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アナリシス

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nalysis

JOGMEC 石油・天然ガス開発技術調査グループ

佐藤 世章

[email protected]  ソ連が崩壊して10年以上が経過し、ソ連から独立したアゼルバイジャン、カザフスタン、トルクメニ スタン等の産油・ガス国には西側石油開発会社が参入できるようになった。また、ロシアでもサハリン 島の大陸棚などで西側石油開発会社が進出して石油・天然ガスの開発を行っている。旧ソ連のうち最も 石油・天然ガスの埋蔵量・生産量が大きいロシアでは、プーチン政権によるYUKOSへの圧力、Rosneftと Gazpromの統合による強力な国営石油会社の誕生などの動きがあり、ロシアの石油・天然ガス開発をめ ぐる状況はLUKOIL、YUKOS、TNKなどのロシアン・メジャーが誕生して以来の大きな変換点を迎えつ つある。ロシアにおける参入のための投資条件が現状では外資にとってはさほど魅力的なものではないた め、アゼルバイジャンやカザフスタンほどの西側石油開発会社の活動は目立たないが、今後、ティマンペ チョラおよび西シベリアにおける既存油・ガス田開発への外資参入あるいは、東シベリア、サハリン大陸 棚あるいはバレンツ海∼カラ海などのフロンティア地域となる地域での探鉱・開発の参入など、外資とな る西側石油開発会社がロシアに参入する機会は増えるものと推定される。  外資にとってロシアへの投資の際に大きな壁となるのが、言語、ロシアの国内法、税制など種々あるが、 技術面では、ロシアの埋蔵量に対する考え方およびその表現方法、計測・分析手法などを西側のスタンダー ドに置き換えることである。  JOGMEC石油・天然ガス開発技術調査グループでは、ロシアのデータを取り扱う場合に避けられない こうしたロシアン・スタンダードに関する理解を深めるために、財団法人・石油開発情報センター(ICEP) に委託して、「ロシアの石油・天然ガスの埋蔵量定義」について調査を行った。以下に、その調査内容を 簡単に紹介する。  本邦石油開発業界において、ロシア における埋蔵量評価システムは、サハ リンの石油開発事業での経験および石 油公団−石油天然ガス・金属鉱物資源 機構における最近の確率論的な埋蔵量 算定方法の導入に関連した埋蔵量定義 での調査・検討である程度理解されて いる。石油公団・技術部がまとめた「石 油・天然ガス資源の埋蔵量定義と算定 方法」(石油/天然ガスレビュー、1999 年8月Vol.32, No.4)では、世界の埋蔵 量定義方法についてよくまとめられて いるが、この中でロシアのシステムに ついては、「埋蔵量をA/B/C/Dという 分類のカテゴリーで表現するが、こ の分類基準は欧米のように不確定性の 程度に基づいているのではなく、どち らかというと油・ガス田の開発状況に 応じて分類されているとしている。つ まり、資源のインベントリーを作るこ とを目的としており、ある資源量が発 見され、最終的に開発生産に至る過程 を分類したもので、ロシアシステムに おけるA/B/C/Dの分類を欧米の確認、 推定あるいは予想埋蔵量という分類に 対比させることは困難である」として いる。一般的には、このA/B/C/Dの 各カテゴリーは、西側石油開発分野で の埋蔵量の分類と対比させると、図1 のようになるが、ロシアのカテゴリー

ロシアの石油・天然ガス埋蔵量の

定義について

1.

これまでのロシアの

埋蔵量定義に関する理解

FSU US Canada SaudiArabia GermanyFrance

The Netherlands Reserves Explored A Identified Demonstrated Drilled Proven Proven B Undeveloped C1 Indicated Probable Probable Appraised C2 Inferred Resources Prospective C3 Possible Predicted DI Hypothetical D2 Speculative 旧ソ連の石油・天然ガス埋蔵量区分と西欧の埋蔵量区分の対比 出典:FT/RPI, 2000 図1

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のC1、C2が、必ずしも図で表現され ているように対応していないといわれ ている。その場合、西側で一般的に 用いられる定義である確認埋蔵量は、 A+B+C1の合計のおおよそ70%とさ れており、ロシアの各カテゴリーを一 意に西側の定義に変換できないことが わかる。 ⑴ ロシアの埋蔵量定義および評価法 に関する公文書   旧 ソ 連 に お い て 埋 蔵 量 定 義 を 規 定 し て い た 基 本 的 な 法 律 はК л а с с и ф и к а ц и я з а п а с о в месторождений, перспективных и прогнозных ресурсов нефти и горючих газов(石油および可燃性ガ スの埋蔵量および資源量に関する分 類)であり、国家鉱量委員会(State Commission on Reserves of Mineral Deposits at the Council of Ministers of the USSR;USSR GKZ<ロシア語 での略称がGKZ(発音はゲー・カー・ ゼー)>) が1983年に承認したもので ある。その後、2001年にВременная классификация запасов место-рождений, перспективных и прогнозных ресурсов нефти и горючих газов(石油および可燃性ガ スの埋蔵量および資源量に関する暫 定的分類)が天然資源省(Ministry of Natural Resources of the Russian Federation ; RF MNR)により採択さ れた。これは、ロシアの埋蔵量定義を 欧米で一般的に用いられている埋蔵 量定義と整合性の高いものにするため の移行段階と位置づけられるものであ る。   こ れ ら の 法 律 を 補 完 す る も の と し て、1984年 に 国 家 鉱 量 委 員 会 が 承 認 し た 文 書 が2つ あ る。 そ の1つ はИнструкция по применению классификации запасов место-рождений, перспективных и прогнозных ресурсов нефти и горючих газов(石油および可燃性ガ スの埋蔵量および資源量に関する分類

2.

ロシアの埋蔵量定義方法

の適用についての説明書)であり、も う1つ はИнструкция о содержании, оформлении и порядке пред-ставления в государственную комиссию по запасам полезных ископаемых при совете министров СССР(ГКЗ СССР)материалов по подсчету запасов нефти и горючих газов, 1983(石油および可燃性ガス の埋蔵量算定資料を国家鉱量委員会に 提出する際の内容、形式および方法に ついての説明書)である。  さらに、石油・ガスの地質学的な探 査作業および埋蔵量評価の主要な段階 における手順と範囲を定めた文書とし てВременное положение об этапах и стадиях геологоразведочных работ на нефть и газ, к Приказу, 2001(地質学的石油・ガス探査にお ける期間および段階についての暫定 的規定)がある。また、Временная классификация скважин, бурящихся при геологоразведочных работах и разработке нефтяных и газовых месторождений(залежей), 2001(油・ ガス田の探鉱開発に関わる坑井の暫定 的分類)がある。 ⑵ ロシアの埋蔵量定義の概要  Временная классификация з а п а с о в м е с т о р о ж д е н и й , перспективных и прогнозных ресурсов нефти и горючих газов, 2001(石油および可燃性ガスの埋蔵 量および資源量に関する暫定的分類) の内容については、1983年版と比べる とその基本的な構成は同じで総論から 始まる4部からなる。 ①総論 ② 石油およびガスに関する埋蔵量およ び未発見資源ポテンシャルのカテゴ リー ③石油およびガスの埋蔵量の分類 ④ 埋蔵量規模および地質学的な複雑さ に基づく油・ガス田の分類  2001年度版の内容の概要については 以下のとおりである。 ①総論  この総論では、主に以下のことがら が規定されている。 ・ 地下に存在する石油および可燃性ガ スの埋蔵量および未発見資源量に関 して、この法律がロシア連邦で統一 された計算法および会計法の原則で ある。 ・ 石油および可燃性ガスの埋蔵量およ び未発見資源量は、ロシア連邦のバ ランスシートに組み込まれ、経済 的・社会的な計画に用いられる。埋 蔵量のデータは、石油および天然ガ スの生産および輸送計画にも用いら れる。未発見資源量は、地域、石油 ガス区、水域などを単位として推定 され、探査計画の策定に用いられる。 ・ 埋蔵量を推定する場合には、石油、 ガス、コンデンセート、およびこれ らに含まれる成分(エタン、プロパ ン、ブタン、硫黄、ヘリウム、金属) のすべてについて、経済性の観点か ら考察しなければならない。また、 開発時に損失があってはならない。 ・ 埋蔵量および未発見資源量は、石油、 ガス、コンデンセートに分けて評価 する。 ・ 石油とコンデンセートは質量で、 ガスは体積で、標準状態(0.1Mpa, 20℃)のもとで評価する。

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② 石油およびガスに関する埋蔵量および 未発見資源ポテンシャルのカテゴリー  この章では、埋蔵量のA ∼ D2より なるカテゴリー区分に関する定義が示 されている。 A : 承認された油ガス層管理計画の もとで掘削された坑井から生産 可能な範囲の埋蔵量 B : 油田の場合は、承認された油 の開発計画に従って掘削され た坑井から生産可能な範囲の 埋蔵量。ガス田の場合は、試 験商業生産計画に従って掘削 された坑井から生産可能な範 囲の埋蔵量 C 1 : 商業化可能とみなせる量の石油 またはガスの産出が確認された か、あるいは地質学的・地球物 理学的調査の結果に基づいて商 業量の産出が期待できる埋蔵量 C 2 : C1以上のカテゴリーとして承認 された部分を含む鉱床の未探鉱 の部分の埋蔵量 C 3 : 地質学的・地球物理学的探査が 十分に行われた未試掘構造に対 して期待される資源量、および 既存の油・ガス田内に想定され る深部プールに対して期待され る資源量 D1L : 石油またはガスの賦存が確認ま たは推定された地域内で、プロ スペクティングな地質学的およ び地球物理学的探査によって摘 出された構造に対して期待され る未発見資源量。これは1983年 版にはなかったカテゴリーである D 1 : 商業量の石油またはガスの賦存 が確認されている地域内におい て、地質学的・地球物理学的・ 地球化学的探査の結果に基づい て期待される未発見資源量 D2 : 商業量の石油またはガスの賦存 が確認されていない地域内にお いて、地質学的・地球物理学的・ 地球化学的探査の結果に基づい て期待される未発見資源量 ③石油およびガスの埋蔵量の分類  この章では商業性の観点からの分 類を定義しており、2001年版におい て大きな変更がなされた部分である。 1983年 版 で は、balance( あ る い は booked)およびextra balance(ある いはunbooked)という区分を行って いた。前者は現時点で経済的に開発可 能な埋蔵量であり、後者は現時点で商 業性がない、あるいは技術的に不可能 であるが、将来的には商業開発可能と なる可能性のある埋蔵量である、と規 定していた。さらにbalance埋蔵量の うち、現時点の技術を用い、かつ容認 できる予算の範囲内で生産可能な量を extractableな埋蔵量、と規定してい た。  これに対し2001年版では、地質学的 埋蔵量(геологические запасы)と 可採埋蔵量(извлекаемые запасы) という概念を導入した。前者は、地下 に存在する石油・ガス・コンデンセー トの量であり、欧米の原始埋蔵量に相 当するものである。後者は、地質学的 埋蔵量のうち、現在の技術を用いて現 在の競争市場の条件の下で商業性を持 つと判断される部分であり、欧米の可 採埋蔵量と基本的に同じ概念である。 ④ 埋蔵量規模および地質学的な複雑さ に基づく油ガス田の分類  以下の分類を用いることが規定され ている。 ・可採埋蔵量による分類 ユニーク: 3億トン以上の油田、5,000億 立方メートル以上のガス田       (約22億バレル以上の油田、 17.65Tcf(兆立方フィート) 以上のガス田) 大 規 模: 6,000万∼ 3億トンの油田、 750億∼ 5,000億立方メート ルのガス田       (4億3,800万∼ 22億バレル の油田、2.65 ∼ 17.65Tcfの ガス田) 中 規 模: 1,500万∼ 6,000万トンの油 田、400億∼ 750億立方メー トルのガス田       (約1億∼ 4億3,800万バレル の油田、1.41 ∼ 17.65Tcfの ガス田) 小 規 模: 1,500万 ト ン 以 下 の 油 田、 400億立方メートル以下の ガス田       (約1億バレル以下の油田、 1.41Tcf以下のガス田) ・地質学的な複雑さに基づく分類 単純な構造: (炭化水素が)単相で、 断層を伴わず、変形が微 弱で、貯留層の層厚およ び性状が平面でも断面で も一様である鉱床 複雑な構造: 単相または2相で、貯留 層の層厚および性状が平 面または断面で一様でな い、あるいは地層の浸透 性が変化する、あるいは 構造的擾乱を伴う鉱床 非常に複雑な構造: 単相または2相で、岩相変 化や構造的擾乱を伴い、 かつ貯留層の層厚および 性状が一様でない鉱床 ⑶ 石油・ガスの探査における地質・物 探作業に関する規定   ロ シ ア の 石 油・ ガ ス 探 査 に お け る 地 質・ 物 探 作 業 の 標 準 的 な 作 業 項 目 や 手 順 は、Временное положение об этапах и стадиях геологоразведочных работ на нефть и газ, к Приказу МПР России от 7 февраля 2001 г. N 126. (地質学的石油・ガス探査における期 間および段階についての暫定的規定) という法令によって規定されている。 この法令では、探鉱作業を広域調査期 間、探鉱期間、開発調査期間の3つの 期間に分け、各期間をさらにいくつか

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の段階に区分して、それぞれの段階に ついて調査対象と目的、地質・物探作 業の種類、調査項目、結果として算定 される埋蔵量のカテゴリー、作成すべ き報告書および図面の種類等が示され ている。 ①広域調査期間 目的:探鉱密度の低い堆積盆地または その一部について、地質構造の概要を 調査し、石油・ガス賦存の可能性を評 価し、さらなる探査の対象とすべき地 域を摘出すること a)石油・ガス賦存の予測段階 ・ 対象:堆積盆地またはその一部 ・ 作業項目:航空写真・衛星映像の解 読/地質学的、水理地質学的、地質 構造、地形学的、地球化学的調査/ 1:200,000−1:50,000スケールの重磁 力探査および電気探査/地震探査/ 調査井の掘削 ・ 作成すべき図面:対象地域概念図/ 断面、観測点、坑井の位置図/堆積 盆地の主要地質構造の地質・地球物 理学的断面図/調査井の地質・地球 物理学的断面図(参照層準および発 見事項を明記)/地域間の堆積物対 比図/堆積盆地および主要構造の特 徴を示す標準的な地質・物探断面図 /堆積盆地またはその一部の構造区 分図/石油・ガス賦存の可能性のあ る地域および層準の岩相図・古環境 図/石油・ガスポテンシャルマップ (さらなる探査対象として最優先さ れる地域を明示) ・ 埋蔵量カテゴリー:D1およびD2の 一部 b)石油・ガス集積帯の評価段階 ・ 対象:石油・ガス賦存の可能性が高 い地域 ・ 作業項目:a)と同じ項目で1:100,000 −1:25,000スケールの調査を実施す る ・ 作成すべき図面:対象地域概念図/ 地質・物探調査範囲図/地質構造区 分図/調査断面図および坑井の位置 図/石油・ガス賦存の可能性のある 地域・構造を示した地質・地球物理 学的断面図/石油・ガス賦存(また はその可能性のある)地域の産出層 準坑井対比図/調査井を通過する標 準的な地質断面図・地震探査時間断 面図/主要構造区ごとの構造図/石 油・ガス賦存の可能性のある地域お よび層準の岩相図・古環境図/有望 地域における石油・ガス賦存の主要 条件を示したマップ/石油・ガス存 在予想図およびD1・D2カテゴリー の石油・ガス分布密度予想図 ・ 埋蔵量カテゴリー:D2およびD1の 一部 ②探鉱期間 目的:新たな石油・ガス鉱床または既 存の油・ガス田中の新規のプールを発 見し、その埋蔵量をC1およびC2カテ ゴリーとして推定すること a)探査試錐対象の摘出段階 ・ 対象:石油・ガスの存在が確認され た、または可能性のある地域 ・ 作業項目:航空写真・衛星映像の詳 細解読/地質学的、地形学的調査/ 重磁力探査および電気探査/地震探 査/コアホールの掘削 ・ 作成すべき図面:対象地域概念図/ 地質・物探調査範囲図/調査断面、 観測点、坑井の位置図/地質断面図、 地震探査時間断面図、電気探査断面 図/コアホールの地質・地球物理学 的断面図(産出層準を記入)/対象 層準の構造図(最優先構造を明記) /すべての地質学的・地球物理学的 調査結果の相互関係を示したマップ ・ 埋蔵量カテゴリー:D1L(D1_local) b)試錐対象の準備段階 ・ 対象:発見されたトラップ ・ 作業項目:高精度重力探査・電気探 査/密度の高い地震探査/コアホー ルの掘削 ・ 作成すべき図面:対象地域概念図/ 地質・物探調査範囲図/調査断面、 観測点、坑井の位置図/地質断面図、 地震探査時間断面図、電気探査断面 図/コアホールの地質・地球物理学 的断面図(産出層準を記入)/対象 層準の構造図(最優先構造を明記) /背斜構造以外のトラップの概形を 産出層準の構造図上に示したマップ /すべての地質学的・地球物理学的 調査結果の相互関係を示したマップ /潜在的な油・ガス田についての情 報をまとめたマップおよび試掘井の 掘削準備のための作業図 ・埋蔵量カテゴリー:C3 c) 石油・ガス鉱床探査 ・対象:試掘対象となるトラップ ・ 作業項目:試掘および産出試験/坑 井地震探査 ・ 調査項目:炭化水素の相挙動/地下 状態および地表での石油・ガス・コ ンデンセートの物理・化学的性状お よび市場性/水押しの性質/有効層 厚、孔隙率、流体飽和率/坑井の産 出能率および産出能力 ・ 埋蔵量カテゴリー:C1およびC2 ・ その他:油・ガス田が発見された場 合は、根拠となる地質・物探資料を 添えて当局に届け出なければならな い ③開発調査期間 ・ 目的:油・ガス田の特性を調査し、 油田の開発計画、またはガス田の商 業開発に先立つ試験生産計画を作成 すること ・ 対象:油・ガス田 ・ 作業項目:探掘井および試験的な生 産井の掘削/掘削結果に基づいた地 質・物探資料の再解釈/地表および 坑井での高精度の地質・物探作業/ 試験生産の実施/石油およびコンデ ンセートの回収率に関するフィージ ビリティスタディ ・ 調査項目:ガス・石油・水の境界面 の位置/石油・ガス・コンデンセー ト・水の生産量、地層圧力、飽和圧

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力、坑井の生産能力/端水との流体 力学的連続性/水押しの性質の変化 /鉱床内での流体の物理・化学的性 状の変化/回収率改善法を選択する のに必要な貯留層性状の解明 ・ 埋蔵量カテゴリー:C1およびC2の 一部 (4)ロシアの埋蔵量評価の実際  ロシアにおける実際の探鉱・開発作 業および埋蔵量評価は、上記の原則を 踏まえて、さらに具体的な規定および 慣例に基づいて実施されている。探鉱 作業の進展に伴う埋蔵量評価の変遷に ついて、やや具体的に述べる。  広域調査期間には、堆積盆地全体な いしその一部を対象にして地質学的・ 地球物理学的・地球化学的探査が行わ れ、その結果に基づいて未発見資源量 が算定される。この資源量は、該当地 域内で商業量の石油またはガスの賦存 が確認されていればD1、そうでなけ ればD2と定義される(図2の①)。  ここで摘出された潜在的なトラップ に対して、より詳しい地質学的・地球 物理学的探査が追加された結果、その トラップについて算定される埋蔵量が D1L(D1_local)である。さらに、探 査が十分に行われ、試掘対象となりう ると判断されるトラップに対して算定 される埋蔵量がC3である(図2の①)。  試掘井が掘削され、商業量の油ガス の産出が確認された場合、その坑井を 中心として描いた排出半径円内に対し て算定される埋蔵量をC1と定義する。 排出半径はその地域の標準的な生産井 間隔の2倍の値とする。ロシアでは500 ×500mの生産井間隔が一般的なので、 C1を定義する円の半径は通常1kmと なる(図2の②)。  次に、排出半径の2倍の半径を持つ 円を描き、2つの円の間のドーナッツ 状領域に対して算定される埋蔵量を C2と定義する。坑井で炭化水素の存 在が確認されたにもかかわらず、何ら かの理由で産出試験が行われなかった 場合は、排出半径内の埋蔵量をC2と 定義する(図2の②)。  新たな油・ガス田が発見されると、 通常3×4kmのグリッドに沿って探掘 井が掘削される。油ガスの産出が確 認された探掘井の各々について、試 掘井と同様にC1の領域を示す円とC2 の領域を示すドーナッツ状領域を描 く。そして、C1の円の外縁を結んだ 領域、およびこれを取り囲んでC2の ドーナッツ状領域の外縁を結んだ領域 を描いて、それぞれに対して算定され る埋蔵量をC1およびC2と再定義する。   図2 探鉱作業の進展と埋蔵量評価の変遷(その1)         トラップ 潜在的なトラップ  堆積盆地 またはその一部 地震探鉱測線 坑井

L L 探掘井で油ガスの産出が確認できな かった場合でも、地震探鉱資料を検討 して油ガスの存在が確実であると判断 され、かつ同一プール内に掘削された 他坑井において商業量の油ガスの産出 が確認されている場合は、この坑井の 周囲もC1に含まれる(図2の②)。  探掘井は、端水面が確認されプール の外形が把握されるまで掘削される。 この段階で、プール内の多数のレベル で油ガスの産出が確認されていれば、 端水面までのプール全体がC1となる。 また、油ガスの産出が1坑井でのみ確 認されている場合は、この坑井(およ 探鉱作業の進展と埋蔵量評価の変遷(その1) 図2

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び産出試験は実施されていないが油ガ スの存在が確実であると判断される坑 井)の周辺のみがC1、その外側から 端水面までがC2となる。さらに、油 ガスの存在が確実であると判断される が産出試験の実績のないプールについ ては、プール全体がC2となる(図3)。  C2の算定にあたっては、C1より小 さい回収率が用いられたり、容積法で 求めた値にさらに0.5前後の成功係数 が乗じられたりすることがある。  C1+C2に対するC1の割合は、埋蔵 量確認作業の進展を示す目安となる。 坑井が1坑だけの場合、端水型貯留層 ではC1/(C1+C2)=0.25であるが、底 水型貯留層の場合はこの値は極めて 小さい。どちらの場合も、坑井数が 増加するにつれてC1/(C1+C2)の値 も増加して行く。旧ソ連時代は、C1/ (C1+C2)の値が0.8に達することが開 発に移行するための条件の一つとされ ていた。このため、平面的な広がりの 大きな鉱床の場合は、探鉱段階での坑 井数が極めて多くなり、たとえば東シ ベリアの大規模油・ガス田では50坑か ら100坑にも達する。現在では、この 値が0.5であっても、オペレーターが 自己リスクで開発に移行することが認 められることがある。  ロシアでは一般に500×500mのグ リッドに沿って開発井を掘削すること が多く、これをtechnological scheme (технологическая схема) と 呼 ぶ。 technological schemeにしたがって掘 削された開発井でカバーされる範囲 の埋蔵量は、カテゴリー Bと認定さ れる。対象フィールドの特性を考慮 してtechnological scheme以外の開発 井配置が採用された場合、あるいは technological schemeにしたがった開 発井配置に対して、取り残しの油ガス を回収する目的でさらにインフィル の開発井が掘削された場合、その範囲 の埋蔵量はカテゴリー Aと認定され る。なお、カテゴリー BおよびAの埋 蔵量算定の対象となるのは、開発井そ のものの位置で囲まれた範囲であり、 C1/C2の場合のように排出半径の外縁 まで広げることはない(図2の③)。 I II III 産出試験で商業量の産油を確認 物理検層で石油の存在を推定 C1 C2   物理検層で石油の存在が推定された場合、 同一層で商業量の産油を確認していればC1 そうでなければC2 I II III 端水面が確定すると、 同一層内の多数のレベルで商業量の産油を 確認していれば端水面までC1 そうでなければ端水面までC2     図3 探鉱作業の進展と埋蔵量評価の変遷(その2) I II III 探鉱作業の進展と埋蔵量評価の変遷(その2) 図3

(7)

3.

ロシアの埋蔵量定義と

欧米の埋蔵量定義の比較

(1) 埋蔵量の評価方法と定義に関する 一般論  一般に油・ガス田の埋蔵量を求める には、基本的に容積法が用いられ、生 産を行っている油・ガス田については 減退法や物質収支法が用いられること もある。ロシアでも、埋蔵量の算定に はこれらのいずれかの方法を用いるよ うに定めている。  容積法では、まず貯留層の形状(貯 留層上面の三次元的構造形態)と性状 (有効層厚、孔隙率、浸透率、流体飽 和率、圧力等)を測定あるいは推定す る。貯留層形状は地質調査、物理探査、 坑井の掘削等によって求める。貯留層 性状はまず坑井で、あるいは坑井で採 取した試料について測定し、これに基 づいてフィールド全体における分布を 推定する。これらを総合して地下に存 在する炭化水素の量(原始埋蔵量)を 算定し、さらに回収率を検討して実際 に回収可能な量(可採埋蔵量)を算定 する。  容積法や減退法といった埋蔵量の計 算方法は、物理・化学の法則と数学に 従ったものであり、基本的に万国共通 である。最近ロシアでの現地調査で、 ロシアにおける容積法埋蔵量計の指導 書3点を入手したが、そこに記されて いる方法は欧米や日本で一般に用いら れる方法と基本的に同じである。ただ し、地域によって地質特性や使用でき るハードウェア・ソフトウェアは様々 であり、それに応じて実際の計算過程 も細かく見れば千差万別である。例え ば、1次元の炭化水素生成シミュレー ションツールであるLopatin法もソ連 のオリジナルであることを考えると容 易にこの状況が理解できよう。  炭化水素をはじめとする地下資源の 埋蔵量算定に不可避の問題は、算定に 用いる要素の多くに不確実性が伴い、 かつその程度が場合により大幅に異な ることである。不確実性を表現する方 法として、決定論的な算定方法と確率 論的な算定方法とがある。前者は、例 えば確認、推定、予想というように不 確実性の程度を定性的かつ不連続的に 何段階かにカテゴリー区分して、各カ テゴリーごとの埋蔵量を求めるもので ある。後者は、不確実性を定量的かつ 連続的に扱うものである。各国あるい は各団体が独自に規定している埋蔵量 定義の核心は、埋蔵量の不確実性を表 現するために用いるカテゴリー区分の 定義である。 (2) ロシアの埋蔵量定義の特徴と欧米 の定義との比較  ロシアの埋蔵量カテゴリーは、探鉱 開発活動の進展に伴う埋蔵量評価の確 実性の増大を決定論的に表現したもの である。確実性の重要な判断基準は、 坑井で(商業量の)油ガスを産出した かどうかである。埋蔵量の各クラス は常に各々の空間的分布が明示される が、それは坑井の分布と直接関連づけ て規定され、探鉱開発の進展に伴って 境界が移動する。  欧米の一般的な埋蔵量定義として SPE/WPC/AAPG(2001) の 規 定 を 例にとり、ロシアの埋蔵量定義と比較 し て み る( 図4)。SPE/WPC/AAPG (2001) の 規 定 で は、 プ ロ ジ ェ ク ト のリスクと量的算定の不確実性とを 明確に区別し、両者を独立の軸とし て 扱 う。 す な わ ち、 ま ず プ ロ ジ ェ ク ト リ ス ク の 面 で の 大 き な 分 岐 点 は、既に商業化されている(あるい はそれが確実)か否かであり、前者 のみを埋蔵量(reserves)として扱 う。商業化以前の段階のものは資源量 (resources)と呼ばれ、そのうち既発 見のものを条件付資源量(contingent resources)、未発見のものを想定資源 量(prospective resources) と 呼 ぶ。 以上の各カテゴリーは、量的算定の不 確実性によってさらに3段階に区分さ れる。埋蔵量については「確認」「推 定」「予想」と呼び、資源量について は「low estimate」「best estimate」「high estimate」と呼ぶことが提案されてい る。  これに対しロシアでは、やはり埋 蔵量(запасы)と資源量(ресурсы) を 区 別 す る が、Provisional Classifi-cationの定義では、前者は既発見の油 ガス(C2以上)、後者は未発見の油ガ ス(C3以下)を指して用いられており、 SPE/WPC/AAPG(2001) が 商 業 化 されているか否かを基準とするのとは 明らかに異なっている(図4)。   ま た、 ロ シ ア のA/B/C1/C2/C3/ D1L/D1/D2というカテゴリー区分は、 プロジェクトリスクの面からの区分と 量的算定の不確実性からの区分が混在 したものとなっている(図5)。すなわ ち、C3以下の区分がプロジェクトリ スクの面からの区分であるのに対し、 C2以上の区分は主に量的算定の不確 実性からの区分である。A/B/C1の区 分には、プロジェクトリスクの面から の区分という要素もあるともいえる。  さらに重要なことは、油・ガス田 (の一部)が商業化された場合、SPE/ WPC/AAPG(2001)の定義では油・ ガス田全体のカテゴリーが変化するの に対して、ロシアの定義ではあくまで も開発井が掘削された範囲内だけがカ テゴリー Bとなるのであって、開発井 が掘削されていない領域については (同一プール内であっても)C1のまま であるという点である(図3)。ある油 田の探鉱開発を想定した場合、各埋蔵 量カテゴリーの相対量が時系列的にど のように変化するかを、SPE/WPC/ AAPG(2001)の定義とロシアの定義 の各々について模式的に表すと、図6 のようになる。

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埋蔵量・資源量に関するSPE/WPC/AAPG の定義とロシアの定義の比較(その1) 図4 埋蔵量・資源量に関するSPE/WPC/AAPG の定義とロシアの定義の比較(その2) 図5

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Project Maturity Project Maturity 累計生産量 資源量 Ресурсы ロシアの埋蔵量評価 埋蔵量および資源量 SPE/WPC/AAPG(2001)の 定義に基づく埋蔵量評価 (P50+累計生産量に対する相対値) (全カテゴリーの和に対する相対値) P50+累計生産量 D1/D2 C3 C2 C1 B A

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90 油ガス田 の発見 開発計画 の承認 生産開始 Reserves Contingent Resources Prospective Resources Извлекаемые Запасы 可採埋蔵量 D1 Loca l 図6 埋蔵量・資源量に関するSPE/WPC/AAPGの定義とロシアの定義の比較(その3)  累計生産量 埋蔵量および資源量 (3) ロシアと欧米の埋蔵量評価値の比較  前節で述べたように、ロシアと欧 米の埋蔵量の定義は基本的に異なる ので、両者の埋蔵量カテゴリー間での 対応付けを一概に行うことは困難であ る。しかし、両者の間に経験的にある 程度一定の関係が成り立つという見解 もあり、以下のような関係が目安とし て示されている。  これらの見解は、「A + B + C1 の 値は西側の確認埋蔵量値より大きい」 という点ではいずれも一致している。 実際にロシアの石油会社6社の所有す る 油 田 に つ い て、A+B+C1の 値 と SPE/WPC/AAPG(2001) の 定 義 に 基づいて算定した確認埋蔵量値とを比 較した結果では、後者は前者の20%か ら90%の間である(図7)。  A + B + C1 の値が西側の確認埋蔵 量値より大きく算定される原因として は、経済性および回収率の考え方の違 いによる部分が大きい、ということが しばしば指摘されている。ロシアで実 際にどのようにして回収率を算定して いるかは不明な点が多いが、入手し た資料では、カテゴリー C3、すなわ ち試掘以前の段階で用いる参考値とし て、排出機構別に以下の範囲が示され ている。これは日本や欧米で用いる一 般的な値と比較してかなり大きな値に なっている。  なお、ガスの回収率は100%とする のがロシアでは一般的である。  回収率が関与する以前の原始埋蔵量 の段階について考察してみると、カテ ゴリー AおよびBはSPE/WPC/AAPG (2001)の確認埋蔵量の定義を満たす と十分期待できる。カテゴリー C1に ついても、1坑井の周囲についての定 義は、商業性に関する規定を除くと、 SPE/WPC/AAPG(2001) の 確 認 埋 蔵量の定義にかなり近い。したがって、 SPE/WPC/AAPG(2001) の 定 義 で 確認埋蔵量が認定される油・ガス田(す なわち商業化されているか確実に商業 化される油・ガス田)について算定さ れるカテゴリー C1の埋蔵量は、(原始 埋蔵量の段階では)そのほとんどが確 認埋蔵量として認められるだろう。一 方、商業化以前の油・ガス田について は、カテゴリー C1の埋蔵量がいくら あっても確認埋蔵量はゼロであり、条 件付資源量のlow estimateの値と比較 してみるべきであると思われる。  ロシアの埋蔵量定義により算定され た油・ガス田について、その埋蔵量を 欧米の埋蔵量定義に置き換える場合 は、まず個々の油・ガス田について商 業性に関するステイタスに基づいて分 類したうえで、両者の定義に基づく埋 蔵量値を比較してみる必要がある。し かし、現状としてはそのような詳細な 情報が入手できるわけではなく、様々

Semenovich (1976) RusEnergy (2004) IEA(2002) 確認埋蔵量 A + B + 30% C1 70% (A + B + C1) 50%(A+B+C1) 推定埋蔵量 70% C1 + Part C2 予想埋蔵量 Part C2 + Part C3 <ロシア> <日本> 水押し型 0.6 ∼ 0.8 端水型 0.35 ∼ 0.6 底水型 0.2 ∼ 0.4 ガスキャップ型 0.6 ∼ 0.8 0.2 ∼ 0.4 弾性押し型* 0.4 ∼ 0.6 溶解ガス押し型 0.2 ∼ 0.4 0.12 ∼ 0.25 重力押し型 0.1 ∼ 0.2 0.5 ∼ 0.7 *:elastic drive 埋蔵量・資源量に関するSPE/WPC/AAPG の定義とロシアの定義の比較(その3) 図6 ロシアの埋蔵量カテゴリーを欧米の埋蔵量評価値への変換 表1 排出機構別の回収率(目安)の違い 表2

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4.

まとめ

 ソ連崩壊直後、欧米の石油会社各社 が想定していた生産量でサウジアラビ アと1、2位の座を競うロシアへの参入 は、投資環境の難しさからなかなか実 現しない。その一方、未探鉱・未開発 の地域や油・ガス田を多く含むティマ ンペチョラ、東シベリア、ロシアの周 辺の大陸棚をめぐっては、ロシア側か らも外資の参入を望むニュースがしば しば伝えられる。現在、ロシア、日本、 中国を巻き込んだ東シベリア発信の原 油パイプラインおよび沿海州岸におけ る原油積出港の建設プランの検討が進 められている。ロシアにおける石油ビ ジネスのチャンスを検討する場合にか ならず、立ちはだかるのが、そこにど のくらいの石油や天然ガスの埋蔵量が あるかを、ロシアの定義で表現された 埋蔵量算定値から読み取らなければな らないことである。今回、そのロシア の埋蔵量定義について正確に理解する ことにより、ロシアの埋蔵量算定値を 欧米の埋蔵量定義に正確に変換する糸 口を見いだすことができるのはと考え て調査を行った。  結論としては、ロシアの埋蔵量算定 値を欧米の埋蔵量定義に1つのルール で簡単に置き換えることは難しいが、 ロシアの油・ガス田について、その油・ ガス田がそのような商業性に関するス テイタスとなるのかを明らかにするこ とにより、ロシアの埋蔵量分類のカテ ゴリーであるA/B/C/Dを、欧米の埋 蔵量定義に振り分けることができるこ とが判明した。これはこれまで、様々 な論文や文献等で指摘されてきた、ロ シアの埋蔵量算定値を欧米の埋蔵量定 義に置き換える場合は個々の油・ガス 田単位で考えなくてはならないという ことに他ならない。しかし、個々の油・ ガス田単位で検討するにしても、すべ ての埋蔵量算定に必要なデータを入手 し検討しなくても、その油・ガス田 のステイタスを明らかにすることによ り、欧米の埋蔵量定義への置き換えは ある程度可能である。  ただし、このようにしてロシアの埋 蔵量算定値を欧米の埋蔵量定義に置き 換える手法は、戦略的な判断を行う場 合には適しているが、さらに一歩踏み 込んで投資を判断を行う場合は、他の 地域に対する埋蔵量評価および経済性 の検討手法と同様に、詳細なデータで に立ち戻って評価を行わなければなら ないことは言うまでもない。

5.

おわりに

 今回のロシアの埋蔵量定義の調査で は、海外地質構造調査事業の事前調査 の一環として、財団法人・石油開発情 報センターが受託し現地調査を実施し た。調査を担当された武富浩、佐々木 哲、江波戸俊和、森川豪の各氏には誌 面を借りて御礼申し上げる。また、ロ シアの埋蔵量定義に関する貴重な資料 や情報を提供してくれた著者の友人 であるロシアの石油Lukoilのティマン ペチョラ地域のChief GeologistのFlex Chimblatov氏にも謝意を表したい。 ロシアの主要会社別に見たA+B+C1とSPE定義の確認埋蔵量の比較 出典:RusEnergy, 2004 図7

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参考文献

Caldwell, R. H, J. D. Grace and D. I. Heather, 1993, Comparative Reserves Definitions: U.S.A., Europe, and the Former Soviet Union: JPT, p.866-872

International Energy Agency, 2002, Russia energy survey, 271pp. 石油鉱業連盟, 2003, 世界の石油・天然ガス等の資源に関する評価

Society of Petroleum Engineering Inc., 2001, Guide lines for the Evaluation of Petroleum Reserves and Resources - A Supplement to the SPE/WPC Petroleum Reserves Definitions and the SPE/WPC/AAPG Petroleum Resources Definitions, 141pp.

富田伸彦, 高山將, 1999, 石油・天然ガス資源の埋蔵量定義と算定法 −最新基礎知識と実際−: 石油/天然ガスレビュー , vol.32, no.4, p.25-59.

United Nations Economic Commission for Europe, The Russian Programme for Revising the Hydrocarbons Classification: UNECE website

http://www.unece.org/energy/documents/Krassilnikova_Russia.ppt

United Nations Economic Commission for Europe, SPE/WPC/AAPG Definitions of petroleum reserves and resources: UNECE website

参照

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