倒立に関する研究(第一報) : 練習曲線から見た,倒立運動の一考察 特にその成功率について
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(2) . 第7 巻 第2 号. 1年12月 昭和3. 北海道学芸大学紀要 (第二部). 倒. 立. に. 関. す. る. 研. 究. 第一綻. 練習曲線から見た, 倒立運動の一考察 特にその成功率について 山. 門. 昇. 北海道学芸大学釧路分校体育研究室. Noboru YAふし・TO : Studies on the Handstand l , A Cons iderat ion on the Hands tanding based on Practice Curve ,. ibi l i th SpeciaI Reference to the Success ty wi .. 緒. 言. 倒立と言う運動が, 体育運動, スポーツ競技, 及び一般社会に於ける吾人の生活の中に, あらゆ る機会に行われ, 且つ表現されていることは, 改めて言を待たない事実である。 倒立運動は, それを行なうごとに依ってもたらすところの, 体育的効果に於いて, 心理的な興味. に於いて, あらゆる身体運動の中で, 特に秀いでた運動種目である。 ・究は, 「その運動に対する方法」 を除いては, 我が国は勿 然し乍ら, 倒立に関しての理論的な研 論諸外国に於いても, ほとんど深く研究されたと見られる女献に接しない。 わずかに「倒立の医学」 が挙げられるのみである。. か る意味に於いて, 私はこの倒立の根本的原理, 体育的意義, 力学的考察, 練習段階並びに指 導法などについて研究する意欲を覚え, 現在まで種々の点について調査研究し来たった。 そ して こ にその一部の研究結果を発表し, 批判を求めたいと考える。 今回の研究は, 当初より, 本次の如き結果をあらかじめ予想して計画したのではなく, 本学釧路 分校学生の体育実技演習の際, 倒立運動の練習の過程に於ける, 段階法として, 唯いたずらにその. 練習の回数のみを追うの愚を出来得る限り避け, 各試技毎の成功, 失敗の状態を刻明にメモする事 に依り, 練習を慎重に行な っしめ, あわせて各人の練習に理論的裏 づけをさせることに初期の目的 はあった。. 然し乍ら, その結果を当初試 みに集計整理して見ると, 今回の如き研究結果を予想させるある程 度の数値が表われ, こ に於いて本研究を行う動機が生じたのである。 本 研究の 目的. 本研究の意図するものは 「倒立 (この場合, 池床上に於ける, ィ刑封唇立倒立を言う) を連続して 試技した場合, その成功の度合いは如何なる曲線に依って画かれるか」 すなわち, 連続 した試技の 内, 何回目の試技にその成功度が高く表われるか, と言うことの測定を目的とする。 測 定. の. 方. 法. 屋内木製フローリ ング上に於ける, 轡立1利付倒立を下記条件の下に, 連続試技し, その結果を所. 定の測定用紙 ( 1 ) に記入する。 1 11. -134一.
(3) . 倒立に関する研究 (第一報) 1 とする。 , 倒立単位時間 (倒立位を保っている時間) は5秒 間● 2 , 倒 立 試 技 回 数 は, 10回 とす る。. 3 0秒の立位に依る休息時間を設ける。 . 各回毎に1 4 , 試技は静止倒立を原則とするが, 止むを得ない場合 (たおれそうになる) には歩くこともみと める。 たゞし, 静止と歩行の区別及びその時間をそれぞれ測定用紙所定欄に記入する。 5 , 5 秒経過と同時に倒立姿勢を中止せば, 不成功であり, その試技は4秒と記録される。. 故に正 しい試技は少く共5秒以上6秒以内倒立位を保たねばならない。. 6 , 測 定 者 の 号 令は 「倒 立用 意」 「立 て」 「1」 「2」 「3」 「4」 「5」 と し 「5」 の 号 令を 聞 き 終 る ま で 体. が池床におちない場合を成功, 他は不成功とする。 なお, 「倒立用意」 の号令は試技前, 3 秒前から発する。 7 , 倒立準備姿勢は, 地床にあらかじめ両手をついていても, 叉つかない中腰の姿勢でも差支えな い。 ただし, いずれに しても開始 の時間は厳正に行わなければならない 。 (試技開始の号令と ・. 同時に池床より両足をはなすことを条件とする。 ) 8 服装は出来得る限 り軽装とする以外, 特に限定しない。 , 9 , 被測定者は, 食後1時間以上経過した状態にて, 且つ排便排尿を完全に行っていること。 1 0 0分間は平静な状態にて身心を保持すること。 . 測定前はあらかじめ過激運動は絶対に避け特 に前1 参考測定について 本測定に対する参考的見地から, 本学々生に依って, 「 3秒間倒立1 0回試技測定」 表1 2 3 ,及 , 図1. び 「5 秒間倒立1 00回試技測定」 表1 3 4 5 , 図14 , 表1 , 図1 , を実施したが, 之らは, 測定期間も短. かく, 被測定者も相当限定されて, 人員も僅少であり叉 その方法にも 未だ改善の余地が多分にあ , るので, この結果を以って理論づけることは, 正確を期 しがたいので, 今回はあくまで参考程度と して発表する。 故にそ の方法についても, 本文中に適宜, 説明することにしてこ き出さないo. には, 改めて書. 測定結果, 並びに考察 本学々生の内, 比較的体育実技に優れている者, 及び道内小, 中, 高等学校体育科教員, 合計56 0 名について実施した結果に依ると, 表1 図2 の如く, 全員の倒立技能度は各階級に分れ, 特に0% 及び1 00% 成功率を示すものが非 常に多いことが注目される。 之は倒立運動の技術 発達段階が私の現在迄の指導経験に依れば 0~10 0・60% の段階との一 つの高原を経てのちは 一気に殆んど1 %成功率を示す段階と4 00%に近い成 , 功率を示す様に成るものである。 叉この0% と言う (一度も成功しない) 状態も, 能く観察 して見ると, 5 秒に近い倒立試技を常 に行いながら, 成功に至らないものと, 全く静止の状態を経ずに転倒するものとがある。 0回試技した場合, その成功度の配分は, 表2 倒立を1 , 図3 の如く, 余りその程度 に大なる変動. をまな いo. 然 し 乍 ら, こ れを 厳密 に み る と, 1 .2 .3回 と そ の 成 功 度 は 急上 昇 し, そ れ か ら 以 後 は ジグ ザ グ な. 線を画き乍ら下降して行く。 これ に依り考察すれば, 倒立運動の試技は, 第3回目に於いて最高の 成功度を示し, 5 回以後の試技は, 成功度については, 余り期待出来ないことが, わかる。 試みにこの数値を平均移動法に依る修正を2回繰り返してその値 (図中 --・一 グ ラ フ, Smooth2 以 下 「S2 」 記 号 に て 代 用) を グ ラ フに画 け ば, 図 の如 く, 1~5 回までの試技に於いて比較的成功 度は高く表われており, 殊に 3 ,4 , 回が最も高い成功度を示している。. -i35-.
(4) . 山. 門. 昇. 故に, 個人の倒立技術を評価する場合, 少く共5 回の試技む二依り評価することが望ましいが, そ れ以上は余り効果は期待出来ないものと判断する。 D 0・ / ・ o 回成功率を示すものが, o 回 成 功率 のも の, 及 び I なお, 本次の測定は, 表1 , 図2 の 如 く / / 直線であるので 試みに ば I Q 非常に多く, 之らの数値は, 図に画け , いずれも , 之らを除いて, 1 , / 回から 9 ・ o 回成功したも ののみについて, 考察すると, 表3 , 図4 の如く, 第3 回目の成功度が, 6 功度の異常な低下が目立ってい る 回以降の成 実線, S2共に非常に高い位置を示してい 。 そして る。 これに依っても, 第3 回目前後の成功度がある程度うな ずかれる。. 3 0 回倒立測定」 表12 3 秒間1 叉参考資料として掲げた, 「 , 図1 , の結果と, 比較して見ると, 0回目の s2 曲線に於いて 本次測定のそれと, 非常に類似していることがわかる。 叉, 両者共9~1 試技にかけて, わずか乍ら上昇を示 しているが, 之等は最後を成功せんとする心理的な意志の表わ れであり, 倒立運動に於いては, 心理的な影響も見逃すことの出来ないポイントであることが考察 さ れ る。. 0%に満たぬ成功率であるが, この内, 本学 57% であり, 5 , 試技者全員の倒立技能度平均は, 42 86% である。 これに比して道内小中学校体育教員のそれは, 学生のみの技能度は比較的高く, 59 ,. 0% と圧倒的に低く倒立運動に甚だ未熟である ことを示している。 22 9 , S 2 3 学生のみの結果を表4 , 図5 に依って見ると, 大体, 実線及び 2 共 に 表 , 図 に於ける本次測 定結果と同 じである が, ,4 , 各 回 に わ た っ て, 殆 ん ど , 2, 3 之に比較して, 道内体育教員のそれは, 表5 , 図6 の如 く, 1 0回に至って急上昇を示している。 S2 曲線は1 その成功度に変化なく, 5 回以降は急激に低下し1 同日以降, その成功度は下降す る一方である。 之は恐らく, 倒立運動に不慣れなために, 神経性疲労 の状態を早期にもたらすものと考えられ る。 最後の国に至って急激に上昇する事実から推しても, 倒立に意志の作用する力が非常に犬なる こ と が う か ゞ わ れ る。. 2 5 57%)と最低成功 . なお, この未熟な, グループの試技において注目すべき点は, 最高成功度 (. 70%) と の 間 に, さ した る差 が な い こ と で あ り, 之 は 表6 , 図7 及 び表8 , 図9 の例 の如 く, 度 (18 ,. 高度の倒立技能を有す るもの及び未熟なも のにおいては, その成功度の配分曲線はあまり大きくは 表れない点を見ても わかる。 95名 (成功率67%以上) を抽出 ,して見ると, 表 試技者中, 比較的倒立運動に熟達したグルト プ1. 4 61% の成功率となり, 之は倒立の練習段階過程に於いて, ある程度の段階を経 6 の加く, 平均 8 .. 00% の成功率 ると, その技術の程度は急激に上昇するものではあるが, それにしても, 試技者中 1 のぼっていることが大きな理由となっている を示すも のが非常に多数に 。 成功度を示しているが 1 の試技に於いて非常に低い 7の様 回目 に 図 , 2 回以降は急上昇したま , 2 3 ま大なる変動はない。 厳密に見れば, , 回に於いて高い成功度が表われ, 多少の上下動をしなが ら回を重ねる。. S2 曲 線で は, 3, 4 回に高い成功度が表われ, 以後漸次低下して行く。. 第1回目 の試技に失敗する原因は, 最初, 非常をご慎重に試技するため, 振り上げ (蹴上げ) が不 足 で 振 りも どる も のが 多 い こと で, 2 回以降は大きな失敗はしない。 なお, 熟達者グループの倒立体型の特徴は倒立姿勢が非常に垂直位に近く, 反りもあまり見られ 00 に近い広角度であ り, 上方に伸び上る様に蹴上げているものが多いこ 8 ず, 轡と上体の角度も 1 と で あ る。. 04名を抽出 3 3%~66%) に位置するもの1 次ぎに, 試技者中, 倒立技術が比較的, 中等度 ( ;して 6- -13.
(5) . 倒立に関する研究 (第一報) 見 る と, 表7 , 図8 の如くその成功度曲線の変動は非常に大きいことがわかる。 特に7回以降の成. 功度低下が目立っている。 成功度は, 実線に於いては, 5 回 目 に, S2 に て は, 3 回目にその最高 の も のが 見 ら れ る が, い ずれにしても, 倒立熟練度が中位のものは, その倒立位の状態も極めて不安定であり, 早期に神経 性疲労もしくは, 筋肉性疲労を起し成功度は低下する。. 之らからす = 1則して見ても, 中位度の技術をもつ試技者については, 5 回試技を行えば, その練習 技能の程度が判断出来, それ以上の試技はさして必要でない ことが つか る。. 20% 以 下) 261 名 に つ いて 考 察 す る と, 表8 の 如 く, 平 次に比較的未熟 なグルー プ (成功率 33 . 1 85% で, / 均 成 功率 8 ・ o 以下の成功率になる。 之は試技者中成功率 0% のものが非常に多いことに . も原因するが, 私の現在までの指導経験に依ると, 倒立を或るグループに行わしめた場合, 極端に. 上手なものと下手なものに別れ, あとの中等度は広くばらまかれるものであり。 倒立熟達の過程は 1 0回試技中0回~1回程度の段階から, 4、6 回程度の段階を経てのちは, 殆んど10 0% に近い成 功率を示す段階に到達するものである。. 図9 に於 け る 実 線 を た どる と, 3 回目の試技に於いて最高の成功度を示しており, 5 回目はむし. ろ最 低 で ある。 云 い か え れ‘ ,. 回目に於いて最も立ち易すかつたと云うべきである。 未熟なグル ープ程, 1 0回目試技の成功度が上昇するのは 精神的な面が非常に大きく影響することを如実に物 , 語っていると判断する。 3. 100 回倒立測定の結果の内 1 回から1 0回までの試技の結果を抽出して示すと, 表9 0 及び , , 図1 0 1 1 表1 1 0 0回倒立に関しては後述) , 図 の如くになる。 ( 0実線によると, その成功度は4回目に高く表われ以下急激に下降し, 9 回に於いて異常に高 図1 く表われる。. 之も S2 曲線 で見 る と, 3, 4 , 5 回に高い成功度が示されている。 表10及 び 図11に 示 さ れ た も のも,. S2 曲 線 は 3, 4, 5 回に高い成功度を見出すがこの場合は, 1 9 0 回にかけて再び高 い成功度を示している . 。 之ら100回倒立測定は, 測定人員も極めて少く, 加 え て, 100 回倒立を試技すること自体 相当の労力を費すので, 精神的にも大なる, 影 響がある。 , にもか わらず 3, 4 5回目の高い成功度は, ある程度の客観性を意味するものであると考える。 表 9 と 表10 , 図10と 図11の 異 る の は, 上 記 の理 由 の 外 に 表10図11の 方 は50回 目 に 5 分 間 の 休 憩時 間. をもうけることを定めて置いた測定方法のため, 心理的に相当の変化があったものである。 こ ろみに 表9 及び表1 1の如くになる。 参考として考えれ 0の両者を結合して考察すると, 表1 ,. ば実線に於いて, 3 回目, S2 に て は, 3, 4, 5 回にその成功度の高位置がみとめられる。 最後に3秒間10回倒立測定について述べると, 之は本研究を始じめるための予備的資料と して本 63名について行ったものであり, 方法は3秒間倒立位を保つこと以外は, 本研究と大差が 学々生1 ない。. 結 果 を 表12 0回にも成功度 , 図13に 依 っ て 示 す と, 4 回目試技に最も高い成功度を示し, 7 回, 1 が高く表われているが, S2 曲 線 に 依 れ ば, 3, 4 , 5 回をご商 い 成 功 度 を示 し, 9 , 10回 に も や 上昇 の気配が見受けられる。 5 秒間倒立することが出来ない場合でも3秒間は倒立している場合もあり得るのであるから 比 ,. 較 す る こ と は 出 来 な い は ず だ が, そ の Sz 曲線のあまりに本研究のそれに類似している のに驚く。 15に依 っ て 示 さ れ る も の は, 100 回倒立測定の現在までの記録である 表13 g i , 図14及 表14 ,1 。. 之を行なう動機は本研究である10回倒立測定を行ったら, この成功度曲線の延長は, 一体どう云. う 具合 い に, な る の で あ ろ う か。 と 云 う こ と , 成功度の低下と云うことが果たして, 直ちに疲労 -13 7-.
(6) . 山. 門. 昇. とむすびつくものであるか, と云う二点にあった。 ) これは, 試技者の疲労甚だしく休憩, 当初は, 50回で5分間の休みをあたえた。 (表14 , 図15 の必要をかんじたからである。 然しながら, その結果を一部まとめて見たところ, 5 分間の休憩の 00回連続させることに 1 影 響が非常に大きくグラフに表われて来るので, 中途から (3 .4月以降) 1. した。 それが表13 , 図14であるが, その両測定共, 未だ測定人員が僅少であるので, 参考程度とし て述べる。 (測定方法は, 本研究と同一規準 に依る) 図14 , 図15共 に10回 倒 立 に 於け る が如 き, カ ー ヴ が 見 ら れ る が, そ れ が, 波 状 を な して, 何度 か. 表われる。 図14の方の修正値カーヴは, 幾分, その波が漸次下降の状態を示すが, 図15の方は, 50回にての 休憩以降, 再び相当高い成功度をもたらしている。 これに依って5分間程度の休養が, 試技者に相. 当の, 肉体的, 精神的な影響があることが, おぼろげながらうかがえるのである。 5 秒間倒立出来ない) した原因を, その動作から考察すると, 試技者が倒立に失敗 (. a) 倒立してから, 向う側にゆきす ぎ, 転倒もしくは, 左叉は右方に体をひねってたおれること b) 倒立位から, 手前に振りもどること。. が非常に多い。 a) の場合は, 倒立歩行を行なう ことに依って, ある程度倒立位を保つ可能性はあるが,. b) の場 合 は, そ の バ ラ ンス を 保 つ こ と に相 当 の 困 難 性 が あ る。 故 に a) の場 合 の失 敗は,. 少く. 共3~4秒間倒立位を保持する場合が多いが, b) の場合は, 1~3秒間位でくずれてしまう。 a) の 失 敗 の 原因 の 多 く は,. イ) 正しいと思われる 倒立準備姿勢に比して, 肩の位置がより前方にあらかじめ, 出されてい る力. ロ) 蹴上げの時に, 急激に必要以上に肩を前に 出すもの ハ) 蹴上げの時に, 足の振り上げ方が強すぎるもの 二) 頭を肩の中にまるめこんでいる (下げすぎる) もの ホ) 腹筋力が非常によわく, 反りすぎて了うもの b) の失敗の原因の多くは,. イ) 正しいと思われる倒立準備姿勢よりも, 手足間の距離が長すぎるo G旗に肩が引ける) ロ) 蹴上げの際に肩がひける。 (蹴上げる方向がちがう) ハ) 蹴上げる際に振 り上げる足の力が弱い 二) 頭をあげすぎる。. 以上の傾向が見られる。 歩行 しないで成功している場合の姿勢の多くは,. a) 蹴上げ後, 腰部が早く手の垂直線上 (重心線上) に位置づけられる b) 倒立姿勢に達した時に, 体全体が伸び上る傾向を示す. この点から判断するに, 池床に於ける両手の支持点に対 して, 体の動きが円を画がく蹴上げ動作 よ りも, 体の動きが 垂直線上に伸び上る動作の方が, 歩行倒立に陥る危険性もなく, 成功率も高 し、o. 要. 摘. 1 1年7月に亘る期間, 本学に於いて, 分校学生及び認定講習に参加 . 本次測定は, 29年9月から3 した道内小中高校教員を被測定者として資料をとったものである。 一13 8「.
(7) . 倒 立に関する研究 (第一報). 2 :から3時までの晴天時を用 いた。 , 測定の時刻は, 午後1時 3 本次に於いては 試技者の技術状況に依り , 静止倒立, 歩行倒立の区別を しなかったが, 以後 . , の研究には, 両者を区別すべきである。 同時に, 準備姿勢もあらかじめ地床に手をつくか否かを 限定す べきである。 4 . 100 回測定は, 今後も更に研究を重ね, 相当数の測定人員をもって, 新らたなる考察をす べく. 引続き研究実施中である。 5 , 練習段階の手段として何度も測定を したものについてはその最終 回の測定記録を使用 した。 6 . 本次に於いては試技者の倒立技能程度が広範位にわたったが, 今後は, 能力別に測定するつも りで あ る。. 参 斎藤一男, 佐藤. 考. 文. 献. 宏 : スポーツ医学概論,82~9 0 .. Newt ing l on C. Loken : Tumb ,18~26 .. 2 石 田 保 之 : スタ ソッの理論と実際,231~23 .. 1 1I 老 .. N o. i R ……Res [ ng lk i 斬′…… Wr ng a. -制 茂 測 定 宏. 一 ま 紳 」 1メ 吹元i E、 \ 、 R. 2 3. 4 5 G 7 8. W. -i39-. ^ U t. 元1. ‐灼 l o吉 一. 計 鼠岬.
(8) . 山. 門. 昇 園 3. 図 2. o. 1. 0 め0ク 輔 o 8 0 9 0 6 0 4 0 3 0 5 m 2 2 ? r. 表 i. 147. 53. 34. 41. ラ. J. 4. 倒立技能度集計 (測定人員 560名). ′ ▼ ▲ ▼ ′ ’ ▲ 2 3 4. 0. 2. 6. 5. 28. 30. 7. 31. 8. 10. 9. 31. 44. 560. 93. 560. 7321 0 2 62500 94640 60710 5000 0 5357 0 55350 5000 0 78571 5535 0 6607 . . . . . . . . . . .. 表 2. 倒立成功度測定表 (測定人員 560名). 29 .9~31 ,7. S・ 平均移動法に依る第1回修正値 S2 平均移動法に依る第2回修正値 2 巨 3 』 4. 計 均. 229. 251. 260. 243. 5. 6. 7. 243. 237. 226. 畳 三 三 星 三 ¥ 洋. 0 4089 0 44820 4642 . . .. 8 234. 9 228. io. 560. 233 2 384 ,. 4035 0 41780. 4232 0 40710 4160 0 0 4257 . . . . .. 42200 44040 SI 0 4487 . . .. 4148 0 40940 41360 4130 0 42020 . . . . .. S2 0 4281 0 43700 4443 . . .. 41260 4148 0 0 42540 41200 4130 . . . . ,. 0- -14. 9. 29 .7 .9~31. 8. 28. 6 了. ゆ.
(9) . 倒立に関する研究 (第一報) ぎ. 図 4. 図. 5. 園. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10. 表 3. 20名 00%成功者及0% 成功者を除く倒立成功度 測定人員3 1 2. 4. 3. 6. 5. 7. ,. 8. 9. lo. 320. ▲ 計. 443 135 139 1 134 133 141 136 158 167 150 150 ′ 0 60 4 4 4 4 6 6 4 7 0 4 6 0 4 4 0 2 1 8 0 3 3 509 4 2 00 4 3 7 0 2 0 4 8 7 0 4 8 70 1 8 1 5 0 9 5 1 8 5 . . . . . . . . . . . 4 6 4 SI 0 6 4 3 4 0 4 2 4 9 0 2 00 4 9 0 3 0 1 70 4 0 0 4 4 7 0 4 8 4 0 4 2 00 3 3 8 4 4 9 8 1 9 5 . , . , . . . . . . S2 0 43700 42990 4330 47480 47770 45750 42840 4316 0 45980 4870 0 . . . . . . . . . .. 均. 8名 本学学生のみを袖・出した倒立成功度 測定人員29. 表 4. ◆ 1 ー 冊 2 3. 4. 6. 5. 7. 8. 9. lo. 298. 計 均. 179 173 1 78 176 176 186 184 170 184 193 163 , 0 6 7 0 6 6 7 0 0 0 5 8 0 5 98 0 7 0 5 0 9 0 0 1 0 6 2 4 2 0 6 4 6 7 5 5 5 5 7 6 0 6 1 6 0 5 9 0 5 0 5 4 9 . . . . . . , . . . . 4 7 0 5 9 2 0 8 7 2 0 9 4 0 8 1 0 6 4 1 6 1 2 6 SI 0 6 2 6 6 5 5 5 9 0 0 0 0 4 6 2 2 0 4 0 0 0 5 7 0 4 . . . . . , . . , . 6038 0 6131 0 61570 58960 5889 5921 0 S2 0 61850 5960 0 5983 0 5816 0 . . . . , , . . . .. 表 5. 道内小・中・高校体育科教員のみ抽出の倒立成功度 2. 計 均. 66. 67. 3 67. 4 67. 5 57. 6 53. 7 56. 8 58. 62名 測定人員2 9 49. lo 60. 262 600. 2290 229 21370 18700 0 0 2213 0 2022 0 2557 0 2557 0 2175 0 2557 0 25190 0 . . , . . , . . . , , 21240 2150 21240 20660 2557 0 2111 0 2251 0 SI 0 2544 0 2531 0 24290 . , . , . . . . , , 2113 0 2141 21000 21040 2162 0 2263 0 24120 S2 0 2510 0 2544 0 2535 0 . . . , . , . . . .. 一141一.
(10) . 山. 門. 昇. 図 8. 図 7. 図. 9. 成功率667% 以上のものを抽出 した倒立成功度 測定人員195名. 表 6. ′ 1 1 ▲ 2 3. 4. 5. 6. て. 9. 8. lo. 195. 計. 150 165 168 163 164 169 163 165 1 650 172 171 , 4 2 0 0 8 7 6 0 7 6 9 2 0 8 6 1 0 8 6 1 0 8 8 0 8 4 1 0 0 8 6 6 6 0 8 3 8 4 6 1 0 8 8 9 5 3 5 5 0 8 0 8 4 . . . . . . . . . . . 61 S・ 0 1 7 0 8 4 2 7 0 8 6 8 8 0 6 8 0 8 6 1 0 8 4 7 8 0 8 4 6 0 8 4 4 0 8 4 7 8 0 8 4 0 4 2 6 3 5 9 5 8 . . . . . . . , . , S2 0 8575 0 85920 8518 0 84720 84720 8483 0 84660 81870 8392 0 8449 , . . . . . . . , ,. 於 ヲ. 表 ?. 6%~33 4% のもののみを抽出した倒立成功度 測定人員104名 成功率 66 . . 2. 計 均. 59. 54. 3 60. 4 54. 5 63. 6 56. 7 47. 8. 9. 48. 47. lo 48. 104 536. 6057 0 4615 0 4519 0 4615 0 0 5673 0 5192 0 57690 51920 53330 45190 5153 . . . . . . . . , . . SI 0 7 1 2 0 4 8 0 3 8 0 6 7 2 0 2 0 3 0 0 4 2 2 4 1 5 5 5 5 5 4 5 5 5 5 3 0 4 7 8 0 0 4 8 5 8 5 5 5 7 . . . . . . . . . . S2 0 48920 55240, 54810 5527 0 5500 0 52170 4587 48530 45750 5534 0 . . . . . . , . .. 表 8. 成功率333% 以下のもののみ抽出による倒立成功度 測定人員2 61名 2. 計. 22. 26. 3 30. 4 25. 5 18. 6 24. 7 21. 8. 19. 21. 20. lo 24. 261 231. 1310 0 0996 0 0842 0 06890 09 19 0 08040 08040 09570 0766 0 0919 0 捧 0885 ヲ 0. . . . , . . . . . . SI 0 1087 0 0985 0 1049 0 0855 0 0804 0 0842 0 07910 0893 0 08290 0868 . . . . , . . . . . S2 0 0 1 0 4 0 0 0 9 7 1 0 0 0945 0 0 0 8 8 1 0 0 3 3 0 1 2 0 2 0 5 9 8 0 8 0 8 0 0 8 2 9 0 0855 . . , . . . . , . -.. -142-.
(11) . . 倒立に関する研究 (第一報) 図 10. 図 12. 図 11. ′ 〆 ,々. 10 0回倒立測定の結果のうちlo回目までの倒立成功度 31 (測定人員 16名 .7 .5 測定). 表 9. ■ 1 言 2 三3 1 4■5 r 6 E 7雪 8 -911O. 計・. 9. 9. 10. 12. 10. 10. 10. 9. 0. 11. ‘ ク ′ ’/ ′. E. 6. 7. 97. 0 0 58330 53 . ,. o l oo回倒立測定の結果の内l o園までの倒立成功度 表l 0回目に5分間休憩 したものの分) 測定人員57名 29 o~30 2まで (ただし本表は5 .l .1 2. 計. 30. 34. 3 42. 4. 5. 38. 34. 6. 17. 1 38. 34. 8 35. 9 40. lo 39. 57 364. 0 73680 52630 66670 70180 6140 0, 66670. 59650. 6842 0 638 59650 5965 0 . . . . , . , , SI 0 7 0 6 0 6 6 6 7 1 4 3 3 4 1 9 7 0 6 90 6 2 7 6 7 4 0 6 7 0 6 5 9 0 6 6 6 7 9 0 6 6 6 6 6 9 5 0 3 . . . , . , , . , , S2 0 61310 65110 62960 64330 65890 6667 65690 62770 6433 0 57310. . . . . . . , , ,. 蜂 ヲ. 表 11 ぬ. 計 均 s s. 1 0 0回倒立測定の結果の内1 0回までの倒立成功度 0の集計表 3名計 表9と表ー 測定人員7. 21 川 す6 ‐. 9E 旧3. -143-. 461. 0 6315 ..
(12) . 門. 山. 昇. 3 図 1. ノ 23. 2. SI S2. 測定人員163名. 3秒間倒立10回試技測定成功度. 表 12. 計 均. ,. 4. 3. 6. 5. 7. 8. 29 .6 .9~30 9. io 92. 89. 564 509 0 528 0 528 0 577 0 552 0 0 589 0 528 0 546 0 564 0 . . . . . , . . . . 0 3 545 0 3 5 4 0 5 3 8 6 2 0 4 0 5 0 5 5 5 5 6 6 0 6 8 5 0 534 0 554 0 5 . . . . . . . , , . 0 541 0 3 9 8 5 0 5 3 4 4 8 0 0 5 0 5 5 0 5 5 6 2 6 3 0 5 5 0 551 0 540 0 . . . . , . . , . .. 0 54 .. 86. 89. 92. 96. 90. 85. 94. 86. 83. 図 14. 0? 5. 0 l r o. 06 5. 0 6 0. 05 5. Q 5 0. 0 4 5 ,. 0 4 0 ,. 10. 163. 2 0. i 0. 40,. ;○. 0O. 44一 一1. TO. OO. 90. 1 00.
(13) . 倒立に関する研究 (第一報). 表 13 100回倒立測定の成功度 測定人員16名 31 .7 .5測定. Sは平均移動法に依る修正値. S2は第三回修正値 5. 計 均 S s s. 6. 7. 1. 10. 11. 7. 6875 0 . 5625 .. 0 4375 , 0 5 .625. 5833 , 5771 .. 0 5347 . 0 5417 .. 計 均 s s s. ! 2一 計 均 s s s. 0 5301 .. 0 5671 .. 2 2 ー 2 3 r 2 4 j 2 6 - 2 7 E 2 5 ー 2 8 ま 2 9 i 3 0.
(14) . 計 均. 04735. 0. s. 05208. 0. s. 05139. 5 0 0 05 . 08 0 7 0 0 5 . 0 08 8 0 . s. 05208. 0. 5. 0. 67. 66. d. 9. 7. 昇. 門. 山. 68. 8. 85. 8. 8. 5. 05. 05. 5. 05. 04792. 5. 04(31一 0 /4792. 5. 04008 ノ 04837. 6. 計 均 s s s. 計均 s s s. lo 0 6250 . 4792 0 . 0 5 . 0 4708 . 81 8 0 5 . 0 5 . 4816 0 . 0 4816 .. 9 6 I 0 6 2 7 5 5 0 3 5 . . 4792 0 5208 0 . . 0 5 1 0 4 9 3 .278 . 0 5070 .. 0 5278 .. 82. 83. 8 , 0 5 . 0 4792 . 4931 0 . 0 4888 . 92. 91 7 4375 0 . 0 5 . 0 4861 .. 7. 7. 0 4375 .. 0 4375 .. 0 5 .. 0 6208 . 0 5542 . 0 5582 .. 0 4375 . 0 5055 .. 0 4583 .. 0 6167 . 0 5116 .. 7 0 4375 . 0 5 .. 0 5 . 0 5 .. 0 4942 . 4895 0 .. 0 4872 . 0 4932 .. 0 4792 . 0 5 .. . 0 4768 .. 7. 9. 8. 0 4375 . 0 5 .. 0 5625 . 0 5 .. 0 5 . 0 5208 .. 0 8416 . 0 4884 .. 0 5609 . 0 5 .. 0 5609 . 0 5092 .. . 0 6250. 0 5208 .. 0 5116 .. 5162 0 .. 0 5146 .. 0 5 . 0 5208 .. 0 5208 .. 0 5139 .. 0 5 . 0 5139 .. loo. 99. 98 8. 9. 0 5 . 0 5 .. 0 5 , 0 5208 .. 0 5625 .. 0 5139 . 0 5069 .. 0 5000 . 0 4977 .. 8. lo. 7 … 0 4375 . 0 5417 .. 0 5625 .. 97. 96. 95. 90. 89. 0 5 .. 0 5116 .. 0 4583 . 0 4810 .. 9. 8. 8. 9. 0 5060 . 88. 87. 86. 0 5625 . 4825 0 .. , 8 7 郡 欄 0 4375 0 5 . . 0 0 4583 4 5 8 3 . 伽 欄 . 04722 04722 . 0 4768 ,. 11 0 6875 . 0 6042 .. 85. 94. 8. 11. 7. 93. 80. 79. 0 4375 . 4375 0 . 4872 0 . 0 4915 .. 0 4792 . 0 4 .862. 6875 0 . 0 6250 . 0 6042 . 0 5945 . 84. 7 0 4375 . 0 5 .. 0 4793 . 0 4792 . 4769 0 .. 図 15 0rs. o? 0. . -‐ 移動ヰ燭Sぅ -. 10. 0 2. 3 0. 40. g0. 60. 4 6- -1. ? o. r o. so. o l o.
(15) . 倒立に関する研究 (第一報). 表 14. 00回倒立測定の成功度 但し50同日に5分間休憩を設けたもの 1 Sは平均移動法に依る修正値 29 り .12預 .lo-30. S詰まその第三回修正値. 計 均. 39. s s s. 06335 , .. 0 61 . . 0 63. 0 6842 . 0 6667 .. 0 6433 . 0 642 .. 0 6667 . 0 6627 .. 18. 計均. 32. s. 0 5998 . 26. 計均. s. 0 5907 . 0 5976 .. 631 0 . 631 0 .. s. s. 20. 0 5614 .. s. S. 19. 27 33. 0 61 . 0 61 .. 0 5789 . 0 5848 , 0. 5673 0 5705 .. 37 SI S2. 0 6491 . 0 5906 . 0 6081 , 0 6226 ..
(16) . 山. 門. 昇. 3 0 1 0 4. 76 8. 3. 計 均. 0. 7. Q578. SI S2. 0. 5. Q596. 0. 3. Q588. S; ;. ○ 5728 ・. . 060ー3←. 7 2 ー 7 3. 0 6048 5957 ・ ・ 目 。 83. 0 6081 ・ 84. 0 3 Q591 0 6003 0 59・3 ・ ・ 85. 万. 0567 3. Q 男65. 79. 057塊. Q5867. 纏 0 5822 ・. 86. 0三港 4. 0578( り /. 0方泥 8. 0602( X ). 0占み 6. 0592′ 人 U ・5897 1 0. 05789. 鶏 059硲. s. 05672. 0608 2. s. 05789. 059等. s. 057%. 0596 5. -148-. 32. 05815 Q5874 0 58・5 0 5874 ・ ・ 89. 88. 計 均. 80. Q5614. 3へ 、 ノ. 努. 79 79. 43. 2. 0おお 7. 8 78. 鶏 059あ. 3. 32. 05914 0 Bn0 x . ) 0 5731 . 0 あ‘5ノ 0 5633 . 0 ろ/8 b 0 5 .692. 060.9ム. 8. 7一. q2ノ 0 るー4 d. 06070十. 0 8 0. ハ3 ー ノ 057〔9 × ). ′ 36 0 6316 . 0 5965 . 0 5965 . 5979 0 ・ . 90. 2 7 33 5439 0 個 0 5789 . 第焔 1 0 別 跳 珊 05556 31. 4. 癌6. 0. 5. . 0 5595 . 0 5 .600. 0. 38. 0 6 3. 0そ 18. 7. 0う 92. 0f 67 0占 65.
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