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平成18年11月16

平成18年11月16

平成18年11月16日

平成18年11月16

高崎市安全なまちづくり協議会

高崎市安全なまちづくり協議会

高崎市安全なまちづくり協議会

高崎市安全なまちづくり協議会

会 長

長 岸

協 議 会 報 告

協 議 会 報 告

協 議 会 報 告

協 議 会 報 告 書

- 安全なまちづくり基本指針に関する提言-

安全なまちづくり基本指針に関する提言-

安全なまちづくり基本指針に関する提言-

安全なまちづくり基本指針に関する提言-

(2)

第1章

第1章

第1章

第1章 基本指針策定の背景

基本指針策定の背景

基本指針策定の背景

基本指針策定の背景

1 わが国における犯罪を取り巻く諸環境

(1)社会情勢等の変化 わが国における犯罪動向の現状は、平成17年には、刑法犯の認知件数は 226万9千件余りと、昭和50年代に比較し、約2倍に増加しており、日 本の「安全神話」は、すでに崩壊したといっても過言でない状況となってい ます。 戦後における高度経済成長は、国民の生活水準の飛躍的な向上をもたらす 一方で、従来型の生活様式の変更を余儀なくしました。 いわゆる3種の神器やマイホームの取得、貯蓄など、日常生活水準の向上 を願うあまり、各家庭単位の夫婦共稼ぎによる、子や親の世話をする家庭内 労働力の不足が生じ、親子2世代間、3世代間の繋がりが希薄化し、結果と して、核家族化に拍車をかける状況となっています。 所得水準の向上に伴って、全ての価値が金銭で買えるといったように、倫 理観、道徳観、ヒューマニズムの欠如、また、相互扶助精神などが低下し、 結果として、犯罪被害の増加を生む要因となっていると指摘されています。 (2)社会基盤の高度化がもたらす犯罪の傾向 高規格鉄道網や、高規格幹線道路網等の社会基盤の整備により、従来のよ うに、大都市圏だけでなく、地方都市や農山漁村など、いままでは犯罪の比 較的少なかった地域にも波及し、犯罪の広域化、多様化現象が進行していま す。 また、高度情報通信網技術等の飛躍的な進歩は、一方では、私たち市民の 日常的な暮らしの向上に大きく貢献していますが、他方では、インターネッ トを悪用し銀行口座から現金を引き出す事例や、極めて巧妙な詐欺集団など、 新たな犯罪も出現しています。 加えて、いわゆる「振り込め詐欺」に代表される、複数の情報伝達手段(人 的・物的手段も含めて)を媒体とする巧妙な知能犯罪も相次いで発生してお り、極めて憂慮される状況となっています。 (3)社会不安、経済の不安定化 かつて、「世界で最も安全な国」と表現されていた時代において、「平成元 年版 犯罪白書」のなかでも、犯罪の少ない要因として、 ① 遵法精神に富む国民性 ② 経済的な発展 ③ 低失業率 ④ 教育の高水準(理性・自己抑制の判断力) ⑤ 地域社会におけるインフォーマルな統制の存在 ⑥ 高い検挙率で示される効果的な警察活動

(3)

等の項目を挙げ、各国と比較し、その社会的、経済的、文化的水準の高さが、 国民生活の安全の確保に結びついているとの考え方が示されています。 その後、いわゆるバブル経済とその崩壊を契機として、社会全体の大幅な 構造変革が生じ、これに起因すると推量される、以下のような諸現象が顕在 化するに至っています。 ① 価値観の低下・道徳規範の欠如 ② 経済社会の混迷化 ③ 企業倒産・リストラによる失業率の増加 ④ 刹那主義、短絡化傾向の世相(本能的・自己中心的・利己的傾向) ⑤ 地域社会(コミュニティ社会)意識の希薄化 ⑥ 犯罪の激増化に伴う検挙率の低下 これらの要因が、社会全体の構造的変革を背景として相乗的な因果関係を 形成し、犯罪の複雑多岐化、多発化、巧妙化、広域化といった現象を招いて おり、犯罪防止対策の観点からは、厳しい局面を迎えているといえます。

2 犯罪の現状と課題

(1)全国及び群馬県における犯罪の実態 このように、社会、経済諸環境の混迷に比例するような形で、全国におけ る犯罪発生状況は厳しい状況となっています。 刑法犯発生件数については、平成8年以降年々増加を続け、平成 14 年を ピークとして年間 285 万件余を記録しています。 平成15年以降、ようやく減少化傾向を示していますが、群馬県下では平 成16年まで増加し続け、戦後最悪といわれる42,643件に達した後、 平成17年度に至り、はじめて減少化に転じています。 全国 全国 全国 全国 犯罪認知件数犯罪認知件数犯罪認知件数等犯罪認知件数等等等の推移の推移の推移の推移 昭和 55 年 昭和 60 年 平成 2 年 平成 7 年 平成 12 年 平成 17 年 認知件数(件) 1,357,461 1,607,697 1,636,628 1,782,944 2,443,470 2,269,293 対 5 年前増減率 - 18.4% 1.8% 8.9% 37.0% -7.1% 検挙数(件) 811,189 1,032,879 692,593 753,174 576,771 649,503 対 5 年前増減率 - 27.3% -32.9% 8.7% -23.4% 12.6% 検挙率 59.8% 64.2% 42.3% 42.2% 23.6% 28.6% 対 5 年前増減率 - 7.5% -34.1% -0.2% -44.1% 21.3% 0 500,000 1,000,000 1,500,000 2,000,000 2,500,000 3,000,000 昭和55年 昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 80.0% 90.0% 100.0% 発生認知件数(件) 検挙数(件) 検挙率

(4)

群馬県内 群馬県内群馬県内 群馬県内 刑法刑法刑法刑法犯種別犯種別犯種別犯種別変遷変遷変遷変遷 昭和55年から昭和55年から昭和55年から 昭和55年から 昭和 55 年 56 年 57 年 58 年 59 年 60 年 61 年 62 年 63 年 窃盗 16,166 16,079 15,836 15,879 16,636 17,501 17,441 16,433 17,236 知能犯 708 555 833 552 808 961 1,066 1,117 1,037 凶悪犯 116 112 143 107 137 82 104 104 111 粗暴犯 429 442 417 489 455 489 489 347 386 風俗犯 54 73 93 58 62 80 78 65 78 その他 465 422 378 314 434 460 451 572 609 合計 17,938 17,683 17,700 17,399 18,532 19,573 19,629 18,638 19,457 平成元年 2 年 3 年 4 年 5 年 6 年 7 年 8 年 9 年 窃盗 17,304 16,702 19,573 18,992 20,528 20,440 19,612 20,694 21,712 知能犯 614 963 656 787 891 750 954 851 1,029 凶悪犯 109 84 84 116 83 97 70 67 88 粗暴犯 380 363 359 419 405 387 297 386 426 風俗犯 71 64 71 66 68 57 42 86 68 その他 810 716 1,160 1,253 1,273 1,021 908 1,136 1,445 合計 19,288 18,892 21,903 21,633 23,248 22,752 21,883 23,220 24,768 平成 10 年 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 窃盗 26,625 26,191 24,548 27,210 32,938 32,867 33,118 27,124 知能犯 954 1,068 1,045 771 1,034 1,182 1,834 1,601 凶悪犯 119 137 110 174 188 209 206 146 粗暴犯 335 427 655 743 782 802 1,078 866 風俗犯 71 47 125 204 167 168 147 197 その他 1,553 1,874 2,339 3,442 4,694 5,525 6,260 5,519 合計 29,657 29,744 28,822 32,544 39,803 40,753 42,643 35,453 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 件 昭和 55年 昭和 56年 昭和 57年 昭和 58年 昭和 59年 昭和 60年 昭和 61年 昭和 62年 昭和 63年 平成 元年 平成 2年 平成 3年 平成 4年 平成 5年 平成 6年 平成 7年 平成 8年 平成 9年 平成 10年 平成 11年 平成 12年 平成 13年 平成 14年 平成 15年 平成 16年 平成 17年 群馬県内 刑法犯種別変遷 昭和55年から 窃盗 知能犯 凶悪犯 粗暴犯 風俗犯 その他

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高崎警察署管内 刑法犯種別推移 昭和55年から 昭和 55 昭和 56 昭和 57 昭和 58 昭和 59 昭和 60 昭和 61 昭和 62 昭和 63 窃 盗 3,255 3,317 3,707 3,456 3,352 3,578 3,527 3,480 4,500 知能犯 147 146 184 93 119 169 182 218 209 凶悪犯 17 15 14 22 12 8 15 15 14 粗暴犯 76 53 61 91 54 77 46 27 58 風俗犯 8 18 11 0 2 6 17 5 10 その他 88 46 59 10 17 19 17 20 45 総計 3,591 3,595 4,036 3,672 3,556 3,857 3,804 3,765 4,836 平成元年 平成 2 年 平成 3 年 平成 4 年 平成 5 年 平成 6 年 平成 7 年 平成 8 年 平成 9 年 窃 盗 4,377 4,124 4,906 4,195 4,836 4,637 3,835 3,605 3,966 知能犯 142 257 159 199 256 185 189 210 163 凶悪犯 13 22 17 25 19 28 17 13 8 粗暴犯 85 75 95 70 114 136 76 96 89 風俗犯 10 7 12 18 10 29 15 25 27 その他 226 212 227 241 278 178 153 169 250 総計 4,853 4,697 5,416 4,748 5,513 5,193 4,285 4,118 4,503 平成 10 平成 11 平成 12 平成 13 平成 14 平成 15 平成 16 平成 17 窃 盗 4,280 4,364 3,651 4,245 5,493 5,250 5,653 4,594 知能犯 153 171 236 186 237 224 312 308 凶悪犯 18 11 20 24 30 16 35 20 粗暴犯 71 97 178 171 166 221 200 169 風俗犯 9 3 12 31 28 38 25 40 その他 226 356 416 637 895 1,014 1,277 943 総計 4,757 5,002 4,513 5,294 6,849 6,763 7,502 6,074 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 件 昭和 55年 昭和 56年 昭和 57年 昭和 58年 昭和 59年 昭和 60年 昭和 61年 昭和 62年 昭和 63年 平成 元年 平成 2年 平成 3年 平成 4年 平成 5年 平成 6年 平成 7年 平成 8年 平成 9年 平成 10年 平成 11年 平成 12年 平成 13年 平成 14年 平成 15年 平成 16年 平成 17年 高崎警察署管内 刑法犯種別変遷 昭和55年から 窃 盗 知能犯 凶悪犯 粗暴犯 風俗犯 その他

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殺人などのいわゆる凶悪犯や恐喝などの粗暴犯については、平成4年3月 に「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(いわゆる「暴力団対 策法」)」が施行され、こうした犯罪の増加は抑制されていますが、バブル経 済とその崩壊を前後として、窃盗犯、詐欺・横領などの知能犯、粗暴犯のう ちの恐喝などの増加に見られるように、犯罪の巧妙化、水面下傾向が顕著に なりつつあり、被害も多面的、複雑的な様相を示しつつあり、注視する必要 があります。 また、反社会的な宗教集団の進出や、外国人犯罪、子ども、女性、高齢者、 障害者等の社会的弱者を対象とした犯罪などの犯罪形態が出現しています。 (2)高崎市における犯罪発生状況と課題 本市は、平成 18 年 1 月の3町1村との合併に引き続き、同年10月には、 榛名町との合併を行い、人口34万人、市域面積400k㎡を超える、群馬 県下で最大の都市が誕生し、群馬の表玄関として、高規格鉄道網、高規格幹 線道路網の結節する拠点都市として、今後、数多の人的・物的交流が図られ ることが想定されます。 都市規模・機能の充実化・拡大化が図られる一方で、暴力団の抗争や、暴 走族、外国人犯罪の増加、反社会的な宗教集団の進出、風俗犯罪の増加など、 新たな犯罪が形成される危険性も想起されています。 高崎警察署管内における、平成16年に刑法犯の犯罪発生件数は、総数で 7,502件を記録し、自動車・自転車盗、自動販売機狙いなどの街頭犯罪 や空き巣などの侵入盗犯罪など、市民の日常生活に直接的に結びつく犯罪が 多発し、外国人犯罪や暴力団・暴走族等の都市化に特有な犯罪なども発生し ております。 子どもの安全を守るための活動に関しては、平成16年の子どもが犠牲に なる凶悪事件を契機とし、区長会が取り組んできていた自主防犯活動が、小 学校区を単位として地域住民・保護者等による組織的なものとして展開され、 地域の安全マップ等の再整備などが進み、また、事業者としての自主的な取 組みなども開始されています。 それら自主防犯活動の実践については、全国的にも高い水準で展開されて おり、その活動展開が、その後の同様な事件の発生抑止に大きく貢献してい るものと考えられます。 急増する街頭犯罪や侵入盗犯罪などに対しても、いわゆる社会的弱者とい われる人々に対する安全確保のための活動とともに、市民、事業者等の危機管 理意識の高揚と、連携・協働による発生抑止のための施策の推進が重要です。 今後、安全で安心して暮らすことのできる市民社会の実現を図るためには、 市民等との連携・協働のもと、犯罪防止のための広範な施策を展開するばか りでなく、次世代を担う青少年に対する健全育成や、市民生活の基盤である 地域コミュニティの再生・活性化による犯罪の発生抑止など、犯罪発生の社 会的背景をも考慮した、総合的な施策の展開が重要な課題となっています。

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第2章

第2章

第2章

第2章 犯罪予防対策の

犯罪予防対策の

犯罪予防対策の情

犯罪予防対策の

情況

1 状況的犯罪予防と社会的犯罪予防

欧米諸国では、従来、犯罪の原因を明らかにし、その原因を取り除けば、 将来の犯罪は防げるものとされてきましたが、現実的には、犯罪諸情勢は一 向に改善されない状況が続いています。 こうした経緯を踏まえ、「予防は治療に勝る。」という視点から、犯罪の「事 前予防」の取組みが重視されるようになっています。 この「事前予防」の取組み方法としては、学問的には、「状況的犯罪予防」 と「社会的犯罪予防」の2つに分類されています。 「状況的犯罪予防」は、犯罪が発生し易い場所や地域に注目し、犯罪者や 動機の異常さは分析せず、また、犯罪者よりも、被害者の視点から対策を行 う考え方で、物理的に犯罪の機会を減少させることから、短期的な取組みで も一定の効果が期待できるものとされています。 これに対し、「社会的犯罪予防」は、犯罪者を含め、人々の内心、良心、徳 といった、人格面に働きかけることにより、犯罪を予防しようという考え方 で、犯罪抑止の本質的対応策になり得る理論ですが、反面、一定の時間的経 過や、教育的要素が不可欠となり、また効果の測定が明確に示し難いといっ た課題も指摘されています。

2 ルーティン・アクティビティ理論について

即効性があり、一定レベルにおいて、目に見える効果が期待できる「状況 的犯罪予防論」を支える理論の一つに、「ルーティン・アクティビティ理論」 という考え方があります。その内容は、 ① 犯罪動機を有する潜在的な犯行者 ② 犯行者が欲する適当な標的 ③ 現場を見守る有能な監視者の不在 という、3つの要素が重なったとき、犯罪が発生するというものです。 これは、日々繰り返し行われる日常的な生活行動に注目した理論で、具体 的には、夫婦共働きによって、生活水準が上がったことにより、家財道具等 の資産が増えるとともに、他方で、留守宅の増加と窃盗対象物も増え、結果 として、空き巣被害が多く発生してしまうという考え方です。 犯罪予防を推進するためには、被害者のライフスタイルそのものを改める 必要があることから、「ライフスタイル理論」とも呼ばれています。

3 地域防犯と人間疎外との調和の必要性

日本の建物は、近年こそ、欧米スタイルの様式が増えてきましたが、かつ て、農業を中心とした強固な地域社会を構成していた時代の名残りとして、 昔からの家々は「空き巣にどうぞお入りください。」とでも云わんばかりに、

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防犯上不備な家々が多く、欧米諸外国のように、強固な錠やドア、厚いガラ スは普及していませんでした。 しかし、マイホームの普及や、転勤を伴うサラリーマン世帯の増加など、 社会全体の構造変化により、地域の防犯力が低下しつつあり、他人(隣人) への不干渉化が進行する一方で、防犯対策・意識の強化へのニーズも高まっ ています。 しかし、これらの必要性を強調しすぎる余り、不必要な不安感が増大し、 人々が孤立化し、他人を根底から疑ってかかるといった弊害が生じる可能性 も指摘されています。 地域における防犯対策を促進するにあたり、住民同士の人間不信、人間疎 外感等の事象を生じさせないよう、常に、心掛けておかなければならない課 題となっています。

4 防犯機能整備に対する過度な依存化の危険性

防犯対策には、人と人とのネットワーク化は、必要欠くことのできない重 要な手段です。 しかしながら、このシステムは、生身の人間が日常的に行っていかなけれ ばならないという命題を背負っています。この欠点を補う手段が、様々な防 犯機能の整備です。 また、どのように優れた防犯システムを構築したとしても、自ずから限界 があります。様々な防犯施設や設備、組織体制が整備されたからということ で安心し、個人個人が他力本願化し、自分自身や、家族、地域を守ろうとす る気概を放棄してしまうと、その段階で、再び犯罪者のターゲットとされる 危険性があります。 新たな犯罪の芽は、後を絶たず、次から次へと発生しています。社会から 潜在的な犯罪者を完全に払拭することは不可能だからです。 また、全ての犯罪予防に応用することができません。振り込め詐欺や家庭 内暴力、汚職などの犯罪に対しては、こうした方策では無力です。 犯罪の防止のみを急ぐあまり、行き過ぎると閉塞性の強い不自由な生活を、 お互いの地域社会に蔓延させる可能性があり、さらに方法次第では、個人の プライバシーまでも侵害する恐れがあります。 防犯活動を積極的に推進する一方で、こうした視点からの配慮や考察も必 要となっています。

5 犯罪予防安全対策上の格差

犯罪学においては、「犯罪は転移する」という考え方があります。犯罪者は、 狙いにくい対象を避け、狙いやすい対象に移動するだけである、もしくは、 仮に、その場所で起こるべき犯罪は予防できても、その他の場所で起こって しまい、根本的な解決策にはならないという理論です。

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空き巣を例にとれば、2重3重の防犯対策を張り巡らした住宅よりも、全 く未対策の住宅を狙う可能性の方が遥かに高い確率で実行され易くなります。 現在、様々なデータ検証により、この「転移」は、かつて考えられていた ほど頻発していないとされ、一定の犯罪防止効果があるものとされています が、同じ地域、隣家同士で、犯罪に狙われ易い家と、狙われにくい家といっ た具合に、一軒一軒の家ごとの犯罪防止対策費用の掛け方により、言葉を変 えれば、経済的負担能力の有無により、犯罪予防・安全対策上で、格差が生 じてしまうことも想定されます。 将来的課題として、光ケーブルなどの情報幹線網を活用し、例えば、一人 暮らしの高齢者を対象とした侵入者警報装置の設置など、防犯セキュリティ システムの構築と一律的な導入・促進化を貧富の差別なく推進するなど、市 内全域を包含する新たな防犯システムの整備化が求められます。

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第3章

第3章

第3章

第3章 「

「安全で安心して暮らせる犯罪のないまちづくり」をめざ

安全で安心して暮らせる犯罪のないまちづくり」をめざ

安全で安心して暮らせる犯罪のないまちづくり」をめざ

安全で安心して暮らせる犯罪のないまちづくり」をめざ

して

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1 基本指針の策定の主旨

全国的な犯罪の多発化や多様化が進むなかで、平成15年7月に、防犯ま ちづくり関係省庁協議会が発表した「防犯まちづくりの推進について」にお いては、「防犯まちづくりには、防犯に特化した活動だけが重要であるのでは ない。日頃から快適で活力あるまちをつくることが、防犯にも効果を有する という観点にたって、幅広い視点から取り組むことが望ましい。」との見解が 述べられています。 ここでは、防犯まちづくりを推進する上で、特に、つぎの3つの点が指摘 されています。 まず1点目は、住民、警察、学校、まちづくり行政部局等の様々な関係者 が連携・協力するということです。関係者の協議の場を設けることは、効果 的な取り組みを行う上で、望ましいとしています。 第2に、住民の意向や、地域の状況などを尊重して取り組むということで す。まちづくりは、地域住民等が主体となって行うものであり、防犯まちづ くりにおいても普遍的なものという考え方です。 第3に、長期的な視点に立ち、関係者が粘り強く取り組むということです。 まちづくりは、息の長い取り組みであって、まちの改善には時間がかかるこ とを念頭に置く必要があるとしています。 犯罪の予防には、これが唯一絶対的であるといった解決策は存在しません。 地域社会全体で知恵を出し合い、様々な施策を構築し、反復・持続すること により、はじめて防犯力として機能し得るものです。 現代社会では、自分自身の保全は勿論、地域において、子どもや高齢者、 障害者など、いわゆる社会的弱者といわれる人々を、どのようにサポートし 得るかも問われています。 私たちは、住み着いた当初から、隣家の人を泥棒と思って暮らしているの では決してありません。 人々が、お互いに信頼し、協力し合いながら、明るく豊かで安全な、安心 して暮らせる犯罪のない社会づくりを築くために、お互いに努力し合いなが ら、生活を営んでいるわけです。 本市では、ただ単に犯罪のないまちを創るだけでなく、個々の人々や地域 全体が力を合わせ、こうした様々な活動を展開するなかで、明るく豊かな高 崎市のまちづくりを実現するため、この基本指針を策定したものです。

2 基本指針の目指すべき方向性

この基本指針は、犯罪のない安全で安心して暮らすことのできるまちづく りを目指すとともに、市民の意識啓発活動の推進と情報の提供、地域におけ

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る安全確保のための環境づくり、施設面における犯罪に強い環境づくりなど の総合的な施策を推進するものです。また、「安全で安心して暮らすことので きる地域社会の創造」のため、市行政や市民、並びに事業者等がこうした取 組みを行うための指針としての機能も併せて有しています。 加えて、この基本指針は、学識経験者や関係行政機関・団体の代表者、市 民で構成する「高崎市安全なまちづくり協議会」等において検討・審議され、 提言された、「日常生活における犯罪抑止」のための施策を、条例に基づき総 合的に進めます。 市民や地域社会、あるいは事業者等は、自主的な活動(役割)への取組み に努め、市はこれに対して、関係機関と連携しながら、それぞれの活動に応 じた情報提供や支援を行うとともに、道路や公園等の公共施設並びに住宅等 の整備などについて、犯罪の起こりにくい(犯罪に強い)環境整備を推進し ます。 また、犯罪や非行等の発生する背景等を探るとともに、青少年の健全育成 の推進や、地域住民各層のコミュニケーション推進による地域コミュニティ の活性化による犯罪抑止力の強化などを図ることも、安全なまちづくりのた めの重要な課題と認識し促進します。

3 基本指針の対象範囲

この基本指針は、市民の日常生活において身近に発生する子どもや高齢者、 障害者などいわゆる「社会的弱者」を狙う犯罪や、凶悪犯、窃盗犯、振り込 め詐欺などの知能犯などの防止ばかりでなく、犯罪の起こりにくい環境づく りの整備についても、推進施策として包括しています。 犯罪が発生する背景や社会環境などに着目し、行政、市民、事業者がとも に基本理念に基づく役割を果たすとともに、犯罪の起こりにくい環境づくり、 安心して暮らすことのできる地域社会の創造を目指すものです。 しかしながら、これらの犯罪と同様に、市民の日常生活を脅かす自然災害 等の防災、交通安全、環境保全などの分野に関しては、独立した枠組みのな かで既に施策が体系化され、基本計画等に基づき諸施策が展開されているた め、この基本指針では対象外としています。

4 安全なまちづくりを実現するための役割分担

高崎市安全なまちづくり条例における基本理念では、安心して暮らすこと のできるまちづくりの実現のため、市並びに市民、事業者及びこれらの者が 組織する団体など、それぞれの役割に応じて活動を展開し、連携・協力しな ければならないと定めています。 ( ( ( (1111)市の取)市の取)市の取)市の取り組み(役割)り組み(役割)り組み(役割)り組み(役割) 市は、安全なまちづくりの推進に関して、自主防犯活動を行う団体等と協

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働し、基本的人権及びプライバシーに配慮しながら、必要な情報提供や支援 等を実施するほか、庁内の関係部課との協議・調整を図り、安全なまちづく りを実現するため、市行政として総合的な施策を推進します。 ① 啓発活動・防犯パトロールの実施 市民、事業者等への意識啓発及び危機管理意識の高揚を図るための施策 を展開するとともに、公用車防犯パトロール、青色回転灯車両広報パトロ ールを積極的に展開します。 ② 仮称:高崎市市民安全推進会議の設置 仮称:高崎市市民安全推進会議を設置し、構成員である関係行政機関及 び関連団体と連携し、防犯フェスティバル、キャンペーンなどの開催によ る市民・事業者の意識啓発のほか、犯罪情報の共有等に基づくネットワー クにより、緊急事態の発生時における関係機関・団体と連携・協働化体制 を図ります。 ③ 積極的な情報提供や活動の支援 地域住民が主体となって進める自主防犯活動等を促進するため、先進的 な取り組み事例や犯罪情報などの情報提供や、活動に対する支援を実施し ます。 ④ 庁内連携による総合施策の展開 庁内における関係部課で構成する市民安全連絡調整会議により、市民の 日常生活における安全確保と犯罪抑止について、様々な側面から協議及び 調整を進め、公共施設等における犯罪に強い環境づくりや地域コミュニテ ィの活性化推進など、安全なまちづくりに必要な施策について、行政サイ ドにおける総合的かつ具体的な事業化を図ります。 (2)市民の取り組み(役割) (2)市民の取り組み(役割) (2)市民の取り組み(役割) (2)市民の取り組み(役割) 市民一人ひとりの力は非力ですが、結束すれば大きな力となります。高崎 市における防犯活動の基礎的、かつ中心的構成員として、安全なまちづくり のための基盤的位置付けを担うこととなります。 具体的には、「自分の安全は自分で守る」、「地域の安全は地域で守る」とい う基本的な考えのもと、安全なまちづくりの推進のため、行政及び事業者等 と連携した活動の展開を目指します。 ① 自らの安全確保のための意識の高揚等 自らの安全確保のために、市や警察等の実施する研修会などに積極的に 参加することにより、新しい犯罪や、犯罪者の心理状態など、犯罪防止の

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ための知識の習得と意識の高揚に努め、緊急時に備え、隣近所との日常的 なコミュニケーションアップを推進します。 ② 地域活動等の推進 地域社会に必要な様々な活動を積極的に展開するなど、地域社会の実情 にあった地域自主防犯活動等を推進するとともに、地域コミュニティの活 性化のため、地域社会の諸活動へ参加しやすい環境づくりを図ります。 ③ 「子どもを守る家・守る店」主旨活動への協力等 「子どもを守る家・守る店」等の活動に積極的に協力するとともに、日 常からあいさつを交わすなどにより、子ども、高齢者、障害者とのコミュ ニケーションアップに努め、緊急時に避難しやすい環境づくりを進めます。 ④ あいさつの励行と地域活動への参加の働きかけ 日常生活において「あいさつ」を励行し、地域住民同士のコミュニケー ションアップを図るとともに、地域住民各層に対して、地域の諸活動への 参加を働きかけることにより、青少年の健全育成や地域コミュニティの活 性化・再生を推進します。 ⑤地域における異常事態の早期発見・迅速な対応 暴力団の組事務所や反社会的な宗教集団などの拠点づくりには、僅かに せよ、その予兆ともいうべき動きが必ず見受けられます。 日常生活のなかで意識を持って行動し、これらの動向を見逃すことなく、 警察、行政と連携しつつ、早期の状況把握と迅速な対応を図ります。 (3)事業者等の取 (3)事業者等の取 (3)事業者等の取 (3)事業者等の取りりりり組み(役割)組み(役割)組み(役割)組み(役割) 現代社会は、持続可能な経済社会を目指すため、企業も、いわゆる「社会 的責任」や「社会的貢献」といった、今までにない新たな企業倫理観が求め られています。 企業は、単に営利を追求するだけではなく、さらには地域社会への貢献な どに積極的に関わりを持ち、地域とともに歩む姿勢が必要とされています。 事業者及びその従業員にも、高崎市における安全なまちづくりを実現する ための重要な構成員として、安全確保や管理体制の強化とともに、地域社会 の実施する自主防犯活動への積極的な参加、協力等を展開します。 ① 施設・設備の安全対策 事業者には、責任ある企業人として、自ら所有又は管理する施設・設備 について、事故防止のための配慮や安全管理の徹底を目指します。

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② 従業員に対する意識啓発等 事業者には、従業員に対する意識啓発を展開するとともに、防犯に関す るイベントや、地域社会の実施する諸活動への参加の働きかけを進めます。 ③ 地域防犯活動への参加等 事業者及び従業員は、地域社会の実施する自主防犯活動等に積極的に参 加するとともに、安全なまちづくりの推進のため、事業内容に応じた防犯 活動の取り組みへの展開を図ります。

5 施策の体系と推進施策

安全なまちづくりの推進、犯罪に強い地域社会の再生のため、市民等の危 機管理意識の高揚、市民等との連携・ネットワーク推進、社会的弱者を守る ための環境づくり、施設面での環境づくりなどの諸施策を、推進すべき体系 として捉え、その体系をふまえて具体的施策について定めます。

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高 崎 市 安 全 な ま ち づ く り 基 本 指 針

高 崎 市 安 全 な ま ち づ く り 基 本 指 針

高 崎 市 安 全 な ま ち づ く り 基 本 指 針

高 崎 市 安 全 な ま ち づ く り 基 本 指 針

推 進 施 策 の 体 系

推 進 施 策 の 体 系

推 進 施 策 の 体 系

推 進 施 策 の 体 系

市 市市 市 行 行行 行 政 政政 政 ・ ・・ ・ 市 市市 市 民 民民 民 ・ ・・ ・ 事 事事 事 業 業業 業 者 者者 者 等 等等 等 が がが が 連 連連 連 携 携携 携 し しし し て てて て 安 安安 安 全 全全 全 で でで で 安 安安 安 心 心心 心 な なな な ま まま ま ち ちち ち づ づづ づ く くく く り りり り (1) 啓発活動等の展開による危 機管理意識の高揚 ① 啓発広報・青色回転灯パトロール等の充実 ② 防犯講座等の開催 ③ 安全なまちづくりフェスティバル等の開催 (2) 犯罪情報等の提供と連携・ ネットワーク推進 ① 防犯活動団体等への犯罪情報等の提供 ② 地域防犯活動・安全マップ等の情報提供 ③ IT 利用による最新犯罪情報等の配信 ④ 関係機関等とのネットワークづくり (3) 社会的弱者を守るための環 境づくり推進 ① 通学路パトロール・集団登下校の拡充 ② 防犯教育・防犯訓練の充実 ③ 「子どもを守る家・守る店」主旨活動の拡充 ④ 高齢者や障害者を守るための施策の推進 ⑤ 事業者等の協力による安全確保 ⑥ 地域に開かれた安全な学校づくりの推進 (4) 施設面における犯罪に 強い環境づくりの推進 ① 学校等建設・改修における防犯面の配慮 ② 市営住宅建設・改修における防犯面の配慮 ③ 道路、公園建設・改修における防犯面の配慮 ④ 市営駐車場・駐輪場における安全対策の推進 ⑤ 防犯カメラ設備の拡充と適正運用 ⑥ 犯罪に強い民間(集合)住宅建設の促進 ⑦ 街灯設備の充実促進 ⑧ 遊具施設の安全チェック等による事故防止等 (5) 地域コミュニティの活性化 と青少年健全育成の推進 ① あいさつの励行と地域活動への参加励行 ② 子ども、障害者や外国人とのふれあい推進 ③ 一戸一灯主旨運動の励行 ④ 総合的な青少年の健全育成施策の推進 (7) 都市化や社会情勢の変化に よる新たな犯罪の対応 ① 暴走族、暴力団、風俗犯罪等の都市化に伴う 犯罪 ② 外国人による犯罪 ③ 女性犯罪・少年犯罪 (6)被害者等への支援 ① 被害者等への支援の拡充 (8)警察力の強化・充実 ① 署、分署の設置を国・県等に対し要望

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(1)啓発活動等の展開による危機管理意識の高揚

(1)啓発活動等の展開による危機管理意識の高揚

(1)啓発活動等の展開による危機管理意識の高揚

(1)啓発活動等の展開による危機管理意識の高揚

① ① ① ① 啓発広報・青色回転灯パトロール等の啓発広報・青色回転灯パトロール等の啓発広報・青色回転灯パトロール等の啓発広報・青色回転灯パトロール等の実施実施実施実施 ----短期目標短期目標短期目標-短期目標--- 防犯に関する知識等の普及のため、市ホームページ、広報紙の掲載や講演会の実施な どにより、市民及び事業者等への広報啓発活動を実施します。 市公用車全車による防犯パトロールを実施するとともに、青色回転灯車両による啓発 広報パトロールを積極的に展開することにより、市民一人ひとりの危機管理意識の高揚 を図ります。 ② ② ② ② 防犯講座等の開催防犯講座等の開催防犯講座等の開催防犯講座等の開催 ––––短・中期目標短・中期目標短・中期目標-短・中期目標--- 県及び市職員などによる、防犯講座などの実施及び拡大充実により、市民・事業者等 の日常・家庭生活面における防犯意識の啓発と危機管理意識の高揚を図ります。 ③ ③ ③ ③ 安全なまちづくりフェスティバル等の開催安全なまちづくりフェスティバル等の開催安全なまちづくりフェスティバル等の開催安全なまちづくりフェスティバル等の開催 ----中・長期目標中・長期目標中・長期目標-中・長期目標--- 仮称:高崎市市民安全推進会議を構成する、市、関係行政機関及び関連団体の連携・ 協働による、啓発・普及のための安全なまちづくりフェスティバルやキャンペーン等を 実施し、全市民的な啓発活動を展開します。

(2)

(2)

(2)

(2)犯罪

犯罪

犯罪情報等の提供と

犯罪

情報等の提供と

情報等の提供と

情報等の提供と連携・

連携・

連携・ネットワーク

連携・

ネットワーク

ネットワーク推進

ネットワーク

推進

推進

推進

① ① ① ① 防犯活動団体等への犯罪情報等の提供・支援防犯活動団体等への犯罪情報等の提供・支援防犯活動団体等への犯罪情報等の提供・支援防犯活動団体等への犯罪情報等の提供・支援 ––––短期目標短期目標短期目標短期目標---- 市ホームページなどにおいて、先進的な取り組み事例の紹介や関連情報を提供するこ とにより、自主防犯活動の展開を促進するとともに、自主防犯活動への支援・助言等を 実施します。 ② ② ② ② 地域防犯活動地域防犯活動地域防犯活動地域防犯活動・安全マップ等の情報提供・安全マップ等の情報提供・安全マップ等の情報提供・安全マップ等の情報提供 ––––短・中期目標短・中期目標短・中期目標-短・中期目標--- 市ホームページなどにおいて、地域単位での活動情報や事業者の取り組み情報の掲示 や、「子どもを守る家、守る店」等を表示した通学路の安全マップなどを掲示し、安全 情報の伝達及び周知を図ります。 ③ ③ ③ ③ ITITIT利用によるIT利用による利用による最新犯罪情報利用による最新犯罪情報最新犯罪情報最新犯罪情報等等の配信等等の配信の配信 –の配信 –––短・中期目標短・中期目標短・中期目標-短・中期目標--- 市民の安全確保や自主防犯活動の支援のため、事件・不審者情報等について、携帯電 話サイトなどを利用し、情報配信システムを構築するなどにより、リアルタイムの情報 配信を実施します。 また、一人暮らしの高齢者を対象とした、侵入者警報装置など、犯罪防止システムの 整備に関する調査・研究を進めます。 ④ ④ ④ ④ 関係機関等とのネットワークづくり関係機関等とのネットワークづくり関係機関等とのネットワークづくり関係機関等とのネットワークづくり ----中・長期目標中・長期目標中・長期目標中・長期目標---- 仮称:高崎市市民安全推進会議の運営により、情報伝達網などによるネットワークづ くりと各種団体との連携・協働による犯罪防止活動を推進します。

(3)社会的弱者を守る

(3)社会的弱者を守る

(3)社会的弱者を守る

(3)社会的弱者を守るための

ための

ための

ための環境づくり推進

環境づくり推進

環境づくり推進

環境づくり推進

① ① ① ① 通学路通学路通学路通学路パトロール・集団登下校の充実パトロール・集団登下校の充実パトロール・集団登下校の充実 -パトロール・集団登下校の充実 ---短期目標短期目標短期目標-短期目標--- 必要な情報の提供・支援を実施するとともに、地域住民や保護者団体などによる、通 学路等における自主防犯パトロールを促進します。

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通学路等の子どもの安全確保のため、保護者や地域住民の協力を得ながら、地域の実 情にあった手法により、集団登下校などの充実を推進します。 ② ② ② ② 防犯教育・防犯訓練等の充実防犯教育・防犯訓練等の充実防犯教育・防犯訓練等の充実防犯教育・防犯訓練等の充実 ----短期目標短期目標短期目標短期目標---- 子ども自身を、「犯罪を察知できる子、回避できる子」に育てるため、安全教育の充 実を図ります。 教職員や児童・生徒ばかりでなく、地域住民の参加を励行し、侵入者対応マニュアル に基づくシミュレーション訓練を充実し、学校内の自衛力強化を図ります。 ③ ③ ③ ③ 「子どもを守る家「子どもを守る家「子どもを守る家・守る店「子どもを守る家・守る店・守る店・守る店」主旨活動の拡充」主旨活動の拡充 –」主旨活動の拡充」主旨活動の拡充 –––短・中期目標短・中期目標短・中期目標短・中期目標---- 「子どもを守る家・守る店」や「子ども安全協力の家」などの主旨活動の統一化検討 や拡充を図るとともに、日常から、あいさつの励行によるコミュニケーションアップを 図るなど、子どもだけではなく、高齢者や障害者等が緊急時に駆け込みやすい環境づく りを推進します。 ④ ④ ④ ④ 高齢者や障害者を犯罪から守る高齢者や障害者を犯罪から守る高齢者や障害者を犯罪から守る高齢者や障害者を犯罪から守るための施策の推進ための施策の推進ための施策の推進 -ための施策の推進 ---短・短・中短・短・中中中期期期期目標目標目標目標---- 地域単位における防犯講座の開催や、地域指導者の訪問等による啓発活動を推進する ことにより、ひったくりや空き巣などの窃盗被害の防止や、振り込め詐欺、訪問販売等 の詐欺被害などの防止を目指します。 ⑤ ⑤ ⑤ ⑤ 事業者等の協力による安全確保事業者等の協力による安全確保事業者等の協力による安全確保事業者等の協力による安全確保 ----短・中期目標短・中期目標短・中期目標短・中期目標---- 子ども、高齢者や障害者等の緊急時の安全確保を図るため、「子どもを守る家・守る 店」・「子ども安全協力の家」主旨活動への参加促進を図るほか、事業者等の事業内容に 応じた手法により防犯活動の実施及び参加を促進します。 ⑥ ⑥ ⑥ ⑥ 地域に開かれた安全な学校づくりの推進地域に開かれた安全な学校づくりの推進地域に開かれた安全な学校づくりの推進地域に開かれた安全な学校づくりの推進 ----中・長期目標中・長期目標中・長期目標-中・長期目標--- 保護者・地域住民による学校の教育活動への積極的な支援と参加を促進し、「人の目 が行き届く」ことによる防犯面の強化の相乗効果を図るなど、地域に開かれた学校と安 全な学校の両立を目指します。

(4)施設面における犯罪に強い環境づくり

(4)施設面における犯罪に強い環境づくり

(4)施設面における犯罪に強い環境づくり

(4)施設面における犯罪に強い環境づくりの

の推進

推進

推進

推進

① ① ① ① 学校等建設・改修に学校等建設・改修に学校等建設・改修における防犯面の配慮学校等建設・改修における防犯面の配慮おける防犯面の配慮おける防犯面の配慮 ----中・長期中・長期目中・長期中・長期目目目標標標標---- 学校の建設・改修時において、正門や出入口、職員室等の配置の工夫や見通しの良い 構造など、設計・構造における防犯面の配慮・強化を図ります。 放課後における児童や集団保育中の乳幼児等の安全確保のため、学童保育施設や保育 所について、拡充及び防犯面の配慮・強化を図ります。 ② ② ② ② 市営住宅建設・改修市営住宅建設・改修市営住宅建設・改修市営住宅建設・改修における防犯面の配慮における防犯面の配慮における防犯面の配慮における防犯面の配慮 --中・長期--中・長期中・長期目標中・長期目標目標目標---- 市営住宅の建設・改修時において、通路・階段や照明設備等について、設計・構造に おける防犯面の配慮を施すことにより、死角をなくし人の目が行き届く施設づくりによ り犯罪防止を図ります。 ③ ③ ③ ③ 道路、公園建設・改修道路、公園建設・改修道路、公園建設・改修道路、公園建設・改修における防犯面の配慮における防犯面の配慮における防犯面の配慮における防犯面の配慮 --中・長期--中・長期中・長期中・長期目標目標目標目標---- 道路の建設改修時において、歩道・街路(防犯)灯・植栽等の適正な配置など、防犯

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面に配慮した設計・構造により犯罪防止を図ります。 公園の建設整備・改修において、見通しの良い植栽の配置や、通路・照明等の設備の 適正な配置など、防犯面に配慮した設計・構造により犯罪防止を図ります。 ④ ④ ④ ④ 市営駐車場・駐輪場における安全対策の推進市営駐車場・駐輪場における安全対策の推進市営駐車場・駐輪場における安全対策の推進市営駐車場・駐輪場における安全対策の推進 ----中・長期中・長期中・長期中・長期目標目標目標目標---- 防犯カメラの運用や照明設備の充実や、管理人の適正配置などの管理の徹底により、 場内における窃盗その他の犯罪の防止を図ります。 ⑤ ⑤ ⑤ ⑤ 防犯カメラ設備の拡充と適正運用防犯カメラ設備の拡充と適正運用防犯カメラ設備の拡充と適正運用防犯カメラ設備の拡充と適正運用 ----中・長期中・長期中・長期中・長期目標目標目標-目標--- 公共施設等における防犯カメラ施設の拡充を図るとともに、運用ガイドラインによる 適正な使用を推進し、犯罪抑止を図ります。 ⑥ ⑥ ⑥ ⑥ 犯罪に強い民間(集合)住宅建設の促進犯罪に強い民間(集合)住宅建設の促進犯罪に強い民間(集合)住宅建設の促進犯罪に強い民間(集合)住宅建設の促進 ----中・長期目標中・長期目標中・長期目標-中・長期目標--- 一般住宅や民間集合住宅建設において、必要な性能や経済性等とのバランスに配慮し ながら、犯罪に強い建築上の計画、設計等を指導・促進します。 ⑦ ⑦ ⑦ ⑦ 街灯設備の充実促進街灯設備の充実促進街灯設備の充実促進街灯設備の充実促進 ----中・長期目標中・長期目標中・長期目標中・長期目標---- 街並みにおける「暗がり」をなくし、街頭犯罪や事故の防止のため、補助・助成措置 を強化することにより、各町内会等で設置する街灯設備について充実促進します。 ⑧ ⑧ ⑧ ⑧ 遊具施設遊具施設遊具施設遊具施設の安全チェック等による事故防止等の安全チェック等による事故防止等の安全チェック等による事故防止等の安全チェック等による事故防止等 ----中・長期目標中・長期目標中・長期目標中・長期目標---- 地域住民・利用者に対して、公園等の遊具の安全チェック等を推進することにより、 遊具施設の事故防止を図るとともに、「人の目が行き届く」ことによる防犯面の相乗効 果を図ります。

(5)地域コミュニティの活性化

(5)地域コミュニティの活性化

(5)地域コミュニティの活性化

(5)地域コミュニティの活性化と

と青少年

青少年

青少年

青少年健全育成の推進

健全育成の推進

健全育成の推進

健全育成の推進

① ① ① ① あいさつの励行と地域活動への参加励行あいさつの励行と地域活動への参加励行あいさつの励行と地域活動への参加励行あいさつの励行と地域活動への参加励行 ––––短・中期目標短・中期目標短・中期目標-短・中期目標--- 地域社会において、コミュニケーションアップと信頼し連携し合うための基礎づくり のため、日常生活においてあいさつを励行するとともに、地域住民各層に対して地域社 会が実施する諸活動への参加を励行することにより、地域コミュニティの基盤強化や再 生を図ります。 ② ② ② ② 子ども、障害者や外国人とのふれあい子ども、障害者や外国人とのふれあい子ども、障害者や外国人とのふれあい子ども、障害者や外国人とのふれあい推進推進推進推進 ––––短・中期目標短・中期目標短・中期目標-短・中期目標--- 子どもや障害者、外国人とのふれあいの場を促進し、地域社会の各層にわたるコミュ ニケーションアップと、相互の信頼、連携強化を推進します。 ③ ③ ③ ③ 一戸一灯主旨運動の励行一戸一灯主旨運動の励行一戸一灯主旨運動の励行一戸一灯主旨運動の励行 ----短・中期目標短・中期目標短・中期目標短・中期目標---- 痴漢やひったくり等の街頭犯罪の防止や交通事故防止のために、街並みにおける「暗 がり」をなくす、一戸一灯主旨運動を励行します。 ④ ④ ④ ④ 総合的な青少年の健全育成施策の推進総合的な青少年の健全育成施策の推進総合的な青少年の健全育成施策の推進総合的な青少年の健全育成施策の推進 ----中・長期目標中・長期目標中・長期目標-中・長期目標--- 青少年の非行・問題行動等の抑止のため、その発生の背景等を探り、健全育成団体等 と連携・協働した健全育成に努めるとともに、次世代を担う人間育成のため、社会教育・ 家庭教育の展開など、総合的な視点からの施策の推進を図ります。

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(6)被害者等への支援

被害者等への支援

被害者等への支援

被害者等への支援

① ① ① ① 犯罪犯罪犯罪犯罪被害者等への支援被害者等への支援被害者等への支援の拡充被害者等への支援の拡充 -の拡充の拡充 ---中・長期目標中・長期目標中・長期目標中・長期目標---- 犯罪に遭われた場合、又は犯罪を受ける危険のある場合の相談窓口等についての周知、 啓発を実施するとともに、専門家や警察署等との連携を緊密にし、支援策の拡充を図り ます。

(7)都市化や社会情勢の変化による新たな犯罪の対応

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(7)都市化や社会情勢の変化による新たな犯罪の対応

(7)都市化や社会情勢の変化による新たな犯罪の対応

① ① ① ① 暴走族、暴走族、暴走族、暴走族、暴力団、暴力団、暴力団、暴力団、性風俗犯罪等の都市化に伴う犯罪性風俗犯罪等の都市化に伴う犯罪性風俗犯罪等の都市化に伴う犯罪性風俗犯罪等の都市化に伴う犯罪 暴走族や暴力団の伸張、性風俗関連犯罪の増加など、都市化の進展により顕著となる 犯罪等に対しては、一市民、一地域のレベルではなく、全市的視点に立ち、取り組みを 推進します。 ② ② ② ② 外国人による犯罪外国人による犯罪外国人による犯罪外国人による犯罪 外国人の犯罪は、生活水準の違いや、異国文化への違和感、疎外感などが原因で発生 することが多い傾向にあります。地域住民の、日ごろのコミュニケーションの多寡が、 犯罪の予防に大きな影響を及ぼします。 日常的な付き合いを進めるなかで、犯罪の芽を抑止することを推進します。 ③ ③ ③ ③ 女性犯罪・少年犯罪女性犯罪・少年犯罪女性犯罪・少年犯罪女性犯罪・少年犯罪 本来、社会的弱者といわれ、犯罪を起こし難い女性犯罪の増加や少年犯罪の凶悪化に ついては、核家族化の進展に伴う、家庭内でのしつけの欠如や学校教育における教育的 視点など、その発生原因・要因等を探り、どのようにしたら、犯罪の増加が防げるか検 討します。

(8

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)警察

警察

警察力

警察

力の強化・充実

の強化・充実

の強化・充実

の強化・充実

①署、分署①署、分署①署、分署①署、分署ののの設置を国、県等に対し要望の設置を国、県等に対し要望設置を国、県等に対し要望設置を国、県等に対し要望 高崎市は、人口34万人、市域面積401k㎡の大きな都市となっていますが、警察 署は、高崎警察署が1署あるのみで、同規模都市の前橋市(前橋警察署、前橋東警察署、 大胡警察署の3署)に比較し、市民の安心度、犯罪者の心理面という観点からは、極め てアンバランスな状況となっています。 市域の拡大化や、犯罪の広域化、都市化などに伴い、交番機能の充実化はもとより、 新たな署、または分署の設置を、国・県等の関係機関に対し要望します。

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6 計画の期間と見直し・変更

この基本指針において策定される諸施策は、犯罪のない安全で安心して暮 らすことのできるまちづくりのために、直ちに実施することが可能な施策と、 中長期的視点に基づく施策を組み合わせ、総合的な施策として推進するもの です。 安全なまちづくりのための基本的な方向性を示すものとして、また、現状 の犯罪情勢等に即した施策指針として、平成 18年度から平成27年度まで の10年間を計画の期間として捉えます。 犯罪発生件数等の推移や犯罪の内容など犯罪情勢の変化を考慮し、適宜、 計画の期間について見直し等を実施します。 また、実施施策についても、今後の犯罪の態様や発生状況、社会環境、市 民の意識及び生活行動パターンの変化等を分析・検討を加え、見直しを行い、 より効果的・効率的な実施が図れるように努めます。

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