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3)生態適応GCOE拠点の整備に関する報告 : シバ草地の効率的造成法の検討 (技術研究発表会要旨,1.平成21年度複合生態フィールド教育研究センター技術発表研究会,III.資料)

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Academic year: 2021

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3)生態適応GCOE拠点の整備に関する報告 : シバ草

地の効率的造成法の検討 (技術研究発表会要旨,1.

平成21年度複合生態フィールド教育研究センター技

術発表研究会,III.資料)

著者

田中 繁史, 小倉 振一郎, 佐藤 衆介, 千葉 孝

, 中鉢 広

雑誌名

複合生態フィールド教育研究センター報告 =

Bulletin of Integrated Field Science Center

26

ページ

81-81

発行年

2010-12

(2)

3)生態適応GCOE拠点の整備に関する報告 ∼シバ草地の効率的造成法の検討-陸圏生態学分野 田中繁史,小倉振一郎,佐藤衆介 環境福祉畜産科 千葉 孝 環境基盤整備科 中鉢 広 背景・目的 生態適応GCOE拠点の整備としてセンター北山放牧地 において3タイプの放牧地生態系の構築を行っている。 具体的には, 1.野草牧区, 2.人工草地牧区, 3・牧草・ 野草牧区である。 今回の研究発表会では,主に1.野草牧区の整備とし て行ったシバ草地造成作業について紹介するとともに, 業務の合間にできる程度の試験として,より効率的な シバ草地化を目的に,①移植方法(糞上移植,直接移植), ②移植後の環境要因(温度,湿度), ③移植前の刈り払 い処理が移植後の植生に及ぼす影響(刈り払い有,無) について調査,検討を行ったので報告する。 方 法 造成作業:当フィールドセンター北山放牧地大尺牧 区内の人工草地で行った。 2008年9月にワラビの優占 場所に除草剤を散布した。2009年6月29日∼7月1日に, 肉用牛111頭を4.0 haに強放牧し,現植生を破壊させ, シバ移植場所となる新鮮糞塊を確保した。 7月2日に, 糞の上にシバ苗を置き,足で軽く抑えることにより移 植(糞上移植)した。また同日,強放牧の蹄跡および 削土器で表土を剥がした部分にシバ苗を置き,足で強 く踏みつけて移植(直接移植)した。シバ苗のサイズ は10.0×12.4 cmである。 調査:①移植1カ月後に 糞上,直接を行った各100苗を対象に,緑色部の割合, 0%  20%  40%  60%  80% 1 00% 第1図.移植約1カ月後の定着状況 50 〈30 (I 呈10 拙-10 哩 唄-30 -50 第3図.葉上移植と直接移植の苗下の土壌湿度差(山部) 湿度差(kPa) -犬上移植-直接移植 81 はがれの有無,広がりの有無を記録した。 ②山部と谷 部において7月31日に新たに移植した苗を対象にデー タロガーにより苗下の温度・湿度を記録した。 ③強放 牧の前(6月24日)にハンマーナイフモアにより処理 区を作成した。ヒメスイバ(Ra),ハルガヤ(Ao),ワ ラビ(Pt)が優占した場所にそれぞれ刈り払い有区(GC) と無区(GN)を各4反復(計24地点)。移植直後,約1 ヵ月および3カ月後の植生(被度)を記録した。 結 果 移植作業は15名の協力により順調に進み,約3時間 で計2,430枚(935枚/ha,糞上と直接の合計)の移植 を行った。 移植1カ月後の定着は,活着良好苗の割合(緑植部 が70- loo‰)が糞上移植の81%に対して直接移植では 33%,活着不良苗の割合(緑色部が30%以下,はがれ)は 糞上移植では11%であったのに対して直接移植では55% であり,糞上移植の定着が非常に良好であった(図1)0 移植苗の温度は,直接移植にくらべ糞上移植において, 移植後1カ月弱の間,山部で平均0.3℃高く維持され(図 2),土壌湿度も移植後1カ月強の間,山部で平均14・O kPa低く(つまり土壌湿度が高い)維持されていた(図3)。 移植後の植生(被度)は,刈り払い処理の有無に関係な く, 3カ月ではどの優占地でもシバ被度は増加しなかっ た(図4)。しかし,枯死せずに生存しているため今春以 降繁茂すると考えられることから,今年度も継続調査を 行う。刈り払い処理による3カ月後の優占雑草抑制効果 は低かった。これは,強放牧が十分に行われ,かつ移植 後も適度な放牧圧により草高を低く維持することができ たためと考えられ,このように放牧による植生管理が十 分にできれば移植前の刈り払い処理は必要ないと考えら 第2図.葉上移植と直接移植の首下の温度差(山部)I 温度差(℃) -兼上移植-直接移植 (移札tl社)    (約1カ月故)   (約3カ月故) 第4図.移植前の刈り払い有無による移植後の被度の変化 (ハルガヤ価占区)

参照

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