３．８−１ ３ ． ８ 安 全 文 化1の 醸 成 活 動 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 主 目 的 は ，原 子 力 安 全 を 最 優 先 に 位 置 づ け た 保 安 活 動 を 行 う た め ，経 営 責 任 者 が 掲 げ る 安 全 文 化 の 醸 成 に 係 る 方 針 と そ の 方 針 に 基 づ く 活 動 を 確 実 に す る た め の 仕 組 み に よ り ，組 織 に 属 す る 個 々 の 要 員 が 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 に 参 画 す る こ と で 継 続 的 に 安 全 文 化 を 醸 成 さ せ る こ と で あ る 。 そ の た め ， 社 長 は ，「 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 方 針 」 を 制 定 し て 安 全 文 化 を 醸 成 す る こ と を コ ミ ッ ト メ ン ト し ，そ の 方 針 に 基 づ き ，個 人 お よ び 組 織 が 原 子 力 安 全 を 最 優 先 に 考 え る「 原 子 力 安 全 文 化 」の 醸 成 に 係 る 体 制 を 構 築 し ，活 動 を 計 画 的 に 実 施 ，評 価 す る と と も に ，評 価 結 果 を 踏 ま え て 安 全 文 化 醸 成 活 動 を 改 善 し て い く こ と に よ り ， 継 続 的 に 安 全 文 化 の 醸 成 に 努 め て い る 。 社 長 の 安 全 文 化 醸 成 に 関 す る コ ミ ッ ト メ ン ト で あ る「 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 方 針 」 を 資 料 ３ ． ８ − １ に 示 す 。 1 安 全 文 化 の 定 義 国 際 原 子 力 機 関 （ Ｉ Ａ Ｅ Ａ ） 報 告 書 Ｉ Ｎ Ｓ Ａ Ｇ − ４ に よ る （ 出 典 「 平 成 17 年 度 原 子 力 安 全 白 書 」） 「 原 子 力 発 電 所 の 安 全 の 問 題 に は ， そ の 重 要 性 に ふ さ わ し い 注 意 が 最 優 先 で 払 わ れ な け れ ば な ら な い 。 安 全 文 化 と は ， そ う し た 組 織 や 個 人 の 特 性 と 姿 勢 の 総 体 で あ る 。」
３．８−２ ３ ． ８ − １ 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 に お け る 現 在 の 保 安 活 動 の 仕 組 み に つ い て 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 の 目 的 を 達 成 す る た め に 実 施 し て い る ，現 在 の 活 動 の 仕 組 み に つ い て ， そ の 概 要 を 説 明 す る 。 Ⅰ ． 背 景 平 成 13 年 の 地 元 自 治 体 と の 安 全 協 定 改 訂 に お い て 安 全 文 化 醸 成 に 関 す る 事 項 を 織 り 込 ん だ こ と や ， 平 成 14 年 に 他 社 で 発 生 し た 問 題 を 受 け て の 当 社 の 対 策 と し て ， 平 成 15 年 度 か ら 原 子 力 部 門 の 職 場 風 土 の 改 革 に 取 り 組 ん で き た 。 ま た ， 平 成 18 年 秋 以 降 に 判 明 し た 発 電 設 備 に 係 る 一 連 の 不 適 切 事 案 の 再 発 防 止 策 と し て 様 々 な 安 全 文 化 醸 成 施 策 を 実 施 し て き た 。 こ う し た 中 ，発 電 設 備 に 係 る 一 連 の 不 適 切 事 案 を 契 機 と し た 実 用 炉 規 則 の 改 正（ 平 成 19 年 ８ 月 ）を 受 け ，当 社 は 原 子 炉 施 設 保 安 規 定（ 第 ２ 条 の ３ ）に「 安 全 文 化 の 醸 成 」 に つ い て 規 定 し （ 平 成 19 年 12 月 14 日 施 行 ）， こ れ を 受 け て ， 社 内 基 準 「 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 要 則 」 を 新 規 制 定 し （ 平 成 19 年 12 月 14 日 制 定 ）， こ れ に 基 づ き ， 安 全 文 化 の 醸 成 に 係 る 活 動 の Ｐ Ｄ Ｃ Ａ を 回 す 仕 組 み を 構 築 し 活 動 し て い る 。 Ⅱ ． 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 の 仕 組 み 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 の 全 体 像 を 資 料 ３ ． ８ − ２ に 示 す 。 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 の 仕 組 み は 以 下 の と お り 。 （ １ ） 活 動 計 画 の 策 定 電 源 事 業 本 部 長 は ，社 長 の コ ミ ッ ト メ ン ト に 基 づ き ，原 子 力 安 全 文 化 醸 成 に 関 す る 活 動 方 針 を 定 め る 。発 電 所 長 は ，そ の 活 動 方 針 に 基 づ き ，発 電 所 の 活 動 計 画 を 策 定 し ， 電 源 事 業 本 部 長 の 承 認 を 得 る 。 （ ２ ） 活 動 の 実 施 お よ び 報 告 発 電 所 長 は ，策 定 し た 計 画 に 沿 っ て 活 動 を 行 う と と も に ，実 施 状 況 を 電 源 事 業 本 部 長 に 報 告 す る 。 電 源 事 業 本 部 長 は ， 必 要 に よ り 改 善 を 指 示 す る 。 （ ３ ） 活 動 の 評 価 発 電 所 長 は ，発 電 所 が 行 う 個 別 活 動 の 実 施 状 況 等 を 踏 ま え ，発 電 所 の 活 動 を 評 価 す る 。 ま た ，電 源 事 業 本 部（ 原 子 力 品 質 保 証 ）は ，安 全 文 化 醸 成 活 動 の 有 効 性 の 把 握 お よ び 安 全 文 化 の 劣 化 兆 候 を 検 知 す る た め ，安 全 文 化 に 関 す る ア ン ケ ー
３．８−３ ト を 実 施 す る 。 電 源 事 業 本 部 部 長（ 原 子 力 品 質 保 証 ）は 各 所 の 個 別 活 動 の 実 施 状 況 お よ び 評 価 結 果 を と り ま と め ，安 全 文 化 に 関 す る ア ン ケ ー ト 結 果 お よ び 補 助 指 標 の 分 析 に 基 づ く 評 価 を 合 わ せ ，総 合 評 価 を 行 い ，評 価 結 果 を 踏 ま え た 改 善 策 を 策 定 の う え ，原 子 力 品 質 保 証 委 員 会 に て 審 議 し 電 源 事 業 本 部 長 の 承 認 を 得 る 。 （ ４ ） 活 動 の 継 続 的 改 善 電 源 事 業 本 部 長 は ，原 子 力 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 実 施 状 況 お よ び 評 価 ，な ら び に 評 価 結 果 を 踏 ま え た 改 善 策 ，さ ら に 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 活 動 に 関 す る 基 本 方 針 の 変 更 の 必 要 性 の 評 価 を 含 め て 社 長 へ 報 告 す る と と も に ，社 長 か ら の 改 善 指 示 を 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 に 関 す る 活 動 方 針 に 反 映 す る 。 （ ５ ） 有 識 者 会 議 か ら の 提 言 の 反 映 原 子 力 強 化 プ ロ ジ ェ ク ト 長（ 原 子 力 強 化 プ ロ ジ ェ ク ト に つ い て は ３ ．８ − 15 ペ ー ジ 「 ａ ． 原 子 力 強 化 プ ロ ジ ェ ク ト の 設 置 」 を 参 照 ） は ， 保 守 管 理 の 不 備 の 組 織 風 土 上 の 根 本 原 因 で あ る 「 安 全 文 化 要 素 の う ち 『 報 告 す る 文 化 』 お よ び『 常 に 問 い か け る 姿 勢 』が 組 織 と し て 不 足 し て い た 」を 踏 ま え た 安 全 文 化 醸 成 に 関 す る 再 発 防 止 対 策 の 推 進 （ 以 下 ，「 安 全 文 化 醸 成 に 関 す る 課 題 へ の 対 応 」 と い う 。） に 関 す る 有 識 者 会 議 か ら の 提 言 を 社 長 に 報 告 す る 。 原 子 力 強 化 プ ロ ジ ェ ク ト 長 は ， 社 長 か ら の 意 見 を 踏 ま え ， 部 所 長 に 対 し ， 提 言 内 容 を 該 当 部 所 の 施 策 に 反 映 す る よ う 指 示 す る と と も に ，電 源 事 業 本 部 長 へ 通 知 す る 。該 当 す る 部 所 長 は ，指 示 内 容 を 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 活 動 へ 反 映 す る 。 ま た ，原 子 力 強 化 プ ロ ジ ェ ク ト 長 は ，安 全 文 化 醸 成 に 関 す る 課 題 へ の 対 応 の 有 効 性 評 価 を 行 い ，評 価 結 果 を 踏 ま え た 次 年 度 の 計 画 に つ い て 有 識 者 会 議 へ 報 告 し ，提 言 を 受 け る 。有 識 者 会 議 か ら の 提 言 を 踏 ま え た 次 年 度 の 活 動 計 画 に つ い て は ，社 長 へ 報 告 し ，社 長 か ら の 意 見 を 踏 ま え て 電 源 事 業 本 部 長 へ 指 示 す る 。 電 源 事 業 本 部 長 は ，原 子 力 強 化 プ ロ ジ ェ ク ト 長 か ら 受 け た 指 示 内 容 を 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 に 関 す る 活 動 方 針 に 反 映 す る 。 Ⅲ ． 安 全 文 化 評 価 要 素 と 安 全 文 化 醸 成 度 評 価 の 考 え 方 発 電 所 ア セ ス メ ン ト の 結 果 や 経 営 層 と の 意 見 交 換 等 か ら 原 子 力 部 門 の 特 徴 を 分 析 し ， 強 み を 伸 ば し 弱 み を 是 正 す る 「 あ る べ き 姿 」 を ６ 軸 22 要 素 か ら 成 る 安 全 文 化 評 価 指 標 に 設 定 し て い る 。 要 素 毎 に 設 け た 「 評 価 の 視 点 （ 望 ま し い 姿 ）」 の 達 成 度 を ， 原 子 力 部 門 全 員
３．８−４ を 対 象 と し た ア ン ケ ー ト に よ り 調 査 し ，こ れ ま で 実 施 し て き た 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 有 効 性 を 評 価 す る と と も に ，ア ン ケ ー ト 結 果 の 年 度 推 移 を 分 析 し ，安 全 文 化 の 劣 化 兆 候 を 検 知 し て い る 。「 安 全 文 化 の 望 ま し い 姿 」 を 資 料 ３ ． ８ − ３ に 示 す 。 こ の 評 価 要 素 に 基 づ き 作 成 し た ア ン ケ ー ト 調 査 を 毎 年 実 施 し ，安 全 文 化 醸 成 度 の 経 年 変 化 を 把 握 し ，分 析・評 価 し た う え ，必 要 な 施 策 を 検 討・実 施 し て い る 。 原 子 力 安 全 文 化 評 価 ・ 改 善 の フ ロ ー 図 を 資 料 ３ ． ８ − ４ に 示 す 。 【 安 全 文 化 評 価 指 標 【 ６ 軸 22 要 素 】 評 価 軸 評 価 要 素 ま っ す ぐ な 意 識 と 姿 勢 ル ー ル を 遵 守 す る 意 識 ・ 姿 勢 の 定 着 化 安 全 最 優 先 の 浸 透 慢 心 の 撤 廃 オ ー プ ン な 組 織 運 営 健 全 な 仕 事 の し く み ル ー ル 遵 守 を 強 化 す る 仕 組 み の 充 実 体 系 だ っ た ル ー ル と 体 制 業 務 実 態 を 踏 ま え た 継 続 的 な 仕 組 み の 見 直 し 確 実 な 作 業 管 理 風 通 し の 良 い 組 織 無 理 な く 躊 躇 な い 報 連 相 担 当 内 の 良 好 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 部 門 間 の 良 好 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 地 元 や 協 力 会 社 と の 良 好 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 強 い リ ー ダ ー シ ッ プ 経 営 層 の 安 全 に 関 す る 言 動 と 行 動 の 実 践 責 任 ・ 権 限 の 明 確 化 安 全 に 配 慮 し た リ ソ ー ス 投 入 学 習 す る 組 織 教 育 訓 練 プ ロ グ ラ ム の 充 実 問 い か け る 姿 勢 ・ 改 善 を 考 え る 姿 勢 未 然 防 止 ・ 再 発 防 止 い き い き と し た 職 場 中 国 電 力 で 働 く 「 ほ こ り 」 上 司 か ら 部 下 と の 間 で の 十 分 な 配 慮 激 励 と 褒 賞 良 好 な 職 場 風 土 の 醸 成
３．８−５ ３ ． ８ − ２ 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 に お け る 保 安 活 動 の 評 価 結 果 本 節 に お い て は ，評 価 対 象 期 間 中 の 安 全 文 化 醸 成 活 動 に 係 る 以 下 の 事 項 に つ い て 評 価 し た 結 果 を 示 す 。 ・ 自 主 的 改 善 事 項 の 継 続 性 ・ 運 転 実 績 指 標 の ト レ ン ド Ⅰ ． 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 の 仕 組 み の 改 善 状 況 （ １ ） 組 織 ・ 体 制 ① 安 全 文 化 醸 成 活 動 に 係 る 組 織 ・ 体 制 の 改 善 状 況 組 織 ・ 体 制 に 係 る 自 主 的 改 善 活 動 を 行 っ て お り ， 主 な 30 件 に つ い て 現 在 も 継 続 し て 取 り 組 ま れ て い る こ と を 確 認 し た 。 な お ，不 適 合 事 象 ，指 摘 事 項 等 に お け る 改 善 状 況 の う ち ，組 織・体 制 に 係 る も の は な か っ た 。 ［ 保 安 活 動 に お け る 自 主 的 改 善 事 項 の 活 動 状 況 ] こ れ ま で 実 施 し て き た 主 な 自 主 的 改 善 事 項 を ，安 全 文 化 評 価 軸 の 区 分 毎 に 示 す 。 ａ ． 評 価 軸 １ ．「 ま っ す ぐ な 意 識 と 姿 勢 」 （ ａ ） ル ー ル を 遵 守 す る 意 識 ・ 姿 勢 の 定 着 化 に 向 け た 取 り 組 み ⅰ ． 全 社 大 に お け る 取 り 組 み 企 業 倫 理 の 徹 底 と い う 観 点 か ら ， 平 成 12 年 ３ 月 に 策 定 し た 行 動 指 針 （ Ｅ ｎ ｅ ｒ Ｇ ｉ ａ Ｗ ｉ ｌ ｌ ） を よ り 具 体 的 に 展 開 し た 「 中 国 電 力 企 業 倫 理 綱 領 」 を 策 定 し ， 平 成 15 年 ４ 月 １ 日 に 公 布 し た 。 あ わ せ て ，「 企 業 倫 理 委 員 会 」 お よ び 「 企 業 倫 理 相 談 窓 口 」 を 平 成 15 年 ４ 月 １ 日 に 設 置 し た 。 平 成 18 年 秋 以 降 に 判 明 し た 発 電 設 備 に 係 る 一 連 の 不 適 切 事 案 の 反 省 を 踏 ま え 平 成 19 年 ６ 月 に 「 コ ン プ ラ イ ア ン ス 経 営 推 進 宣 言 」 を 表 明 し ，ま た ，11 月 を コ ン プ ラ イ ア ン ス 強 調 月 間 と 定 め ，毎 年 定 期 的 に 意 識 向 上 の た め の 諸 施 策 を 実 施 し て い る 。 ⅱ ． 島 根 原 子 力 発 電 所 に お け る 取 り 組 み 発 電 所 に お い て は ，発 電 所 長（ コ ン プ ラ イ ア ン ス 推 進 責 任 者 ）が 指 名 す る コ ン プ ラ イ ア ン ス 推 進 役 が コ ン プ ラ イ ア ン ス 推 進 計 画（ 以 下 ，「 推 進 計 画 」と い う 。）を 策 定 し ，各 所 属 長 が 推 進 計 画 に 従 い 所 属 員 の コ ン プ ラ イ ア ン ス 意 識 の 高 揚 に 努 め て い る 。 具 体 的 な 活 動 と し て ，ル ー ル の 適 切 性 確 認 ，社 員 意 識 調 査 結 果 を
３．８−６ 踏 ま え た 話 し 合 い ，コ ン プ ラ イ ア ン ス 研 修 の 実 施 な ど に よ り コ ン プ ラ イ ア ン ス 推 進 に 取 り 組 ん で い る 。 ⅲ ． コ ン プ ラ イ ア ン ス 教 育 法 令 や ル ー ル の 遵 守 は も と よ り ，倫 理 や 道 徳 を 含 め た 社 会 的 規 範 を 守 る と い う 当 社 の コ ン プ ラ イ ア ン ス の 意 義 を 理 解 し ，コ ン プ ラ イ ア ン ス 最 優 先 の 業 務 遂 行 に 向 け た 認 識 の 共 有 化 を 図 る た め ，全 所 員 が 年 間 １ 時 間 の コ ン プ ラ イ ア ン ス 教 育 を 受 講 し て い る 。 教 育 の 実 施 結 果 に つ い て は 有 効 性 評 価 を 行 い ，改 善 の 必 要 が あ る 場 合 は 以 後 の 教 育 訓 練 に 反 映 し て い る 。 （ ｂ ） 安 全 最 優 先 の 浸 透 に 向 け た 取 り 組 み ⅰ ． 安 全 文 化 講 演 会 の 開 催 安 全 最 優 先 の 意 識 の 浸 透 を 図 る た め ，毎 年 ，安 全 文 化 講 演 会 を 開 催 し て い る 。 講 演 会 に は 協 力 会 社 も 参 加 し て お り ，所 員 お よ び 協 力 会 社 が 一 体 と な っ て ， 安 全 最 優 先 の 浸 透 を 図 っ て い る 。 ⅱ ． 原 子 力 安 全 文 化 の 日 の 制 定 点 検 不 備 に 係 る 問 題 か ら の 教 訓 を 決 し て 風 化 さ せ る こ と な く ，二 度 と 同 じ こ と を 繰 り 返 さ な い た め に ，役 員・社 員 全 員 が ，原 子 力 安 全 文 化 の 大 切 さ を 共 有 し ，安 全 意 識 と 行 動 等 に つ い て 自 ら あ る い は 相 互 に 確 認 す る 日 と し て ，点 検 不 備 に 係 る 調 査 報 告 書（ 最 終 ）を 提 出 し た ６ 月 ３ 日 を「 原 子 力 安 全 文 化 の 日 」と 定 め ，社 長 メ ッ セ ー ジ の 発 信 等 を 行 っ て い る 。 ⅲ ． パ ネ ル お よ び ス ロ ー ガ ン の 設 置 点 検 不 備 に 係 る 問 題 か ら の 教 訓 を 決 し て 風 化 さ せ な い た め ，発 電 所 管 理 事 務 所 の 入 口 に 点 検 不 備 に 係 る 問 題 の 新 聞 記 事 の パ ネ ル お よ び 社 員 公 募 に よ る ス ロ ー ガ ン を 設 置 し て い る 。（ 資 料 ３ ． ８ − ５ 参 照 ） （ ｃ ） オ ー プ ン な 組 織 運 営 に 向 け た 取 り 組 み （ 不 適 合 情 報 の 公 開 ） 島 根 原 子 力 発 電 所 の 点 検 不 備 に 係 る 再 発 防 止 策 の 一 環 と し て ，平 成 22 年 ９ 月 よ り ， こ れ ま で ホ ー ム ペ ー ジ 等 で 公 開 し て い た 運 転 情 報 ， ト ラ ブ ル 事 象 に 加 え ，不 適 合 と 判 定 さ れ た 情 報 を す べ て 公 開 す る こ と と し た 。 島 根 原 子 力 発 電 所 で 発 生 し た す べ て の 不 具 合 情 報 は 不 適 合 判 定 検 討 会 で 審 議 さ れ ， 毎 月 ７ 日 と 20 日 に 半 月 分 の 不 適 合 事 象 ・ 処 置 計 画
３．８−７ を 当 発 電 所 の ホ ー ム ペ ー ジ に 掲 載 し て い る 。（ 平 成 23 年 ３ 月 末 845 件 ） そ の 他 に も ，島 根 原 子 力 発 電 所 ホ ー ム ペ ー ジ 上 で プ ラ ン ト の 運 転 状 況 や 放 射 線 測 定 値 等 を リ ア ル タ イ ム に 情 報 提 供 す る な ど ，よ り 一 層 の 情 報 公 開 の 拡 大 策 を 実 施 し て き て い る 。 こ れ ら の 活 動 の 結 果 ，関 係 法 令・ル ー ル お よ び そ の 精 神 を 最 優 先 す る 意 識・姿 勢 ，安 全 最 優 先 の 価 値 観 ，業 務 運 営 の 透 明 性 の 確 保 の 醸 成 が 図 ら れ た 。 ｂ ． 評 価 軸 ２ ．「 健 全 な 仕 事 の し く み 」 に 関 す る 取 り 組 み （ ａ ） ル ー ル 遵 守 を 強 化 す る 仕 組 み の 充 実 に 向 け た 取 り 組 み ⅰ ． 業 務 と 法 令 等 の 関 係 整 理 業 務 運 営 に 関 連 す る 法 令 等 へ の 認 識 不 足 に よ る 法 令 違 反 を 防 止 す る 観 点 か ら ，業 務 と 法 令 等 と の 関 係 整 理 を 行 い ，そ の 資 料 を 社 内 イ ン ト ラ ネ ッ ト に 登 録・公 開 し て お り ，業 務 に 関 連 す る 法 令 等 の 確 認 に 活 用 さ れ て い る 。 ⅱ ． 官 公 庁 等 へ の 手 続 き 遵 守 法 令・通 達・行 政 指 導 に 基 づ く 許 認 可 ，申 請 ，届 出 お よ び 報 告 を 確 実 に 行 う た め ，毎 年 ，年 度 開 始 前 に 官 庁 関 係 申 請 等 の 年 度 計 画 を 策 定 し ， そ の 実 施 状 況 を 毎 月 発 電 所 長 へ 報 告 し て い る 。 （ ｂ ） 体 系 だ っ た ル ー ル と 体 制 に 向 け た 取 り 組 み 平 成 20 年 ８ 月 に 実 施 し た 安 全 文 化 に 関 す る ア ン ケ ー ト の 結 果 ，「 実 態 に 即 し て い な い ル ー ル が あ る 」，「 手 順 書 の 内 容 に 欠 如 や 重 複 が あ る 」 と い っ た 「 弱 み 」 が 抽 出 さ れ た 。 こ の 「 弱 み 」 の 改 善 に 向 け ， 平 成 21 年 度 よ り 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 活 動 計 画 に「 Ｑ Ｍ Ｓ 文 書 の 改 善 」に 関 す る 施 策 を 織 り 込 み ，組 織 的 に 文 書 改 善 に 取 り 組 ん で き て い る 。 （ ｃ ） 確 実 な 作 業 管 理 に 向 け た 取 り 組 み 従 業 員 の 業 務 上 の 災 害 の 絶 滅 を 図 る た め ，毎 年 ，安 全 衛 生 管 理 の 実 施 計 画 を 策 定 し ，管 理 者 に よ る 安 全 指 導 と 現 場 パ ト ロ ー ル ，工 事 担 当 者 の 安 全 教 育 指 導 な ど の 活 動 を 継 続 し て 実 施 し て い る 。 こ れ ら の 活 動 の 結 果 ，法 令・規 制 要 求 事 項 等 の ル ー ル 遵 守 ，手 順 書 等 の 継 続 的 な 見 直 し ， 作 業 環 境 の 改 善 が 図 ら れ た 。
３．８−８ ｃ ． 評 価 軸 ３ ．「 風 通 し の 良 い 組 織 」 に 関 す る 取 り 組 み （ ａ ） 無 理 な く 躊 躇 な い 報 連 相 に 向 け た 取 り 組 み 点 検 不 備 問 題 の 根 本 原 因 と し て ，本 社・経 営 層 と 発 電 所 と の 間 で 連 携 が 十 分 で な く ，そ の た め ，制 度 変 更 に 対 応 し た 適 切 な 施 策 等 の 速 や か な 業 務 運 営 へ の 展 開 が 不 足 し て い た こ と ，ま た ，発 電 所 も 経 営 層 に 現 場 の 状 況 を 伝 え る 活 動 が 十 分 で な く ，「 報 告 す る 文 化 」 が 不 足 し て い た こ と が 抽 出 さ れ た 。 こ の 再 発 防 止 対 策 と し て ，経 営 層 と 発 電 所 員 ，発 電 所 長 と 所 員 ，お よ び 協 力 会 社 と の 意 見 交 換 を 定 期 的 に 行 い ，出 て き た 意 見 や 提 案 に つ い て ，原 子 力 部 門 戦 略 会 議 で 取 扱 い を 審 議 し ，結 果 を 確 実 に 提 案 者 へ フ ィ ー ド バ ッ ク す る 仕 組 み を 構 築 し た 。 こ の 取 り 組 み が ，何 で も 言 い 出 せ ，報 告 で き る 職 場 づ く り へ 繋 が る と 考 え て い る 。 （ ｂ ） 現 場 で の 良 好 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に 向 け た 取 り 組 み ⅰ ． 部 所 長 と 所 員 と の 意 見 交 換 部 所 長 と 所 員 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 図 る た め ，課 長 単 位 で 開 催 さ れ る 職 場 懇 談 会 に 発 電 所 長 や 他 部 の 部 長 が 出 席 し 意 見 交 換 を 実 施 し て お り ，部 所 長 と 直 接 意 見 交 換 で き る 機 会 と し て 活 用 さ れ て い る 。 ⅱ ． わ い が や Ｅ − ね っ と 職 場 内 は も と よ り ，課 や 部 を ま た が っ た 情 報 交 換 の 場 を ネ ッ ト 上 （ Ｓ ｏ ｃ ｉ ａ ｌ Ｎ ｅ ｔ ｗ ｏ ｒ ｋ Ｓ ｅ ｒ ｖ ｉ ｃ ｅ を 利 用 ）で 提 供 す る「 わ い が や Ｅ − ね っ と 」を 開 設 し て お り ，談 話 の よ う な イ ン フ ォ ー マ ル な 会 話 も 含 め 職 場 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 促 進 ツ ー ル と し て 利 用 さ れ て い る 。 （ ｃ ） 部 門 間 で の 良 好 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に 向 け た 取 り 組 み ⅰ ． 経 営 層 と 現 場 実 務 者 と の 意 見 交 換 ト ッ プ マ ネ ジ メ ン ト の 思 い を 現 場 社 員 に 十 分 に 浸 透 さ せ る こ と お よ び そ の 逆 と し て 現 場 社 員 の 思 い を 直 接 ト ッ プ マ ネ ジ メ ン ト お よ び 本 部 経 営 層 に 伝 え る こ と に よ り ，内 部 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 充 実 を 図 る こ と を 目 的 と し て ，経 営 層 と 現 場 実 務 者 と の 意 見 交 換 を 実 施 し て い る 。 収 集 し た 意 見 は 速 や か に 原 子 力 部 門 戦 略 会 議 に 付 議 し ，業 務 改 善
３．８−９ 等 に つ な げ て い る 。 平 成 20 年 度 ∼ 平 成 22 年 度 の 意 見 交 換 実 績 を 資 料 ３ ．８ − ６ に 示 す 。 ⅱ ． Ｑ Ｍ Ｓ 推 進 者 会 議 運 営 方 法 の 改 善 平 成 20 年 ８ 月 に 実 施 し た 安 全 文 化 に 関 す る ア ン ケ ー ト の 結 果 ， 「 部 門 間 の 情 報 共 有 不 足 」，「 他 部 所 と の 連 携 不 足 」と い っ た「 弱 み 」 が 抽 出 さ れ た 。 こ の 「 弱 み 」 の 改 善 に 向 け ， 平 成 21 年 度 よ り 管 理 部 門 （ 本 店 ） と 現 場 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 図 る た め 開 催 し て い る Ｑ Ｍ Ｓ 推 進 者 会 議 に 担 当 者 の 同 席 も 可 能 と し ，情 報 共 有 を 促 進 し 部 門 間 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 改 善 を 図 っ て い る 。 ⅲ ． 原 子 力 安 全 情 報 検 討 会 の 設 置 個 別 の 検 討 課 題 に 応 じ て ，電 源 事 業 本 部 と 発 電 所 が 連 携 し て Ｐ Ｄ Ｃ Ａ を 回 せ る よ う に す る た め ， 平 成 22 年 ９ 月 に 原 子 力 安 全 情 報 検 討 会 を 設 置 し た 。検 討 会 で は ，制 度 変 更 の 変 化 に 対 し て ，電 源 事 業 本 部 が 総 合 的 な 評 価 を 行 い ，発 電 所 を 含 め た 組 織 と し て の 適 切 な 全 体 計 画 を 作 成 す る 等 の 活 動 を 行 っ て い る 。 （ ｄ ） 地 元 や 協 力 会 社 と の 良 好 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に 向 け た 取 り 組 み ⅰ ． 地 元 と の 良 好 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ア ． 地 元 へ の 積 極 的 な 情 報 発 信 地 元 の オ ピ ニ オ ン リ ー ダ 等 を 対 象 に 機 会 あ る 毎 に 訪 問 し ，情 報 発 信 を 行 う と と も に ，い た だ い た ご 意 見・ご 要 望 に つ い て は 個 別 に 対 応 し て い る 。 な お ，月 ２ 回 の 定 例 訪 問 日 を 設 定 し ，平 素 お 客 さ ま と の 接 点 が 少 な い 社 員 を 同 行 さ せ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 幅 を 広 げ て い る 。 イ ． 地 元 行 事 へ の 積 極 的 な 参 加 地 元 で 開 催 さ れ る 行 事 に は そ の 計 画 段 階 か ら 参 画 し ，実 施 に い た る ま で 積 極 的 に 参 加 し て い る 。ま た ，従 業 員 の 中 に は 個 人 と し て こ れ ら の 行 事 に 参 加 し て い る も の も い る 。 ⅱ ． 協 力 会 社 と の 良 好 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 協 力 会 社 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 場 と し て 次 の 会 議 体 を 設 置 し ， 情 報 共 有 を 図 っ て い る 。 ア ． 安 全 協 議 会 と 専 門 部 会 島 根 原 子 力 発 電 所 と 構 内 に 常 駐 し て い る 協 力 会 社 で 構 成 し て い る 安 全 協 議 会 に お い て ，災 害 防 止 と 健 康 の 保 持 増 進 を 図 る こ と
３．８−１０ を 目 的 と し て ， 安 全 衛 生 諸 施 策 の 実 施 に 関 す る 事 項 等 に つ い て ， 毎 月 ，審 議 し て い る 。な お ，安 全 協 議 会 の 下 部 組 織 と し て 放 射 線 管 理 部 会 ，作 業 安 全 管 理 部 会 ，衛 生 管 理 部 会 の ３ つ の 専 門 部 会 が あ り ， 具 体 的 事 項 の 審 議 ・ 協 議 お よ び 諸 活 動 を 実 施 し て い る 。 イ ． 品 質 保 証 連 絡 会 定 期 検 査 期 間 中 に 定 期 的 に 品 質 保 証 連 絡 会 を 開 催 し ，品 質 保 証 活 動 に 関 す る 事 項 に つ い て 協 力 会 社 と 情 報 共 有 等 を 行 っ て い る 。 こ れ ら の 活 動 の 結 果 ，社 内 の 各 階 層 や 部 門 間 ，地 元 や 協 力 会 社 と の 良 好 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 促 進 が 図 ら れ た 。 ｄ ． 評 価 軸 ４ ．「 強 い リ ー ダ ー シ ッ プ 」 に 関 す る 取 り 組 み （ ａ ） 経 営 層 の 安 全 に 関 す る 言 動 と 行 動 の 実 践 に 関 す る 取 り 組 み 安 全 文 化 を 醸 成 す る 体 制 を 一 層 確 実 に す る た め ， 平 成 20 年 ４ 月 １ 日 に 社 長 が「 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 方 針 」を 制 定 し た 。ま た ，社 長 の 安 全 文 化 醸 成 に 対 す る メ ッ セ ー ジ を 社 内 イ ン ト ラ ネ ッ ト（ Ｑ Ｍ Ｓ ポ ー タ ル サ イ ト ） に 登 録 し ， 原 子 力 部 門 全 員 へ 発 信 し て い る 。 平 成 22 年 ６ 月 ３ 日 の 「 原 子 力 安 全 文 化 の 日 」 制 定 に あ た っ て は ， 原 子 力 安 全 文 化 の 大 切 さ に つ い て 再 認 識 す る よ う 社 長 メ ッ セ ー ジ を 発 信 し た 。 ま た ， 点 検 不 備 問 題 の 根 本 原 因 と し て ，「 常 に 問 い か け る 姿 勢 」 や 「 報 告 す る 文 化 」 が 不 足 し て い る こ と が 抽 出 さ れ た た め ， 平 成 22 年 ８ 月 ６ 日 に 社 長 が 「 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 方 針 」 を 見 直 し ，「 常 に 問 い か け る 姿 勢 」や「 報 告 す る 文 化 」の 改 善 に 重 点 的 に 取 り 組 む こ と を 掲 げ た 。 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 方 針 は ， 発 電 所 事 務 所 内 へ の ポ ス タ ー の 掲 示 ， ポ ケ ッ ト カ ー ド を 発 電 所 員 へ 配 布 な ど に よ り 組 織 内 に 発 信 し ，安 全 意 識 の 高 揚 を 図 っ て い る 。 （ ｂ ） 責 任 ・ 権 限 の 明 確 化 に 関 す る 取 り 組 み 点 検 不 備 問 題 の 対 策 と し て ，発 電 所 の 統 括 機 能 を 強 化 し 責 任 体 制 を 明 確 に す る た め ，品 質 保 証 部 門 お よ び 保 修 部 門 の 各 関 係 課 を 統 括 す る 「 部 」 を 平 成 22 年 ９ 月 ７ 日 に 設 置 し た 。 ま た ， 技 術 部 門 お よ び 発 電 部 門 の 各 関 係 課 を 統 括 す る 「 部 」 を 平 成 23 年 ３ 月 １ 日 に 設 置 し た 。
３．８−１１ （ ｃ ） 安 全 に 配 慮 し た リ ソ ー ス 投 入 に 関 す る 取 り 組 み 資 源 の 必 要 性 を 明 ら か に し て 経 営 層 に 情 報 提 供 す る 仕 組 み と し て ， 平 成 19 年 度 よ り 資 源 に 特 化 し た マ ネ ジ メ ン ト レ ビ ュ ー を 実 施 し て い る 。 ま た ，原 子 力 部 門 の 重 要 課 題 を 統 括 し 計 画 を 検 討 す る 組 織 と し て 平 成 22 年 ７ 月 に 設 置 し た 「 原 子 力 部 門 戦 略 会 議 」 に お い て は ， 人 的 資 源 も 考 慮 し て 組 織 と し て の 計 画 策 定 を 行 っ て い る 。 こ れ ら の 活 動 の 結 果 ，経 営 層 は 安 全 意 識 の 高 揚 ，責 任・権 限 の 明 確 化 ， 安 全 性 に 十 分 配 慮 し た リ ソ ー ス 配 分 を 図 っ て い る 。 ｅ ． 評 価 軸 ５ ．「 学 習 す る 組 織 」 に 関 す る 取 り 組 み （ ａ ） 教 育 訓 練 プ ロ グ ラ ム の 充 実 に 向 け た 取 り 組 み 保 安 検 査 に お い て ，要 員 の 力 量 に つ い て 共 通 的 な も の は あ る が ，各 担 当 毎 の 業 務 遂 行 に 必 要 と な る 力 量 を 設 定 し て い な い こ と が 指 摘 さ れ た 。 こ の 対 策 と し て ， 平 成 21 年 度 ２ 月 に 新 力 量 制 度 を 導 入 し ， 担 当 ・ 課 単 位 で 必 要 な 技 能 ，経 験 ，教 育 項 目 を 明 確 化 し ，教 育 カ リ キ ュ ラ ム ， 確 認 問 題 を 作 成 し た 。 こ れ に よ り ，よ り 効 果 的 な 教 育・訓 練 が 実 施 さ れ ，一 層 の 力 量 向 上 が 期 待 で き る と 考 え て い る 。 （ ｂ ） 問 い か け る 姿 勢 ・ 改 善 を 考 え る 姿 勢 に 関 す る 取 り 組 み 点 検 不 備 問 題 の 根 本 原 因 と し て ，設 備 の 健 全 性 が 確 保 さ れ て い れ ば ， そ の 後 速 や か に 行 う べ き 不 適 合 管 理 は 後 回 し で も 問 題 な い と 考 え る な ど ，一 部 に 新 た な ル ー ル に 順 応 で き ず ，過 去 の 手 順 等 で 判 断 す る こ と が あ り ，「 常 に 問 い か け る 姿 勢 」が 不 足 し て い た こ と が 抽 出 さ れ た 。 こ の 再 発 防 止 対 策 と し て ， 以 下 の 施 策 を 実 施 し た 。 ⅰ ． 技 術 系 社 員 に よ る 戸 別 訪 問 ， 見 学 者 対 応 ル ー ル ど お り 行 わ な い こ と が ，地 域 の 信 頼 を 失 う こ と に な る と い う 認 識 が 不 足 し て い た と い う 反 省 か ら ， 平 成 22 年 ７ 月 よ り 技 術 系 社 員 が 戸 別 訪 問 ，見 学 者 対 応 に 同 行 し ，地 域 の 皆 さ ん の 意 見 等 を 直 接 聴 取 す る こ と で ， そ の 思 い を 実 感 す る 取 り 組 み を 行 っ て い る 。 活 動 へ の 参 加 者 は ，得 ら れ た 地 元 の 意 見・質 問 や 対 応 者 自 身 の 感 想 等 に つ い て 職 場 会 議 等 の 機 会 を 通 じ て 職 場 内 で 共 有 化 を 図 る こ と で ， 職 場 全 体 で の 意 識 向 上 の 一 助 と し て い る 。
３．８−１２ ⅱ ． 職 場 話 し 合 い 研 修 ， 行 動 基 準 の 策 定 点 検 不 備 問 題 の 再 発 防 止 を 自 ら 考 え ，自 立 的 に 取 り 組 む た め ，全 所 員 を 80 グ ル ー プ に 分 け て ， 点 検 不 備 問 題 を 題 材 と し た 話 し 合 い 研 修 を 開 催 し て い る 。 こ の 研 修 で は ，当 社 に 寄 せ ら れ た お 客 さ ま の ご 意 見・ご 要 望 か ら ， 当 社 が お 客 様 に ど の よ う な 不 安 や 不 信 感 を 与 え た か ，当 社 が ど う 変 わ る こ と を 望 ま れ て い る か な ど を 社 員 一 人 ひ と り が し っ か り 認 識 し ，自 分 た ち は こ れ か ら ど う 行 動 し て い く べ き か を 話 し 合 っ て い る 。 話 し 合 い 研 修 の 結 果 を 踏 ま え て ，話 し 合 い 研 修 の グ ル ー プ ご と お よ び 業 務 遂 行 上 の 基 準 と な る 個 人 ご と の「 行 動 基 準 」2を 策 定 し た 。 策 定 し た 「 行 動 基 準 」 は ，「 行 動 基 準 」 カ ー ド に 記 入 ， 署 名 す る こ と で 社 員 の 宣 言 と し て い る 。 ま た ，グ ル ー プ の「 行 動 基 準 」は ，事 務 所 玄 関 に 掲 示 す る と と も に 業 務 用 パ ソ コ ン の ト ッ プ ペ ー ジ に ラ ン ダ ム で 表 示 す る よ う に し て い る 。 （ ｃ ） 未 然 防 止 ・ 再 発 防 止 に 関 す る 取 り 組 み 品 質 保 証 活 動 の 章 に お け る 「 是 正 処 置 ， 予 防 処 置 の 改 善 」 を 参 照 こ れ ら の 活 動 の 結 果 ， 実 効 的 な 教 育 訓 練 プ ロ グ ラ ム の 整 備 ，「 常 に 問 い か け る 姿 勢 」 の 醸 成 な ど が 図 ら れ た 。 ｆ ． 評 価 軸 ６ 「 い き い き と し た 職 場 」 に 関 す る 取 り 組 み （ ａ ） 表 彰 事 例 の 紹 介 当 社 で は ，「 賞 す る（ 褒 め る ）」こ と は 職 場 の 人 材 育 成 や 活 性 化 に 非 常 に 有 効 で あ る と の 認 識 の も と に ，表 彰 の 事 由 に 該 当 す る 個 人 ま た は 団 体 を 表 彰 し て い る 。 こ の 表 彰 事 例 を 毎 月 ，所 員 全 員 に 周 知 す る こ と で ，労 働 意 欲 の 向 上 を 図 っ て い る 。 な お ，平 成 17 年 度 ∼ 平 成 22 年 度 の ６ 年 間 に お い て ，発 電 所 員 が 表 彰 を 受 け た 事 例 は 36 件 で あ っ た 。 2「 行 動 基 準 」 こ れ か ら 自 分 た ち は ど う 行 動 し て い く か の 決 意 と な る 業 務 遂 行 上 の 判 断 基 準
３．８−１３ （ ｂ ） 全 社 員 意 識 調 査 結 果 を 踏 ま え た 話 し 合 い 全 社 員 を 対 象 に ア ン ケ ー ト 形 式 に よ る 意 識 調 査 を 毎 年 実 施 し ，そ の 職 場 別 の 分 析 結 果 を 基 に ，「 よ り 良 い 職 場 」 づ く り を 目 的 と し た ， 職 場 内 の 話 し 合 い を 実 施 し て い る 。 こ れ ら の 活 動 の 結 果 ，組 織 メ ン バ の 労 働 意 欲 の 向 上 や 良 好 な 職 場 風 土 の 醸 成 が 図 ら れ て い る 。 ② 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 に 係 る 組 織 ・ 体 制 の 評 価 結 果 組 織・体 制 に 係 る 自 主 的 改 善 活 動 を 行 っ て お り ，現 在 も 継 続 さ れ て い る こ と を 確 認 し た 。 組 織・体 制 に つ い て は ，自 主 的 改 善 が 図 ら れ て お り ，こ れ ら の 活 動 は 有 効 に 働 い て い る も の と 判 断 し た 。 （ ２ ） 社 内 マ ニ ュ ア ル ① 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 に 係 る 社 内 マ ニ ュ ア ル の 改 善 状 況 社 内 マ ニ ュ ア ル に 係 る 自 主 的 改 善 活 動 を 行 っ て お り ，主 な １ 件 に つ い て 現 在 も 継 続 し て 取 り 組 ま れ て い る こ と を 確 認 し た 。 ま た ，不 適 合 事 象 ，指 摘 事 項 等 に お け る 改 善 状 況 の う ち ，社 内 マ ニ ュ ア ル に 係 る も の は な か っ た 。 ［ 保 安 活 動 に お け る 自 主 的 改 善 事 項 の 活 動 状 況 ] こ れ ま で 実 施 し て き た 主 な 自 主 的 改 善 事 項 を 以 下 に 示 す 。 ａ ． 社 内 マ ニ ュ ア ル の 制 定 原 子 炉 施 設 保 安 規 定 に 「 安 全 文 化 の 醸 成 」 に つ い て 規 定 さ れ （ 平 成 19 年 12 月 14 日 施 行 ）， そ れ を 受 け て 「 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 要 則 」 を 制 定 し（ 平 成 19 年 12 月 14 日 制 定 ），安 全 文 化 の 醸 成 に 係 わ る 活 動 を 行 っ て い る 。 ま た ，原 子 力 安 全 文 化 醸 成 度 を 評 価 し ，評 価 結 果 を 改 善 に つ な げ る 手 順 や 基 準 を 明 確 に す る こ と に よ り ，原 子 力 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 継 続 的 ・ 効 果 的 改 善 に 資 す る こ と を 目 的 と し て 「 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 評 価 ・ 改 善 手 順 書 」 を 制 定 し た 。（ 平 成 21 年 １ 月 30 日 制 定 ） こ の 結 果 ，安 全 文 化 の 醸 成 に 係 わ る 活 動 の Ｐ Ｄ Ｃ Ａ を 回 す 仕 組 み を 構 築 す る こ と が で き た 。
３．８−１４ ｂ ． 社 内 マ ニ ュ ア ル の 改 正 点 検 不 備 問 題 を 受 け ，原 子 力 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 仕 組 み の 強 化 と し て ， 「 原 子 力 強 化 プ ロ ジ ェ ク ト 」お よ び「 原 子 力 安 全 文 化 有 識 者 会 議 」が 設 置 さ れ た た め ， 安 全 文 化 醸 成 活 動 の プ ロ セ ス を 見 直 し ，「 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 要 則 」お よ び「 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 評 価・改 善 手 順 書 」を 改 正 し た 。（ 平 成 22 年 ８ 月 ６ 日 改 正 ） こ の 結 果 ， 有 識 者 会 議 か ら の 提 言 の 反 映 手 順 が 明 確 に な っ た 。 ② 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 に 係 る 社 内 マ ニ ュ ア ル の 評 価 結 果 社 内 マ ニ ュ ア ル に 係 る 自 主 的 改 善 活 動 を 行 っ て お り ，現 在 も 継 続 さ れ て い る こ と を 確 認 し た 。 社 内 マ ニ ュ ア ル は「 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 要 則 」お よ び「 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 評 価・改 善 手 順 書 」を 制 定 し ，マ ニ ュ ア ル に 則 り 適 切 に 活 動 を 行 っ て い る と 判 断 し た 。 （ ３ ） 教 育 ・ 訓 練 ① 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 に 係 る 教 育 ・ 訓 練 の 改 善 状 況 教 育・訓 練 に 係 る 自 主 的 改 善 活 動 を 行 っ て お り ，主 な ５ 件 に つ い て 現 在 も 継 続 し て 取 り 組 ま れ て い る こ と を 確 認 し た 。 な お ，不 適 合 事 象 ，指 摘 事 項 等 に お け る 改 善 状 況 の う ち ，教 育・訓 練 に 係 る も の は な か っ た 。 ［ 保 安 活 動 に お け る 自 主 的 改 善 事 項 の 活 動 状 況 ] こ れ ま で 実 施 し て き た 主 な 自 主 的 改 善 事 項 を 以 下 に 示 す 。 ａ ． コ ン プ ラ イ ア ン ス 教 育 ３ ． ８ − ６ 頁 「 ⅲ ． コ ン プ ラ イ ア ン ス 教 育 」 を 参 照 ｂ ． 安 全 文 化 講 演 会 ３ ． ８ − ６ 頁 「 ⅰ ． 安 全 文 化 講 演 会 の 開 催 」 を 参 照 ｃ ． 職 場 話 し 合 い 研 修 ３ ． ８ − 1２ 頁 「 ⅱ ． 職 場 話 し 合 い 研 修 ， 行 動 基 準 の 策 定 」 を 参 照 ｄ ． ヒ ュ ー マ ン フ ァ ク タ 教 育 危 険 感 受 性 を 向 上 さ せ ，設 備 災 害 や 業 務 上 災 害 を 防 止 す る た め ，毎 年 ， 技 術 系 社 員 を 対 象 と し た ヒ ュ ー マ ン フ ァ ク タ 教 育 を 実 施 し て い る 。
３．８−１５ 教 育 の 実 施 結 果 に つ い て は 有 効 性 評 価 を 行 い ，改 善 の 必 要 が あ る 場 合 は 以 後 の 教 育 訓 練 に 反 映 し て い る 。 こ の 結 果 ，設 備 災 害 や 業 務 上 災 害 を 防 止 す る た め の 危 険 感 受 性 の 向 上 が 図 れ た 。 ｅ ． 安 全 文 化 ｅ ラ ー ニ ン グ 社 内 イ ン ト ラ ネ ッ ト（ Ｑ Ｍ Ｓ ポ ー タ ル サ イ ト ）に Ｊ Ａ Ｎ Ｔ Ｉ 安 全 文 化 ｅ シ リ ー ズ へ の リ ン ク を 設 定 し ，原 子 力 部 門 全 員 が 利 用 で き る よ う 環 境 を 整 備 し て い る 。 ② 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 に 係 る 教 育 ・ 訓 練 の 評 価 結 果 教 育・訓 練 に 係 る 自 主 的 改 善 活 動 を 行 っ て お り ，現 在 も 継 続 さ れ て い る こ と を 確 認 し た 。 教 育・訓 練 に つ い て は コ ン プ ラ イ ア ン ス 教 育 や 安 全 文 化 講 演 会 な ど ，安 全 文 化 の 意 識 高 揚 に 有 効 な 活 動 を 行 っ て い る と 判 断 し た 。 （ ４ ） 仕 組 み ① 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 に 係 る 仕 組 み の 改 善 状 況 仕 組 み に 係 る 自 主 的 改 善 活 動 を 行 っ て お り ，主 な ２ 件 に つ い て 現 在 も 継 続 し て 取 り 組 ま れ て い る こ と を 確 認 し た 。 な お ，不 適 合 事 象 ，指 摘 事 項 等 に お け る 改 善 状 況 の う ち ，仕 組 み に 係 る も の は な か っ た 。 ［ 保 安 活 動 に お け る 自 主 的 改 善 事 項 の 活 動 状 況 ] こ れ ま で 実 施 し て き た 主 な 自 主 的 改 善 事 項 を 以 下 に 示 す 。 ａ ． 原 子 力 強 化 プ ロ ジ ェ ク ト の 設 置 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 に 関 す る 地 元 の 皆 さ ま の ご 意 見 や 関 係 会 社・協 力 会 社 を 含 め た 発 電 所 員 の 声 を 収 集・分 析 し ，必 要 と な る 施 策 を 検 討 す る た め ，社 長 直 属 の 組 織 と し て 平 成 22 年 ６ 月 29 日 に「 原 子 力 強 化 プ ロ ジ ェ ク ト 」 を 設 置 し た 。 原 子 力 強 化 プ ロ ジ ェ ク ト で は ， 以 下 の 業 務 を 実 施 し て い る 。 ・地 元 の 皆 さ ま の ご 意 見 や 関 係 会 社・協 力 会 社 を 含 め た 発 電 所 員 の 声 の 収 集 ・ 分 析 お よ び 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 に 関 す る 施 策 の 検 討 ・ 業 務 プ ロ セ ス 改 善 活 動 の 支 援 ・ 統 合 型 保 全 シ ス テ ム （ Ｅ Ａ Ｍ ） の 追 加 開 発 ・再発 防止対 策の実施 状況の 把握，原子 力安全 文化有識 者会議 への報 告
３．８−１６ ｂ ． 原 子 力 安 全 文 化 有 識 者 会 議 の 設 置 原 子 力 強 化 プ ロ ジ ェ ク ト 長 の 諮 問 機 関 と し て ，社 外 有 識 者 を 中 心 に 構 成 す る 「 原 子 力 安 全 文 化 有 識 者 会 議 」 を 平 成 22 年 ６ 月 29 日 に 設 置 し ， 「 原 子 力 強 化 プ ロ ジ ェ ク ト 」の 検 討 事 項 等 に 対 し ，第 三 者 の 視 点 か ら の 提 言 を い た だ い て い る 。 ま た ，提 言 の 概 要 や 原 子 力 安 全 文 化 の 醸 成 に 向 け た 取 り 組 み 状 況 に つ い て ， ホ ー ム ペ ー ジ で 公 開 し て い る 。 平 成 22 年 度 の 開 催 実 績 を 資 料 ３ ． ８ − ７ に 示 す 。 ② 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 に 係 る 仕 組 み の 評 価 結 果 仕 組 み に 係 る 自 主 的 改 善 活 動 を 行 っ て お り ，現 在 も 継 続 さ れ て い る こ と を 確 認 し た 。 仕 組 み に つ い て は 原 子 力 強 化 プ ロ ジ ェ ク ト の 設 置 お よ び 原 子 力 安 全 文 化 有 識 者 会 議 の 設 置 に よ り ，安 全 文 化 醸 成 活 動 に 係 る 仕 組 み を 強 化 す る 活 動 を 行 っ て い る と 判 断 し た 。
３．８−１８ ① 評 価 軸 １ ． ま っ す ぐ な 意 識 と 姿 勢 各 要 素 と も 評 価 点 が 高 く ，各 種 施 策 の 実 施 に よ り ，安 全 最 優 先 の 意 識 の 浸 透 や ， 透 明 性 確 保 の 姿 勢 が 定 着 し て き て い る と 評 価 で き る 。 ② 評 価 軸 ２ ． 健 全 な 仕 事 の し く み 要 素「 体 系 だ っ た ル ー ル と 体 制 」の 低 下 に よ り ，評 価 が 低 下 し た 。点 検 不 備 問 題 を 契 機 と し て ，「 仕 事 の し く み 」 に 対 す る 問 題 意 識 が 高 ま っ た た め ， 評 価 が 相 対 的 に 低 下 し た と 考 え ら れ る 。 ル ー ル ・ 手 順 書 の 問 題 点 を 改 善 し て い き ，「 実 態 に 合 っ た 仕 事 の 仕 組 み 」 へ の 改 善 に 引 き 続 き 取 り 組 ん で い く こ と と し て い る 。 ③ 評 価 軸 ３ ． 風 通 し の 良 い 組 織 平 成 22 年 度 の 重 点 施 策 と し て 「 本 社 ∼ 現 場 間 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 改 善 策 」を 本 社 組 織 に 展 開 し ，評 価 の 低 下 の 歯 止 め は つ い た 状 況 。部 門 間 の 良 好 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 改 善 に 引 き 続 き 取 り 組 ん で い く こ と と し て い る 。 ④ 評 価 軸 ４ ． 強 い リ ー ダ ー シ ッ プ 要 素「 安 全 に 配 慮 し た リ ソ ー ス 投 入 」の 低 下 に よ り ，評 価 が 低 下 。こ れ は ， 点 検 不 備 問 題 対 応 に 伴 う 業 務 量 増 の 影 響 と 考 え ら れ る 。 教 育 面 の 充 実 を 図 り ， 改 善 に 引 き 続 き 取 り 組 ん で い く こ と と し て い る 。 ⑤ 評 価 軸 ５ ． 学 習 す る 組 織 要 素 「 教 育 訓 練 プ ロ グ ラ ム の 充 実 」 の 評 価 が ３ 年 連 続 し て 低 位 。 特 に「 実 効 的 な 教 育 」に 対 す る 評 価 が 低 く ，実 務 能 力 の 向 上 に 直 接 寄 与 す る 教 育 が 不 足 し て い る と 考 え ら れ る 。 「 技 術 部 門 の 実 務 能 力 向 上 策 」等 ，教 育 の 充 実 を 図 り ，改 善 に 引 き 続 き 取 り 組 ん で い く こ と と し て い る 。 ⑥ 評 価 軸 ６ ． い き い き と し た 職 場 点 検 不 備 問 題 の 影 響 に よ り 若 干 の 「 や り が い の 低 下 」 は あ っ た が ，「 業 務 の 重 要 性 の 再 認 識 」な ど プ ラ ス 面 の 意 見 も あ り ，下 げ 幅 は 比 較 的 小 さ か っ た 。 引 き 続 き 現 行 施 策 を ベ ー ス と し た 取 り 組 み を 継 続 す る 。 （ ２ ） 補 助 指 標 の 推 移 ア ン ケ ー ト 調 査 に よ る 評 価 要 素 毎 に 設 定 し た 視 点（ 望 ま し い 姿 ）の 達 成 度 評 価 と は 別 に ，安 全 文 化 の 状 態 を 間 接 的 に 推 し 量 る 補 助 的 数 値 指 標 を 設 定 し ，
３．８−１９ そ の 数 値 の 経 年 変 化 を 監 視・分 析 す る こ と に よ り ，ア ン ケ ー ト に よ る 評 価 結 果 と は 別 の 視 点 か ら 安 全 文 化 を 評 価 す る 。 ア ン ケ ー ト に よ る 評 価 で 問 題 が な く て も ，補 助 指 標 が 大 幅 に 悪 化 し て い る 場 合 は ， 原 因 を 調 査 の う え 改 善 の 必 要 性 に つ い て 検 討 す る 。 下 表 に ，補 助 指 標 の 推 移 を 示 す 。補 助 指 標 の 数 値 の 傾 向 は ，ア ン ケ ー ト 結 果 と ほ ぼ 整 合 が 取 れ て い る 。 評価軸 評 価 要 素 安 全文 化補 助指標（注） 平成 ２０年度 平成２ １年 度 平成 ２２ 年度 値の 傾向 等 ・ ルー ルを 遵守 する意識 ・姿 勢の 定着化 保安 規定 違反 件数 １ 件 ０ 件 ２件 H22 :点検不 備問 題による違 反 ・ 安全 最優 先の 浸透 ・ 慢心 の撤 廃 ・ オー プンな組 織運 営 ・ ルー ル遵 守を 強化する 仕組 みの 充実 ・ 体系 だったル ール と体 制 ・ 業務 実態を踏 まえ た 継続 的な仕組 みの 見直 し ＱＭ Ｓ文書 等の 改善回数 ３ ９３回 ２６ ７回 ４００ 回 同 傾向 ・ 確実 な作業管 理 労災 発生 件数 １件 ０ 件 １件 同 傾向 経 営層 との 意見交 換会 開 催回 数 ６ 回 ６回 ８回 同 傾向 意 見交 換会での 意 見数 98 8 3 57 同 傾向 原 子力 部門 戦略会 議の議 題数 − − 88件 （/2 0回） − ・ 担当 内の良好 なｺﾐ ｭﾆｹｰ ｼｮﾝ ｺﾐｭﾆ ｹｰｼｮﾝ不 足による不適合 件数 ３件 ５ 件 １３件 微 増傾 向。H2 3から実 施する発電 所 内ｺﾐｭ ﾆｹｰｼｮﾝ改善策 に期待 。 ・ 部門 間の良好 なｺﾐ ｭﾆｹｰ ｼｮﾝ ・ 地元 や協 力企 業と の良 好な ｺﾐｭﾆ ｹｰｼｮﾝ ・ 経営 層の 安全 に関 する言動 と行 動の実 践 ・ 責任 ・権限の 明確 化 時間 外労 働時 間の 推移 （保 修部の平 均時間 外） ２ ９時 間／人 （４０Ｈ／人） ２７時 間／ 人 （４０Ｈ／ 人） ３８時間 ／人 （５２Ｈ／人） 増 傾向 。点検 不備 問題への 対応 の 影 響。 発 電所 要員 数（１２月 末 時点 ） ３１６ 人 ３２５人 ３４５人 計 画的 に増 員が 図られ ている 。 ・ 教育 訓練プロ グラ ム等 の充 実 知識 ・技 能不 足による不 適合 件数 ７件 ３ 件 １４件 増 傾向 。技術 部門 の実務能 力向 上 策 検討 （資源 MRでの 指示 ）やH22 か ら開始 した QM S基 礎教 育の効 果 を期待 。 ・ 問い かけ る姿 勢・改善 を考 える 姿勢 発 電所 員か らの 「不 適合 と思わ れる情報 」の持 込件 数 − − ２３９ 件 不 適合 情報を収 集・検 討する仕組 み の見 直しにより， 所員 から多 数 の 持込 情報があった。 ⇒ 「問いか ける姿勢」が 浸透 してき ている顕れ と考 えられる。 是 正処 置の 完 了率 （完 了 件数 ／情報 入手 件数 ） ７５％ （12 0件／161件 ） ６１％ （84 件／138件） ６ １％ （ 126件 ／2 06件）同 傾向 予防 処置の完 了率 （完 了件 数／ 情報入 手件 数） ※１自プラント情報 ※２他プラント情報 ７６％※ １ （26 4件/ 349件 ） ６４％※ ２ （21 4件/ 335件 ） ６３ ％※ １ （11 9件/189件） ５２ ％※ ２ （9 8件/1 89件 ） ６ ６％※１ （120件 /18 3件） ４ ２％※２ （68件 /16 1件） 同 傾向 （自社 情報は若 干進 んでい るが， 他社情報 の処理 は若 干遅 れ 気 味） ・ 中国 電力で働 く「 ほこ り」 ・ 激励 と褒 賞 ・ 上司 と部下間 の十 分な 配慮 ・ 良好 な職場風 土の 醸成 強い リ ーダ ー シッ プ い きい きと し た職 場 学習 する 組織 責任 ・役 割分 担不明確による不適 合件 数 発電 所表 彰件 数 ・ 未然 防止・再 発防 止 ・ 安全 に配慮し たリ ソー ス投 入 心理 的ス トレス による不適 合件 数 健全 な仕 事の しく み 風通 しの よい 組織 ０ 件 １２回 ま っす ぐな 意 識と 姿勢 ルール 遵守 意識・モラル 不足によ る不適 合件 数 手順 書等の不 備による不 適合件数 ・ 無理 なく躊躇 ない 報連 相 部門 間ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝ活動 実績 （ＱＭ Ｓ推 進者 会議の 開催 回数） ０件 ２０件 １９件 ０件 ３ ７件 ７件 ９回 ３件 ７回 １ 件 ２件 変 化なし 同 傾向 ０ 件 ０ 件 ０件 同 傾向 １９件 ７件 同 傾向 変 化なし ２２年 度に増加 が見 られる→ Ｈ２ ３ 年 度の ３次 文書 の見直し活 動へ
３．８−２０ （ ３ ） 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 の 仕 組 み の 実 績 指 標 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 仕 組 み に 係 る 活 動 の 効 果 を 評 価 す る 観 点 か ら ，選 定 し た 実 績 指 標 お よ び 調 査 内 容 を 以 下 に 示 す 。 ① 原 子 力 品 質 保 証 委 員 会 の 開 催 実 績 （ 安 全 文 化 の 審 議 を し た も の ） 年 度 開 催 日 安 全 文 化 に 関 す る 議 題 H20.４ .７ 安 全 文 化 醸 成 の 平 成19年 度 評 価 お よ び 平 成20年 度 方 針 に つ い て H20.６ .10 平 成 20 年 度 の 各 部 所 の 安 全 文 化 醸 成 活 動 計 画 報 告 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 平 成 20 年 度 上 期 進 捗 状 況 報 告 H20.11.７ 平 成 20 年 度 安 全 文 化 ア ン ケ ー ト 結 果 報 告 H20 H21.２ .23 平 成 20 年 度 の 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 評 価 お よ び 改 善 H21.４ .16 平 成 21 年 度 の 各 部 所 の 安 全 文 化 醸 成 活 動 計 画 報 告 H21.12.25 平 成 21 年 度 安 全 文 化 ア ン ケ ー ト 結 果 報 告 H21 H22.２ .22 平 成 21 年 度 の 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 評 価 お よ び 改 善 H22.７ .７ 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 方 針 の 見 直 し に つ い て （ 審 議 ） H23.１ .27 平 成 22 年 度 安 全 文 化 ア ン ケ ー ト 結 果 報 告 H22 H23.２ .22 平 成 22 年 度 の 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 評 価 お よ び 改 善 ② 原 子 力 安 全 文 化 有 識 者 会 議 の 開 催 実 績 資 料 ３ ． ８ − ７ に よ る 。 ③ 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 社 長 報 告 実 績 年 度 日 付 報 告 内 容 H20 H21.２ .23 平 成 20 年 度 の 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 評 価 お よ び 改 善 H21 H22.２ .22 平 成 21 年 度 の 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 評 価 お よ び 改 善 H22 H23.２ .25 平 成 22 年 度 の 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 評 価 お よ び 改 善
３．８−２１ ④ 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 方 針 お よ び 活 動 方 針 の 公 布 実 績 年 度 日 付 内 容 H20.４ .１ 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 方 針 制 定 ， 社 達 公 布 H20 年 度 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 活 動 方 針 制 定 ，本 部 長 通 達 H20 H21.３ .４ H21 年 度 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 活 動 方 針 制 定 ，本 部 長 通 達 H21 H22.２ .25 H22 年 度 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 活 動 方 針 制 定 ，本 部 長 通 達 H22.８ .６ 点 検 不 備 問 題 の 反 省 を 踏 ま え ， 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 方 針 を 見 直 し ， 社 達 公 布 H22.８ .19 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 方 針 の 見 直 し を 受 け ，H22 年 度 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 活 動 方 針 を 見 直 し ， 本 部 長 通 達 H22 H23.３ .18 H23 年 度 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 活 動 方 針 制 定 ，本 部 長 通 達 安 全 文 化 醸 成 に 関 す る 活 動 計 画 や 活 動 状 況 ，お よ び 安 全 文 化 醸 成 度 合 い の 評 価 が タ イ ム リ に 報 告・審 議 さ れ ，社 長 へ イ ン プ ッ ト さ れ ，原 子 力 安 全 文 化 醸 成 方 針 や 活 動 方 針 に 反 映 さ れ て お り ，安 全 文 化 醸 成 活 動 の 仕 組 み が 有 効 に 機 能 し て い る と 評 価 で き る 。 （ ４ ） 実 績 指 標 の 評 価 を 踏 ま え た 改 善 安 全 文 化 醸 成 活 動 の Ｐ Ｄ Ｃ Ａ を 回 す 仕 組 み を 構 築 し た 平 成 20 年 度 以 降 の ， 安 全 文 化 醸 成 活 動 の 評 価 を 踏 ま え た 改 善 策 を 以 下 に 示 す 。 平 成 21 年 度 要 素 改 善 策 内 容 ， 理 由 等 「 Ｑ Ｍ Ｓ ご 意 見 箱 」 の 活 用 促 進 各 所 の 意 見 と 対 応 内 容 を 周 知 し ， ル ー ル ・ 文 書 の 改 善 提 案 を 促 進 健 全 な 業 務 遂 行 態 勢 の 追 求 組 織 的 な Ｑ Ｍ Ｓ 文 書 改 善 活 動 の 推 進 組 織 横 断 的 な Ｗ Ｇ を 設 置 す る 等 体 制 を 組 ん で Ｑ Ｍ Ｓ 文 書 の 改 善 を 促 進 風 通 し の 良 い 組 織 Ｑ Ｍ Ｓ 推 進 者 会 議 運 営 方 法 の 見 直 し 担 当 者 の 同 席 も 可 能 と し ， 情 報 共 有 を 促 進 し 部 門 間 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を 改 善
３．８−２２ 要 素 改 善 策 内 容 ， 理 由 等 学 習 す る 組 織 新 力 量 制 度 に 基 づ く 教 育 の 実 施 業 務 に 必 要 な 知 識 ・ 技 能 ・ 経 験 を 明 確 化 し ， 実 務 に 即 し た 効 果 的 な 教 育 を 実 施 い き い き と し た 職 場 「 ほ め る 」 意 識 の 醸 成 自 所 で で き る モ チ ベ ー シ ョ ン 高 揚 策 を 展 開 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 促 進 も 期 待 平 成 22 年 度 要 素 改 善 策 内 容 ， 理 由 等 現 業 機 関 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 改 善 策 の 展 開 部 門 間 の 良 好 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 所 内 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 活 性 化 策 の 検 討 ・ 実 施 ・「 情 報 伝 達 が 不 十 分 な と こ ろ 」と し て ， 「 本 部 → 現 場 」 と 「 現 場 課 間 」 を 挙 げ る 意 見 が 比 較 的 多 か っ た 。 ・ ３ 号 増 設 等 に 伴 う 発 電 所 組 織 拡 大 も 考 慮 し ， 本 社 ・ 現 場 双 方 で 課 題 の 改 善 に 取 り 組 む 。 な お ， 平 成 22 年 に 判 明 し た 点 検 不 備 問 題 の 根 本 原 因 分 析 結 果 を 踏 ま え ， 年 度 途 中 で 以 下 の 安 全 文 化 醸 成 施 策 を 追 加 実 施 。 要 素 強 化 施 策 目 的 ・ 理 由 等 現 業 機 関 と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 改 善 策 の 展 開 本 社 と 現 場 と の 連 携 強 化 部 門 間 の 良 好 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 所 内 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 活 性 化 策 の 検 討 ・ 実 施 現 場 各 課 間 の 連 携 強 化 地 元・協 力 会 社 と の 良 好 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 地 元 の 方 々 と の 対 話 活 動 の 充 実 地 域 視 点 意 識 の 向 上 報 告 す る 文 化 経 営 層 と の 意 見 交 換 会 の 仕 組 み 見 直 し 根 本 原 因 Ⅲ へ の 対 応 未然防止，再発防止 不 適 合 管 理 の 見 直 し 根 本 原 因 Ⅱ ， Ⅲ へ の 対 応
３．８−２３ 要 素 強 化 施 策 目 的 ・ 理 由 等 常 に 問 い か け る 姿 勢 職 場 話 し 合 い 研 修 行 動 基 準 の 策 定 ， 実 践 根 本 原 因 Ⅲ へ の 対 応 原子力安全文化有識者会議の設置，運営 第 三 者 視 点 か ら の 評 価 の 導 入 オ ー プ ン な 組 織 運 営 不 適 合 情 報 の 公 開 業務運営の透明性確保 経 営 層 の 安 全 に 関 す る 言 動 と 行 動 の 実 践 「 原 子 力 安 全 文 化 の 日 」 制 定 ， 社 長 メ ッ セ ー ジ 発 信 風 化 防 止 ， 経 営 層 の 意 思 の 伝 達 Ⅲ ． 総 合 評 価 （ １ ） 改 善 活 動 の 評 価 安 全 文 化 の 醸 成 活 動 の 仕 組 み（ 組 織・体 制 ，社 内 マ ニ ュ ア ル ，教 育・訓 練 ， 仕 組 み ）に つ い て ，毎 年 安 全 文 化 醸 成 活 動 の Ｐ Ｄ Ｃ Ａ を 回 し 自 主 的 改 善 活 動 を 適 切 に 実 施 し て お り ， 改 善 す る 仕 組 み が 機 能 し て い る こ と を 確 認 し た 。 （ ２ ） 運 転 実 績 指 標 の ト レ ン ド 安 全 文 化 に 関 す る ア ン ケ ー ト や 補 助 指 標 に よ り 劣 化 状 況 を 監 視 し て お り ， 劣 化 傾 向 が 見 ら れ た 場 合 に は ，改 善 策 が 策 定 さ れ て お り ，改 善 す る 仕 組 み が 機 能 し て い る こ と を 確 認 し た 。 以 上 の こ と か ら ，安 全 文 化 の 醸 成 に つ い て は ，安 全 文 化 を 継 続 的 に 醸 成 さ せ る 種 々 の 取 り 組 み が ， 実 効 あ る も の と し て 展 開 し て い る と 評 価 し た 。 ま た ，活 動 の 仕 組 み の 改 善 を 適 切 に 実 施 し て い る こ と が 確 認 で き た こ と か ら ， 改 善 す る 仕 組 み （ 活 動 ） が 妥 当 で あ る と 判 断 し た 。 Ⅳ ． 今 後 の 取 り 組 み 当 社 発 電 設 備 に 係 る 一 連 の 不 適 切 事 案や 島 根 原 子 力 発 電 所 に お け る 点 検 不 備 問 題 を 踏 ま え た 上 述 の 実 効 あ る 取 り 組 み を 継 続 し て 実 施 し ， か つ 他 の 有 効 性 が 認 め ら れ る 方 策 に つ い て も 取 り 入 れ ， 改 善 を 継 続 し て い く こ と と と も に ， 安 全 文 化 醸 成 に 係 る 活 動 の 中 で ， 発 電 所 の 課 題 を 把 握 し ， 改 善 の 方 策 を 検 討 す る こ と に よ り ， 発 電 所 全 体 の 組 織 風 土 や 原 子 力 安 全 に 対 す る 認 識 の 向 上 を 図 り ， 業 務 品 質 を 一 層 向 上 さ せ ，プ ラ ン ト の 安 全 性 維 持・向 上 に 努 め て い く こ と と す る 。
３．８−２４
資 料 ３ ． ８ − １ 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 方 針 【 制 定 時 】 平 成 20 年 ４ 月 １ 日
３．８−３４ 資 料 ３ ． ８ − ６ 経 営 層 と 現 場 実 務 者 と の 意 見 交 換 実 績 【 平 成 20 年 度 】 回 開 催 時 期 役 員 対 象 者 意 見 交 換 会 の 目 的 ， テ ー マ １ H20.４ .16 本 部 長 品 証 セ ン タ ー Ｑ Ｍ Ｓ 活 動 の 評 価 と 今 後 の 取 り 組 み ２ H20.５ .23 常 務 発 電 所 課 長 Ｑ Ｍ Ｓ の 適 用 状 況 保 安 調 査 の 状 況 ３ H20.６ .16 常 務 発 電 所 副 長 コ ン プ ラ イ ア ン ス へ の 取 組 み 監 査 ・ 考 査 指 摘 事 項 の 低 減 ４ H20.７ .15 本 部 長 協 力 会 社 各 社 の 品 質 保 証 活 動 計 画 Ｊ Ｅ Ａ Ｃ ４ １ １ １ ，Ｊ Ｅ Ａ Ｇ ４ １ ２ １ 改 訂 の 動 向 平 成 20 年 度 品 質 保 証 社 外 監 査 計 画 (案 ) ５ H20.８ .29 常 務 発 電 所 全 員 設 備 ビ ジ ョ ン ,人 材 ビ ジ ョ ン ６ H20.10.16 本 部 長 発 電 所 長 督 励 ７ H20.11.21 副 社 長 発 電 所 主 任 コ ン プ ラ イ ア ン ス 推 進 に 向 け た 取 り 組 み ８ H20.12.22 常 務 発 電 所 保 修 関 係 課 長 グ ル ー プ 企 業 と の 連 携 方 針 保 守 管 理 業 務 の 協 力 会 社 へ の 委 託 ９ H21.１ .23 常 務 発 電 所 副 長 同 上 【 平 成 21 年 度 】 回 開 催 時 期 役 員 対 象 者 意 見 交 換 会 の 目 的 ， テ ー マ １ H21.７ .31 本 部 長 協 力 会 社 平 成 21 年 度 品 質 保 証 活 動 計 画 等 ２ H21.９ .７ 常 務 発 電 所 課 長 Ｑ Ｍ Ｓ の 適 用 状 況 ・ 課 題 Ｑ Ｍ Ｓ の ス リ ム 化 に 向 け た 取 り 組 み ３ H21.10.19 社 長 発 電 所 次 長 以 上 仕 事 の 繁 忙 度 要 員 の 育 成 ,体 制 ・ 人 事 等 ４ H22.１ .21 常 務 発 電 所 主 任 安 全 文 化 醸 成 ア ン ケ ー ト 結 果 Ｑ Ｍ Ｓ の 適 用 状 況 ・ 課 題 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ５ H22.２ .24 本 部 長 発 電 所 副 長 Ｑ Ｍ Ｓ の 適 用 状 況 ・ 課 題 Ｑ Ｍ Ｓ 有 効 性 の 向 上 に 向 け た 取 組 み
３．８−３５ 【 平 成 22 年 度 】 回 開 催 時 期 役 員 対 象 者 意 見 交 換 会 の 目 的 ， テ ー マ １ H22.８ .23 社 長 保 修 ３ 課 の ラ イ ン 副 長 業 務 運 営 状 況 ・ 課 題 等 ２ H22.８ .27 本 部 長 保 修 管 理 課 ，機 械 保 修 課 ，電 気 保 修 課 の 係 長 ， 主 任 保 修 管 理 の 実 施 方 針 お よ び 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 方 針 の 見 直 し を 踏 ま え た ， 保 修 部 門 の Ｑ Ｍ Ｓ の 取 り 組 み 状 況 ・ 課 題 等 ３ H22.９ .３ 本 部 長 常 務 所 長 ，次 長 ，保 修 管 理 課 ， 電 気 保 修 課 ， 機 械 保 修 課 ， 原 子 力 研 修 セ ン タ ー 各 課 の 課 長 ，課 長 代 理 ， 専 任 課 長 職 場 の 課 題 や 繁 忙 感 の 軽 減 対 策 等 ４ H22.10.19 本 部 長 常 務 保 修 部 門 各 担 当 中 堅 社 員 保 修 部 門 の 担 当 業 務 の 取 り 組 み 状 況 ・ 課 題 等 ５ H22.12.３ 本 部 長 保 修 ３ 課 の 課 長 代 理 以 上 保 修 部 門 の 担 当 業 務 の 取 り 組 み 状 況 ・ 課 題 等 ６ H22.12.８ 社 長 副 所 長 ，次 長 (安 管 ， 発 電 )， 部 長 (品 証 ， 保 修 ) ， 品 証 セ ン タ ー 所 長 ，原 子 力 研 修 セ ン タ ー 所 長 ，総 務 課 長 ， 安 全 管 理 課 長 ，技 術 課 長 ，発 電 課 長 ， 保 修 管 理 課 長 ， 電 気 保 修 課 長 ， 機 械 保 修 課 長 業 務 運 営 状 況 ・ 課 題 等 ７ H23.２ .１ 副 社 長 副 長 若 手 育 成 と 担 当 全 体 の 力 量 を 向 上 す る た め の ，適 切 な 要 員 構 成 ， 教 育 内 容 等 ８ H23.３ .23 副 社 長 保 修 部 課 長 組 織 改 正 の 成 果 と 改 善 点 ， 津 波 対 策 ， Ｑ Ｍ Ｓ の 改 善 等
３．８−３６ 資 料 ３ ． ８ − ７ 原 子 力 安 全 文 化 有 識 者 会 議 開 催 実 績 回 日 時 議 題 第 １ 回 平 成 22 年 ８ 月 １ 日 （ 日 ） 14 時 00 分 ∼ 16 時 40 分 （ 1） 点 検 不 備 問 題 の 概 要 ・ 原 因 お よ び 再 発 防 止 対 策 と 進 捗 状 況 （ 2） 当 社 の 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 に 向 け た 取 り 組 み に つ い て （ 3） 質 疑 ・ 意 見 交 換 第 ２ 回 平 成 22 年 ９ 月 12 日 （ 日 ） 13 時 30 分 ∼ 16 時 40 分 （ 1） 再 発 防 止 対 策 他 の 進 捗 状 況 に つ い て （ 2） 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 施 策 に つ い て （ 3） 質 疑 ・ 意 見 交 換 第 ３ 回 平 成 22 年 12 月 ２ 日 （ 木 ） 14 時 00 分 ∼ 16 時 40 分 （ 1） 再 発 防 止 対 策 他 の 進 捗 状 況 に つ い て （ 2） 第 ２ 回 原 子 力 安 全 文 化 有 識 者 会 議 意 見 等 の 反 映 状 況 に つ い て （ 3） 原 子 力 安 全 文 化 醸 成 施 策 に つ い て 第 ４ 回 平 成 23 年 ２ 月 27 日 （ 日 ） 13 時 55 分 ∼ 16 時 45 分 （ 1） 再 発 防 止 対 策 の 実 施 状 況 に つ い て （ 2） 点 検 不 備 問 題 に 係 る 安 全 文 化 醸 成 施 策 の 有 効 性 評 価 お よ び 次 年 度 計 画 に つ い て （ 3） 第 ２ 回 ， 第 ３ 回 有 識 者 会 議 意 見 を 踏 ま え た 情 報 発 信 の 見 直 し 状 況 に つ い て
