在宅でのお看取りの経験を語る会
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(5) 完了報告書 講演会の開催の⽬的とお礼 有限会社多摩たんぽぽ介護サービスセンターが 1999 年に会社を創設しました。 2000 年 3 ⽉から訪問看護を始め、居宅・訪問介護・通所介護・有料⽼⼈ホームの事業の必 要に応じて事業を拡⼤し 20 年を経過しました。この間、事業の傍ら、チャリティコンサー トや映画会を始め、地域に⽅々に地域貢献として利⽤者様の登場を頂きながら実施して 参りました。しかし、地元の⽅々はご案内しても、市内の会場までのご参加は難しく、地元 の⽅々への恩返しを⾏うには、配慮と⼯夫が必要でした。 話は多少変わりますが、当社の事業の承継とは、社員の希望と実⼒育て、アドバイザーを継 続しつつ独⽴を応援してきました。26 年から始めた独⽴⽀援は、今年の 12 ⽉までに 8 つに 及びます。今年は、会社創⽴ 20 周年を記念して、独⽴を最⼤限応援しながら、⼀⽅では 12 ⽉ 1 ⽇に武蔵野市で看護⼩規模多機能型居宅介護を開始致します。 20 年の新たなチャレンジです。こうした様々な事情を鑑み、今回の講演会は、三鷹の⼤沢 を拠点として活動をさせて頂いた恩返しと、今後は新会社として活躍するたんぽぽの後輩 たちがお世話になる拠点としてご挨拶として、地元で⾏うことを計画致しました。お陰様で その趣旨はお伝え出来、温かくそしてありがたいご好評を頂戴いたしました。 助成を頂いたからこそできたことです。⼼から感謝申し上げます。. 開会にあたって ⼤沢住⺠協議会会⻑. ⽯埼明様からご挨拶を頂きました。. 同じ地域で 20 年も続けて介護事業を⾏い、広く貢献されてきた事業所だと⾝に余る お⾔葉を頂いた。. 講演会 1、村野賢⼀郎医師の講演「後悔しない終活に向けて今考えておくこと」30 分お話をし て頂きました。会場の皆さんの参加型で、⾃分の命に限りがある時最期はどこで誰に 世話になり、最期をどう迎えたいか、家族が突然に危険な状態になった時どうするか、 また最期の時にどうしてあげたいか、実例を挙げながら、家族と話し合うことの必要 性、エンディングノートの活⽤等、いい最期を迎えるために、終活に向けた準備につ いて話されました。 会場の皆さんは今までタブーだった死に関して、考える機会を頂いたと熱⼼に参加 されました。. 体験を語る会.
(6) 1、家族のお看取りを体験された⽅の経験を語る会では 5 ⼈の⽅にお話を頂きました。 1)諏訪様:脳出⾎をして⾞椅⼦⽣活の⺟と、若年性認知症になった姉の看病をされた 後、たんぽぽの住宅型有料⽼⼈ホームで、2⼈を同時に⾒て頂き、それぞれの最期を 家族全体で看取れることができたことを話されました。残された命と期間を家族が、 本⼈たちが最期に⾄るまでの状態や関わり⽅を、医師と看護師の都度の説明に納得 ができ 5 年たった今も満⾜していると話されました。 2)良知様:施設に泊まり込んで⺟を看取った体験 両親は、ご夫婦で教員。夫の死後、精神疾患と⽬の難病が診断され,⼊退院と施設 を繰り返し、都度娘さんとの葛藤が続いた。最後の退院後たんぽぽの施設に⼊所し た。10 年を過ごした頃、肺癌が発⾒され、更に⾻と胃に転移。余命半年と予告さ れ飲⾷は禁じられて抑制された⽣活。たんぽぽに戻り⾃由に⽣きることを決めそ の後 2 年⽣存。体⼒低下がみられた時に、医師の病状説明と共に「娘さんが施設に 泊まり込んでお⺟さんの介護をされては」と看護師に⾔われ、約 2 か⽉の間に泊ま れる時に泊まり、共に同じ部屋で過ごした。最期の夜は、⺟と 2 ⼈きりの時間を取 り看取った。死を迎えることがとても不安だったが、⺟を看取ることができたこと を今はとても幸せで⼤切な時間だったと話され、会場に皆さんから、残される家族 が幸せに思える最期は良かったと拍⼿が送られた。家族がこのような発表の機会 を持ってほしいと娘さんの提案があり今回の講演会開催となった。 3)塩⾒様:たんぽぽの有料⽼⼈ホームのお隣の⽅で、ご夫婦で何かと応援に来てくれ たご夫婦。突然の肺癌の宣告で 4 か⽉間の介護を話された。訪問の医師と看護師 をお願いして家で最期を送られた。苦しい中でも交わされたご夫婦の会話を紹介 された。朝の会話「今⽇も明るく過ごそうね」 。夜の会話「今⽇もありがとう、頑 張れた、いい⼀⽇だった」イライラすることもあったが、素直に悪かったねと。何 時も残される⾃分が強く⽣きられるようにしてくれ、くじけそうになって泣いて しまう毎⽇だけど、残してくれた⾔葉に⽀えられていると話された。残される家族 が⼀⽇を明るく感謝の気持ちで⽣きることと、夫のしていた、学童の安全を守る仕 事を始めたと。顔馴染みの⽅々がもらい泣きをしながら聞き、最期を送ること、⽣ きる⽅に残す思いやりに感動したと話された。 4)髙橋様:認定看護師になるためにたんぽぽで 1 か⽉間、実習をされた看護師。⻑年 訪問看護をされている中、つい最近、⺟を看取ることになった。介護休暇を取りい ざ医師と看護師の訪問を受けてみて、家族の思いを実感した。介護には休みがない、 時間があるようでない余裕のなさ。かけて欲しい⾔葉、医師や薬剤師につないでく れる安⼼感。体験を通して学べたことを仕事に⽣かしていきたいと発表。会場から は訪問看護とはどんなことをするのかということは⽬に⾒える事例となり、謙虚 さに⼤きな拍⼿が寄せられた。 5)新島様;感謝の⽇々です.
(7) ⽗は単⾝⽣活をしていた。ガン末期で死を⽬前にした時、⼤家からここで死なれて 困る、出て⾏けと⾔い渡され、出たくない⽗と出ないわけにいかない家族が路頭に 迷った時、医師からたんぽぽが紹介されてすがりつく思いでたんぽぽを利用する ことに。父が何より望んだ事は体も頭も洗いたいと⾔うことで⼀番に解決しても らった。笑顔も⾒られとても安⼼した。たんぽぽを利⽤したのは 3 ⽇間。最期を姉 妹で看取れた事、濃厚な 3 ⽇間だったと話された。会場からはこのようなこともあ るのか、困った時に助けてもらう施設があって良かったねと感想が寄せられた。ま だ若い娘姉妹は、嫁ぎ先のこともあり、⾃分が話したことは伏せて下さいと念を⼊ れられた。 2、質問時間に出された意⾒や質問 ①病院で治療がないと出されることは聞いている。 今後は在宅で最期ということを考えなくてはと思った。 ②在宅で往診と訪問看護を使うとどれだけのお⾦が必要かききたい ③遺⾔、エンディングノートは聞いたことはあるが、最期をどうするか 話し合ったことが無いので、これからタイミングを⾒てしたい。 ④困ったらったらどこに相談すればいいのか ⑤施設探しはいつ頃、誰に聞けばいいのか ⑥葬儀の考え⽅等。 3、講評と最後の締め. 等など多彩。。 訪問間保ステーション副所⻑が⾏った。. ⽇頃お世話になっている事へのお礼、発表に関して学んだこと、勇気を持って話してく れたことへの謝辞を述べさせていただいた。 4、⾳楽の調べ ピアノ演奏とソプラノ独唱 そしてみんなで歌う. 上を向いて歩こうと故郷. 以上が講演会と体験を語る会の内容です。 苦情やトラブルもなく2時間で終了しました。.
(8) 講演会を開催してのまとめ 地元で⾏ったことに対しては皆様⽅の反応はとても歓迎して頂きました。 勇美記念財団様の指定を頂き、開催での時間が短く、呼びかけが不⼗分ではありました が、会場はお客様とスタッフ合わせて総勢 75⼈で、むしろ,ちょうどいい広さでした。 講演、体験発表、⾳楽の調べ、この流れも良かったと思います。質問の時間も取れて 皆様⽅の感想や意⾒、質問をお聞きすることができました。 会場は⼤変温かく、やさしい雰囲気にあふれていました。 ⾼齢になっても、今まで深く考えることを避けてきた死に対する向かい合い、そして家 族や⾃分の終活に向けての準備を考えると、意外にも知らないことだらけの事柄を忌 憚なく聞ける、そのような交流となった事は、とてもよかったと思います。. <まとめ> 1、講演は参加型で、考えさせられる内容で参加者に柔らかく⼊り、受け⼊れられた。 2、体験談はそれぞれに内容が違い、⽴場も違い、それぞれに⾃信をもって話せている こと。それは真実に基づくものだから皆さん⽅の⼼に響いたのだと思います。 3、地域で⾃分の気持ちを語ることは勇気がいることだが、特に塩⾒さんは地域に⼤変 貢献された⽅ですので、知らない⽅はいない中で、時には涙をされ、皆さんももら い泣きをしながら、ハンカチを渡しに来てくださる⽅もいました。⼀体感になりま した。 4、体験を話された⽅々が満⾜されたこと。 5、歌は⼼を開放し勇気が与えられます。最後は皆さん⽅が笑顔で帰られました。 6、スタッフが地域貢献を⾝近に感じられたこと。 スタッフ教育としても効果は⼤です。 7、地元に恩返しができたとしたら光栄に思います。 8、⽬的とした波及効果は達成することができました。.
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