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1 定年後再雇用者の取り扱いに必要なルール具体論に入る前に 検討 整備が必要な項目を整理しておきます ( ア ) 報酬の基準賃金や賞与を決める基準ですが 今回は最も重要な基本給に絞って考えます 正社員の基本給表が軸になりますが 定年後再雇用 という状況を踏まえた賃金表を設計していきます ( イ )

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Academic year: 2021

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「多様な働き方」時代の

連 載

<25>定年後再雇用者の賃金の取り扱い方法⑵

株式会社プライムコンサルタント 

田中博志

賃金設計

賃金設計

賃金設計

再雇用者の基本給は「短期決済型」にする

 正社員、嘱託社員、パートタイム社員、契約社員、派遣社員、勤務地限定社員…。 近年、雇用形態の細分化が進み、さまざまな働き方の「社員」が増えてきた。そのよ うな働き方の異なる社員の賃金はどのように決めればよいのか?「多様な働き方」時 代の賃金設計の考え方について、株式会社プライムコンサルタントの田中博志氏に解 説いただく。連載第25回は「定年後再雇用者の賃金の取り扱い方法⑵」です。  前回は、定年後再雇用者の取り扱いにつ いて、世の中の変化を整理しながら今後の 方針を探りました。図表 1 のように、雇用 環境が、バブル崩壊後の「人員過剰・人件 費抑制」から「人手不足・処遇改善」に大 きく変化していることを踏まえることがポ イントでしたね。  これまでは、コスト削減手法の一つとし て賃金を抑え、評価も簡略化することが主 流でしたが、今後は高齢者も貴重な戦力で あると位置づけ、仕事に応じて適切な賃金 を支給し、評価を行って報酬に反映する方 針が浮かび上がりました。今回から、この 方針にそって処遇を組み立てる方法を考え ていきたいと思います。 図表 1:定年後再雇用に対する基本的な考え方 観点 これまで 今後 経営の前提 雇用 人員過剰 人手不足 人件費 会社利益を圧縮するコストなので、人件費を 抑制する 付加価値を産む人材への投資である とともに、消費者の購買力を高める ために、処遇を改善する 定年後再 雇用に対 する方針 ・法的な雇用義務を最低限満たしつつ、非正 規化によるコスト削減の一つに位置づける ・公的給付を含めた収入額や世間動向を見な がら、公序良俗に反しない範囲で報酬を抑 制する ・評価はせず(又は略式で行い)、報酬改定も しない ・貴重な戦力と位置づけ、本人の事 情に応じて活躍してもらうために 納得度の高い処遇を行う ・職務の内容や人材活用の仕組みに 応じて、正社員とバランスのとれ た報酬を支払う ・正社員と同じように評価して報酬 に反映する

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1定年後再雇用者の取り扱いに必要なルー ル  具体論に入る前に、検討・整備が必要な 項目を整理しておきます。 (ア)報酬の基準  賃金や賞与を決める基準ですが、今回は 最も重要な基本給に絞って考えます。正社 員の基本給表が軸になりますが、「定年後再 雇用」という状況を踏まえた賃金表を設計 していきます。 (イ)基本給の改定基準  評価に応じて基本給を改定する方法です。 定年後再雇用者向けの賃金表に適した手法 を紹介します。 (ウ)再雇用時賃金の決定ルール  定年後再雇用は、一旦、退職した人を改 めて雇い入れるわけですので、新たに再雇 用時賃金を決めなければなりません。その ためのルールを、正社員や他の就労形態と の整合性を保ちながら決めていきます。  では、(ア)(イ)(ウ)の順で詳しく見 ていきましょう。なおここからは、話を具 体的にするために、前々回(連載第 23 回) まで見てきた X 社を想定して進めていき ます。図表 2 は、これまで確認してきた X 社の概要です。 図表2:X 社の概要 就労形態 正社員(無期契約),契約社員(有期契約),パートタイマー(有期契約)※正社員には、全国社員と勤務地限定社員がある 役割責任 ・正社員:Ⅰ等級(一般),Ⅱ等級(担当),Ⅲ等級(主任),Ⅳ等級(課長), Ⅴ等級(部長)      ※勤務地限定社員はⅠ等級からⅢ等級に限る ・契約社員:K1等級,K2等級※それぞれ、正社員のⅠ等級、Ⅱ等級と同じ ・パートタイマー:P1等級(アシスタント),P2等級          ※P2等級は正社員のⅠ等級と同じ 人材活用上 の制約 ・勤務地限定社員:勤務地限定・契約社員・パートタイマー:勤務地限定,職種限定 賃金の 支払い方 ・正社員・契約社員:月給制・パートタイマー:時給制 残業の有無 いずれの就労形態も、業務の繁忙に応じて残業をさせることがある 有期契約社員 の無期契約転 換後の扱い 契約社員、パートタイマーは、無期転換後はそれぞれ、職種・勤務地限定社員 (フルタイム)、職種・勤務地限定社員(パートタイム)として取り扱う 基本給の 仕組み ・基本給は、全ての就労形態をカバーする「ランク型賃金表®」(※1)で定め ている ・ランク型賃金表は、17ランク、136号という構造で、役割責任と人材活用上の 制約に応じて適用ランクを定めている ・基本給改定は、賃金ランクと評価レートの組み合わせで改定号数を決める、「段 階接近法®」(※2)で行っている ※1:「ランク型賃金表」は株式会社プライムコンサルタントの登録商標です。 ※2:「段階接近法」は株式会社プライムコンサルタントの登録商標です。

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2報酬の基準(基本給表) ⑴定年後再雇用者の働き方を整理する  報酬の基準を決めるには、定年後再雇用 者(以下、「再雇用者」と略します)にどの ような働き方をしてもらうかを把握する必 要があります。そこでまず、X 社の再雇用 者について、今後のあり方をイメージしな がら整理してみます。 ①役割責任は S1 等級から S3 等級とする  いろいろな等級の正社員が定年を迎える わけですが(※ 3)、X 社では組織の新陳代 謝や本人の体力、気力を考慮して、再雇用 後は管理職を任せないようにすることとし ました(※ 4)。そうすると役割責任はⅠ等 級からⅢ等級となりますが、正社員と区別 して S1 等級から S3 等級と呼ぶことにしま す。 ※ 3:無期契約転換後の契約社員、パートタ イマーの定年後再雇用もありますが、話 を単純化するために、ここでは正社員に 絞って解説します。本解説を応用すれば、 無期転換社員についても無理のない取り 扱いができます。 ※ 4:もし、「余人をもって代えがたい」よ うな幹部人材に引き続き管理職を任せた いという場合は、勤務延長(退職扱いせ ずに正社員としての雇用を続ける)で対 応すればよいでしょう。  再雇用者の役割責任を整理するにあたっ て、正社員の等級定義を準用することが重 要なポイントです。もし、再雇用者の仕事 の定義を全く別次元で作ってしまうと、他 の就労形態との比較が煩雑になり、処遇の バランスが説明しにくくなりますので注意 して下さい。 ②人材活用上の制約は、職種・勤務地限定 とする  再雇用者の雇用期間は65歳までの5年間 ですので、X 社では職種や勤務地の変更は せずに、再雇用時の仕事に専念してもらう ことにしました。(注:再雇用者についても 職種を柔軟に変更したい場合は、以下の記 述を勤務地限定社員に準じて読み換えてく ださい。) ③勤務時間は「フルタイム・残業あり」と し、月給制で支払う  再雇用者も貴重な戦力ですので、正社員 と同じように働いてもらうために、原則と して、フルタイム勤務・月給制で残業もあ りとするのが良いでしょう。なお、本人が 希望すれば短時間勤務も選べるようにして おくことも大切です。この場合の賃金は時 間割りで支払えばよいでしょう。  さて、賃金を決める際の拠り所は「職務の 内容」と「人材活用の仕組み」でした。そ れぞれに対応するのは前述の①と②ですの で、これらを他の就労形態とともに一覧に すると、図表 3 のようになります。この図 から、再雇用者の役割責任の範囲は「勤務 地限定社員」と同じであり、人材活用の仕 組みは契約社員などと同じであることがわ かります。 ⑵定年後再雇用者の適用ランクと評価レー トを定める  これで基本給表を設定する準備が整いま した。もうお察しの通り、新たに賃金表を 作るのではなく、既存のランク型賃金表の 上で基本給を決めると他の就労形態とも比 較しやすくなります。  そのためには、役割責任と人材活用の仕

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組みに応じて適用ランクを決めければなり ません。再雇用者は、勤務地限定社員に「職 種限定」という制約が加わった形ですので、 勤務地限定社員よりも 1 ランクずつ下げれ ばよいことになります。これに伴って、再 雇用者の評価レートは、勤務地限定社員よ り 1 点ずつ低くします。  図表 4 は、再雇用者の適用ランクと評価 レートを、他の就労形態とともに一覧にし たものです。  再雇用者について確認すると、S1 等級は 3 ランクから 7 ランク(評価レートは D・3 点から S・7 点)、S2 は 5 ランク〜 9 ランク (D・5 点〜 S・9 点)、S3 は 7 ランク〜 11 ランク(D・7 点〜 S・11 点)となり、勤 務地限定社員よりも 1 つずつ低くなってい ますね。 ⑶定年後再雇用者に適した基本給表を設定 する  先ほど、既存のランク型賃金表に基づい て基本給を決めると言いましたが、実際の 賃金表は再雇用者向けに一工夫したものを 用意します。  図表 5 が今回の X 社における事例です。 図表 5- ①が基本給表ですが、金額が全部で 9 種類しかない、非常にシンプルな形をし ています。実はこれらの金額は、元のラン ク型賃金表の3ランクから11ランクのトッ プ金額(3T、4T…11T)だけを抜き出した ものです。この表で、号数を 24 号、32 号の ように飛び飛びの値とし、ランクを「…T」 と表示しているのは、元の賃金表との対応 が分かるようにするためです。なお、図表 4 の左側の基本給表の中に「月額(定年後 再雇用)」の列を追記しました。これで、元 の基本給表との関係がはっきり分かると思 います。  図表 5- ②は、等級ごとの評価の SABCD と適用ランク、評価レートの対応を示して いますが、これは図表 4 と同じ内容になっ ています。  ①と②から分かるように、再雇用者の基 本給は、評価と金額が 1 対 1 で対応するよ うに工夫しました。例えば、S2 等級の C 評 価 は 20 万 7760 円(6T)、B は 22 万 5410 図表3:X 社の役割等級と人事活用の仕組み(定年後再雇用社員を含めて一覧にした例) ①役割等級 ②人材活用の仕組み 階層 等級管理階層 役割責任[職位(例)] 就労形態 Ⅴ 部門経営責任職[部長] 全国社員 Ⅳ 業務管理責任職[課長] スタッフ[スペシャリスト]業務統括専門職・業務管理 実務階層 Ⅲ/S3 推進・指導職[主任] 勤務地限定社員 定年後再雇用社員 Ⅱ /K2 /S2 担当職[担当] 契約社員 職 種・勤 務 地 限 定 社 員(フ ル タ イ ム) Ⅰ /K1 /S1/P2 一般職[一般] パート社員 職 種・勤 務 地 限 定 社 員 (パ ートタイム) P1 補助職[アシスタント] 勤務地の変更の有無 ○ × × × × × × 職種の変更の有無 ○ ○ × × × × ×

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図表4:X 社の基本給表の全体構成(全国社員、勤務地限定社員、契約社員、パート社員、定年後再雇用の適用ランクの設定例) 基本給表 役割責任 号数 ランク 月額 (定年後月額 再雇用)時給 P1等級 [アシスタント][一般]P2等級[一般]K1等級[担当]K2等級[一般]S1等級[担当]S2等級[主任]S3等級 [一般]Ⅰ等級 [担当]Ⅱ等級 [主任]Ⅲ等級 [課長]Ⅳ等級[部長]Ⅴ等級 パート社員 /※職種・勤務地限定 社員(パートタイム) 契約社員 /※職種・勤務地限定 社員(フルタイム) 定年後再雇用社員 /※職種・勤務地限定社員(フル タイム) 正社員 136 ・・ ・・ 17 526,270 ・・・・・ ・・・・・ S=17点 ・・ ・・ ・・ 16 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ A=16点 ・・ ・・ ・・ 15 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ S=15点 B=15点 ・・ ・・ ・・ 14 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ A=14点 C=14点 ・・ ・・ ・・ 13 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ S=13点 B=13点 D=13点 ・・ ・・ ・・ 12 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ S=12点 A=12点 C=12点 ・・ ・・ ・・ 11 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ 314,510 1,966 ・・・ ・・・ S=11点 S=11点 A=11点 B=11点 D=11点 ・・ ・・ ・・ 10 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ 289,110 ・・・ ・・・ ・・・ A=10点 S=10点 A=10点 B=10点 C=10点 ・・ ・・ ・・ 9 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ 265,920 ・・・ ・・・ ・・・ S=9点 S=9点 B=9点 S=9点 A=9点 B=9点 C=9点 D=9点 ・・ ・・ ・・ 8 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ 244,720 ・・・ ・・・

・・・ A=8点 A=8点 C=8点 S=8点 A=8点 B=8点 C=8点 D=8点 ・・ ・・ ・・ 7 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ 225,410 ・・・ ・・・ ・・・ S=7点 S=7点 B=7点 S=7点 B=7点 D=7点 A=7点 B=7点 C=7点 D=7点 ・・ ・・ ・・ 6 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ 207,760 ・・・ ・・・

・・・ A=6点 A=6点 C=6点 A=6点 C=6点 B=6点 C=6点 D=6点 ・・ ・・ ・・ 5 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ 191,620 ・・・ ・・・ ・・・ S=5点 B=5点 B=5点 D=5点 B=5点 D=5点 C=5点 D=5点 ・・ ・・ ・・ 4 ・・・・・ ・・・・・ 165,000 176,900 ・・・ ・・・ 1,032 A=4点 C=4点 C=4点 C=4点 D=4点 全国社員 ・・ ・・ ・・ 3 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ 163,440 ・・・ ・・・ ・・・ B=3点 D=3点 D=3点 D=3点 勤務地 限定社員 ・・ ・・ ・・ 2 ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・ ・・・ ・・・ C=2点 ・・ ・・ 1 1 ・・・・・ ・・・・・ 130,760 ・・・ ・・・ 818 D=1点 (注)表中の点数(1点〜17点)は対応する評価レートを表す。    Ⅰ等級〜Ⅴ等級のランクは、全国社員にはグレーの範囲、勤務地限定社員には白地の範囲を適用する。    パート社員、契約社員の欄の「※職種・勤務地限定社員」は、労働契約法第18条に基づく無期転換ルールの適用後を示す。 図表5:X 社の定年後再雇用社員の基本給表(再雇用者向けの短期決済型賃金表の設定例) ①基本給表 ②適用ランク ③金額差 号数 ランク 月額 時給 S1 等級 S2 等級 S3 等級 一つ下のランクとの差額 24 3T 163,440 1,022 D = 3 点 月額 時給 32 4T 176,900 1,106 C = 4 点 13,460 84 40 5T 191,620 1,198 B = 5 点 D = 5 点 14,720 92 48 6T 207,760 1,299 A = 6 点 C = 6 点 16,140 101 56 7T 225,410 1,409 S = 7 点 B = 7 点 D = 7 点 17,650 110 64 8T 244,720 1,530 A = 8 点 C = 8 点 19,310 121 72 9T 265,920 1,662 S = 9 点 B = 9 点 21,200 132 80 10T 289,110 1,807 A = 10 点 23,190 145 88 11T 314,510 1,966 S = 11 点 25,400 159 (注)①の号数・ランクは、正社員の基本給表の号数・ランクと一致している。    ②の点数は、対応する評価レートを示す。

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円(7T)、A は 24 万 4720 円(8T)という ような具合です。したがって、元の長い賃 金表のように、同じ B 評価でも 6 ランクや 8 ランクなどさまざまなランクに位置づい ているということはありません。  再雇用者の基本給をこのように決めるの は、5 年間の雇用期間の中で評価に応じた 金額を実現するためです。もし、元の賃金 表と同じように、たくさんの号俸の中で段 階的に決めていくやり方をしていては、評 価に応じた金額に達する前に雇用期間満了 ということになってしまい、働く人の張り 合いが限定的になってしまいます。 3基本給の改定基準  基本給の改定は極めて簡単です。毎年、評 価レートと同じランクのトップ金額に合わ せる、いわゆる「洗い替え方式」を使いま す。  そうすると、例えば S2 等級の再雇用者の 基本給は、再雇用時には 20 万 7760 円(6T) だったとしても、翌年 B 評価を取って 22 万 5410 円(7T)に上がり、2 年後は A 評 価で 24 万 4720 円(8T)に上がり、さらに 3 年後は B 評価で再び 22 万 5410 円(7T) に下がるというように、評価結果に応じて 大きく変化します。  図表 5- ③は、隣り合うランクの金額差 の一覧です。これを先の例に当てはめると、 翌年 B で 1 万 7650 円、2 年後は A で 1 万 9310 円昇給し、3 年後は B で 1 万 9310 円 ダウンするというようになります。  60 歳までの正社員には緩やかな号俸改 定(中期決済)を行うこととは対照的に、評 価に応じたメリハリがつく短期決済型の改 定方法なのです。このようにすることで、雇 用期間が限られた再雇用者にも良い評価を 取ろうという動機が生まれ、適度な緊張感 を持って働いてもらうことができます。ま た、再雇用時の賃金が定年時より大きく下 がった人でも、頑張り次第で大きく挽回で きる可能性があり、張り合いを感じてもら えるでしょう。  ここまで再雇用者用の基本給表と改定基 準を具体的に見てきました。次の課題は、実 際に再雇用時賃金をどのように決めるかで すが、これについては次回、詳しく解説し ます。次回はさらに、これまで確認してき た多様な就労形態に対する基本給の決め方 をおさらいしたいと思います。 たなか・ひろし  1966 年生まれ。広島大学理学部卒業後、東ソー㈱にて研究開発、技術 営業に従事。英語教育業を経て 2006 年、㈱プライムコンサルタントに 入社。幅広い業種で会社と社員の良い絆づくりを目指したコンサルティン グを展開する。中小企業診断士。日本人材マネジメント協会会員。ゴール ドラット・スクール認定トレーナー(TOC Management Tools Basic)。 TOC-ICO 認定 Jonah。

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