February
2014
No.451
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一般社団法人京都府建築士会 ●けんちくつれづれ草 第 88回シェアハウスを選択する若者達
●事業案内 インテリアスピードスケッチ 実践トレーニング (上級編) 松殿山荘 茶室見学会 京の技を知るシリーズ 第二弾 からかみ手摺体験勉強会 木造住宅基礎の耐震改修研修会 青年部会臨時総会 平成 26年度青年部会役員の選出について 「実務者のための工事監理ガイドラインの手引き」 解説講習会 愛知県常滑市 I N A X ライブミュージアム見学会 建築家セミナー 2 0 1 4 原田真宏+麻魚 講演会 『船のような』 耐震ネットワーク名簿登録再募集説明会 建築士会版 「建築物の天井脱落防止対策」 講習会 国内研修旅行 心に刻む広島・宮島の旅 ●お知らせ 第 2回 京都建築賞 募集要項 平成 25年度 第 4期 一級/二級/木造建築士定期講習 平成 25年 一級建築士試験 合格者一覧 (一社) 京都府建築士会 入会キャンペーン ● 京 都 の 名 工 第 4回茅
葺
●瓦版 12月のテーマ 「震災~いまをつたえる・三条特週と会員紹介」 ●表紙解説表千家
不審菴の露地
●支部だより 地震に強い安心安全なまちづくり ●書籍 P O M 版「社寺建築の近世・現代・設計資料集」京
都
だ
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E s s a y シ ェ ア ハ ウ ス を 見 学 さ せ て い た だ く 機 会 が あ っ た 。 母 屋 、 坪 庭 、 離 れ 、 蔵 、 裏 庭 ( 家 庭 菜 園 ) と い う 配 置 で 、 敷 地 約 1 1 0 坪 の 比 較 的 大 き な 町 家 を 改 修 し 、 8 人 で シ ェ ア す る 賃 貸 住 宅 に し た も の だ 。 40歳 以 下 の 若 い 男 女 が 生 活 し て い る 。 ア プ ロ ー チ に は 、 か わ い ら し い ポ ス ト が 8 個 整 然 と 並 ん で い る 。 玄 関 の 引 き 戸 を く ぐ る と 、 架 構 が あ ら わ な 吹 き 抜 け の 玄 関 ホ ー ル に 、 隔 壁 を 兼 ね た 大 き な シ ュ ー ズ ボ ッ ク ス と そ れ に つ な が る 応 対 カ ウ ン タ ー 。 玄 関 を 上 が る と 、 浴 室 と ト イ レ が あ り 、 応 対 カ ウ ン タ ー の 下 部 が 各 自 の 用 品 棚 と な っ て い る 。 奥 に 進 む と 坪 庭 に 面 し て テ ー ブ ル セ ッ ト の 置 か れ た 幅 広 の 廊 下 の 傍 ら に 共 同 の 洗 濯 機 が 置 い て あ り 、 畳 敷 き の 茶 の 間 に 至 る 。 茶 の 間 に は 丸 テ ー ブ ル と 座 布 団 が 置 い て あ り 、入 居 者 が く つ ろ ぐ 姿 が 思 い 浮 か ぶ 。 そ の 続 き に フ ロ ー リ ン グ 仕 上 げ の 食 堂 と 台 所 。 暖 か な 陽 の 差 し 込 む 食 堂 に は 、 無 垢 材 の 8 人 掛 け テ ー ブ ル と 椅 子 が あ り 、 ま る で カ フ ェ の よ う だ 。 オ ー プ ン ス タ イ ル の キ ッ チ ン に は 、 8 人 分 の 巨 大 な 業 務 用 の 冷 凍 冷 蔵 庫 と シ ン ク が 2 セ ッ ト あ る 。 入 居 者 が 手 際 よ く お 弁 当 を 作 っ て い た 。 食 堂 と そ の 奥 に あ る 蔵 と は ウ ッ ド デ ッ キ で つ な が れ て お り 、 デ ッ キ の 片 隅 に 人 研 ぎ の 流 し が 昔 の 姿 を と ど め て い た 。 菜 園 で 採 れ た 野 菜 の 下 処 理 に も っ て こ い だ 。 蔵 に 入 る と 、 正 面 に は 全 面 の 書 架 、 そ の 脇 に は 机 が 一 つ 置 か れ て い る 。 急 な 階 段 を 上 る と 2 階 に は ソ フ ァ が 置 か れ た フ リ ー ス ペ ー ス と な っ て い る 。 母 屋 の 2 階 は 各 自 の 居 室 と な っ て い る 。 居 室 の 前 の 廊 下 に は 夫 々 専 用 の 洗 面 台 が し つ ら え て あ る 。 浴 室 は 共 同 で も 、 洗 面 は 専 用 に し て お か な い と い け な い の だ ろ う 。 1 階 同 様 、 幅 広 の 廊 下 に は 椅 子 と テ ー ブ ル が 置 か れ て お り 、入 居 者 の 交 流 を 促 し て い る 。 こ の シ ェ ア ハ ウ ス の 共 用 部 分 は 延 床 の 約 70% に も 及 び 、 工 夫 次 第 で 多 様 な 活 用 が 可 能 と な っ て い る 。 共 用 部 分 は 管 理 の 方 に お 世 話 し て い た だ け る の だ が 、「 煩 わ し い け ど 自 分 た ち で や れ ば も っ と 楽 し く 暮 ら せ る な と 思 え る 空 間 が あ る 。 大 半 を 共 用 部 分 で 過 ご し て 、 専 用 の 居 室 は 単 に 眠 る だ け の 入 居 者 も い る と の こ と 。 ま た 、 地 域 の 祭 り の 際 に は 、 共 用 部 の 土 間 と 奥 が 解 放 さ れ 、 地 域 の 方 を 招 い て 収 穫 パ ー テ ィ を 行 い 、 と か く 無 縁 に な り が ち な 若 年 単 身 者 と 地 域 社 会 を 結 び つ け よ う と し て い る 。 ほ ん の 数 十 年 前 ま で は 、 単 身 者 の 賃 貸 住 宅 と 言 え ば 、 間 借 り 、 一 軒 家 で の 共 同 下 宿 、 水 回 り を 共 用 す る 下 宿 が 、 当 た り 前 で あ っ た 。 バ ブ ル 期 に 入 る 前 あ た り か ら 、 共 用 す る の は 玄 関 と 廊 下 だ け と い う ワ ン ル ー ム マ ン シ ョ ン が 普 及 し て い く 。 更 に 、 行 き 過 ぎ た 個 人 情 報 保 護 は 外 部 か ら 差 し 伸 べ る 手 す ら 遮 り 、 通 信 技 術 の 発 達 に よ る 仮 想 空 間 が 現 実 に と っ て 代 わ る と 錯 覚 さ れ る よ う に な っ た 。「 若 者 に 限 ら ず 、 他 人 と の 関 わ り は 誰 に と っ て も 煩 わ し い も の 」 が 一 般 化 し て し ま っ た 。 と こ ろ が 、 煩 わ し さ か ら の 解 放 を 象 徴 す る ワ ン ル ー ム マ ン シ ョ ン の 対 極 に あ る シ ェ ア ハ ウ ス が 市 場 性 を 持 っ て き て い る 。 し か も 、 選 択 さ れ る 理 由 が 、「 経 済 的 負 担 の 軽 減 」 か ら 「 他 人 と の 積 極 的 な 関 わ り 」 に 変 化 し つ つ あ る よ う だ 。 見 学 さ せ て い た だ い た 物 件 の 賃 料 で あ れ ば 、 相 当 規 模 の 中 古 マ ン シ ョ ン を 購 入 で き る 。 経 済 性 だ け で 選 ば れ て い る と は 考 え に く い 。個 室 が 確 保 さ れ 、 個 人 用 の T V ま で 普 及 し た 時 代 に 育 っ た 世 代 が 、 敢 え て 他 人 と の 共 同 生 活 を 選 択 し て い る 。 見 学 さ せ て い た だ い た 物 件 を 手 が け た 業 者 さ ん に よ る と 、 新 し い ハ ウ ス を 今 春 2 件 オ ー プ ン す る と の こ と だ 。 不 幸 な 災 害 の 影 響 も あ る の か も 知 れ な い が 、 単 な る ノ ス タ ル ジ ー か ら で は な く 、 他 人 と 関 わ る こ と で 得 ら れ る 生 活 を 自 然 体 で 評 価 し 、 各 自 が 程 よ く 頃 合 い を 確 か め 合 い な が ら 暮 ら し て い る 若 者 達 に エ ー ル を 送 り た い 。
シェアハウスを
選択する若者達
たかき・のぶと 一級建築士 (一社) 京都府建築士会 常任理事 (株) ミネ 代表取締役第八十八回
髙木
伸人
居室前の専用の洗面台 暖かな陽があふれる食堂Calendar
2014
Event
Exhibition Seminar Symposium Event1
Kyoto Dayori February 20144
Tue 七彩の会6
Thu 平成25年度第3回すべての建築士のための総合研修 (京都市会場)7
Fri 代議員選挙投票期限10
Mon 常任理事会14
Fri 「茶室・数寄屋」第6回伝統建築研究会勉強会19
Wed 代議員選挙開票26
Wed 青年部会臨時総会4
Tue 七彩の会5
Wed (舞鶴勤労者福祉会館)一級/二級/木造建築士定期講習6
Thu 「実務者のための工事監理ガイドラインの手引き」解説講習会10
Mon 二級・木造建築士試験受験申込用紙配布(3/10 ~4/14)12
Wed 二級・木造建築士免許証授与式 京都府被災建築物 応急危険度判定講習会(京都市内)17
Mon 定例理事会 京都府被災建築物 応急危険度判定講習会(舞鶴市内)20
Thu 建築家セミナー2014 耐震ネットワーク名簿登録再募集説明会24
Mon 「建築物の天井脱落防止対策」講習会建築士会版25
Tue (京都テルサ)一級/二級/木造建築士定期講習2
February3
March I n f o r m a t i o n8
Sat 近畿あーきてくと22
Sat 木造住宅基礎の耐震改修研修会 からかみ手摺体験勉強会 インテリアスピードスケッチ 実践トレーニング(上級編) 松殿山荘 茶室見学会インテリアスピードスケッチ
実践トレーニング(上級編)
綾部支部 ●CPD 3単位 ●日 時 2月22日(土) 午後1時30分~4時30分 (受付:午後1時~) ●会 場 綾部市中央公民館2階 波多野記念室 綾部市里町久田21-20 ●講 師 長谷川矩祥 氏 ●参加費 会員/2,200円 一般/3,400円 ●定 員 40名 ●内 容 インテリアスピードスケッチは、30秒、 1分間、という短い時間で室内パース を描くことです。短い時間で、また、 手描きということなので、パソコンソ フトのパースというイメージとはかけ 離れたものになりますが、部屋のイメ ージ図という感じです。以前の実践ト レーニングで、パステルを使った描き 方を行いましたが、今年は、色鉛筆で の描き方をテーマとし、家具等、家の パーツの描き方、家のパーツを基準に 部屋の描き方を勉強していただきま す。インテリアスピードスケッチ実践 トレーニング上級編の勉強会を、あの ジョン・レノンや、サンタナにギター デザインを提案された長谷川矩祥先生 から直接ご指導を賜ります。松殿山荘 茶室見学会
女性部会 ●CPD 2単位 ●日 時 2月22日(土)午後2時~4時 ●集 合 午後1時30分 JR木幡駅 (集合後、駅からタクシーで 現地に向かいます) ●講 師 京都建築専門学校 桐浴邦夫 氏 ●参加費 会員/2,000円 一般/2,500円 ●定 員 25名 ●内 容 約四万坪の土地に約千坪の建築、17の 茶席を有します。数寄者高谷宗範が設 計し、大正から昭和初期にかけて順次 建てられました。草庵だけではなく、 書院の茶を広めるためにつくられまし た。方円の考え「心は円なるを要す、 行いは正なるを要す」に基づく意匠が 随所に見られます。桐浴先生に近代の 茶室をわかりやすく解説していただき ます。 京の技を知るシリーズ 第二弾からかみ手摺体験勉強会
青年部会 研修担当 ●CPD 2単位 ●日 時 2月22日(土)午後2時~4時 ●会 場 ㈱丸二 京都市下京区高辻通堺町 東入ル泉正寺町462 ●参加費 会員/1,000円 一般/1,500円 ●定 員 20名 ※内容は1月号またはホームページより。木造住宅基礎の耐震改修
研修会
青年部会 支部担当会(北中部) ●CPD 3単位 ●日 時 2月22日(土) 午後1時30分~4時30分 (受付:午後1時~) ●会 場 西駅交流センター 3階 会議室2 舞鶴市字伊佐津213番地の8 TEL 0773-78-9300 ●講 師 構造品質保証研究所㈱ ㈱ジェイビーエス ●参加費 会員/500円 一般/1,000円 ●定 員 30名(先着順・会員優先) ●申込締切 2月17日(月) ※内容は1月号またはホームページより。 青年部会臨時総会平成26年度青年部会
役員の選出について
青年部会 ●日 時 2月26日(水)午後7時~ ●会 場 京都建設会館別館会議室 ●内 容 青年部会では、平成26年度役員選任の ための臨時総会を行いますので、青年 部会の方はご出席いただきますようお 願いいたします。 ※備 考: 出席される方は2月25日(火) までにご連絡ください。「実務者のための工事監理
ガイドラインの手引き」の
解説講習会
法制委員会 後援(公財)建築技術教育普及センター ●CPD 2単位 ●日 時 3月6日(木)午後7時~9時 ●会 場 京都建設会館別館 ●会 費 会員/500円 一般/1,000円 ●定 員 40名 ●テキスト 「実務者のための工事監理ガイドライ ンの手引き」 新日本法規出版㈱発行 定価4,725円 ※当日販売、会員は4,200円に割引し ます。 ●内 容 今回は木造住宅の工事監理部分にスポ ットをあてて講習会を構成しました。 業務の手順がよく整理されたわかりや すいテキスト(カラー版)をもとにDVD 解説されます。業務の再確認にも最適 な資料を使用した講習会です。ぜひご 参加ください。 ※DVDを使用した講習です。3
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※注意:京都建設会館の駐車場は 利用できません15
Sat 近建青(京都)9
Sun (3/9・3/10)INAXライブミュージアム見学会February 2014 Kyoto Dayori
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電話・FAX、またはホームページから お申し込みください。事業内容の詳細 は、ホームページをご確認ください。 (一社)京都府建築士会事務局 TEL075-211-2857 FAX075-255-6077 http://www.kyotofu-kenchikushikai.jp E-mail:[email protected]参 加 申 込
愛知県常滑市
INAXライブミュージアム見学会
研修委員会 ●CPD 2単位 ●日 時 3月9日(日) 午前8時30分~午後5時30分 ●集 合 午前8時30分 京都駅八条口バスターミナル ●参加費 会員/4,000円 一般/6,000円 ※大型バス、入場料、昼食込み ●定 員 40名(最少催行人数30名) ●申込締切 2月28日(金) ●内 容 建築と密接な関係のあるやきもの。 土とやきものが織りなす多様な世界を 観て、触れて、感じて、学び、創りだ す、体験・体感ミュージアムのINAX ライブミュージアムにてやきものの魅 力に触れてください。 ●協 賛 ㈱平田タイル・㈱LIXIL 建築家セミナー2014原田真宏+麻魚 講演会
『船のような』
青年部会フォーラム・セミナー担当会 ●CPD 2単位 ●日 時 3月20日(木・祝前日) 午後6時30分~8時30分 (開場:午後6時) ●会 場 ウィングス京都 2階イベントホール 京都市中京区東洞院六角下る ●講 師 原田真宏 氏、原田麻魚 氏 (MOUNT FUJI ARCHITECTSSTUDIO) ●参加費 無料 ●定 員 240名(要事前申込、先着順) ●申込先 京都府建築士会ホームページ の参加登録フォーム、または 電話・FAXにて。 ●内 容 2013年度の建築家セミナーは、マウン トフジアーキテクツスタジオの原田真 宏・麻魚両氏を講師に迎え開催します。 『船のような』という講演タイトルか ら、彼らの考える建築哲学や設計への アプローチがどのように語られるの か?乞うご期待! 国内研修旅行
心に刻む広島・宮島の旅
青年部会 研修担当 ●CPD 申請予定 ●日 程 4月19日(土)~20日(日) ●集 合 京都駅集合・解散組 午前7時50分 JR京都駅 現地集合・解散組 午前9時50分 JR広島駅 ●行 程 1泊2日 世界平和記念聖堂、宮島、広島平和記 念資料館 二日目には自由時間がありますので、 各自好きな所を見学できます。 (懇親会:任意参加・別途4,000円程度) ●参加費 ・京都駅集合・解散プラン 会員/34,000円 一般/37,000円 京都~広島 新幹線往復交通費、 現地交通費、宿泊費、宮島拝観料、 広島平和記念資料館入館料含む ・現地集合・解散プラン 会員/11,000円 一般/14,000円 現地交通費、宿泊費、宮島拝観料、 広島平和記念資料館入館料含む ※ 2日目朝食以外の食費は含んでおり ません。 ●定 員 30名(最低催行人数20名) ●内 容 平安時代、平清盛によって修築された 寝殿造りの厳島神社の社殿は、海にそ びえたつ朱塗りの大鳥居とともに優美 な世界をつくり出し、現在、世界遺産 に登録されている。また、広島平和記 念資料館(丹下健三設計)や世界平和 記念聖堂(村野藤吾設計)は、戦後の 建築として初めて国の重要文化財に指 定された。歴史や文化の中で育まれた 旬の味覚や郷土料理を味わいつつ、宮 島・広島市内の世界遺産や重要文化財 の建物を巡り、広島の歴史について触 れる。耐震ネットワーク名簿登録
再募集説明会
耐震ネットワーク ●日 時 3月20日(木)午後7時~9時 ●会 場 京都建設会館別館 ●参加資格 京都府建築士会会員で、木造住宅(伝 統工法民家も含む)の耐震改修の設計 監理実績が3件以上の方。 ※ 名簿登録を希望される方は、説明会に 必ず参加してください。説明会後、名 簿登録希望者に実績提出用のフォーマ ットをメールにて送付します。 ●内 容 耐震ネットワークとは京都市を中心に 民間事業者団体(建築士系団体、施工 系団体等)から耐震改修に於いて信頼 のできる事業者を選抜した者で構成さ れた団体です。 耐震改修の啓蒙活動や耐震相談派遣事 業を行いながら、普及啓発、地域ロー ラー・耐震技術向上・専門家派遣など 全体会議を月1度の間隔で開催してい ます。また派遣先で相談者から仕事を 依頼された場合に相談に応じることも できる特徴があります。団体の中心と して窓口業務を京都市住宅供給公社す まい耐震支援窓口としています。 今後はこのグループで耐震相談の他、 空き屋対策の内容も拡張していきま す。現在、登録者は10名でありメンバ ーを増強して耐震支援への協力体制を 整え、また空き屋対策部門の拡張もし ていきたいと思います。 ご参加どうぞよろしくお願いします。建築士会版
「建築物の天井脱落防止対策」
講習会
法制委員会 ●CPD 2単位 ●日 時 3月24日(月)午後7時~9時 ●会 場 京都建設会館別館 ●会 費 会員/500円 一般/1,000円 ●定 員 40名 ●テキスト 「建築物における天井脱落対策に係る 技術基準の解説」1,200円 ●内 容 国土交通省では、天井の脱落対策に係 る基準を定め、新築建築物等への適合 を義務付けとした建築基準法施行令及 び関連省令を改正(平成25年8月5日 公布)し、平成26年4月1日に施行さ れます。これに先立ち、同省では、天 井脱落対策に係る一連の技術基準の逐 条解説を行い関連資料と合わせ「建築 物の天井脱落対策に係る技術基準解説 書」を作成しました。 この度、建築士会では、同技術基準解 説書の内容等に関して国土交通省担当 官による説明(DVD上映)講習会を 開催します。ぜひご参加ください。 I n f o r m a t i o n3
Kyoto Dayori February 2014 I n f o r m a t i o n1.趣旨目的
昨年創設された京都建築賞においては、京都の歴史的 文脈を踏まえつつ創造性の高い建築作品が多数寄せられ その充実ぶりが際立った。そこで、第 2 回京都建築賞と して本会会員の作品を表彰し、その活動および業績を広 く社会に伝えることで、京都のおける建築の更なる継承・ 発展に資することを目的とする。2.応募資格
(1) 応募者 ①応募作品の設計者 (連名も可。ただし、団体名での応募は不可とする。) ②( 一社 ) 京都府建築士会正会員 (連名の場合も全員が正会員であること。応募時に同会 に入会する場合も可とする。) (2) 対象建築 ① 京都府内のもの ② 平成 21 年 1 月 1 日から平成 25 年 12 月 31 日までに竣 工し、法的に必要なものについては完了検査済証の交 付を受けたもの ③ 規模、用途、新築・増改築等の別は問わない。 ④ 過去において他の賞を受けたものも可とする。3.提出
(1) 提出書類 ①審査資料 図面、写真及び説明等を A3 判 20 枚を上限に1冊に製 本またはファイルしてまとめること。 ②京都建築賞 申込書 所定の申込書はホームページよりダウンロード可。必 要なものについては検査済番号を記入する。 (http://www.kyotofu-kenchikushikai.jp/) ③審査資料の PDF ファイル ①の PDF ファイルを CD-R 又は DVD-R1枚に記録したも の(データの解像度は 350dpi 程度とする。) ④応募料の払込票のコピー ※①には、表題・設計意図・各種図面・付近見取図・内 外観写真および説明等をまとめ、名前など応募者を特 定できる情報は記載しないこと。 (2) 提出先 〒604-0944 京都市中京区橘町 641 京都建設会館別館 2F (一社)京都府建築士会 京都建築賞 事務局 (3) 提出期限 平成 26 年 2 月 1 日~平成 26 年 2 月 14 日 (持ち込みは不可とし、当日消印又は受付印有効)4.応募料
1作品に付き 5000 円 ① 応募時に ( 一社 ) 京都府建築士会に入会する場合は、 入会金を免除とし、当該年度分の会費は 2500 円とす る。 ② 振込先:みずほ銀行 京都中央支店(店番号 473) 普通 1559347 一般社団法人京都府建築士会 (会費の支払については別途入会手続きを行うこと)5.所有者等の了解
① 応募した場合、物件が公開され、審査の段階で内部に 立ち入ることがあるため、応募者は、あらかじめ建物 所有者等の了解を得て応募すること。 ② 応募に伴い、所有者等との間に生じたトラブルについ ては、本会は一切の責任を負わないものとする。6.スケジュール
①書類審査 平成 26 年 3 月 ②現地審査 平成 26 年 4 月 ③結果発表 平成 26 年 5 月 ( ホームページにて行い、受賞者には直接通知する。) ④表彰式 平成 26 年 5 月末7.審査委員会
(1) 委員長 岸 和郎 (京都大学教授) (2) 委員(50 音順 ) 櫻井 潔 (櫻井潔建築設計事務所・ETHNOS主宰) 辻村久信 (辻村久信デザイン事務所 + 株式会社ムーン バランス代表 京都造形芸術大学教授) 中村義明 (中村外二工務店代表) 文山達昭 (京都市都市計画局) 堀木エリ子 (株式会社堀木エリ子&アソシエイツ代表)8.審査方法および決定
① 応募作品の中から書類審査により入選作品 10 点以内 を選出し、その中から最優秀賞候補作品 3 点を決定す る。 ② 最優秀賞候補作品について、現地審査を行い、最優秀 賞 1 点と優秀賞 2 点を決定する。9.表彰等
① 本会総会にて表彰式を行い、受賞者には賞碑を授与す る。また、最優秀賞および優秀賞作品の施主ならびに 施工者には、礼状を贈呈する。 ② 受賞作品については、「京都だより」、ホームページに て公表する。10.応募書類の取り扱いについて
① 提出書類の返却はしないものとする。 ②応募書類のうち「審査資料」は、ポスター、「京都だ より」、ホームページ等、各メディアに掲載される場 合があり、応募者は書類の提出をもってその発表を許 諾したものとし、そこで使用される関係資料は本会が 選定することを了承したものとする。主催・
(一社)
京都府建築士会 後援・京都市 宇治市 京都府 ( 予定 )
第 2 回 京都建築賞 募集要項
お知らせ
February 2014 Kyoto Dayori
4
倉 太隆 後藤 裕晃 奥野 広樹 岡本 沙織 海野 敬亮 田中 幸枝 柏原 崇史 南 麻衣子 大竹 なお子 坂下 昌平 小川 沙弥香 川崎 孝子 中田 秀樹 渡部 明彦 高木 文 家永 尚明 中野 達彦 松本 真弥 鈴木 かおり 飯田 実佳 福原 章夫 都築 こずえ 佐々木 勇祐 國府 宏美 杉本 綾亮 井関 麻衣子 山本 裕太 川畑 智宏 白木 美由紀 図師 正人 中山 雅史 柳元 克也 山崎 厚司 堀 賢太 来住 文弘 大塚 夏子 小林 恵子 滝澤 弥紀 赤川 菜津子 大内 麻美 河井 雅彦 藤田 輝男 占部 恭正 澤田 泰子 美濃部 修一 大垣 優太 織田 浩成 長島 祐貴 玉木 慎 木村 安宏 香水 謙一 吉田 雄一 山本 一貴 竹内 優二 西村 仁美 波多野 哲也 柴田 周咲 松田 歩 木本 紘史 和田 聡 中村 彰 森井 正人 吉田 正人 藤居 弘樹 吉澤 直晃 伊波 恵美 今河 航 中村 啓佑 長村 達也 清穗 賢史 赤塚 俊彦 平原 麻代 内田 篤志 砂川 善 百鳥 浩基 川上 未奈 宮本 正崇 毛利田 能孝 安達 信貴 小林 勇介 太田 智也 奥田 愛 矢野 敬太 木田 恭平
平成25年 一級建築士試験 合格者一覧
(84名)
(京都府)
I n f o r m a t i o nお知らせ
一級/二級/木造建築士定期講習
■講習実施協力機関:(公社)日本建築士会連合会/都道府県建築士会 ■登録講習機関 :(公財)建築技術教育普及センター ●受付期間: 12月2日(月)~2月21日(金)<土・日・祝は除く> ※定員になり次第受付を終了いたします。お早めにお申し込みください。 ●受付場所: (一社)京都府建築士会事務局 (一社)京都府建築士事務所協会事務局 ●講習日・会場・定員: 3月 5 日(水)舞鶴勤労者福祉会館 100名(会場コード 5B-02) 3月25日(火)京都テルサ 160名(会場コード 5B-03) ●実施団体: (一社)京都府建築士会 ●受講手数料:12,900円(税込) ※テキスト代を含む平成25年度 第4期定期講習
建築士事務所に所属する方は3年に1度の受講が義務付けられています。 建築士会は定期講習実施協力機関として登録講習機関である(公財)建築技術教育普及センターへ協力し、 定期講習の適正な実施運営を行っています。5
Kyoto Dayori February 2014 I n f o r m a t i o n入会していただくと
(一社)京都府建築士会 会員紹介書
FAX:075-255-6077
入会者を紹介します。 ●会員氏名 ●お名前 ●入会申込書送付先 〒 ●連絡先TEL ※ご紹介いただきました個人情報は、個人情報保護法に基づき適正に管理いたします。 入 会 者期間:平成26年2月1日〜5月31日
このたび標記期間に入会キャンペーンを実施いたします。 特典のあるこの機会に、是非多くの建築士の方に建築士会への入会をお勧めください。 入会者のご紹介は、下記会員紹介書をご記入いただき事務局までFAXでお送りください。 追って入会申込書を送付致します。 会員厚生委員会 ● 毎月会報誌が2冊届きます。《京都だより(京都版)・建築士(全国版)》 ● 勉強会・見学会に会員価格で参加できます。 ● 委員会・部会・研究会・同好会活動に参加・運営できます。 ● 地域まちづくりに関する調査・研究・提案・実践・支援等に参加できます。 ● 建築士会CPD(継続能力開発)制度に登録します。 ● (公社)日本建築士会連合会の建築士賠償責任補償制度、工事賠償責任補償制度に加入いただけます。 ● イベントのご案内や行政情報など最新の情報をメールでお届けします。 ● 提携専門店での会員割引優待制度があります。キャンペーン期間中に入会された方には特典として、
入会金(2,000円)が免除されます。
(一社)京都府建築士会
正会員(建築士免許をお持ちの方) 準会員(これから建築士になろうとする方) 賛助会員 入 会 金: 2,000円 入 会 金: 1,500円 入会金不要 会費(年額):15,000円 会費(年額):13,200円 会費(年額):一口 30,000円 ●入会金・会費は次のようになっています。お知らせ
【茅葺】
かつて日本集落の民家の屋根は、ヨシやススキなどを使った茅葺が主流であった。茅葺は火災に弱いことから 都市化が進んだ地域では規制され、過疎化した農村においては修繕されないままに、その姿を消しつつある。 茅葺職人が高齢化によって減少する状況の中、全国各地の茅葺の葺替え、修繕に奔走されている名工にお話しを伺う。 昨今、 建設業界において職人の技術を発揮する場が減少し、 職人の取り巻く環境は厳しく、 職人を諦めていく人もいる。 しかし、 高い技術を持った職人の存在は絶対必要不可欠である。 いまこそ、 この京都で未来に光を照らす名工を見つけだしたい。四
京
都
の
名
工
山 やま 田だ雅まさ史しさん 山城萱葺屋根工事 代表 昭和43年(1968) 京都府生まれ 西行庵 (京都市東山区) 2013年9月 浄妙庵 茅葺屋根葺替工事 竣工茅 葺
温暖化、CO2排出が懸念されている今、茅葺の建物は、エコロジカルであり、人間本来の生活に近い理にかなったものである。 しかし、近代化された生活様式や都市化された地域においては、茅葺屋根にすることは難しい。 茅葺は日本の原風景であり、里山の風景に溶け込み、そして我々の心を和ませてくれる。 我々、建築を作り出す者たちは、この貴重な茅葺の存在を忘れずに、存続していける方法を探していきたい。 可喜庵(東京都町田市) 高台寺 時雨亭 祇王寺(鳥居本) 平野屋 仙翁庵(鳥居本) 澤井家住宅(京田辺市) 鮎の宿 つたや(鳥居本) 永谷宗円生家 極楽寺(鎌倉市) 藪内家 燕庵 茅をはさみで刈り整える 形を整えながら茅を置く 軒茅を揃える道具「ていた」 葺き始め半ばの状態 たたきで形を整える 既存の茅葺きを撤去した後、茅を葺き始める
山城萱葺屋根工事の仕事
西 行 庵February 2014 Kyoto Dayori
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の 茅 葺 屋 根 の 葺 き 替 え 、 修 繕 を 行 っ て い ま す 。現代における茅葺の難しさ
茅 葺 は 、 断 熱 ・ 保 温 性 ・ 雨 仕 舞 ・ 通 気 性 ・ 吸 音 性 に 優 れ て お り 、 屋 根 材 と し て は 最 高 の 材 料 だ と 思 い ま す 。 で す が 、 茅 は 可 燃 材 で す の で 、 飛 び 火 す る と 他 へ 延 焼 し て し ま う の が 最 大 の 弱 点 で す 。 つ い 最 近 の 出 来 事 と し て 、 滋 賀 県 高 島 市 マ キ ノ 町 の 在 原 集 落 で は 、痛 ま し い 火 災 で 、 多 く の 民 家 が 焼 失 し て し ま い ま し た 。 伝 建 地 区 に は 指 定 さ れ て お ら ず 、 観 光 地 化 さ れ な か っ た と い う 良 い 面 は あ っ た の で す が 、 伝 建 地 区 で あ れ ば 、 放 水 銃 な ど の 補 助 も 受 け ら れ 整 備 が で き 、 こ の よ う な 大 き な 被 害 に な ら な か っ た と 想 像 さ れ 、 何 と も 悩 ま し い で す 。 だ か ら と い っ て 、 茅 を 不 燃 材 に す る こ と は で き な い で す し 、 や ろ う と す る こ と も 無 意 味 だ と 思 い ま す 。 茅 は 、 燃 え て も 毒 ガ ス を 発 生 し な い の で 、 ガ ス を 吸 っ て 逃 げ 遅 れ る こ と は 少 な い と 聞 い て い ま す し 、「 放 水 銃 を 整 備 し 、 防 火 訓 練 を し っ か り 行 う 。」 と い う 取 組 み を し て い け ば 、 被 害 は 最 小 限 に と ど ま る か と 思 わ れ ま す が 、 こ れ も 、 こ れ か ら の 課 題 で す 。 ( 一 社 )日 本 茅 葺 き 文 化 協 会 の 集 ま り で 、 「 新 築 の 茅 葺 が で き る よ う に 、 み ん な で 結 束 し て 働 き か け て い こ う で は な い か 。」 と い う 話 が 上 が り ま し た が 、 防 火 地 域 や 法 22 条 地 域 な ど の 法 律 を ど う 捉 え る か 、 ど の よ う に し た ら よ い か 、 ま だ 具 体 的 な 施 策 が 出 て い な い 状 態 で す 。 国 や 地 方 公 共 団 体 に も 、 も っ と 考 え て ほ し い で す 。この道に進んだきっかけ
私 は 、 四 代 続 く ヨ シ 屋 に 生 ま れ ま し た 。 京 都 建 築 専 門 学 校 を 卒 業 し 、 3 年 間 、 建 築 の 現 場 監 督 を し て 、 そ の 後 、 家 業 の ヨ シ 屋 に 戻 り 、 茅 材 販 売 を や っ て お り ま し た 。 し か し 、 主 な 商 品 で あ っ た す だ れ は 中 国 産 に 取 っ て 代 わ り 、 ご く 限 ら れ た 量 に な っ て し ま い ま し た 。 お 得 意 さ ん だ っ た 茅 葺 職 人 さ ん も ど ん ど ん 減 り 、 残 っ た 職 人 さ ん は 高 齢 に な り 、 こ れ は も う 自 分 で 使 わ な け れ ば ど こ に も ヨ シ は 売 れ な い と い う こ と で 、 自 ら 茅 葺 職 人 に な る こ と を 決 意 し 、 ヨ シ 屋 を 傍 ら に 茅 葺 の 修 行 を 始 め ま し た 。 今 は 、 5 人 の 弟 子 と 1 名 の 文 化 企 画 担 当 と 共 に 、 全 国京都の茅葺職人の役目
も う 一 つ の 問 題 と し て 、 過 疎 化 し た 地 域 で は 後 継 者 が い な く て 修 繕 さ れ ず 、 放 置 さ れ 朽 ち て い く ば か り だ と い う こ と で す 。 我 々 の 前 世 代 の 人 達 、 今 の 70代 は 、 高 齢 化 が 切 実 で 弟 子 が 取 り た く て も 取 れ な い 状 況 で し た 。 そ れ は な ぜ か と 言 い ま す と 、 昭 和 40年 頃 か ら 茅 葺 屋 根 を 鉄 板 で 覆 わ れ る こ と が 多 く な り 、 茅 葺 が 職 業 と し て 成 り 立 た な く な っ て し ま っ た か ら で す 。 若 者 の 職 業 の 選 択 肢 か ら 外 れ て し ま っ た 訳 で す か ら 、 後 継 者 が 育 た な く な り ま し た 。 最 近 に な り 「 世 の 中 か ら 茅 葺 が 無 く な っ て し ま う ! 」 と 騒 ぎ 始 め た 結 果 と し て 、 我 々 40代 か ら 下 の 世 代 が い ま し て 、 世 代 と し て は 30年 空 い て い ま す 。 50代 、 60代 が と て も 少 な く 、 40 代 、 30代 は 、 か な り の 数 が い ま す 。 茅 葺 職 人 は 、 全 国 で 1 0 0 人 い ま す が 、 面 白 い こ と に 、 そ の 五 分 の 一 の 20人 が 京 都 に い ま す 。 競 争 な の か 共 存 な の か 、 や た ら と 京 都 に は た く さ ん い ま す が 、 同 じ パ イ を 取 り 合 っ て い ま し た ら 、 お 互 い が つ ぶ れ て し ま い ま す 。 で す か ら 、 茅 葺 職 人 が い な い 地 域 へ 目 を 向 け る よ う に し て い ま す 。 全 国 に は 、 ま だ ま だ 茅 葺 職 人 が 足 り な い 地 域 が あ り ま す の で 、 京 都 の 職 人 が 全 国 各 地 の 茅 葺 減 少 を 食 い 止 め る の に お 手 伝 い が で き れ ば と 考 え て い ま す 。 地 元 の 職 人 さ ん が 、 地 元 で 育 つ の が 一 番 良 い と 思 い ま す が 、 地 元 の 職 人 さ ん が い な い の で あ れ ば 、 そ こ の 地 元 の 葺 き 方 を き ち ん と 研 究 し 、 そ の 地 域 な り の 葺 き 方 を 保 存 す る の が 、 我 々 の 役 目 だ と 考 え て い ま す 。茅葺は建築物のみの
文化ではない
地 面 に 生 え て く る 草 を 毎 年 刈 る 、 そ の 副 産 物 が 茅 と な り 、 屋 根 に の せ る と い う 農 村 の シ ス テ ム が あ り ま す の で 、 屋 根 に 茅 が ほ し い た め に 草 を 刈 っ た 地 面 が 二 次 的 な 豊 か な 自 然 を 生 む こ と が 重 要 だ と 考 え て い ま す 。 秋 の 七 草 は 茅 場 で 生 え る 草 で す 。 毎 年 、 草 を 刈 っ た と こ ろ が 草 原 に な る の で す 。 毎 年 、 草 を 刈 ら ず に 放 置 し て い る と こ ろ は 草 原 と は 呼 べ ず 、 藪 に な り ま す 。 江 戸 時 代 初 期 ま で は 、 草 原 が 国 土 の 10% あ り ま し た 。 現 在 は 、 国 土 の 1 % ぐ ら い で す 。 里 山 が ど ん な と こ ろ か 定 義 す る と し た ら 、 山 を 使 い な が ら 山 を 枯 ら さ ず 、 計 画 的 に 使 っ て き た こ と で 、 そ の 状 態 が 保 た れ た と こ ろ だ と 思 い ま す 。 そ れ に よ る 技 術 が 茅 葺 で 、 ど ち ら か と 言 え ば 農 村 の 技 術 で す 。 農 村 で は 茅 を 貸 し 借 り す る こ と で 、 村 全 体 が 共 同 体 で あ っ た と 言 え ま す 。 街 で は 労 働 の 代 価 と し て お 金 を 得 て 、 衣 食 住 の 全 て を お 金 で 買 い ま す が 、 農 村 で は 自 分 の 労 力 の 何 割 か で 自 分 の 家 を 直 す 、 食 物 を 作 っ て 他 の 種 類 を 作 っ て い る 人 と 交 換 す る と い う 、 お 金 を 介 在 し な い 経 済 が 農 村 に は あ り ま し た 。 そ の 象 徴 が 茅 葺 の 建 物 だ っ た と 思 い ま す 。もうひとつの重要な仕事、
それはヨシを刈り、
売ること
山 城 萱 葺 屋 根 工 事 は 四 代 続 く ヨ シ 屋 で す が 、 現 在 、 京 都 府 で は 唯 一 の ヨ シ 屋 で 、 二 つ の ヨ シ 場 を 管 理 し て お り ま す 。 一 つ 目 は 、 琵 琶 湖 か ら 大 阪 湾 に た ど り つ く ま で の 淀 川 の 中 程 、 京 都 の 伏 見 に あ り ま インタビュー 山田雅史 さん9
Kyoto Dayori February 2014 す 。 こ こ は 、 大 正 以 前 は 巨 大 な 池 で 、 巨 椋 池 と 呼 ば れ て お り 、 現 在 は 築 堤 ・ 埋 め 立 て ら れ 、 1 ㎞ 程 の 川 幅 の 堤 防 内 に 35 ha程 の ヨ シ 原 が 残 っ て お り 、 数 多 く の 野 鳥 が 生 息 し て い ま す 。 か つ て 、 こ の 地 域 で は こ こ の ヨ シ を 刈 り 、 売 り 、 生 計 を 立 て て い る 人 々 が 多 く い ま し た が 、 現 在 で は う ち だ け に な っ て し ま し ま し た 。 さ て 、 こ の ヨ シ 場 で は 、 生 え て い る ヨ シ は 長 く 、 3 ~ 4 m の も の が 多 い で す 。 琵 琶 湖 産 の も の と ほ ぼ 同 じ 姿 を し て い ま す 。 ヨ シ の 他 に も オ ギ と い う 植 物 が 生 え て い ま す 。 う ち で は 、 オ ギ を オ ン ヨ シ ま た は オ ト コ ヨ シ と 言 い 、 反 対 に ヨ シ を メ ン ヨ シ 、 オ ン ナ ヨ シ と 読 ん で い ま す 。 オ ギ は 、 あ ま り 聞 き 慣 れ な い か も し れ ま せ ん が 、 屋 根 を 葺 く に は 十 分 な 素 材 で す 。 弾 力 性 が あ り 、 安 心 し て 押 さ え 竹 を 強 く 締 め る こ と が で き ま す 。 オ ギ の 立 ち 姿 は ヨ シ に 似 て い る の で す が 、 葺 い て し ま う と 、 ス ス キ に 似 て い ま す 。 と い う の も 、幹 が 中 空 、 空 洞 で は な く 中 綿 が 入 っ て い て 、 断 面 が 赤 や 白 に な る か ら で す 。 し か し 、 一 カ 所 だ け 短 所 が あ り ま す 。株 が 極 端 に 硬 い こ と で す 。 硬 す ぎ て 、 仕 上 げ の ハ サ ミ を か け る の が 非 常 に 困 難 で す 。 う ち に は も う 一 カ 所 管 理 し て い る ヨ シ 場 が あ り ま す 。 淀 川 の ず っ と 下 流 の 大 阪 市 の 街 中 、 淀 川 を 挟 ん で 、 梅 田 と 十 三 と い う 都 会 の 真 ん 中 に あ り ま す 。 こ の 大 阪 の ヨ シ 場 は 海 に 近 く 、 ヨ シ は 潮 に 浸 か り ま す 。 満 ち 潮 時 に は 、ヨ シ 原 の 半 分 が 水 に 浸 か り ま す 。 海 水 の 塩 分 が ヨ シ に と っ て ス ト レ ス に な り 、 大 き く な れ ず 細 く て 、 き め 細 や か な ヨ シ に な り ま す 。 長 さ は 1.5m ~ 2.5m で 細 く 、 ち ょ う ど 北 上 川 の ヨ シ に よ く 似 て い ま す 。 茅 葺 の 中 で は 高 級 な ヨ シ で 、 茶 室 な ど 美 し さ を 強 調 し な け れ ば な ら な い 建 物 に 適 し て い ま す 。 藪 内 家 の 燕 庵 や 高 台 寺 の 時 雨 亭 で 使 わ れ て い ま す 。 う ち の ヨ シ の 刈 り 方 で す が 、 京 都 伏 見 の ほ う は 沼 地 で は な く 、 ほ ぼ 陸 に 上 が っ て い て 、 中 を 車 で 自 由 に 行 き 来 で き る の で 、 ト ラ ク タ ー を 利 用 し ま す 。 十 三 ( 大 阪 ) は 半 分 ぬ か る み で 、し か も ヨ シ 自 体 が 細 い た め 、 カ マ で 作 業 し て い ま す 。 国 交 省 に 許 可 を も ら っ て や っ て い る ヨ シ 場 な の で 、 作 業 期 間 は 12月 中 旬 か ら 始 め て 3 月 い っ ぱ い ま で に 野 焼 き ま で 終 了 し な く て は な り ま せ ん 。 毎 年 12~ 3 月 ま で ヨ シ 刈 り を 行 い 、 こ こ で 取 れ る 材 料 を 使 用 し て 屋 根 を 葺 い て い ま す 。 う ち が 管 理 し て い る 伏 見 と 十 三 の 2 つ の ヨ シ 場 は 街 中 に あ る と い う こ と で 、 稀 有 な 存 在 だ と 思 い ま す 。 都 会 の 川 で と れ た 材 料 が 、 田 舎 に 運 ば れ て 使 わ れ て い る 現 況 は 、 田 舎 の 農 家 の 人 達 が 茅 を 刈 ら な く な っ た 現 在 の 特 徴 的 な 事 例 で は な い か と 思 い ま す 。ヨシ屋が抱えている問題と
その取り組み
ヨ シ 原 の 維 持 に は 、「 野 焼 き 」 が 欠 か せ ま せ ん 。 ヨ シ 焼 き は 新 芽 の 生 育 を 促 進 し 、 雑 草 や 他 の 植 物 が 繁 殖 す る の を 防 ぎ ま す 。 と こ ろ が 、 2 0 1 0 年 3 月 に 行 っ た ヨ シ 焼 き が 予 定 し て い な い ヨ シ に ま で 火 が 入 っ て し ま い 、 そ の 煙 に よ っ て 近 く の 国 道 1 号 線 が 一 時 通 行 止 め に な り 、 京 都 市 か ら 廃 棄 物 処 理 法 違 反 に 当 た る と し て 禁 じ ら れ た こ と が あ り ま し た 。 現 在 の 法 律 で は 、 野 焼 き は 何 人 も し て は い け な い と 定 め ら れ て い ま す 。 で は 、 な ぜ 他 の と こ ろ で は 行 わ れ て い る と 言 い ま す と 、 風 俗 慣 習 や 宗 教 行 事 、 国 が 認 め る 草 刈 な ど 、 特 例 に お い て 認 め ら れ て い る か ら で す 。 た っ た 一 軒 の ヨ シ 屋 の 営 利 で は 認 め ら れ な い と い う こ と で す 。 そ の 後 、 ヨ シ 焼 き を 断 念 し て お り ま し た 。 ヨ シ 焼 き が で き な い 状 況 で ヨ シ 刈 り を し て い ま す と 、 ヨ シ が 他 の 植 物 に 負 け て 、 細 く な っ て い く の が 目 に 見 え て 感 じ ら れ 、 こ の ま ま だ と 生 態 系 に 影 響 を 及 ぼ し 、 こ の ヨ シ 原 が 消 滅 す る の で は と 危 機 感 を 募 ら せ て お り ま し た 。 そ う し て い ま す と 、 こ の こ と が 3 回 に 渡 っ て 京 都 新 聞 に 掲 載 さ れ 、 こ の 記 事 を 読 ん だ 伏 見 楽 舎 さ ん か ら 「 ヨ シ 焼 き と い う も の が 伝 統 に な る の で は な い か 。 生 き 物 の た め に な る の で は な い か 。」 と お 声 を 掛 け て い た だ き ま し た 。 伏 見 楽 舎 さ ん は 、 宇 治 川 沿 い の ヨ シ 原 で 、 毎 年 、 ツ バ メ の 観 察 会 を 開 催 し て い る 市 民 団 体 で す 。 伏 見 楽 舎 さ ん を 中 心 に 約 15人 の メ ン バ ー と 共 に 「 伏 見 の ヨ シ 原 、 再 発 見 ! プ ロ ジ ェ ク ト 」 を 2 0 1 2 年 6 月 に 立 ち 上 げ ま し た 。 市 民 向 け の 公 開 講 座 を 開 き 、 ヨ シ 焼 き へ の 理 解 と 協 力 を 得 ら れ る よ う 呼 び か け 、 伏 見 の ヨ シ が 市 無 形 民 俗 文 化 財 の 三 栖 神 社 ( 同 区 ) の 炬 火 祭 で た い ま つ に 使 わ れ て い る こ と を 伝 え て い き ま し た 。 こ の よ う に 、 京 都 市 や 消 防 な ど に 度 重 な る 協 議 を し た 結 果 、 こ れ ま で 1 日 で 焼 い て い た 面 積 を 4 分 割 に し て 焼 く こ と を 条 件 に 、 ヨ シ 焼 き の 復 活 が 認 め ら れ ま し た 。 ヨ シ 焼 き が ヨ シ 原 を 守 る た め の 地 域 の 財 産 だ と 認 め ら れ た の で す 。 2 0 1 3 年 3 月 、 プ ロ ジ ェ ク ト を 発 足 し て か ら 初 め て の ヨ シ 焼 き を 行 い ま し た 。 そ の 行 事 の タ イ ト ル が 「 新 生 ヨ シ 焼 き 住 民 に よ る ヨ シ 焼 き ス タ ー ト 」 で 、 地 域 の 行 事 に ま で と な り ま し た 。 今 後 も ヨ シ 焼 き が 毎 年 行 わ れ 、 伝 統 行 事 と し て 定 着 し 、 更 な る 活 動 で 、 ヨ シ 原 が 守 ら れ て い く こ と を 願 っ て お り ま す 。 聞 き 手 ・ 文 / 広 報 編 集 委 員 会 垣 根 み き 子 伏見のヨシ原: かつては石田三成が、このヨシ原を管理し、 軍資金に活用されていたと言われている 上:伏見(京都)のヨシ場下:十三(大阪)のヨシ場2013
12月放送分
NPO京都コミュニティ放送 番組制作:(一社)京都府建築士会 http://radiocafe.jp/ 200304003/ この記事は放送した音声を再度聴き 取って記述したもので、文責は(一 社)京都府建築士会にあります。 この番組は…… まちづくり委員会・放送担当部 会が企画制作し、毎月第 1・第 3 土曜にラジオカフェ(79.7MHz)よ りお送りしています。毎回、京都 で活躍されている方をゲストにお 迎えし、その人をとおして京都の 文化、京都の暮らしを知り、京都 のまちを考えていきたい。人と人 の出会い、繋がりを大切にして、 まちづくりを応援したい。という 願いを込めて作っています。 インターネットから、今までの 放送の記事を読んだり、音声を聴 くことができます。 毎月第 1・ 第 3土曜日午後 3時から FM79.7MHz . 放送12月
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February 2014 Kyoto Dayori
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◆ 経 済 ア ナ リ ス ト の 藤 原 さ ん は 、 新 し い 農 業 を 中 心 と し た 総 合 的 な プ ロ グ ラ ム に よ る 人 々 の 暮 ら し や 生 活 を 提 案 実 施 さ れ て い ま す 。 こ の 除 染 プ ロ グ ラ ム に も 、 人 々 へ の 愛 情 と 真 実 へ の 慧 眼 が 光 っ て い ま す 。 ( 衛 藤 照 夫 )
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Sat 認定 N P O 法人 日本再生プログラム推進フォーラム 理事長 藤原直哉 さん 微 生 物 を 使 っ た 除 染 は 、 沼 津 の 酒 屋 の 高 嶋 さ ん と の 出 会 い が 契 機 で す 。 彼 は 、 酵 素 に よ る 土 壌 改 良 を 進 め 、 微 生 物 が 重 金 属 を 分 解 す る こ と を 発 見 さ れ た の で す 。 台 湾 の 原 子 力 委 員 会 か ら 招 か れ 、 微 生 物 に よ る 低 濃 度 汚 染 水 の 線 量 低 下 を 実 現 し 、 ト ロ フ ィ ー を 貰 わ れ た そ う で す 。 当 初 、 私 は セ シ ウ ム が 微 生 物 で 消 え る の か と 疑 問 で し た 。 物 理 で 得 た 知 識 で も 微 生 物 で 放 射 能 が 消 え る こ と は あ り ま せ ん 。 し か し そ れ が 消 え る 。 不 思 議 だ と 思 っ て い る と こ ろ に 大 災 害 が 勃 発 し ま し た 。 飛 び 散 っ て し ま っ た 放 射 能 は 、 こ れ で 消 す 以 外 な い と 高 嶋 さ ん と 検 討 を 開 始 し ま し た 。 何 と か し て 福 島 の 人 の 健 康 被 害 を 避 け 復 興 を と の 思 い で 始 め た の で す 。 微 生 物 は 、 病 気 を 起 こ す も の と 思 わ れ て い る よ う で す 。 し か し 、 原 初 の 生 物 と し て の 微 生 物 は 違 い ま す 。 日 光 の 届 か な い 水 深 何 千 メ ー ト ル の 海 底 に 温 水 が 沸 い て い て 、 そ こ に は 、 さ ま ざ ま な 魚 介 類 が い ま す 。 こ れ は 、 危 険 な 重 金 属 な ど を 代 謝 し て 栄 養 分 を 造 る 古 細 菌 の 働 き に よ る の で す 。 高 島 さ ん が 研 究 さ れ て い る の も 古 細 菌 で す 。 そ れ が 放 射 能 を 消 し て い く 。 半 信 半 疑 な が ら 、 震 災 か ら 3 ヶ 月 位 た っ た こ ろ に 福 島 県 川 俣 町 で 実 験 を し 、 土 を 検 査 機 関 に 出 し た と こ ろ セ シ ウ ム が 減 少 し て い た の で す 。 一 方 、 国 の 認 め て い る 除 染 は 土 を 動 か し 、 高 圧 の 水 を 掛 け る 、 の 二 つ だ け で す 。 確 か に 除 染 後 線 量 は 下 が り ま す が 、 雨 が 降 り 、 風 が 吹 く と 再 び 上 が り ま す 。 汚 染 土 捨 て 場 の 問 題 も あ り ま す 。 中 長 期 的 に は 効 果 は な い が 、 一 旦 予 算 建 て し て 始 め る と 後 戻 り で き な い の で す 。 浪 江 町 の 帰 宅 困 難 地 域 に 住 む 町 会 議 員 か ら 、 畑 の 放 射 性 物 質 の 除 去 を お 願 い さ れ 、 町 の 許 可 を 受 け 行 い ま し た 。 結 果 は 大 幅 に 下 が っ た の で す が 、 実 施 に は 難 し い 局 面 が あ り ま す 。 こ れ は 後 に し て 、 ま ず 具 体 的 な 除 染 方 法 を 説 明 し ま す 。 微 生 物 に よ る 除 染 は 、 お ど ろ く べ き こ と に 農 業 の 土 壌 改 良 と 同 じ 手 法 な の で す 。 液 体 と 固 体 の 肥 料 を 荒 れ 地 の 草 を 刈 り 散 布 し ま す 。 地 面 の 下 の 土 地 を 一 気 に 発 酵 さ せ る の で す が 、 上 か ら 40㎝ 程 度 の 土 を 耕 耘 機 で か き 混 ぜ る の で す 。 そ う す る と 地 下 2 m く ら い ま で 発 酵 し て い き ま す 。 す る と 、 微 生 物 が 放 射 性 物 質 な ど の 重 金 属 を 取 り 込 み 変 化 さ せ る の で す 。 山 林 で は 、 下 草 を 刈 り 肥 料 を 撒 く だ け で す 。 木 が こ の 肥 料 を 吸 い 上 げ 、 植 物 の 新 陳 代 謝 で 線 量 が 下 が っ て い く の で す 。 枝 は 高 圧 の ポ ン プ で 酵 素 液 を 噴 き か け ま す 。 コ ン ク リ ー ト も 高 圧 の ポ ン プ で 散 布 し ま す 。 こ れ ら す べ て 農 業 資 材 で す 。 こ の た め 費 用 も 安 く 、 ほ と ん ど が 人 件 費 の よ う な も の で す 。 こ の よ う に 、 真 の 除 染 が 容 易 に 農 業 技 術 で で き る の で す が 、 実 際 に は い ろ い ろ な 問 題 が あ り ま す 。 一 つ に 賠 償 金 問 題 で す 。 汚 染 地 に 住 め ば 貰 え 、 避 難 す る と 貰 え な い 。 ま た 、 除 染 し な け れ ば 貰 え 、 す れ ば 貰 え な い と い う 問 題 で す 。 こ の た め 、 多 く の 人 々 は 、 す ぐ 除 染 し て 欲 し い と 言 わ な い 現 実 が あ り ま す 。 そ も そ も 除 染 な ど す る な と 言 う 酷 い 話 も あ り ま す 。 一 方 、 福 島 の 各 地 で 市 長 選 挙 、 町 長 選 挙 で 現 職 が 落 選 し て い ま す 。 経 済 の た め に 高 い 線 量 を 我 慢 し ろ と い う よ う な や り 方 に 、 ノ ー と い う 声 が 出 さ れ て い る の で す 。 浪 江 町 の 町 会 議 員 や 福 島 の 県 会 議 員 に 積 極 的 な 方 が い て 、 国 が 言 う よ う な 除 染 で は な く 微 生 物 除 染 を 採 用 し 、 福 島 を 立 て 直 そ う と 考 え ら れ て い ま す 。 最 後 に 福 島 の 皆 さ ん に は 、 ま ず 、 健 康 を 考 え て 欲 し い の で す 。 健 康 を 害 し て 未 来 は 創 れ ま せ ん 。 ま た 、 人 頼 み 、 行 政 頼 み で は な く 、 自 分 達 が 進 め る の だ と い う 気 持 が 大 切 だ と 思 い ま す 。11
Kyoto Dayori February 2014 ◆ ボ イ ス レ コ ー ダ ー を 持 っ て ギ ャ ラ リ ー に お 邪 魔 を し て 録 音 し て き ま し た 。 ほ ん と う に 、 ま ち な か に こ ん な に 素 敵 な 空 間 が あ る の が 不 思 議 な く ら い で す 。 ち ょ う ど モ ミ ジ が 美 し く 紅 葉 し て い ま し た 。 ぽ っ か り と 現 世 か ら ス リ ッ プ し て 、 の ん び り と お 気 に 入 り の ア ー ト に 浸 る 。 そ ん な 贅 沢 な 時 間 が 流 れ て い る 気 が し ま し た 。 ( 内 藤 郁 子 ) ◆ こ れ か ら ど ん ど ん 仕 事 に 脂 が 乗 っ て く る 年 齢 の 松 本 さ ん 。 次 か ら 次 へ と 色 ん な ス テ ー ジ を 乗 り 越 え る そ の 力 は 、 大 学 時 代 の 北 海 道 で 身 に つ け た 大 ら か さ ゆ え の も の で は な い か と 感 じ ま し た 。 ( 松 田 容 子 ) 大 向 さ ん : ギ ャ ラ リ ー は 三 条 富 小 路 を 少 し 上 が っ た 西 側 の 露 路 の 奥 に あ り ま す 。 5 年 ぐ ら い 前 に デ ザ イ ン 事 務 所 を ま ち な か に 移 し た い と 探 し て い た と こ ろ 、 こ こ に 出 合 い ま し た 。 露 路 の 奥 に 小 さ な 庭 が あ り 、 そ こ に 大 き な ど ん ぐ り の 木 が あ っ て 、 そ れ が と て も 魅 力 的 で し た 。 ま ち な か に 樹 齢 1 0 0 年 も の 木 が あ る こ と に 感 動 し ま し た 。 露 路 奥 な の で 建 替 え が で き ず 、 平 屋 の 長 屋 の 2 件 を 改 装 す る こ と に な り ま し た 。 し か し 、 事 務 所 の ス ペ ー ス と し て は 広 す ぎ る の で 、 ど う し よ う か と 考 え ま し た 。 デ ザ イ ン の 仕 事 は 美 術 展 の ポ ス タ ー や カ タ ロ グ な ど が 多 い の で 、 ギ ャ ラ リ ー な ら で き る か な と い う 軽 い 気 持 ち で 始 め ま し た 。 ち ょ っ と 休 め る よ う な 畳 の 空 間 も 欲 し か っ た の で 、 そ れ を 茶 室 風 に 設 え て も ら い ま し た 。 そ の 和 の 空 間 と ギ ャ ラ リ ー の 白 い 壁 ・ ガ ラ ス の モ ダ ン デ ザ イ ン が マ ッ チ し て 、 一 つ の 個 性 的 な 面 白 い 空 間 に な っ た と 思 い ま す 。 京 都 に は 美 術 系 の 大 学 が 多 い で す が 、 卒 業 し て す ぐ 作 家 に な れ る わ け で も な く 、 他 の 仕 事 を し な が ら で も 何 か を 作 り た い 人 は と て も 多 い の で 、 気 楽 に 発 表 で き る 場 に な れ ば よ い と 思 っ て い ま す 。 私 は 平 成 23年 に 京 都 府 建 築 士 会 に 入 会 し ま し た 。 そ の 翌 年 か ら 、 青 年 部 会 で フ ォ ー ラ ム ・ セ ミ ナ ー 担 当 と し て 活 動 し て い ま す 。 実 は 入 会 前 か ら 士 会 が 開 催 し て い る 建 築 家 セ ミ ナ ー な ど に 参 加 し て い ま し た の で 、 企 画 側 に ま わ る こ と も 自 然 だ っ た よ う に 思 い ま す 。 大 学 は 北 海 道 大 学 で す 。 建 築 と は 関 係 の な い 資 源 開 発 工 学 科 と い う と こ ろ で 化 石 燃 料 、 そ の 中 で も 主 に 古 く か ら 燃 料 と し て 親 し ま れ て き た 石 炭 の 自 然 発 火 に つ い て 研 究 し て い ま し た 。 ま た 、 当 時 か ら 注 目 さ れ 、 今 で は す っ か り 一 般 に も 知 ら れ る よ う に な っ た メ タ ン ハ イ ド レ ー ト や 二 酸 化 炭 素 の 炭 層 固 定 な ど も 研 究 の 範 囲 で し た 。 生 ま れ は 京 都 で 、 な ぜ 遠 い 北 海 道 に ま で 行 っ た の か と 聞 か れ る こ と が あ り ま す 。「 北 の 大 地 」 と い う 響 き に も ち ろ ん あ こ が れ が あ り ま し た 。 そ れ に 加 え て 、 私 は い わ ゆ る 反 抗 期 と 呼 ば れ る 時 期 が な く 優 等 生 的 に 育 っ た こ と も 関 係 が あ る か も し れ ま せ ん 。 親 に 反 抗 す る こ と が な く と も 、 若 さ ゆ え の 好 奇 心 や 探 究 心 が 旺 盛 で し た の で 、 大 学 は 、 親 の 影 響 を 受 け に く い 遠 く 離 れ た 土 地 で 、 一 人 暮 ら し を し た い と い う 思 い が 強 く な っ て い た か ら で す 。 そ ん な 動 機 で 移 り 住 ん だ 北 海 道 は 、 冬 は 厳 し い 寒 さ で す が 、 食 べ 物 が 美 味 し く 人 間 関 係 も あ っ さ り と し て い て 、 住 み や す い 土 地 で し た 。 す ず き さ ん : 「 三 条 富 小 路 書 店 」 は 4 回 目 に な り ま す が 、 私 は 4 年 前 に 自 分 の 作 品 展 を こ こ で さ せ て 頂 い た と き に 、 大 向 さ ん に 今 回 の よ う な 本 屋 さ ん を し た い と い う 話 を し ま し た 。 ア ー テ ィ ス ト が 企 画 か ら デ ザ イ ン 、 制 作 ま で 自 分 の 思 い 通 り に 手 作 り で 本 に す る 「 ZINE 」 と か 「 リ ト ル プ レ ス 」 と い う ジ ャ ン ル の も の を 、 イ ベ ン ト と し て で は な く 本 屋 と い う 形 で や っ た ら 面 白 い と 考 え ま し た 。 今 回 は 1 2 0 名 の 作 家 さ ん が エ ン ト リ ー し て く れ ま し た 。 イ ラ ス ト レ ー タ ー や 写 真 家 だ け で な く 、 陶 芸 や 立 体 、 ミ ュ ー ジ シ ャ ン と か 、 本 当 に 幅 広 い ク リ エ イ テ ィ ブ な 活 動 を し て い る 方 々 が 、 自 分 の 身 近 な 範 囲 で 本 と い う 形 に 落 と し 込 ん だ 作 品 で す 。 3 セ ン チ 角 く ら い の 小 さ な も の か ら 、 大 型 の 絵 本 、 蛇 腹 に 折 っ た も の な ど さ ま ざ ま で す 。 出 版 社 を 通 し て 大 型 書 店 に 並 ぶ 本 と は 違 っ て 、 作 家 と 読 者 の 距 離 が 近 し い 個 性 的 な 本 を 、 手 に 取 っ て 楽 し ん で 頂 け た ら と 思 っ て い ま す 。 2 週 間 の 期 間 限 定 の 開 催 で 、 今 回 は 15日 ま で で す 。 大 学 の 研 究 は 資 源 開 発 で し た が 、 卒 業 後 に 選 ん だ の は そ れ と は 関 連 の な い シ ス テ ム エ ン ジ ニ ア の 職 で す 。 コ ン ピ ュ ー タ に つ い て 特 に 詳 し か っ た と い う わ け で は な か っ た の で す が 、 一 か ら 勉 強 し て そ れ な り に き ち ん と 仕 事 を こ な し て い ま し た 。 二 年 間 を シ ス テ ム エ ン ジ ニ ア と し て 東 京 で 過 ご し そ ろ そ ろ 面 白 く な っ た 頃 、 実 家 の 事 情 で 関 西 に 戻 り 、 父 の 経 営 す る 大 阪 の 会 社 で 設 備 設 計 の 仕 事 に 就 き ま し た 。 ま た も や 門 外 漢 で す の で 、 仕 事 を し な が ら 専 門 学 校 の 夜 間 部 に 通 い 二 級 建 築 士 と 福 祉 住 環 境 コ ー デ ィ ネ ー タ ー な ど を 取 得 。そ の 専 門 学 校 と の ご 縁 で 、 今 は 非 常 勤 講 師 も や っ て い ま す 。 設 備 設 計 と い う 今 の 仕 事 は 、 主 に ビ ル や 工 場 な ど 、 比 較 的 大 き な 公 共 的 建 物 を 対 象 と し た 案 件 が 多 い で す 。 た ま に 店 舗 や 住 宅 の 設 備 の 仕 事 が 入 っ て き た り す る と 、 変 化 が あ っ て 楽 し い と 感 じ ま す 。 こ の 仕 事 は も ち ろ ん や り が い が あ り ま す が 、 や は り 将 来 的 に は 建 築 設 計 を や り た い と 考 え て い ま す 。 今 の 会 社 の 形 態 で は 建 築 設 計 の 依 頼 は 望 め ま せ ん か ら 、何 か し ら 方 法 を み つ け て 、 必 ず 近 い 将 来 に は 実 現 し た い と い う の が 目 下 の 夢 で す 。都
会
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真
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Sat ギャラリー H 2 O 大向 務 さん 三条富小路書店 すずきあい さん夢
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Sat 青年部会 株式会社 環境設備計画 松本 匠 さん ぶらり三条 建築士会員紹介 コ ー ナ ー すずきあいさん 大向 務さん表
紙
解
説
Explana tion 写真3:祖堂とその露地 写真4:祖堂前の降り蹲踞 写真5:空堀と石橋February 2014 Kyoto Dayori
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あ る 。 外 露 地 か ら 中 潜 り ( 写 真 1 )を 経 て 残 月 亭 の 露 地( 中 露 地 / 写 真 2 ) に 進 み 、 奥 の 梅 見 門 を 潜 る と 不 審 菴 の 内 露 地 と な り ( 表 紙 写 真 )、 手 前 の 萱 門 を 潜 る と 祖 堂 の 内 露 地 へ 至 る 。