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Academic year: 2021

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第2学年 国語科学習指導案 指導者 1 単元名 本をさがして読む 『すみれとあり』 ~本をたくさん読んで,「生きもののひみつカード」を作ろう~ 2 目標 ○「生きもののひみつカード」を作るために本を探し進んで読もうとする。 <関心・意欲・態度> ○すみれの種が時間の経過とともに変化していく様子や,ありとの関わりに気をつけて,すみれが 仲間を増やしていく仕組みを読むことができる。 <読むこと> ○知識を得るために,いろいろな生き物の本を選んで読むことができる。 <読むこと> ○主語と述語の関係に注意して読み,ありの行動やすみれの種の変化を読み取ることができる。 <伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項> 3 学習指導要領との関連 C 読むこと(3)「書かれている事柄の順序や場面の様子などに気付いたり,想像を広げたりしなが ら読む能力を身に付けさせるとともに,楽しんで読書しようとする態度を育て る。」 「イ 時間的な順序や事柄の順序などを考えながら内容の大体を読むこと。」 「カ 楽しんだり知識を得たりするために,本や文章を選んで読むこと。」 4 児童の実態 調査 5月12日(月) 調査人数 児童は1 年生で,説明文の『なにが,かくれているのでしょう』で問いと答えの関係を考えながら 読むことを学び,『はたらくじどう車』で,順序を考えて読むことを学んできた。また,内容を理解す るために,写真や絵と文章を結びつけながら読み取ることも学習している。さらに,『うみへのながい たび』の学習を通して動物が出てくる話の本を読むようになり,読書の幅が広がってきている。 『すみれとあり』の学習を行うにあたって関係する実態調査を行った。結果は以下の通りである。 1 単元に関する実態 正答 1組( ) 2組[ ] 2年上のふろくにある『とりのちえ』のささごいについての文章を読んで,実態調査を行った。 ① ささごいはどんな順序で魚をとりますか。 (23)[19] ② ささごいになって魚のとり方をせつめいしてみましょう。 (23)[18] ③ ささごいの魚のとり方をどう思いますか。 ・すごい ・虫を餌に見せかけるところがおもしろい。 ・頭がいい。 ・すばやくつかまえてすごい。 ・うまくおびきよせている。 ・いろいろなもので罠を作っている。 ④ すみれを見たことがありますか。 (20)[10] ⑤ ある人はどこで見ましたか。 ・花壇 ・家の前 ・野原 ・公園 ・庭 ・学校

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⑥ 生き物の本をよく読みますか。 よく読む ( 8)[ 5] たまに読む (15)[15] あまり読まない ( 7)[ 9] ⑦ 生き物の本を読むとしたらどんな本を読んでみたいですか。 複数回答 動物 (20)[15] 草や木や花 (20)[14] 魚 (19)[19] 虫 (15)[13] 鳥 (17)[18] 2 考察 実態調査の結果から,絵と文章を結びつけて読むことや順序を考えて読むことが苦手な児童が 多数いることがわかった。そして事柄の順序がつかめない児童は説明できないこともわかった。 従って,本単元での「すみれが種をとばす様子」「ありが種を運ぶ様子」を読み取らせるときには, 時間的な順序,事柄の順序を丁寧に扱っていく必要がある。 『とりのちえ』の文章から,児童は鳥の知恵がすごいと感じていることから,本単元のすみれ の仲間を増やしていく仕組みにも興味をもつものと思われる。児童のこのような感性を大切にし ながら学習を進め,さらに読書を通していろいろな生き物の不思議を発見できるようにしていき たい。 調査からすみれを見たことのない児童がいるので写真を活用したい。すみれがコンクリートの 隙間や高い石垣など意外な場所にも咲くことを『すみれとあり』の絵本の挿絵を活用して理解さ せ,「どうして,こんな場所に,さいているのでしょう。」という問いがよく把握できるようにし たい。 5 指導観 この単元では,まず,読書活動推進補助教員による生き物の本の紹介から興味をもたせ,本を読ん で生き物の不思議を発見し,「生きもののひみつカード」を作って友達に紹介しようという単元を貫く 学習のめあてをもたせたい。 『すみれとあり』の説明文の学習では,すみれとありとのつながりによって仲間を増やす仕組みを 読み取らせ,生き物の不思議に気付かせていきたい。さらに,いろいろな生き物の本を読んで,不思 議を発見しようという意欲を高めていきたい。 『すみれとあり』の説明文は,問題事象を示し,問いを立て,答えを示すという点では,1年生の 説明文と同じであるが,答えまでに問いを解明していく過程が述べられている文章がある。従って, 文章の始めに示されている「どうして,こんな場所に,さいているのでしょう。」という問いと文章の 終わりの部分にある答えとの対応を捉えさせることが重要である。 問いを解明していく過程での「すみれが種をとばす様子」「ありが種を運ぶ様子」については,時間 的な順序,事柄の順序を考えながら読み取らせたい。そのために,文章の「なにが~どうする」を捉 えさせ,文章を順序に従って整理したり,写真と対応させたりしながら読ませていきたい。さらに, 文章や言葉のイメージをはっきりと捉えるために,絵に表したり,動作化を取り入れたりしていきた 本をたくさん読んで,「生きもののひみつカード」をつくろう。

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6 仮説とのかかわり 仮説1 読書を取り入れた単元構成の工夫 ・「生きもののひみつカード」を作る目標を持ち,生き物について書いてある多くの本に触れる。 仮説2 言葉に関わって読む工夫 ・すみれが種をとばす様子を表す言葉に気をつけて読み,さらに写真や絵と文章を対応させて読 み取らせ,とばす様子を順序よく説明する。 ・ありが種を運ぶ様子を表す言葉に気をつけて読み,動作化して,種を運ぶ様子を順序にしたが って説明する。 ・すみれとありの関係を表す文章に気づき,問いかけの文に対する答えの文を見つける。 仮説3 音読を効果的に取り入れる工夫 ・「~が~どうする」を意識して文章を音読する。 ・問いかけの文と答えの文を役割に分けて読んだり,順序に気を付けて読んだりして音読の仕方 を工夫する。 仮説4 評価の工夫 ・多数の児童が順序よく説明できたかを短い時間で評価することは難しいので,ワークシートを 用意し,説明することを書かせるようにする。 い。また,ここでは読み取ったことを友達に順序よく説明しようという活動を入れていく。説明する ときには,聞き手に順序がわかるように話すために順序を表す言葉を使うようにさせたい。 学習の終盤では,すみれはどのようにしていろいろな場所に花を咲かせるのか,自分なりにまとめ させ,そのことを知ってどのように思ったか書かせたい。 「生きもののひみつカード」を作っていくときには,始めに『すみれとあり』で,「生きもののひ みつカード」を作らせ,書き方を理解させたい。そして,カードを使って友達に紹介したり,教室に 掲示したりして広めていきたい。 児童が充実した読書活動ができるように,読書活動推進補助教員から学校の図書館の利用の仕方を 学び,知りたい本を自分で探して読めるようにさせたい。また,読書活動推進補助教員と連携して教 室に生き物の本を整えて,読み聞かせをしたり,児童がいつでも手にとって読めたりできるようにし ていきたい。

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文章の姿 (文章構成図) たかい石がき コンクリートの われめ 答え 7 指導計画(15時間扱い) 過程 学 習 内 容 と 学 習 活 動 評価 時配 み と お す (2) ○読書活動推進補助教員による生き物の本の紹介を聞く。 ○「生きもののひみつカード」を作る話を聞いて,生き物の本 をたくさん読んで,「生きもののひみつ」を見つけ,カードに 書いていくという課題を知る。 ○『すみれとあり』の初発の感想を書く。 ○「生きものひみ つカード」を作 るための課題を 理解している。 1 ○感想を話し合う中で学習のめあてや方向性をつかむ。 ○4つの場面に分けて,文章全体の構成を考える。 ○感想の交流から 学習のめあてを つかんでいる。 1 ふ か め る (4) ○(一)段落を読んで,すみれの様子について話し合う。 ○すみれの咲く季節,場所などを確認し,自分の経験と重ね合 わせながら読み,すみれに興味を持つ。 ○問いかけの文「どうして,こんな場しょに,さいているので しょう。」をおさえる。 ○問いかけの文を 見つけている。 1 どうしてこんな場しょにさいているのでしょう すみれのたねのとばしかたのひみつ ありのたねのはこびかたのひみつ ・すみれは、ありのすきなしろいかたまりをたねにつけて、 いろいろな場しょにはこんでもらう。 ・ありのすは、石がきなどにもあるので、ありがはこんだた ねは、そのような場しょでもめを出し、花をさかせる。 す み れ と あ り や ざ ま よ し こ す み れ が い ろ い ろ な 場 し ょ で さ く ひ み つ を 知 ろ う な か ま を ふ や す た め <単元を貫く言語活動> 本をたくさん読んで,「生きもののひみつカード」を作ろう。 どのような文のつくりになっているのだろう。 すみれはどこにさいているのだろう。 とらえたい言葉 ・こんな場しょにも

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○(二)段落を読み,写真と対応して順序に気をつけてすみれ が種をとばす様子を読み取る。 ○「とび出す」様子を動作化してつかむ。 ○つぎつぎと近くの地面に落ちる様子を絵に表す。 ○すみれが種をとばす様子に気をつけて読み,順序を表す言葉 や様子を表す言葉をおさえて説明する。 ○「種をとばす様 子」を説明してい る。 1 1組 (本時) ○(三)段落を読み,ありが種を運ぶ様子を順序に気をつけて 読み取る。 ○種を運ぶ様子や順序を明確化するために,ありになって動作 化する。 ○ありが種を運ぶ様子に気をつけて読み,順序を表す言葉や様 子を表す言葉をおさえて説明する。 ○「ありが種を運 ぶ様子」を説明 している。 1 2組 (本時) ○(四)段落を読み,問いかけの文に対する答えの文を読み取 る。 ○すみれの種が運ばれる理由を説明し合う。 ○答えの文を見つ けている。 1 ま と め る ・ ひ ろ げ る (9) ○『すみれとあり』で,「生きもののひみつカード」を作る。 ○『すみれとあり』の感想を書く。 ○「生きもののひ みつカード」の 作り方を理解し ている。 1 ○読書活動推進補助教員から学校の図書室の利用の仕方を学ん で本を探して読む。 ○いろいろな生き物の本を読み,友達に紹介したい本を決める。 ○「生きもののひみつカード」を書く。 ○生き物の不思議 を発見し,「生き もののひみつカ ード」を書いて いる。 4 すみれがたねをとばすようすをじゅんじょよくせつめい しよう。 ありがたねをはこぶようすを,じゅんじょよくせつめい しよう。 すみれとありのかんけいをかんがえよう。 『すみれとあり』の「生きもののひみつカード」を作ろう。 いろいろな「生きもののひみつ」を見つけよう。 とらえたい言葉 ・とび出す ・つぎつぎと ・近くの地面に とらえたい言葉 ・しばらくすると ・かたまりだけが とらえたい言葉 ・~のです

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○グループの中で,自分が一番紹介したい本と「生きもののひ みつ」を発表し合う。 ○生き物の本を見 せながら,不思 議や感想を交流 している。 1 ○友達の発表を聞いて興味をもった本を読み,「生きもののひみ つカード」を書く。 ○自分の知りたい 生き物の本を探 して読み,「生き もののひみつカ ード」を書いて いる。 3 8 本時の学習(4/15) 指導者 (1) 本時の目標 ○すみれが種をとばす様子に興味をもって読もうとする。 <関心・意欲・態度> ○すみれが種をとばす様子に気を付けて読み,順序よく説明することができる。 <読む> ○文中における主語と述語の関係に注意して読むことができる。 <伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項> (2) 展開 時配 学習活動と内容 支援(○)と評価(◎) 3 3 12 1 本時の学習のめあてを確認する。 2 第二段落を音読する。 ①個人読み ②一斉読み 3 すみれがたねをとばす様子を読み取る。 ①写真を順序よく並び替える。 ②書き表した文章と写真を対応させる。 ③大事な言葉を確認する。 みをつける みの中にたねができる みが三つにさける たねがとび出す ○課題文を掲示物で確認させる。 ○文章構成図を示し,本時のめあてを確認させる。 ○どんなことが書かれているのか,考えながら音読 させる。 ○4枚の写真をランダムに提示し,並び替えること によって順序を考えさせる。 ○写真のことを書き表した文章の大事な言葉を板 書し,内容をとらえやすくする。 ○種の様子を写真からとらえさせる。 ○「とび出す」は「とぶ」と「出す」が合わさって できた言葉であることや様子を動作化でつかま せる。 「生きもののひみつ」をしょうかいしよう。 自分の知りたい生きものの本をさがして読んでみよう。 すみれがたねをとばすようすをじゅんじょよくせつめいしよう。

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5 17 3 2 4 とび出した種は,どうなるのか話し合 う。 ①書かれた文章を見つける。 ・とび出したたねは、つぎつぎと近く の地めんにおちていきます。 ②大事な言葉を確認する。 地めんにおちる。 5 すみれになって,種がとぶ様子を吹き出 しに書いて,説明する。 ①大事な言葉を使い,吹き出しに書く。 ・わたしはすみれです。 まず,花が咲いたあと実を付けるよ。 ・実の中には小さな種がいっぱいできて いるんだよ。 ・つぎに,実が三つにさけて開くよ。種 がきれいにならんでいるよ。 ・そして,よく晴れた日,勢いよくとび 出していくんだ。みんな元気にとんで ほしいな。 ・とんだ種はつぎつぎと近くの地面に落 ちていったよ。がんばってとばしたの に残念だな。 ②種をとばす様子を順序を表す言葉を 使って説明する。 ・友達とペアで説明する。 ・全体の場で発表する。 6 すみれが種をとばす様子を思い浮かべ ながら音読する。 7 次時の学習の確認をする。 ○とび出した種はどうなるのか予想させる。 ○「つぎつぎと近くの地面におちていく。」の文章 の写真がないことから,話し合う中で絵に表し, イメージ化を図る。 ○種の絵にマグネットを貼り,種を動かせるように することで,イメージしやすくする。 ○自分なりの思いも添えて説明できるようにする ために,すみれになったつもりで,吹き出しに書 かせる。 ○順序がよくわかるように,「まず」「つぎに」「そ して」などの順序を表す言葉を入れさせる。 ○板書した大事な言葉を使って書かせる。 ○「なにが・・・どうする。」に気をつけて書くよ うにさせる。 ◎大事な言葉を使って吹き出しに書いている。 ◎主語と述語の関係に注意して書いている。 ○写真を指し示しながら説明させる。 ◎順序を表す言葉を使って説明している。 ○写真を指し示し音読させる。 ○種は,近くの地面に落ちたはずなのに,コンクリ ートの割れ目や高い石垣の隙間にどうしてすみ れが咲いているのかという問いを投げかけ,次時 の学習につなげる。

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(3)板書計画 す み れ と あ り や ざ ま よ し こ ま ず み を つ け る 花 の あ と み の 中 に た ね が で き る た く さ ん つ ぎ に み が 三 つ に さ け る よ く 晴 れ た 日 そ し て た ね が と び 出 す い き お い よ く と び 出 す 地 め ん に お ち る つ ぎ つ ぎ と 近 く の 地 面 す み れ が た ね を と ば す よ う す を じ ゅ ん じ ょ よ く せ つ め い し よ う 。 が ん ば っ て と ば し た の に ざ ん ね ん だ な 。

参照

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