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Title
東京歯科大学広報 第298-299号 2020年07月31日発行
Journal
東京歯科大学広報, (298299):
-URL
http://hdl.handle.net/10130/5241
Right
新千葉歯科医療センター完成予想図
新千葉歯科医療センター起工式挙行
第125回 卒業証書・学位記授与式
第113回歯科医師国家試験 合格率総合1位獲得
新型コロナウイルスに対する本学の対応について
本
号
の
主
ご挨拶 法人新役員 学内ニュース 大学院ニュース トピックス298・299
合併号
T
okyo Dental College News
新千葉歯科医療センター 起工式
2 298・299 合併号 2020 年 7 月 31 日発行 ▲神事の様子新千葉歯科医療センター 起工式 挙行
2020 年2月10 日(月)午前 11 時より、千葉キャン パス新千葉歯科医療センター建設予定地(講堂跡地)に て、起工式が行われた。当日は、澄みきった日本晴れ に恵まれ、稲毛浅間神社宮司様斎主のもと、神事が進 められた。玉串奉奠では、神職に続いて、建設主を代 表して、井出吉信理事長・学長、澁谷國男同窓会会長、 石井拓男法人主事が行い、工事関係者を代表して、基 本 設 計・ 監 修 を 担 当 す る 株 式 会 社 日 本 設 計 よ り 福田卓司取締役・副社長執行役員、実施設計・施工を 担当する清水建設株式会社より、藤村広志専務執行役 員・建築営業本部長、歯科システム設計・施工を担当 する株式会社モリタより、島田省三取締役が行った。 全ての神事は厳粛に滞りなく執り行われ、起工式は終 了した。 起工式に続いて、千葉校舎臨床管理棟 2 階第1会議 室において、加藤靖明事務部長司会のもと、直会が行 われた。井出理事長・学長から、建物は学校教育の一 環であること、本プロジェクトはこれまで本学が千葉 の地で培ってきた歴史と信頼を、未来へ、そしてさら なる発展へ繋げるものであるとの挨拶をいただいた。 町田幸雄名誉教授のお話と、工事関係者より、安全第 一で、無事故・無災害、工期どおりの引き渡しに努め ていただくとのお言葉をいただいた。 一戸達也千葉歯科医療センター長の乾杯の発声によ り、歓談となり、監事の水野嘉夫前理事長の手締めで 終宴となった。新千葉歯科医療センター 起工式
▲直会会場の様子 ▲挨拶される町田名誉教授
▲神酒拝戴の様子 ▲玉串奉奠の様子
2020.6/18 2020.5/25 2020.3/2 2020.2/10 起工式 2020.7/13 2020.6/8 2020.6/1 2020.4/6
2020
年
2
月
10
日
起工式~
7
月
13
日 建設風景
定点撮影 新千葉歯科医療センター建設工事は2020年2月10日に起工式が行われ、工事が開始されました。新型 コロナウイルスの感染拡大の影響で4月13日から5月7日まで工事が中断されましたが、5月8日から 再開され、年内の竣工を目指して、現在は順調に工事が進んでいます。あわせて、新センター内の設備 等について、現在、テレビ会議を活用しながら検討を進めています。一戸 達也
千葉歯科医療センター長新千葉歯科医療センター建築状況報告
新千葉歯科医療センター建築工事の定点撮影は、次号から最終ページに掲載いたします 4 298・299 合併号 2020 年 7 月 31 日発行第125回 卒業証書・学位記授与式
学長告辞・同窓会長祝辞
第125期生のみなさん。 本来ならば、血脇記念ホールにおいて、これまで指 導していただいた多くの先生方や、これまでみなさん を育て、心からの応援をしてくださった保護者の方々 の前で、卒業生としての晴れがましい姿を見せること ができるはずでした。 新型コロナウイルス感染の世界的な拡がりの中、何 とか卒業式開催の可能性を模索して参りましたが、卒 業生の皆さん、大学の教職員、そして大学を受診して こられる患者さんの安全を考える中で、東京歯科大学 としては、「卒業式を取りやめる」という、前代未聞 の苦渋の決断を下すに至りました。 大学としては、卒業生の皆さんの心情を慮ると、心 苦しく胸を痛めるものではありますが、このようなと きだからこそ、今、自分はどうするべきなのか、自分 だったらどう判断し、何を最優先にして行動していく かを、歯科医師としての立場から、しっかりと考えて みて下さい。前を向いて進んでいく、そのような皆さ んを、教職員一同が心から応援していることを忘れな いでください。 国家試験に合格した皆さんは、4月から臨床研修歯 科医師として、それぞれの場所で、様々な不安や痛み を抱えて来院する患者さんたちと向き合います。その 医療の現場は、様々な感染症に関連して起こる歯科疾 患にどう対応していくかが問われる、まさに医療の最 前線でもあるのです。そして、目の前の患者さんの状 態を的確に診査し、診断を下して治療方針を決めてい 斥、買い占めが起こるのです。 この様な状況の中で、流言飛語に捉われることな く、ものの真実を見極める力量を身につけるために は、多くの論文や報告を読み、そこに書かれている事 を正しく判断していく知識を身につけることが必要で す。皆さんには、リーダーとなっていくひとりの人材 として、確かなエビデンスに基づいて、しっかりとし た判断をしていく力が求められるのです。 皆さんが過ごした6年間が、人生の中でかけがえの ない日々であったように、創立130年を迎えた東京歯 科大学にとっても、大学の水道橋移転の大事業を完成 させるための大きなランドマークとなる期間でした。 皆さんは、その時間を共に過ごし、今の東京歯科大学 を一緒にかたち作ってきたのです。 現在、千葉キャンパスで建設が始まった千葉歯科医 療センターは、次の時代を担う中核となる施設の一つ となります。皆さんの中には、臨床研修のあと、この 新しい歯科医療センターで、診療を通して学び、後輩 たちを指導していく人たちが出てくる事でしょう。 また、市川総合病院では、オーラルメディシン領域 や口腔外科領域の診療と口腔がんセンターの機能に加 え、多職種連携に基づく新しい病院歯科の機能を持つ 歯科診療室の新設が計画されています。 東京歯科大学は、大きな変革の時代に対応するべ く、常に前に進み続けていきます。 皆さんも、ひとりの歯科医師として、東京歯科大学 を卒業したという誇りを胸に刻み、患者さんたちに安告 辞
東京歯科大学 学長井出吉信
2020年3月15日(日)午前10時より、水道橋校舎 新館2階血脇記念ホールにて開催を予定していた第 125回卒業証書・学位記授与式と、午後6時より、東 京ドームホテル(東京都千代田区)「天空」にて開催 を予定していた第125期卒業生謝恩会は、新型コロナ ウイルス感染症拡大の影響を受け、中止が決定した。 現在、本学に在籍する学生は、851名であります。 これらの学生の教育については、専任者として教授 59名、准 教 授38名、講 師74名、助 教121名 の 合 計 292名、このほかに臨床教員、客員教員、嘱託教員お よび非常勤講師の合計656名、合わせて948名が担当 しております。 本年、卒業証書を授与される者は、前記在籍者のう ち135名であります。これを大学設置以来の卒業生と 合わせますと9,477名、専門学校設置以来の卒業生と 合わせますと15,490名となります。 なお、高山歯科学院創立以来の卒業生を通算します と15,781名となります。第125回 卒業証書・学位記授与式
東京歯科大学 副学長一戸達也
第125回 卒業証書・学位記授与式
第125回 卒業証書授与式学事報告
2 〓〓〓〓 〓〓〓〓 5 第125回 卒業証書・学位記授与式
学長告辞・同窓会長祝辞
第125期生のみなさん。 本来ならば、血脇記念ホールにおいて、これまで指 導していただいた多くの先生方や、これまでみなさん を育て、心からの応援をしてくださった保護者の方々 の前で、卒業生としての晴れがましい姿を見せること ができるはずでした。 新型コロナウイルス感染の世界的な拡がりの中、何 とか卒業式開催の可能性を模索して参りましたが、卒 業生の皆さん、大学の教職員、そして大学を受診して こられる患者さんの安全を考える中で、東京歯科大学 としては、「卒業式を取りやめる」という、前代未聞 の苦渋の決断を下すに至りました。 大学としては、卒業生の皆さんの心情を慮ると、心 苦しく胸を痛めるものではありますが、このようなと きだからこそ、今、自分はどうするべきなのか、自分 だったらどう判断し、何を最優先にして行動していく かを、歯科医師としての立場から、しっかりと考えて みて下さい。前を向いて進んでいく、そのような皆さ んを、教職員一同が心から応援していることを忘れな いでください。 国家試験に合格した皆さんは、4月から臨床研修歯 科医師として、それぞれの場所で、様々な不安や痛み を抱えて来院する患者さんたちと向き合います。その 医療の現場は、様々な感染症に関連して起こる歯科疾 患にどう対応していくかが問われる、まさに医療の最 前線でもあるのです。そして、目の前の患者さんの状 態を的確に診査し、診断を下して治療方針を決めてい く立場になっていくのです。 今回の新型コロナウイルス感染でも、根拠のない噂 に翻弄されてしまうひとの心が問題となっています。 正確な情報がないなかで、人々は不安に駆られ、罹患 した人たちを排除し差別するようなことが起こりま す。それは決して過去のことではなく、高度な情報化 社会の現代においても、根拠のない噂や誹謗中傷、排 斥、買い占めが起こるのです。 この様な状況の中で、流言飛語に捉われることな く、ものの真実を見極める力量を身につけるために は、多くの論文や報告を読み、そこに書かれている事 を正しく判断していく知識を身につけることが必要で す。皆さんには、リーダーとなっていくひとりの人材 として、確かなエビデンスに基づいて、しっかりとし た判断をしていく力が求められるのです。 皆さんが過ごした6年間が、人生の中でかけがえの ない日々であったように、創立130年を迎えた東京歯 科大学にとっても、大学の水道橋移転の大事業を完成 させるための大きなランドマークとなる期間でした。 皆さんは、その時間を共に過ごし、今の東京歯科大学 を一緒にかたち作ってきたのです。 現在、千葉キャンパスで建設が始まった千葉歯科医 療センターは、次の時代を担う中核となる施設の一つ となります。皆さんの中には、臨床研修のあと、この 新しい歯科医療センターで、診療を通して学び、後輩 たちを指導していく人たちが出てくる事でしょう。 また、市川総合病院では、オーラルメディシン領域 や口腔外科領域の診療と口腔がんセンターの機能に加 え、多職種連携に基づく新しい病院歯科の機能を持つ 歯科診療室の新設が計画されています。 東京歯科大学は、大きな変革の時代に対応するべ く、常に前に進み続けていきます。 皆さんも、ひとりの歯科医師として、東京歯科大学 を卒業したという誇りを胸に刻み、患者さんたちに安 心と笑顔を与えるために、そして社会に貢献するため に、これから、もっと多くの事を学び続け、日々、研 鑽に励み、人格の陶冶に努めてください。 明日から始まる歯科医師としての勉強と修練トレー ニングの日々が、未来を決めていきます。 卒業おめでとう。125期生の皆さんを心から応援し ています。 ※卒業式当日の原稿より編集告 辞
東京歯科大学 学長井出吉信
2020年3月15日(日)午前10時より、水道橋校舎 新館2階血脇記念ホールにて開催を予定していた第 125回卒業証書・学位記授与式と、午後6時より、東 京ドームホテル(東京都千代田区)「天空」にて開催 を予定していた第125期卒業生謝恩会は、新型コロナ ウイルス感染症拡大の影響を受け、中止が決定した。 現在、本学に在籍する学生は、851名であります。 これらの学生の教育については、専任者として教授 59名、准 教 授38名、講 師74名、助 教121名 の 合 計 292名、このほかに臨床教員、客員教員、嘱託教員お よび非常勤講師の合計656名、合わせて948名が担当 しております。 本年、卒業証書を授与される者は、前記在籍者のう ち135名であります。これを大学設置以来の卒業生と 合わせますと9,477名、専門学校設置以来の卒業生と 合わせますと15,490名となります。 なお、高山歯科学院創立以来の卒業生を通算します と15,781名となります。第125回 卒業証書・学位記授与式
東京歯科大学 副学長一戸達也
第125回 卒業証書・学位記授与式
第125回 卒業証書授与式学事報告
6 298・299 合併号 2020 年 7 月 31 日発行第125回 卒業証書・学位記授与式
学長告辞・同窓会長祝辞
祝 辞
東京歯科大学同窓会 会長澁谷國男
第125回 卒業証書・学位記授与式在校生代表送辞・卒業生代表答辞
桜花まさにいっせいに花開かんとする時節となりました。 このような晴れやかな佳き日に、東京歯科大学をご卒業され る皆様、ご卒業おめでとうございます。在校生を代表し、心よ りお祝い申し上げます。 この東京歯科大学で過ごされた日々は、どのような日々でし たでしょうか。 入学なさってから、多くの出会いや経験を重ねた学生生活を 懐かしく思い出されている方もいらっしゃるかと思います。 この大学生活で、ご指導頂いた諸先生方との出逢いや、勉学 や部活動において切磋琢磨し合った友人達との出会いは、他の 何ものにも代えることのできない、掛け替えの無い宝であると 思います。 私達は入学した日から、先輩方の背中を追いかけて学生生活 を過ごして参りました。先輩方は常に私達の前を歩み、手本と なってくださり、その立派な後ろ姿は勉学をはじめ、部活動な ど私達の大学生活をより良いものへと導いてくださいました。 新年度より、先輩方は歯科医師として、各々が異なる環境に 身を置き、新しい生活が始まると思います。 歯科医師としての道は、容易なことばかりではなく、時には 困難に直面することもあるかと思います。 しかし、この東京歯科大学において、多くの経験を積み、困 難を乗り越えてきた先輩方であれば、超克すると信じておりま す。 先輩方がご卒業なさることは、未だに実感することができま せん。これからの大学生活で、ふとした瞬間に先輩方がご卒業 なさったこと、大きな存在が居なくなったことに気がつくと思 います。私達は、先輩方が残してくださった素晴らしき伝統を 125期卒業の皆様に、東京歯科大学同窓会を代表して心より お祝いを申し上げます。新型コロナウイルス感染の驚異的な蔓 延の状況下、大学の「卒業式中止」の決断は察して余り有るも のがあります。 現在歯科界の置かれている環境は、社会情勢歯科医療体制 等、変革の時代。皆様はもとより教職員の皆様にも多大な負担 がかかっております。このような状況を見事に克服し卒業され ました。 皆様は歴史と伝統を誇る、東京歯科大学同窓会の一員となり ます。我々同窓会会員は皆様の入会を心から歓迎いたします。 本学の建学者である血脇守之助先生の「歯科医師は生涯にわた る研鑽と、共に助け合い、人間性を高める必要あり」として同 窓会の前身である「院友会」を創設されました。以来多くの同 窓会会員が日本の歯科界のリーダーとして多方面において活躍 してまいりました。東京歯科大学の前身である高山歯科医学院 以来の卒業生は15,200余名となり、現在9,000余名の会員が全 国すべての都道府県にある同窓会支部に所属し、大いに活躍 しております。同窓会は、旧水道橋校舎、千葉キャンパス、 そして新水道橋校舎とそれぞれ異なるキャンパスで学んだ会 員で構成されております。今日皆様をお迎えし、昭和、平成、 令和の時代に卒業した3世代の会員が連携を密にして活動して まいります。 卒業して5年目までの会員は「新進会員」となり、新進会員 のつどい、症例検討会、卒後研修セミナー等を開催し、若手の 会員の臨床研修の支援を行っております。地域歯科医療の担い 手となる皆様には、積極的に同窓会活動に参画され、歯科界の リーダーとして活躍されることを心から期待しております。医送 辞
在校生代表小林勇太
4 〓〓〓〓 〓〓〓〓 5 第125回 卒業証書・学位記授与式
学長告辞・同窓会長祝辞
祝 辞
東京歯科大学同窓会 会長澁谷國男
第125回 卒業証書・学位記授与式在校生代表送辞・卒業生代表答辞
桜花まさにいっせいに花開かんとする時節となりました。 このような晴れやかな佳き日に、東京歯科大学をご卒業され る皆様、ご卒業おめでとうございます。在校生を代表し、心よ りお祝い申し上げます。 この東京歯科大学で過ごされた日々は、どのような日々でし たでしょうか。 入学なさってから、多くの出会いや経験を重ねた学生生活を 懐かしく思い出されている方もいらっしゃるかと思います。 この大学生活で、ご指導頂いた諸先生方との出逢いや、勉学 や部活動において切磋琢磨し合った友人達との出会いは、他の 何ものにも代えることのできない、掛け替えの無い宝であると 思います。 私達は入学した日から、先輩方の背中を追いかけて学生生活 を過ごして参りました。先輩方は常に私達の前を歩み、手本と なってくださり、その立派な後ろ姿は勉学をはじめ、部活動な ど私達の大学生活をより良いものへと導いてくださいました。 新年度より、先輩方は歯科医師として、各々が異なる環境に 身を置き、新しい生活が始まると思います。 歯科医師としての道は、容易なことばかりではなく、時には 困難に直面することもあるかと思います。 しかし、この東京歯科大学において、多くの経験を積み、困 難を乗り越えてきた先輩方であれば、超克すると信じておりま す。 先輩方がご卒業なさることは、未だに実感することができま せん。これからの大学生活で、ふとした瞬間に先輩方がご卒業 なさったこと、大きな存在が居なくなったことに気がつくと思 います。私達は、先輩方が残してくださった素晴らしき伝統を 引き継ぎ、後輩達へと継承していくためにも、在校生一同、 日々精進して参ります。 私達はこの東京歯科大学で先輩方と出会えたことを心より幸 せに感じており、後輩であることをとても誇らしく思います。 最後になりますが、ご卒業される皆様の、希望で満ち溢れて いる門出をお祝い申し上げ、今後の更なるご活躍を心から祈念 し、送辞とさせて頂きます。 ※卒業式当日の原稿より編集 125期卒業の皆様に、東京歯科大学同窓会を代表して心より お祝いを申し上げます。新型コロナウイルス感染の驚異的な蔓 延の状況下、大学の「卒業式中止」の決断は察して余り有るも のがあります。 現在歯科界の置かれている環境は、社会情勢歯科医療体制 等、変革の時代。皆様はもとより教職員の皆様にも多大な負担 がかかっております。このような状況を見事に克服し卒業され ました。 皆様は歴史と伝統を誇る、東京歯科大学同窓会の一員となり ます。我々同窓会会員は皆様の入会を心から歓迎いたします。 本学の建学者である血脇守之助先生の「歯科医師は生涯にわた る研鑽と、共に助け合い、人間性を高める必要あり」として同 窓会の前身である「院友会」を創設されました。以来多くの同 窓会会員が日本の歯科界のリーダーとして多方面において活躍 してまいりました。東京歯科大学の前身である高山歯科医学院 以来の卒業生は15,200余名となり、現在9,000余名の会員が全 国すべての都道府県にある同窓会支部に所属し、大いに活躍 しております。同窓会は、旧水道橋校舎、千葉キャンパス、 そして新水道橋校舎とそれぞれ異なるキャンパスで学んだ会 員で構成されております。今日皆様をお迎えし、昭和、平成、 令和の時代に卒業した3世代の会員が連携を密にして活動して まいります。 卒業して5年目までの会員は「新進会員」となり、新進会員 のつどい、症例検討会、卒後研修セミナー等を開催し、若手の 会員の臨床研修の支援を行っております。地域歯科医療の担い 手となる皆様には、積極的に同窓会活動に参画され、歯科界の リーダーとして活躍されることを心から期待しております。医 療人の一人として、卒業時に感染症による世界的な大混乱を目 のあたりにし、体験したことは、これからの歯科医師としての 人生に決して無駄でなかったと信じております。卒業生の皆 様の輝かしい未来と母校東京歯科大学の益々の発展を祈念し ております。 おめでとうございます。 ※卒業式当日の原稿より編集送 辞
在校生代表小林勇太
8 298・299 合併号 2020 年 7 月 31 日発行第125回 卒業証書・学位記授与式
在校生代表送辞・卒業生代表答辞
寒さも徐々にやわらぎ、吹く風に春の訪れを感じる ようになりました。 私たちの卒業証書授与式は、新型コロナウイルスの 感染拡大を鑑み、中止となりました。残念なことでは ありますが、医療の世界に一歩踏み出す者として、こ のような状況で式典を開催することの危険性について は、卒業生一同も理解していることと思います。私た ちや父兄の気持ちを考慮し、開催実現に向けご尽力い ただいた先生方、職員の皆様には、ただただ感謝して おります。また、井出学長の告辞、そして澁谷同窓会 会長をはじめ、多数の皆様より励ましのお言葉を頂 き、卒業生一同、厚く御礼申し上げます。また、在校 生からは心温まる送辞を頂き、心より嬉しく思います。 東京歯科大学で過ごした日々を振り返ると、本当に いろいろな事が思い出されます。6年間の学生生活で、 学問のみならず多くのことを経験し、学んで参りまし た。その中でも印象的なのは、やはり5年次の登院実 習と、国家試験に向けて過ごした、この1年間です。 登院実習では、病院で実際に患者様と向き合うこと で、それまで学習してきたことの意義を知ると共に、 自分の未熟さ、不勉強を痛感いたしました。以前にも、 基礎科目と臨床科目との繋がりに感動したことがあり ました。しかし、登院実習を通じて、座学で学んだこ とと臨床が繋がったときの感動は比べようがないもの でした。また、当たり前のことではありますが、臨床 の現場に立つには、幅広い知識を持つことは大前提で あり、その上にコミュニケーション能力や経験から得 ります。 6年生としてのこの1年間は、全員が卒業、国家試験 合格という共通の目標に向かって、より一層勉学に励 みました。辛いことも多くありましたが、共に学ぶ友 人、そして顧問の佐藤先生をはじめ、主任の村松先 生、副主任の先生方とともに過ごした時間はかけがえ のないものとなりました。一人一人、それぞれが大き く成長したように思います。 これらの機会を与え、温かく見守り、支えてくださ った父兄会、同窓会並びに、家族の皆様にも、深く感 謝いたします。 これからは、135名それぞれが、自分で決めた道を 歩むことになります。どの道も決して平坦ではなく、 様々な困難が待ち受けていることと思います。令和最 初の卒業生として、これからの輝かしい未来へ向かっ て、私たちが経験し学んだ事、そしてともに過ごした 同級生との思い出を胸に、歩んで参りたいと思いま す。 最後になりますが、これまでご指導、ご支援してく ださった諸先生方、職員の方々、家族、そして私たち の大学生活に関わってくださった、全ての方々に、改 めて深く御礼申し上げます。それぞれの道へ旅立つ私 たちではありますが、どうかこれからも温かく見守っ ていただければと思います。これからも変わらぬご指 導、ご支援の程よろしくお願いいたします。 私たち卒業生一同、これからも皆様の期待に応えら れるよう、日々努力することをお約束し、また、東京答 辞
第125期卒業生代表大和田 碧
2 〓〓〓〓 2020年4月5日(日)午後1時より水道橋校舎新 館血脇記念ホールにて開催を予定していた、令和2年 度入学式は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を 受け、中止が決定した。
令和2年度 東京歯科大学入学式
令和2年度 入学式
東京歯科大学は、1890年の髙山歯科医学院創立に 始まり、日本で最初の歯科医学教育機関として歯科界 を牽引し、今年130周年を迎えました。この記念すべ き年に第131期生の皆さんを、新入生として東京歯科 大学に迎えられることを心より嬉しく思います。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡がり と共に、入学式はもとより、4月からの講義も実習もク ラブ活動の集も、断腸の思いで中止せざるを得ません でした。 当たり前の日常は大きく変わり、新入生の皆さんは 一堂に会することも無く、新学期が始まりました。だ からと言って、私たちはここで歩みを留めるわけには いきません。 私たちには、大学の基本である、「教育」「研究」「臨 床」を通して、不安や痛みを抱えた患者さんに寄り添 い、心と体の健康を守っていくという、医療人として の大きな社会的使命があります。 正しい判断を行ない実行していくためには、ウイル ス感染についての膨大で不確かな情報に惑わされるこ と無く、科学的なエビデンスに基づいた情報と知識に よって正確に判断し、行動することが必要です。 目の前の患者さんに最新の医療を提供するために は、基礎・臨床の研究に充分な力を注いでいく必要が あり、大学としての研究のブランド力を強化するため にも、現在、口腔科学研究センターを中心として、い くつもの研究プロジェクトが進められています。 現在の日本は、急速なペースで高齢化が進んでお り、高齢化率、高齢化速度、平均寿命のどれにおいて も、世界でも類をみない超高齢社会を迎えています。 このような社会構造の変化の中で、高齢者の健康な 生活を支えるためには、食べること、話すことに関わ る口腔機能を維持し、回復させ、口腔の衛生状態をし っかりと管理することが非常に重要となってきます。 これからの歯科医師は、医師や看護師・保健師など 医科との連携のもと、共に働く歯科衛生士と協力して、 薬剤師や管理栄養士など、他分野の医療従事者と協働 し、多職種連携を進めていく必要があるのです。この ようなスキルを持った人材を育成する為に本学では、 570床を有する東京歯科大学市川総合病院における医 科の中での臨床実習の学びの場があり、千葉キャンパ スにおいて新たに建築が進む、千葉歯科医療センター での実践的な臨床研修のプログラムを準備しています。 大学とは、何かを与えられる所では無く、ひとつの 目的に向って前に進んでいく中で、さまざまな問題点 を見つけ、自ら考え、積極的に学んでいく自学自習の 場です。本学には、整備された環境と、最新の歯科医 学を学んでいくための本学独自の充実した講義や実 習、そして教職員のサポートがあります。 東京歯科大学が誇る国家試験合格の実績は、単に国 家試験対策のためのテクニックを磨くことで達成され るものではありません。それは、皆さんの先輩達が歯 科医師となって社会に貢献するという明確な目標を持 ちながら、それを達成するために、仲間と共に、そし てそれを支える教職員と共に、努力した日々の積み重 ねの結果なのです。それは決して一朝一夕で成るもの ではありません。 日々、進歩する歯科医療を学び続け、人々の健康と 福祉に貢献し、未来の東京歯科大学を創っていくの は、今ここにいる皆さん達なのだということを忘れず、 文武両道、勉学やクラブ活動などにも励み、健康に留 意して充実した学生生活を送ってください。 将来、日本はもちろんのこと世界で活躍する、そん な皆さんの背中を、東京歯科大学はいつも応援してい ます。 入学おめでとう。訓 辞
東京歯科大学 学長・理事長井出吉信
11 298・299 合併号 2020 年 7 月 31 日発行令和2年度 入学式
同窓会長祝辞
祝 辞
東京歯科大学同窓会 会長澁谷國男
令和2年度 入学式新入生宣誓
「令和」という新しい時代に初めて迎える春の季節は、私た ちにとって忘れられない記憶となりそうです。 私たちは、さまざまな地域から縁あってこの東京歯科大学に やってきました。きっと私たちにとって、これから共に学ぶ仲 間たち、最高の指導をしてくださる先生方、そしてここで過ご す6年という時間、これらの全てが人生の宝となり、未来への 糧となるでしょう。 今、日本だけでなく世界では、新しい感染症によって混乱に 包まれています。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、休 講や卒業式の規模縮小、式自体の中止などの措置が取られ、大 学の入学式までもが中止になるなど、予想もしなかった出来事 が突然起きてしまいました。しかし、この空白の時間によっ て、却って自分を見つめ直すことができ、歯科医師を志す者と して、今自分に何ができるのか、医療人としての自覚や責任に ついて改めて考える機会を得ることができました。 そして、この春の良き日に、私たちは晴れて東京歯科大学へ 入学します。その喜びを感じ、誇りに思うと同時に、歴史と伝 統ある東京歯科大学の学生として恥じることのないよう、仲間 と共に切磋琢磨し、成長して参りたいと思います。大学生活を 終えたとき、一人の自立した人間として社会に貢献できるよう に、学業においては、培ってきた基礎学力をもとに様々な専門 分野に挑戦し、生活面では、多くの人の意見を聞き、いろいろ な視点から物事を見つめ、学業と生活の両面から、自分自身 を高めていきたいと思います。これからの大学生活に、不安 や戸惑いもありますが、自らの意思で進むべき道を築いてい くことを、ここに誓います。 最後になりますが、井出吉信理事長・学長をはじめ、諸先生 新入生の皆様、東京歯科大学入学、誠におめでとうございま す。同窓会を代表してお祝い申し上げます。 世界的新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言と いう状況下、このような形で新入生の皆様に祝辞を述べますこ とは想像しておりませんでした。 本学は1890年(明治23年)岡山県出身の高山紀齋先生によ り高山歯科医学院として設立され、その後、日本の近代歯科医 学、医療を確立した本学の建学者である血脇守之助先生により 東京歯科医学専門学校、そして東京歯科大学となり日本で最も 歴史と伝統を誇る、歯科医学教育及び研究の先駆として世界に 向かって発展してまいりました。 血脇守之助先生は「歯科医師は生涯にわたる研鑽と、共に助 け合い、さらに人間性を高めることが大切である」として東京 歯科大学同窓会を設立し、さらに日本歯科医師会も創設されま した。同窓会のホームページには「東京歯科大学同窓会の歴 史」の動画が掲載されております。本学を創設し発展させてき た諸先輩の歯科医学、医療への深い情熱を知ることができます ので、新入生並びにご父兄の皆様にも是非ご覧いただきますよ うお願い申し上げます。 現在の歯科医療は単に口腔だけにとどまらず全身の健康とも 深く関連し、今日の高齢社会において、健康寿命の延伸に多大 なる貢献をしております。このように歯科医療は深く社会との 関連があり、学生時代に歯科医学の学習と共に、より広い視野 と社会性、さらに人間としての品格を養うことが必要となって います。そのためには生涯にわたる友人を作り、先輩、後輩と の結びつきを深めることが必要となります。その手助けとなる ために、本学には多くのクラブ活動があり、活発な活動をして おります。それらに所属し大いに学生生活を楽しみ、さらに 医療人としての社会性を身に着けていただくよう願っていま す。新入生宣誓
新入生代表竹内麻祐子
4 〓〓〓〓 〓〓〓〓 5 令和2年度 入学式
同窓会長祝辞
祝 辞
東京歯科大学同窓会 会長澁谷國男
令和2年度 入学式新入生宣誓
「令和」という新しい時代に初めて迎える春の季節は、私た ちにとって忘れられない記憶となりそうです。 私たちは、さまざまな地域から縁あってこの東京歯科大学に やってきました。きっと私たちにとって、これから共に学ぶ仲 間たち、最高の指導をしてくださる先生方、そしてここで過ご す6年という時間、これらの全てが人生の宝となり、未来への 糧となるでしょう。 今、日本だけでなく世界では、新しい感染症によって混乱に 包まれています。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、休 講や卒業式の規模縮小、式自体の中止などの措置が取られ、大 学の入学式までもが中止になるなど、予想もしなかった出来事 が突然起きてしまいました。しかし、この空白の時間によっ て、却って自分を見つめ直すことができ、歯科医師を志す者と して、今自分に何ができるのか、医療人としての自覚や責任に ついて改めて考える機会を得ることができました。 そして、この春の良き日に、私たちは晴れて東京歯科大学へ 入学します。その喜びを感じ、誇りに思うと同時に、歴史と伝 統ある東京歯科大学の学生として恥じることのないよう、仲間 と共に切磋琢磨し、成長して参りたいと思います。大学生活を 終えたとき、一人の自立した人間として社会に貢献できるよう に、学業においては、培ってきた基礎学力をもとに様々な専門 分野に挑戦し、生活面では、多くの人の意見を聞き、いろいろ な視点から物事を見つめ、学業と生活の両面から、自分自身 を高めていきたいと思います。これからの大学生活に、不安 や戸惑いもありますが、自らの意思で進むべき道を築いてい くことを、ここに誓います。 最後になりますが、井出吉信理事長・学長をはじめ、諸先生 方、上級生の皆様、未熟な私たちにご指導、ご鞭撻を賜ります ようお願い申し上げます。 新入生の皆様、東京歯科大学入学、誠におめでとうございま す。同窓会を代表してお祝い申し上げます。 世界的新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言と いう状況下、このような形で新入生の皆様に祝辞を述べますこ とは想像しておりませんでした。 本学は1890年(明治23年)岡山県出身の高山紀齋先生によ り高山歯科医学院として設立され、その後、日本の近代歯科医 学、医療を確立した本学の建学者である血脇守之助先生により 東京歯科医学専門学校、そして東京歯科大学となり日本で最も 歴史と伝統を誇る、歯科医学教育及び研究の先駆として世界に 向かって発展してまいりました。 血脇守之助先生は「歯科医師は生涯にわたる研鑽と、共に助 け合い、さらに人間性を高めることが大切である」として東京 歯科大学同窓会を設立し、さらに日本歯科医師会も創設されま した。同窓会のホームページには「東京歯科大学同窓会の歴 史」の動画が掲載されております。本学を創設し発展させてき た諸先輩の歯科医学、医療への深い情熱を知ることができます ので、新入生並びにご父兄の皆様にも是非ご覧いただきますよ うお願い申し上げます。 現在の歯科医療は単に口腔だけにとどまらず全身の健康とも 深く関連し、今日の高齢社会において、健康寿命の延伸に多大 なる貢献をしております。このように歯科医療は深く社会との 関連があり、学生時代に歯科医学の学習と共に、より広い視野 と社会性、さらに人間としての品格を養うことが必要となって います。そのためには生涯にわたる友人を作り、先輩、後輩と の結びつきを深めることが必要となります。その手助けとなる ために、本学には多くのクラブ活動があり、活発な活動をして おります。それらに所属し大いに学生生活を楽しみ、さらに 医療人としての社会性を身に着けていただくよう願っていま す。 現在、本学の卒業生である同窓生は全国に9,000余名おり、 全都道府県に同窓会支部を有しております。皆様は入学と同時 に同窓会の準会員となり、卒業と同時に生涯にわたり同窓会会 員となります。全国にあります同窓会支部は、在校生の皆様、 さらにご父兄との連携を心から歓迎いたしております。同窓会 本部にお問い合わせいただければ、各地域支部との連絡が取れ ますので是非学生時代から交流を図っていただくようお願い申 し上げます。 この6年間が充実し、光輝く学生生活となることを心から願 ってお祝いの言葉といたします。 ご入学誠におめでとうございます。新入生宣誓
新入生代表竹内麻祐子
13 298・299 合併号 2020 年 7 月 31 日発行新型コロナウイルスに対する本学の対応について
私は、この度 6 月 1 日に開かれました当法人理事会に於きまして、再度、理事長の任を 拝命致しました。重責ではございますが、日本の将来を担う医療人を育成すると共に、こ のようなコロナ禍にあって、学校法人としても確固たる財政基盤を維持する必要性を痛感 しております。引き続き皆様のご指導、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げ ます。 さて、皆様ご存知のように、5 月 25 日に緊急事態宣言が解除されました。しかし今後、 第 2 波、第 3 波が懸念される中で教職員一丸となって、どのように患者や学生の安全を守 りつつ、診療、教育に取り組むのかを日々議論し、決定しております。また理事長・学長 の責任として、教職員の安全も考慮し、雇用を守っていくことも大切であると感じており ます。 この後に橋本正次教学担当副学長、片倉朗水道橋病院長、西田次郎市川総合病院長、 一戸達也千葉歯科医療センター長が各施設の緊急事態宣言下から現在までの対応、状況を 報告致しますが、私からも少しご説明申し上げます。 まず、大学では Web を使っての遠隔授業、病院では徹底した感染予防を行った上で運 営して参りました。講義では私自身、いち教員として Web 講義を行いましたが、モニタ ーで学生 1 人 1 人の顔を確認しながら質問を投げかける等、大学全体としても学生との距 離が近い講義を心掛け、理解度を確認しながら、授業を進めることができているのではな いかと自負しております。しかし、やはり目の前で学生の顔を見、話しその場の学生の反 応を感じ取るという点では、1 日も早く学生達の顔を見たいと感じました。6 月中旬から 下旬にかけては 1〜6 年生が順次登校していますので、今後は Web と対面授業を組み合 わせた新しい形が必要になると実感しています。 病院では、日々の現場の状況を見聞きする中で、常に憂慮しておりましたのはやはり一 部の物資の不足です。臨床現場で働く職員の身を守る為の N95 マスク、アイソレーショ ンガウン、フェイスシールド等、今後も新型コロナウイルスに対してだけではなく、様々 な未知の感染症に対して備えなければならないと考えております。職員が患者の為に安心 して働ける職場環境を維持し、学生にも将来、医療の現場に立つ者としての自覚と責任を しっかりと持ってもらう為にも、徹底した仕組みや対策を構築して参ります。チーム東京歯科大学
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学校法人東京歯科大学 理事長・学長井出 吉信
新型コロナウイルスに対する本学の対応について
15 298・299 合併号 2020 年 7 月 31 日発行 2 月から 3 月という時期は、大学にとって極めて重 要な行事が集中しています。特に、感染の広がりが大 きくなり始めた 2 月下旬から 3 月にかけての行事で ある一般Ⅱ期入学試験や卒業式への対応策の検討がま ずは大きな課題となりました。そこで入学試験につい ては、受験生が試験場に入る前に検温し手指消毒、ま た試験場内ではマスクをすることを認めました。その うえで 3 密空間にならないように、いわゆる社会的 距離を取った座席配置も行い、さらに、密閉、密接空 間を避けるために、面接試験は行わないという決断を しました。このような対応をもって、令和 2 年度の 入学試験はすべて無事終了することができました。 一方、3 月 15 日の卒業式をどのように行うかとい う検討は 2 月に始まりました。当初の方向性として は、卒業生にとって一生に一度のことであり、6 年間 の学生生活の集大成であることから、是非挙行してあ げたいという思いで、学生は血脇記念ホールで社会的 距離を取って着席し、ご父兄の参加は各卒業生のご家 族から一人だけ、壇上役職者も最小限にして行う、そ して謝恩会については中止するという案で一度はまと まりました。しかしながら、その後の感染症拡大に加 え死者も出るという事態になり、やはり学生の安全を 最優先に考えるべきであるという結論に達し、他の歯 科大学の対応も勘案しながら断腸の思いで中止と決定 しました。 4 月に入るとすぐに新年度の行事として、1 日には 新入生オリエンテーション、5 日には入学式、下旬に は新入生学外セミナー、各学年のオリエンテーション が控えていました。この頃、新型コロナウイルス感染 症は急激な拡大を見せるようになります。3 月下旬に は 1 日の感染者数が 100 人を超え、4 月初旬には国 内感染者が 3000 人を越えるという、卒業式当時より も悪い状況になりました。従って、新入生にとっては 大学生活のスタートになる入学式も、残念ながら中止 せざるをえないことになりました。 そして、入学式予定日 2 日後の 4 月 7 日には、期 限を 5 月 6 日までの間として、緊急事態宣言が東京 都をはじめとした 7 都府県に発令されました。その 翌日の 8 日、国内感染者が 1 日 500 人を超え、11 日には 743 人を越えます。そこで、16 日には全都道 府県に対して緊急事態宣言が発令されたわけです。も ちろん、緊急事態宣言が発令されてから大学は全学休 校ということになりました。そこで、教育は大学で行 う面接授業から、オンラインで行う遠隔授業へと移行 せざるを得なくなりました。ただ、本学ではおよそ 20 年前から新入生にパーソナルコンピューター(PC) の所有を義務付け、1 年次から情報科学教育に取り組 んでいた為、遠隔授業への移行は比較的円滑に進みま し た。 利 用 し た ツ ー ル は、Google Meet と Google Classroom です。東京歯科大学における
新型コロナウイルス感染症
(COVID-19)
への対応
教学担当副学長橋本 正次
大学教育における今までの対応と現況、そして今後について
本年 1 月中旬に、国内初の新型コロナウイルス感染 者が報告されました。そして、2 月 3 日には感染者が 発生し入港先を探していたクルーズ船「ダイヤモン ド・プリンセス号」が横浜港に入港し、検疫が始まり ました。その後、国内感染者数は 2 月 21 日に 100 人、3 月 21 日には 1000 人を超え、さらには 3 月 27 日には 1 日に 100 人を超えるという、急速な感染拡 大の徴候が報道されるに至りました。そして、このよ うな状況になった原因を分析した厚生労働省からは 3 月 1 日、いわゆる 3 密といわれる、密閉、密集、密 接な空間を避けるようにという通達が成されたわけで す。新型コロナウイルスに対する本学の対応について
まず、4 月 9 日からは予め前年度学修した教科の講 義資料を配布し、自習形式で行った成果を提出しても らう双方向性授業を、5 月 6 日を目途に行いました。 学生は、この期間で前年度の復習に加え、ネット環境 の構築をほぼ完了させることができたように思います。 5 月 7 日に解除されると思われた緊急事態宣言は 5 月 4 日になり、5 月 31 日まで延長することが発表さ れました。そこで、5 月 7 日からは新学年度の科目に ついてライブ配信による同時双方向性の授業をスター トさせ、現在もこれを継続しています。新年度の教科 書については、前年度の教科の遠隔授業を行っている 期間に、学生が希望する宛先に送付していましたの で、前年度から新年度への移行も円滑に進んだものと 思われます。 同時双方向性の授業については、ネット会議のよう なもので、教員が授業を配信、個々の学生が自分の PC を用いてそれを受講し、教員と学生の間で同時に 質疑応答ができるというものです。学生にとっては、 教員との 1:1 の授業となるために周囲を気にせずに 受講でき、疑問が生じた際にも他の学生を気にせずに チャット機能を利用して質問できることなど、様々な 利点があります。教員にとっても初めての経験である ため、より有効的な授業ができるように教材等を準備 して努力しています。 学生による今回の授業に関するアンケート調査を見 ると、この同時双方向性の授業はスライドが目の前の PC モニター上にはっきり見えることや疑問点を質問 するとすぐに答えが返ってくるので理解しやすいとい った意見や、今後もこのままの授業を続けてほしいと いった意見が多くみられます。しかしながら、その一 方で、新入生にとっては未だ大学に来たことがないこ と、2 年生以降ではやはり実習が遠隔授業ではできな いことなどの問題があります。また、積極的に取り組 む学生と消極的な学生とで、その効果が大きく異なっ てくるということも挙げられます。 同時双方向性授業が開始して間もなくの 5 月 14 日 には全国 39 県、そして 21 日に 3 府県、最終的には 25 日に、全国の緊急事態宣言が解除されました。こ れをうけて、大学においても休校措置を解除し、通学 による面接授業を行うことが可能な状況となりました。 そこで 6 月 15 日から、まず第 1 学年と第 6 学年に 大学での面接講義を開始しました。もちろん、解除の 条件とされた、従来通りの不要・不急の外出や 3 密を 避けることに加え、日常の手洗いや消毒、マスクの着 用など新しい生活様式の導入などの配慮をする必要が あります。1 年生については、まず水道橋西棟に集合 し、体温測定、手指消毒などをし、エレベーターで人 数調整を行いながら本館の 13 階に移動、13 階にあ る 3 教室を用いて社会的距離をとりながら授業を行う といった、細やかな計画を立てました。同様に、第 6 学年についても、総合講義を血脇記念ホール、グルー プ学習を従来の別棟に加えて南棟を利用し、十分な社 会的距離が保てるように配慮しています。 次に、基礎実習や臨床実習が重要になる第 2 学年 から第 4 学年については、6 月 29 日から面接授業を 開始しています。第 2 学年については、さいかち坂 校舎で行いますが、本来なら第 1 学年と第 2 学年が 学ぶ校舎を第 2 学年のみの使用とし、1 階には手洗い 場が新設されました。この完成が 6 月下旬になった こともあり、面接授業開始を 6 月 29 日としました。 また、2 年生から 4 年生の実習は毎日ではないことか ら、実習を主とした面接講義と、座学を中心とした今 までの同時双方向性遠隔講義を組み合わせながら、進 めています。 今回、このような未曽有の事態が発生したことで、 大学教育において何が欠けていたのかということが明新型コロナウイルスに対する本学の対応について
17 298・299 合併号 2020 年 7 月 31 日発行3 つの診療施設の現況と今後について
水道橋病院長片倉 朗
本学では感染拡大ならびに院内感染予防のため、2 月 5 日には水道橋病院、市川総合病院、千葉歯科医療セ ンターの各施設とも患者様の入館時の問診と検温を開 始し、各施設の状況を鑑みて予約時間の調整による患 者の分散や診療内容に配慮した診療体制を構築しまし た。また、3 施設で感染に関わる様々な情報を共有し ながら、各施設の感染予防対策チーム(ICT)が中心とな って現場の感染予防対策を講じてまいりました。3 月 4 日には第 5 学年(126 期生)に対する 3 施設での臨床 実習を中止し各科から課題を提示した自宅学修に変更、 4 月からの新 5 学年(127 期生)の臨床実習はオンライ ン形式で行っていましたが、7 月 6 日より午前と午後 の 2 班に分けて臨床実習を開始しました。 現在、行政や関連学会から提起された診療指針をも とにして、各施設ともに施設と地域の実情を鑑みた新 型コロナウイルスに対する感染予防対策を講じて診療 体制を復旧しているところです。 水道橋病院長片倉 朗
水道橋病院は東京・神奈川・埼玉・千葉などの首都 圏を中心に平日は約 800〜900 名の幅広い患者様に来 院いただき、また勤務する教職員の通勤圏も広いこと から、患者様・教職員の両面からの感染予防の取り組 みが重要となりました。学部学生・短期大学学生の在 宅学修に加えて、臨床研修歯科医師も 4 月 9 日から在 宅で課題に取り組む研修になりました。東京での緊急 事態宣言の発出による外出自粛の要請を受けて、4 月水 道 橋 病 院
サーマルカメラ新型コロナウイルスに対する本学の対応について
11 日から電話対応も含め各科の当番医による通院中の 患者様の急患あるいは応急対応・悪性腫瘍や手術後の 経過観察などを中心とし、1 日 50 名程度を診察する縮 小した体制で診療を行ってまいりました。4 月と 5 月 に診療の予約が入っていた患者様で診療を延期できる 方は 6 月以降へ予約を変更していただきました。この 間、初診の方は地域連携医療機関等からの紹介状をお 持ちで早急な対応が必要な方以外は、原則として受付 を致しませんでした。また、口腔外科と眼科の入院・ 手術もすべて延期して、重篤な炎症・外傷・腫瘍など 緊急性がある方は市川総合病院や関連する都立病院の 口腔外科に対応を依頼する体制をとりました。 6 月 1 日から院内が混雑しないように、また診療再 開に伴う安全を担保し新型コロナウイルスに対応した 感染予防対策を施して段階的に診療を再開し、6 月 18 日からは診療費のカード決済による後払いシステムが 稼働しました。患者様に予めスマートフォンに医療費 後払いの病院外来アプリ「Sma-pa」を登録いただく と、診療後に会計を待つことなくそのままお帰り頂く ことができ、会計待ち混雑の解消とキャッシュレス化 が促進され、これも現況への大きな対応の一つになっ ています。 7 月 1 日からは通常の診療体制に戻し、歯科臨床研 修、5 年生の臨床実習も十分な感染予防対策を講じて 再開しました。入口にはサーマルカメラを設置し発熱 があれば、視覚でも確認できるようにしています。 病院長西田 次郎
歯科・口腔外科部長 / 口腔がんセンター長野村 武史
市川総合病院は地域医療支援病院の指定を受けてい ることから、かかりつけ医やかかりつけ歯科医、他の 急性期病院、回復期病院、療養型病院さらには介護施 設に至るまで機能の異なる多くの医療機関や施設との 連携を図ってきました。地域の医療機関の後方支援の 医療機関として当院が位置付けられていることにより、 新型コロナウイルス感染症にも対応し、専門の医療チ市 川 総 合 病 院
新型コロナウイルスに対する本学の対応について
19 298・299 合併号 2020 年 7 月 31 日発行 いずれの施設も感染予防への配慮を実情に合わせて 対応し、安全で良質な医療を提供できるように尽力し てまいります。それらの対応ゆえに、現場の皆様には 慣れない事も多々あるかと思いますが、引き続き 3 つ のキャンパスが一つとなって、チームでこの状況を乗 り越えていきたいと思っております。 ームを構成して診療にあたっています。一方で、当院 で治療中の重症疾患・疾患や治療により免疫力が低下 している患者様をはじめ、医療従事者やその他の職員、 さらには受診される皆様を感染から守り、市川市を中 心とした東葛南部の医療体制を維持することも重要な 責務です。そのため初診は原則として医療機関による 紹介状をお持ちの方のみの診療、再診は予約の場合の みの診療としました。4 月 14 日からは紹介状や予約 の有無を確認させていただくため、病院の入口前に受 付テントを設け、紹介状を持たない患者様や発熱・体 調不良が認められる方には入館する前に受付テントへ お立ち寄りいただきました。来院者の問診や発熱等に よるトリアージには歯科・口腔外科のスタッフも協力 しました。 現在は入口ではサーモカメラによる体温確認を行い、 一部の科では通常の外来診療体制で診療を行っており ます。 歯科・口腔外科は 5 月末まで、外来では原則的には 観血処置は行わず、入院・手術は顎変形症などの待機 手術は延期し、重症感染症・外傷・口腔がんセンター が担当する悪性腫瘍に限って継続しました。6 月 1 日 からは病院全体の対策に加えてエアロゾルなど歯科・ 口腔外科で配慮すべき感染予防対策を講じて、外来診 療と入院・手術を徐々に従前の診療体制に回復してお ります。 千葉歯科医療センター長一戸 達也
千葉歯科医療センターでは、緊急事態宣言の期間中 は原則として急患の患者様を除き、一般診療は行わな いこととしました。連携医療機関からの紹介状をお持 ちで急を要する治療が必要な患者様および急な歯の痛 み、歯肉の腫れ、外傷、急性炎症などで、早急な治療 が必要な患者様は原則として事前に電話でご連絡をい ただき、来院の御案内をいたしました。受診の際には 他の2施設と同様に問診と検温を行った上で、急患対 応の診療室にあてた 2F の口腔インプラント科診療室 で各科の当番医が、1 日 20 から 60 名の診療を行いま した。幸い現在の千葉歯科医療センターは広く間隔を 取った診療スペースを確保できるため、5 月 25 日か らは診療を各科の診療室に戻し、4 月、5 月にキャン セルした方の再来診療を含め、5 月中は 1 日 100 名 程度、6 月には 200〜300 名程度、そして 7 月からは 通常の診療体制に戻すべく、緩徐に診療を再開しまし た。早期に地域のニーズに合った歯科医療が再び提供 できるように、他の 2 施設と感染予防対策や医療安全 対策の情報を共有しながら各診療部門長ともに新たな 診療体制を築いてまいります。 なお、2 月 10 日に新千葉歯科医療センターの起工式 が井出吉信理事長・学長、澁谷國男同窓会会長、 石井拓男法人主事が御列席のもと行われました。その 後、工事関係者の感染防止の観点から一旦工事が中断 されていましたが 5 月 8 日から再開され、新たな時代 に応えられる地域歯科医療の提供に向けて順調に工程 が進んでいるところです。千 葉 歯 科 医 療 セ ン タ ー
学内
ニ ュ ー ス 開催予定日 行事名 2020 年 3月 13 日 第 69 回 東京歯科大学短期大学卒業証書・学位記授与式 第 69 期 卒業生謝恩会 3月 15 日 第 125 回 東京歯科大学卒業証書・学位記授与式 第 125 期 卒業生謝恩会 大学院歯学研究科修了式 3月 16 日 2019 年度歯科医師臨床研修修了式(水道橋病院) 4月 1 日 令和2年度3施設合同辞令交付式 令和 2 年度歯科医師臨床研修開始式(水道橋病院・市川総合病院) 4月 4 日 令和2年度短期大学入学式 4月 5 日 令和2年度東京歯科大学入学式 4 月 10 日 第 5 学年登院式 4 月 22 日〜24 日 新入生学外セミナー 4月 26 日 東京歯科大学リカレント教育セミナー(延期:開催予定日未定) 5月 21 日〜23 日 大学院新入生学外総合セミナー 5月 30 日 市民公開講座 6月 6 日 第 309 回東京歯科大学学会・例会 6月 19 日 実験動物供養祭(延期:開催予定日未定)6月 27 日 Asian Rising Star Symposium of Tokyo Dental College 2020 (延期:開催予定日未定)
ご挨拶
21 298・299 合併号 2020 年 7 月 x 日発行定年退職のご挨拶
口腔顎顔面外科学講座柴原 孝彦
コロナウイルスによるパンデミックの 2020 年3月末、 41 年間勤務した本学を定年退職致しました。口腔外科部の 諸先生をはじめ臨床系、基礎系の先生方にご指導ご鞭撻とご 支援を賜り、また事務職員の方々に大変お世話になり口腔外 科を一筋に完遂できたことを心から感謝申し上げます。 師事した先生方から口腔外科のアートとサイエンスを学 び、そして研究マインドを胸に、遠藤至六郎教授による 1923 年来の教室継承と発展を使命として教授職を全うした つもりです。教えに従い文武両道をモットーに臨床に偏るこ となく、科学的な実績も残しました。多くの医局員のお蔭で 業績も重ね学術的にも評価できる教室を堅持できたと考えて います。今年、新しく保険収載される口腔粘膜観察のモダリ テイー開発にも携わりました。数々の実績の結果、口腔外科 職域の保全、関連病院への人材確保、そして病診連携の充実 を図ることができ、地域医療レベルの向上にも貢献できまし た。皆様のご支援に守られながら、口腔外科が好きで、大学 所属団体International Association of Oral and Maxillofacial Surgeons Asian Association of Oral and Maxillofacial Surgeons American Association of Oral and Maxillofacial Surgeons 日本癌治療学会評議員 日本頭頸部癌学会評議員 日本口腔外科学会理事(2012 年から常任理事) 日本口腔科学会理事 日本口腔腫瘍学会理事(2014 年から 2018 年まで常任理事) 日本有病者歯科医療学会理事 日本小児口腔外科学会理事 日本口腔顎顔面外傷学会理事 略 歴 1979 年 3 月 東京歯科大学卒業 1984 年 12 月 東京歯科大学口腔外科学第一講座助手 1986 年 7 月 国立東京第二病院歯科口腔外科に出向(1988 年 12 月まで) 1989 年 8 月 東京歯科大学口腔外科学第一講座講師 1993 年 6 月 学命によりドイツハノーバー医科大学に留学(1994 年9月まで) 2000 年 6 月 東京歯科大学口腔外科学第一講座助教授(2004 年7月まで) 2004 年 8 月 東京歯科大学口腔外科学第一講座主任教授(2005 年3月まで) 2005 年 4 月 東京歯科大学口腔外科学講座主任教授 2010 年 6 月 東京歯科大学千葉病院副院長(千葉歯科医療センター) 2012 年 9 月 東京歯科大学市川総合病院口腔がんセンター長 (2013 年5月まで) 2016 年 4 月 亀田総合病院歯科口腔外科顧問 2019 年 6 月 東京歯科大学市川総合病院口腔がんセンター長 が好きで成就できたことと考えています。 私事になりますが、医療系と全く関係のない家庭で育ちま した。両親は 1955 年から東京歯科大学病院に通院していて 大学の大ファンとなったことから、私も4歳時から中学生ま でお世話になりました。現在、両親は 97 歳と 94 歳になり ましたが、今でも本学病院に通い山下秀一郎教授、上島文江 歯科衛生士長をはじめ多くの方に手厚く口腔衛生管理をして いただいています。また子供も学生で勉強させていただいて いる中、今こうやって教授職で定年を迎えられることを大変 ありがたく思っています。 東京歯科大学は国家試験だけが最高なだけでなく、どの面 においても「as No.1」のはずです。いつまでも私学の雄で あることを願っています。 最後に本学と口腔外科部のますますの発展を祈念して、退 職の挨拶とさせていただきます。