集合住宅における幼児の遊びと生活行動
─子育て支援型マンションと従来型マンションの比較を通して─
川 田 学 大久保 智 生
要旨 本研究では,子育て支援型及び従来型ファミリー向けマンションの入居世帯を対象に,居室内に おける幼児の遊びと生活行動について検討した。入居前後の比較から,遊びについては目立った変 化が見られなかったものの,親子での協同料理の頻度が,特に子育て支援型マンションで入居後に 増加する傾向にあった。対象児の年齢範囲などの統制が不十分であったこと,いずれも同一ディベ ロッパーによる物件であるための類似性の高さなど,集合住宅のあり方が子どもの生活に与える影 響について検討するには多くの課題を残した。 はじめに 子どもの遊び場が減少し,戸外で群れて遊 ぶ子どもの姿が消えたと言われて久しい。仙 田(2006)の調査では,1955年から1975年の20 年間で,子どもの遊び空間量は都市部で20分 の1,郊外部でも10分の1に減少し,1990年代 には更に1975年の2分の1にまで減少したとい う。井上(2008)は,都市化と並行するかたち で1970年代に出現したテレビゲームと,子ども に個室を与える家庭が急増したことも相俟っ て,子どもたちの遊びの室内化,少人数化とい う質的な変化が起こったと指摘している。 この点は諸外国にも共通した現象で,例え ばオランダの事情について環境科学技術者の Mulder(2007)は次のように述べる。すなわち, オランダでも外遊びをする子どもは急激に減 り,その理由として,1)子どもの自由な時間 が減ってきていること,2)子どもが家の中に いて,テレビを見たり,テレビゲームをするよ うになったこと,3)車が多すぎて,家の外が 子どもの遊びに向いていないこと,を挙げてい る。オランダでも高層住宅が増加し,そこに住 む子どもたちの場合,外出機会が物理的に制限 され,主な屋外の遊び場が踊り場と高層住宅に 囲まれた公園しかないという現状があるとい う。 子どもの生活環境と都市化との関連を考える とき,集合住宅の増加は無視できない要素であ る。中心地およびその近接郊外に人口が集中 し,地価が高騰することによって,一戸建てや 低層集合住宅は経済的に不利になり,10階建以 上の高層集合住宅の需要が増加する。用地買収 によって空き地のような中間帯(意味の定めら れていない空間)が消え,誰でも使える公園が 減少する。都市化による集合住宅の増加そのも のは,今後も避けられないかもしれない。街づ くりを考える上では,周辺住民との関係や環境 権の問題,高層階に住むことが子どもの発達に 与える負の影響などについて十分な配慮が必要 であろう。しかしながら,集合住宅そのものが負の要 素しかもたないというわけではない。上述の Mulderは,高層集合住宅が効果的に活用され るための条件として,1)(5歳から9歳の) 子どもたちが他の子どもに出会い,遊ぶことが でき,学びあうことができる環境を作ること, 2)(緑の)オープンスペースを適切に整備す ること,を挙げている。これを実現するために は,集合住宅内に十分な広さと複雑性をもった 遊び場が必要であると同時に,踊り場や廊下の ような「道スペース」(仙田,1992)など,子ど もたちが出会い,自然発生的な遊びが展開する ように建築的な創意工夫が施される必要があ る。 子どもが親や教師から独立して活動する行 動半径は,小学校入学以降の年齢で急激に拡 大するが,幼児期までは親や教師の眼の届く 範囲で行動する場合がほとんどである。幼稚園 や保育所は,乳幼児期の子どもたちが家庭外で 安全に,かつチャレンジングな活動ができる環 境として今後一層重要になってくるだろう。こ のため,幼稚園や保育所の環境を見直す動きは 近年活発化している(例えば,塩野谷・木村, 2008)。 一方,集合住宅に居住する乳幼児において は,住居内での遊びがもつ意味も大きくなると 考えられ,集合住宅内のコモンスペースや室内 空間が子どもの遊びに与える影響についても検 討する必要があるだろう。実際,いくつかの自 治体で行なわれている「子育て支援マンション 認定制度」では,親子が集える場としてコモン スペース(キッズルームなど)の設置を定める ほか,室内についても住戸面積が一定以上の広 さであることや,遮音床工法等の規定をするこ とによって,子どもが室内でも思い切り遊べる ような構造にすることを求める例が多い(松橋・ 山崎・園田,2008)。 また,赤林ら(1994)によれば,集合住宅の 高層階に住む子どもは低層階に住む子どもに比 べて基本的生活習慣の自立が遅れる傾向にある という。今後の集合住宅のあり方を考える上で は,子どもの遊びのみならず日常の生活行動に ついても実態把握をしておく必要があろう。し かしながら,子育て支援マンションについては 認定制度ができたばかりで,そこに住まう家族 や子どもの生活実態に関する研究は極めて少な い。 そこで本研究では,子育て支援型マンション と,従来型のファミリー向けマンションを対象 とし,入居前と入居後6ヶ月の2時点における 縦断データをもとに,集合住宅の室内における 幼児の遊びと生活行動の実態を検討することを 目的とする。 方法 調査時期:2006年8月∼2007年9月。 調査対象物件:香川県内のディベロッパーが供 給する子育て支援型マンションおよび従来型 ファミリー向けマンション。それぞれ香川県内 の2棟,計4棟の新築物件を対象とした。当該 子育て支援型マンションの特徴は,1)住居内 のコモンスペースを広く取った間取りをコンセ プトとし,かつ,2)物件の玄関付近に住民共 有のコモンスペースを設置している点である。 1)について,コンセプトを最も素直に実現し た間取りタイプは,34畳のコモンスペースを持 ち,あとは寝室のみという間取りである(間取 りの詳細は,川田(2006)を参照されたい)。そ の他のタイプの間取りも,いわゆるリビングス ペースを通常より広く取り,廊下は短く,幅は 通常の1.5倍であるほか,電気のスイッチやコ ンセント,室内が広く見渡せるキッチンの設 置場所等の工夫が見られる。これらの工夫は, 子育て支援を営む NPO 法人とコラボレーショ ンし,子育て中の母親たちとの座談会におけ る提案から実現した部分も多い(詳細は,川田 (2007)を参照されたい)。従来型は,一般的な ファミリー向け分譲マンションで,3LDK の 間取りを中心にしている。 調査協力世帯と調査手続き:入居世帯のうち, 入居前に乳幼児がいる世帯に郵送法によって調 査依頼した。有効回答のあった世帯のうち,入 居6ヶ月後の調査にも回答し,かつその時点で も乳幼児がいる世帯のみを対象とした。その結
果,子育て支援型に入居する20世帯と従来型に 入居する10世帯の計30世帯を分析対象とした。 質問紙の構成:①同居している家族の構成など のフェイスシート項目、②家族の生活行動に関 する項目,③子どもと一緒にする室内遊びに関 する項目,④子どもか家庭で行なう生活行動に 関する項目,で構成されていた(項目の詳細は 巻末のAppendixを参照されたい)。 調査協力世帯の属性データ:調査協力世帯の詳 細な属性データは以下のとおりである。大まか な傾向として,子育て支援型の方が親世代の年 齢が若干高く,それと比例して,子どもの数が 多く,第一子の年齢が高い傾向にある。 ①子育て支援型(入居1ヶ月前時のデータ) (N=20) ・父親の属性:平均年齢35.0歳,会社員12名, 公務員3名,その他3名,未回答2名 ・母親の属性:平均年齢33.6歳,専業主婦11名, 有職者3名,未回答6名 ・子どもの数:平均2.05名,レンジ1−3 ・第一子:平均年齢4.95歳,レンジ1−12,性 別(男8名,女12名) ・第二子:平均年齢2.50歳,レンジ0−7,性 別(男7名,女9名) ・第三子:平均年齢3.0歳,レンジ1−4,性 別(男0名,女4名) ②従来型(入居1ヶ月前時のデータ)(N=10) ・父親の属性:平均年齢31.3歳,会社員6名, 公務員3名,その他1名 ・母親の属性:平均年齢33.5歳,専業主婦3名, 有職者5名,未回答2名 ・子どもの数:平均1.5名,レンジ1−2 ・第一子:平均年齢2.4歳,レンジ0−9,性 別(男2名,女5名,未回答2名) ・第二子:平均年齢2.0歳,レンジ1−3,性 別(男2名,女1名,未回答1名) ・第三子:該当なし 結果 (1)共食,外食,協同料理の頻度 対象世帯における家族での生活行動につい て,1)1週間に家族で夕食をとる頻度(以下, 共食頻度),2)1ヶ月に家族で外食をする頻 度(以下,外食頻度),3)家庭で子どもと一緒 に料理をする頻度(以下,協同料理頻度)を検 討した。子育て支援型マンションと従来型マン ションごとに,入居前と入居後の頻度を計上し たものがFigure1,2,3である。1 共食頻度,外食頻度および協同料理頻度に ついて,評定の平均値と標準偏差を示したの がTable1である。マンション形態(子育て支援 型/従来型;対応なし)×時期(入居前/入居 後;対応あり)の二元配置分散分析を行なうと, 協同料理頻度の時期の主効果が有意であり(F (1,28)=5.38,p <.05),マンション形態の主 効果が有意な傾向にあった(F (1,28)=3.48,p <.07)。協同料理は,いずれのマンション形態 でも入居後に増加し,かつ子育て支援型の方が 頻度が高い傾向にあった。 (2)室内における遊びの分析 先述のように,子育て支援型マンションの特 徴の1つは,広い室内コモンスペースにある。 各自治体の子育てマンション認定基準では,比 較的広い室内や遮音床材等により,「室内で子 どもが思い切り遊べる」ということを念頭にお いている。では,今回対象とした子育て支援型 マンションにおける子どもの室内遊びの実態は どうであろうか。 室内遊びに関する質問項目については,巻末 の Appendix を参照されたい。ここでは,15個 の項目を7つのサブ・カテゴリに分類して,入 居前後の比較を行った。すなわち,サブ・カ テゴリは①運動・身体(すもう,じゃれつき, お馬さん),②構成・製作(お絵かき,折り紙, ブロック・積み木),③ TV 系(一緒に TV を見 る,一緒にテレビゲームをする),④絵本・ま まごと(お人形遊びやおままごと,絵本を読 む),⑤歌(歌をうたう),⑥昔あそび(コマ回 1 両形態のマンションにおける第一子の平均年齢 は,子育て支援型マンションで4.95歳,従来型マ ンションで2.44歳であった。また平均子ども数は, 子育て支援型で2.05人,従来型で1.5人であった。
Figure1 家族で夕食を食べる頻度:子育て支援型(N=20)/従来型(N=10)の比較
Figure2 家族で夕食をする頻度:子育て支援型(N=20)/従来型(N=10)の比較
し,トランプ等のカードゲーム,人生ゲーム等 の板ゲーム),⑦その他である。結果を Figure 4に示した。 子育て支援型では,「歌」のみが入居後に増 加し,他のカテゴリはほぼ横ばいである。これ に対し,従来型では「構成・製作」「運動・身 体」「絵本・ままごと」が入居後増加傾向にあ る。遊びの内容は子どもの年齢や数に強く影響 を受ける。今回の対象世帯では従来型の方が年 齢が低く(入居前の時点で0∼1歳が6割),入 居前から入居後調査の間隔が概ね6∼8ヶ月間 あったことを考えると,住環境というよりも子 どもの身体的・精神的発達に伴う変化であると 考えられる。1歳から2歳にかけて,子どもは 歩行,発語,手先の巧緻性の発達など,重要な 発達的ランドマークをいくつも迎える。そのた め,興味の対象が変化し,ダイナミックな身体 の動きを喜ぶようになる。こうした変化が,室 内遊びの内容に変化をもたらした可能性があ る。 一方,TV 系は子育て支援型で入居前後とも 約60%,従来型で約20%であった。 今回の結果からは,広い室内コモンスペース を有する子育て支援型マンションで運動・身体 系のダイナミックな遊びが多い,あるいは増加 するかどうかは確認できなかった。 (3)室内における生活行動の分析 対象の子育て支援マンションの室内環境の 工夫として,1)キッチンが半アイランド型に Table1 共食頻度,外食頻度,協同料理頻度の評定平均値(SD) 子育て支援型マンション 従来型マンション 入居前 入居後 入居前 入居後 共食頻度 2.70 (0.92) 2.70 (0.92) 3.10 (0.99) 2.80 (0.92) 外食頻度 2.26 (0.56) 2.20 (0.52) 2.40 (0.70) 2.10 (0.57) 協同料理 2.15 (0.88) 2.50 (0.83) 1.60 (0.84) 1.90 (0.99) note : 評定は1−4の4件法 Figure4 子育て支援型(N=20)及び従来型(N=10)マンションにおける幼児の室内遊び: 入居前後の比較
なっている,2)電気のスイッチは低めで大 きめ,コンセントは高めの位置についている, 3)洗面台がツーボール(シンクが2つ)になっ ている,がある。1)は複数人での調理をしや すくする機能,2)は子どもや老人にも電化製 品の操作をしやすくする機能があると考えられ る。また,3)はシンクが2つあることによっ て,顔を洗ったり,雑巾をしぼったりというよ うな生活スキルを子どもに教えやすい環境と なっているものと思われる。そこで,包丁やは さみの使用や卵割りなど調理に関するものを中 心とした生活スキル,電化製品の操作,雑巾が けや洗濯などのお手伝いといった生活行動の検 討を行 なった。また,参考のために買い物や Figure5 子育て支援型マンションにおける幼児の生活行動:入居前後の比較(N=20) Figure6 従来型マンションにおける幼児の生活行動:入居前後の比較(N=10)
電話に出ることなど社会的自立に関わる項目も 用意した。全項目については,巻末のAppendix を参照されたい。 Figure5に子育て支援マンション,Figure6 に従来型マンションの結果を示した。結果の大 まかな傾向は両形態のマンションとも類似して いる。子どもの平均年齢の影響を受けてか,生 活行動においても従来型マンションの方が入居 後に増加する傾向がやや高い。特に,電気のス イッチや食器運び,蛇口をひねるなどは,歩行 が可能になり上肢が自由にならなければ困難な ので,歩行開始期にあたる0,1歳児が過半数 を占める従来型マンションにおいて増加率が高 かった可能性がある。 考察 (1)家族の生活行動について 今回対象とした子育て支援型マンションは, 家族のコモンスペースを広く取り,家族団ら んをひとつのイメージとして設計されていた。 従って,顧客ターゲットも家族での行動を望む 層をねらっていたものと思われる。しかしなが ら,実際には入居後も6割の世帯は家族で夕食 をとるのが週に1∼2日という状況であり,従 来型マンションと差はなかった。 子どもと一緒に料理をする頻度は,子育て支 援型マンションに入居後増える傾向にあった。 ただ,この変化の解釈はいくつかあり得る。ま ず入居後のデータは入居前から半年以上経って いるので,子どもの発達が影響している可能性 は高いだろう。一方で,開放的なリビングに面 したアプローチしやすいキッチン空間が,子ど もとの協同料理を促進する効果があることも否 定できない。 (2)室内遊びと子どもの生活行動について 遊びについては,今回目立った結果は得られ なかった。しかしながら,両マンション形態と も TV ゲームや TV 視聴への回答が一定割合あ る反面,「じゃれつき」や「お馬さん」といった 全身を使った運動系の遊びも過半数の家庭で実 践されていた。こうしたスキンシップをともな うダイナミックな遊びは,近年保育現場でも 再評価されている(正木・井上・野尻,2004)。 今回対象としたマンションは,従来型でもリビ ングスペースは一定以上の広さがあり,父親が 幼い子どもを背中に乗せて歩き回ったり,子ど もを持ち上げたりといった全身体的な遊びも可 能な環境であったと思われる。 ところで,ベネッセ教育研究開発センターに よる第3回幼児の生活アンケート・国内調査 (2005年実施;サンプル:首都圏の0歳6か月 ∼6歳就学前の乳幼児をもつ保護者約3,000名) によると,TV やビデオ・DVD 視聴時間は2000 年をピークに2005年の調査では減少に転じて いる(1995年平均3時間56分,2000年平均4時 間00分,2005年平均3時間41分。いずれも1日 あたり)。また「お子様はどのような遊びをよ くしていますか?」の質問に対し,TV ゲーム と回答数する保護者も減少した(1995年24.2%, 2000年20.2%,2005年15.1%)。一方で,「積み 木・ブロック」「砂場などでのどろんこ遊び」 「ボールを使った遊び」「石ころや木の枝など自 然のものを使った遊び」は,この10年間でいず れも増加傾向にあった。あくまでアンケート調 査なので実態とは一致していない可能性もある が,少なくとも保護者の意識は変化しつつある ようだ。 一方,子どもの生活行動についても,子育て 支援型と従来型で目立った違いは認められな かったといえる。そもそも今回対象としたマン ションは,コンセプトの違いこそあれ同じディ ベロッパーが設計したファミリー向けマンショ ンであり,相違点よりも類似点の方がはるかに 多いといえるだろう。室内のコモンスペースの 広さが生活の快適さをもたらすことは想像でき るが,子どもの具体的な生活行動や発達に大き な影響を与えるかどうかについては判断を留保 すべきだろう。子どもの遊びや生活行動につい ては,親の養育態度や生活志向の影響は避けら れない。おそらく,物理的な住環境は促進的・ 援助的な役割は果たすかもしれないが,環境を 与えたからといってすぐに行動に反映されると いうほどの影響力はないのかもしれない。
(3)今後の課題 本調査は,新築マンションに引越す子育て世 帯を対象としたものであり,環境移行期の家族 生活と子どもの行動を捉えるために行なわれ た。しかし,サンプル数も少なく,また家族構 成,子どもの年齢,世帯の生活水準など重要な 変数を統制できていなかったこともあり,十分 な考察を許す結果を得ることはできなかった。 今後,子育てと集合住宅との関係を検討するに あたり,分譲マンション同士ではなく,コーポ ラティブハウスやコレクティブハウスのような 住み手の志向が強く反映された集合住宅も比較 に入れる必要があるだろう。その場合,物理的 環境だけでなく,親世代の養育態度や生活志 向,環境認知の特性等の心理的変数を考慮して 比較を行う必要があろう。 文献 赤林伸一・足立直之・高倉秀一・長谷川功・坂口淳 (1994)高層集合住宅における居住意識と生活行動 に関する調査研究 日本建築学会計画系論文集, 第462号,59−68. ベネッセ教育研究開発センター(2005)第3回幼児の 生活アンケート・国内調査(速報版) ベネッセコー ポレーション 井上寿(2008)元気な子どもを育む保育環境とは(In 塩野谷斉・木村歩美 編 子どもの育ちと環境: 現場からの10の提言 ひとなる書房) 川田学 編(2006)住まいと子育てに関する研究 平成 17年度香川大学産学連携共同研究成果報告書 川田学 編(2007)住まいと子育てに関する研究 平成 17年度香川大学産学連携共同研究成果報告書 正木建雄・井上高光・野尻ヒデ(2004)脳をきたえる 「じゃれつき遊び」 小学館 松橋直人・山崎晋・園田眞理子(2008)子育て支援マ ンションの建築計画に関する研究:自治体等の子 育てマンション認定基準と実績の比較 日本福祉 のまちづくり学会第11回全国大会概要集,237− 240. Mulder,K./久保健太訳(2007)高層マンションに住む 子どもたち 子ども環境学研究,第3巻第2号, 32−33. 仙田満(1992)子どもと遊び:環境建築家の眼 岩波 書店 仙田満(2006)環境デザイン講義 彰国社 塩野谷斉・木村歩美編(2008)子どもの育ちと環境: 現場からの10の提言 ひとなる書房 付記 本研究にご協力いただいたご家族の皆様に記 して感謝申し上げます。 本研究は,香川大学共同研究(穴吹興産株式 会社)による研究助成によって行われた。
Appendix 本研究で使用したアンケート項目 【共食頻度】 ご家族そろって家で夕食をとるのは週に何日くらいですか?当てはまるもの1つに○をつ けてください。(0日・1∼2・3∼4日・5日以上の4択) 【外食頻度】 ご家族で外食に行くのは月に何回くらいですか?当てはまるもの1つに○をつけてくださ い。(0回・1∼3回・4∼6回・7回以上) 【協同料理頻度】 お子さんと一緒にお料理をすることがありますか?当てはまるもの1つに○をつけてくだ さい(食器の上げ下げ、お箸などの食卓の準備のみは含みません)。(よくする・ときどきす る・あまりしない・したことがない) 【協同料理の内容】「よくする」「ときどきする」と回答された方にうかがいます。具体的に どのような料理ですか?また、お子さんにはどのようなことを手伝ってもらいますか?(ど のような料理か・子どもの役割はどのようなものか,について自由記述) 【室内遊び】 室内でお父さまやお母さまがお子さんとする遊びにはどのようなものがありますか?以下 の選択肢の中から、当てはまるもの全てに○をつけてください。 (トランプ等のカードゲーム・絵本を読む・人生ゲーム等の板ゲーム・ブロックや積木遊び・ TVやビデオ等を一緒に見る・お人形遊びやおままごと・TVゲームを一緒にする・折り紙・ すもう・お馬さん(背に子どもを乗せて歩く)・じゃれつき遊び・コマ回し・腕ずもう・歌う・ お絵かき・その他) 【生活行動】 以下の選択肢の中で、ご家庭でお子さんにさせているもの全てに○をつけてください。 (電気のスイッチを点けたり消したりする・洗濯物を干す・食器を運ぶ・洗濯物を取りこむ・ はさみを使う・TVを点けたり消したりする・包丁や刃物を使う・蛇口から水を出す・生卵 を割る・床の雑巾がけをする・ゆで卵をむく・雑巾をしぼる・自分で体を洗う・ガスレン ジを使う・自分で頭を洗う・買い物に行く・自分で顔を洗う・電話をとる・自分で耳掃除 をする・留守番をする・自分で爪を切る・家の鍵を持つ・電気器具をコンセントにつなぐ・ お小遣いを与える・お箸を使う・植物の水やりをする・汚れ物を洗濯機に入れる・動物や 魚の世話をする・洗濯物をたたむ