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国際社会における我が国の立場は変化しているのに それに対する対応に言及していない グローバルな人材を育成するのであれば これまでのやり方にこだわらず 多様な参加方法を模索すべき 大学と連携したスタディツアーや インターン形式 専門性の高いシニアボンティアのサポートなどを取り入れてはどうか ボランティ

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Academic year: 2021

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●事業の存続、既定路線ありきで作成されている印象がある。根本から見直すことが必要で はないか。また、政策検討に際しては、実施団体であるJICAやボランティア経験者に加え、外 部有識者などを交え、幅広い意見が反映される必要がある。 ●事業コストに関する検討も併せてなされなければ、国民の納得は得られないと思う。 ●「ボランティア」という用語を使用する場合は、まずその定義を明らかにする必要がある。日 本人の「ボランティア」のイメージは「無償の奉仕者」であるが、この政策ペーパーで議論の対 象となっている「青年海外協力隊」には国費が投じられている。「青年海外協力隊」を「ボラン ティア活動」という用語で説明すると、誤解が生じるのではないか。「シニア海外ボランティア」 は「シニア海外協力隊」と名称変更してはどうか。 ●各項目のつながりが分かりづらく、長すぎるのでポイントを絞り、簡潔にまとめてほしい。ま た、カタカナや専門用語が多く、難解である。広く一般の国民が理解できる言葉を使うべき。 ●日本の国家としての国際的地位を高めるため、事業の理念として、人的協力による世界平 和への積極的貢献を明確化すべき。案に示されたように、グローバルな人材育成など、ポジ ティブな貢献の方向性が求められている。また、個人バラバラの「参加型」ゆえに、それぞれの 貢献が日本という国家の輪郭を取りづらいため、もっと日本の貢献の形が見えるようにしていく べき。 ●協力隊の存在意義に関して、国民レベルの議論を行うことが重要。その原動力は当事者で ある隊員自身であり、彼らが広く国民に発信していくことが必要。 ●自国への還元は大切だが、人材育成はボランティア事業の副次的な効果であり、本質では ないのではないか。 ●具体的な成果があってこその友好親善・相互理解であり、グローバル人材育成の前提であ る。「仲良しグループ」と「信頼関係」は別物であることを認識すべき。 ●長年実施されてきたボランティア事業の今日的な意義が、途上国の発展ではなく、参加者の 人材育成が強調されている点に違和感を感じる。新政策では将来にわたってボランティアがど のように国際社会に貢献していくかを提示すべき。 ●ボランティア事業の国際人育成機能が果たす役割は非常に大きく、この点を国家の役割と して明確化すべき。NGO事業にも即戦力人材を提供でき、効率的である。 ●日本の経済大国たる地位にかげりが見られる現在、ボランティアを含む人的貢献こそが日 本のファンを増やす方策である。派遣先で「ニーハオ」と声をかけられることも少なくない昨今、 フェース・ツー・フェースの活動で、日本のプレゼンスを意識した活動をする必要がある。 1.全体の構成について 2.ボランティア事業の理念 (1)政策目的 (2)ボランティア事業の今日的意義

「我が国海外ボランティア事業のあり方(案)」に寄せられた主なご意見概要

(2)

●国際社会における我が国の立場は変化しているのに、それに対する対応に言及していな い。 ●グローバルな人材を育成するのであれば、これまでのやり方にこだわらず、多様な参加方 法を模索すべき。大学と連携したスタディツアーや、インターン形式、専門性の高いシニアボラ ンティアのサポートなどを取り入れてはどうか。 ●「ボランティア」という言葉は日本に根付いていない。震災で確認された、日本人古来からの 感覚である「お互いさま」にボランティアを近づけてて行くことも、JICAやボランティア参加者の 役割だと思う。 ●採用例やNGOの設立をもってOB・OGの活躍を説明しているが、人材育成や社会貢献の成 果は採用後の活躍をもって語るべきではないか。 ●ポジティブさばかりを強調しているが、公平な検討のためにはネガティブな事例も挙げる必 要があるのではないか。 ●人数をもって活躍ぶりを強調するが、いずれも「多い」と評価できるか疑問。 ●挙げられた3つの側面のうち、特に開発は様々な要因が揃って初めて達成されるもの。予算 やツールを有するしかるべき者が担う役割であり、リソースに制限のあるボランティアに、ことさ ら強調されるべきではない。 ●若者の内向き志向は自信のなさに起因していると思う。協力隊参加経験は日本人が世界へ 進出する自信につながるものである。これからは開発ではなく、日本人の育成に傾注しても良 いのではないか。 ●途上国の社会発展、友好親善相互理解、国際的視野の涵養という3つの側面は国や案件 によって比重が異なると思う。予算や政策の実効性に難のある案件の場合、開発ではなく、友 好親善の側面に偏るだろう。こういった個別の状況を勘案しつつ、事業全体として3つの目標 のバランスを取る必要がある。 ●隊員は予算等活動に制約があるため、成果を期待されていないと言われたり、税金を使っ て派遣されるのだから成果を出すように言われたりする。現場の混乱を避けるためにも3つの 側面全てを網羅するのではなく、1つに特化するべきである。 ●3つの側面の達成は相互が連関しながら時間をかけて発現するものであり、プログラム化し て活動期間中に成果を求めることには疑問を感じる。 ●国民の税金を頂いてそれにふさわしい仕事をするという責任感を希薄にする「ボランティア」 という表現を改めるべき。「ボランティアなのだから、参加者自身が満足すれば良く、現地の発 展は二の次」という発想になりかねない。 ●発足時から内外の環境は激変しており、当時打ち出された、開発協力、相互理解、青年の 視野の涵養という政策目的は見直されるべきだが、政策ペーパーでは逆戻りするような発想 であり、違和感を覚える。 ●協力隊に技術的な質を求めるのではなく、ハードルを下げ、日本人の特性である勤勉さや 相手の懐に飛び込んで話を聞くという姿勢によって、少しずつ途上国の住民の考え方を変えて いければ良いとするゴールを設定することが必要。 3.人材育成の成果とボランティアOB・OGの活躍ぶり 4.今日的意義を踏まえた新たな政策目的・方向性

(3)

●ボランティア事業は民間が実施すべき。ボランティアの管理者と実施者の間に構造差がある 現状では一体感が生まれず、成果を損なうこととなる。 ●論点を全面的に否定するものではないが、民間企業の人材育成に関する努力を過小評価 すべきでない。代替可能性としては事業実施をNGO・NPOに任せ、JICAはそのリーダー育成を 行う。JICAよりNGO・NPOの方が目的・目標が明確なため、成果を上げることができるのでは ないか。 ●事業実施はJICAで良いが、NGOを支援し、協働する体制づくりは必要。 ●費用対効果からの検証が全くされていない。事業仕分けでもこの点が問われたのではない か。 ●NGOを全面否定するかのような表現は大変失礼である。NGOを育て、活用していくのが今 後の方向性ではないか。 ●「地域住民との開発協力活動を組織的にできるのはJICAだけである。JICAが実施するのが 適当である」とあるが、これまで莫大な予算を得て独占的に実施してきたのだから、ネットワー クができるのは当然である。そのシステム自体に問題提起する必要はないのか。 ●実施はJICAで問題ないが、外務省が定期監査など具体的な取り組みをもってその活動を監 督すべきである。 ●人材育成的要素の濃い事業をJICAが実施する意味があるのかという問いには、40年以上 の歴史と途上国での認知度に鑑み、外務省傘下のJICAが実施することが最も効率的であると いうことができるのではないか。 ●質の向上のため、現職参加を増加させるべき。途上国の我が国への期待も時代とともに変 わっており、それにこたえられる能力・技術を持ったしかるべき者を派遣すべき。 ●広報戦略は極めて重要。事業規模に見合った評価を得られるような広報を効率的かつ効果 的に行う必要がある。ソーシャルメディアや動画サイトの積極的な活用が有効ではないか。 ●青年海外協力隊の一部有償化に向けた検討を開始してはどうか。途上国側に費用負担を 求めることで当事者意識を持たせ、青年海外協力隊を活用するという意識を高揚させることが できる。 ●国際開発における官民連携は歓迎するが、国家事業が特定の営利企業と癒着していると 見られること、企業が不祥事を起こした場合など、リスクについても慎重に勘案すべき。また、 民間企業の説明責任の対象はその株主であり、国民全体に説明責任のあるボランティア事業 と連携する場合は正当な理由や期待される効果、国民の理解が必要である。さらに、国際社 会からは非難の的となっている「タイドエイド」の拡大と見なされる恐れがある点についても留 意する必要がある。 ●NGOへのボランティアの派遣は、草の根事業との相乗効果が期待される。 (2)我が国民間部門および新興ドナーとの協力の拡充 5.ボランティア事業の成果と他の手段による非代替性 6.なぜJICAが実施すべきなのか 7.新時代に相応しいボランティア事業にするための施策 (1)新たな政策表明

(4)

●「専門性を有するNGO,企業等との連携を強化することで,各事業の相乗効果が高められ る。既に行われているNGO への派遣に加え,日本企業枠,NGO 枠を設け,政府・JICA のネッ トワーク開放により,事業の裾野拡大を図る。また,ボランティアの具体的活動に日本企業での 現地での展開促進を組み込んでいく(例えば,ボランティアが現地に進出している,或いは進 出を考えている日本企業から任地での活動に使用する機材を提供してもらい、それにより当該 企業・製品の認知度を高める活動に間接的に寄与する等)。こうした取組により,日本企業の CSR 活動,BOP ビジネスの展開や途上国への進出に貢献することが期待される。」となって いるのはまさにそのとおりである。連携強化にとどまらず、このような流れを積極的に支援し取 り込むべき。 ●NGOと資金・人材面で連携して活動することは可能だと思う。JICAは閉鎖的になることなく、 連携による相乗効果を目指すべきではないか。 ●ボランティアの帰国後の支援(公務員・教員採用の協力隊枠の拡大など)は高く評価。積極 的な介入にこれからも期待したい。 ●外務省から各界に対する積極採用の働きかけ等を行うことにより、ボランティア参加=キャ リアアップとの誤解を与え、離職者を増加させるおそれはないか。また、キャリアアップのみを 重視し、ボランティア意識の低い隊員を呼び込むおそれはないか。 ●マッチング強化のための企業に対する直接募集は大変有効であると思われ、企業だけでな く、自治体においても実施してほしい。マッチングの観点のみならず、現職参加の促進策とし て、企業トップの理解を促すことができる直接説明は有効である。 ●採用する側としては若干現地事情を知っている、言葉が話せるだけでは魅力的な人材とは 言えない。2年間で何かを成し遂げる企画力・実行力、そしてそれを自信を持って説明できるこ とが重要である。OB・OGがすなわち企業の求めるグローバル人材たり得るとは言えず、経済 界に採用を働きかけるのであれば、まずは外務省やJICAで採用してはどうか。そこで人材の 有用性が証明されれば、経済界に特別採用枠などの措置を依頼する根拠となるだろう。また、 国際関係に従事する職員のキャリア形成の一環としての参加を事業体に働きかけることも有 効だろう。 ●ボランティア事業は雇用対策ではないので、ニート支援は別の政策で対応すべき。 ●途上国における協力隊活動の認知度・評価の高さが、民間企業進出の土壌を育成した。ボ ランティア経験者は企業進出にあたっては、現地事情に精通した即戦力となり、日本の将来に 貢献する人的投資となり得る。 ●全ての帰国隊員を網羅した社会還元のための組織を結成することを提案したい。現在は JOCAをはじめ、様々なOB・OG組織があるが、外務省の呼びかけでそれらをデータベース化 することは大変有効である。 ●国際人育成という観点からは成果よりも過程に意味があることに着目し、それを評価してほ しい。 ●評価主体は外部、第三者機関に委託し、公平な評価が行われるようにしてほしい。また、評 価設定を行う際には、広く意見を募ってほしい。 (4)ボランティア事業に相応しい評価手法の確立 (3)グローバル人材としての帰国後の育成支援、活用のあり方

(5)

●ミスマッチ問題はJICAと途上国と配属先の関係の希薄さに起因していると思われる。この3 者に在外公館を加え、連携、密接な関係を構築する必要がある。 ●大変重要な問題なので、具体的な目標値を挙げてほしい。 ●組織、事業の見直しにあたって、安直にボランティアの経費や教育費を削減するのではな く、無駄を省き、効率的に予算を使う工夫をしてほしい。 ●現在のJICA自体が効率的に機能しているとは言えず、この点を検証せずに効率化促進の 議論はできないのではないか。 ●派遣規模の維持・拡大は理想だが、人数で成果をはかるべきではない。要請を精査し、量よ り質の事業にしていく必要がある。 ●現時点でも「計画的、組織的に行い、派遣中の隊員の健康、安全の確保などきめ細やかな フォロー」ができているとは言えず、責任者が管理可能な事業規模にすべきである。 ●ボランティア案件といえど、ODA事業であることに変わりはないので、JICAは具体的な支援 計画を立てて成果を出すべき ●途上国のニーズを正確に把握するために、その国の経済・政治情勢に通じた在外公館と、 事業実施を担うJICAはより密接に連携すべき ●震災でも強調されたことだが、ニーズを把握した上で、それに見合った技術を持ったボラン ティアを送る必要がある。 ●ミスマッチが起こったとき、その現実とどのように向き合い、どのように乗り越えるか。現地の 人々と協力し、交渉し、問題を解決して結果を出す。このような過程こそが国際人の育成に不 可欠でなのではないか。 (7)重点分野・地域・国の明確化 (6)目標とすべき派遣規模 (5)組織の見直し

参照

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