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我が国中小企業の課題と対応策

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Academic year: 2021

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(1)

我が国中小・小規模企業を取り巻く環境と現状

平成24年11月8日

中小企業庁

(2)

本資料は、第1回法制検討ワーキンググループでの「2000年以降の中小企業を 取り巻く環境についての分析を行う必要があるのではないか」との委員のご指摘等 を受けて、経済社会環境の中長期的な動向、中小・小規模企業の財務・経営を中 心とした状況をまとめたもの。

(3)

目次

1.中小・小規模企業を取り巻く経済社会環境 ・・ p.1

2.中小・小規模企業の位置付け・重要性 ・・・・・・ p.7

3.中小・小規模企業が抱える諸課題 ・・・・・・・・・・ p.10

(4)

1.中小・小規模企業を取り巻く経済社会環境(ポイント)

 我が国の生産年齢人口及び総人口はピークアウ

トし、さらなる減少が見込まれている

 我が国の所得水準は90年代以降横這い傾向

 長期化する需要停滞とデフレ

 90年以降、「需要の停滞」が経営上の大きな問題

 国内を上回る海外の収益率

・中小・小規模企業を取り巻く経済社会環境は、以下

に見られるような状況。

(5)

生産年齢人口及び総人口の推移と将来推計

生産年齢人口は、1995年の8,717万人をピークに減少傾向にあり、2010年でピークに比 べ▲613万人の減少。 また、総人口(2010年で1億2,806万人)は、2015年には1億2,659万人へと減少に転ずる ことが見込まれている。 87 81 77 44 128 127 87 0 20 40 60 80 100 120 140 1950 60 70 80 90 2000 10 20 30 40 50 60 生産年齢人口(15~64歳) 総人口 資料:国立社会保障・人口問題研究所 (注)推計は中位推計値による。 (百万人) (年) 予測値

(6)

2.0 42.5 45.9 0.1 1 10 100 1970 75 80 85 90 95 2000 05 10 日本 (千ドル) (年) 5.0 48.4 0.1 1 10 100 1970 75 80 85 90 95 2000 05 10 米国 (千ドル) (年) 2.2 39.3 0.1 1 10 100 1970 75 80 85 90 95 2000 05 10 ユーロ圏 (千ドル) (年) 0.1 5.4 0.1 1 10 1970 75 80 85 90 95 2000 05 10 中国 (千ドル) (年) 0.3 22.4 0.1 1 10 100 1970 75 80 85 90 95 2000 05 10 韓国 (千ドル) (年) 0.9 46.2 0.1 1 10 100 1970 75 80 85 90 95 2000 05 10 シンガポール (千ドル) (年)

各国の一人当たり名目GDPの趨勢(中長期トレンド)

米国、EU、アジア主要国では所得水準(一人当たり名目GDP)の成長が継続。 他方、我が国では、1990年代以降、所得水準の横這い傾向が続いている。 資料: 世界銀行 (注) 各国通貨を市場レートでドルに換算している。 一人当たり名目GDPの趨勢(各国比較)

(7)

-8 -6 -4 -2 0 2 4 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 GDPギャップ CPI総合(除く食料、エネルギー) (前年同期比、潜在GDP比%) (年)

GDPギャップと消費者物価指数の推移

1990年代以降、実際のGDPが潜在GDPを下回る状況が長期間継続。消費者物価も 2000年代には前年比マイナスが長期にわたって続いている。 資料: 内閣府試算 (注)GDPギャップ=(実際のGDP-潜在GDP)/潜在GDP

(8)

今期直面している経営上の問題点

かつては「製品等ニーズの変化への対応」を経営上の問題点として挙げる企業の割 合が高かったが、90年代以降「需要の停滞」の割合が増加。 1.9 7.9 35.3 41.4 45.2 31.7 35.5 9.2 14.9 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 8081 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 1112 需要の停滞 製品・消費者・利用者ニーズの変化への対応 資料: 中小企業庁・中小企業基盤整備機構「中小企業景況調査」 (注) 1.「需要の停滞」は、製造業(需要の停滞)、建設業(官公需要の停滞、民間需要の停滞)、 卸売業(需要の停滞)、小売業(需要の停滞)及びサービス業(需要の停滞)の合計。 2.「製品ニーズの変化への対応」は、製造業(製品ニーズの変化への対応)、小売業(消費者 ニーズの変化への対応)及びサービス業(利用者ニーズの変化への対応)の合計。 今期直面している経営上の問題点として 「需要の停滞」及び「製品・消費者・利用者ニーズの変化への対応」を 一位に挙げた中小企業の割合(全国・全産業) (構成比、%) (年度)

(9)

国内と海外の収益率

国内投資収益率に比べ、海外の投資収益率の方が高くなっており、これが、我が国企業 の海外展開の増加の要因の一つとなっていると考えられる。 4.1 1.8 3.3 3.0 9.9 4.9 6.9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 97 98 99 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 国内企業のROA 海外直接投資収益率 資料:財務省、日本銀行「国際収支状況」、財務省「法人企業統計季報」。 (注)1.海外直接投資収益率は、直接投資収益(受取)/直接投資資産残高×100。 2.国内企業のROAは、営業利益/総資産×100。全規模全産業合計(金融業、保険業を除く)。 (%) (年)

(10)

2.中小・小規模企業の位置付け・重要性(ポイント)

 中小・小規模企業は地域の雇用の担い手

 中小企業の中には、大企業を上回る高い 一

人当たり付加価値額を実現している企業が多

数存在

・中小・小規模企業の雇用、付加価値

(11)

規模別・地域別雇用者数

三大都市圏を除く地域の雇用の約8割を中小・小規模企業が担っている。 (単位: 人) 東京都 愛知県 大阪府 左記以外 計 中小企業 (小規模企業以外) 6,476,116 12,746,175 19,222,291 小規模企業 2,226,296 6,894,633 9,120,929 大企業 10,116,400 4,512,538 14,628,938 計 18,818,812 24,153,346 42,972,158 34.4 52.8 11.8 28.5 53.8 18.7 0 20 40 60 80 100 東京都、愛知県、大阪府 左記以外 中小企業 小規模企業 大企業 (構成比、%) 規模別・地域別雇用者数(2009年) 資料:2012年版中小企業白書 (注)「中小企業」には小規模企業を含まない。

(12)

一人当たり付加価値額と平均従業者数の関係

ある一定規模までは、一人当たり付加価値額が多いほど平均的な従業者数も多く なる傾向。ただし、一人当たり付加価値額が3千万円を超える企業になると、付加価 値額が多くなるほど従業者数は減少。その中には、多くの中小企業が含まれる。 1 ; 16 10 ; 117 32 ; 214 37 ; 113 52 ; 61 67 ; 35 82 ; 32 112 ; 27 142 ; 28 10 100 1 10 100 一人当たり付加価値額と平均従業者数 (2010年 全産業) (平均従業者数 人) (一人当たり付加価値額 百万円) 資料: 中小企業庁「中小企業実態基本調査」、「企業活動基本調査」再編加工。 (注) 1.グラフ中の数字は左が一人当たり付加価値額を、右が平均従業者数を示している。 2.平均従業者数とは、横軸の一人当たり付加価値額の各区間に含まれる企業の従業者数の合計を当該企業数で除したものである。 3.農林水産、鉱業、不動産関連、金融関連、電気・ガス・水道関連、放送関連の各業種は含まない。 4.付加価値額は、「売上高」-「売上原価」-「販売費及び一般管理費」+「労務費」+「(売上原価中の)減価償却費」+「人件費」+「地代家賃」+「(販売費・一般管理費中の)減価償却費」+「租税公課」。 5.企業活動基本調査の調査対象企業は従業者数50人以上かつ資本金3千万円以上の会社である。

(13)

3.中小・小規模企業が抱える諸課題(ポイント)

 中小・小規模企業の収益力、財務安定性及び

労働生産性指標は、従業者数規模が小さい

企業で特に低くなっている

(14)

従業者規模別にみた中小企業の収益力

売上高営業利益率は、製造業等、卸売業等とも従業者数10人以下では、半数以上の 企業がマイナス(営業赤字)となっている。 売上高経常利益率でみても、10人以下の規模で利益率が特に低い。 △ 0.8 1.9 △ 2.8 0.9 △ 4 △ 3 △ 2 △ 1 0 1 2 3 ~5 ~10 ~15 ~20 ~25 ~30 ~35 ~40 ~45 ~50 ~55 ~60 ~65 ~70 ~75 ~80 ~85 ~90 ~95 ~100 製造業・建設業・運輸業・その他 卸売業・小売業・サービス業 従業者規模別の売上高営業利益率 (2010年 中央値) (%) (人) 資料: 中小企業庁「中小企業実態基本調査」(再編加工) (注) 1.法人企業(甲票及び乙票)のみについて集計。 2.売上高営業利益率=営業利益/売上高×100 1.6 2.2 △ 1.5 0.1 1.0 △ 4 △ 3 △ 2 △ 1 0 1 2 3 ~5 ~10 ~15 ~20 ~25 ~30 ~35 ~40 ~45 ~50 ~55 ~60 ~65 ~70 ~75 ~80 ~85 ~90 ~95 ~100 製造業・建設業・運輸業・その他 卸売業・小売業・サービス業 従業者規模別の売上高経常利益率 (2010年 中央値) (%) (人) 資料: 中小企業庁「中小企業実態基本調査」(再編加工) (注) 1.法人企業(甲票及び乙票)について集計。 2.売上高経常利益率=経常利益/売上高×100

(15)

従業者規模別にみた中小企業の財務安定性

自己資本比率については、製造業等、卸売業等とも、10人以下で半数以上の企業が 15%を下回る。 7.3 14.6 30.0 △ 2.5 13.3 30.0 △ 10 △ 5 0 5 10 15 20 25 30 35 40 ~5 ~10 ~15 ~20 ~25 ~30 ~35 ~40 ~45 ~50 ~55 ~60 ~65 ~70 ~75 ~80 ~85 ~90 ~95 ~100 製造業・建設業・運輸業・その他 卸売業・小売業・サービス業 従業者規模別の自己資本比率 (2010年 中央値) (%) (人) 資料: 中小企業庁「中小企業実態基本調査」(再編加工) (注) 1.法人企業(甲票及び乙票)について集計。 2.自己資本比率=純資産/資産合計×100

(16)

従業者規模別にみた中小企業の労働生産性

労働生産性(一人当たり付加価値額)について、従業者規模の小さい企業でみると、 従業者数が少ないほど労働生産性が低く(あるいは、労働生産性が高いほど従業者数 が多く)なる傾向。 3.3 4.3 4.7 5.4 2.8 4.6 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 ~5 ~10 ~15 ~20 ~25 ~30 ~35 ~40 ~45 ~50 ~55 ~60 ~65 ~70 ~75 ~80 ~85 ~90 ~95 ~100 製造業・建設業・運輸業・その他 卸売業・小売業・サービス業 従業者規模別の一人当たり付加価値額 (2010年 中央値) (人) (百万円) 資料: 中小企業庁「中小企業実態基本調査」(再編加工) 注: 1.法人企業(乙票)について集計。 2.一人当たり付加価値額=付加価値額/従業者総数(日雇い・派遣を含む)。 付加価値額=売上高(営業収益)-売上原価-販売費及び一般管理費+労務費+減価償却費(売上原価)+人件費+地代家賃+減価償却費+租税公課

参照

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