。 (1) 年間暖冷房負荷の基準値 表 3.1.1.4-1 年間暖冷房負荷基準値[MJ/(㎡・年)] 地域区分 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ 基準値 390 390 460 460 350 290 〈暖房度日 4500 度・日を超える地域の基準値補正〉 表 3.1.1.4-2 に示す暖房度日 4500 度・日を超える地域は、当該地域の暖房度日の値 を以下の式に代入して年間暖冷房負荷の基準値を補正することができる。 L=0.09×D-15 L:年間暖冷房負荷基準値[MJ/(㎡・年)] D:暖房度日(D18-18)[度・日] 表 3.1.1.4-2 D18-18の暖房度日が 4500 度・日を超える市町村 都道府県名 市町村名 北海道 旭川市、釧路市、帯広市、北見市、夕張市、網走市、稚内市、紋別市、 士別市、名寄市、根室市、深川市、富良野市、ニセコ町、真狩村、留 寿都村、喜茂別村、京極町、倶知安町、沼田町、幌加内町、鷹栖町、 東神楽町、当麻町、比布町、愛別町、上川町、東川町、美瑛町、上富 良野町、中富良野町、南富良野町、占冠村、和寒町、剣淵町、下川町、 美深町、音威子府村、中川町、小平町、苫前町、羽幌町、遠別町、天 塩町、幌延町、猿払村、浜頓別町、中頓別町、枝幸町、豊富町、大空 町、美幌町、 津別町、斜里町、清里町、小清水町、訓子府町、置戸 町、佐呂間町、遠軽町、上湧別町、湧別町、滝上町、興部町、西興部 村、雄武町、伊達市(旧大滝村に限る。)、むかわ町(旧穂別町に限 る。)、日高町(旧日高町に限る。)、平取町、新ひだか町(旧静内 町に限る。)、音更町、士幌町、上士幌町、鹿追町、新得町、芽室町、 中札内村、更別村、幕別村、大樹町、広尾町、池田町、豊頃町、本別 町、足寄町、陸別町、浦幌町、釧路町、厚岸町、浜中町、標茶町、弟 子屈町、鶴居村、白糠町、別海町、中標津町、標津町、羅臼町、

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(2) 熱損失係数と夏期日射取得係数の基準値 表 3.1.1.4-3 熱損失係数の判断基準値 地域の区分 単位 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ W/(㎡・K) 1.6 1.9 2.4 2.7 3.7 kcal/(㎡・h・℃) 1.376 1.634 2.064 2.322 3.182 表 3.1.1.4-4 夏期日射取得係数の基準値(単位:無次元) 地域の区分 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ 0.08 0.07 0.06 床面積の小さな住宅では、断熱性を高めても、熱損失係数が床面積の大きな住宅ほど には小さくならない性質があるために設けられたものである。戸建住宅で 100 ㎡以下、 共同住宅で 60 ㎡以下の住宅においては、熱損失係数の基準値は次式によって補正してよ い。 QSS=(1+0.005(AS-S))QS ここで、 QSS=修正後の熱損失係数の基準値[W/(㎡・K)] QS=修正前の熱損失係数の基準値[W/(㎡・K)] AS=本修正において基準となる床面積(戸建で 100 ㎡、共同で 60 ㎡)[㎡] S=当該住宅の床面積の合計[㎡](ただし、S≦AS)

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(3) 熱貫流率の基準値 表 3.1.1.4-5 構造・断熱工法、部位別の熱貫流率基準値 *( )は、適用地域 鉄筋コンクリート造等以外 備考 鉄筋コンクリート造等 木造、枠組壁工法 鉄骨造 内断熱工法 外断熱工法 断熱工法は問わない 熱橋を除いた部分の熱貫流率 で評価 柱等の木材の 熱橋を勘案した 平均熱貫流率で 評価 金属熱橋を勘 案した実質熱 貫流率で評価 屋根 天井 0.27(Ⅰ) 0.35(Ⅱ) 0.37(Ⅲ~Ⅵ) 0.32(Ⅰ) 0.41(Ⅱ) 0.43(Ⅲ~Ⅵ) 0.17(Ⅰ) 0.24(Ⅱ~Ⅵ) 屋 根 と 天 井 は 同 じ 基準 壁 0.39(Ⅰ) 0.49(Ⅱ) 0.75(Ⅲ~Ⅴ) 1.59(Ⅵ) 0.49(Ⅰ) 0.58(Ⅱ) 0.86(Ⅲ~Ⅴ) 1.76(Ⅵ) 0.35(Ⅰ) 0.53(Ⅱ~Ⅵ) 外気に 接する 部分 0.27(Ⅰ) 0.35(Ⅱ) 0.37(Ⅲ~Ⅴ) 0.38(Ⅰ) 0.46(Ⅱ) 0.54(Ⅲ~Ⅴ) 0.24(Ⅰ、Ⅱ) 0.34(Ⅲ~Ⅴ) 床 その他 の部分 0.38(Ⅰ) 0.46(Ⅱ) 0.53(Ⅲ~Ⅴ) 0.34(Ⅰ、Ⅱ) 0.48(Ⅲ~Ⅴ) 外気に 接する 部分 0.47(Ⅰ) 0.51(Ⅱ) 0.58(Ⅲ~Ⅴ) 0.37(Ⅰ、Ⅱ) 0.53(Ⅲ~Ⅴ) 土 間 床 等 の 外 周部 その他 の部分 0.67(Ⅰ) 0.73(Ⅱ) 0.83(Ⅲ~Ⅴ) 0.53(Ⅰ、Ⅱ) 0.76(Ⅲ~Ⅴ) Ⅵ 地 域 は 、 基 準 値 を 定 め て い な い。

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(4) 断熱材の熱抵抗の基準値に適合する断熱材必要厚さ 表 3.1.1.4-6 地域別断熱材の必要厚さ (Ⅰ地域) A-1 A-2 B C D E F 3.6 190 180 165 145 125 105 80 2.3 120 115 105 95 80 65 55 外気に接する部分 3.2 170 160 145 130 110 90 75 その他の部分 2.2 115 110 100 90 75 65 50 外気に接する部分 1.7 90 85 80 70 60 50 40 その他の部分 0.5 30 25 25 20 20 15 15 3.0 160 150 135 120 105 85 70 1.8 95 90 85 75 65 55 40 外気に接する部分 2.2 115 110 100 90 75 65 50 その他の部分 外気に接する部分 1.7 90 85 80 70 60 50 40 その他の部分 0.5 30 25 25 20 20 15 15 6.6 345 330 300 265 225 185 150 5.7 300 285 260 230 195 160 130 3.3 175 165 150 135 115 95 75 外気に接する部分 5.2 275 260 235 210 180 150 115 その他の部分 3.3 175 165 150 135 115 95 75 外気に接する部分 3.5 185 175 160 140 120 100 80 その他の部分 1.2 65 60 55 50 45 35 30 6.6 345 330 300 265 225 185 150 5.7 300 285 260 230 195 160 130 3.6 190 180 165 145 125 105 80 外気に接する部分 4.2 220 210 190 170 145 120 95 その他の部分 3.1 165 155 140 125 110 90 70 外気に接する部分 3.5 185 175 160 140 120 100 80 その他の部分 1.2 65 60 55 50 45 35 30 5.7 300 285 260 230 195 160 130 2.9 155 145 135 120 100 85 65 外気に接する部分 3.8 200 190 175 155 130 110 85 その他の部分 外気に接する部分 3.5 185 175 160 140 120 100 80 その他の部分 1.2 65 60 55 50 45 35 30 外装材の 熱抵抗 断熱層を 貫通する 金属部分 なし 2.12 115 110 100 85 75 60 50 有り 3.57 190 180 165 145 125 100 80 なし 2.43 130 125 110 100 85 70 55 有り 3.57 190 180 165 145 125 100 80 なし 3.00 160 150 135 120 105 85 70 有り 3.57 190 180 165 145 125 100 80 0.56以上 0.15以上 0.56未満 床 土間床等 の外周部 屋根または天井 壁 床 土間床等 の外周部 天井 床 土間床等 の外周部 壁 0.15未満 壁 (一般部) 屋根また は天井 屋根 天井 壁 充填断熱工法 充填断熱工法 床 土間床等 の外周部 屋根または天井 壁 床 土間床等 の外周部 屋根また は天井 屋根 鉄骨造 外張断熱工法 および 内張断熱工法 以外 住宅の種類 断熱材の施工法 部位 断熱材 の熱抵 抗の値 木造 枠組壁工法 木造、 枠組壁工法 または 鉄骨造 外張断熱工法 または 内張断熱工法 断熱材の厚さ (単位:ミリメートル) 鉄筋コンク リート造等 外断熱工法 内断熱工法 屋根または天井 壁

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(Ⅱ地域) A-1 A-2 B C D E F 2.7 145 135 125 110 95 80 60 1.8 95 90 85 75 65 55 40 外気に接する部分 2.6 140 130 120 105 90 75 60 その他の部分 1.8 95 90 85 75 65 55 40 外気に接する部分 1.4 75 70 65 60 50 40 35 その他の部分 0.4 25 20 20 20 15 15 10 2.2 115 110 100 90 75 65 50 1.5 80 75 70 60 55 45 35 外気に接する部分 1.8 95 90 85 75 65 55 40 その他の部分 外気に接する部分 1.4 75 70 65 60 50 40 35 その他の部分 0.4 25 20 20 20 15 15 10 4.6 240 230 210 185 160 130 105 4.0 210 200 180 160 140 115 90 2.2 115 110 100 90 75 65 50 外気に接する部分 5.2 275 260 235 210 180 150 115 その他の部分 3.3 175 165 150 135 115 95 75 外気に接する部分 3.5 185 175 160 140 120 100 80 その他の部分 1.2 65 60 55 50 45 35 30 4.6 240 230 210 185 160 130 105 4.0 210 200 180 160 140 115 90 2.3 120 115 105 95 80 65 55 外気に接する部分 4.2 220 210 190 170 145 120 95 その他の部分 3.1 165 155 140 125 110 90 70 外気に接する部分 3.5 185 175 160 140 120 100 80 その他の部分 1.2 65 60 55 50 45 35 30 4.0 210 200 180 160 140 115 90 1.7 90 85 80 70 60 50 40 外気に接する部分 3.8 200 190 175 155 130 110 85 その他の部分 外気に接する部分 3.5 185 175 160 140 120 100 80 その他の部分 1.2 65 60 55 50 45 35 30 外装材の 熱抵抗 断熱層を 貫通する 金属部分 なし 1.08 60 55 50 45 40 35 25 有り 2.22 120 115 100 90 80 65 50 なし 1.47 80 75 70 60 50 45 35 有り 2.22 120 115 100 90 80 65 50 なし 1.72 90 90 80 70 60 50 40 有り 2.22 120 115 100 90 80 65 50 鉄骨造 外張断熱工法 および 内張断熱工法 以外 壁 (一般部) 0.56以上 0.15以上 0.56未満 0.15未満 木造、 枠組壁工法 または 鉄骨造 外張断熱工法 または 内張断熱工法 屋根または天井 壁 床 土間床等 の外周部 枠組壁工法 充填断熱工法 屋根また は天井 屋根 天井 壁 床 土間床等 の外周部 木造 充填断熱工法 屋根また は天井 屋根 天井 壁 床 土間床等 の外周部 土間床等 の外周部 外断熱工法 屋根または天井 壁 床 土間床等 の外周部 住宅の種類 断熱材の施工法 部位 断熱材 の熱抵 抗の値 断熱材の厚さ (単位:ミリメートル) 鉄筋コンク リート造等 内断熱工法 屋根または天井 壁 床

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(Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ地域) A-1 A-2 B C D E F 2.5 130 125 115 100 85 70 55 1.1 60 55 50 45 40 35 25 外気に接する部分 2.1 110 105 95 85 75 60 50 その他の部分 1.5 80 75 70 60 55 45 35 外気に接する部分 0.8 45 40 40 35 30 25 20 その他の部分 0.2 15 10 10 10 10 10 5 2.0 105 100 90 80 70 60 45 0.9 50 45 45 40 35 30 20 外気に接する部分 1.5 80 75 70 60 55 45 35 その他の部分 外気に接する部分 0.8 45 40 40 35 30 25 20 その他の部分 0.2 15 10 10 10 10 10 5 4.6 240 230 210 185 160 130 105 4.0 210 200 180 160 140 115 90 2.2 115 110 100 90 75 65 50 外気に接する部分 3.3 175 165 150 135 115 95 75 その他の部分 2.2 115 110 100 90 75 65 50 外気に接する部分 1.7 90 85 80 70 60 50 40 その他の部分 0.5 30 25 25 20 20 15 15 4.6 240 230 210 185 160 130 105 4.0 210 200 180 160 140 115 90 2.3 120 115 105 95 80 65 55 外気に接する部分 3.1 165 155 140 125 110 90 70 その他の部分 2.0 105 100 90 80 70 60 45 外気に接する部分 1.7 90 85 80 70 60 50 40 その他の部分 0.5 30 25 25 20 20 15 15 4.0 210 200 180 160 140 115 90 1.7 90 85 80 70 60 50 40 外気に接する部分 2.5 130 125 115 100 85 70 55 その他の部分 外気に接する部分 1.7 90 85 80 70 60 50 40 その他の部分 0.5 30 25 25 20 20 15 15 外装材の 熱抵抗 断熱層を 貫通する 金属部分 なし 1.08 60 55 50 45 40 35 25 有り 2.22 120 115 100 90 80 65 50 なし 1.47 80 75 70 60 50 45 35 有り 2.22 120 115 100 90 80 65 50 なし 1.72 90 90 80 70 60 50 40 有り 2.22 120 115 100 90 80 65 50 鉄骨造 外張断熱工法 および 内張断熱工法 以外 壁 (一般部) 0.56以上 0.15以上 0.56未満 0.15未満 木造、 枠組壁工法 または 鉄骨造 外張断熱工法 または 内張断熱工法 屋根または天井 壁 床 土間床等 の外周部 枠組壁工法 充填断熱工法 屋根また は天井 屋根 天井 壁 床 土間床等 の外周部 木造 充填断熱工法 屋根また は天井 屋根 天井 壁 床 土間床等 の外周部 土間床等 の外周部 外断熱工法 屋根または天井 壁 床 土間床等 の外周部 住宅の種類 断熱材の施工法 部位 断熱材 の熱抵 抗の値 断熱材の厚さ (単位:ミリメートル) 鉄筋コンク リート造等 内断熱工法 屋根または天井 壁 床

(14)

(Ⅵ地域) A-1 A-2 B C D E F 2.5 130 125 115 100 85 70 55 0.3 20 15 15 15 15 10 10 外気に接する部分 その他の部分 外気に接する部分 その他の部分 2.0 105 100 90 80 70 60 45 0.3 20 15 15 15 15 10 10 外気に接する部分 その他の部分 外気に接する部分 その他の部分 4.6 240 230 210 185 160 130 105 4.0 210 200 180 160 140 115 90 2.2 115 110 100 90 75 65 50 外気に接する部分 その他の部分 外気に接する部分 その他の部分 4.6 240 230 210 185 160 130 105 4.0 210 200 180 160 140 115 90 2.3 120 115 105 95 80 65 55 外気に接する部分 その他の部分 外気に接する部分 その他の部分 4.0 210 200 180 160 140 115 90 1.7 90 85 80 70 60 50 40 外気に接する部分 その他の部分 外気に接する部分 その他の部分 外装材の 熱抵抗 断熱層を 貫通する 金属部分 なし 1.08 60 55 50 45 40 35 25 有り 2.22 120 115 100 90 80 65 50 なし 1.47 80 75 70 60 50 45 35 有り 2.22 120 115 100 90 80 65 50 なし 1.72 90 90 80 70 60 50 40 有り 2.22 120 115 100 90 80 65 50 鉄骨造 外張断熱工法 および 内張断熱工法 以外 壁 (一般部) 0.56以上 0.15以上 0.56未満 0.15未満 木造、 枠組壁工法 または 鉄骨造 外張断熱工法 または 内張断熱工法 屋根または天井 壁 床 土間床等 の外周部 枠組壁工法 充填断熱工法 屋根また は天井 屋根 天井 壁 床 土間床等 の外周部 木造 充填断熱工法 屋根また は天井 屋根 天井 壁 床 土間床等 の外周部 土間床等 の外周部 外断熱工法 屋根または天井 壁 床 土間床等 の外周部 住宅の種類 断熱材の 施工法 部位 断熱材 の熱抵 抗の値 断熱材の厚さ (単位:ミリメートル) 鉄筋コンク リート造等 内断熱工法 屋根または天井 壁 床

(15)

(5) 鉄骨造の外張断熱、内張断熱以外の壁の基準 表 3.1.1.4-7 鉄骨造、外張断熱工法及び内張断熱工法以外とする場合の壁の断熱基準 断熱材の熱抵抗の基準値 [(㎡・K)/W] 断熱材を施工する箇所の区分 地域 外装材の熱抵抗 [(㎡・K)/W] 一 般 部 の 断 熱 層 を 貫 通 す る 金 属 部 材 の有無 鉄骨柱、鉄骨 梁部分 一般部 一 般 部 に お い て 断 熱 層 を 貫 通 す る 金属部材 Ⅰ 0.56 以上 無し 1.91 2.12 有り 1.91 3.57 0.72 0.15 以上 0.56 未 満 無し 1.91 2.43 有り 1.91 3.57 1.08 0.15 未満 無し 1.91 3.00 有り 1.91 3.57 1.43 無し 0.63 1.08 0.56 以上 有り 0.63 2.22 0.33 無し 0.85 1.47 0.15 以上 0.56 未 満 有り 0.85 2.22 0.50 無し 1.27 1.72 Ⅱ 0.15 未満 有り 1.27 2.22 0.72 無し 0.08 1.08 0.56 以上 有り 0.08 2.22 0.33 無し 0.31 1.47 0.15 以上 0.56 未 満 有り 0.31 2.22 0.50 0.15 未満 無し 0.63 1.72 Ⅲ ・ Ⅳ ・ Ⅴ ・ Ⅵ 有り 0.63 2.22 0.72 第一号様式には、一般部(○で囲んだ箇所)を記入。 添付書類には、3か所とも記入し、提出すること。

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3.1.2 外壁、窓等の断熱、日射遮蔽性能の評価計算 3.1.2.1 RC 造における断熱、日射遮蔽性能の評価 (1) 評価方法例に用いるモデル ここでは評価方法例に用いるRC造共同住宅のサンプルモデルを示す。モデルは前項で 示した原則に従い、最上階妻側住戸とし、建設地はⅣ地域とする。サンプルモデルの平面 図及び断面図等を図 3.1.2.1-1 に示す。 2830 1420 2250 44 90 78 0 23 00 44 30 21 80 33 40 28 40 36 4 0 3770 2730 6500 2470 12 0 00 91 0 開口 3 開口 4 開口 1 開口 2 キッ チン 洗面 所 押入 洋間 1 洋間 2 風呂 押入 玄関 廊下 ト イ レ 1500 2180 28 00 26 0 0 650 1850 100 650 1455 495 南 ベランダ側 北 廊下側 図 3.1.2.1-1 RC造共同住宅計算モデル平面図、断面図

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表3.1.2.1-1 RC造共同住宅計算モデル躯体仕様 延べ面積 70.0m2 階高 2,800mm 開口比率 20.0% 開口面積 14.0m2 当該モデルの断熱仕様は表 3.1.2.1-2 に示す通りである。なお、断熱仕様は、「設計及び 施工の指針」の「断熱材の熱抵抗の基準」の省エネルギー地域区分・Ⅳ地域に適合する仕様 を想定している。 表 3.1.2.1-2 当該モデルの断熱仕様(断熱構造とする部分) 断熱材の 施工方法 断熱材の種類 断熱材の厚さ [㎜] 熱抵抗値 [(m2・K)/W]※2 屋根 外断熱 Eランク※1 (λ=0.028 W/mK) 85 3.036 外壁 内断熱 Dランク※1 (λ=0.034 W/mK) 35 1.029 ※1 熱伝導率による断熱材のランク分けをP.140、表 3.1.3-2 に示す。 ※2 この計算例では、「設計及び施工の指針」3(2)「断熱材の熱抵抗の基準」表下 欄 12(※3)を適用することとし、表 3.1.2.1-3 の補正後の熱抵抗基準より性能 の上回る仕様とした。 表 3.1.2.1-3 補正後の熱抵抗基準 熱抵抗の基準値[(m2・K)/W] 乗じる値 補正後の熱抵抗基準[(m2・K)/W] 屋根 2.0 1.5 3.00 外壁 1.1 0.9 0.99 ※3 「設計及び施工の指針」3(2)「断熱材の熱抵抗の基準」表下欄 12 では、表 3.1.2.1-4①、②のいずれかに該当する場合、鉄筋コンクリート造の内断熱工法 の外壁について、熱抵抗値基準に 0.9 を乗じた値以上とすることができるとし ている。 躯体仕様 屋根スラブ 150mm 床スラブ 200mm 外壁 135mm 戸境壁 150mm 間仕切壁 150mm

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表 3.1.2.1-4 鉄筋コンクリート造の内断熱工法の外壁についての熱抵抗基準値 ① 開口部(玄関ドア除く): Ⅲ地域:2.33W/mK 以下 Ⅳ、Ⅴ地域:3.49W/mK 以下 ② 屋根又は天井の熱抵抗: 熱抵抗基準値に 1.5 を乗じる かつ 開口部(玄関ドア除く): Ⅲ地域:2.91W/mK 以下 Ⅳ、Ⅴ地域:4.07W/mK 以下 当該モデルの構造熱橋部の断熱補強仕様を、図 3.1.2.1-2~4 に示す。 図 3.1.2.1-2 構造熱橋部(屋根-外壁) 図 3.1.2.1-3 構造熱橋部(外壁-床) 図 3.1.2.1-4 構造熱橋部(外壁-戸境壁) 当該モデルの開口部仕様は、省エネルギー地域区分・Ⅳ地域における「設計及び施工の 指針」の「断熱材の熱抵抗の基準」表下欄 12 に適合する仕様を想定している。表 3.1.2.1-5 参照

屋外

屋外

室内

屋根断熱材 外壁断熱材 断熱補強(Eランク断熱材 λ=0.028W/mK、厚さ20㎜、範囲450㎜) 屋根 外壁

屋外

室内

屋外

室内

外壁断熱材 断熱補強(Eランク断熱材 λ=0.028W/mK、厚さ20㎜、 範囲450㎜) 床 外壁 外壁

屋外

室内

室内

外壁断熱材 断熱補強  (Eランク断熱材  λ=0.028W/mK、  厚さ20㎜、  範囲450㎜) 戸境壁 外壁

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表 3.1.2.1-5 当該モデルの開口部仕様 仕様 熱貫流率[W/(㎡・K)] 窓 アルミサッシ+普通複層ガラス(空気層 12) 4.07 ドア スチールドア(フラッシュ構造) 4.65 ※ 窓の熱貫流率(U 値)基準はⅣ地域の場合 4.65 W/m2K であるが、「設計及び 施工の指針」3(2)「断熱材の熱抵抗の基準」表下欄 12 を適用することとした ため、この計算例では 4.07 W/m2K 以下となる窓仕様とした。 ※ 窓仕様別熱貫流率は、P.141、表 3.1.3-5 に基づき設定した。 (2) 評価方法別評価例 (ア) 評価方法例 b-2-断熱材の熱抵抗値及び建具等の仕様による評価 断熱材の熱抵抗値及び建具等の仕様による評価は、断熱材の熱抵抗値と構造熱橋部の断 熱補強仕様及び建具の仕様が、「設計及び施工の指針」の基準に適合するか否かにより行な う。 1) 断熱材の熱抵抗 断熱材の熱抵抗が「設計及び施工の指針」3(2)に定める基準値以上であることを 確認する。 断熱材の熱抵抗は、下の式により求めることができる。 R=d/λ R:熱抵抗[(㎡・K)/W] d:材料厚さ[m] λ:材料の熱伝導率[W/(m・K)] 表 3.1.2.1-6 断熱材熱抵抗値基準適否の確認 当該モデルの断熱材 ※表 3.1.2.1-2 参照 部位 厚さ [m] 熱伝導率 [W/(m・K)] 熱抵抗 [(㎡・K)/W] 断熱材の 熱抵抗の 基準値 [(㎡・K)/W] 掛け 率 補正後の 熱抵抗 [(㎡・K)/W] 適否 屋根 0.085 0.028 3.036 2.0 1.5 3.00 適合 外壁 0.035 0.034 1.029 1.1 0.9 0.99 適合 当該モデルでは、「設計及び施工の指針」3(2)「断熱材の熱抵抗の基準」表下欄 12 を 適用し、外壁は熱抵抗基準値の 0.9 倍とするが、屋根は熱抵抗基準値の 1.5 倍とし、ま た窓の熱貫流率を 4.07 W/m2K 以下とすることとしている。屋根、外壁とも補正後の熱抵 抗値より実際の断熱材熱抵抗値が大きく、基準に適合している。

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参考:外気、床下ピット、地盤面に接する床がある場合は、各床に用いている断熱材 の熱抵抗値を求め、「設計及び施工の指針」3(2)に定める基準値以上であることを 確認する。 土間床の場合は、地盤面に垂直に施工される断熱材の熱抵抗値で評価する。垂 直に施工される断熱材が基礎壁等の両面に施工される場合は合計した熱抵抗値と してよい。なお、地盤面に水平に施工される断熱材は評価の対象外であるので注 意すること。 注意:断熱材の熱抵抗値による評価を行なう場合は、構造熱橋部の断熱補強仕様が「設 計及び施工の指針」3(3)に適合することも確認しなければならない。 当該モデルの断熱補強仕様は表 3.1.2.1-7 のとおりであり、断熱補強の範囲及 び断熱補強材の熱抵抗値共に適合している。 表 3.1.2.1-7 断熱補強仕様基準適否の確認 当該モデルの断熱補強 ※図 3.1.2.1-2~4 参照 断熱補強基準 断熱補強材 構造熱橋の 位置 補強の 範囲 [㎜] 熱伝導率 [W/(m・K)] 厚さ [㎜] 熱抵抗 [(㎡・K)/W] 補強の 範囲 [㎜] 熱抵抗 [(㎡・K)/W] 適否 屋根-外壁 450 0.028 20 0.71 適合 外壁-床 450 0.028 20 0.71 適合 外壁-戸境壁 450 0.028 20 0.71 450 以上 0.6 以上 適合 注:厚さは、m単位に換算したのち計算に用いること。 2) 建具等の仕様 建具等の仕様が、「設計及び施工の指針」4(2)イおよび 4(2)ロに定める建具等の 仕様の基準に適合することを確認する。ただし、当該モデルは、「設計及び施工の指 針」3(2)「断熱材の熱抵抗の基準」表下欄 12 を適用しているため、窓の熱貫流率が 4.07 W/m2K 以下となる仕様となっている。従って、窓の断熱性に関する評価は熱貫 流率で行なうことになるため、(イ)評価方法例 b-1 を参照されたい。 表 3.1.2.1-8 建具の仕様適否基準確認(断熱性) 当該モデルの仕様 建具等の仕様の基準 適否 窓 アルミサッシ+ 普通複層ガラス(空気層 12) 熱貫流率 で評価 ドア スチールドア (フラッシュ構造) 次のいずれかに該当するもの ・ 扉がフラッシュ構造 ・ 扉が木製 ・ 扉が金属製熱遮断構造パネル ※いずれの場合も、ガラスがある場合 ガラス中央部の U=4.00W/m2K 以下 適合

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表 3.1.2.1-9 建具の仕様適否基準確認(日射遮蔽性) 窓が面する 方位 当該モデルの仕様 建具等の仕様の基準 適否 真北±30 度 ・ 普通複層ガラス入り ( 空 気 層 12) の 建 具 (一重構造) ・ ガラスの日射侵入率 0.79 ・ 付属部材なし 次のいずれかに該当するもの ・ ガラスの日射侵入率が 0.60 以下 ・ 付属部材を設けるもの 否 上記以外 ・ 普通複層ガラス入り ( 空 気 層 12) の 建 具 (一重構造) ・ ガラスの日射侵入率 0.79 ・ 付属部材なし ・ バルコニー上部に軒 の出(d=1500)あり。 次のいずれかに該当するもの ・ ガラスの日射侵入率が 0.49 以下 ・ ガラスの日射侵入率が 0.66 未満の ものに付属部材又は庇、軒等をつけ る ・ 内付けブラインド又はこれと同等以 上の遮蔽性能を有する付属部材をつ ける ・ 付属部材及び庇、軒等をつける 否 当該モデルの窓は各方位とも、日射遮蔽性に関する建具等の仕様の基準に適合しない。 いずれの方位においても、付属部材(レースカーテン等)を設置することにより基準に 適合する。なお、ガラスの日射侵入率は、メーカーカタログ等の性能値を用いるか、P.142、 表 3.1.3-6 窓の日射侵入率によって求める。 (イ) 評価方法例 b-1-熱貫流率及び夏期日射侵入率による評価 熱貫流率及び夏期日射侵入率による評価は、躯体各部位の熱貫流率と構造熱橋部の断熱 補強仕様及び開口部の熱貫流率と夏期日射侵入率が、「設計及び施工の指針」の基準に適合 するか否かにより行なう。 1) 躯体、開口部の熱貫流率 躯体、開口部の熱貫流率(U 値)が、「設計及び施工の指針」3(1)および 4(1)イに 定められた基準値以下であることを確認する。躯体の熱貫流率は計算により求める ことができ、開口部の熱貫流率はメーカーカタログ等の性能値を用いるか、P.141、 表 3.1.3-5 窓仕様別熱貫流率によって求める。 ①躯体の熱貫流率 躯体の熱貫流率の算出方法は、構造により異なる。鉄筋コンクリート造等は熱 橋を含まない熱貫流率が基準であり、それ以外の構造(木造等)は熱橋を含む熱 貫流率(=実質熱貫流率)が基準となっている。鉄筋コンクリート造等は熱橋を 含まないため、構造熱橋部の断熱補強仕様が「設計及び施工の指針」3(3)に基づ いて適否を確認する必要がある。 熱貫流率の算出方法は以下の通りであるが、熱橋を含む実質熱貫流率の算出方 法については、「住宅の省エネルギー基準の解説」を参照されたい。

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【熱貫流率の算出方法】 熱貫流率は、室内外の温度差を 1℃とした場合に、単位面積 1m2当たり、1 時間 当たりに壁体等を通る(貫流する)熱量のことで、単位は W/(m2・K)である。建築 の壁体の主要な部分は、面材や空気層を重ね合わせて造られており、これらの面 材や空気層をすべて面状に拡がった層と考え、さらに、両側の表面に接する空気 も 2 つの空気層と考え、それら一つ一つの層における熱抵抗から熱貫流率を求め る。 熱貫流率の算出手順としては、 ・各層の熱伝導抵抗を求める。 第 i 層の材料の厚さを di、熱伝導率をλiとすると、熱伝導抵抗 Riは、 Ri=di/λi ・各層の熱抵抗を総和し、その逆数から熱貫流率を求める。 各材料の熱抵抗及び表面空気の熱抵抗(表面熱伝達抵抗)を総和し、その 逆数をとって熱貫流率とする。式で書くと、 o a i R R R U + + + + + + = ・・・ 3 3 2 2 1 1 d d d 1 λ λ λ U :熱貫流率[W/(m2・K)] Ri:室内側表面熱伝達抵抗[(m2・K)/W] →表 3.1.3-3 参照 Ro:外気側表面熱伝達抵抗[(m2・K)/W] →表 3.1.3-3 参照 Ra:空気層の熱抵抗[(m2・K)/W] →表 3.1.3.4 参照 di:第 i 層の材料厚さ[m] λi:第 i 層の材料の熱伝導率[W/(m2・K)]→表 3.1.3-2 参照 抵抗 A 料 材 B 料 材 C 料 材 表面空気 の熱伝達 表面空気 の熱伝達 材料Aの 熱伝導λa 材料Bの 熱伝導λb 材料Cの 熱伝導λc <室外空気> <室内空気> 壁体の熱貫流 U <壁体> 壁体表面 (外側) 壁体表面 (内側) Ro Ri 抵抗 厚さ da 厚さ db 厚さ dc 材料Aの 材料Bの 材料Cの 図 3.1.2.1-5 熱貫流率

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以上の算出方法により、当該モデルの躯体各部位の熱貫流率を求めた算出表を 表 3.1.2.1-10、表 3.1.2.1-11 に示す。 表 3.1.2.1-10 壁の熱貫流率算出 名称 部位仕様モデル 材料 厚さ [㎜] λ値 [W/(m・K)] R値 [(㎡・K)/W] U値 [W/(㎡・K)] 外側熱伝達抵抗 Ro 0.040 GRC 板 9 1.600 0.006 コンクリート 135 1.600 0.084 断熱材 35 0.034 1.029 せっこうボード 12 0.220 0.055 内側熱伝達抵抗 Ri 0.110 W 合計 1.324 0.755 注:厚さは、m単位に換算したのち計算に用いること。 表 3.1.2.1-11 屋根の熱貫流率算出 名称 部位仕様モデル 材料 厚さ [㎜] λ値 [W/(m・K)] R値 [(㎡・K)/W] U値 [W/(㎡・K)] 外側熱伝達抵抗 Ro 0.040 コンクリート 50 1.600 0.031 断熱材 85 0.028 3.036 防水層 10 0.110 0.091 コンクリート 150 1.600 0.094 内側熱伝達抵抗 Ri 0.090 C 合計 3.382 0.296 注:厚さは、m単位に換算したのち計算に用いること。 ②開口部の熱貫流率 メーカーカタログ等の性能値又は、表 3.1.3-5 窓仕様別熱貫流率によって求め る。 ⅰ)窓:アルミサッシ+普通複層ガラス(空気層12) 熱貫流率 4.07 W/(m2・K) ※表 3.1.3-5 参照 ⅱ)ドア:スチールドア(フラッシュ構造) 熱貫流率 4.65 W/(m2・K) ※メーカーカタログ等による Ro Ri Ro Ri

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③熱貫流率基準適否 表 3.1.2.1-12 熱貫流率基準適否の確認 部位 当該モデルの熱貫流率 [W/(㎡・K)] 熱貫流率の基準値 [W/(㎡・K)] 適否 屋根 0.296 0.43 適合 外壁 0.755 0.75 否 窓 4.07 4.65 適合 ドア 4.65 4.65 適合 当該モデルでは、外壁のみ基準に適合しない。これは、当該モデルの断熱仕様を 検討する際、「設計及び施工の指針」3(2)「断熱材の熱抵抗の基準値」表下欄 12 を 適用し、外壁の断熱は熱抵抗基準値に 0.9 を乗じて断熱厚さを決定したためである。 このような場合は、全部位について評価方法例 b-2 の断熱材の熱抵抗値にて評 価する、若しくは、建物全体で評価する評価方法例 a-1、a-2 にて評価する。 参考:床の熱貫流率の評価 住戸の床が「外気に接する場合」、「床下ピットに接する場合」、及び「地盤面に接 する場合」は、それらに接する床の熱貫流率が、「設計及び施工の指針」の基準に 適合するか評価する。 「床(外気に接する部分)」、「床(その他の部分)=床下ピットに接する部分」 の熱貫流率の算出方法は前述「①躯体の熱貫流率」のとおりであるが、表面熱伝達 抵抗(Ri、Ro)が部位毎に異なるので注意されたい。 土間床等の外周の熱貫流率は、内外の温度差1度の場合において1メートル当 たり貫流する熱量である。当該土間床等を熱の貫流する方向に構成している材料 の種類及び厚さ等を勘案して算出する。 図 3.1.2.1-6 床の種類 【土間床等の熱貫流率の計算式】 熱損失係数の計算における地盤面に接する床である土間床の熱貫流率は、「土間 床等の外周の熱貫流率 UL」と「土間床等の中央部の熱貫流率 UF」に分けて、下記に 示す計算式によって求めることが出来る。 モデル A UL=1.88+0.5λsoil-0.005D-1.02T10.15-0.001W-0.014T2 UF=0.021+0.054λsoil 室内 室内 1m 1m 床(外気に接する部分) 床(その他の部分) 床下ピット 土間床の中央部 土間床の外周部 (外気に接する部分) 土間床の外周部 (その他の部分)

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モデル B UL=1.77+0.5λsoil-0.77T10.15-0.003W-0.042T2 UF=0.022+0.054λsoil それぞれの変数の意味と適用範囲は以下の通りである λsoil:土の熱伝導率[W/(m・K)] 0.58~1.74W/(m・K) D :基礎の深さ[cm] 10~40cm T1 :基礎外側の断熱材の厚さ[cm] 2.5~15cm W :土間外周の断熱長さ(外周内面からの距離)[cm] 0~90cm T2 :土間外周の断熱材の厚さ[cm] 0~6cm ただし、T1 ならびにT2 の厚みは、断熱材の熱伝導率は 0.0326W/(m・K)とした 場合であり、これ以外の場合は T1、T2 を熱抵抗換算する。換算は、実際に使用す る断熱材の厚さを dr、熱伝導率をλrとして下記の式で求めることができる。 T1 または T2=dr /λr×0.0326 2) 構造熱橋部の断熱補強仕様 構造熱橋部の断熱補強仕様は、(ア) 1)において基準適合を確認済みである。 ※表 3.1.2.1-8 参照 3) 窓の夏期日射侵入率 窓の夏期日射侵入率η値が、「設計及び施工の指針」4(1)ロに定められた基準値以 下であることを確認する。 窓の夏期日射侵入率は、ガラスと付属部品の組合せで定まる日射侵入率(表 3.1.3-6 参照)と庇、軒の出等の形状で定まる補正係数 fc(下式)によって求める。 計算式:fC=[f2(y1+ y2)- f1y1]/y2 L1:y1/z L2:(y1+y2)/z f1、f2:表 3.1.3-7 参照 T1 W T2 モデル A 外断熱 モデル B 内断熱 D W T2 T1 窓 z y1 y2 室外 室内

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表 3.1.2.1-13 当該モデル各窓の日射侵入率補正係数 fc 日除けの形状 方位 窓記号 y1 [m] y2 [m] z [m] L1 L2 f1 f2 fC 南 WD-1 0.65 1.85 1.50 0.43 1.67 0.10 0.29 0.36 WD-2 0.65 1.85 1.50 0.43 1.67 0.10 0.29 0.36 北 WD-3 0.65 1.455 1.00 WD-4 0.65 1.455 2.18 0.30 0.97 0.13 0.38 0.49 表 3.1.2.1-14 窓の日射侵入率基準適否の確認 当該モデルの夏期日射侵入率 窓が面す る方位 窓記号 (部位 名) ガラス仕様 窓面積 [㎡] 日射侵入 率 η0 (補正前) ※表 3.1.3-6 参照 補正係数 fC ※表 3.1.2.1-13 参照 日射侵入 率 η (補正後) 面積加重 平均した 日射侵入率 η 夏期日射 侵入率の 基準値 適 否 開口 3 (WD-3) 普通複層 (空気層 12) 2.04 0.79 1.00 0.79 真北 ±30 度 開口 4 (WD-4) 普通複層 (空気層 12) 2.04 0.79 0.49 0.39 0.59 0.55 否 上記以外 開口 1 (WD-1) 普通複層 (空気層 12) 5.00 0.79 0.36 0.28 開口 2 (WD-2) 普通複層 (空気層 12) 3.33 0.79 0.36 0.28 0.28 0.45 適 合 当該モデルでは、真北±30 度の窓が基準に適合しない。その理由は、開口-3 の窓 に庇がないためである。なお、付属部材を設置することにより日射侵入率を低減す ることが可能であり、例えばレースカーテンを設置した場合は、開口-3 の日射侵入 率は 0.53(表 3.1.3-6 参照)となって基準に適合する。 また、熱負荷の影響が少なく、窓合計面積が延べ面積の4%未満の小面積の窓(天 窓は除く)やドアは、日射遮蔽の対策をしなくてもよいとのただし書きがある。これ は、水廻りその他で内付け型の付属部材での日射遮蔽が難しく、また、冷房負荷へ の影響が少ない部位を考慮したものである。 注:面積が延べ面積の4%の窓全てが、日射遮蔽対策を省略することができる対 象となるわけではない。また、日射侵入率によって評価する場合に限られる。 [日射遮蔽対策をしなくてもよい窓の例] 当該モデル(延べ面積 70 ㎡)の場合 70×0.04=2.8 ㎡ 開口3(WD-3)、開口 4(WD-4)はいずれも窓面積 2.04 ㎡であるため、いずれかの 窓を日射遮蔽対策をしなくてもよい窓とすることができる。

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(ウ) 評価方法例 a-2-熱損失係数及び夏期日射取得係数による評価 熱損失係数及び夏期日射取得係数による評価は、それぞれの値が「住宅に係る建築主の 判断基準」1-3(2)に示された基準値に適合するか否かにより行なう。 1) 熱損失係数及び夏期日射取得係数算出の手順 熱損失係数(Q 値)と夏期日射取得係数(μ値)は、図 3.1.2.1-7 に示す流れに そって求める。熱損失係数及び夏期日射取得係数の計算は、まず図面等により熱的 境界の確認を行ない、その熱的境界部位の貫流熱損失、日射侵入率、及び熱的境界 部位に囲まれた空間の換気熱損失を求めることにより行なう。 1 設計図書の準備 平面図 伏図 ↓ 立面図 展開図 2 熱的境界の設定 矩計図 建具表 ↓ 3 熱的境界を部位種類に分類 ↓ 4 ①部位の方位別面積の算出 ②土間床等の周長の算出 ③床面積の合計の算出 ④気積の算出 ↓ 5 ①各部位の実質熱貫流率の算出 熱物性表 ②土間床等の熱貫流率の算出 ③日射侵入率の計算と補正 ↓ 6 ①Q値を計算 ②μ値を計算 図 3.1.2.1-7 熱損失係数及び夏期日射取得係数の計算フロー 2) 熱的境界の確認(※評価方法例 a-1-年間暖冷房負荷の場合も同様) 熱的境界とは、図 3.1.2.1-8 に示すように、熱的すなわち温度的に見て外気と室 内を区分する境界面のことをいう。熱的境界となる部位は、ほとんどの場合「断熱構 造化すべき部位」と一致する。 熱損失係数、夏期日射取得係数の計算に際しての原則及び注意事項を以下に示す。 ①土間床等に熱的境界がある場合(木造等における基礎断熱工法など)は、床下 及び床下地盤面を熱的境界の内側と考える。 ②屋根に熱的境界がある場合(木造等における屋根断熱など)は、小屋裏空間を 熱的境界の内側と考える。 ③共同住宅の 1 住戸を対象とする場合は、外気に接する部位を熱的境界とする。 戸境壁・戸境床等における熱の流出入は考えなくてよい。

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④風除室・サンルーム等の付属的空間は、熱的境界の外気側としてよい。(ただし、 その空間を熱的に室内側として計画する場合を除く。)なお、これらの空間は、 熱損失の防止に多少ではあるが効果があるため、それらを非密閉空気層とみな して、熱的境界部位の熱貫流率を求めてもよい。 ⑤夏期日射取得係数の計算において対象となる部位も熱的境界であり、熱損失係 数の場合と同じである。ただし、夏期日射取得係数の計算においては、同じ部 位でも方位別に分けて算出しなければならない。また、床面(外気に接する床 も含む)は下向きの水平面であるため、外界方向から日射を受けることはない ため、計算の対象外である。 壁 壁 土間床等の外周部(外気に接する部分)…C 共用廊下 (開放) 住戸 バルコニー 共用廊下 (非開放) 住戸 バルコニー ピロティ 住戸 バルコニー ピット 壁 屋根又は天井 壁 壁 壁 壁 壁 土間床等の外周部(その他の部分)…D 土間床等の中央部 住宅の共用部、住宅を除く用途 床(外気に接する部分) 住戸 屋根又は天井 住宅の共用部、住宅を除く用途 住宅の共 用部、住 宅を除く 用途 外気に接する床…A その他の床…B 図 3.1.2.1-8 躯体の断熱性能等に関する基準における「部位」 3) 部位の分類(※評価方法例 a-1-年間暖冷房負荷の場合も同様) 熱損失係数、夏期日射取得係数の計算過程で行なう熱貫流率等算出に際しては、 熱的境界を部位別、断面構成別に分類しなければならない。 以下に部位分類に際しての原則及び注意事項を示す。 ①同じ部位であっても、断面構成が異なれば別のものとして分類する。 ②構造部材のある部分は、別の断面構成部位として分類する。 構造部材は、木造軸組構法の中間階床に位置する胴差、枠組み壁工法の中間階 床に位置する側根太などその他の断熱部位と比べて熱損失の大きい箇所などが 当てはまる。図 3.1.2.1-9(a)参照 ③鉄筋コンクリート造等の住宅における外壁、屋根、床、間仕切壁がそれぞれ取 り合う部分等に生じる熱橋(構造熱橋、という)も別の部位として分類する。 図 3.1.2.1-9(b)参照

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④鉄筋コンクリート造等の共同住宅においては、最上階住戸、中間階住戸、最下 階住戸のそれぞれの当該床スラブ下端から天井・屋根スラブ下端(最上階住戸は 上端)の範囲にある熱橋が、当該住戸の部位として分類される。図 3.1.2.1-10 参照 天井断熱 構造部材 床断熱 基礎断熱の場合 (a) 木造、2″×4″、S造の場合 (b) RC造、組積造の場合 内断熱の場合 外断熱の場合 この範囲に存在 する平面方向の 構造部材 構造部材1 構造部材1 構造部材2 構造部材3 構造部材2 構造部材1 屋根断熱の場合 この 範囲 に存 在す る平 面方向 の構 造部 材 構造部材2 構造部材3 図 3.1.2.1-9 戸建住宅における構造部材(熱橋)の位置 最上階 中間階 最下階 最上階 中間階 最下階 各階のこの範囲に 存在する平面方向 の構造部材 各階のこの範囲に 存在する平面方向 の構造部材 各階のこの範囲に 存在する平面方向 の構造部材 各階のこの範囲に 存在する平面方向 の構造部材 各階のこの範囲に 存在する平面方向 の構造部材 各階のこの範囲に 存在する平面方向 の構造部材 構造部材 構造部材 構造部材 構造部材 構造部材 構造部材 構造部材 (a) 内断熱工法による場合 (b) 外断熱工法による場合 図 3.1.2.1-10 共同住宅における構造部材(熱橋)の位置

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4) 部位面積(構造熱橋部を除く)、気積の算出(※評価方法例 a-1-年間暖冷房負荷の 場合も同様) ①面積、気積の算出方法の原則 ⅰ)面積算出方法の原則 イ 階段室、吹抜け(仮想の床上に 2.1m 以上の天井高さが確保される部分) については、上部にも床があるものと見なし、当該床と上部階の両方の床 面積をその合計値 S に算入することもできる。図 3.1.2.1-11 参照 図 3.1.2.1-11 床面積の扱い方 ロ 風除室、サンルームなどを非密閉空気層として扱う場合は、それらの床面 積を S に算入してはいけない。 ハ 出窓、天窓等の壁芯からの突出が 50 ㎝以下の場合については、その四周 側壁の部分を面積計算から除外することができる。なお、50 ㎝を超える 場合はその全てを、それぞれ張り出した床・天井・壁と見なして面積計算 を行わなくてはならない。 ニ 外壁の面積は、垂直外表面の面積から、開口部面積を差し引いて計算する ことを原則とする(全外表面積を正確に算出するため)。 ホ 換気のある小屋裏、張出し床下などが熱的境界(断熱層)の外気側にある 場合は、それらが存在しないものとして寸法をとる。 ヘ 屋根・天井、外壁、開口部(窓・扉)、及び構造熱橋は方位別に面積を算出す る。部位種別に関係なく、傾斜面はその向きが異なれば、ひとつの方位と みなす。(夏期日射取得係数計算のためである。また、計算において傾斜 面は屋根面と同じように水平投影されて処理される。) ⅱ)気積算出方法の原則 イ 気積算出には以下のように、建物単位で行なう方法(a)と室単位気積を積 仮想床の範囲 2.1m 吹抜 出窓

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算する方法(b)があり、いずれかを用いる。 (a) 壁芯基準から求めた床面積と最下階床面から最上階天井面までの高さ(一 定でない場合は面積加重平均)を乗じ、換気の無い階間部分の容積を減じ る方法。 (b) 各室の気積(床面積と天井高(面積加重平均)を乗じたもの)に、階段室・ 吹き抜けの階間部分容積を加える方法。 ロ 熱的境界内の容積を換気熱損失計算に用いる気積とするが、その内側にあ っても、有効な換気が期待できない階間のふところ部分及び屋根断熱され た小屋裏部分の気積は算入する必要はない。ただし、小屋裏収納等のため 室内と接続する開口が設けられている場合は、小屋裏も換気するとみなさ れ、この限りではない。図 3.1.2.1-12 参照 ハ 風除室、サンルーム等を密閉度の低い空気層として扱った場合は、室内の 気積に算入する必要はない。また、突出が 50 ㎝以下の出窓等によって構 成される部分も気積に算入する必要はない。図 3.1.2.1-12 参照 図 3.1.2.1-12 気積算入の範囲 ⅲ)寸法に関する原則 イ 寸法値の取扱いと表示方法 長さ寸法は、切捨てにより 0.01m(10 ㎜)単位で拾う。 面積は、四捨五入により 0.01 ㎡単位に、気積は、四捨五入により 0.01 ㎥単位に丸めて表示することができる。 ロ 水平方向の寸法 【外壁・床・屋根・天井】 原則として、壁芯(壁の中心線)間の寸法によるが、モジュール芯間の寸 法を用いることもできる。 【開口部】 原則として、建築構造側の取り付け部分の内法寸法によるが、建具の呼称 寸法をもって代えることもできる。なお、出窓等においてもこれに準じる。 出窓(50cm 以下の突出) は算入しなくてよい 階間ふところ部の気積は 算入しなくてよい。

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【庇】 庇の長さは、壁芯又は壁表面から先端までの平均値による。 ハ 垂直寸法の寸法 【外壁】 各階の外壁高さは、天井面(野縁下)と下階天井面(最下階にあっては床 面)間寸法による。ただし、屋根断熱されたスラブなどにおいては、その 下面を上端とする(図 3.1.2.1-13 参照)。また、独立した部位としての構 造部材(胴差等)の幅(せい)が上記高さに含まれる場合は、それらを差 し引いた数値を外壁高さとすることができる。 【開口部】 水平方向と同様である。 天井 壁面積算定の際の階高 熱計算で 使用する高さ 図 3.1.2.1-13 コンクリート構造の場合の外壁高さ ②当該モデルの面積(構造熱橋部を除く)、気積 前項4)①の算出方法(面積、気積、寸法)の原則に則って算出した当該モ デルの面積及び気積を、表 3.1.2.1-15 に示す。

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表 3.1.2.1-15 床・屋根面積、気積 部位、室名 床・屋根面積 寸法[m] 面積[㎡] 天井高 [m] 縦 横 天井 床 気積 [㎥] LD 2.45 3.64 3.77 13.72 13.72 33.61 2.45 0.79 2.83 2.24 2.24 5.49 2.45 2.84 1.2 3.41 3.41 8.35 K 2.45 2.3 2.83 6.51 6.51 15.95 和室 2.45 3.64 2.73 9.94 9.94 24.35 洋間1 2.45 5.27 2.83 14.91 14.91 36.53 洋間2 2.45 3.34 2.25 7.52 7.52 18.42 洗面・便所・風呂 2.45 2.84 2.47 7.01 7.01 17.17 ホール 2.45 2.14 1.42 3.04 3.04 7.45 玄関 2.50 1.2 1.42 1.70 1.70 4.25 合計 70.00 70.00 171.57 外壁、ドアの面積は、方位別、仕様別に求める。(当該モデルは、外壁の仕様 が 1 種類であるため、方位別に算出した。) また、窓の面積は窓の位置によって日射侵入率が異なることがあるため、個 別に求める。 表 3.1.2.1-16 外壁、窓・ドアの面積 室名 窓・ドア 外壁 種別 寸法[m] 寸法[m] 方位 幅 高さ 面積 [㎡] 方位 幅 高さ 面積*1 [㎡] LD 南 窓(部位名:WD-1) 2.70 1.85 5.00 南 3.77 2.6 4.80 西 4.43 2.6 11.52 K 西 2.3 2.6 5.98 和室 南 窓(部位名:WD-2) 1.80 1.85 3.33 南 2.73 2.6 3.77 洋間1 西 5.27 2.6 13.70 北 窓(部位名:WD-3) 1.40 1.455 2.04 北 2.83 2.6 5.32 東 2.18 2.6 5.67 洋間2 北 窓(部位名:WD-4) 1.40 1.455 2.04 北 2.25 2.6 3.81 玄関 北 ドア(部位名:DR) 0.85 1.90 1.62 北 1.42 2.6 2.07 小計 南 8.33 南 8.57 北 5.70 北 11.20 東 0.00 東 5.67 西 0.00 西 31.20 合計 14.03 合計 56.64 *1:開口部の面積を除く外壁のみの面積。

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5) 各部位(構造熱橋部を除く)の熱貫流率 ①躯体各部位の熱貫流率 躯体各部位(壁、屋根)の熱貫流率は、(イ) 1)①において計算済みである。 ※壁:熱貫流率 0.755W/(㎡・K)(表 3.1.2.1-10 参照)、 ※屋根:熱貫流率 0.296W/(㎡・K)(表 3.1.2.1-11 参照) 参考:外気、床下ピット、地盤面に接する床がある場合は、各床の熱貫流率を求める。 床の熱貫流率については、(イ) 1)③の「参考:床の熱貫流率の評価」を参照され たい。 ②開口部の熱貫流率 窓、ドアの熱貫流率は、(イ) 1)②において確認済みである。 ※窓:熱貫流率 4.07W/(㎡・K)、ドア:熱貫流率 4.65W/(㎡・K) 6) 構造熱橋部の熱損失係数、夏期日射取得係数への算入方法 当該モデルは、屋根が外断熱、外壁が内断熱であるため、屋根と外壁、外壁と床、 外壁と戸境壁、外壁と間仕切壁の取合い部が構造熱橋となる。これら構造熱橋から の熱損失、日射取得は、当該モデル住戸の熱損失係数、夏期日射取得係数に算入し なければならない。 構造熱橋部の熱損失係数、夏期日射取得係数への算入には、図 3.1.2.1-14 の網掛 け部分で示すように、外壁、床、屋根等が無断熱と仮定した熱貫流率を用いる。 (夏期日射取得係数の場合は、熱貫流率から求める日射侵入率(後述)を用いる。) 住戸全体での構造熱橋部熱損失(日射取得)は、熱貫流率(日射侵入率)に構造 熱橋部の面積を乗じることにより求める。 なお、構造熱橋部の面積は、断熱工法、断熱補強仕様によって定められた低減係 数(aH)(表 3.1.3-8 参照)を乗じて補正することができる。当該モデルは、低減係 数(aH)が 0.5 となる。

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①構造熱橋部の面積 構造熱橋部の面積は、図 3.1.2.1-14 の部位の幅Wに部位長さを乗じて求める。 当該モデルの構造熱橋部面積は、表 3.1.2.1-17 に示すとおりである。 屋根 外壁 屋外 屋外 当該住戸の熱損失 として扱う 当該住戸 W 床 外壁 屋外 当該住戸の熱損失 として扱う 下階住戸 当該住戸 W 外壁 隣住戸 屋外 戸境壁 当該住戸 当該住戸の熱損失 として扱う (隣住戸と折半する) W 外壁 屋外 間仕切壁 当該住戸 当該住戸の熱損失 として扱う 当該住戸 W 図 3.1.2.1-14 構造熱橋部の面積算出のための説明図 表 3.1.2.1-17 構造熱橋部の面積 熱橋部 寸法[m] 取合部名 低減係数 aH ※表 3.1.3-8 参照 方位 部位長さ 部位幅(W) 面積 [㎡] 屋根-外壁 0.50 南 6.50 0.15 0.49 (部位名:w-1) 0.50 西 12.00 0.15 0.90 0.50 北 6.50 0.15 0.49 0.50 東 2.18 0.15 0.16 床-外壁 0.50 南 6.50 0.2 0.65 (部位名:w-2) 西 12.00 0.2 1.20 北 6.50 0.2 0.65 東 2.18 0.2 0.22 戸境壁-外壁 0.50 南 2.6 0.075 0.10 (部位名:w-3) 北 2.6 0.075 0.10 間仕切壁-外壁 0.50 南 2.6 0.15 0.20 (部位名:w-4) 西 2.6 0.15 0.20 注:w-3 の部位幅は、W/2 である。 注:戸境壁は、W/2 が当該住戸の面積算入部となる。

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外壁 屋外 間仕切壁 当該住戸 当該住戸の熱損失 として扱う 当該住戸 D D Ro Ri ②構造熱橋部の熱貫流率 構造熱橋部の熱貫流率は、図 3.1.2.1-15 のDを材料厚さとして熱貫流率を算出 する。 当該モデルの構造熱橋部の熱貫流率は、表 3.1.2.1-18 に示すとおりである。 屋根 外壁 屋外 屋外 当該住戸の熱損失 として扱う 当該住戸 D 外壁 隣住戸 屋外 戸境壁 当該住戸 当該住戸の熱損失 として扱う (隣住戸と折半する) D 図 3.1.2.1-15 構造熱橋部の熱貫流率算出のための説明図 下階住戸 当該住戸 床 外壁 屋外 当該住戸の熱損失 として扱う D Ro D Ri

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表 3.1.2.1-18 構造熱橋部の熱貫流率 名称 部位仕様モデル 材料 厚さ [㎜] λ値 [W/(m・K)] R値 [(㎡・K)/W] U値 [W/(㎡・K)] 外側熱伝達抵抗 Ro 0.04 コンクリート 135 1.600 0.084 内側熱伝達抵抗 Ri 0.11 w-1 合計 0.234 4.274 注:厚さは、m単位に換算したのち計算に用いること。 名称 部位仕様モデル 材料 厚さ [㎜] λ値 [W/(m・K)] R値 [(㎡・K)/W] U値 [W/(㎡・K)] 外側熱伝達抵抗 Ro 0.04 コンクリート 135 1.600 0.084 内側熱伝達抵抗 Ri 0.11 w-2 合計 0.234 4.274 注:厚さは、m単位に換算したのち計算に用いること。 名称 部位仕様モデル 材料 厚さ [㎜] λ値 [W/(m・K)] R値 [(㎡・K)/W] U値 [W/(㎡・K)] 外側熱伝達抵抗 Ro 0.04 コンクリート 135 1.600 0.084 内側熱伝達抵抗 Ri 0.11 w-3 w-4 合計 0.234 4.274 注:厚さは、m単位に換算したのち計算に用いること。 外壁 屋根 450 床 外壁 450 外壁 戸境壁 45 0 間仕切壁

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7) 日射侵入率 日射取得係数の算出には、不透明外皮である躯体の屋根(天井)、壁、ドアと日射 を透過する窓の日射侵入率を用いる。 ①不透明外皮の日射侵入率 不透明外皮である躯体等の日射侵入率は、熱貫流率に係数を乗じることによ り求める。(下式参照) 当該モデルの不透明外皮の日射侵入率を表 3.1.2.1-19 に示す。 η≒0.034×U η:日射侵入率、U:熱貫流率[W/(㎡・K)] 表 3.1.2.1-19 不透明外皮の日射侵入率 熱的境界の 部位種類 部位名 熱貫流率 [W/(㎡・K)] 日射侵入率 η=0.034U 屋根 C 0.296 0.010 外壁 W 0.755 0.026 構造熱橋部 w-1、2、3、4 4.274 0.145 ドア DR 4.650 0.158 ②窓の日射侵入率 窓の日除け等による補正後の日射侵入率は、(イ) 3)において計算済みである。 (表 3.1.2.1-14 参照) ※開口-1(WD-1):η=0.28 ※開口-2(WD-2):η=0.28 ※開口-3(WD-3):η=0.79 ※開口-4(WD-4):η=0.39 8) 熱損失係数 熱損失係数は、貫流熱損失と換気熱損失を合計し、それを延べ床面積で除して求 める。 貫流熱損失には、(ウ)の 4)、5)、6)で求めた面積、熱貫流率を用い、換気熱損 失には、(ウ)の 4)で求めた気積を用いる。 ①貫流熱損失 部位別に、熱貫流率と面積、温度差係数(表 3.1.3-10 参照)を掛け、それら (部位別の貫流熱損失)を合計することにより求める。 当該モデルの貫流熱損失は、表 3.1.2.1-20 に示すとおりである。

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表 3.1.2.1-20 貫流熱損失 部位 熱的境界の 部位種類 熱貫流率 U [W/(㎡・K)] 面積 A [㎡] 温度差係数 H ※表 3.1.3-10 参照 貫流熱損失 UAH [W/K] 屋根 C 天井 0.296 70.00 1.0 20.700 南外壁 W 外壁 0.755 8.57 1.0 6.473 w-1(屋根-外壁) 構造熱橋部 4.274 0.49 1.0 2.094 w-2(外壁-床) 構造熱橋部 4.274 0.65 1.0 2.778 w-3(戸境壁) 構造熱橋部 4.274 0.10 1.0 0.427 w-4(間仕切壁) 構造熱橋部 4.274 0.20 1.0 0.855 WD-1 窓 4.070 5.00 1.0 20.350 WD-2 窓 4.070 3.33 1.0 13.553 北外壁 W 外壁 0.755 11.20 1.0 8.459 w-1(屋根-外壁) 構造熱橋部 4.274 0.49 1.0 2.094 w-2(外壁-床) 構造熱橋部 4.274 0.65 1.0 2.778 w-3(戸境壁) 構造熱橋部 4.274 0.10 1.0 0.427 WD-3 窓 4.070 2.04 1.0 8.303 WD-4 窓 4.070 2.04 1.0 8.303 DR 玄関ドア 4.650 1.62 1.0 7.533 東外壁 W 外壁 0.755 5.67 1.0 4.283 w-1(屋根-外壁) 構造熱橋部 4.274 0.16 1.0 0.684 w-2(外壁-床) 構造熱橋部 4.274 0.22 1.0 0.940 西外壁 W 外壁 0.755 31.20 1.0 23.566 w-1(屋根-外壁) 構造熱橋部 4.274 0.90 1.0 3.847 w-2(外壁-床) 構造熱橋部 4.274 1.20 1.0 5.128 w-4(間仕切壁) 構造熱橋部 4.274 0.20 1.0 0.855 床 なし 0.000 0.7 0.000 貫流熱損失合計ΣUAH 144.430 ②換気熱損失 換気熱損失は、気積に換気回数と空気の容積比熱[W/(㎥・K)]を掛けて求める。 換気回数は、0.5 回/h 以上とする。なお、熱回収装置を使用する場合は「住 宅の省エネルギー基準の解説」P.69 3.3.2(4)(d)換気用熱回収装置による年間 暖冷房負荷の削減効果に関する評価法を参照されたい。 当該モデルの気積は 171.57 ㎥(表 3.1.2.1-15 参照)であり、空気の容積比 熱は 0.35W/㎥ K であるので、換気熱損失は、表 3.1.2.1-21 に示す値となる。 表 3.1.2.1-21 換気熱損失 室名 気積 B [m3] 換気回数 n [回/h] 容積比熱 [W/(m3・K)] 換気熱損失 0.35nB [W/K] 全室 171.57 0.5 0.35 30.02

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③熱損失係数 上記①貫流熱損失と②換気熱損失を合計し、延べ面積で除して熱損失係数を 求める。 当該モデルの熱損失係数は、表 3.1.2.1-22 に示す通りとなり、Ⅳ地域の熱損 失係数基準値 2.7W/(㎡・K)以下であるため、基準に適合する。 表 3.1.2.1-22 熱損失係数算出 備考 イ)熱損失係数算定用延べ面積[㎡] 70.00 表 3.1.2.1-15 参照 ロ)貫流熱損失(土間以外)[W/K] 144.43 表 3.1.2.1-20 参照 ハ)換気熱損失[W/K] 30.02 表 3.1.2.1-21 参照 ニ)全熱損失[W/K] 174.45 ロ)、ハ)合計 ホ)熱損失係数[W/(㎡・K)] 2.49 ニ)÷イ) 9) 夏期日射取得係数 夏期日射取得係数は、不透明外皮(屋根、外壁、ドア)と窓の日射取得係数を合 計し、それを延べ床面積で除して求める。 不透明外皮の日射取得係数には、(ウ)の 7)①で求めた各不透明外皮の日射侵入 率を用い、窓の日射取得係数には、(ウ)の 7)②で求めた窓の日射侵入率を用いる。 ①不透明外皮の日射取得係数 部位別に、日射侵入率と面積、及び方位係数(表 3.1.3-11 参照)を掛け、そ れら(部位別の日射取得係数)を合計することにより求める。 当該モデルの不透明外皮の日射取得係数は、表 3.1.2.1-23 に示すとおりであ る。 ②窓の日射取得係数 日除け等による補正を行なった窓別の日射侵入率に面積と方位係数(表 3.1.3-11 参照)を掛け、それら(窓別の日射取得係数)を合計することにより 求める。 当該モデルの窓の日射取得係数は、表 3.1.2.1-24 に示すとおりである。

表 3.1.2.1-4  鉄筋コンクリート造の内断熱工法の外壁についての熱抵抗基準値  ①  開口部(玄関ドア除く) :  Ⅲ地域:2.33W/mK 以下  Ⅳ、Ⅴ地域:3.49W/mK 以下  ②  屋根又は天井の熱抵抗:  熱抵抗基準値に 1.5 を乗じる  かつ  開口部(玄関ドア除く) :  Ⅲ地域:2.91W/mK 以下  Ⅳ、Ⅴ地域:4.07W/mK 以下  当該モデルの構造熱橋部の断熱補強仕様を、図 3.1.2.1-2~4 に示す。  図 3.1.2.1-2  構造熱橋部(屋根-外壁)  図
表 3.1.2.1-9  建具の仕様適否基準確認(日射遮蔽性)  窓が面する 方位  当該モデルの仕様  建具等の仕様の基準  適否 真北±30 度  ・  普通複層ガラス入り ( 空 気 層 12) の 建 具 (一重構造)  ・  ガラスの日射侵入率 0.79  ・  付属部材なし  次のいずれかに該当するもの ・  ガラスの日射侵入率が 0.60 以下 ・ 付属部材を設けるもの  否  上記以外  ・  普通複層ガラス入り ( 空 気 層 12) の 建 具 (一重構造)  ・  ガラスの日射侵入率
表 3.1.2.1-13  当該モデル各窓の日射侵入率補正係数 fc  日除けの形状 方位 窓記号  y 1 [m]  y 2 [m] z  [m] L 1 L 2 f 1 f 2 f C 南  WD-1  0.65 1.85 1.50 0.43  1.67  0.10  0.29  0.36  WD-2  0.65 1.85 1.50 0.43  1.67  0.10  0.29  0.36  北  WD-3  0.65 1.455  1.00  WD-4  0.65 1.455 2.18 0.30  0
表 3.1.2.1-15  床・屋根面積、気積  部位、室名  床・屋根面積  寸法[m]  面積[㎡] 天井高[m] 縦  横  天井  床  気積  [㎥]  LD  2.45 3.64 3.77 13.72 13.72 33.61 2.45 0.79 2.83 2.24 2.24 5.49 2.45 2.84 1.2 3.41 3.41 8.35 K  2.45 2.3 2.83 6.51 6.51 15.95 和室  2.45 3.64 2.73 9.94 9.94 24.35 洋間1  2.45
+7

参照

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