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看護教育における病院実習に関する研究の動向分析と今後の課題 (研究ノート)

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Academic year: 2021

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(1)人 間 看 護 学 研 究11:45-52(2013). 45. 研 究 ノー ト. 看 護 教 育 にお け る病 院実 習 に 関 す る 研 究 の動 向分 析 と今 後 の課 題. 千 田 美 紀 子1)、 米 田 照 美2)、 清 水 房 枝2)、 伊 丹 君 和2) 1)滋 賀 県 立 大 学 大 学 院 人 間 看 護 学 研 究 科 人 間 看 護 学 専 攻 修 士 課 程 2)滋 賀 県 立 大 学. 人 間看護 学部. 背 景 看 護 教 育 にお け る病 院 実 習 は、 学 生 が さ ま ざ まな 患 者 と直 接 触 れ 合 い、 多 くの 看 護 実 践 を経 験 す る学 び の場 とな る。 医 療 の 高 度化 ・複 雑 化 に よ り、 あ らゆ るニ ー ズ を持 っ た人 々 に対 応 して い くた め に、 看 護 職 に は これ まで 以 上 に高 い能 力 が 求 め られ 、 看 護 実 践 能 力 の 強 化 が 求 め られ て い る。 看 護 実 践 能 力 を 培 う に実 習 は極 め て 重 要 で あ るが 、 実 習 施 設 が 変 わ り学 生 が 適 応 す るの に時 間 を 要 し十 分 学 習 す る こ とが 困 難 で あ る こ と、 学 生 が 実 践 で き る技 術 が 限 られ て い る こ とな ど、 学 生 に と って 充 実 した実 習 が で き る環 境 と は言 い 難 い 。 目的. 看護 教 育 に お け る病 院 実 習 に 関 す る研 究 の 中で 、 学生 を 指導 す る立 場 で あ る 「指 導者 」 と 「教 員 」. に焦 点 を あ て 、 先 行 研 究 にっ いて 文 献 レ ビ ュ ーを 行 い 、 今 後 の 病 院 実 習 に関 す る研 究 の 方 向 性 を検 討 す る。 方 法 医学 中央 雑 誌(web版version5)で 検 索 可 能 な1982年 ∼2012年 ま で の文 献 の 中か ら、 「臨 床 実 習 」 and「 病 院 」and「 指 導 者 」and「 教 員」 の 組 み合 わ せ で 検 索 した。 年 代 別 に分 類 した 後 、 内容 別 に帰 納 的 に 分 類 ・検 討 し、 今 後 の 研 究 課 題 を 展 望 した 。 結 果1)抽 出 され た 文 献 は182件 で あ った 。 文 献 数 は、2001年 か ら徐 々 に増 加 して いた 。 2)分 析 対 象 と した107件 の 論 文 にっ い て 内容 別 に 分 類 した結 果 、(1)指 導(2)評 価(3)技 術(4)学 (5)関 わ り(6)思 い の6項 3)(1)か. び. 目 に分 類 で き、 項 目別 に内 容 検 討 を 行 った 。. ら(6)に っ い て 内 容 検 討 した 結 果 、 学 生 が よ り よい 環 境 で 病 院 実 習 を行 うた め に は、 教 員 と. 指 導 者 の 連 携 が 不 可 欠 で あ る こ とが 示 唆 され た。 しか し、 連 携 の 具 体 的 内 容 にっ い て 研 究 され て い る論 文 は検 索 で きず 、 長 期 的 視 点 か ら実 習 指 導 体 制 ガ イ ドラ イ ン を確 立 す るた め の 研 究 を 行 って い く必 要 が あ る。 結論. 教 員 と指 導 者 との 連 携 の 具 体 的 内 容 にっ いて 研 究 され て い る論 文 は検 索 で きず 、 病 院 実 習 に関 す. る今 後 の 研 究 課 題 は、 両 者 の 実 習 にお け る連 携 にっ い て 具 体 化 し、 長 期 的 視 点 か ら実 習 指 導 体 制 ガ イ ド ラ イ ンを 確 立 して い くこ とで あ る。 キ ー ワー ド. 看 護 教 育 、 病 院 実 習 、 指 導 者 、 教 員 、 文 献 レビ ュ ー. 1.緒 Studies -trends. on training in hospital and problems-. Mikiko. Senda",. Kimiwa. Itami'). 2012年9月30日 連 絡 先:千. Terumi. of nursing. Yoneda',. Fusae. education. Shimizu'',. 言. 看 護 教 育 に お け る病 院 実 習 は、 学 生 が さ まざ ま な患 者 と 直接 触 れ合 い 、 多 くの 看 護 実 践 を経 験 す る学 びの 場 と な る。 客 観 的 ・論 理 的 に説 明 で き な い この 「経 験 」 が、 人 間 関係 を基 盤 とす る看 護 で は重 要 な意 味 を 持 っ こ とが. 受 付 、2013年1月9日. 田美 紀 子. 滋 賀 県 立 大 学 人 間看 護 学 部 住 所:彦 根 市 八 坂 町2500 e-mailk-itamiQnurse.usp.ac.jp. 受理. 多 い1)。 こ の よ うな 病 院 実 習 で の経 験 は看 護 を専 門 職 と して確 立 す る上 で 意 義 は大 き い。 ま た、 学 生 の 実 習 で 得 られ る学 び や充 実 感 は大 き く、 看 護 へ の興 味 ・関 心 につ な が る と考 え る。 一 方 、 医療 の 高 度 化 ・複 雑 化 に よ り、 あ らゆ る ニ ー ズ.

(2) 千 田美紀子. 46. を持 った 人 々 が 看 護 の対 象 とな って い る。 そ の ニ ー ズ に 対 応 して い くた め、 看 護 職 は これ ま で 以 上 に高 い能 力 が 求 め られ 、 卒 業 時 に お け る看 護 実 践 能 力 の 強 化 が 求 め ら れ て い る。 臨 地 実 習 は、 そ の よ うな 看護 実 践 能 力 を培 う. Ⅲ .研 究結果 および考察 1)年. 代 別 総 数 と原 著 論 文 数 の 推 移. た め に 、 学 内 で 学 ん だ 知 識 と技 術 を 統 合 し実 践 す る重 要.   「臨 床 実 習 」 「病 院 」 「指 導 者 」 「教 員 」 に関 す る研 究 は、 原 著 論 文 の 有 無 に関 わ らず2000年 ま で殆 どみ られ て. な授 業 過 程 と いえ る。. い な い(図1)。1994年.   しか し近 年 、 看 護 系 大 学 の急 増 等 に 伴 い 実 習 施 設 の確. これ は看 護 雑 誌 に よ る 「臨 床 実 習 指 導 者 の 直面 して い る. に は7件 の 研 究 が 検 索 さ れ た が、. 保 が 困 難 で あ る こ とや 、 附 属 病 院 を 持 た な い教 育 機 関 で. 問 題 とそ の 支援 策 」 の 特 集 で あ り、 今 回 の考 察 か らは除. は領 域 に よ って 実 習 施 設 が 変 わ り学 生 が 適 応 す る の に時. 外 す る。. 間 を要 し十 分 学 習 す る こと が 困難 で あ る こ と、 患 者 の権 利 擁 護 の た め 実 習 中 に学 生 が実 践 で き る技 術 が 限 られ て い る2)こ と な ど、 学 生 に と って 充 実 した実 習 が で き る環 境 と は言 い 難 い。   ま た そ の 他 の 課 題 と して、 大 学 側 で は実 習 前 学 習 の不 確 実 さ、 教 員 の 指 導 能 力 ・教 員 数 の 不 足 な どが あ り、 病 年代. 院側 に お い て も、 患 者 構 成 の変 容 や現 場 の 多 忙 さ、 リス クマ ネ ジ メ ン ト上 の課 題 、 実 習 指 導 者 不 足 な どが 挙 げ ら. 総数 原著論 文. れ る。   実 習 の 最 終 責 任 は教 員 に あ り、 教 員 は学 生 の 行 動 と学 習 状 況 を把 握 し、教 育 的 配 慮 に焦 点 を あ て て指 導 を行 う。 これ に対 して 、実 習 指 導 者 は対 象 者 の ケ ア に責 任 を持 ち、 対 象 者 に 焦 点 を あて た立 場 で学 生 指 導 に あ た る。 病 院 実 習 に お け る指 導 体 制 を確 立 す る た め に は、 両 者 の 実 習 に お け る指 導 の あ り方 が 重 要 と考 え る。   そ こで 今 回 、 看 護 教 育 に お け る病 院 実 習 に関 す る研 究 の 中 で、 学 生 を 指導 す る立 場 で あ る 「指 導者 」 と 「教 員」. 文献数 図1 . 「臨 床 実 習 」and「.    . 「教 員 」 の 文 献 件 数 の 推 移(n=182). 病 院 」and「. 指 導 者 」and. に焦 点 を あ て 、 先 行 研 究 の文 献 レ ビ ュー を 行 い、 今 後 の.   1985年 に み られ た 原 著 論 文 で は、 指 導 者 と教 員 との 役. 病 院 実 習 に関 す る研 究 の方 向性 を検 討 す る。. 割 に っ い て 研 究 が行 わ れ て い た3)が 、 それ 以 降2000年 ま で の研 究 で は 、 学 校 側 や 指 導 者 に よ る指 導 の評 価 や 振 り. Ⅱ .研 1)研. 返 りが 殆 ど で あ り4)、 学 生 を対 象 と した 研 究5)は み られ て い な い。. 究方 法.   2001年 か ら病 院 実 習 に関 す る研 究 総 数 、 原 著 論 文 数 と. 究対象.   医 学 中 央 雑 誌(web版version  年 ∼2012年 院 」and「. 5)で. 検 索 可 能 な1982. 指 導 者 」and「. もに増 加 が み られ て い る。 特 に、 学 生 と指 導 者 な ど2者. 病. 以 上 を 対 象 とす る研 究6)や 、 実 習 の 教 育 内 容 を評 価 ・検. 教 員 」 の 組 み 合 わ せ で検 索 を. 討 す る研 究7)な ど が 多 くみ られ て い た 。 学 生 へ の 指 導 効. ま で の 文 献 の 中 か ら 、 「臨 床 実 習 」and「. 行 った 。. 果 を 検 討 す る研 究 も増 加 して お り、 この 要 因 と して は、 1992年 か ら施 行 され た 「ゆ と り教 育 」 の影 響 と も考 え ら. 2)分. 析方法.   抽 出 さ れ た182件 の 文 献 を 、 発 行 年 、 論 文 の種 類 に よ り分 類 した 。 そ の う ち、 論 文 種 類 を 「原 著 」、 分 類 を 「看 護 」 に限 定 した107件 の文 献 に つ い て 、 シ ソ ー ラ ス や テ ー マ 、 目的 か ら内 容 別 に帰 納 的 に分 類 ・検 討 し、 病 院 実 習 に 関 す る研 究 内 容 か らみ え る今 後 の 研 究 課 題 を展 望 した。. れ る。 増 加 して い る学 生 の 多 様 化 に対 応 す るた め に、 指 導 者 と教 員 が共 に学 生 へ の 関 わ りを考 え、 学 生 個 々 に対 応 す る必 要 性 が 高 ま って い る と考 え る。 ま た、 病 院 実 習 の教 育 内容 に つ い て 評 価 ・検 討 す る研 究 もみ られ て い る が 、1997年 に施 行 され た カ リキ ュ ラム改 正 に よ り、 実 践 の科 学 と して 看 護 学 を 確 立 して い くた め の実 習 の あ り方 を検 討 して い く必 要 性 が 高 ま って い る こ とが背 景 に あ る と考 え られ る。   ま た 、 今 回 検 索 した 文 献 総 数182件 中 に 占め る原 著 論 文 の 割 合 は107件(59%)と. な っ て お り、 半 数 近 く は会. 議 録 や解 説 、 報 告 で あ る こ とが 確 認 さ れ た。 病 院 実 習 に.

(3) 看護教育 における病 院実習 に関す る研究 の動 向分析 と今後 の課題. 47. お け る評 価 はな され て い る が、 教 員 側 と指 導 者 側 の2者. 学 生 に対 す る効 果 的 な 実 習 指 導 の あ り方 や体 制 につ いて. 間 の み で 内 容 を 共 有 す る の み に留 ま り、 研 究 と して 新 た な知 見 や 理 論 を 示 す 論 文 に仕 上 げ る とい う と こ ろ に まで. 両 者 の立 場 か ら検 討 して い く必 要 が あ る と考 え る。. 至 らな か った の で は な い か と考 え られ る。. 受 講 者 の意 識 に っ いて 調 査 して お り、 受 講 後 は指 導 者 と して の 自覚 が 高 ま りそ れ が 行 動 レベ ル に変 化 を 与 え た と. 2)内. 述 べ て い る。 森 ら(2005)11)の研 究 で は 、 教 育 側 と臨 地 側 の合 同 に よ る臨 床 指 導 者 研 修 会 の意 義 を検 討 し、 研 修 後. 容 別 に分 類 した研 究 の動 向.   今 回 分 析 対 象 と した 看 護 の 原 著 論 文107件 につ い て 、 シ ソー ラスや テ ーマ、 目的 か ら、 内容 別 に分 類 した結 果 、 6項 目 に分 類 で き た(表1)。. 以 下 に、 そ の 内容 別 に分.   一 方 、 芦 刈 ら(2004)1°)の 研 究 で は、 実 習 指 導 者 コ ー ス. に指 導 者 は学 生 指 導 に対 す る意 識 が前 向 きな姿 勢 へ と変 化 した こ と、 教 員 ・指 導 者 両 者 の共 通 指 導 方 針 と して 学. 類 した 研 究 の 動 向 につ い て示 す。. 生 と と も に成 長 す る とい う こ と が 見 出 さ れ た 。 松 木 ら. 表1  研 究 の 内容 と年 代 別 文 献 数(n=107). 参 加 者 は 「学 生 へ の 関 わ り方 」 「自 己啓 発 」 「連 携 意 識 と. (2006)12)は、 教 員 ・臨 地 実 習 指 導 者 合 同 学 習 会 に お い て、. 年代. 指導. 評価. 技術. 学び. 関わ り. 思い. 学生. 指導者 教 員 その他. 連 帯 感 」 「望 ま しい指 導 者 像 」 「実 習 指 導 力 の 向 上 へ の 意 欲 」 とい う学 び が あ り、 参 加 者 の そ の後 の行 動 変 容 につ な が った と述 べ て い る。 石 垣 ら(2006)13)は、 指 導 者 を 対 象 と した教 員 側 と指 導 者 側 の連 携 の も とに実 施 した研 修 会 は、 実 習 指 導 にお け る学 生 の理 解 と関心 を 高 め る こ と が で き た と述 べ て い る。 こ の よ うに、 教 員 と指 導 者 が 合 同 で 研 修 会 を す る こ と に よ り、 実 習 目的 ・目標 の 共 有 、 両 者 の理 解 、 学 生 の 理 解 にっ なが り、 連 携 意 識 と連 帯 感 が 高 ま る と と も に実 習 指 導 へ の意 欲 向上 に もっ な が る と 考 え られ る。   2012年 に 松 谷 ら14)は 、1年. 目 の看 護 師 を 対 象 と した新. 人 看 護 師 が必 要 と して い る実 践 能 力 に つ い て調 査 を 行 っ て い る。 そ の 結 果 、 看 護 実 践 能 力 を 強 化 す る た め に は、 学 生 の主 体 的 な 学 習 を 促 進 す る教 材 の 開発 、 臨 地 状 況 に (1)指. 導.   指 導 に関 す る研 究 は25件 み られ 、 「思 い 」 に 関 す る研. 近 い工 夫 を 凝 ら した 演 習 、 コ ンテ ク ス トを学 ぶ 臨 地 実 習 の積 み 重 ね が 必 要 で あ る こ と が示 され た。 同年 中 山 ら15) に よ り、 看護 基 礎 教育 か ら新 人 研 修 お よ び継 続 教 育 に よ っ. 究 に 次 いで 多 い 文 献 数 で あ った 。2007年 の榎 元 ら8)の研. て育 成 で き る実践 能 力 につ いて 内容 検 討 が行 わ れ て い る。. 究 で は、 指 導 者 が 学 内 の模 擬 患 者 演 習 に 参 加 した感 想 の. 超 高 齢 社 会 の な か 、 益 々 看 護 師 の実 践 能 力 向上 が 求 め ら. 分 析 結 果 と して 、 学 生 を知 る、 後 輩 育 成 と して の 役 割 の. れ る現 在 、 看護 基 礎 教 育 か ら、 新 人 教 育 、 継 続 教 育 と い. 自覚 、 指 導 方 法 の 再 考 と改 善 へ の意 欲 、 技 術 習 得 の プ ロ セ ス を 知 る、 看 護 と は何 か を考 え る とい う カ テ ゴ リーが. う長 期 的 な視 点 で 、 看 護 実 践 能 力 を育 成 す るガ イ ドラ イ ンの確 立 は不 可 欠 で あ る。. 抽 出 され て い る。 学 内演 習 は、 講 義 よ り実 践 に近 く、 知.   ま た、 実 習 の 最 終 責 任 は教 員 に あ り、 教 員 は学 生 の 行. 識 の統 合 や 技 術 の習 得 す る た め に重 要 な授 業 過 程 で あ る。. 動 と学 習 状 況 を 把 握 し、 教 育 的 配 慮 に焦 点 を あ て て 指 導. そ の学 内 演 習 に指 導 者 が 参 加 す る こ と は、 学 生 を 知 る機. を行 う。 これ に 対 して 、 実 習 指 導 者 は対 象 者 の ケ ア に責. 会 とな り、 学 生 の レデ ィネ ス を共 有 す る上 で 効 果 的 と考. 任 を持 ち、 対 象 者 に焦 点 を あて た立 場 で学 生 指 導 に あ た. え られ る。. る。 病 院実 習 に お け る指 導 体 制 を確 立 す るた め に は、 両.   ま た 、 古 谷 ら(2011)9)は 、 学 生 の 主 体 性 を育 成 す る た め の 直 接 的 な 指 導 は、 質 問 攻 め に しな い 、 褒 め る、 あ り. 者 の 実習 にお け る指 導 の あ り方 が重 要 と考 え る。 した が っ て、 教 員 と指 導 者 の 連 携 、 環 境 条 件 の整 備 は極 め て 重 要. が と う と伝 え る ことで あ り、 間接 的 な指 導 は学 生 の レデ ィ. な課 題 とい え る。. ネ ス の 把 握 、 指 導 者 の 中 で レデ ィネ ス を 共 有 す る な ど の 方 法 で あ った と述 べ て い る。 今 後 、 学 生 の 主 体 性 を可 視 化 し、 情 報 共 有 に よ り教 員 ・指 導 者 が 連 携 す る こ と の重 要 性 が 示 唆 され て い る。 教 員 は学 生 の 実 習 目標 達 成 に責 任 を 持 ち 、 指 導 者 は患 者 の安 全 に責 任 を 持 っ と い う立 場 の 違 いか ら、 両 者 の 実 習 指 導 に お け る役 割 は 異 な る が 、. (2)評. 価.   評 価 に 関 す る研 究 は16件 み られ た。16件 の う ち、8件 は実 習 目標 に対 す る評 価 の研 究 で あ り、 残 り8件 は指 導 者 や教 員 の 指 導 に対 す る評 価 で あ った。   実 習 目標 に対 す る評 価 の研 究 で は、 学 生 自身 の 自 己評.

(4) 千 田美紀子. 48. 価 を 分 析 した もの16,17)、 学 生 の 自 己評 価 と指 導 者 ・教 員 に よ る評 価 を総 合 して 分 析 した もの18)がみ られ た 。 学 生. (4)学. び. と指 導 者 の 評 価 は ほ ぼ一 致 す る が、 有 意 差 が 出 る項 目 も.   学 び に 関 す る 研 究 は6件. あ る こ とが 認 め られ て お り、 評 価 方 法 の 見 直 しが 必 要 で あ る こ と、 指 導 内 容 を指 導 者 間、 指 導者 ・教 員 間 で 統 一. は 指 導 者 へ の 介 入 を 行 っ て い る。 「共 に 学 ぶ 」 こ と の 意 義 や そ の方 法 を 説 明 す る介 入 を行 った結 果、 学 生 が 困 っ. す る こ との 必 要 性 が 示 唆 さ れ て い る。. て い る こ と を 確 認 しな が ら そ の 方 向 性 を 示 そ う と す る こ. で あ っ た 。2003年. に 安 藤 ら6).   ま た 、 指 導 内容 に っ いて 飯 室 ら 19)は 、 実 習 初 年 度 と2. と は、 学 生 に安 心 感 与 え 、 主 体 性 が発 揮 で きた と述 べ て. 年 目を 比 較 検 討 し、 初 年 度 の結 果 を も と に、2年. 目 に指. い る 。 表 ら(2005)26)の 研 究 で は 、 カ ン フ ァ レ ン ス は 経 験. 導 者 と教 員 が 連 携 を図 りな が ら実 施 した 結 果 、 評 価 の十. で き な か っ た こ と に つ い て も学 び が 深 め ら れ る た め 、 そ. 数 項 目で 有 意 な 上 昇 が み られ た と述 べ て い る。 学 生 側 の. の よ うな場 の 提 供 が で き る よ うな指 導 者 の役 割 が 必 要 で. み で な く指 導 す る側 も含 め、 両 者 の視 点 か ら実 習 や 指 導. あ る こ と を 述 べ て い る 。 ま た 、2007年. を評 価 す る こ と に よ り、 評 価 の認 識 や 思 い ・考 え の違 い の有 無 を 明 らか にす る と と もに、 今 後 の 病 院 実 習 に お け. は 、 レ ポ ー トに よ る 学 び の 分 析 を 行 い 、 学 生 は 教 員 と 指 導 者 の サ ポ ー トに よ って 不 安 や困 難 さ が軽 減 され 、 課 題. る指 導 に 対 す る評 価 につ い て検 討 して い く必 要 が あ る と. と し て い る レ ポ ー トを 通 して 経 験 の 意 味 づ け を 行 い 、 学. 川 上 ら27)の研 究 で. び が 深 化 し て い る こ と を 明 らか に し て い る。 ま た 、2008. 考 え る。. 年 奥 田 ら28)も、 学 生 の レ ポ ー ト分 析 か ら、 学 生 が 学 ん だ. (3)技. こ とを指 導 者 や 教 員 が 意 味 づ け る こ とが課 題 で あ る と述. 術.   技 術 に関 す る研 究 と分 類 で き た もの は、10件 で あ っ た。 グ レ ッグ ら(2005)2°)は 、 臨 地 実 習 に お け る学 生 の 看 護 技. べ て い るQ. 術 の 習 得 状 況 に対 す る指 導 者 お よ び教 員 の 評 価 か ら、 卒. レ ポ ー トな ど を 活 用 して い く こ と が 重 要 で あ る が 、 教 員. 業 時 ま で に習 得 す べ き技 術 内容 を整 理 す る研 究 を 行 って い る。2007年 に和 田 ら21)は、 看 護 学 校 に お け る技 術 の 教. と指 導 者 の 関 わ り に よ って 実 習 で の経 験 を意 味 づ けて い. 育 実 施 状 況 に は ば らっ きが み られ、 卒 業 時 到 達 状 況 は指. は 、 教 員 と指 導 者 が 学 生 へ の 関 わ り方 を 共 に考 え 、 実 習. 導 者 側 が 「単 独 で で き る」 技 術 に対 す る期 待 度 が 高 か っ た と して い る。 これ は、 文 部 科 学 省 で 開 か れ た 「看 護 教. 指 導 力 を 向 上 さ せ て い く こ と が 必 要 で あ る。. 育 の 在 り方 に関 す る検 討 会 」(2002)に. お いて 看 護 技 術.   学 生 が学 び を 深 め て い くた め に は、 カ ン フ ァ レ ンスや. く こ と で 、 よ り 学 び が 深 ま る と考 え ら れ る。 そ の た め に. (5)関. わり. 学 習項 目が 明 記 され 、 技 術 修 得 を重 視 した 教 育 に な って い る こ とが 関 係 して い る と考 え られ る。 しか し、 高 度 化.   関 わ りに 関 す る研 究 は4件 で あ った。 こ こで の 関 わ り は、 教 員 や指 導 者 の 学 生 に対 す る接 し方 ・指 導 に焦 点 を. す る医 療 技 術 の なか で の病 院 実 習 に お い て 、 患 者 の権 利. あ て て い る。2004年 に宮 長 ら  29)は、 学 生 が 看 護 観 を 育 む こ とが で きた 事 例 を 振 り返 り、 指 導 者 ・教 員 は学 生 の っ. 擁 護 の 考 え の も と に看 護 学 生 が実 践 で き る技 術 は限 られ て い る。 特 に、 身 体 に侵 襲 の あ る看 護 技 術 は実 習 で は ほ ぼ実 施 で きな い た め、 病 院 実 習 で学 べ る技 術 と学 内 で 習. まづ き や不 安 に 早 期 に気 づ き、 ア ドバ イ ス を して い くこ と が重 要 で あ る こ とや 、 適 切 な時 期 で の助 言 、 両 者 の 協. 得 す る技 術 、 継 続 教 育 に お い て培 う技 術 や 実 践 能 力 につ い て検 討 して い く必 要 が あ る。. 力 は学 生 の実 習 で の 達 成 感 に よ い影 響 を与 え、 学 生 の 倫.   一 方 、 病 院 実 習 前 に学 内 で行 う技 術 チ ェ ックや 技 術 演. 鈴 木 ら(2005)  30)の研 究 で は、 指 導 者 は 学 生 の こ とを 考 え. 習 に 指 導 者 が 参 加 す る こと に よ り、 学 生 側 は学 習 へ の動. た言 動 に努 め て い た が 、 優 先 順 位 に よ り業 務 優 先 の 言 動. 理 的 感 性 を 育 て て い く上 で 重 要 で あ る こ とを示 して い る。. 機 づ け、 指 導 者 側 は学 生 の レデ ィネ ス を 理 解 す る場 と な. もあ る こ とが 認 め られ た。2012年 は、 学 生 の 病 院 実 習 に. り、 実 習 にお け る指 導 方 法 を検 討 す る機 会 にな る と い わ. お け る経 験 を 成 功 体 験 にっ な げ る た め の指 導者 の 関 わ り. れ て い る22,23,24)。 しか し、 金 子 ら25)は学 内 で 行 わ れ る学. に つ い て研 究 が 行 わ れ て い る。 ケ ア実 施 中 の 関 わ り と し. 生 の技 術 演 習 にお け る指 導 者 と教 員 の評 価 の 違 い を比 較. て指 導 者 が モ デ ル にな る、 学 生 主 体 、 安 全 の保 証 、 患 者. 検 討 して お り、 指 導 者 は、 実 習 に対 応 で き る技 術 と い う. と学 生 の雰 囲 気 づ くり、 個 別 性 を理 解 して ほ しい思 いが. 視 点 で 、 教 員 は基 礎 的 知 識 ・技 術 ・思 考 の 習 得 度 と い う. 抽 出 さ れ た  31)。. 視 点 で 評 価 して い る こ とが 明 らか とな った 。 指 導 者 が 学.   以 上 の よ うに 、 教 員 と指 導 者 の関 わ りで は、 学 生 の 実. 内 演 習 に参 加 す る こ と は、 両 者 に と って 利 点 が あ る が 、. 習 に お け る達 成 感 や 看 護 観 の育 成 に影 響 す る こ とが 示 唆 さ れ て い る。 学 生 の 個 別 性 に配 慮 し、 学 生 主 体 の 実 習 が. 看 護 技 術 の 評 価 につ い て は指 導 者 ・教 員 が 共 に独 自 の視 点 で行 って い る と考 え られ る。 両 者 が 同 じ視 点 か ら評 価 が で き る よ う に協 議 し合 い、 同 じ 目標 に 向 か って 実 習 指 導 で き る よ う調 整 して い く こ とが 必 要 で あ る と考 え る。. で き る よ う教 員 と指 導 者 が 共 に関 わ って い く こ とが 重 要 と考 え る。.

(5) 看護教育 における病 院実習 に関す る研究 の動 向分析 と今後 の課題. (6)思. い.   思 い に 関 す る研 究 は、42件 で あ り最 も多 い 内 容 で あ っ た。 そ の う ち、 学 生 に関 す る もの が12件 、 指 導 者 に関 す. 49. 指 導 者 自身 に 関 す る こ と は、 指 導 者 と して 自信 が な い、 学 生 に合 わ せ た指 導 方 法 に困 難 を感 じて い る な どで あ り、. る もの が27件 、 教 員 に関 す る もの が3件 で あ った 。. 教 員 との 関係 で は、 連 携 が 不 足 して い る こ とが 挙 げ られ て い る。2012年 原 田 ら39)の研 究 で は、 指 導 者 の と ま ど い. ① 学 生 の 思 い に関 す る研 究. と して、 看 護 を 育 み 指 導 す る こ との難 し さ、 学 生 を 育 成.   2001年 石 田 ら32)によ り、 学 生 の 実 習 前 後 の不 安 ・緊 張 の意 識 調 査 が 行 わ れ て い る。 そ の 後2003年 に は、 痴 呆 患. す る実 習 環 境 の 整 備 不 足 、 今 時 の大 学 生 の気 質 が 抽 出 さ. 者 の 看 護 にお け る困 難 感 を分 析 し、 そ れ を 軽 減 す る た め. 必 要 が あ り、 臨 地 と大 学 が 相 互 交 流 を行 う こ とで 、 指 導. に は 自己 を 振 り返 り、 患 者 を あ るが ま ま に受 け入 れ る こ とが 重 要 で あ り、 実 習 で の 困 難 感 を軽 減 す るた め に は 、. 者 と教 員 ・学 生 が 互 いを 理 解 し、 教 育 効 果 を 高 め る こ と に っ な が る こ と が示 唆 され て い る。 同 年 山根 ら4°)は 、指. 教 員 と指 導 者 の役 割 は非 常 に大 き い と述 べ て い る33)。ま た 、 嶋 田 ら(2007)34)の研 究 で は、 認 知 症 特 有 の 症 状 に学. 導 者 の学 生 の 実 習 に対 す る姿 勢 へ の不 満 と危 惧 、 教 育 側 の教 育 方 針 ・指 導 体 制 へ の 不 満 、 ス タ ッ フ間 の 意 識 の 差. 生 は 困 難 感 を 感 じて お り、 指 導 者 と教 員 が 学 生 と共 に振. が あ る状 況 が 「多 忙 な 業 務 の 中 で の学 生 指 導 の 負 担 感 」. り返 りを 行 い、 認 知 症 高 齢 者 の行 動 を意 味 づ けで き る よ うな教 育 的 関 わ りが 効 果 的 で あ った こ とが 示 唆 され て い. と結 び っ き、 満 足 の い く指 導 が で きな い不 全 感 に な って い る 。 そ の結 果 、 「指 導 者 と ス タ ッ フ の連 携 の 必 要 性 」. る。 核 家 族 が 増 加 して い る な か、 学 生 は普 段 の 生 活 で 高. 「教 員 との 連 携 の 必 要 性 」 を感 じて お り、 そ れ が 課 題 と. れ て い る。 指 導 者 が 教 員 と連 携 が とれ るよ う に支 援 す る. 齢 者 と関 わ る こ とが 少 な い とい う背 景 の 中 で 、 実 習 で 初. な って い る と述 べ て い る。2004年 に 佐 藤 ら41)は 、教 員 と. め て接 す る認 知 症 患 者 の症 状 に ど う対 応 す べ きか 困 難 に. 指 導 者 が連 携 して い くた め に は、 教 員 は積 極 的 に実 習 指. 感 じ る こ と も多 い。 しか し、 入 院患 者 は年 々 高 齢 化 して. 導 に参 加 し教 育 観 や 学 習 者 観 を話 し合 い共 有 して い くこ と、 指 導 者 の 自己 評 価 を 高 め られ るよ うサ ポ ー トし課 題. お り、 その 対象 を理 解 した上 で 看 護 して い く必 要 が あ る。 実 習 中 に 学 生 が 困 って い る 時 に、 教 員 と指 導 者 は学 生 と. を共 に考 え る こ とが 必 要 で あ る こ とが示 され て い る。. 共 に 振 り返 り意 味 づ け を行 って い く こ と に よ って 、 学 生 の理 解 が 深 ま る と考 え られ、 両 者 の役 割 は きわ め て 重 要.   以 上 の よ うに 、 指 導 者 を実 習 指 導 専 任 と して お け な い. とい え る。. 容 の把 握 が 困 難 で あ る こ と な どが 指 導 者 自身 の 負 担 と な.   2007年 矢 野 ら35)は 、 実 習 に お け る新 しい経 験 や 気 づ き か らの 学 び が 達 成 感 ・満 足 感 に繋 が って い る と述 べ て い. り、 困難 を感 じな が ら指 導 を行 って い る現 状 が 推 測 で き た。 そ の背 景 に は教 員 と の連 携 不 足 が 挙 げ られ て お り、. る。 竹 内 ら(2010)36)は、 実 習 満 足 感 と 自 己効 力 感 との 関 連 性 を 分 析 して お り、 満 足 感 の高 い学 生 は 自己 効 力 感 も. 今 後 の課 題 と して 指 導 者 の サ ポ ー ト体 制 を確 立 し、 互 い の指 導 観 や教 育 観 を 話 し合 え る よ う連 携 して い く必 要 性. 高 い こ と が 明 らか とな っ た。 ま た、 「指 導 者 と教 員 と の. が あ る と考 え られ る。. 連 携 が 上 手 くとれ 双 方 の意 見 の食 い 違 い が な か っ た」 の.   2005年 金 子 ら42)は 、 日常 業 務 と指 導 者 業 務 との兼 務 で. 項 目 と 自己 効 力 感 は強 い相 関 関係 が み られ た と述 べ て い. 負 担 度 が高 い 指 導 者 は指 導 に対 す る関心 度 が低 く、 指 導 に対 す る学 生 の 変 化 にや りが い を感 じて い る指 導 者 は関. る。 実 習 満 足 度 を上 げ る た め に は、 自己 効 力 感 が 効 果 的 に 働 くよ う学 生 と教 員 ・指 導 者 と の 関 係 が 重 要 で あ る。 ② 指 導 者 の 思 い に関 す る研 究   指 導 者 の 思 い に関 す る研 究 は、 指 導上 の 困 難 な こと に. 臨 地 の多 忙 さ 、 各 教 育 側 の 教 育 方 針 の違 い に よ り実 習 内. 心 度 に 加 え て 自信 度 も高 い こ とを 明 らか に した。 ま た、 井 上 ら(2011)43)は、 指 導 者 が 指 導 上 大 切 に して い る こ と に つ い て調 査 して お り、 学 生 が 主 体 的 に学 ぶ よ う支 援 す. 焦 点 を 置 き、 そ れ を 分 析 して い る研 究 が 多 くみ られ た。. る、 学 生 を否 定 せ ず 意 欲 を引 き 出す よ う関 わ る、 学 生 が. 江 原 ら(2006)37)の研 究 で は、 指 導 者 に は教 育 側 か らの 役. 看 護 や看 護 師 に 誇 りや 自信 を もて る よ う関 わ るな どの カ. 割 へ の期 待 や そ れ を果 た そ うとす る重圧 ・責 任 感 が あ り、. テ ゴ リー が抽 出 され た 。 指 導 上 課 題 と感 じて い る こ と に っ い て は十 分 な 指 導 が 行 え る よ うな体 制 の整 備 、 病 棟 全. 教 育 側 の 指 導 方 針 の把 握 が 不 十 分 な こ とを 自分 の 未 熟 さ と捉 え 問 題 提 起 しに くか った可 能 性 が 高 い こ とを 示 して い る。 そ の結 果 と して、 指 導者 の意 見交 換 の 場 で は、各 々 の悩 み や 葛 藤 が 表 現 で きず 、 自分 自身 の 内 に抱 え 込 ん で い た こ とが 述 べ られ て い た。 石 崎 ら(2008)38)は、 指 導 者 が抱 え て い る指 導 上 困 って い る こ と とそ の 要 因 を 検 討 し て い る。 そ の 結 果 、 指 導 者 が実 習 に お い て 困 って い る こ とは 指 導 体 制 に関 す る こと が最 も多 く、 専 任 で な い た め 指 導 が 不 十 分 、 ス タ ッフ の協 力 が得 られ な い、 計 画 や レ ポ ー トを見 る時 間 が不 足 して い る こ とが挙 げ られて い た。. 体 で の教 育 の 質 の 確 保 、 学 生 の実 習 へ の準 備 性 に関 す る 教 員 ・教 育 機 関 との検 討 な どが 抽 出 され た と述 べ て い る。 ま た、 箕 輪(2009)na)の研 究 で は、 病 院 実 習 を受 け入 れ る 指 導 者 の 「知 りた い」 情 報 ニ ー ズ を調 査 して い る。30∼ 40歳 代 の指 導 者 は、 若 者 へ の接 し方 と 自分 た ちが 学 ん だ 頃 とは変 化 した 現 在 の 看 護 学 教 育 に っ い て の情 報 ニ ー ズ を持 って お り、 専 門 学 校 と大 学 を受 け 入 れ る指 導 者 は、 専 門学 校 と大 学 を 比 較 した学 生 と教 育 の特 徴 にっ いて の 情 報 ニ ー ズ を 持 って い た。 それ ぞ れ の情 報 ニ ー ズが 異 な.

(6) 千 田美紀子. 50. るた め 、 個 々 の 指 導 者 の ニ ー ズ を踏 ま え た 連 携 が 必 要 で あ る。. 両 者 の実 習 に お け る連 携 にっ い て具 体 化 し、 長 期 的 視 点 か ら実 習 指 導 体 制 ガ イ ドラ イ ンを確 立 す るた め の 研 究 を. ③ 教 員 の 思 い に関 す る研 究. 行 って い く必 要 が あ る と考 え られ る。.   山 田 ら(2010)45)は、 看 護 教 員 が期 待 す る臨 地 実 習 指 導 者 の役 割 を 明 らか にす る こ とを 目的 に フ ォ ー カ ス グ ル ー プ イ ン タ ビ ュ ー を行 っ て い る。 「実 習 指 導 準 備 」 「実 習 環 境 の 整 備 」 「学 生 の学 習 意 欲 へ の 支 援 」 「病 棟 ス タ ッフ と の 連 携 」 「教 員 と の連 携 」 が カ テ ゴ リー と して抽 出 され. lv.考 1)病. 察 院実 習 に 関 す る研 究 の 中 で、 「指 導 者 」 と 「教 員 」.  に焦 点 を あ て た 研 究 は2001年 よ り増 加 傾 向 に あ る。. て お り、 教 育 側 と臨 地 側 と が連 携 して 指 導 を して い く必. 2)分. 要 性 が示 唆 され て い る。2011年 に は、新 人 看護 教 員 の 困 っ て い る こ との 実 態 が 調 査 さ れ、 実 習 で は指 導 に対 す る不.  に、 内容 別 に 分 類 した と ころ、 指 導 、 評 価 、 技 術 、 学. 析 対 象 と した 研 究 を シソ ー ラス や テ ーマ 等 を 参 考. 安 や、 指 導 者 と教 員 と の連 携 に 困難 を 感 じて い る ことが. 3)指. び、 関 わ り、 思 い の6項. 目 に分 類 で きた。. 導 者 と教 員 の 実 習 指 導 にお け る役 割 は異 な る が、. 明 らか と な って い る46)。2012年井 ノ上 ら47)によ り、 実 習. 学 生 に と って 効 果 的 な病 院 実 習 が で き るよ う に両 者 が. 調 整 者 の 役 割 につ いて 検 討 さ れ て い る。 教 員 は、 指 導 者. 連 携 して い く必 要 性 が あ る。 しか し、 現 在 の 連 携 で は. との連 携 が 不 十 分 で あ る と考 え て い る。 しか し、 先 行 研. 連 携 不 足 で あ る と結 論 づ けて い る研 究 が多 くみ られ た。. 究 で はそ の 必 要 性 は示 唆 さ れ て い る もの の 、 具 体 的 に ど の よ うに 連 携 して い く こと が望 ま しい の か と い う連 携 の. 4)教. 員 と指 導 者 との 連 携 の具 体 的 内容 に っ い て 研 究 さ. 具 体 的 内 容 を 研 究 して い る論 文 は検 索 で きな か っ た。.  に っ い て具 体 化 し、 長 期 的 視 点 か ら実 習 指 導 体 制 ガ イ. れ て い る論 文 は検 索 で きず 、 両 者 の実 習 にお け る連 携   ドライ ンを 確 立 して い くこ とが 今後 の研 究 課 題 で あ る。. 3)病. 院 実 習 に関 す る研 究 の動 向分 析 か らみ た 今 後 の 研.   究課 題 の 展 望   臨地 で は、 病 棟 業 務 と兼 任 で は な く実 習 指 導 専 任 の指. 文. 献. 導 者 を 置 くこ とが 望 ま しい とい わ れ て い るが 、 業 務 の関. 1)藤. 係 上 そ れ が 困 難 な と こ ろ も多 い。 ま た 、 教 員 も学 内 で の.    医学 書 院,87,2004. 2)文 部 科 学 省   大 学 にお け る看 護 系 人 材 養 成 の 在 り方. 講 義 な ど に よ って 積 極 的 に実 習 参 加 す る こ とが 困 難 で あ る こ とが 現 状 で の 課 題 で あ る。 学 生 が 看 護 実 践 能 力 を培. 岡 完 治,尾 宜 譜 美 子:看 護 教 員 と臨 地 実 習 指 導者,.    に 関 す る検 討 会:大 学 に お け る看 護 系人 材 養 成 の 在. い、 学 内 で 学 ん だ知 識 と技 術 を 統 合 し実 践 す る た め に は、.     り方 に関 す る検 討 会    第 一 次 報 告(平. 実 習環 境 を 調 整 して い く こ とや、 指 導 体 制 を 確 立 して い.    18日). 成21年8月. く こ と、 個 々 の 学 生 に応 じた指 導 を 行 う必 要 性 が あ る と. 3)北. 考 え られ る。 今 回 検 索 した研 究 の 多 くは、 学 生 の 主 体 性.   者 の役 割,看 護 教 育 の 研 究,3,27-35,1985. 4)桐 淵 リッ子:新 カ リキ ュ ラ ム下 の 臨 床 実 習 臨 床 実. を尊 重 した 指 導 を行 え る よ う指 導 者 と教 員 の 連 携 が 必 要 で あ る こ とが 示 唆 され て お り、 実 習 前 後 に合 同 指 導 者 研. 川 志 の ぶ:臨 床 実 習 に お け る専 任 教 員 と臨 床 指 導.  . 習 展 開 上 の 諸 問 題 と対 応 学 校 側 ・臨床 側 の連 携 と. 修 会 を 行 う、 指 導 者 が 学 内演 習 に参 加 す るな どが 連 携 の 一 貫 と して 行 わ れ て い る。 研 修 会 や学 内演 習 の参 加 者 は、.  . 実 習 指 導 要 綱 づ く り 教 員 と臨 床 実 習 指 導者 の連 携 ・.  . 協 力 体 制 臨 床 実 習 指 導 者 側 か ら,看. 学 生 の 理 解 や 指 導 へ の 自信 に っ な が った と肯 定 的 な意 見.    (2),  142-145, 1992.. 護 展 望,17. が 多 い が 、 今 回 検 索 で き た多 くの研 究 で は、 指 導 者 ・教. 5)石. 員 と もに 現 在 の 連 携 で は連 携 不 足 で あ る と結 論 づ けて い.  . る もの が 多 くみ られ た。 連 携 の具 体 的 内 容 にっ いて 研 究.    ア ンケ ー トを とお して 意 識 の変 化 を み る,旭 中 央 病. さ れ て い る論 文 は検 索 で き な か った。 研 究 の 結 果 と して.    院 医報,23(1),1-13,2001. 6)安 藤 高 子,森 千 鶴:臨 地 実 習 に お い て学 生 とr共 に. 教 員 と指 導 者 の 連 携 が 不 可 欠 で あ る こ とが 見 出 され 、 そ の具 体 策 につ いて は今 後 の課 題 で あ る とい う こ とが 示 さ れ た の み で あ る。 ま た、 教 員 と指 導 者 の 「知 り た い」 情 報 ニ ー ズ の 違 い に よ り、 連 携 の 内容 は異 な る と いわ れ て お り、 個 々 の 指 導 者 の ニ ー ズ を踏 ま え た 連 携 の 方 法 と 内 容 を両 者 が 共 に後 輩 を育 成 す る とい う長 期 的 な 視 点 か ら 検 討 して い く必 要 が あ る。   以 上 か ら、 今 後 教 育 側 と 臨地 側 が どの よ う に連 携 して い け ば看 護 学 生 が よ りよ い環 境 で 病 院実 習 が で き る のか 、.  . 田清 美,久 保 木 三 喜 子,河 合 節 子,他:基. 礎看護. 学II期 実 習 前,実 習 後 の 不 安 ・緊 張 へ の意 識 調 査. 学 ぶ』 こ とを 再 確 認 した臨 地 実 習 指 導 者 の 変 化,日.   本 看 護 学 会 論 文 集   看 護 教 育,34,177-179,2003. 7)清 水 妙 子,河 原 田 榮 子:周 手 術 期 看 護 実 習 にお け る  . 看 護 診 断 を 取 り入 れ た看 護 過 程 の評 価,看.   実 習 指 導 者,1(5),116-123,2005. 8)榎 元 康 世,富 岡 由 美,三 田村 友 美,他:臨. 護教員 と 床指導者.    が学 内技 術 演習 に参加 す る こ との意 味   ユ ニ フ ィケ ー     シ ョン活 動 を とお して,日 本 看 護 学 会 論 文集   看 護.

(7) 看護教育 における病 院実習 に関す る研究 の動 向分析 と今後 の課題.     携 に お け る実 習 指 導 に対 す る取 組 み  実 習 指 導 者 と.     教 育,37,191-193,2007. 9)古. 谷 剛,石. 51. 光 芙 美 子,小. 澤 麻 美,他:臨. 床実習指導.     連 携 した 成 人 看 護 学 実 習 直 前 の技 術 チ ェ ッ ク に対 す.     者 が 捉 え る 「学 生 の 主 体 性 」 に 関 す る 基 礎 的 研 究,.     る 学 生 か らの 評 価,人.     目 白 大 学 健 康 科 学 研 究,4,77-82,2011..     2009. 23)渡 邉 江 利 子,荒. 10)芦. 刈 智 美,石. 山 ひ ろ み:臨. 地実 習指導者の意識 の向. 間 看 護 学 研 究,7,43-52,. 木 清 美,坂 本 淑 江,他:実. 習指導者.     上 を め ざ して   実 習 指 導 振 り返 り 表 を 利 用 して,九.     と学 校 との 連 携 を 目指 した研 究 会 の成 果   指 導 者 が.     州 国 立 看 護 教 育 紀 要,7(1),20-26,2004..     学 内 で体 験 す る筋 肉 内 注 射 の技 術 チ ェ ッ ク,九 州 国. 11)森. 麻 美,問.     臨 地 実 習3施. 可 優 子,植. 田 美 鈴,他:看. 護専門学校 と. 設 合 同 に よ る 臨 床 指 導 者 研 修 会 の 意 義,.     立 看 護 教 育 紀 要,10(1),16-23,2008. 24)嶋 根 久 美 子,纐. 纈 美 保 子,榎 本 康 世,他:看. 護基礎.     日 本 看 護 学 会 論 文 集   看 護 教 育,35,136-138,.     教 育 に お け る学 内 技 術 演 習 の検 討  模 擬 患 者 へ の 基.     2005..     礎 看 護 技 術 演 習 の 効 果,日 本 看 護 学 会 論 文 集   看 護. 12)松. 木 和 子,三. 浦 文 子,八. 木 直 子,他:教. 員 ・臨 床 実.     教 育,36,12-14,2005..     習 指 導 者 合 同 学 習 会 の 成 果   プ ロ セ ス レ コ ー ドを 用. 25)金 子 吉 美,鈴.     い た 事 例 検 討 会 か ら の 学 び,日.     に お け る看 護 師 と教 員 の技 術 評 価 の特 徴,日. 本看護学会論文集. 垣 富 士 子,薮. 地 実 習 指 導 者 の 教 育 対 策 を 考 え る,.     習 に お け る実 習 指 導 者 のか か わ り学 生 カ ン フ ァ レ ン     ス と学 生 の 学 び か ら考 え る,香 川 県 立 保 健 医 療 大 学.     公 立 能 登 総 合 病 院 医 療 雑 誌,17,13-15,2006. 14)松. 谷 美 和 子,佐. 本看護. 立能登総 合病院臨床実習. 越 直 美,公.     指 導 者 委 員 会:臨. 人 看護演習.     学 会 論 文 集   看 護 教 育,37,383-385,2007. 26)表 五 月,谷 本 恵 理,高 畠 佐 代 子,他:母 性 看護学実.     看 護 管 理,36,424-426,2006. 13)石. 木 妙,久 保 か ほ る,他:成. 居 由 美,奥. 裕 美,他:看. 護系大学新.    卒 看 護 師 が 必 要 と認 識 して い る臨 床 看 護 実 践 能 力.     紀 要,1,141-145,2005. 27)川 上 佐 代,古 川 明 美,大 原 幸 子:神 経 筋 難 病 病 棟 で.     1年 目 看 護 師 へ の 面 接 調 査 の 分 析,聖.     の成 人 看護 学IV(終 末 期 の 看 護)に お け る学 生 の 学 び. 路加看護学会.     の分 析,中.     誌,16(1),9-19,2012. 15)中. 山 洋 子,横. 田 素 美:看. 護 基 礎 教 育 か ら継 続 教 育 に.     お け る 看 護 実 践 能 力 の 育 成 内 容,福. 島県立医科大学.     ス トロ フ ィ ー患 者 看 護 の指 導 方 法 の工 夫 に よ る学 生.     看 護 学 部 紀 要,14,1-11,2012. 16)菅. 谷 千 恵 子,駒. 田 眞 美,河. 国 四 国 地 区 国 立 病 院 機 構 ・国立 療 養 所 看.     護 研 究 学 会 誌,3,257-260,2007. 28)奥 田真 由美,橋 本 笑 子,尾 崎 洋 子:神 経 難 病 ・筋 ジ. 合 節 子,他:小. 児看護学.     実 習 に 対 す る 学 生 の 授 業(実 習)評 価,旭. 中央病院医.     分 析,中. 神看護学実.     58-77, 2008. 29)宮 長 邦 枝,逸 見 英 枝:倫 理 的 感 性 を育 て る看 護 学 実. 「授 業 過 程 評.     習   成 人 看 護 学 実 習 に お け る一 学 年 の実 習 内 容 を振.     幸艮, 31,  4-6,  2009. 17)久. 保 園 剛,吉. 村 晶 幸,下. 野 義 弘,他:精.     習 に お け る看 護 学 生 の実 習 過 程 の評 価.     価 ス ケ ー ル   看 護 学 実 習 用 」 に よ る 分 析,日. 本看護.     の学 び の 関 連   実 習 終 了 ふ りか え り レ ポ ー トか らの 国 四 国 地 区 国 立 病 院 付 属 看 護 学 校 紀 要,4,.     り返 って,臨 床 看 護 研 究,11(1),38-44,2004..     精 神 科 看 護 学 会 誌,51(2),101-105,2008.. 30)鈴 木 朝 子,松. 18)片. 宅 看 護 実 習 に お け る指 導 ・.     実 習 指 導 者 の 学 生 へ の 関 わ り  学 生 の行 動 計 画 発 表. 護 教 育 の 研 究,19,77-79,.     場 面 か ら得 られ た 実 習 指 導 者 の実 態,日. 山 陽 子,山. 内 香 織:在.     評 価 の 検 討(第1報),看. 本看護学会.     論 文 集   看 護 教 育,36,221-223,2005..     2003. 19)飯. 山 協 香,田 崎 優 子:臨 地 実 習 にお け る. 室 敦 子,横. 島 啓 子,岡. 田 さ と み,他:老. 年看護学. 31)伊 藤 ま ゆ み:学 生 の 経 験 を成 功 体 験 に っ な げ る た め.     療 養 病 院 実 習 に お け る 指 導 者 の 自 己 評 価   ECTBに.     の 臨地 実 習 指 導 者 の 関 わ り,神 奈 川 県 立 保 健 福 祉 大.     よ る 評 価,初.     学 実 践 教 育 セ ン タ ー看 護 教 育 研 究 集 録,37,132-. 年 度 と2年. 目 の 比 較,日. 本看護学会論.     文 集   看 護 教 育,40,176-178,2010. 20)グ. レ ッ グ 美 鈴,宮. 本 千 津 子,田. 中 克 子,他:看. 護技.     139, 2012. 32)石 田清 美,久. 保 木 三 喜 子,河 合 節 子,他:基. 礎看護.     術 教 育   プ ロ グ ラ ム の 再 構 築 と実 践   臨 地 実 習 に お.     学II期 実 習 前,実 習 後 の不 安 ・緊 張 へ の意 識 調 査.     け る 看 護 技 術 の 習 得 に 関 す る 研 究,看.     ア ンケ ー トを とお して 意 識 の変 化 を み る,旭 中 央 病. 護 展 望,30. リテ ィ.     院 医報,23(1),11-13,2001. 33)杉 谷 か ず み,芳 田 章 子:痴 呆 患 者 の看 護 にお け る看.     カ ル ケ ア に対 す る看 護 学 校 の教 育 の 現 状 と実 習 病 院.     護 学 生 の 困 難 感 の 検 討,日 本 看 護 学 会 論 文集   老 年.     の 期 待,九.     看 護,33,211-213,2003. 34)嶋 田美 香,久 原 佳 身,石 橋 富 貴 子,他:学.     (6),  720-726,  2005. 21)和. 田 由 紀 子,上. 田 加 寿 子,八. 尋 陽 子,他:ク. 州 国 立 看 護 教 育 紀 要,9(1),25-35,.     2007. 22)横. 井 和 美,竹. 村 節 子,沖. 野 良 枝,他:病. 院 ・大 学 連. 生が認知.     症 高 齢 者 と接 す る と き に感 じる 困難 感 の 内 容 と そ の.

(8) 千 田美紀子. 52.     対 処 行 動,九. 42)金. 州 国 立 看 護 教 育 紀 要,9(1),8-14,.     2007. 35)矢. 野 順 子,藤. 礎看護学 実習生の実習満. 本 看 護 学 会 論 文 集   看 護 教 育,37,. 内 美 千 代,山. 田 さ か 江:看. 護学生 の臨地実習 にお.     け る 実 習 満 足 感 と 自 己 効 力 感 と の 関 連 性,長. 野県看.     護 研 究 学 会 論 文 集,30,82-84,2010. 原 真 紀,澄. 野 寿 美 子:臨. 地実習指. 川 幸 恵,鈴. 木 利 枝:教. 育理念や方針 の 神医学研.     究 所 業 績 集,42,97-99,2006. 崎 邦 代,池. 田 正 子:臨. 担 度 の 関 係,日. 信. 本 看 護 学 会 論 文 集   看 護 教 育,.     36, 227-229,  2005. 上 留 実,三. 重 野 英 子,末. 弘 理 恵,他:実. 習指導者.     の 実 習 指 導 に 前 向 き に 取 り組 む た め の 課 題   実 習 指     導 の 原 動 力 と な る 思 い を 通 し て,日. 本看護 学会論文.     集   看 護 教 育,41,49-52,2011..     違 い に よ る 実 習 指 導 者 の 戸 惑 い ・困 難,精. 38)石.     度,負. 43)井.     434-436,  2007.. 37)江. 木 の り子,菅.     導 者 の 指 導 に 対 す る 意 識   や り が い と 関 心 度,自 本 二 三 代:基.     足 感 調 査,日. 36)竹. 子 美 香 子,鈴. 44)箕. 輪 千 佳,:新. 規 に 看 護 学 実 習 を 受 け入 れ る 実 習 指.     導 者 の 情 報 ニ ー ズ と 大 学 へ の 期 待,佐. 久大 学看護研.     究 雑 誌,1(1),3-11,2009. 地実習指 導者がかかえて い. 45)山. 田 聡 子,太. 田 勝 正:看. 護 教 員 が期 待 す る臨 地 実 習.     る指 導 上 の 困 難 と そ の 支 援   実 習 指 導 者 へ の ア ンケ ー.   指導者 の役割  フォーカスグループイ ンタビューに.     ト調 査 よ り,日.     基 づ く検 討,日. 本 看 護 学 会 論 文 集   看 護 教 育,38,.     228-230,  2008. 39)原. 田 恵 子,持. 本 看 護 学 教 育 学 会 誌,20(2),1-.     11, 2010.. 田 容 子,片. 山 弥 生,他:看. 護系大学生. 46)橋. 本 笑 子,加. 藤 か す み,伴. 藤 典 子,他:新. 人看護教.     の 臨 地 実 習 に 初 め て 関 わ っ た 実 習 指 導 者 の と ま ど い,.     員 の 講 義 、 実 習 、 生 活 指 導 で 困 っ て い る こ と の 実 態,.     日 本 看 護 学 会 論 文 集   看 護 教 育,42,72-75,2012..     中 国 四 国 地 区 国 立 病 院 付 属 看 護 学 校 紀 要,7,105-. 40)山.     112,2011.. 根 美 智 子,渡. 邉 カ ヨ子:急. 性 期 病 院 にお け る看 護.     学 生 へ の 実 習 指 導 に 対 す る 看 護 師 の 思 い,  」 協医科. 47)井.     大 学 看 護 学 部 紀 要,5(2),61-73,2012..     整 者 の 役 割 検 討,看. 41)佐. 藤 好 子,佐. 川 朋 美,後. 藤 文 子,他:精.     習 に 対 す る 実 習 指 導 者 の 意 識,茨     誌,22(2),91-98,2004.. 神看護学実. 城 県立病院医学雑. ノ 上 ル ミ子,青.     2012.. 崎 奈 美,仲. 尾 左 木 子,他:実. 護 実 践 の 科 学,37(2),62-65,. 習調.

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参照

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