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どんな問題がおきているの? 外来生物はどのような問題を起こしているのでしょうか? 生態系への影響 地域の生態系は 長い歴史をへてそれぞれの場所に応じた自然のバランスにより成り立っています そこに外来生物が侵入すると 捕食や交雑等によって 在来の生き物の減少や絶滅 地域の植生等のバランスがくずれるなど

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Academic year: 2021

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外 外来来生生物物被被害害予予防防三三原原則則 1 入 れ な い ~ 悪 影 響 を 及 ぼ す か も し れ な い 外 来 生 物 を む や み に 入 れ な い 2 捨 て な い ~ 飼 っ て い る 外 来 生 物 を 自 然 の な か に 捨 て な い 3 拡 げ な い ~ 自 然 の な か に い る 外 来 生 物 は 他 の 地 域 に 拡 げ な い 哺 乳 類 アライグマ、アメリカミンク 甲 殻 類 ウチダザリガニ 鳥 類 ガビチョウ、ソウシチョウ、 カオグロガビチョウ、カナダガン※ 1 昆 虫 類 セイヨウオオマルハナバチ 、 アカボシゴマダラ、アカカミアリ※ 2 爬 虫 類 カミツキガメ 両 生 類 ウシガエル 植 物 オオキンケイギク、オオハンゴンソウ、 オオカワヂシャ、アレチウリ、オオフサモ、 アゾラ・クリスタータ 魚 類 カダヤシ、ブルーギル、コクチバス、 オオクチバス、ガー科 魚 類 もともとその地 域 にいなかったのに、人 間 活 動 によって、他 の地 域 からもちこまれた生 物 (外 来 生 物 ) の う ち 、 地 域 の 自 然 環 境 に 大 き な 影 響 を 与 え た り 、 農 作 物 に 被 害 を 与 え た り す る も の を 法 律※に よ り 『特 定 外 来 生 物 』として指 定 しています。 特 定 外 来 生 物 は、被 害 を防 ぐため、飼 養 ・栽 培 ・保 管 ・運 搬 ・譲 渡 等 は 原 則 禁 止 されています。 ※ 特 定 外 来 生 物 に よ る 生 態 系 等 に 係 る 被 害 の 防 止 に 関 す る 法 律 (平 成 16 年 6 月 2 日 法 律 第 78 号 )

特 定 外 来 生 物 (148 種 )のうち、長 野 県 内 では以 下 の 23 種 が確 認 されています。 (2018 年 4 月 末 現 在 ) 外 来 生 物 の中 には、繁 殖 力 が強 く、あっという間 に増 えてしまう種 類 があり、いったん広 がってしまった 外 来 生 物 を駆 除 するには、たくさんの労 力 や時 間 、またお金 もかかります。 このため、外 来 生 物 を「入 れない、捨 てない、拡 げない」の3原 則 を守 ることが重 要 です 。

特 定 外 来 生 物 と は … ?

アライグマ オオクチバス アレチウリ オオキンケイギク オオハンゴンソウ カミツキガメ

私 た ち に で き る こ と

※ 1 カ ナ ダ ガ ン は 県 内 で 根 絶 し て い る ※ 2 ア カ カ ミ ア リは 2 0 1 8 / 4 / 1 4 に 住 宅 内 で 確 認 さ れ た1 個 体 の み

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外来生物はどのような問題を起こしているのでしょうか? 地域の生態系は、長い歴史をへてそれぞれの場所に応じた自然のバランスにより成り立っています。そこに外来 生物が侵入すると、捕食や交雑等によって、在来の生き物の減少や絶滅、地域の植生等のバランスがくずれるなど の影響があります。 ウチダザリガニ アレチウリ オオカワヂシャ 外来生物のなかには、生態系だけではなく、畑の野菜や果物を食べたり、漁業の対象 となる生き物を捕食したりして、人々に迷惑をかけるものもいます。 かまれたり、毒を持っているものに刺されたりする危険や花粉症の原因となることがあります。

どんな問題がおきているの?

【環境省パンフレットより転記】 外来生物法により、生きたままの運搬、飼育、保管等は禁じられています。 また、長野県内水面漁場管理委員会の指示により、長野県内の公共用水面では、ブラックバス等の再放流が禁止されてい ます。(ただし、野尻湖では平成 27 年 4 月 1 日から 3 年間、再放流できることとなっています。) カミツキガメ セアカゴケグモ アメリカミンク ブラックバス(コクチバス) ブルーギル 背面に 赤色の 縱条 毒をもつ雌の体長は、約 0.7~1cm 長野県内では未確認 (2018 年 4 月末現在)ですが、近県で確認されています。 写真は未成熟の個体であり、成熟すると白い斑紋は消えます

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ヨーロッパ原 産 。作 物 の授 粉 用 として、決 められた野 外 逸 出 防 止 対 策 をとった施 設 内 での適 切 な管 理 のも とで飼 育 されています。2017 年 までの時 点 で、長 野 県 下 において野 生 化 した個 体 群 は確 認 されていません が、野 生 化 が進 むと高 山 や高 原 のお花 畑 にも影 響 が及 ぶおそれがあります。生 態 系 への被 害 として在 来 の のマルハナバチを圧 迫 する、寄 生 生 物 をもちこむ、植 物 の正 常 な受 粉 をさまたげるなどのおそれがあります。 セ イ ヨ ウ オ オ マ ル ハ ナ バ チ セ イ ヨ ウ オ オ マ ル ハ ナ バ チ 体 長 1 ~ 2 ㎝ 外 来 種 アライグマは過 去 のテレビアニメの影 響 等 からペットとして 国 内 に持 ち込 まれましたが、飼 育 が難 しいなどの理 由 で 野 外 に放 たれたものが野 生 化 し、各 地 で問 題 となっています。 雑 食 で繁 殖 力 も強 く、次 のような問 題 が起 きています。 長 野 県 に お け る ア ラ イ グ マ の 生 息 状 況 (2012)

ア ラ イ グ マ

生 息 拡 大 が危 惧 されている特 定 外 来 生 物

セ イ ヨ ウ オ オ マ ル ハ ナ バ チ

家 屋 へ の 侵 入 、 回 虫 や 狂 犬 病 等 の 懸 念 環 境 省 各 県 調 査

ウ チ ダ ザ リ ガ ニ

北 ア メ リ カ 原 産 。 体 長 が 15cm を 超 え る 大 型 の ザ リ ガ ニ で 、 ハ サ ミ 部 分 に 白 い 模 様 が 見 ら れ ま す 。 繁 殖 能 力 が 強 く 、 魚 類 、 底 生 生 物 、 水 草 な ど の 捕 食 や 水 草 を 切 断 し 減 少 さ せ る 等 の 被 害 が あ り ま す 。 ヨ ー ロ ッ パ で は 高 級 食 材 と し て 食 べ ら れ て い ま す 。 ト ラ マ ル ハ ナ バ チ オ オ マ ル ハ ナ バ チ 在 来 種 タ ヌ キ の 尻 尾 に は し ま 模 様 が な い 。 15cm 10cm 5cm 0cm 見 分 け ポ イ ン ト “ は さ み ” の 模 様 ウ チ ダ ザ リ ガ ニ に は は さ み の 付 け 根 部 分 に 白 い 模 様 が あ る 。 見 分 け ポ イ ン ト “ 成 体 ( 大 人 )” の 大 き さ ウ チ ダ ザ リ ガ ニ は 15 ㎝ 以 上 に な る こ と も あ る 。

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特定外来生物において該当する範囲は、原則として生きている「個体」を指します。 除草等により「茎」と「根」が分断された状態になると、「個体」ではなく「器官」に相当します。 一部の植物の「器官」については、下表のように法の適用範囲に指定されている場合と、指定されていない場合が ありますのでご注意ください。 ・ 法の適用外となる器官の例 (いずれも種子の付いていない状態のもの) 切花状態のオオキンケイギク,オオハンゴンソウ,オオカワヂシャ アレチウリの引き抜いた個体 【目撃情報シート】 早期発見が必要な次の特定外来生物を目撃した場合は情報提供をお願いします。((写写真真ももああれればばおお送送りりくくだだささいい)) (メール送信先) 長野県 環境部 自然保護課メールアドレス sh i ze n h o g o @ p re f .n ag a n o. l g. j p (FAX 送信先) 026-235-7498 目撃種 アライグマ ウチダザリガニ セイヨウオオマルハナバチ ○をしてください 記入者氏名 記入者連絡先(電話番号など) 目撃した日時(時刻 又は 夕方等もご記入ください) 年 月 日 場所(なるべく具体的にご記入ください) 状況等 生育が拡大しており、駆除についてご協力をお願いする特定外来生物 オオキンケイギク オオハンゴンソウ オオカワヂシャ 過去に園芸用や緑化用に流通した経 過があり、河川敷や道路に大群落をつ くっています。 繁茂した地域では在来植生への影響 が懸念されています。 過去に園芸種としてルドベキア、ハナガ サギクという名で流通しました。 在来種のカワヂシャ(準絶滅危惧種)と 交配して雑種を形成するため、遺伝的 かく乱を生じています。 これらの植物の駆除方法は抜き取りが効果的です。

表 外来生物法の適用範囲

種名 形態 種子等 根 茎 オオキンケイギク 多年生草本 適用 適用 - オオハンゴンソウ 多年生草本 適用 適用 - オオカワヂシャ 一年~多年生草本 適用 適用 アレチウリ 一年生草本 適用 - - -:外来生物法の対象外 市 町村 (アライグマのシマシマの尻尾を見た、白い腹をもったセイヨウオオマルハナ バチを○○の花で確認したなど。また分かれば目撃数も教えてください) (参考イメージ) 外来生物法における適用範囲

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〈見 分 け方 〉 ・アレチウリには白 毛 やトゲが 多 いが、クズには茶 褐 色 の毛 がつく。 ・クズの葉 は、3小 葉 からなる。

分 布 が拡 大 しており、駆 除 についてご協 力 をお願 いする特 定 外 来 生 物

アレチウリは、その場 所 にもともと生 えていた 植 物 に覆 い被 さって枯 らしたり、弱 らせたりして しまいます。そうすると、その植 物 を利 用 している 昆 虫 や動 物 などにも影 響 が出 る可 能 性 があります。

アレチウリを駆 除しましょう!

○ 種 子 を つ け る 前 に 抜 き 取 る 。 ○ で き る だ け 小 さ い う ち に 抜 き 取 る 。 ○ 1 年 に 数 回 抜 き 取 る 。( 6 月 中 旬 、 7 月 下 旬 、 9 月 上 旬 な ど ) ○ ア レ チ ウ リ が 現 れ な く な る ま で 数 年 間 続 け る 。 北 米 原 産 。 ウ リ 科 の 一 年 生 草 本 。 生 育 速 度 が 非 常 に 速 い つ る 性 植 物 で 、 長 い も の で は 10m 以 上 に も な り ま す 。 果 実 に は 硬 い ト ゲ を つ け ま す 。 ア レ チ ウ リ は 、 5 月 頃 か ら 10 月 頃 ま で 芽 生 え の 時 期 が あ り ま す 。 花 は 、 8 月 下 旬 頃 か ら 咲 き 始 め 、 10 月 ま で 続 き ま す 。 9 月 下 旬 に は 果 実 が 熟 し 始 め 、 種 子 を つ け 、 冬 に は 枯 れ て し ま い ま す 。 種 子 の ほ と ん ど が 、 翌 年 に 発 芽 し ま す が 、 土 の 中 に 眠 っ て い て 翌 々 年 以 降 発 芽 す る 種 子 も あ り ま す 。 クズの葉 アレチ ウリの果 実 のかたまり ア レ チ ウ リ と は ア レ チ ウ リ の 一 生 ア レ チ ウ リ の 駆 除( 抜 き 取 り ) の ポ イ ン ト は アレチ ウリの芽 生 え 繁 茂 しているアレチウリ 花 の咲 いている アレチウリ

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長野県環境部 2013年3月作成(2018年4月最終改訂) (写真提供:環境省、長野県環境保全研究所) 自然保護課 TEL 026-235-7178 水大気環境課 TEL 026-235-7176

FAX 026-235-7498 FAX 026-235-7366

E-mail shizenhogo@pref.nagano.lg.jp E-mail mizutaiki@pref.nagano.lg.jp 外来生物についての詳細は下記ホームページをご覧ください。 長野県ホームページ 「外来生物について」 http://www.pref.nagano.lg.jp/shizenhogo/kurashi/shizen/hogo/gairai.html 「アレチウリ駆除大作戦」 http://www.pref.nagano.lg.jp/mizutaiki/kurashi/shizen/mizukankyo/arechiuri/index.html 環境省ホームページ 「日本の外来種対策」 http://www.env.go.jp/nature/intro/index.html ※複製・転載する場合は長野県の許諾を得てください。

生態系被害防止外来種リスト

(正式名称:我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト)

2010 年の生物多様性条約第 10 回締約国会議で採択された愛知目標の達成に資するとともに、外来種について の国民の関心と理解を高め、様々な主体に適切な行動を呼びかけることを目的として、環境省と農林水産省により 2015 年3月に作成。リストには、計 429 種類(動物 229 種類、植物 200 種類)が掲載。 ※本リストの策定により要注意外来生物は発展的に解消されました。 ○侵略性が高く、我が国の生態系、人の生命・身体、農林水産業に被害を及ぼす又はそのおそれのある外 来種を選定 ○外来生物法に基づく規制の対象となる特定外来生物・未判定外来生物に加えて、同法の規制対象以外の 外来種も幅広く選定 ○国外由来の外来種だけでなく、国内由来の外来種も対象

○定着予防外来種(国内に未定着のもの) 101 種 ・侵入予防外来種(ジャワマングース、ヒアリ(アカヒアリ)など) ・その他の定着予防外来種(外国産カブトムシ・クワガタムシ など) ○総合対策外来種(国内に定着が確認されているもの) 310 種 ・緊急対策外来種(アライグマ、オオクチバス、ウチダザリガニ、アレチウリ、オオキンケイギク など) ・重点対策外来種(アメリカミンク、ガビチョウ、ウシガエル、オオブタクサ、ホテイアオイ など) ・その他の総合対策外来種(カワマス、グッピー、タイワンシジミ、ヒメジョオン など) ○産業管理外来種(産業又は公益的役割において重要で、代替性がないもの) 18 種 ・セイヨウオオマルハナバチ、ニジマス、ハリエンジュ、モウソウチクなどの竹類 など ・選定理由及び侵略性の評価 ・定着段階と定着段階ごとの対応目標 ・日本における分布状況 ・植物には、特に問題となる地域・環境 ・利用されている種類には、利用状況及び利用上の留意事項 等 ※「生態系被害防止外来種リスト」(環境省) (https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/iaslist.html)を 加工して作成 ◇クワガタムシやカブトムシの仲間(国内産も含めて)は野外に放さないで、最後まで飼育しましょう。

■幅広く生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種を選定

■掲載種を対策の方向性を示すカテゴリに区分

■掲載種は種類ごとに付加情報を整理

参照

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