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第 5 学年理科学習指導案 改善したところ 成果があったところ 平成 24 年 6 月 13 日第 5 学年 1 組 34 名授業者小影俊一 研究主題 子どもたちが生き生きとたのしく学ぶ理科 生活科 - 実感を伴った理解を図る指導の工夫 - 高学年分科会のテーマ 児童が自然と向き合い 目的意識をもっ

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第5学年理科学習指導案

平 成 2 4年 6 月1 3 日 第 5 学 年1 組 3 4 名 授 業 者 小 影 俊 一 1 単元名 「魚のたんじょう」 2 単元の目標 魚の卵と子どもの誕生に興味をもち、メダカの雌雄を飼育して産卵させ、子メダカになるまでのようす を観察して、目立った変化をとらえることができるようにする。また、魚は水中で何を食べているのか に興味をもち、水中の小さな生き物を観察し、池や川などの水中にはいろいろな小さな生き物がいて、 魚はそれらを食べていることをとらえることができるようにする。 3 単元の評価規準 自然への関心・意欲・態度 科学的な思考・表現 観察・実験の技能 自然現象についての知識・理解 ①魚の卵の内部の様子 や水中の小さな生物, 魚の成長の様子に興 味・関心をもち,自ら それらの変化や成長 を調べようとしてい る。 ②卵の内部の変化の様 子や成長の様子に生 命の神秘さを感じ,そ れらの生命の連続性 を調べようとしてい る。 ①動物の発生や成長に ついて予想や仮説を もち,条件に着目して 観察を計画し,表現し ている。 ②動物の発生や成長と その変化にかかわる 時間を関係付けて考 察し,自分の考えを表 現している。 ①魚を育てたり,魚の卵 の内部の変化の様子 や水中の小さな生物 を顕微鏡などを操作 したりして,それらを 継続的・計画的に観察 している。 ②魚の卵の内部の変化 の様子や水中の小さ な生物を観察し,その 過程や結果を記録し ている。 ①魚には雌雄があり,生 まれた卵は日がたつ につれて中の様子が 変化してかえること を理解している。 ②魚は,水中の小さな生 物を食べ物にして生 きていることを理解 している。 ◎研究主題 子どもたちが生き生きとたのしく学ぶ理科・生活科 -実感を伴った理解を図る指導の工夫- ◎高学年分科会のテーマ 児童が自然と向き合い、目的意識をもって計画的に問題解決することを通して、実感を伴った理解 が得られる指導を工夫する。 改善したところ 成果があったところ

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4 単元について 本単元では,生命の神秘さや生命の連続性に気付くとともに,生命を尊重していく態度の育成を単元を 通して身に付けるようにする。 観察,実験においては,魚の卵の中の変化や水中の小さな生物を観察する際に,顕微鏡などの観察道具 を適切に操作できるように指導していく。 顕微鏡などを使って、水中の小さな生き物を観察することによって魚は、水中にいる小さな生き物を食 べて生きていることをとらえられるようにする。魚を育て、観察することを通して、雌雄では体の形状 が異なることをとらえられるようにする。また、産んだ卵の中の変化を継続して観察し、日が経つにつ れて卵の中が変化する様子やふ化する様子をとらえられるようにする。 5 児童の実態 5年生になって3つめの単元である。「植物の発芽と成長」も本単元と平行して学習中である。「植物 の発芽と成長」では、初めて条件制御について学習し、科学的な思考力の向上を図っているところであ る。 理科の学習に対する意欲は高く、特に生き物に対して強い関心をもっている。自分の考えたやり方で調 べたり、まとめたりすることを好む児童が多い。 そこで本単元では、単元全体を通して課題解決学習を実行する。児童が自分たちで見つけた疑問や課題 を自分たちで考えた方法で解決することが確かな理解へとつながっていく。新たな知識を獲得し体得す る楽しさを十分に味わわせたい。 6 研究主題との関連・指導上の工夫 【実感を伴った理解】について 3つの実感 実感を伴った理解 今後の学習での役立ち 具体的な体験を通して生 まれる実感(実感Ⅰ) 諸感覚をはたらかせて、調べること による実感を伴った理解 自然に対する興味・関心を高めた り、適切な考察を行ったりする基盤 となるもの 主体的な問題解決を通し て得られる実感(実感Ⅱ) 一人一人の児童が自ら問題解決を 行ったという実感を伴った理解 理解がより確かなものになり、知識 や技能の確実な習得を資するもの 第4学年 季節と生物 第5学年 植物の発芽と成長 ○植物は、種子の中の養分を基に 発芽すること。 ○植物の発芽には水、空気及び温 度が関係していること。 本単元 ○魚には雌雄があり、生 まれた卵は日が経つに つれて中のようすが変 化してかえること。 ○魚は、水中の小さな生 き物を食べ物にして生 きていること。 第5学年 花から実へ ○花にはおしべやめしべなどがあ り、花粉がめしべの先に付くとめ しべのもとが実になり、実の中に 種子ができること。 第5学年 人のたんじょう ○人は母体内で成長し生まれること 中学校2分野 2年(3)ア生物と細胞

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実際の自然や生活との関 係の認識から生まれる実 感(実感Ⅲ) 実際の自然の中で成り立っている ことに気付いたり、生活の中で役立 てられていることにを確かめたり することによる実感を伴った理解 理科を学ぶことの意義や有用性を 実感し、理科を学ぶ意欲や科学への 関心を高めることにつながるもの 研究の視点1 教材と児童との出会いを意図的・具体的に設定する ○児童は、教材との出会いを通して、関心・意欲を高めたり、主体的に問題解決をしようとしたりする。 また、学習したことを生かせる教材に出会うことにより、学びの有用感をもつことができる。 手立て 理解を促す工夫 実感を伴った理解 ①単元の導入時に児童の興味・ 関心を喚起できる教材を提示 する。 メダカに対する探究心を高める ために、「メダカの学校」を聞い たり歌ったり、現段階でメダカ について知っていることを交流 し、新たな課題を導き出す。 実感Ⅰ 具体的な体験から生まれる実感 ・導入の工夫により、今後の学 習に期待感をもたせ、興味・ 関心を高める。 ②文字や映像だけでとらえるの ではなく、具体的な体験の中 で児童が主体的に関われる教 材を提示する。 2人に1つの水槽を与えること で、自分のメダカという愛着が わく。そのことが、大事に育て ようという心情を育み、メダカ に対する親しみの気持ちを高 め、意欲的な観察につながる。 →2人に1つの水槽を用意する ことで自分のメダカだという意 識が高まり、愛着をもって世話 をする姿があった。大事に世話 をすることで、メダカの様子や 卵の変化にも気づき、新しい情 報を交流することができた。 実感Ⅱ 主体的な問題解決から生まれる 実感 ・2人に1つ水槽を与えること により、動物を育てる責任感 をもたせる。自分のメダカと いう意識をもたせることで、 観察意欲が高まり、自主的な 活動から理解を深める。 →日常的・自主的に世話する姿 が見られ、多くの稚魚をかえ すことに成功。達成感を得た。 ③学習したことが、生活に生か せていることが実感できる教 材を提示する。 自分のメダカを継続的に観察・ 世話することで、メダカの生死 や命の連続性に気づかせる。こ のことが生き物への関心を高め たり、生命を尊重したりする心 情を育む。 実感Ⅲ 実際の自然や生活との関係の認 識から生まれる実感 ・継続的な観察・世話により生 き物に対する愛着がわき、生 命を尊重する心情を育む。 →自分たちがかえした稚魚を大 事に大事に育てようとする姿 が見られ、生命尊重の心情を 育むことができた。

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研究の視点2 児童が探究したくなるような指導計画を工夫・改善する ○児童は、自ら課題を考え出すことを通して、その課題を解決したいという意欲を高めていく。また、 自分で考えた解決方法で結論を導くことにより、達成感と実感を伴った理解を得ることができる。 手立て 理解を促す工夫 実感を伴った理解 ①児童が進んで課題を考え、目 的意識をもって、解決したく なる指導計画を工夫する。 ・学習計画を立てる際に、児童 の知りたいこと・調べたいこ とから学習課題を設定する。 自分たちが解決したい・知り たいことを学習課題として設 定することで、意欲的・主体 的な学習ができた。 意欲的・主体的な学習活動が 確かな理解への第一歩である と考える。 ・必然的・自発的な活動となる ような授業計画を立てる。知 りたい・やってみたい・分か りたいという子どもたちの知 的好奇心が高まる指導計画・ 導入の工夫をする。 ・「メダカはかせ」になるという 単元のねらいを設定する。 1つ1つの活動が「メダカは かせ」になるための学習であ る。何のための活動か明確に することが自発的な活動とな り、目的意識を高めることが できると考えた。 実感Ⅱ 主体的な問題解決から生まれる 実感 ・メダカに対する自分たちの疑 問・不思議さを解決する学習 計画を設定する。自分の課題 として受け止めることで主体 的な学習が進められ、確かな 理解を得ることができる。 →自分たちが設定した学習課題 を自分たちで解決していくこ とは、目的意識をもった学習 につながり、見通しをもって 学習する児童の姿が見られた 実感Ⅱ ・教師主導の授業から課題解決 型の授業にする。クラスの課 題を解決することが「メダカ はかせになろう」という単元 のねらいにつながり、主体的 な活動に結びつく。

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7 指導計画(11時間) 次 時 ○主な学習活動 ◇評価 1 1 ○「メダカの学校」を聞く。 ○メダカの学校を聞いて、メダカについて分かった ことを話し合う。 ○メダカについてもっと知りたいこと・調べたいこ とを話し合い、学習課題をつくる。 ◇メダカに興味をもち、知りたいこと・ 調べたいことを進んで発表している。 (関心・意欲・態度①) 2 ○メダカの雄と雌の違いは何か違いを見つける。 ○観察結果を発表する。 ○メダカを飼育して卵を産ませる準備をする。 <活動のきっかけ> 自分たちで飼いたい・卵を産ませた い・卵の変化を見たいという願いから、 雄と雌の区別について調べる活動を行 う。 ◇メダカの発生や成長について予想し、 条件に着目して観察を計画し、表現し ている。 (思考・表現①) 2 3 4 5 6 7 ○卵を採取する。 ・腹に卵がついている方が雌であることを確認し、 雄と雌の違いが理解できるようにする。 ○毎日,時刻を決めて,観察を行い,記録する。 ・採集した卵を観察し、観察カードに日時・何日目 の卵か・色・内部の変化・大きさや感想を記入す る。 ○虫眼鏡で観察したり、解剖顕微鏡で観察したりす る。 ・虫眼鏡で観察した後、もっと詳しく調べたいとい う意欲を持たせてから、解剖顕微鏡で観察するよ うにする。 ・解剖顕微鏡の使い方を身につける。 ○メダカの卵の中の変化の様子を観察する。 ○観察結果を発表する。 ◇子メダカのうまれ方に興味をもち、進 んで飼育したり観察したりしようとし ている。 (関心・意欲・態度①) ◇卵の中の変化に興味をもち、進んで観 察して、変化のようすを記録しようと している。(関心・意欲・態度①) ◇解剖顕微鏡を正しく操作して、卵の中 のようすを継続的・計画的に観察し記 録している。(技能①) ◇卵の中のようすを観察し、成長の目立 った変化をとらえて記録している。 (技能②) メダカはかせになろう! メダカの卵はどのように育っていくだろうか

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8 ○卵からメダカになるまでの観察結果を基にメダカ の卵の成長について話し合う。 ○学習のまとめをする。 ◇観察記録をもとに、子メダカは、卵の 中の養分を使って成長してきたと考 え、表現している。(思考・表現②) ◇魚には雌雄があり、生まれた卵は日が 経つにつれて変化し、やがて子魚に成 長してかえることを理解している。 (知識・理解①) 3 9 本 時 ○自然の状態の水槽を観察する。 ○池の中に住む自然のメダカは何を食べているのか 観察し調べる。 ○観察の結果からメダカのえさは何か考える。 ○実験の方法を考える。 ○考えた実験方法を交流する。 <活動のきっかけ> 第1次で出た子どもたちの疑問から自然 のメダカは何を食べているのかという課 題を設定し、課題解決を実践する。 ◇自然のメダカのえさに興味をもち、意 欲的に観察したり、実験の計画を立て たりしている。(関心・意欲・態度①) 10 ○池の中の小さな生物を調べる。 ○顕微鏡を使って調べる。 ○実験の結果をまとめる。 ◇顕微鏡を正しく操作して、水中の小さ な生き物を観察し、記録している。 (技能①) 11 ○観察結果から課題に対して自己の考えをまとめ、意 見交換する。 ○課題に対する結論を書く。 ◇観察をもとに、水中の小さな生き物は、 魚などの食べ物になっていると考え、 表現している。(思考・表現②) ◇池や川などの水中には、いろいろな小 さな生き物がいて、魚などはそれらを 食べて生きていることを理解してい る。(知識・理解②) 自然のメダカは何を食べているのだろう

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8 本時の指導(9/11) (1)本時の目標 自然のメダカの食べ物は何かを予想したり、観察したり、意欲的に調べようとしている。 (2)本時の展開 主な学習活動 ○教師の働きかけ ◇評価 1.2つの水槽を見て気づいたことを発表する。 ・自然の状態の水槽と教室の水槽の2つを比較し違 いを考える。 C:藻が生えている C:まったく世話をしていない C:餌をあげていない C:空気が送られていない 2.本時の問題を確認する。 3.自然の状態の水槽を観察し、気づいたことをま とめ伝え合う。 C:えさになりそうなものは見つけることができな かった。 C:何か小さなものを食べていた。 C:砂利の間に頭を入れているので、何か食べてい るようだ。 4.観察の結果を受けて自然のメダカが何を食べて いるのか予想をする。 C:目で見てもメダカのえさになりそうなものはな かった。以上の結果から、メダカのえさはとて も小さいものだと考えられる。 C:メダカはとても小さなものを食べているよう ○自然の状態の水槽と教室で飼っている水槽を 用意する。 ○2つの水槽の違いからえさに着目できるよう にしたり、「メダカ博士になるために」に目が 向けられるようにしたりする。 ○1グループ4人で構成する。 ○グループに1つの水槽を用意する。 ○より見やすく・意欲的に観察するために虫眼 鏡・ゴーグル・水中ビデオカメラ(水の中で生 活するメダカの視点で見ることにより、意欲・ 関心を高めることができた)を用意しメダカの 視点で水の中が見られるようにする。 自然のメダカは何を食べているのだろうか。 クラスのメダカに対する課題 ・メダカを自分たちで飼いたい ・メダカが好む環境を知りたい ・メダカに卵を産ませたい ・メダカを卵から育てたい ・メダカの種類を知りたい ・メダカの交尾を観察したい ・メダカの食べ物を知りたい

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だ。このことから、メダカのえさはとても小さ いものだと考えられる。 5.観察の結果を受けて、メダカのえさを調べる実 験の方法や手順を考え、グループで話し合う。 C:小さいものを大きく見るために、顕微鏡があれ ばいい。 C:解剖顕微鏡を使って見ればいい。 6.考えた方法を発表し、次時の活動の見通しをも つ。 <課題> ・顕微鏡を知っている児童から顕微鏡で見ればい いという声が出ていた時の対応をどうするか。児 童の気持ちは顕微鏡で確かめたい意欲がある。自 分たちがやりたいことをすぐにできた方が確か な理解に繋がるのではないか。 ○考察のまとめ方の指導をする。 ○目で見て食べ物になりそうな物が発見できな いことから何が必要か考えられるようにする。 ◇自然のメダカの食べ物は何かを予想したり、観 察したり、意欲的に調べようとしていたか。 <今後の課題> ○本時は児童が早くこの問題を解決したい!調べたい!という意欲を高めて1時間が終わった。1時間 の授業の持ち方をどうするのか?児童の中では早く顕微鏡で見たい、確かめたいという思いが高まっ ているのに、本時をそこで終わらせてよかったのか。次の授業で確かめることが本当に児童にとって よいことであるのか。 考察のまとめ方 ・~であった。このことから○○は△△だ と考えられる。 ・~であった。このことから○○は△△と 関係があることが分かる。 考察のまとめ方 ・~であった。このことから○○は△△だ と考えられる。 ・~であった。このことから○○は△△と 関係があることが分かる

参照

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