2015 年 6 月 26 日 みずほ銀行（中国）有限公司 中国アドバイザリー部 ―行政改革関連―
みずほ中国 ビジネス・エクスプレス
（ 第 391 号 ）国務院、
統一社会信用コードの導入を決定
営業許可証や税務登記証を一本化へ
平素より格別のご高配を賜りまして誠にありがとうございます。 国務院は、2015 年 6 月 11 日付で『発展改革委員会等の部門による法人およびその他の組織の統一社 会信用コード制度建設総体方案の批准・転送に関する通達』（国発[2015]33 号、以下『33 号通達』とい う）を公布しました。工商行政管理局の工商登録番号、品質監督管理局の組織機構コード、税務局の納 税者識別番号が、新たに発行される統一社会信用コードへと統合されます。 「情報の孤島問題」の解消狙う 統一社会信用コード制度は、中国政府が進める政府機能の転換、行政簡素化・権限委譲方針の一環と して打ち出されたものです。現行制度において、工商登録番号、組織機構コード、納税者識別番号はそ れぞれの主管部門が別々に発行・管理しており、相互に関連性を有しておらず、部門間の情報共有も行 われていません。このため、企業はその設立登記時あるいは登記情報変更時、すべての主管部門でそれ ぞれ登記・変更手続を行わなければなりません。これは縦割り行政の典型とも言えるもので、『33 号通 達』はこれを「情報の孤島問題」と指摘しています。 中国（上海）自由貿易試験区等の一部地域 では、企業設立に係る一括受理窓口が設けら れており、企業が営業許可証、組織機構コー ド証、税務登記証の申請と受領をこの窓口で まとめて行えるようになっています。ただ、 これは各種手続を一度に済ませられるという だけであり、証書と番号・コードは主管部門 がそれぞれ別々に発行・管理するという点に 違いはありません。これに対し、『33 号通達』 【図表 1】一本化される番号・コード 番号・コード名 管理部門 桁数 組織機構コード 国家品質監督検査検疫総局 9 桁 工商登録番号 国家工商行政管理総局 15 桁 事業単位証書番号 中央機構編制委員会弁公室 12 桁 社会組織登記番号 民政部 機構信用コード 中国人民銀行 18 桁 納税者識別番号 国家税務総局 15 桁 （中国アドバイザリー部作成）が打ち出している「三証合一、一照一碼」、すなわち「3 証書の一本化、1 営業許可証 1 コード」改革は、 統一コードの生成規則に基づいて工商行政管理局が営業許可証を発行した後、各部門がそのコード情報 を共有し、運用する形を採るものです。 統一社会信用コードは、工商行政管理局が管理する企業や個人工商業者だけでなく、中央機構編制委 員会弁公室が管理する政府機関・部門や事業単位（独立行政法人に相当）、民政部が管理する社会団体や 基金会等の組織にも配布されます。また、中国人民銀行が企業の信用情報を管理するために発行してい る組織信用コードも、新コードに置き換わることになります。 新コードは 18 桁で構成 統一社会信用コードは 18 桁で、登 記管理部門コード（1 桁）、機構類別 コード（1 桁）、登記管理機関行政区 画コード（6 桁）、主体識別コード（9 桁）、検証コード（1 桁）の 5 要素か ら構成されます（図表 2 参照）。全国 範囲におけるコードの唯一性、既存 の番号・コードとの互換性、組織の 存続期間中に変更を行わない安定性 （一貫性）、すべての法人とその他の 組織に適用するフルカバー（全適用） を原則としており、管理の効率化や 統合コストの圧縮を目的として、既 存の番号・コードの構成要素を取り 入れています。 新 コ ー ド は 、 工 商 行 政 管 理 局 で 2015 年 10 月 1 日に発行が開始され、 既 存 企 業 への コ ー ド 配布 も 含 め て 2017 年末までの統合完了を目指して います。『33 号通達』が承認している のは全体計画案であり、工商行政管 理局等の各部門が今後、その実施細 則を公布する可能性もあります。も との番号・コードは移行期間中、引き続き有効となります。 浙江省では「五証合一」を実施へ 浙江省人民政府弁公庁は、2015 年 6 月 15 日付で『企業の“5 証書の一本化”登記制度の実行に関す 【図表 2】統一社会信用コードの構成 桁 コード構成 コードの詳細 1 登記管理部門コード 数字またはアルファベット。中央機構 編制委員会弁公室、民政部、工商行政 管理局等の登記管理部門を表す 2 機構類別コード 数字またはアルファベット。機関単位、 事業単位、社会団体、民営非企業単位、 基金会、企業、個人工商業者、農民専 業合作社等の組織形態を表す 3 登記管理機関 行政区画コード 数字で、『中華人民共和国行政区画コー ド』を参照する。組織の登録所在地を 表す。組織を他地域に移転した場合も、 当初のコードが維持される 4 5 6 7 8 9 主体識別コード （組織機構コード） 数字またはアルファベット。もとの組 織機構コードを使用する 10 11 12 13 14 15 16 17 18 検証コード 数字またはアルファベット。過誤防止 目的で追加する （『33 号通達』に基づき、中国アドバイザリー部作成）
る通達』（浙政弁発[2015]67 号）を公布しました。2015 年 7 月 1 日より、営業許可証、組織機構コード 証、税務登記証の「三証」に社会保険登記証、統計登記証を加えた「五証」の一本化を実施することを 明らかにしました。企業設立手続は「1 枚の申請表、1 窓口による受理、1 度の通知、1 枚の営業許可証」 へと簡素化され、企業は登記のために各部門を渡り歩く必要がなくなります。通達は省内各地に総合受 理窓口を設置し、企業による申請受理から 3 営業日以内に営業許可証を発行するとしています。 ただ、この措置は 5 種類の証書を一本化する（五証合一）だけで、それぞれの番号・コードは引き続 き使用され、営業許可証に 5 種類の番号・コードが併記される形となります（「一照五碼」、すなわち「1 営業許可証 5 コード」への改革）。「一照一碼」は、統一社会信用コードの正式導入後に実施するとして います。 ＊ 『33 号通達』の詳細については、4 ページからの日本語仮訳および 10 ページからの中国語原文をご参 照ください。 【みずほ銀行（中国）有限公司 中国アドバイザリー部 月岡直樹】
（日本語仮訳）
国務院
国発[2015]33 号
発展改革委員会等の部門による法人およびその他の組織の
統一社会信用コード制度建設総体方案の批准・転送に関する通達
各省・自治区・直轄市人民政府、国務院各部・各委員会・各直属機構： 国務院は、発展改革委員会、中央機構編制委員会弁公室、民政部、財政部、中国人民銀行、国家税務 総局、工商行政管理総局、品質監督検査検疫総局が制定した『法人およびその他の組織の統一社会信用 コード制度建設総体方案』に同意した。ここに転送・配布する。真剣に貫徹執行されたい。 国務院 2015 年 6 月 11 日法人およびその他の組織の統一社会信用コード制度建設総体方案
発展改革委員会、中央機構編制委員会弁公室、民政部、財政部、 中国人民銀行、国家税務総局、工商行政管理総局、品質監督検査検疫総局 『国務院機構改革および職能転換方案』および 2015 年の『政府活動報告』の要求に基づき、コード管 理体制メカニズムを調整し、カバーが全面的で、安定的かつ唯一の、組織機構コードを基礎とする法人 およびその他の組織の統一社会信用コード（以下「統一コード」という）制度を構築するため、本方案 を提出する。 一、 基本状況 (1) 現有の主要な機構コードの構成。 わが国の現有の機構コードは、2 種類に分かれる。1 つ目は「原始コード」、すなわち登記管 理部門が法人およびその他の組織の登録・登記時に発給するコードであり、主に工商部門の 工商登録番号、機構編制部門の機構および事業単位証書番号、民政部門の社会組織登記証番 号等を含む。2 つ目は「派生コード」、すなわち法人およびその他の組織の登録後に、関連部 門が発給する管理コードであり、組織機構コード管理部門の組織機構コード、人民銀行の機 構信用コード、税務総局の納税者識別番号等がある。 1. 組織機構コード。 組織機構コード管理部門が編成する組織機構コードの計 9 桁で、本体コード（8 桁）およ び検証コード（1 桁）の 2 つの部分を含む。 2. 工商登録番号。工商部門が編成する工商登録番号の計 15 桁で、初回登記管理機関コード（6 桁）、順序コ ード（8 桁）および検証コード（1 桁）の 3 つの部分を含む。 3. 事業単位証書番号。 機構編制部門が編成する事業単位証書番号の計 12 桁で、開設単位類別（1 桁）、認可・登 記する機関（6 桁）、同一機関管轄内の異なる事業単位（5 桁）の 3 つの部分を含む。 4. 社会組織登記証番号 民政部門が編成する社会組織登記証番号は、漢字およびアラビア数字の組み合わせである。 5. 機構信用コード 人民銀行が編成する機構信用コードの計 18 桁で、参入登記管理機構類別（1 桁）、機構類 別（2 桁）、行政区画（6 桁）、決済口座開設許可証認可番号識別桁（8 桁）、検証コード（1 桁）の 5 つの部分を含む。 6. 納税者識別番号 税務部門がすでに組織機構コードを受領した納税者に対して編成する納税者識別番号の 計 15 桁で、行政区画コード（6 桁）および組織機構コード（9 桁）の 2 つの部分を含む。 (2) 現有の機構コードに存在する主要問題。 現在、わが国の機構コードは不統一で、有効な協調管理および情報共有業務メカニズムに欠 け、大多数のコードは各部門の内部管理のみに応用され、一部の部門の情報データは相互に 分断閉鎖的で、情報の孤島問題が存在している。各種機構コードの長さ、意味、役割が異な り、工商、民政、機構編制部門等の一部の部門では、法人およびその他組織の成立時にコー ドを付与しているが、人民銀行、税務部門等の一部の部門では、管理職能行使の過程におい て再度、コードを付与している。法人およびその他の組織は、設立および関連業務取扱時、 複数の部門でコードを申請しなければならず、ある部門では費用さえ徴収している。複数の コードが共存する現象は比較的普遍的であり、同一主体の情報照合に影響し、社会負担を増 加させ、行政効率を引き下げている。 二、 統一コード設計方案 (1) 基本原則 1. 互換性・包含性、コスト引き下げ。現在の基礎が比較的良く、応用が広範な組織機構コー ドを基礎として、最大限度まで各部門の管理需要を満足させ、別途構築および改造のコス トを引き下げ、社会負担を軽減する。 2. 統一標準、段階的実施。統一コード制度建設の関連標準を制定し、コード桁数および構成 を確定する。移行期間を設置し、現有の各種機構コードが徐々に統一コードへと移行する ことを実現する。 3. 現在に立脚、長い目で着眼。需要の満足、管理の利便化を案内とし、現在の各部門の互換
使用に適合するコーディング規則を制定し、将来の各部門間の情報共有および業務協同の ために基礎を打ち立てる。 (2) 統一コードの構成。 唯一、統一、共有、便利および低コストによる転換等の角度から総合的に考慮し、統一コー ドの設計は 18 桁とし、登記管理部門コード、機構類別コード、登記管理機関行政区画コード、 主体識別コード（組織機構コード）、検証コードの 5 つの部分により組成する（添付を参照）。 業界管理および社会識別を利便化するため、統一コードの第 1、2、3 部分は登記管理部門、 機構類別および登記管理機関行政区画を体現し、現在の各登記管理部門の執行において有効 な、意味を有するコード機能に準拠する。唯一性および安定性を保証するため、第 4 部分の 設計は主体識別コード（組織機構コード）とし、十分に組織機構コードを基礎とする法人お よびその他の組織の統一社会信用コード制度構築の要求を体現する。過誤の発生を防止する ため、第 5 部分の設計は検証コードとする。 第 1 部分（第 1 桁目）：登記管理部門コードは、アラビア数字もしくはアルファベット表示を 使用する。例えば、機構編制、民政、工商の 3 登記管理部門はそれぞれ 1、2、3 を使用して 表示し、その他の登記管理部門は相応するアラビア数字もしくはアルファベットを使用して 表示する。 第 2 部分（第 2 桁目）：機構類別コードは、アラビア数字もしくはアルファベット表示を使用 する。登記管理部門は管理の職能に基づき、当該部門で登記する機構類別コードを確定する。 例えば、機構編制部門は 1 を機関単位の表示に、2 を事業単位の表示に、3 を中央機構編制委 員会弁公室の直接管理機構が編成する大衆団体の表示に用いることができる。民政部門は 1 を社会団体の表示に、2 を民営非企業単位の表示に、3 を基金会の表示に用いることができる。 工商部門は 1 を企業の表示に、2 を個人工商業者の表示に、3 を農民専業合作社の表示に用い ることができる。 第 3 部分（第 3～8 桁目）：登記管理機構行政区画コードは、アラビア数字を使用して表示す る。例えば、国家は 100000 を用い、北京は 110000 を用い、登録・登記時にシステムが自動 的に生成し、法人およびその他の組織の登録・登記およびその登記管理機関の所在地を体現 し、登記管理部門が地域ごとに管理する需要を満足させ、社会が登録・登記主体の所在区域 に対して識別を行うことも利便化する。（『中華人民共和国行政区画コード』〔GB/T2260-2007〕 を参照）。 第 4 部分（第 9～17 桁目）：主体識別コード（組織機構コード）は、アラビア数字およびアル ファベットを使用して表示する（『全国組織機構コード編成規則』〔GB11714-1997〕を参照）。 第 5 部分（第 18 桁目）：検証コードは、アラビア数字およびアルファベットを使用して表示 する。 (3) 統一コードの主要特徴 1. 唯一性。統一コードおよびその 9 桁の主体識別コード（組織機構コード）は、全国の範囲
内で唯一である。1 つの主体は 1 つの統一コードのみを擁することができ、1 つの統一コ ードは 1 つの主体にのみ付与することができる。主体の抹消後、当該コードは留保され、 遡及検索機能を保留する。例えば、1 つの主体が事業単位から企業へ制度変更する場合、 法定の手順に基づき、法により当該事業単位を抹消し、再び新たな企業を設立する。新た に設立した企業は 1 つの新主体であり、新たな統一コードを付与する必要がある。 2. 互換性。統一コードは、最大限度まで現有の各種機構コードと互換させ、意味を含まない コードの安定信頼性を体現することができ、意味を有するコードが分類管理に便利な役割 を発揮することもでき、最大限度まで改造コストを減少させる。統一コードは、第 2、3 部分で機構類別コードおよび登記管理機関行政区画コードを設計し、工商登録番号、事業 単位証書番号、機構信用コードの相応する部分の意味と一致させる。第 4 部分の主体識別 コードは組織機構コードを採用し、統一コードと組織機構コードの有効な接続を保証する。 3. 安定性。統一コードは、一旦付与したら、その主体の存続期間、主体情報にいかなる変化 が発生しても、統一コードは保持して変えない。例えば、法人およびその他の組織の移転 もしくは法定代表者、経営範囲の変更等は、共にその統一コードを改変しない。 4. フルカバー。統一コード制度の実施後、新たに設立する法人およびその他の組織に対し、 登録・登記時に統一コードを発給する。すでに設立した法人およびその他の組織に対し、 適切な方式を通じて統一コードを交換発行し、法人およびその他の組織に対する全カバー を実現する。 三、 統一コード制度の改革方案 党中央、国務院の意思決定手配に基づき、機構コード制度改革の総目標はカバーが全面的で、安 定的かつ唯一の統一コード制度を構築し、管理の複数から統一への転換、資源の分散から統一調 整への転換、プロセスの非接続から接続への転換を実現し、政府の職能転換、行政効率の向上、 法人およびその他の組織の負担軽減のために基礎を打ち立てることである。 (1) 権限職責を明確化し、協同を強化する。 国家標準化管理部門は、登記管理部門、組織機構コード管理部門とともに統一コード国家標 準の制定に責任を負う。組織機構コード管理部門は、統一コードのソース管理、統一コード データベースの建設および運行・保守に責任を負い、各部門のために情報サービスを提供し、 統一コード付与後の照合を強化する。登記管理部門は、法人およびその他の組織への登録・ 登記時の統一コード発給、ならびに基本登記情報およびその変更状況の組織機構コード管理 部門への提供に責任を負う。組織機構コード管理部門は、登記管理部門とともに統一コード のコード重複・過誤の確認および情報共有メカニズムを構築し、定期的にコード付与および 情報レスポンス状況を通報する。 (2) 発生源でコードを付与し、全面的にカバーする。 新たに設立する法人およびその他の組織に対し、登録・登記時に統一コードを発給し、登録・
登記証書（証）上に注記する。法人およびその他の組織は、現行の登録・登記コード、組織 機構コードの別々の申請・受領手続から、一度の申請・受領手続へと改め、唯一の統一コー ドを取得する。現行の自発的な組織機構コードの受領から、発生源での統一コード付与へと 改め、参入登記とコード付与の同時完成メカニズムを形成し、統一コードのすべての法人お よびその他の組織へのカバーを確保する。 (3) コードセグメントを事前付与し、情報をレスポンスする。 統一コードにおける 9 桁の主体識別コードは、組織機構コード管理部門がまず 5 年の需要（ス トックを含む）により、一括で国家登記管理部門に十分な量の連続した組織機構コードセグ メントを事前付与し、各級の登記管理部門は規則に基づき登録・登記手続を行うときに法人 およびその他の組織に統一コードをリアルタイムで付与し、コード付与後に統一コードおよ び関連情報を規定の期限に基づき統一コードデータベースにレスポンスし、遅滞なく社会に 公開ならびにその他の部門と共有する。情報レスポンス周期は分類管理方式を採用し、ネッ トワーク条件を備えた登記管理機関のレスポンス周期は 1 営業日とし、ネットワーク条件を 備えていない登記管理機関のレスポンス期間は 7 もしくは 10 営業日とし、具体的には登記管 理部門が組織機構コード管理部門と協議する。各省（区、市）の登記管理部門は、同級の組 織機構コード管理部門にネットワーク条件を備えた各級の登記管理部門の名簿を提供して遅 滞なく更新しなければならない。統一コード制度の実施後、毎年、実施状況に対してモニタ リングを展開し、5 年後に専門家を組織してコード付与方式に対する最終評価を展開し、実施 状況および専門家の意見に基づき、コード付与業務の長期に効果的なメカニズムを構築する。 (4) 平穏に移行し、秩序立てて推進する。 本方案の実施後、各関連部門はできる限り早く現有の機構コードから統一コードへの移行を 完成させなければならない。短期内の完成が難しい部門は移行期間を設置し、2017 年末まで に完成させることができる。特殊な困難がある個別の領域は、遅くとも 2020 年末より遅れて はならない。移行期間内に、統一コードと現有の各種機構コードは併存し、各登記管理部門 はできる限り早く統一コードと旧登録・登記コードの反映関係を構築し、情報の全国統一信 用情報共有交換プラットホーム等での相互連絡共有の実現を保証し、同時に本方案実施前に すでに設立した法人およびその他の組織に対して統一コードを交換発行し、徐々にストック のコードおよび登記証書（証）の転換を完成させる。転換していない旧登記証書（証）は、 移行期間内に継続使用することができる。移行期間の終了後、組織機構コード証および登記 管理部門の旧登記証書（証）は使用を停止し、全部を登記管理部門が発給する、統一コード を符号とする新登記証書（証）の使用へと改める。 四、 組織的な実施 発展改革委員会が先頭に立つ協調メカニズムを構築し、本方案実施において遭遇した重大問題を 解決する。本方案は、登記管理部門が組織機構コード管理部門とともに異なる領域に基づき期間 を分けて段階的に実施する。工商部門は、2015 年 10 月 1 日より実施し、その他の登記管理部門は
2015 年末までに実施する。本方案実施前に、関連部門は統一コード標準の制定、登録・登記シス テムの改造、コードセグメントの事前付与および分配等の業務を適切に遂行する必要がある。法 人およびその他の組織の統一社会信用コード条例の制定を推し進め、統一コード実施の強制性国 家標準を形成する。統一コード制度の建設に必要とする経費は、同級の政府予算に組み入れる。 新たに設立する法人およびその他の組織に対する統一コードの発給、ならびにすでに設立した法 人およびその他の組織に対する統一コードの交換発行は、共に費用を徴収しない。地方各級人民 政府および関連部門は、本方案に対する広報・解説および世論の誘導を強化する必要がある。 添付：法人およびその他の組織の統一社会信用コード構成 添付
法人およびその他の組織の統一社会信用コード構成
コード順序番号 12 3
4
5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 コード
X
X X
X
X X X X X X X X X
X
X
X
X X 説明
登記管理 部門 コ ー ド１ 桁 機構 類別 コ ー ド１ 桁 登記管理機関行政区画 コード 6 桁
主体識別コード （組織機構コード）9 桁
検証 コード １ 桁
（中国語原文）
国务院
国发〔2015〕33 号
关于批转发展改革委等部门法人和其他组织统一社会信用代码制度建设总体方案的通知
各省、自治区、直辖市人民政府，国务院各部委、各直属机构： 国务院同意发展改革委、中央编办、民政部、财政部、人民银行、税务总局、工商总局、质检总局制 定的《法人和其他组织统一社会信用代码制度建设总体方案》，现转发给你们，请认真贯彻执行。 国务院 2015 年 6 月 11 日法人和其他组织统一社会信用代码制度建设总体方案
发展改革委 中央编办 民政部 财政部 人民银行 税务总局 工商总局 质检总局 按照《国务院机构改革和职能转变方案》和 2015 年《政府工作报告》要求，为理顺代码管理体制机制， 建立覆盖全面、稳定且唯一的以组织机构代码为基础的法人和其他组织统一社会信用代码（以下简称统一 代码）制度，提出本方案。 一、 基本情况 （一） 现有主要机构代码构成。 我国现有机构代码分为两类。一是“原始码”，即由登记管理部门在法人和其他组织注册登记 时发放的代码，主要包括工商部门的工商注册号、机构编制部门的机关及事业单位证书号、民 政部门的社会组织登记证号等。二是“衍生码”，即在法人和其他组织注册后，相关部门发放 的管理码，如组织机构代码管理部门的组织机构代码、人民银行的机构信用代码、税务总局的 纳税人识别号等。 1. 组织机构代码。 组织机构代码管理部门编制的组织机构代码共 9 位，包含本体代码（8 位）和校验码（1 位） 两个部分。 2. 工商注册号。 工商部门编制的工商注册号共 15 位，包含首次登记管理机关代码（6 位）、顺序码（8 位） 和校验码（1 位）三个部分。 3. 事业单位证书号。机构编制部门编制的事业单位证书号共 12 位，包含举办单位类别（1 位）、核准登记的机关 （6 位）、同一机关辖内不同事业单位（5 位）三个部分。 4. 社会组织登记证号。 民政部门编制的社会组织登记证号是汉字和阿拉伯数字的组合。 5. 机构信用代码。 人民银行编制的机构信用代码共 18 位，包含准入登记管理机构类别（1 位）、机构类别（2 位）、行政区划（6 位）、结算账户开户许可证核准号标识位（8 位）、校验码（1 位）五个部 分。 6. 纳税人识别号。 税务部门对已申领组织机构代码的纳税人编制的纳税人识别号共 15 位，包含行政区划码（6 位）和组织机构代码（9 位）两个部分。 （二） 现有机构代码存在的主要问题。 当前我国机构代码不统一，缺乏有效协调管理和信息共享工作机制，大多数代码仅应用于各部 门内部管理，一些部门信息数据相互割裂封闭，存在信息孤岛问题。各类机构代码长度、含义、 作用不同，有的部门如工商、民政、机构编制部门等，在法人和其他组织成立时赋码；有的部 门如人民银行、税务部门等，在行使管理职能过程中再次赋码。法人和其他组织在设立和办理 相关业务时，需到多个部门申请代码，有的还收取费用。多个代码共存现象较为普遍，影响了 同一主体信息比对，增加了社会负担，降低了行政效率。 二、 统一代码设计方案 （一） 基本原则。 1. 兼容并蓄，降低成本。以当前基础较好、应用广泛的组织机构代码为基础，最大限度满足 各部门管理需求，降低另建及改造成本，减轻社会负担。 2. 统一标准，分步实施。制定统一代码制度建设相关标准，确定代码位数和构成。设立过渡 期，实现现有各类机构代码逐步向统一代码过渡。 3. 立足当前，着眼长远。以满足需求、便利管理为导向，制定适合当前各部门兼容使用的编 码规则，为将来各部门之间信息共享和业务协同打好基础。 （二） 统一代码构成。 从唯一、统一、共享、便民和低成本转换等角度综合考虑，统一代码设计为 18 位，由登记管 理部门代码、机构类别代码、登记管理机关行政区划码、主体标识码（组织机构代码）、校验 码五个部分组成（见附件）。为便于行业管理和社会识别，统一代码的第一、二、三部分体现 了登记管理部门、机构类别和登记管理机关行政区划，兼容了当前各登记管理部门行之有效的 有含义代码功能。为保证唯一性和稳定性，第四部分设计为主体标识码（组织机构代码），充
分体现了以组织机构代码为基础建立法人和其他组织统一社会信用代码制度的要求。为防止出 现错误，第五部分设计为校验码。 第一部分（第 1 位）：登记管理部门代码，使用阿拉伯数字或英文字母表示。例如，机构编制、 民政、工商三个登记管理部门分别使用 1、2、3 表示，其他登记管理部门可使用相应阿拉伯数 字或英文字母表示。 第二部分（第 2 位）：机构类别代码，使用阿拉伯数字或英文字母表示。登记管理部门根据管 理职能，确定在本部门登记的机构类别编码。例如，机构编制部门可用 1 表示机关单位，2 表 示事业单位，3 表示由中央编办直接管理机构编制的群众团体；民政部门可用 1 表示社会团体， 2 表示民办非企业单位，3 表示基金会；工商部门可用 1 表示企业，2 表示个体工商户，3 表示 农民专业合作社。 第三部分（第 3—8 位）：登记管理机关行政区划码，使用阿拉伯数字表示。例如，国家用 100000， 北京用 110000，注册登记时由系统自动生成，体现法人和其他组织注册登记及其登记管理机 关所在地，既满足登记管理部门按地区管理需求，也便于社会对注册登记主体所在区域进行识 别。（参照《中华人民共和国行政区划代码》〔GB/T 2260—2007〕） 第四部分（第 9—17 位）：主体标识码（组织机构代码），使用阿拉伯数字或英文字母表示。（参 照《全国组织机构代码编制规则》〔GB 11714—1997〕） 第五部分（第 18 位）：校验码，使用阿拉伯数字或英文字母表示。 （三） 统一代码的主要特性。 1. 唯一性。统一代码及其 9 位主体标识码（组织机构代码）在全国范围内是唯一的。一个主 体只能拥有一个统一代码，一个统一代码只能赋予一个主体。主体注销后，该代码将被留 存，保留回溯查询功能。例如，一个主体由事业单位改制为企业，按照法定程序，需依法 注销该事业单位，再设立新企业。新设立企业是一个新主体，需赋予新的统一代码。 2. 兼容性。统一代码最大程度地兼容现有各类机构代码，既能体现无含义代码的稳定可靠， 又能发挥有含义代码便于分类管理的作用，最大程度地减少改造成本。统一代码在第二、 三部分设计了机构类别代码和登记管理机关行政区划码，与工商注册号、事业单位证书号、 机构信用代码相应部分含义一致。第四部分主体标识码采用组织机构代码，保证了统一代 码与组织机构代码有效衔接。 3. 稳定性。统一代码一经赋予，在其主体存续期间，主体信息即使发生任何变化，统一代码 均保持不变。例如，法人和其他组织迁徙或变更法定代表人、经营范围等，均不改变其统 一代码。 4. 全覆盖。统一代码制度实施后，对新设立的法人和其他组织，在注册登记时发放统一代码； 对已设立的法人和其他组织，通过适当方式换发统一代码，实现对法人和其他组织全覆盖。 三、 统一代码制度改革方案 按照党中央、国务院决策部署，机构代码制度改革的总目标是建立覆盖全面、稳定且唯一的统一代码
制度，实现管理从多头到统一转变、资源从分散到统筹转变、流程从脱节到衔接转变，为转变政府职 能、提升行政效能、减轻法人和其他组织负担奠定基础。 （一） 明晰权责，加强协同。 国家标准化管理部门会同登记管理部门、组织机构代码管理部门负责制定统一代码国家标准。 组织机构代码管理部门负责管理统一代码资源，建设和运行维护统一代码数据库，为各部门提 供信息服务，加强统一代码赋码后的校核。登记管理部门负责在法人和其他组织注册登记时发 放统一代码，并将基本登记信息及其变更情况及时提供给组织机构代码管理部门。组织机构代 码管理部门会同登记管理部门建立统一代码重错码核查和信息共享机制，定期通报赋码和信息 回传情况。 （二） 源头赋码，全面覆盖。 对新设立的法人和其他组织，在注册登记时发放统一代码，标注在注册登记证（照）上。法人 和其他组织由现行的注册登记代码、组织机构代码分别申领办理，改为一次申领办理，取得唯 一统一代码；由现行自愿申领组织机构代码，改为源头赋统一代码，形成准入登记与赋码同步 完成机制，确保统一代码覆盖所有法人和其他组织。 （三） 预赋码段，回传信息。 统一代码中的 9 位主体标识码由组织机构代码管理部门先按 5 年需求（含存量），一次性向国 家登记管理部门预赋足量、连续的组织机构代码码段，各级登记管理机关按规则在办理注册登 记时向法人和其他组织实时赋统一代码，赋码后将统一代码及相关信息按规定期限回传统一代 码数据库，及时向社会公开并与其他部门共享。信息回传周期采取分类管理方式，具备网络条 件的登记管理机关回传周期为 1 个工作日，不具备网络条件的登记管理机关回传周期为 7 个或 10 个工作日，具体由登记管理部门与组织机构代码管理部门商定。各省（区、市）登记管理 部门应向同级组织机构代码管理部门提供具备网络条件的各级登记管理机关名录并及时更新。 统一代码制度实施后，每年对实施情况开展监测；5 年后组织专家对赋码方式开展终期评估， 根据实施情况和专家意见，建立赋码工作长效机制。 （四） 平稳过渡，有序推进。 本方案实施后，各有关部门应尽快完成现有机构代码向统一代码过渡。短期内难以完成的部门 可设立过渡期，在 2017 年底前完成。有特殊困难的个别领域，最迟不得晚于 2020 年底。在过 渡期内，统一代码与现有各类机构代码并存，各登记管理部门尽快建立统一代码与旧注册登记 码的映射关系，保证信息在全国统一信用信息共享交换平台等实现互联共享，同时对本方案实 施前已设立的法人和其他组织换发统一代码，逐步完成存量代码和登记证（照）转换。未转换 的旧登记证（照）在过渡期内可继续使用。过渡期结束后，组织机构代码证和登记管理部门的 旧登记证（照）停止使用，全部改为使用登记管理部门发放、以统一代码为编码的新登记证（照）。
四、 组织实施 建立由发展改革委牵头的协调机制，解决本方案实施中遇到的重大问题。本方案由登记管理部门会同 组织机构代码管理部门按照不同领域分期分批实施。工商部门自 2015 年 10 月 1 日起实施，其他登记 管理部门在 2015 年底前实施。本方案实施前，有关部门要做好制定统一代码标准、改造注册登记系统、 预赋和分配码段等工作。推动制定法人和其他组织统一社会信用代码条例，形成实施统一代码的强制 性国家标准。统一代码制度建设所需经费纳入同级政府预算。对新设立的法人和其他组织发放统一代 码，以及对已设立的法人和其他组织换发统一代码，均不收取费用。地方各级人民政府和有关部门要 加强对本方案的宣传解读和舆论引导。 附件：法人和其他组织统一社会信用代码构成 附件
法人和其他组织统一社会信用代码构成
代码序号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 代码 X X X X X X X X X X X X X X X X X X 说明 登 记 管 理 部 门 代 码 1 位 机 构 类 别 代 码 1 位 登记管理机关行政区划码 6 位 主体标识码（组织机构代码）9 位 校 验 码 1 位【ご注意】 1. 法律上、会計上の助言：本資料記載の情報は、法律上、会計上、税務上の助言を含むものではありません。法律上、会計上、税務上の 助言を必要とされる場合は、それぞれの専門家にご相談ください。 2. 秘密保持：本資料記載の情報の貴社への開示は貴社の守秘義務を前提とするものです。当該情報については貴社内部の利用に限定され、 その内容の第三者への開示は禁止されています。 3. 著作権：本資料記載の情報の著作権は原則として弊行に帰属します。いかなる目的であれ本資料の一部または全部について無断で、い かなる方法においても複写、複製、引用、転載、翻訳、貸与等を行うことを禁止します。 4. 免責： （１） 本資料記載の情報は、弊行が信頼できると考える各方面から取得しておりますが、その内容の正確性、信頼性、完全性を保証する ものではありません。弊行は当該情報に起因して発生した損害については、その内容如何にかかわらずいっさい責任を負いません。 また、本資料における分析は仮定に基づくものであり、その結果の確実性或いは完結性を表明するものではありません。 （２） 今後開示いただく情報、鑑定評価、格付機関の見解、制度・金融環境の変化等によっては、その過程やスキームを大幅に変更する 必要がある可能性があり、その場合には本資料で分析した効果が得られない可能性がありますので、予めご了承下さい。また、本 資料は貴社のリスクを網羅的に示唆するものではありません。
