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《卒論報告》小学生を対象とした読書習慣の形成におけるスケジューリングの機能

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Academic year: 2021

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(1)横浜国立大学国語教育研究 No.45(2020) 《卒論報告》. 小学生を対象とした読書習慣の形成におけるスケジューリングの機能 納田桃花 1.問題の所在と目的. た調査を行った。その結果、約半数の児童がスケ. 近年、児童生徒における不読者層の増加が問題. ジューリングを行うことにより定期的な読書を行. 視されている。児童生徒の本を読まない理由とし. うことができていた。小学1年生のスケジューリ. ては「普段から本を読まないから」 「時間がなか. ングに関しては、スケジュールと立てることに難. ったから」というものが多かった。読書習慣が身. しさを感じる児童はほぼいなかったが、スケジュ. についていないことが大きな要因と言える。一方. ール通りに読書を行うことが困難と答える児童が. で、静岡大学の調査では読書が好きな児童生徒ほ. 多かった。具体的には、夕食前後や休日である。. ど学力が高くなることが示されている。そのよう. しかし、9月に行った調査に比べ、11 月の調査. な児童生徒は限られた時間の中で質の高い読書を. では夕食前後を挙げる児童はいなかった。小学1. 行っており、時間を計画的に使って意識的に読書. 年生でも繰り返すことにより、スケジューリング. の時間を生み出していると推測できる。. は上達すると言える。. 本研究では、このような現状を鑑み、児童に読. 定期的な読書に結びつかなかった児童は、自分. 書のための時間を確保しようとする意識を持たせ. に合った読書ペースを見つけられなかったことが. ることを目的としている。. 要因として考えられる。児童一人ひとり、無理の ないペースを把握できるための支援も必要である. 2.研究の方法と論文の構成. と感じた。. 本研究の目的を達成するため、以下の手順で研 究を進める。. 4、参考文献. まず第1章では、子どもの読書に関する現状に. ・株式会社浜銀総合研究所.子供の読書活動の推. ついて分析し、その現状を反映してどのような支. 進等に関する調査研究報告書概要版.文部科学. 援が行われているのかを調べる。第2章では、自. 省,2017 281p,. らスケジュールを立てる. ・静岡大学.学力調査を活用した専門的な課題分. こと(以下スケジューリング)に関する先行研究. 析に関する調査研究 C.読書活動と学力・学習状. を検討する。続く第3章・第4章では、実際に小. 況の関係に関する調査研究. 学1年生を対象として行った実践研究の成果を報. 部.文部科学省,2009,20p,. 告する。最後の第5章では、第3・4章の結果に 基づき、読書習慣形成におけるスケジューリング の機能について分析する。 3.研究の成果 読書習慣の形成においてスケジューリングが有 効であるか、小学1年生にどの程度のスケジュー リングが可能であるかを検証することを目的とし 55. 分析報告書 第Ⅰ.

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