滋 賀 大 学 教 育 学 部 紀 要 人 文 科 学 ・社 会 科 学 ・教 育 科 学 No.42 pp.135-156, 1992 135
自閉症 児 の 学校 教育 の実 態 に関す る研 究
一 全 国 養 護 学 校(「 精 神 薄 弱 」)へ の ア ンケ ー ト調 査 か ら一
向 井 京 子 ・窪 島 務On the Current Situation of Education for the Autistic Children
in Special School
-Through a Questionnaire to All Special Schools
for the Mentally Retarded in Japan一
Kyoko MUKAI and Tsutomu KUBOSHIMA
第1章 課 題 ・方 法 1.課 題 カナ ー,L.が11例 の 自閉 症児 を報 告 した と き、 自閉症 は小児 分裂 病 につ らな る独 特 の 疾患 と し て と らえ られ 注 目 を引 いた が 、 そ の後 、 精神 分 析 的 な解 釈 が 強 まる につ れ 受容 的心 理 療 法 に よ る 治療 方 法 が 広 く適用 され た 。 しか し1960年 代 か ら70年 代 に か け て 自 閉症 が 心 因性 疾 患 で は な く、先 天 的 な脳 障 害 に も とつ く認 知障 害 説 、 つ い で基 本 障 害 と して の対 人関 係(社 会 性)の 発 達 障 害説 な どを通 じて 自閉症 児 に対 す る積 極 的 な教 育 的 ア プ ロ ーチ の必 要 性 が 強 調 されて き た。 また 、 ラ ター ら に よ り、 自閉 症 児 の変 化 ・ 発 達 にお よぼ す構 造 化 され た学 校 教 育 の影 響 の 大 きさが 強調 され た。 しか し余 りに人工 的 に構 造 化 され た場 面 で の定 型 化 され た反 復 指 導 に よ る行 動 形成 は 自閉症 児 の 行 動 の ロボ ッ ト化 に帰 す る とい う反 省 が され た。 わ が 国 に お い て も 1980年 代 に は学 校教 育で の 対応 が主 流 にな りつ つ も、 どの よ うな教 育 指 導 が 適切 で あ るか につ い て は その 在 り方 が まだ十 分 に解 明 され て い な い 。 自閉症 児 は学 校 教育 と して は通 常 の 学級 、 障 害児 学 級 、 養 護 学 校 に おい て 教育 さ れて い る。 最 近 で は、 養 護 学 校 の 中 で 自閉 症学 級 を設 け 、 独 自の教 育 指 導 を して い る とい う報 告 もされ て い るω。 自 閉 症教 育 に は個 別 指 導 の 必 要 性 が 強 調 され る こ と も多 い 。 自閉症 児 の教 育 方 法 に関 す る研 究 報告 の多 くは心 理学 的 治療 技 法 の ケ ー ス報 告 で あ った り、 特 別 な実 験 場 面 で の行 動 形 成 に 関 す る もの が多 く②、実 際 に 自 閉症 児 を受 け とめ てい る学 校 を基 礎 と した教 育 課 程 や教 育 方 法 の研 究 は少 な い。 また 自 閉症 はそ の多 くが 精神 発 達 遅 滞 を と も な って い るが 、 自閉症 児 教 育 は発 達 遅 滞 児 の教 育 に た い して独 自性 が あ るの か どうか 、 あ る と す れ ば ど うい う独 自性 で あ るの か、 十 分 な解 答 は得 られ て い ない 。 こ れ まで の わ れわ れ の観 察 を も とに判 断す る と現 在 の学 校教 育 にお け る 自 閉症 教 育 、 と りわ け比 較 的重 度 の発 達 遅 滞 を伴 って い る と見 られ る 自閉症 児 に対 す る アプ ロー チ は、 発達 遅 滞 児 教 育 の方 法 を も とに して い る と想 定 され た。 また 、 そ れ に は医学 や心 理 学 の ア プ ロ ーチ とは異 な る教 育実 践 上 の一 定 の 根 拠 が あ る と も考 え られ る。 すで に、一 定 の 経 験 を 積 んで い る と思 わ れ る養 護学 校 にお け る実 践 経 験 か ら学 びな が ら理 論 的 研究 と実 践 の交 流 を行 うこ とは 自閉 症 児 の学 校 教育 の発 展 を期 す る上 で重 要 な方 法 で あ る と思 わ れ る。 本稿 は、 そ の 一端 と して 重 度 の 自 閉症 児 の主 た る教 育 機 関 と 考 え られ る全 国 の 「精 神 薄弱 」 養 護学 校 に お け る 自閉症 児 教 育 、 と りわ け教 育 課 程 の現 状 ・実 態 を明 らか にす る こ とを 目的 とす る。
136 向 井京 子 ・窪 島 務 2.方 法 全 国 「精 神 薄弱 」 養 護 学校 に お け る 自閉症 児 の教 育 課 程 の 実態 を把 握 す るた め 、 ア ンケ ー ト 調査 を行 った 。教 育 課 程 は年 齢 に よ って 異 な る こ とが 想 定 され る ので 、 調査 単位 は学 校 で は な く学部 毎 と した 。調 査 は郵 送 に よ り、 担 当者 に 回 答 を求 め た 。 調査 期 間 は、1991年10月1日 ∼10月30日 と し た。期 日以 降 に到 着 した調 査 票 も集 計 に含 め た 。 3.対 象 『全 国養 護 学 校 実 態 調 査』(平 成3年4月1 日現 在)に 記 載 され て い る全 国 の 「精 神 薄 弱 」 養 護 学校 の 全 部 、549校 を対 象 と した。 した が って 調査 対 象 に は、 国立 ・都 道 府 県 立 ・市 町 村 立(村 立 ・区 立 ・組 合 立 も含 む)・ 私 立 、 分 校 ・分教 室 等(以 下 、分 校 と記 す)も 含 む。 第2章 結 果 1.回 収 状 況 549校 発 送 の う ち、 回 収 学 校 は376校 。 回収 率 は68.5%で あ った(表1)。 その うち3校 は、 「自閉症 児 はい な い」 等 の 理 由 で 無 回答 で あ っ た。 ま た、 「調 査 票1:学 校 全 体 の状 況」 が 同 封 され て い な い学 校 が6校 で あ り、 そ の うち4 校 は学 校 名 が 不 明 で あ っ た。 「調査 票--…-V」 につ い て も同封 され て い な い学 校 、 あ るい は無 回答 の学 校 が あ った 。 調 査 票 ご との 回 収 数 は 、 「調 査 票1」 は368 校 、 「H:小 学 部 」 は328校(う ち3校 は低 ・ 高 学 年 ご とに それ ぞ れ 回答 が あ った た め 、調 査 票 は331部 回 収)、 「皿:中 学 部 」 は331校 、 「IV :高 等 部 」 は227校 で あ っ た。 表1 回 収 状 況 発 送 数 回収 数 本 校 分 校 計 本校 分 校 計 回 収 率 (%) 国 立 都道 府 県 立 市 町 村 立 私 立 42 343 66 10 0 85 2 1 42 428 68 11 32 241 40 6 0 52 1 0 32 293 41 6 76.2 68.5 60.3 54.5 不 明 4 計 461 88 549 319 53 376 68.5 2.学 校 全 体 の状 況 (1)学 校 の 規模 児 童 生徒 数 に つ い て回 答 の あ っ た学 校 の規 模 を対 象校 全 体 の 児童 生 徒 数 と比較 したの が 表2 で あ る(有 効 回 答数366)。 学校 規 模 はい ず れ も 1人 か ら400人 まで の 開 きが あ るが 、50人 か ら 200人 まで が 全 体 の6割 を 占 め る。 規 模 別 の 回 収 率 は、200人 以 上300人 未 満 の 学校 で40%、 そ の他 が60%で あ った。 回 答 の あ っ た366校 中、 小 学 部 が 設 置 され て い る のが337校 、 中 学 部343校 、 高 等 部233校 、 訪 問204校 で あ った。 学 部別 の 特 徴 と して は、 高 等 部 に大 規 模 な も の が あ る こ とで 、 生 徒 数100人 以 上 の 学 校 が 18.0%(42校)を 占 め る。 これ ら大規 模 高 等 部 は 主 に大 都 市 にあ る学 校 や 高 等 部 のみ の 設 置校 (高等養 護 学 校 な ど)で あ った 。
表2 学校 規模
全 校 児 童 ・発送校
回収校
生徒数
N「549 N=369 10人 未 満 21 12 10人 以 上50人 未 満 120 85 50人 以 上100人 未 満 171 128 100人 以 上150人 未 満 102 64 150人 以 上200入 未 満 81 51 200人 以 上250人 未 満 32 15 250人 以 上300人 未 満 13 3 300人 以 上350人 未 満 6 5 350人 以 上400人 未 満 3 3自閉症児 の学校教育 の実態 に関す る研究 137 学 部別 の児 童 生徒 数 の合 計 は表3の とお りで あ る。 小 ・中 学 部 に 比べ 、 高等 部 数 は100少 な いが 、生 徒 数 で は約5,000人 多 い。 表3 児童 ・生徒 数 合 計 小 学 部 H=337 中 学 部 H=343 高 等 部 N=233 訪 問 N=204 計 M=366 10,093人 9,159人 14,731人 1,688人 35,671人 (2)障 害 の 状 況 障 害 の状 況 に関 して は診 断 基 準 な どの記 入 の 方 法 は各学 校 の判 断 に よる こ と と した 。記 入 の あ った358校 に つ い て み る と、 自閉 性 障 害 を も つ 児 童 生 徒 は合 計 で7,208人 、 児 童 生 徒 数 全 体 に 占 め る割 合 は20.8%で あ った。 学 部 別 に み る と、 小 ・中学 部 に 比 べ て 高等 部 で や や少 な い (表4)。 地 域 別 に 自 閉 性 障 害 児 の 割 合 を見 る と 、 若 干 の 特 徴 が み られ る 。 北 海 道 で は 小 学 部34.3%、 中 学 部30.8%と い ず れ も30%を 越 え る が 、 高 等 部 で は 逆 に12.9%と 少 な い 。 高 等 部 は 東 北 (15.8%)、 中 国(13.3%)、 九 州(16.7%)で も20%を 切 っ て い る 。 そ の ほ か は 全 国 的 に 同 様 の 結 果 を 示 す 。 表4 自 閉 性 障害 を もつ 児 童 ・生 徒 児 童 ・生 徒 数 自 閉 性 障害 児 数 割 合 小 学 部 N・327 中 学 部 H・333 高 等 部 H・220 訪 問 冠=18互 9,796人 8,901人 14,397人 1,614人 2,267人 2,096人 2,808人 37人 23.1瓢 23.5% 19.5% 2,3瓢 計 H=358 34,708人 7,208人 20.8瓢 3.自 閉 症 児 の 実態 (1)自 閉症 児 数 と男 女比 学 部 ご との 男女 別 自 閉症児 数 と男 女 比 を表5 に示 す 。 有 効 回 答 数 は358校 で あ る が、 内11校 は 自閉症 児 が 在 籍 して い ない 。 合計 で 男 女 そ れ ぞ れ 、6,330人 、1,502人 、計7,832人 で あ っ た。 学 校全 体 の 自 閉症 児 数 を 聞 いた 表4に 比 べ て学 部 別 に聞 い た 自閉症 児 数 の合 計 の 方 が 人数 が 多 か った 。 表5 自 閉 症 児 数 ・男女 比 男 女 男女比 小 学 部 N=327 中 学 部 熊331 高 等 部 熊227 2,047人 1,831人 2,452人 468人 453人 581人 4,4:1 4,0:1 4,2:1 計 N=358 6,330人 1,502人 4,2=1 男 女 比 は 全 体 で4.2:1で あ っ た 。 ま た 、 本 校 ・分 校 別 に み る と本 校 で は 全 体 で の 比 率 と ほ ぼ 同様 で あ るが 、分 校 の場 合 、 小学 部5.5:1、 中 学 部3.6:1、 高 等 部2.8:1、 分 校 全 体 で 4.0:1で あ り、学 部 間 に ちが い が あ っ た。 (2)自 閉 症 児 の発 達 状況 養護 学 校 に在 籍 して い る 自閉症 児 の発 達 状 況 を認 識 の領 域 を中心 と した発 達 年 齢 と言 葉 の発 達 の 二 つ の点 か ら大 まか に把 握 しよ う と した。 言 葉 の 発達 は大 き く4つ の段 階 カ テ ゴ リー に分 類 し、 段 階 カテ ゴ リーの 基 準 につ いて は記 入者 の判 断 に任せ た。 認 識領 域 の 発達 年 齢 、 言 葉 の 発 達 と も に記 入 の あ っ たの は338校 で、 全 回 収 数376校 の89.9%に あ た る。 言 葉 の発 達 は1人 の子 ど もが2つ の カテ ゴ リー に記 入 され て い る 場 合 もあ るが 、 その 場合 に は延 べ 人数 で 示 した。 認識 領域 の 発 達年 齢 と言 葉 の発 達 とで合 計 人 数 が異 な るの は そ の ため で あ る。 自閉症 児 の 発 達状 況 の特 徴 は、 小学 部 の 子 ど もの 障害 の 重 さが きわだ って い る。小 学 部 で は 1歳 半 以 下 が579人(24.0%)、4歳 レベ ル の 発 達 ま で が1,527人(63.4%)で 、 そ れ 以上 の 発 達
138 向 井 京 子 ・窪 島 務 レ ベ ル は304人(12.6%)で あ る の に た い して 、 高 等 部 ぞ は1歳 半 レ ベ ル 以 下 は171人(6.4%)と 少 な くな り、 逆 に4歳 レベ ル 以 上 の 発 達 の 自 閉 症 児 が1,429人(53.6%)と 半 数 以 上 を 占 め る 。 言 葉 の 発 達 で み て も小 学 部 で は 「話 し言 葉 な し」 が1,169人(45.8%)で あ り、 「書 き 言 葉 が あ る 」 が215人(8.4%)で あ る の に た い して 、 高 等 部 で は 「書 き言 葉 が あ る 」 が945人(32.1%)と 小学邸 中…≠部 高等部 % _ 臣ヨ1歳 半以 卜 〔31歳 半一4歳(0 .4)口4殻 一8歳 翻9創 よ ,3渉 峯位;人(%)4 図1発 達 の状況 一認 識の領埴の発達年齢 一 比 較 的 多 くな る。 図1お よ び図2に これ らの 関 係 を図 式化 して 示 した 。 また、 言 葉 の発 達で は 中 学 部 、 高 等 部 に お い て 、4つ の段 階 カ テ ゴ リー と も20%∼30%前 後 に達 す る。 す な わ ち 、 発 達 的 にみ る と学 部 内 で 高 い段 階か ら低 い段 階 まで まんべ んな く分 布 して い る こ とが うか が え る。 小学響 享 ¢ 匡 ヨこ とば なし r一「 ことピ」=あるが、 一 コミ二二ケーシ,ン=里 え智い ■四 二ととがあり噛 コミ ;ニ ケーシ 雪ンに使える 醗 書きこ とば があ ろ 毘位=人(詫} 高等部 全体 図2発 遷の状況 一ことば の発達 一 % 4.自 閉症 児 に対 す る教 育 課 程 編 成 (1)集 団編 成 につ い て ① 学 級 編制 学 校 生 活 の基 礎 集 団 で あ る学 級 が 、学 部全 体 と して どの よ うに編 成 され て い るか 回 答 を求 め た 。 調 査 票 に は、a;「 学 年 別(複 式 も含 む)編 成 」、b,「 発 達 段 階 別 編 成 」、 c,「 そ の 他 」 の 表6 学 級 編 制 選 択 肢 をあ げ た が 、 回 答 の 中の 、a,b両 方 に該 当 す る 「学 年(生 活 年 齢)、 発 達 段 階 と も考 慮 した編 成 」 も と りあ げた 。 この 四つ の 編 成 そ れ ぞれ の 学校 数 は表6に 示 す 通 りで あ る。 学 年 等 に よ り編成 の方 法 が異 な る場 合 は 、複 数 回答 に な って い る。 「その 他 」 の場 合 は、具 体 的 な記 入 を求 め た。
小
H=326中
N=326高
N=233計
N=885 % % % %学年別
274 84.0 261 80.1 201 86.3 736 83.2 発 達 段 階 別 学 年+発 達 段 階 22 16 6.7 4.9 31 7 9.5 2.1 16 8 6.9 3.462
31
7.83.5 そ の 他 24 7.4 28 8.6 9 3.9 61 6.9無回答
3 o.9 6 1.8 2 o.9 11 1.2 そ の 中 に、 「縦割 り集 団 編 成」 「等 質集 団 編成 」 とい う回答 が 、 小 学部7校 、 中 学 部19校 、 高 等 部6校 で あ っ た。 しか し、縦 割 り編成 で は、 ど の よ うな基 準 を も って編 成 す るか に よ って 集 団 は異 なる。 例 え ば、発 達 段 階 を基 準 にす る場 合' と障 害 を基 準 にす る場合 の集 団 は異 な るで あ ろ う。 また 、 等 質集 団 編 成 の場 合 も 「等 質集 団 」 (複 数 回 答) と して 二 通 り考 え るこ とが で き る。 そ の一 つ は 各 集 団 の 質 を 同 じにす る等 質 で あ り、 も う一 つ は集 団 に属す る子 ど も達 の 質 を同 じに す る等 質 であ る。 そ の よう に考 え る と、 発 達段 階 を基 準 に して 、 同 じ発 達 段 階 の子 ど もを一 つ の 集 団 に す る とい う考 え方 を した場 合 は 、選 択 肢 にあ げ た 「発 達 段 階 別 編 成 」 とい う こ と に な り、 「縦自閉症児 の学校教育の実態に関す る研 究 139 表.7 課 題 別 学 習 グ ル ー プ
\1
小N=326 !% 1 中N・326 1 1%l I 高N・2331%
計N=885 1% 2 U 4 ρ 0 一 ρ 0 ︻ 0 2 健 U ︻ U 9 0 8 0 ワ 8 2 0 3 0 ﹂ O J 9 2 替 る い 回 あ な 無 ρ0 農 U 8 1 薩 U 1 0 0 1 2001$6.8 29 12,4 4 1,7 696 176 13 のb 9 5 8 9 1 貯 ー -表8 学 級 編 制 ご と に 見 た課 題 別 学 習 グ ル ー プ 小Nニ323 中H=316 高N・228 計Nニ867 あ る な い あ る な い あ る な い あ る な い学
級
編
制
学 年 別 発 達 段 階別 学 年+発 達 そ の 他 196 18 10 17 78 4 6 7 219 24 5 22 38 7 2 6 174 12 8 7 24 4 0 2 589 54 23 46 140 15 8 15 計 230 93 264 52 199 29 693 174 (複 数 回答) 表9 自 閉 症 児 の 集 団 編 成小
N=326 中 N=326 高 N=233計
N=885 % % % % 自閉 症 児 学 級 5 1.5 3 0.9 4 1.7 12 1.4 自 閉 症 を 区 別 し な い 294 90.2 290 89.0 211 90.6 802 90.6 課 題 別 の 自閉 症 児 グ ル ー プ 10 3.1 17 5.2 6 2.6 33 3.7 そ の 他 17 5.2 7 2.1 4 1.7 28 3.2 無 回 答 16 4.9 13 4.0 8 3.4 37 4.2 (複 数 回 答) 割 り編 成 」 「等 質集 団 編 成」 も 「発 達 段 階 別 編 成 」 も同 じで あ る こ とに な る。 「縦 割 り編 成 」 「等 質集 団編 成」 とい う回答 につ い て は、 さ ら に具 体 的 な記 入が され て い ない た め 、 どの よ う な編 成 を して い る か判 断 で きない 。 また 、 「学 部 全 体 で1ク ラス 編 成」 とい う回 答 が 、小 学 部 で6校 、 中学 部 で3校 あ っ た。 高 等 部3校 で は 「コ ース 別編 成 を して い る」 との 回 答 が あ っ た 。 こ れ ら も 「その 他」 の 中 に含 ま れ て い る。 こ の他 に 「1学 級2,3名 で構 成 し、 そ れ を1名 の 指 導 者 が 指 導 して い る」 「指 導 者 との や りと りの上 で 、 関 わ りの もて そ う な生 徒 とペ ア を組 む 」等 の記 入 もあ った。 これ らの学 級編 制 に合 わせ 、 小学 部 で11校 、 中学 部 で8校 、高 等 部 で4校 が 、重 度 ・重 複児 学級 を併 設 して い る との記 入 が あ った(表 中 に は含 まれ て い な い)。 これ は 「そ の 他」 と して 特 に記 入 が あ った 学校 の数 で あ って、 記 入 の な い学 校 にお いて も併 設 してい る学校 が あ る と思 わ れ る。 ② 課 題 別学 習 グル ー プ 学 級 編 制 とは別 に、課 題 別 学 習 をす る グル ー プが あ るか どうか 回 答 を求 め た 。結 果 は表7に 示 す 通 りで あ る。 課 題別 学 習 を行 っ てい る学 校 は、 小 学部 で70.6%、 中学 部 で81.6%、 高等 部 で は85.8%あ る。特 に高 等 部 で は12.4%が 行 っ て い ない の みで 、 ほ とん どの 学校 が 課 題 別学 習 を行 って い る。 課 題 別学 習 グル ー プ につ い て学 級 編 制 との 関 連 を見 て み る(表8)。 各 学級 編 制 ご と に見 る と、 どの学 級 編 制 の場 合 も7割 以 上 課 題 別学 習 グル ー プが あ る(全 体 で 、 学年 別 編 成 を して い る各 学 部 の 合 計729の うち80.8%の589、 発 達140 向井 京 子 ・窪 島 務 表10 自閉 症 児 の 学級 、 グル ー プ (零:自閉 症 児 学 級 また は課 題 別 自閉 症 児 グル ープ) の . ・級 児 教 口 OR 童 師 教科 ・領 域 設 置 の理 由 問題点 G* 数 数 人 間 関 係 に難 しさ を 持 っ てお り課 題 課題 を発 展 的 にす る こ とが 難 し A G 4 3 あ そ び 学 習 .職 が 持 ち に く い 等 の 理 由 か ら 、 子 どい(教 師 の 力量 の問 題 だ が) も達 が 興 味 を も って取 り組 め る 内容 を 障 し、 人間 関 係 を作 って い け る時 間 と して設 け る 日常 生 活 の 指導 自閉 と い う こ と を意 識 した の では な パ ター ン と して の課 題 理 解 は成 生活単元学習 く課 題 別 に学 級 を 編成 した結 果 で き た 、す る が実 生活 へ の応 用 を進 め る 5 2 養 護 ・訓 練 学 級 を構 造 化 して子 ど も達 に課 題 をの が 難 しい 分 か りや す くす る ため に、課 題 別 に編 B 一級 し て い る 学年別学級の 発 達 の歪 みや 偏 りが 顕 著 で通 常 の 一… 特 性 と して 同 一 の指 導 者 、指 導 学 級 生 単 の 時 編 成 で は集 団 の 影 響 ・効 果 が 逆 に作 面 で の 固 執 性 が強 い た め 、:本来 5 2 間 を 養護 ・訓 して しま う 児童 で編 成 して い る。 従 の 意 味 の 集 団 参 加 を促 す た め に指 練(個 別 課 題 課 題 別 グル ープ 学 習 で指 導 して い た 者 や 学 習 集 団 を意 図 的 に変 え て 学習)時 間 と 圭、1日 の学 校 生 活 を 通 して 同 一の 指㌧ 動 さ せ て い る。 「様 々 な 集 団 の して 実施 '者 が児 童 の 行動 の様 相、 成 因 を き ち で どれ だ け力 を 発 揮 して 活 動 で ん とと ら え指 導 を行 う こ とが効 果的 とき る か 」 が 最 終 目 的 で あ り 、 そ の If明し実 施 し た 経 緯 が あ る 。 た め の 方 策 が 問 題 と な っ て い る 。 日 生 、 音 楽 認 知特 性 に応 じ個 に配 慮 した 個別 指 対 人 関 係 の 拡 大 を 図 る た め 通常 養 ・訓 、 生 単 准 の必 要 性 、教室環境等で特性 に配慮 ・級 との交流の必要 性 C 級 2 2 体 育 、 音 ・体 した 工夫(構 造 化)、 個 々の 障害 特 性 特活 に即 した教 育課 程 の編 成 と実施(養 護 '訓 練)の た め D G 4 1 生活単元学習 指 導効 果 を上 げ る(共 通 課題 に対 応 る) 」 言 葉 が な く他 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ 自閉 児 に限 っ た こ とで はな いが 体 育 、 図 工 ン活 動 に も大 き な障 害 が あ る。 さら に 寸処 方 法 を 統 一 し担 任 担 当 の み が E .・ 級 2 2 音 楽 、 日 生 クラ ス メ イ トとの学 習 内容 に も大 き な の 指 導 に あ た る の で な く 、 い っ あそ び の 指導 が 生 じて きて い る の で個 別 指 導 を重 'も ど こ で も誰 と で も 活 動 で き る 養 ・訓 見し ょ りよ い 集団 参加 と認 知 ・弁別 等よ う に し た い 。 そ れ に は 日 頃 の 学 口 の 概 念形 成 を 目指 して い る。 習 の成 果 、 問題 を広 く職 員 全 体 に 云え る機 会 を多 くもつ 必 要 が ある F G 2 2 養 ・訓 他 の 障 害 児 よ り重 度 な ため 1年 と6年 で 発 達 の 差 が 大 きい G G 4 2 あ そ び 、 こ とば 特 に意 図 は な く発達 段 階 別 の グル ー の 学 習 、 作業 編 成 を し た ら た ま た ま こ う な っ た 。 H G 2 1 、 算 、 養 ・01 近 似 課 題 に よる 指導 の効 率 化 個 別 指 導 を 全 員 に して い るの で 自閉 生活 の基 本動 作 は よ くで き る。 正だ け特 別 に編 成 した とは い え な いが の 知 恵遅 れ の 児童 よ り運 動 能 力 別 に指 導 す る方 が学 習が 進 め や す い も高 い が 、 友達 との 関係 が う まく 1 G 1 1 国 語 ・算 数 の 寺て な い 、 教 師 と は ボ ー ル 遊 び が 礎 的 な 段 階 'き る が 仲 間 と は 遊 べ な い。 興 味 あ る もの に は集 中 で き る が興 味 が ムが り に く い面 が あ り題 材設 定が し い 自閉 症 児 の 言 語 発 達 の特 異性 を考 慮 言語 表現 レベ ル が 同 じで も 、認 J G 3 3 ・訓 的 な も の して レ ベ ル が 大 き く 異 な っ て い る 場 ロ が あ る 。
自閉症児の学校教 育の実態 に関する研究 141 国 語 ・算 数 の 学 習 能 力 の 段 階 とは別 K G 3 1 国 語 、 算 数 こ自閉 症 児 に適 した 指 導方 法(訓 練 的 な方 法 は さ け、 形 だ け を覚 え な い よ う 1、 ご配 慮 す る な ど)を し た いた め 生活(朝 の会 小 学 部 全 体 と して 今 年 度 よ り課題 別 子 ど も 同士 の 支 え合 い(影 響 し 一 『 りの 会、 給 食 級 編 成 を して い る。 個 々の課 題 に じ口 う)が 少 な い(大 人 〈 教 師 〉 と L 一級 4 3 学級 活動)、 つ く り迫 れ る の で よ い 。 の 関係 をつ ける こ とを課 題 に して 口 こ と ば ・か ず ・ い る ので 自閉 症 児 だ け の集 団 と し こ う 、 音 楽 は仕 方 な い面 もあ る) G 4 3 ・、 算 、 作 業 テ ィ ー チ ィ が 取 り入 れ や す い 時 間 ・場 所 が 少 な い 学 年 別 編 成 で偶 然 そ うな っ た。 1学 年 と一 緒 に 活 動(グ ル ー プ N 一級 3 日生 'の 活動)す る と きは 指導 者 の手 `届 か な い と き が あ る 。 } 一 対 人 関 係 、 行動 規 制 、表 現 活 動 、 遊 週2時 間 の指 導 にお い て は 自 a G 8 3 養 護 ・訓 練 の あ り 方 響 の 改 善 、 克 服 を ね ら い 、 目(傾 向)児 を グ ル ー ピ ン グ す る 児 と強 調 す る た め に 特 別 な学 習 が 必こ と の 意 味 、 効 果 が わ か っ て い て な こ と か ら も十 分 果 た せ な い状 況 にあ る。 b G 1 1 養 ・訓 、 国 語 対 人 関 係 の 改 善 、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ 数学 ン行 動 の 育 成 の た め 特 に 「意 思 表 現 」 を 中 心 と した コ ミ 週4時 間 だ け の グル ー プ 指 導 な C G 2 1 国 語 、 数 学 ユ ニ ケ ー シ ョ ン に 課 題 が あ り、 学 級 内ので 特 に問 題 は な い の他 の生 徒 と は学 習 内 容 が 異 な る た め 能 力特 性 の理 解 と把 握 に よる 段 階 的 社 会 適 応 と 自発性 の促 進 が 究 極 2 2 日 生 、 生 単 旨導 が 容 易 、集 団 と個 の関 わ りを留 意 の ね ら いで あ り、他 の通 常 学 級 と d ・級 作 業 、 音 ・体 保 体 、 音 楽 し、 人 間 関係 が育 つ よ う に指 導 で き る に応 じた指 導 に よ る情 緒 の安 定 化 が の交 流 を多 くす る こ とで 問 題 行 動 を適 切 な配 慮 の も とに抑 制 させ 情 3 2 特 活 、 養 ・訓 ら れ る 。 生 活 の リズ ム を 正 し く 身 に 者の安 定 が 図 られ る よ う指 導 す る の け られ 基本 的生 活 習 慣 の 確 立 を目指こ と で あ る o 口 e G 3 1 国 語 、 数 学 認 識 の 仕 方 が 同 じよ うな傾 向 で あ る 予想 さ れ て い た とは い え 、指 導 た め 、 同 一 グ ル ー プ に して い る 計 画通 りに進 まな い f G 2 1 国 語 、 数 学 現 在 の 生 徒 につ いて は他 の生 徒 との 生 徒 同士 の関 わ りが 少 な くな る 3 2 異 が大 きい た め 9 9 4 ・訓、 音 、 体 自 閉症 と い う障 害 に あっ て い るか ら h G 3 2 国 語 、 数 学 自 閉症 でな い生 徒 と認識 に差 が あ る ため i G 2 1 国 語 、 数 学 発 達段 階 別 に グ ルー プ を 分 け たの で 2 1 あ っ た自 閉症 児 を 集め たの で は な い 」 G 2 2 国語 、 数 学 学 習課 題 が ほ ぼ 同 じ レベ ル で 同 じ学 指 導 内 容 によ って は課 題 が 異 な 内 容 で 指導 で き る り教 材 等 に工 夫 が必 要 発 達 年 齢1歳9か 月 か ら2歳6か 月 絵 本 等 を 見 て感 動 す る、 見 るな こ と ば 、 か ず の子 ど も達 の グル ー プ で あ るが 動 作 が ど の活 動 が で き に くい 、表 出言 語 k G 6 3 美術 ゆ っ く りな生 徒や 机 上 の学 習 で は成 りの あ る 生 徒 が い な く コ ミ ュ ニ ケ ー (週6時 間) 、た な い ため 山登 り等 の全 身 の 身 の こシ ョン を と る場 合 の指 導 を ど の よ な し等 を中 心 に行 う う に し た ら よ い か 日 生 、 生 単 生 徒 数 が6人 と少 な い た めそ うな つ 対話 が少 な く一 方通 行 の会 話 と 1 3 2 国 語 、 数学 し ま っ た 。 な り 、 コ ミ ュニ ケ ー シ ョ ン 行 動 が 音 、 裸 体 、 美 き に く い
142 向 井 京 子 ・窪 島 務 も と も と 自閉 症児 だ けを か た め るつ 基 本 的 に は複 数 の 人 数 を 原 則 に G 3 1 国 語 、 数 学 も りは な か っ た が 、国 語 的 、 数学 的 な 々の 課題 を整 理 して い く中 で 国語 ・ して グ ル ー プ の メ ン バ ー 内 で の や り取 り は で き に く い 3 1 学 の グ ル ー プ に 自閉 症 児 が 集 まっ た n G 5 3 国 語 、 数 学 個 別 学 習 を 実施 して いる O G 4 3 日 生 、 作 業 他 の生 徒 は 国 語 ・数 学 の 学 習 を して 自閉 症 児 の社 会 性 を伸 ば す とい いる が この グ ル ー プ の生 徒 は 国 語 ・数 う点 で は互 い に関 わ りが な いの で P G 4 2 ,養 護 ・訓 練 の 時 間 養 ・訓 の 指 導 を し て い る 。 そ し い の 理 由 と して は着 席 行 動 が 身 につ い て 'ら ず 、 養 ・訓 の 内 容 で 学 習 し た 方 が よ り効 果 的 で あ る 他 の 生 徒 と比 較 して 読 み 書 きの 能力 教 師 と1対1の 関 係 で あ る た め 稿 い一 方 、 抽 象 的 な 内容 の もの や対 人 と の関 わ りを求 め が ち にな り q G 1 1 国 語 、 数 学 凹 現 し た り関 係 の 言 葉 、周 囲 の事 柄 を客 観 的 に ど も 同士 の関 わ りが 薄 れ は しな 、 他 者 の 表 現 を 受 け λ れ い か と危 惧 して い る す る こ とが 特 に 困難 で あ った た め 特 に 自閉 児 を 抽 出 したの で は な く、 日々 の状 態 の変 化 に よ って 、授 ア G 5 3 国 語 ・数 学 同 じ程度 の 課 題 や学 習 内容 を必 要 とす へ の参 加 態 度 に大 きな 波 が あ る るメ ンバ リング を した結 果1班 は 重 い (パ ニ ッ ク 、 失 禁 、 離 席 、 こ だ わ 自 閉 児5名 が 集 ま っ た 。 り等) G 9 2 養 護 ・訓 練 自 閉 症 児 の コ ミ ュニ ケ ー シ ョ ン 能 力 個 別 指 導 が中 心 にな り、 集 団 と を高 め る た め して の活 動 が困 難 な と きが あ る。 施 設 の 運 営 上 の 問題 。施 設 の 方 針 の 自 閉症 児 だ け で は子 ど も 同士 の ウ 一級 14 9 養 ・訓 、 作 業 いか ら子 ど も達 の対 応 に配 慮 が 必 要 。 流 が非 常 に少 な く、 ま た行 動 の 校 教 育 に の せ る こと に無 理 が あ る 。 デ ル とな る子 ど も も少 な い。 他 の 学 習 グ ル ー プ に入 る こ と拒 否 、 担 任 あ る い は保 護 者 に障 害 特 性 5 3 制 す る と不 適 応 行動 を起 こす 。 場 面 の理 解 が で きて い な い場 合 に は指 G 養 ・訓 、 職 業 訓 練 、 ス ケ ジ ュー ル が 変 わ る と不 適 応 行 動 を起 こす 。 一 般 的 な指 導 方 法 を拒 否 、 不可 能 。 教室 及 び教 員 不 足 。 本 で は3年 生 の み 自閉 症 児 だ けの 1 1 、暇 の 過 ご し方 制 す る と不 適 応 行動 を起 こす 。 習 グ ル ー プ を 編 成 して い る 。 こ 1練 これ は 数 名 の 教 員 が障 害 を研 究 し い る こ と で 可 能 に な っ て い る 。 2 1 課 題 別 グル ー プ を編 成 して い っ た結 人 間 関 係 が 弱 く、友 達 に対 して G 2 1 国 語 、 数 学 、 自 閉 の グ ル ー プ が で き た の 関 心 が 弱 いた め 、盛 り上 が りに 4 1 ける 国 ・数 の こ だわ りや 課 題 にゆ った りと対 応 す 集 団 活 動 には な りに くい 級 5 3 合科的領域 る ため の 独 自の 日課 を 組 む こ とが で き る 課題学習 段 階mで 書 き言 葉 、 話 し言葉 が あ り 毎 年 同 じ よ うな 生徒 数 が 入学 し 級 7 2 体 育 、美 術 進 路 に向 けて 共 通 の 弱点 を強 化 で き こな いの で 常 時 学級 が 作 れ な い る教 育 課 程 を組 む ため 自閉 症 児 と して の課 題 に共 通 点 が あ グル ープ の人 数 を 自閉 症 児 だ け ク G 4 2 題別教科学習る とす る こ とが 教 員 の 配 置 や グ ル ー (職 業 科 的 内 容 の集 団 と して の機 能 を考 え る と 沖 心) 題 が あ る G 2 1 、 数 、 餐 ・郡 学 習 効 果 。養 ・訓 等 指 導 を しゃ す い 今 の と こ ろ な し
自閉症児の学校教育 の実態 に関する研究 143 段 階 別 編 成 を して い る各 学 部 の 合 計69の う ち 78.3%の54、 学 年 、 発 達段 階 を考 慮 して編 成 し て い る各 学 部 の合 計31の うち74.2%の23、 その 他 の61の うち75.4%の46が 課 題 別 学 習 グル ー プ を編 成 して い る)。 こ れ は 学 部 別 の 場 合 を見 て も、小 学 部 の学 年 、 発 達段 階 を考 慮 して編 成 し て い る学 校 の場 合 、 課 題 別学 習 を行 って い るの が62.5%と な る他 は変 わ りな い。 この こ とか ら 基本 的 な学級 編 制が どの よ うに な され て い るか に関係 な く、 いず れ の場 合 も課題 別 学 習 が行 わ れ て い る こ とが わ か る。 ③ 自閉 症 児 の 集 団編 成 集 団編 成 上 白閉症 児 が どの よ うに とらえ られ て い るか 、a,「 自 閉症 児 学 級 を編 成」、 b,「 自 閉 症 を 区 別 して い な い 」、c,「 課 題 別 学 習 グ ルー プの 場 合 に 自閉 症 児 だ けの 集 団 を編 成 」、 d,「 そ の 他 」 に 分 け 、 回 答 を 求 め た。 そ の結 果 を表9に 示 す 。 自閉症 児 の み の 集団 を編 成 し て い る学 校 の 中 には 、意 図 して そ の よ うな集 団 を編 成 したの で はな く、偶 然 にそ の よ うな集 団 が で きた とい う場 合 も含 まれ て い る。 また 、 自閉 症 児 の み の集 団 につ い て の概 要 の 記 入 を ま とめ たの が 表10で あ る。 これ らの 集 団 で 行 う教 科 ・領 域 と して は、 小 学 部 に おい て は 「日常 生 活 の 指 導 」 「生 活 単 元学 習」 もあ げ ら れて い る が 、 「養 護 ・訓 練」 「国 語(こ とば)」 「算 数(か ず、数 学)」 を行 って い る集 団 が 最: も多 い。 編 成 した 理 由 を見 て み る と、全 員 に個 別指 導 を して い る学 校 、学 年 別編 成 で偶 然 自閉 症児 が集 ま った 集 団以 外 で は、何 らかの 共 通 課 題 が あ る こ とか ら 自閉症 児 の集 団 を編 成 して い る こ とが わか る。 これ らの 集 団編 成 に よ って 指 導効 果 も上 が って い る よ うで あ るが 、 対 人 関係 、 特 に子 ど も同 士 の か か わ りが持 て な い こ とが 問 題点 の一 つ と して あげ られ てい る。 こ れ らの学 校 以 外 の 「自 閉症 児 を区 別 して い な い」 とす る学 校 にお い て も、 「養 護 ・訓 練 で 、 自閉 的 傾 向児 を同 一 グル ー プ に して 指 導 」 「自 閉 症 児 に は個 別指 導 す る時 間 が あ る」 「課 題 別 学 習 で 自閉症 児 は個別 指 導 」等 の 回答 が あ る。 d,「 そ の他 」 と回答 の あ った学 校 にお い て、 具 体 的 に記 入 の あ った もの を見 て み る と、 「課 題 別 学 習 は 個 別 に行 って い る」 「養 ・訓 の 時 間 に個 別 課 題 学 習 」 「自閉 症 児 は手 が か か る の で 振 り分 け る」(小 学 部)、 「こ と ば ・か ず を中心 と した課 題 別 学 習 グル ー プで 、 自閉症 児 と情緒 に 問 題 の あ る子 が 同 一 グ ル ー プ で 学 習 して い る」 「養 護 ・訓 練 で は課 題 に よ り自 閉的 傾 向 の 強 い 生 徒 が 多 く集 ま る場 合 が あ る」(中 学 部) な どが あ げ られて い る。 ④ 自閉症 児 に対 す る集 団編 成上 の配 慮 集 団 の場 に入 りに くい、 孤 立 しやす い と され る 自閉症 児 で あ るが 、 その よ うな 自 閉症 児 に対 して 集 団編 成 上 何 らか の配 慮 が あ るか ど うか 、 回 答 を求 め た。 そ の 結 果 は表11の 通 りで 、 「特 別 な配 慮 を し 表ll 集 団 編成 上 の 自閉 症 児 に 対 す る 特 別 な配 慮 小N=326 % 中N=326 % 高N=233 % 計N=885 % 配 慮 は あ る 配 慮 は な い 無 回答 81 207 38 24.8 63.5 11.7 77 207 42 23.6 63.5 12.9 59 143 31 25.3 61.4 9.5 217 557 111 24.5 62.9 12.5 表12 集 団 編 成 上 の 自閉 症児 に対 す る 特 別 な 配 慮 小N=68 中N・67 高N・44 計N=179 a,集 団 編 成 す る 上 で の 配 慮 b,集 団 に 対 す る 担 任 教 師 に つ い て の 配 慮 c,指 導 の 中 で の 自 閉 症 児 に 対 す る 配 慮 d,自 閉 症 児 を 個 別 に 指 導 す る 32 21 14 5 28 21 12 7 26 11 8 3 86 53 34 15 (複 数 回 答)
144 向 井 京子 ・窪 島 務 て い る」 と した の は各 学 部 の 合 計217(24.5%) の み で 、557(62.9%)が 「配 慮 して い な い」 と 答 えて い る 。 「配 慮 して い る」 とす る学 校 に対 して は、具 体 的 に どの よ うな配 慮 を して い るか 記 入 を求 め た 。 それ を大 まか に み る と、a,「 集 団 を編 成す る 上 で の 配慮 」、b,「 集 団 に 対 す る担 当教 師 に つ い て の 配 慮 」、c,「 指 導 の 中 で の 自 閉症 児 に対 す る配 慮」、d,「 自閉 症 児 は個 別 に指 導 す る」 に分 け られ る。 そ れ ぞ れの 数 は 表12に 示 す 。 「集 団 を 編 成 す る上 で の 配 慮 」 は 、 さ ら に 「自閉症 児 が 偏 らな い よ う にす る」 と 「自閉 症 児 とかか わ りの もて る子 ど も と一 緒 にす る、 自 閉 症児 が 集 団 の 中 に入 れ る よ うな集 団づ く り」 の 二 つ に分 け られ る。 「自閉 症 児 が 偏 らな い よ う にす る」 理 由 と して は 、 「他 の 障 害 の子 ど も か ら刺 激 を受 け る こ とが 大 切 」 「自 閉症 児 を集 め る と、 他 の 子 の 多動 や問 題行 動 で情 緒 が不 安 定 にな りや す い 」 とい う もの もあ げ られ て い る が 、 「自 閉 症 児 は教 師 に と って 手 が か か る こ と が あ る ので 」 「指 導 の 困 難 さの バ ラ ンス を考 え て 」 とす る学 校 も見 られ た。 ま た、 「自閉症 児 が 集 団 の 中 に は い れ る よ う」 に す る た め に は 「相性 を考 慮 す る」 「人 間 関係 を重 視 す る」 「情 緒 の 安定 が 保 て る よ うな集 団 にす る」 とい う こ とが あ げ ら れて い た。 「担 任教 師 につ い て」 は 、 「1対1で 対 応 で きる よ うにゴ とい う ものが 最 も多 く、小 学 部18 校 、 中学 部4校 、 高等 部1校 で 回答 が あ った 。 そ の他 に は 、「2年 以 上 担任 す る」 「男 女 ペ アで 担 任 す る」(小 学 部)、 「自閉 症 児 の い る 学級 に は、 指 導 者 を多 くす る」(中 学 ・高 等 部)、 「教 師が いつ で もか か わ れ る よ う に配 慮 」 「ベ テ ラ ンの教 師 が 担 当 す る」(高 等 部)と い う回答 が あ った。 「指 導 上 で の 配慮 」 と して は、 コ ミュニ ケ ー シ ョン に つ い て の 配 慮 を あ げ る学 校 が 多 く、 「コ ミュ ニ ケ ー シ ョンを多 くす る よ うに配慮 す る」 「目 を合 わす よ う にす る」 「指 示 等 を理 解 し や す い よ うに単 語 を区切 り、 視覚 的 な効 果 も併 用 す る」 「抽 象 的 な言 葉 を使 わ な い」 等 の 回 答 が あ っ た。 ま た 、 「集 団 の 中 に入 れ る よ うに 配 慮 す る」 とい う学校 が、 小 学 部 で5校 、 中 学 部 で3校 、高 等 部 で2校 あ った 。 中学 部(2校)、 高 等 部(5校)で は、 問 題 行 動 ・パ ニ ック に対 す る 配慮 をあ げ る学校 が あ った 。 そ の他 と して は、 「禁 止 を しな い」 「不 必 要 な 声 か け を しな い」、 「活 動 の テ ン ポ」 に 対 して の 配 慮(小 学 部)、 「学 習 環 境 に対 して の 配 慮 」 「自発 的行 動 をす る よ うに援 助 を少 な く して い る」(中 学 部)、 「空 白の 時 間 をで き るだ け少 な くす る」(高 等 部)等 が あ げ られ て い る。 (2)教 育 課 程 上 の 自閉症 児 と知 恵遅 れ児 の 違 い 教 育課 程 編 成 につ い て 、 自閉 症 児 と知 恵 遅 れ 児 に違 い が あ るか とい う質 問 に対 して、 「違 い が あ る」 と し た の は わ ず か に 全 体 で120 (13.6%)で あ っ た(表13)。 違 いが あ る と した 学 校 には 、 ど の よ う な違 いが あ るか 具体 的 な記 入 を求 め た。 しか し、具 体 的 な記 入 が あ った 学 校(小 学部66校 、 中 学 部52校 、高 等部26校)の 中 に は 、 自 閉性 障 害 の特 性 をあ げ 、 そ の特 性 に よ って違 いが あ る と回 答 し、 それ に よって どの よ う に教 育課 程 が 違 うの か記 され て い な い学 校 が い くつ か見 られ た 。 これ らの学 校 の 回答 か ら は、 具 体 的 に 自閉症 児 に どの よう な教 育 課 程 の 違 い が あ る か知 る こ とは で きなか った。 そ の他 の 回答 の 中 で代 表 的 と思 わ れ る もの は 表13 教 育 課 程 編 成 上 の 自閉 症 児 と知 恵 遅 れ 児 の違 い 小N=326 % 中N・326 % 高N=233 % 計N=885 % ほ と ん ど の な い 違 い が あ る 無 回 答 238 51 37 73.0 15.6 11.3 252 43 31 77.3 13.2 9.5 184 26 23 77.0 11.2 9.9 674 120 9】 76.2 13.6 10.3
自閉症児 の学校教育の実態に関す る研究 145 「自閉症 児 に は個 別指 導 、個別 プログラム」 と い う もの で あ る。 「知 恵 遅 れ に は発 達 課 題 、 自 閉症 児 に は 学 習 課 題 」 とい う表 現 もあ っ た。 「週 時 程表 で は違 い が な いが 、授業の中での指 導 の 内 容 な どに 違 い が あ る」 とい う記 述 や、 「個 別 の 指導 目標 に違 いが あ る」 とい う もの も、 さ らに 「情緒 を安 定 させ る教 材 ・教 具 の工 美 」、 「1対1で の対 応 が 必 要」 とい う もの もあ っ た。 高等 部 で 「自閉症 児 に対 して は根 気 強 さ を身 に つ け させ 勝 手 な行 動 を と らず に指 示 通 りに行動 で きる よ う に なる こ とを重 視 して い る」、 「知 恵 遅 れ の生 徒 に は身 辺 自立 な どの 生活 訓 練 の 個 別 学 習 、 自 閉症 児 に は人 との コ ミュニ ケ ー シ ョン を中 心 と した 指 導 」 を して い る とい う記 述 もあ っ た。 具 体 的 な 違 い は記 され て い な い が 、 「単 一 な知 恵 遅 れ の生 徒 と同一 視 して 教 育課 程 を組 め ない 」(中 学 部)「 思 春期 を迎 えた 自閉 的傾 向 の子 ど もは知 恵遅 れ児 に比 べ る とよ り自己 を コ ン トロ ールす る のが 困 難 で 、特 に問 題 を持 って い る子 ど も'には 別 の教 育 内 容 の 必 要 性 を感 じ る」(高 等 部)と い う回答 も見 られ た。 また 、 「違 い な し」 と し 「あ くまで 一 人一 人 に合 わ せ た編 成 を して い る」 「自 閉 と知 恵 遅 れ とい う違 い で は な く、個 々 の違 い」 とい う記 入 もあ った。 7 3
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睡
9 9 巴 ・ 3 1 1 -/ t 4講
5.自 閉症 児 の 教 育 方 法 自閉症 児 の 教 育 方 法 と して、 どの よ うな もの を 中心 に して い るか 、 七つ の選 択 肢(小 学 部 は 「作 業 学習 ・職 業 学 習 を中心 に して い る」 とい う選 択 肢 を設 けて い ない)を あ げ、 主 な ものか ら順 に番号 を 記 入 して も らっ た。 3 7 7 0 3 4 ,. / 3 2醗
% 2 m U 旧 9 3 n U @ 0 7 6 5 4 3 20 13 図3教 育方法1「
葡鹸
集団の甲で 孝鰍 学習 21.9・' 1き,7' ' 。5 , 選択順位 躍 幡 唖 幡 圏3番 ⊂コ2番 垂垂1番 生活更 元学 習 養護 ・訓練 '野栄音O N=3臼3 齢別指導 その他 そ の うち1番 か ら5番 にあ げ られ た もの を、 項 目 ご とに集 計 した。 順 番 が 記 入 され ず 、○ を 付 けて い る学 校 につ い て は、 ○ の付 い て い る も のす べ て を1番 と して集 計 して い る。 各 学 部 ご との 状 況 は 、図3の 通 りで あ る(数 字 は、 有効 回答 数 を分 母 と した 割合 を示 して い る)。 生 活 単元 学 習 は、小 ・中学 部 で は高 い 数字 で あ るが 、 高等 部 で は低 くな っ てい る。 また 、 養 護 ・訓 練 、個 別 指 導 も、小 ・中 ・高 と進 む につ れ低 くな って い る。 逆 に、教 科 学 習 は高 等 部 の 方が 高 くな っ て い る。作 業学 習 ・職業 教 育 は、 中学 部 で は69.0%で あ るが 、高 等 部 で は84.2% と非 常 に高 い結 果 で あ った。 また、 順 番 に注 目 して み る と、 各学 部 と も教 科学 習 、 養 護 ・訓 練 を上 位 に あげ る学 校 は少 な く、小 学 部 で は生 活 単 元 学習 、個 別指 導 が 上 位 に、 中学 部 で は生 活 単 元 学 習 、作 業学 習 ・職 業 教 育 が上 位 に 、高 等 部 で は作 業 学 習 ・職 業 教 育 が 上位 に あげ られ て い る。 「そ の 他」 と して あ げ られ て い る の は 、 「感 覚 訓 添乗 ・感 覚 統 合 法」 (小学 部3校)、 「動 作146 向 井 京子 ・窪 島 務 法 ・腕 上 げ 動 作 コ ン トロ ー ル 法 」(小 学 部6校 、 中 学 部2校)、 「水 治 訓 練 」(小 ・中 学 部 各1校)、 「TEACCH」(小 学 部2校 、 中 学 部1校)、 「遊 び 学 習 」(小 学 部6校)な ど で あ る。 6. 「養 護 ・訓 練 」 に つ い て (1)「 養 護 ・訓 練 」 の 特 設 状 況 養 護 ・訓 練 の 特 設 状 況 は 、 表14の 通 りで あ る。 小 学 部 で150校(46.0%)、 中 学 部 で133校 (40.8%)が 特 設 し て い る が 、 高 等 部 で は 28.3%が 特 設 して い る だ け で 、70.4%は 特 設 し て い な い 。 特 設 し て い な い 学 校 の う ち 、 小 学 部 の98校 (全体 の30.1%)、 中 学 部138校(42.3%)、 表14 養 護 ・訓 練 の 特 設 状 況 小 忍二326 % 中Nニ326 % 高N =233 % 計 欝885 % 特 設 して い る 特 設 し て い な い 無 回 答 150 158 8 46.0 51.5 2.5 133 184 9 40.8 56.4 2.8 66 157 10 28.3 67.4 4.3 349 509 27 39.4 57.5 3.1 2
難
ほ に ) 血 目 4 学 司 、 M 門 づ N=126韓5匿 置
22 4日 6日 8図 f C:17.21NN.,、 、 一;::;:" 33.1ii 18.6 13.1 9.2 Y// 9』輯 〒1iiiiii
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148 向 井 京 子 ・窪 島 務 (4)自 閉 症 児 の 指導 内容 養 護 ・訓 練 にお け る 自閉 症 児 の 指導 内容 を主 な もの の み 分 類 す る と、 表18の よ う に な る。 小 ・中 ・高 学 部 の 全体 で多 い もの か ら順 に あげ る。 どの学 部 と も 「意 思 の伝 達 ・こ とば に 関す る' 表18 内 容 」 を あ げ る 学 校 が 最:も多 か っ た 。 こ れ ら の 中 に は 、 さ ら に 細 か い 内 容 を あ げ て い る 学 校 が あ っ た 。 最 も多 い の は 「コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 育 成 、 改 善 」 とい っ た 内 容 で 、 小 学 部29校 、 中 学 部21校 、 高 等 部26校 が あ げ て い た 。 他 に は 「理 解 言 語 の 獲 得 」 「指 示 理 解 」 「身 ぶ りサ イ ン 養 護 ・訓 練 に お け る 自閉 症 児 の 指 導 内 容 2 % 35 胎 8 7 2 6 9 4 5 5 8 1 6 4 9 翫伍鼠L-。LO。鼠臥臥L1。0。431111 1
計
4 8 4 2 2 0 7 0 4 8 9 5 3151066443321 74 % 恥 4 9 6 9 1 6 3 8 1 4 4 一 一 臥aLR⋮4τn⋮じR⋮5。L ︻U121 1り61高
1 4 6 4 3 3 5 8 6 4 1 0 04111 1夏 ⋮⋮ % 群踊
驕
謡
姐
離
調
器
4 2 1 1 1 1中
2 3 1 3 8 4 8 童 8 5 3 2 2 ︻﹂り022 111 ⋮ ⋮ % 鵬 7 7 0 7 7 7 7 3 7 0 3 0 7 伍伍a航n⋮8。9⋮監 臥翫翫2。砿4縁﹂蟻112小
1 1 7 5 1 3 4 1 0 9 5 3 1 俊UOOつ620﹂1 11 容 と 内 容 こ る 内習 る す 容 る学 あ 関 内 容 け科 の に る 内 つ教 心 葉容容す導る を、法問 言内内関指す 慣導作 ・ ・るるにの関 習指動味 達 すす応でに 活の、奥 伝 関関適中係生教練 の 練 法 の にに的の関 的 ・訓も訓こ 思知動理び人業本字作 ど治つ 意 認運心遊対作基文動子水 だ な ど 要 求 表 現 の 獲 得 」 「発 語 指 導 」 と い っ た 回 答 が 見 ら れ た 。 「認 知 に 関 す る 内 容 」 と して は 、 具 体 的 に は 知 覚 や 感 覚 に 関 した 内 容 が 主 に あ げ られ て い る 。 例 え ば 「積 み 木 」 「型 は め 」 「色 ・形 の 弁 別 」 や 、 「感 覚 統 合 」 と い っ た もの で あ る。 「運 動 に 関 す る 内 容 」 の 中 で 、 多 くみ ら れ た 具 体 的 な 記 入 に は 、 「リ ズ ム 運 動 ・リ ト ミ ッ ク 」 (小学 部10校 、 中 学 部6校 、 高 等 部3校)、 「ト ラ ン ポ リ ン」(小 学 部6校 、 中 学 ・高 等 部 各1 校)、 「ラ ン ニ ン グ 」(小 学 部4校 、 中 学 部1校)、 「サ ー キ ッ ト ト レ ー ニ ン グ 」(小 学 部1校 、 中 学 部3校)な ど が あ っ た 。 「心 理 的 適 応 に 関 す る 内 容 」 と して は 、 具 体 的 に は 「情 緒 の 安 定 を 図 る 」 「自 己 コ ン ト ロ ー ル 能 力 を つ け る」 な ど が あ げ ら れ て い る 。 「遊 び の 中 で 指 導 」 は 、 中 学 部 で8校( 6.3%)、 高 等 部 で3校(4.1%)と 少 な い が 、 小 学 部 に お い て は31校(20.7紛 と 多 か っ た 。 具 体 的 に は 「対 人 関 係 を 形 成 で き る 遊 び 」 「ル ー ル の あ る 遊 び 」 「ゲ ー ム 」 「感 覚 遊 び 」 「ご っ'こ遊 び 」 「こ と ば 遊 び 」 「遊 具 を 使 っ て の 遊 び 」 「プ レ イ セ ラ ピ ー 」 と い っ た も の が あ げ ら れ て い た 。 (複 数 回 答) 「作 業 」 は 、 「遊 び 」 と は 逆 に 、 小 学 部 で は 4校(2.7%)と 少 な い が 、 中 学 部 で は18校 (14.1%)、 高 等 部 で は15校(20.3%)と 多 か っ た 。 「動 作 訓 練 ・動 作 法 」 の 中 に は 、 「腕 上 げ 動 作 コ ン トロ ー ル 」 を あ げ た 小 学 部1校 、 中 学 部 3校 、 高 等 部1校 も含 ま れ て い る 。 表 に 示 し た 回 答 の 他 に 、 次 の よ う な 回 答 が あ っ た 。 「ADL指 導 」 「紙 芝 居 」 「イ ン リ ア ル セ ラ ピ ー 」(小 学 部)、 「リ ラ ク ゼ ー シ ョ ン」 「買 い 物 学 習 」 「ワ ー プ ロJ「 入 ウ ェ ー デ ン 刺 繍 」 「園 芸 」(中 学 部)、 「体 の 柔 軟 化 」 「余 暇 の 過 ご し方 書旨導 」 「徒 歩 訓 糸束」 (高等 部) 等 。 (5>養 ・訓 に お け る 自 閉 症 児 と知 恵 遅 れ 児 の 違 い 養 護 ・訓 練 の 授 業 時 間 数 、 指 導 内 容 に 関 して 、 自 閉 症 児 と知 恵 遅 れ 児 に 違 い が あ る か ど う か 回 答 を 求 め た 。 「違 い が あ る 」 と し た の は 、 小 学 部44校 (22.3%)、 中 学 部38校(20.4%)、 高 等 部23校 (20.9%)で 、 全 体 と し て は21.3%で あ っ た (表19)。 こ れ は 教 育 課 程 編 成 に お い て 「違 い が あ る 」 と し た 学 校 の 割 合 よ り も多 い 結 果 で あ自閉症児 の学校教育の実態に関す る研究 149 る(表13)。 しか しこ こで もや は り、 「特 設 養 ・ 訓 は重 複 学 級 の み 」、 とか 「区 別 な い 」 とい う 記 述 もみ られ た。 違 い が あ る と した学 校 に対 して は、 具体 的 に どの よ うな違 いが あ るか 回答 を求 め た。 小 学 部 45校 、 中 学部39校 、 高 等 部23校 で 記 入 が あ っ た。 この 場 合 も、教 育 課 程編 成上 の 違 い の場 合 と 同 じ く、 「自 閉性 障 害 の 特 性 に よ る違 い」 とい う回答 が 多 か った が、 個 別 的 とい う こ と以外 の 具体 性 はな か った。 その 他 に、 どの よ うな違 い が あ る か 次 の よ う な記 入 が あ っ た 。 例 え ば 、 「自閉症 児 は 抽 出 して特 設 養 ・訓 、知 恵 遅 れ児 は学 級 ・学 部 で生 活 や 学 習 の 中で 配 慮 養 訓 」、 「自閉 症 児 に は 動 作 法、 そ の 他 は感 覚 運 動 」、 「特 に決 め て はい な い が結 果 的 に は 自閉 症 児 は 感 覚統 合 的 内 容 が 多 くな る」、 「内容 の ちが い と い う よ り、課 題 の 与 え方 、接 し方 、 の違 い とい うべ き」、 「視 覚 優 位 な の で早 期 に文 字 指 導 を導 入 」、 「教 科 に重 点 」、 「対 人 関係 に関 わ る や りと りの 指導 」、 「相 手 を意 識 で きる遊 び や ゲ ー ム」 な どが 違 い と して特 に記述 が あ った 。知 恵 遅 れ 児 に対 して は特 設 養 ・訓 をせ ず 、 配 慮養 ・訓 を してい る とい う とこ ろが 多 い とい う印象 で あ っ た。 (6)養 護 ・訓 練 担 当 教 師 養 護 ・訓 練 を 担 当 して い る教 師 に つ い て 、a, 「養 護 ・訓 練 担 当 の 専 任 を 決 め て い る」、b, 「全 員 が 担 当 して い る 」、c,「 特 定 の教 師が 半 専 任 的 に あ た っ て い る 」、d,「 そ の 他 」 の 四 つ の 選 択 肢 に よ り 回 答 を 求 め た 。 養 護 ・訓 練 を特 設 して い る 学 校 の 回 答 を 表20 に 示 す 。 こ の 中 に は 、 「養 護 ・訓 練 専 任 教 師 は い る が 、 指 導 は 全 員 で 行 う」 な ど の 回 答 に よ る 複 数 回 答 も含 ま れ て い る 。 小 学 部 で は 、 「全 員 が 担 当 し て い る 」 と し た 学 校 が 半 数 を 越 え て い る が 、 中 学 部 で は58校 (45.0%)、 高 等 部 で は16校(25.4%)で あ り、 高 等 部 に お い て は 「半 専 任 的 に 担 当 」 が27校 (42.9%)と 多 か っ た 。 ま た 「そ の 他 」 と し て は 、 「非 常 勤 のP.T、 0、T、 S.Tが 担 当 」 「セ ン タ ー よ り週1回 派 遣 」 「重 複 学 級 の 担 任 が 中 心 に 指 導 」 等 が あ っ た。 7.自 閉症 児の 教 育 実践 上 の 課題 ・困 難 な点 自閉 症 児 の教 育 実践 上 の課 題 ・困 って い る点 を箇 条書 き に記 入 を求 め た。 「特 に な し」 とい う記 入 や 無 回答 の学 校 を 除 く、 小 学部248校 、 中学 部245校 、高 等 部186校 にお い て記 入 が あ った。 記 述 は様 々で 、項 目だ けの 記述 、児 童 ・ 生 徒 一 人 一 人 につ い て 困 っ てい る点 の記 述 等 が あ っ た。 そ れ らの内 容 を分 析 して 大 まか に分 類 す る と、 表21の よ う に な る。%は 有 効 回 答 数 (「特 に な し」 と記 入 の あ った 学 校 、無 回 答 の 学校 を除 く学 校 数)を 分 母 に して 算 出 して い る。 記 述 に よ る 回答 に は 、「人 との 関 わ りは もて て も、 そ れ を発 展 させ る こ とが む ず か しい」、 「指 導 の一 貫 性、継 続 性 」 も指 摘 され て い る。 い わ ゆ るパ ニ ック や固 執 、性 の問 題 な どが 思春 期 自閉症 児 の 大 きな課 題 と して 困難 さが め だ っ て い る。 高 等 部 段 階で は、 自閉症 児 の発 達 的課 題 に学 校 が取 り組 も う とす る と き、 「しゃ きっ 表19養 護 ・訓 練 に 関 す る 自閉 症 児 と 知 恵 遅 れ 児 の 違 い 小N=197 % 中N=186 % 高N=110 % 計 胎493 % 違 い は な い 違 い が あ る 153 44 77.7 22.3 148 38 79.6 20.4 87 23 79.1 20.9 388 105 78.7 21.3 表20 養 護 ・訓 練 担 当 教 師
小
閥=142中
H=129高
Nニ63計
N=334 % % % % 専 任 が 担 当 39 27.5 30 23.3 19 30.2 88 26.3全員が担当
80 56.3 58 45.0 16 25.4 154 46.1 半 専 任 的 に 担 当 34 23.9 51 39.5 27 42.9 112 33.5 そ の 他 9 6.3 3 2.3 3 4.8 監5 4,5' (複 数 回 答)150 向 井 京 子 ・窪 島 務 表z1 教 育 実 践 上 の 課 題 ・困 難 な 点 9 67 %= 2 9 5 8 6 3 3 5 2 6 7 伍4,L監6,4、4。LLO、8。32 1
鵠
鵬
凹
麗
%
麗
鮒
輌
話
銅
温
胴
鍛
墾
鴛
隠
沼
讐
2 2 1 1 N 計 5 9 8 3 5 9 9 0 8 4 9 ⑳16754221 5 5 9 7 5 6 3 8 7 1 0 9 8 5 4 3 3 2 1 1 6 6 6 6 5 5 5 3 3 2 2 8 4 51614101055333322222222211111111111 7 鵬 % 鵬 5 2 5 1 7 2 7 5 6 5 一 瓢-。塩断翫2。翫砿 -。臥33 1湯
器
謡
瓠
禍
認
謡
温
器
髭 ・
稲
・
認
鍋
腿
U
讃
3 2 1 1 高 肪 58 " 15 5 4 5 1 0 3 E 6 9 3 4 7 1 0 0 2 0 0 1 4 2 6 6 4 6 2 6 0 3 3 0 6 7 2 4 7 1 2 4 75323 111 111 1 1 1 5 罰 % 胎 3 0 2 9 3 7 7 6 4 4 8 臥焦焦塩&翫3、L伍伍-。2 2 1 1 4 4 7 9 4 8 3 7 5 9 9 7 0 7 1 4 9 6 1 3 9 7 9 6 4 8 4 8 4 4 2 4 乞8・塩出1・宏7・臥4塩 乞&乞a4・乞凱L4&乞&乞1・乞0・乞伍伍乞L,甑2 1 1 1 1 中 印 54 30 11 8 9 9 4 1 1 四 5 5 6 4 8 9 8 4 1 2 7 9 5 9 0 6 7 4 0 8 7 9 7 4 6 2 6 2 1 6 3 0 35433211111 1 1 2 8 餌 % 降 0 0 5 9 9 5 0 4 8 3L3,8・ 伍乞臥ε乞2。一 肌32 正-8 2 4 9 5 3 0 2 3 2 8 2 5 2 8 4 4 4 6 8 6 6 4 4 2 4 0 8 6 0 2 一 コL乱甑48,乳4。 臨監翫4。&臥L凱4、40。&砿&L乞屯1。乞島島L凱L 142 211 小 7 7 1 7 2 6 5 6 7 0 87522311 1 4 5 8 7 1 3 0 3 8 8 2 8 6 3 7 1 1 1 9 2 9 4 6 1 3 6 5 7 4 5 3 0 5564322111 1 1 11 1 3 ) 応 為 道 導 行 境指 傷 環事 他 、食 、 応、 動 為 対等 行 行 の満 題 傷 へ肥 し 遊間 自 ン ・ 出 回の( 一食 び ・で ク り タ異動飛 知上 ツわ バ ・行、 認途 他 二だ執活食同動声険学の パ こ固生偏常多奇危通そ い な 性 い き 要 る な で性 必 い せ が要 の て か 題必 導 し 生 課の 題指 導 で 通修 解 問 ・ 指 中 共研 理 の育 で の 、、て の 面教 携 ン 達 立 い 活性 り上い 動 備な 連 ヨ 伝 解 自 な 生会あ向つ 行て設別 の シ の 力理 辺 法 れ 、社がのに ・い・特 と 一動思 て 続通 身 携方 路わ題い、さ性成 力つ設の携関 ケ活意 定 し 心持共議 ・ 連・具進ら聞く応し門編 能に施へ連機 二の、係安関導解関 ・の認慣題の容教のとのに遭難専程足の制、児のの ユでば関のに指理 ・力間 ・習問と内・後に期し的のの課不も体等症と前 他 ミ団と人緒導別示味中師知活の庭育材薬害春化会々師育員 ど導室閉療学の コ集こ対情指個指興集教認生性家教教卒障思般社個教教教子指教自医就そ 問 題 行 動自閉症児 の学校教育の実態に関す る研究 151 と した生 徒 、 言 うこ とを きち ん と聞 く生 徒 」 を 求 め る社 会 情 勢 や 親 と の 関 係 でL生 を 見 つ め 、今 を じっ く り」 とい う教 育 が む ず か しい こ とや また 、子 ど もの側 の 困難 さだ けで な く、 教 師 の 側 の課 題 を 「生徒 の眩 きを教 師 が い か に聞 き分 け コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン を成 立 させ て い く か 」、 「学校 で は集 団 活 動 が多 く、 自閉症 児 に ど こ まで 要 求 して良 い か む ず か しい」、 「大 多 数 の 学 校 職 員 が 自閉症 とい う障 害 を理 解 して い な い。 自 閉症 と知 恵 遅 れの 違 い が わ か ら ない」 な どの 問 題 点 を指 摘 した り、 「個 別 指 導 の 時 間 を もっ と と りたい が 、児 童 数 が 多 く教 師が 足 りな い」、 「重 い 自 閉 症 児 は 重 複 児 と して 認 定 して ほ し い」 な どの 条 件整 備 を指 摘 す る もの もあ った。 第3章 考察 1.自 閉症 児 の 実態 今 回 の調 査 で は、養 護 学 校 に は約2割 の 自閉 性 障 害 を もつ 子 ど も達 が在 籍 して い る とい う結 果 で あ っ た(表4)。 こ れ は、 滋賀 県 内 の精 神 薄 弱 養 護学 校5校 を対 象 に行 われ た調 査 研 究 に よ る結 果(全 体 で23,8%)と ほ ぼ 同 じで あ る(3}。 こ れ まで こ う した全 国 的 な調 査 は行 わ れ て い な い ので 、年 代 的 な変 化 を跡 づ け る こ とは で き な いo 自 閉 性 障 害 児 の 男 女 比 は 、4.2:1で あ っ た (表5)。 こ れ は 、DSM-mに 記 述 さ れ て い る 「男 子 が 女 子 の 約3倍 」 と い う性 差 よ り も大 き い が 、 カ ナ ー,L,の4:1と い う 報 告(4)とほ ぼ 同 じ結 果 で あ る 。 今 回 の 調 査 は 、 自 閉 症 児 の 実 態(数)を 明 ら か に す る こ と が 目 的 で は な く、 そ れ ぞ れ の 学 校 に お い て 「自 閉 症 」 と と ら え て い る 子 ど も に 対 す る 教 育 課 程 な ど の 特 徴 を 明 ら か に す る こ とが 目 的 で あ っ た 。 今 回 の 結 果 を 、 福 島 県 内 の 幼 稚 園 、 保 育 所 、 小 ・中 学 校 、 養 護 学 校 、 盲 ・聾 学 校 、 病 院 ・診 療 所 、 児 童 福 祉 施 設 等2,233の 施 設 の18歳 以 下 の 児 童 を対 象 に 行 わ れ た 調 査 の 結 果 、 「自 閉 症 」 と診 断 さ れ た 者 の 男 女 比9:1、 「自 閉 症 の 疑 い が あ1る も の 」 の 男 女 比3 .5:1 と比 較 す る と 、 「自 閉 症 疑 い が あ る も の 」 の 男 女 比 の 方 に 近 い ⑤。 こ れ は 、 今 回 の 調 査 対 象 が 養 護 学 校 で あ り、 比 較 的 重 度 の 発 達 遅 滞 を 伴 う 子 ど もた ちで あ る こ と と関係 して い る結 果 と も と らえ られ る。 発 達 の 状 況 を見 る と(図1,2)、 「1歳 半 か ら 2歳 前 後 の発 達 の"ふ し"、 あ る い は転 換 期 を う ま くの り きって 発 達 す る こ とが で きず 」 「言 語 発 達 障 害 が み られ」、 予 後 が 不 良で あ る と さ れ る 「遅 滞 群」㈲ の 児 童 ・生 徒 が 、 どの学 部 に も在 籍 してい るこ とが わか る。大 まか な枠 組 み に よ る調 査 で あ る が 、 こ とば を獲 得 してお らず 、 言 語発 達 障 害 が あ る と思 われ る児 童 ・生 徒 が 、 全 体 で32.4%み られ る。IQ40以 下 は教 育 の 可 能性 が な い とい う よ うな報 告 が な されて い る中 でω、 わが 国 の 養 護 学 校 は重 度 の 発 達 遅 滞 を伴 う自閉 症児 を数 多 く受 け とめ て い る実 態 が 再確 認 で きた 。学 部 別 で は 、小 学 部 で は45.8%と 半 数 を 占め 、高 等 部 で は19.9%で あ る。 高 等 部 に な る と、 こ とば を獲 得 してい ない 生徒 の割 合 も、 発 達 年 齢 で見 た場 合 も 「1歳 半 以 下」 の生 徒 の 割 合 も少 な くな って い る が 、 これ は発 達 が 促 さ れて 発 達段 階 の低 い 生徒 が少 な くな っ た わ けで は な く、 発達 的 に高 い生 徒 が 小 ・中学 校 の 特 殊 (障害 児)学 級 か ら転 入 学 して きた り、発 達 の 低 い生 徒 が養 護 学 校 に入学 で き なか っ た り した こ とか ら、 割合 と して は少 な くな って い る とい うこ と も考 え られ る。 また、 はな しこ とば を獲得 して い な い だ けで 、 予 後 が不 良な 「遅 滞 群 」 で あ る とは言 え な いが 、 発達 の遅 れの 著 しい児 童 ・生 徒 に対 す る教 育 と、 「9歳 以 上 」 の発 達 段 階 に あ り 「書 き こ とばが あ る」 児 童 ・生徒 に対 す る教 育 に は、 や は り違 い が あ るで あ ろ う。 しか し、今 回の 調査 で は、 発 達段 階 の違 い に よる教 育 の違 い につ い て は調 査 して お らず 、 「自閉 性 障 害」 に 対 す る教 育 に の み 絞 っ て調 査 を行 っ た。 今 後 は、 この発 達 の バ ラツ キ を考 慮 し、発 達 段 階 との 関 連 で教 育 の 特 性 が あ るか ど うか も明 らか に して い く必 要 が あ る だ ろ う。 そ うす る こ と に よ っ て、Janet Carrが 要 約 して い る よ う に重 度 の 精神 発 達 を伴 う 自 閉 症 児 の教 育 の可 能 性 をIQ50な い し70を 基 準 に して悲 観 的 に み る とい うこれ まで の研 究 か ら脱 して、 これ らの子 ど もた ち の教 育 の意 義 を道 徳 的 な問 題 や 人 間 と して の権 利 と して意 義 づ け る(8)だけで な く、教 育 的 お よ び発 達 的 な観 点 か ら もそ の意 義 を明 らか に して い く課題 があ