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人体の形態・機能についての実験的研究(I)

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(1)Title. 人体の形態・機能についての実験的研究(I). Author(s). 小田原, 恒雄. Citation. 北海道教育大学紀要. 第二部. C, 家庭,体育編, 18(2): 67-79. Issue Date. 1968-03. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/6513. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 第 18 巻. 第2号. 北海道教育大学紀要 (第二部C). 昭和43年3月. 人体の形態・機能についての実験的研究 ( D 小. 田. 恒. 原. 雄. 北海道教育大学釧路分校体育研究室. Tuneo ODAHARA : The Bxper imentaI St udy on. Shape and Function ofthe Human Body (1). ま. え. が. き. 現代における体育は, その目標の一 つに人体の形態や各種機能を運動という刺激を適切な時期 に適当量加えることによっ て, 教育的に望まれている理想的な人間像に近づけようとする意図の あ る こ と を 掲 げ て い る.. そして, 学校教育の場では, 体育といわれる教科や学習活動の中で, 社会一般においては社会 教育や レクリェ ーショ ン, スポーツ活動の場 で体育運動が行なわれている,. このようにして行なわれている体育の運動や活動からは, 教育関係者や社会が期待 しているほ どの効果が得られるものだろうか, も し効果が期待できるとすれば, どのような運動が人体のど の部位 (形態や機能) に, どの程度の効果を見いだすことができるか, どうかに ついて, 相当長. 期間にわたる実験的研究を試みたわけである. 従来, 体育に関する研究では, 同時期に多段階にわたる資料を収集するようなことは多く見ら れる が, 今回の研究では同一の集団を, 中学校に入学した年から卒業までの間, 一定 の体育運動 教材を正常のカリキュラムに特別加えて学習させた場合と, 正常のカリキュラムだけ学習させた. 場合では, 両者の三年間の変化はどのような経過をたどり, その結果はどうなるのかを, 毎年二 回ずつ同一の項目について, 測定を繰り返したものである, 題. 問. 人体は ◎ 使わなければ弱くやせてゆく.. ◎ 適度に使用すると現状を維持 し, さらに増強 してゆく.. ◎ 過度に使用すれば障害をうける,. という, ルー (Roux) の三法則の支配を受けるといわれているが, われわれの人体も計画された 一定の体育運動によっ て, 一定期間, ある刺激を繰り返し与えることにより, そのいずれかの部 位に, 何らかの影響を与えるものと思われる, 今回のこの研究では問題の所在を, 体育運動教材のうちでも器械運動の量の大小に よ る 人 体 (形態・機能) の変化部位や変化量について, 実験的に考究する意図のもとに行なっ たものであ. る,. 一 67 -.

(3) . 小. 田. 原. 雄. 恒. 方. 法. 北海道斜里郡清里町立光岳中学校の昭和36年度入学生を学級編成に従っ て, A学級 (今後はA 集団と称する) 男子18名, 女子21名, B学級 (今後はB集団と称する) 男子17名, 女子21名を対 象に し, 両集団とも昭和3 8年度までの三年間, 基本的には中学校学習指導要領第7節保健体育に 示されている体育運動教材に準拠 した教育計画のもとで学習指導を行なっ た. A集団はこの他に. 男女別別の指導者のもとで毎日放課後約30分間 (但 し休校日は実施 しない) 鉄棒・と び箱・マッ トの器械運動を特別学習させたものである, なお, 測定は毎年5月と10月に対象校の各種の都合をも考慮 し, それぞれ約2週間にわた り,. 次の各項目に ついて施行 した. ◎身長. 量. ◎体重. ◎背筋力. ◎垂直とび. 簿胸囲. ◎座高. ◎上腕囲 (右・左) ◎胸廓前後径. ◎握力 (右・左) ◎50メートル疾走. ◎立幅とび. ◎連続片足とび. ◎スクオッ ト・スラス ト. ◎胸廓左右径. ◎肺活. ◎ソフ トボール 距 離 投 げ. ◎懸垂展腕力. 測 定 の 結 果 本報では, 形態的な面について報告 し, 次報において生理, 及び運動機能の報告を行なうこと に す る.. 形態的な面 の測定結果は, 第1表から第1 6表に示す通りである. なお, 各表には第1回の代表値を基準に した場合の発育・発達率をも, それぞれ併記すること. に し た,. 第 1 表. 身. A 集 団 \\\ 項目 i “定回 \\\\ 平 均 値 平均偏差. 第 1 第 2 第 3 第 4 第 5 第 6. 回 回 回 回 回 回. 139 .7 141 .9. 145 ,3 148 .8 152 .4 154 ,9. 第 2 表 集. 団. \\ 項目 均 値 測定回 \\\\ 平 143 第 1 回 ,7 145 第 2 回 ,7 147 第 3 回 .9 149 第 4 回 .8 150 第 5 回 .7 151 第 6 回 .4. 6 .3 6 ,5 7 ,5 7 .5 7 .5 7 .4. 身. 長. 単位 ( m) 男 c B. 発 達 率 平 均 値 平均偏差 発 達 率 100 ,0. 140 ,2. 104 .O 106 ,5. 144 ,9 148 ‐ .1. 101 .6. 109 .1 110 ,9. 長. 142 .O. 151 ,6. 154 .O. 4 .8 4 .8 5 ,6. 5 ,O 6 .1 6 ,O. 100 ,0 101 .3 103 ,4 105 .6 108 .1 109 .8. 単位 (c m) 女 B. A. 平均偏差 発 達 率 平 均 値 平均偏差 発 達 率 3 ,4 3 ,O 3 ,4 2 ,6 3 ,8 2 ,6. 100 ,0. 141 .7. 102 ,9. 145 ,8. 104 ,9. 149 .O. 101 .4. 104 .2 105 .4. - 68 一. 143 .3. 147 ,7. 149 .4. 7 .6 6 ,9. 5 .9 5 .2 4 .9 4 ,5. 100 ,0. 101 ,I 102 ,9 104 ,2. 105 .2 105 ,4.

(4) . 人体の形態・機能についての実験的研究 (1) 第 3 表 集 団 \\\ \ 項目 平 均 値 測定回 \. \\. 第 第 第 第 第 第. 1 2 3 4. 回 回 回 回 5 回 6 回. 33 ,7 35 ,6 38 .2 40 ,8. 43 ,6 45 .8. 第 4 表 集. 団. ,壷耐 寒坦 員 第 第 第 第 第 第. 1 2 3 4. 回 回 回 回. 5 回 6 回. 重. 単位 (k g) 男. A. B. 平均偏差 発 達 率 平 均 値 平均偏差 発 達 率 3 ,6 4 .4 5 .2 5 ,5 6 .1. 6 ,7. 体. 105 ,6. 34 ,4 35 .8. 121 .1. 40 .5. 100 ,0 113 ,4 129 ,4 135 .9. 重. 38 ,O 43 ,5 45 .9. 3 .5 2 .6. 4 .8 5 .3 5 ,7 5 .6. 100 .0 104 ,I. 110 .5 117 .7. 126 .5 133 ,4. 単位 (k g) 女. A. B. 平 均 値 平均偏差 発 達 率 平 均 値 平均偏差 発 達 率 36 .7 38.6 41 .4 44 .5 46 .7. 48 .O. 第 6 表 集. 体. 団. 3 ,8 3 ,7. 4 .O 4 ,3 4 .6 5 .O. 胸. 100 ,0 103 ,5. 112 .8 121 ,3 127 .3. 130 ,8. 囲. 36 .4. 38 ,4 40 .9 43 .4 44 .9 45 ,8. 6 ,2 5 .7. 7 ,3 6 .5 6 .9 6 ,O. 100 ,0 105 ,5 112 ,4. 119 ,2 123 ,4 125 .8. 単位 ( m) 男 c ,. A. B. 項目 平 均 値 平均偏差 発 達 率 平 均 値 平均偏差 発 達 率 \\\ 罰定 汎 回 第 第 第 第 第 第. 1 2 3 4. 回 回 回 回 5 回 6 回. 69 .3. 70 .I 71 ,8 73 ,9 76 .2 77 ,7. 第 6 表 集. 団. \ 測定回 第 第 第 第 第 第. 3 .2 3 ,5 3 .7 4 ,O 5 .O 4 ,4. 胸. 100 .0 101 .2. 103 ,6. 70 ,2 71 .0. 3 ,5 3 ,1. 100 .0. 76 ,7. 3 ,9 4 ,6. 109 ,3. 106 .6. 72 ,2 74,4. 112 ,I. 78.5. 110 .0. 囲. 3 ,9 3 ,4. 101 .1. 102 .9 106 .O 111 .8. m) 女 単位 ( c. A. B. 目 \夏 平 均 値 平均偏差 発 達 率 平 均 値 平均偏差 発 達 率. 1 回 2 回 3 回 4 回. 70 .3. 5 回 6 回. 78 ,5 78 ,9. 72 .1 74 ,7. 77 ,I. 3 ,5 3 ,6. 3 .3 3 ,7 3 ,8 3 .7. 100 ,0 102 .6. 70 .0 71 .8. 109 ,7 111 .7. 76 .5 77 ,8. 106 ,3. 112 ,2. - 69 -. 74 ,5. 78 .2. 5 .3 5 ,9. 6 .1 5 ,7 5 ,2 4 .4. 100 ,0. 102 .6 106 .4 109 .3. 111 ,I 111 ,7.

(5) . . 第 7 表 集. 田. 原 ‘恒 高. . 雄 c m) 男 単位 ( B. A. 団. 項目 差 発 達 率 平 均 値 平均偏差 発 達 率 測定画一\二 平 均 値 平均偏 第第第 第第 回 ?7 ”十 .^ ▲^= UV 75 6 7 X U n ?d” . ▲第 7イ ^ り ”回. 7ハ .h lv. 1 n4U. .. ▲7 ▲十. 回 へ d回. 77 q 十v. 1 I4I. .′ ←1乱←丁 78 4. A 丁. 7^ q》U. ←nh bV 綿 4 q^ U X U. ハ. 8^ 17←”( f 0rA b r o回 (回h V 8 7 十. 第 8 表 集. 76 6. 1^ 1ハu Xリ U 82 5. △^ 烹 7 ”. ー ←^ ▲ 》. 高. 座. 筋 9. ( ハぺ hU U Rr V o A^ = v n RdU. 犯) 女 単位 ( c B. A. 団. QQ UU. \ 寒目 平 均 値 平均偏差 発 達 率 平 均 値 平均偏差 発 達 率 測定回 \ 第 1 回回 77 “ .^ ▲^U = V 76 ハ h U I ^A 7, ” ムー 十 了 十 リヴ △r 丁 o 第 2 ←“ ふ ′ 78 ^ U ” 0 .. 7q ハ リ = V 9r Aハ T P 第第第 第 回回 8ハ ハ= hV V リ q .へ ▲“べ ′U 79 Q U ムU 3 4 5 6. 回 回. レ← 8リ .. 81 Q U ハ n7 乙U 1 r1“。 ′ 十. U上 8q .. Qf U A エ・ 71^ 十 U. U十 8Q 7. 第 9 表. QA UI. ハ R.vU 総^ U 2^ ア ” n ^d = v ▲門 十 ′ 8 n ー7←” 1 7. 上 腕 囲 (右). m) 男 単位 ( c B. A. 集 団 \\\ ‐ 項目 均 値 平均偏差 発 達 率 平 均 値 平均偏差 発 達 率 測定回「\\\ 平 1り エ” 第 1 回 I ^In=vV 姫 7 十 1 11 19 ワ f ー 1 11 第第第 第 第 I i ー i4 7 0 ^ ” V 回 ハ = U r b 2 0 ^ U 9 2 2 ▲4 . ←ハ h v 20 ハ h V 1 ′ ふ 20 ハ h U . 2 3 回 i′ U 上 頭 ? ”^ 》1 “ 回回 盟 r o 1 31 1 1 Qー. 4 回 5. 甥 l 1. 1 71. ー ^ーりアUム 21. 1^ ←X V. 6. 潟 A I. 14 ▲. 羽へ d .ヘ ▲“{ ′U 十. 1Q ←V. 第 10 表 集. 上 腕 園 (右). c 孤) 女 単位 (. A. 団. B. \ 項目 差 発 達 率 平 均 値 平均偏差 発 達 率 回 \\ 平 均 値 平均偏 測涌 0 イ ー 即 第第 . ふ回. 20 ハ h U I r十 oエ. 回 っ レ回. 21 ハ U. 第第第 Q. 第. V. ー A←T. 21 ^ リ v . r1 b. 20 ^ ). 101 6 10. 回回 工 4. 22 ( X U l ハi hi V110. r o. 筋r D. .“ ム′. 回V ハ h. 23 7 十. ー( 上h V. 114. 崩. - 70 -. Q u. 21. .^ 上 】 v. 22 r 0. ^ ^7 =” v. 7. 22 ^ X U n ^ア =” v. 1. .^ ▲X U. 6. U 22 ^ ソ ” ^ 1ソ▲ム. 22 7 十. 9 2.

(6) . 人体の形態・機能についての実験的研究 (1) 第1 1表 集 団 \\\ 項目 山 \\\ 平 均 値 リ定回 第 1 第 2 第 3 第 4 第 5 第 6. 回 回 回 回 回 回. 19 .4 19,8 20.4 21,1 21.7 21,9. 第 12 表 集. 団. 上 腕 囲 (左) A. 1 2 3 4 5 6. 回 回 回 回 回 回. 0,8 1 ,0 1 .I 1 ,2 1 .3. 1,5. 20 .8 21 ,4. 22 .2 22 .9 23,1. 団. 計題憩 測霜回 第 第 第 第 第 第. 105,2 108,8 111,9 112.9. 上 腕 囲 (左). 19,6 19 .8. 1 .3 1,5 1,5. 20 ,4 21.O. 1.7 1,7. 21,6 21.8. 1,8. 1,5 1 .6 1 .5 1.8 1.8. 100 ,0 101 .0 104,1 107 .1. 110 .2 111,2. 単位 ( c m) 女 B. 発 達 率 平 均 値 平均偏差 発 達 率 100.0 102,9. 106.7 110,I 111.I. 胸 廓 前 後 径. 21,2. 1 ,9. 21.6. 2 ,2 2.O. 21,8 22,2. 1 ,9. 22.3. 1 .8. 100,0 101.9 102.8. 104,7 105,2. 単位 ( c m) 男. A. B. 平 均 値 平均偏差 発 達 率 平 均 値 平均偏差 発 達 率. 1 回 2 回 3 回. 15.3. 4 回 5 回 6 回. 16.1. 15.5. 15.7 16.5 16,8. 第 14 表 集. 100 .0 102 ,1. A. 第 13 表 集. B. 平均偏差 発 達 率 平 均 値 平均偏差 発 達 率. \・ 、 項目 平 均 値 平均偏差 n リ定匝r \ 第 第 第 第 第 第. 加) 男 単位 ( c. 団. 0 ,8 0.9 0.8 0,7 0.9 1 ,0. 100,0. 15.3. 102,6. 15,8. 101.3 105,2. 107,8 109.8. 胸 廓 前 後 径. 15,5. 0,8 0.9. 100,0 101.3. 0,9 0.6. 107,2. 0,9. 16.I. 1 6 ,4 ‐ 16 .6. 0 ,7. 103 ,3 105 .2 108,5. 単位 ( c 孤) 女. A. B. \\\ 三更目 平 均 値 平均偏差 発 達 率 平 均 値 平均偏差 発 達 率 定回\ U{ 第 1 第 2 第 3 第 4 第 5 第 6. 回 回 回 回 回 回. 15,7 15 ,9 16,3 16 ,6 16 ,8 16 .8. 0,9 0.9. 1.I 1,I 0,9 0.8. 100.0 101,3. 15.4. 105,7. 16,2. 103,8. 15,6 16,O. 107,0 107.0. 16,3 16.3. -7 1-. 、. 1.3 1,2. 1,4 1.3. 1 .2 1 ,I. 100,0. 101,3 103.9 105 .2 105 ,8 105 ,8.

(7) . 小 田. 第 15 表 集. 団. 汎晦回 第 第 第 第 第 第. 寒 平均 値. 1 回 2 回 3 回 4 回 5 回 6 回. 23 .1 23 ,4 23.9. 24,7. 25.6 26.2. 第 16 表 集. 団. 恒. 雄. 胸 廓 左 右 径. m) 男 単位 ( c B. A. 平均偏差 発 達 率 平 均 値 平均偏差 発 達 率 1 .0 1,2. 1.I 1 ,3 1.7 1.4. 100 .0 101.3. 103.5 106.9 110.8. 113 ,4. 胸 廓 左 右 径. 0.9 1,0 1.I. 100 .0. 23.6 24 ,2 26 .O 26,6. 1,2 1,3. 111.I. 23.4. 25 ,O. 1. 回 2 回 3 回 4 回. 22 .9 23 .3 24,1. 24 ,6 25 ,1. 5 回 第 6 回. 25 .2. 100.9 103 .4 106,8. 1.2. 113,7. m) 女 単位 ( c B. A. \\ 項目 測定回 \\ 平 均 値 第 第 第 第 第. 原. 平均偏差 発 達 率 平 均 値 平均偏差 発 達 率 1 .I 1 ,I. 1.2 1.2 1,2 1 .2. 100 ,0. 23,1. 105 .2 107,4. 23.7. 1OL8. 109 .6 110.0. 23.3 24.3 25 .O 25 .3. 100 ,0. 1 .4 1 ,3. 100 .9. 1,3 1.3. 102 .6 105 ,2. 1.4 1,3. 108,2. 109 .5. 結果 の考察 形態的な面 g) 身. 長 男子<第1表 >では, A集団 (以下単にAと称する) が, B集団 (以下単にBと称する) より. も幾分優位を占めながら, 年次的に発育の増加がみられる(第1図) , 発育の状態 では, 第1回目を基準に した発育率はわずかではあるが, 回を追う毎にAの方が良. し ・発育を示 しA・B間の差が大きくなる(第2図) . 一一一 A集団 ー-- - B常田. 第 1. 第 2. 図. - 72 -. 図.

(8) . 人体の形態・機能についての実験的研究 (1). 女子<第2表>では, Aの方が毎回優位を占める状態を示している(第3図) これを発育の割 . という面から見るとA ・B間に余り大きな差異が認められず, ともに同じような比率で発育し いる(第4図) .. 二 ー ;;;ニ ヌク ′ づ キクキ. /. 2. 3. 第 3 回. 体. 字. ″. O 肇. ‘ 回. . 園. . . . . . 第 4 図. 重. 男子<第3表>では, A ・Bともに毎回相接近した数値を示しながら, 年次的な発育の増 加が られるが (第5図), 発育の割合はAの方がBに比較 して若干良好 で, 発育率は年毎にやや大き なる傾向が見られる (第6図) .. . 第 5. 図. . 第. . . . 6 図. 子<第4表 >では, 各回ともAの方がやや優位を占めており, Bは5回目 (第3学年) 頃か 発育がし こぶり, Aとの差異が次第に大きくなっ ている (第7図) . 発育の割合は, 第4回目以後 Aが大きな比率を示すが, Bはやや発育率がにぶりAとの差が次第に大きくなる傾向を示 して る (第8図) , “. 胸. 囲. 男子<第5表>では, 各回を通じてBの方が常に優位を占めているが (第9図) , 発育の割合と ぅ面から見ると, Aの方が毎回若 干ではあるが, 良い結果を示 している (第1 0図) , 女子<第6表>では,Aがやや優位を占めた発育を示 し (第11図),発育の割合も同様に第2学年 - 73 -.

(9) . 田 原. 小. /. /. 之. 3. 第. 7. 図. 3. 学. 9. 回. 2. 第. ギ. よ. ぶ. ‘. ‘. 恒. 雄. . 回. 回. . . . 第. 8. . . . . . . 図. . . 第 10 図. 後半頃から, Aの方 が良い値を示すようである (第12図) ,. //0. . . . . . . . . . . . . 第 12 図. 第 11 図 . . . 3図) 男子く第7表 〉 では, 各回ともにBがわずかにAよ りも良い結果を示 している (第1 , しか し発育の割合は, Aの方 が毎回Bより幾分良い傾向を示 している (第14図) . 5図) 女子<第8表>では, Aの方が各回とも高い値を示 している (第1 , しか し発育の割合は,. 6図) Bの方が良い比率を示す回が多 い (第1 .. - 74 -.

(10) . 人体の形態・機能についての実験的研究 (1). /. 之 3. 亭. ず ‘. o 聖. 回. /. 2 3. チ. 第 13 図. 第 14 図. 第 16. 第 16. 図. よ ‘. 回. 図. 9 上腕囲 (右) 子<第9表>では, Aがやや良い結果を示 し, Bはその下位に接しながら, ともに年次的増 している (第17図) .・発育の割合は, 第2学年から第3学年にかけて, Aの方がBを大きくリ ドする時期があるが, 他は大体相似的発育率を示 している (第1 8図) ,. io. //0. 20. /00. ば. /. 之. 3. α. ず ‘. タ0 彰. 回. 第 17 図. /. 2. 3. 4. ぶ. ‘. 回. 第 18 図. 女子<第1 0表〉では, 三年間の前半にはBの方がやや良い時期があるが, 後半にはAの方が幾 良い時期のあることを示 している (第1 9図) . 発育の割合から両者を比較すると, 三年間の前半. ほとんど比率のうえからの差異を認めることができないが, 後半になるとBの発育がにぶるの 反してAに順調な伸びが見られ, それがA・B間に大きな差異を示す結果となっ ている (第20. 的 上腕囲 (左) 男子<第11表〉では, 右上腕囲の場合と相似し, 三年間の前半においてはBの方が, 叉, 後半 - 75 一.

(11) . 小 田 原. 恒. ; ÷ : :致 ギ ク :文 一 . ※--★ ー ≠ キ お一“払が. /. 2. 3. 名. 第. 19 図. ‘. 占. 雄. /○○. 回 第 20. 図. においてはAの方が, それぞれ相手の集団よりも幾分良い結果になっ ている (第21図) , 発育の割 示し して良好なことを 合では, 回を追う毎にA・B間の差異が大きくなり, Aの発育がBに比較 ている (第22図) .. /. 2. 3. 第 21. 学. O 肇. ‐ ‘ , り 3. /. z. 3. 第 22. 図. 亭. ぶ. ‘. ◎. 図. 女子<第1 2表〉では, 男子の場合に見られたように三年間の 前半にはBの方が, 後半にはAが それぞれ 良い結果となっ ている (第23図) . 発育の割合もAの方は男子に 相似した比率を示 してし・ るが, Bの方は第2学年から第3学年にかけて, 発育率の低下が目立っ ている (第24図) . (※女 ) 子の第1回は未測定 .. //0 . . / 第 23. 2. 3. 第 24. 図. 字. ‘. 回. 図. ト ) 胸廓前後怪 ( 3表〉では, A・Bともに相近接 した状態で, 全体と してはゆるやかな停滞ぎみの発 男子 <第1 育状態である (第25図) . 発育の割合は, 第3学年でAの方がBを若干うわまわり優位を占める. しかし第2学年までは概 して相似した発育を示 している (第26図) , - 76 -.

(12) . 人体の形態・機能についての実験的研究 (1). /. 2. 3. タ. P 聖. ‘ 図. . 第 2 5 図. . . . . . . 第 26 図. ▲子く第14表〉では Aの方がBに比較 してやや良い結果を示しながら 両集団ともゆるやか , , 斜で増加している (第27図) . 発育の割合は, 第2学年まではA・Bとも相似した比率である. こして発育が停滞 , Aは第3学年になっ てから発育が停滞 し, Bの方は第2学年の後半を頂点し る傾向を示 している (第28図) ,. ; :に;二塁 - }〆★ / 〆 /÷. メ. ;;父 ご ; :犬 共 ± ; : - - - - ニ ;央 大ギ ご ; = 犬一 -. ′ 第 27 図. ◎. Z 3. ‐ ろ 4 5. 回. 第 28 図. 胸廓左右径. 男子<第1 5表 〉では, Bが毎回優位を占め全体としてA ・Bともにゆるやかな曲線の発育増加 見られる (第29図) . 発育の割合については, 両集団ともほとんど相似的発育ではあるが, 第2 年の前半まではAがわずかにす ぐれ, 第3学年になるとBの方が若干優位を占める傾向が見ら る (第30図) .. 20. ′0 ㈲. /. Z 3 第. 4. ぶ 6. /. 回. 29 図. 2 3 第 30. ”. ‘. 回. 図. 女子<第16表〉では, A・Bが相似的な発育をしているように見え, 外観的にはA .B の 間 に 異を認めることが困難であるが (第31図), 発育の割合に ついて見た場合は, Aの方がBよりも 果的には良い発育を示している (第32図) ,. - 77 -.

(13) . 小 田 原. 雄. 恒. 2. 3. タ. 第 3 2 図. 第 31 図. 約. 要. 形態的な面で, 全般的に良好な発育率を示しているのは, A集団男子の身長, 体重, 胸囲, 座 高, 上腕囲 (左) と, 集団女子の上腕囲 (左) , 胸廓左右径である. 叉, 測定の後半になっ てから, 良い発育率を示しているのは, A集団男子の上 腕囲 (右), 胸廓. 前後径, A集団女子の体重, 胸囲, 上腕囲 (右), 胸廓前後径である. 以上のことから, 主として, 筋肉系統の発達によっ て, 運動の効果が確かめられるような場合 は, 運動量があま り多くなくても, その効果があらわれ易い傾向を示すように 思われる, しかし, 主として, 骨格系統の発達によっ て, 運動の効果を確かめようとする場合は, 人体に かけられる運動の負荷量が, 筋肉系統の発達に与える影響に比較して多くなければならないし, 負荷をかける期間も継続的で長期にわたらなけれ ばならないようである.. 叉, いずれの場合でも,身体運動を体育の運動教材として取上げる際には,運動の質的 な面が, 人体の筋肉や骨格系統に与える影響も充分考慮し, 慎重, 且つ, 計画的な配慮のもとに教材を配 当する必要がある. あ. と. が. き. 紙数の関係から, 本報では, 人体の形態的な面の測定結果と, 結果の考察, ならびに, その要 約を記し, 次報において, 機能的な面の測定結果と, その考 察および要約, 並びに総括的なまと め を 記 す る こ と に し た.. 参. 考. 女 献. 不味堂書店, 東京.265頁, 1 1 , 大谷武一・野口源三郎・今村嘉雄・本間茂雄・宮畑虎彦, 196, 体育大辞典, 643‐644頁.. 4頁. 7 V 2 , 平凡社, 東京. 5 , 国民百科事典I . 平凡社, 1961 59 3 , 中学校学習指導要領の展開~保健体育科編, 明治図書出版株式会社, 東京. . 丹下保夫・浅海公平, 19 4 . 5 . 6 , 7 . 8 .. 48‐69頁.. 49 斎藤一男・佐藤宏, 19 , スポーツ医学概論, 女光堂, 東京, 3頁. ‐1 89頁. 文部省, 1958 中学校学習指導要領 , 明治図書出版株式会社, 東京. 151 , 81頁. 文部省, 1959 , 中学校保健体育指導書, 開隆堂出版株式会社, 東京, 54- 2‐4 7頁. 957 松井三雄・水野忠文・江橋僕四郎, 1 , 体育測定法, 杏林書院, 東京, 4 頁 院 東京 6 8 … 6 9 56 ・ 体育学研究法 杏林書 日本体育学会, 19 , , . . ,. 一 78 -.

(14) . 人体の形態・機能についての実験的研究 (1) 13 3 7頁, 339-340頁. -334頁, 3 6 9 , 体育医学, 南山堂, 東京.3 , 白石謙作,吉川春寿・熊沢清志, 195 1 2 頁 東京 - 女部省 童生徒体力調査報告書 1 5 9 児 9 10 , , . , , , 女部省調査局統計課, -3 7頁, 43‐45頁, -3 2頁, 3 6 2 7頁, 3 0 0頁, 26- 4 9 1 1 , 体力測定法, 東洋書館, 東京.17‐2 , 鈴木慎次郎, 19 52‐54頁.. 7 -48頁. 12 , 教育統計法, 金子書房, 東京,29頁, 4 , 小見山栄一, 1954 1頁, 1 94頁, 東京 1 89 -19 日本文化科学社 1 9 5 6 現代教育評価法 四方実一 13 , , , , , ,. - 79 -.

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参照

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