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3 ホ ート 線図 ----Oe L 特性 ハ ソコン内のハート テ ィスクは製品出荷の合否をオーフ ンルーフ 特性で判定しています オーフ ンルーフ 特性の意味と測定方法を勉強してみましょう 3- CR 回路のホ ート 線図 3- ホ ート 線図の描き方 3-3 ホ ート 線図の基本型 3-4 制

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Academic year: 2021

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(1)

本資料はアナログコントローラー実験装置(RTC00a)の添付資料として

順次更新してゆきます。

目次

1) Op-Amp(オペアンプ)

Op-Amp で微分器、積分器を作製すると、アナログコントローラーを構成できます。 1-1) Op-Amp の伝達関数 1-2) 電圧増幅器 1-3) 微分回路 1-4) 微分回路の周波数特性(ボード線図) 1-5) 実際の微分回路は L.P.F.(ローパスフィルター)付き微分回路 1-6) CR 回路と L.P.F.付き微分回路の比較 1-7) CR 回路と微分回路のステップ応答 *微分方程式による解法 *ラプラス変換による解法 1-8) 積分回路 1-9) 積分回路の周波数特性(ボード線図) 1-10) RC 回路と積分回路の比較 1-11) RC 回路と積分回路のステップ応答 *微分方程式による解法 *ラプラス変換による解法

2) Motor(モーター)とモータードライバーの選択

最適なモーターとギア、モータードライバーを選択する手順を考えてみましょう。 2-1) 慣性負荷の計算 2-2) モーター駆動能力の検討(動的性能) 2-3) モーターとパワーアンプ(モータードライバー)の検討 2-4) 荷重負荷の検討 2-5) ギアの検討

(2)

3) ボード線図----Open Loop 特性

パソコン内のハードディスクは 製品出荷の合否をオープンループ特性で判定しています。 オープンループ特性の意味と測定方法を勉強してみましょう。 3-1) CR 回路のボード線図 3-2) ボード線図の描き方 3-3) ボード線図の基本型 3-4) 制御システムのボード線図 3-4-1) モーター・負荷の伝達関数 3-4-2) その他のブロックの伝達関数 3-4-3) 制御システムのボード線図(クローズドループ) 3-4-4) 制御システムのオープンループのボード線図 3-4-5) 比例制御 3-4-6) (比例制御)+微分制御 3-4-7) クローズドループで求めた最適ゲインのボード線図での検証 3-4-8) (比例制御)+(微分制御)+積分制御 3-4-9) 積分制御(PID 制御)の定常角度偏差 3-5) オープンループ特性の測定方法 3-5-1) 誤差信号を応用する方法 3-5-2) FFT アナラーザーを使用する

(3)

Ri Rf Re Vi Vo + Ii Io ε V1 Vo + V2 Vcc Vo V1 V2

1) Op-Amp(オペアンプ)

Op-Amp は Operational Amplifier の略です。 日本語の厳密な名称は 直流差動増幅器です。 概念図は Fig.1-1 と Fig.1-2-4 です。 V1(通常信号)と V2(通常0V)の差電圧を 増幅しVoに出力します。 V1の入力が-(マイナス)なのは 極性を反転して増幅・出力 Fig.1-1 するという意味です。 実際の基本回路は Fig.1-2になります。 この回路の解析をするには まず、この回路の伝達関数を求めなければ なりません。 更に伝達関数を求めるにはOP-Ampの特性を考慮する必要が あります。 OP-Ampの特性は以下の3点です。 入力インピーダンス

r

i

---(a) 出力インピーダンス

r

o

o

----(b) 電圧ゲイン G---(c) Fig.1-2 Fig.1-2でRiは入力抵抗、Rfは出力抵抗(又はフィードバック抵抗)、Reはバイアス抵抗 です。 Fig.1-1を参照すると、V1=Vi, V2=0V, Vo=Voです。 1-1) Op-Ampの伝達関数 先に結論の伝達関数G(s)を表すと式(1-1)になります。 i f i o

R

R

V

V

s

G

(

)

---(1-1-1) (1-1-1)から、伝達関数は 出力(Vo)割る入力(Vi)の意味で、値は出力抵抗Rf 割る入力抵抗Riであることが判ります。 この式だけで、微分回路、積分回路の設計ができますが、最初だけ(1-1-1)を 求めたプロセスを確認しておきましょう。 Fig.1-2でIiはViに因ってRiに流れる電流、IoはVoに因ってRfに流れる電流 です。

は2入力の誤差電圧です。 オームの法則を使って Ii, Ioを求めると 入力電流 i i i R V I   ---(1-1-2)

(4)

出力電流 f o o R V I   ---(1-1-3) 出力電圧Voは オペアンプの電圧ゲインGを使って 出力電圧

V

o

*

G

---(1-1-4) (1-1-4)から誤差電圧

を求めると、OP-Ampの特性(c)を使って

0

o

V

o

G

V

---(1-1-5) 一方、(1-1-2)と(1-1-3)に関しては、OP-Ampの特性(a)の入力インピーダンスは

を使うとIiとIoは 流れ込むことが出来ないので

0

o i

I

I

---(1-1-6) (1-1-6)に(1-1-2)、(1-1-3)、(1-1-5) を代入すると f o i i f o i i o i

R

V

R

V

R

V

R

V

I

I

0

0

0

f o i i

R

V

R

V

---(1-1-7) (1-1-7)から伝達関数は i f i o

R

R

V

V

---(1-1-8) (1-1-8)は(1-1-1)です。 この伝達関数は 固定抵抗だけではなく 周波数成分を含むインピーダンスでも成立つので、一般的には i f i o Z Z V V s G( )    ---(1-1-9) [追加情報] OP-Ampの3ツの特性(a),(b),(c)は 理想的なOP-Ampです。 現実に市販 されているOP-Ampは 0と∞ではなく

 M

r

i

10

r

o

 00

2

G

60

dB

です。

r

i

 M

10

G

60

dB

は∞と考えて計算しても動作に全く 支障は有りません。 但し、

r

o

 00

2

は 考慮しなければなりません。 この件は モーターを駆動するパワーアンプ(モータードライバー)の項で詳しく 説明します。

(5)

Rf Vi Vo + Ri Re Vi Vo 150KΩ + 10KΩ Re + + Re + 10KΩ 10KΩ

X[-15]

X[-1]

R2 Vi Re + Vo R1 Vi' 1-2) 電圧増幅器 Fig.1-2-1 と Op-Amp の伝達関数を 使って電圧増幅器を設計できます。 例えば、15 倍の電圧増幅器を作る には (1-1-8)式に Ri=10KΩ、 Rf=150KΩを代入すると Fig.1-2-1

15

10

150

K

K

R

R

V

V

i f i o ですから

V

o

15

V

i となり 15 倍の電圧増幅器が設計できます。 注-1) この回路では入力の極性は反転して出力されます。 同極性の出力を得るには ① ゲイン= -1 倍の 電圧増幅器を 追加する。 (Fig.1-2-2 参照) 又は Fig.1-2-2 ② Op-Amp の+入力に Vi を入れる回路を構成しなければなりません。 Fig.1-2-3 参照。 この回路の 伝達関数を求めてみましょう。

V

o

*

G

(

V

i

V

i

'

)

G

'

0

o o i i

V

G

V

V

V

より

V 

i

V

i

'

Fig.1-2-3

2

1

1

'

R

R

R

x

V

V

i o

より

15

1

2

1

1

2

1

'

R

R

R

x

V

R

R

R

x

V

V

o i i ---(1-2-1) (1-2-1)式を満たす R1,R2 は例えば R1=10KΩ、R2=140KΩです。

(6)

Vcc Rf Ri Re Vo Vi 注-2) 同じ 15 倍でも Ri と Rf の組合せは無限に存在します。 例えば[Ri=100Ω、Rf=1.5KΩ]とか[Ri=1MΩ、Rf=15MΩ]でも 15 倍の 電圧増幅器になります。 現実の問題点は [Ri=100Ω、Rf=1.5KΩ] : 回路の消費電流が多く電源容量に影響します。 [Ri=1MΩ、Rf=15MΩ] : Op-Amp の条件

r

i

(実は数十 MΩ)を無視 出来なくなります。 結論として、1KΩ~数 100KΩの抵抗で構成するのが現実的です。 注-3) Fig.1-2-1 のバイアス抵抗 Re は次の様に決めます。 Ri,Rf,Re を接続した Op-Amp は 原理的には差動増幅器なのでその 等価回路は Fig.1-2-4 になります。 Re は Ri と Rf を並列に接続した場合の 合成抵抗でなければなりません。 f i f i f i e

R

xR

R

R

R

R

R

1

1

1

K K K Kx K K 1500 160 150 10 150 10   なので Fig.1-2-4

K

K

K

R

e

9

.

375

160

1500

になります。 註-1) Ri は信号源の出力インピーダンス=0 に接続されているので、0V(GND)に接続 していると仮定しRf は出力から入力に電圧を帰還させる抵抗でその 出力側は Op-Amp の特性[出力インピーダンス=0Ω]から、0V(GND)に接続して いると仮定して計算します。 註-2) 原理説明の便宜上、電源を+だけで説明していますが、実際の OP-Amp では±の信号を取り扱うので±12V とか±15V の電源を使用します。 それらの電源も高電圧対応の整流ダイオードの発達で安価(¥1,000 以下)な AC アダプターとして市販されています。

(7)

Rf Re Vi Vo + C 0 f(Hz) dB/度 -45 -90 20 40 45 90 -40 -20 ω 1 10 0.1 ゲイン 100 0.01 位相 1-3)微分回路 Fg.1-3は オペアンプを応用した微分回路です。 入力抵抗(入力インピーダンス : コンデンサーCや インダクタンスLが入った場合、一般的には [抵抗]ではなく[インピーダンス]と呼ぶ)には 固定抵抗RではなくコンデンサーCになっています。 Fig.1-3 この回路の伝達関数を求めてみましょう。 入力インピーダンス

sC

dt

C

Z

i

1

1

出力インピーダンス R f 伝達関数は 出力/入力 即ち、出力インピーダンス/入力インピーダンスですから

f f f i o sCR j CR sC R Z Z s G    

1 ) ( ---(1-3-1) 1-4)微分回路の周波数特性(ボード線図) この伝達関数のボード線図は Fig.1-4-1 になります。 Fig.1-4-1 Fig.1-4-1 はゲインは

1

を通って 20dB/dec{デシベルパーデカードと読む。 これは

(rad/sec)が 10 倍になるとゲインは 20dB 上がる}、位相は全ての 角周波数(又は周波数)で 90 度進むことを表しています。 角周波数

と時定数

T

CRf 、周波数 f(Hz)の関係は

(8)

1MΩ Vi Vo + 1uF -1MΩ Vi Vo 90° t t 0 90 180 270 360 Vi Vo 90° t t 0 90 180 270 360

f

CR

T

f

1

1

2

---(1-4-1) 例えば

1

の時

CR

f

1

なら、

f

0

.

159

Hz

0

.

16

Hz

2

1

2

更に

C

1

uF

のコンデンサーを使えば

M

F

uF

C

R

f

10

1

10

1

1

1

1

6 6 になります。 実際に Fig.1-4-2 の回路に 0.16Hz の サイン波を入力した時の出力波形は Fig.1-4-3 になります。 Fig.1-4-2 Fig.1-4-3 Vi に 1.6Hz にのサイン波を入力した場合は Vo は+20db(10 倍)になります から Fig.1-4-4 になります。 Fig.1-4-4

(9)

Vi Vo t t ノイズ(1.6Hz) 信号(0.16Hz) ノイズ(1.6Hz) 信号(0.16Hz) Rf Re Vi Vo + C Ri 1-5) 実際の微分回路と L.P.F.(ローパスフィルター)付微分回路 Fig.1-4 で、

(又は f)が増加してゆくとゲインは∞に近づきます。 信号に高周波ノイズが乗っていた場合、その周波数に因っては 出力信号の ノイズは本来の信号電圧より大きくなります。 例えば

1

即ち

f

0

.

16

Hz

2

1

2

の信号に

f

1

.

6

Hz

のノイズが 振幅 0.1Vi で乗っていると、ノイズのゲインは 10 倍になりますから、出力 Vo は ノイズが信号と同じ電圧になります。 Fig.1-5-1 参照。 Fig.1-5-1 そこで、高周波ノイズが大きくならない様にL.P.F.(ローパスフィルター)を 付けて微分回路を構成します。 Fig.1-5-2 参照。 この回路の伝達関数を求めて みましょう。 入力インピーダンス

Z

i

sC

sCR

sC

R

Z

i i i

1

1

Fig.1-5-2 出力インピーダンス

Z

o

Z 

o

R

f ですから伝達関数

G

(s

)

(

)

1

1

i f i f i o

sCR

sCR

sC

sCR

R

Z

Z

s

G

---(1-5-1)

(10)

0 f(Hz) dB/度 -45 -90 20 40 45 90 -40 -20 ω 1 10 0.1 ゲイン 100 0.01 位相 1 10 100 0.1 -20 -40 -60 0 20 ω deg/dB -3 0.01 -45 -90 -135 ゲイン 位相 (1-5-1)式は(1-3-1)式に分母(L.P.F.)を追加した式になっています。 この伝達関数のボード線図を描いてみましょう。 ボード線図の縦軸は対数(20log)なので、分子、分母のボード線図をそれぞれ 描いてそれらを加算すれば完成します。 分子の伝達関数 G1(s) sCRf のボード線図は Fig.1-4-1 です。 Fig.1-4-1 分母の伝達関数

1

1

)

(

i

sCR

s

G

ボード線図は Fig.1-5-3 になります。 Fig.1-5-3 ゲインは 0dB と-20dB/dec のゲインが

1

で交差し、交差点のゲインは-3dB に なります。 位相は

1

の時 -45 度、

0

.

1

の時 -5.7 度、

10

の時 -84.3 度を 通る曲線になります。 詳しい描き方は 後述、3-2) ボード線図の描き方を参照して下さい。

(11)

1 10 100 0.1 -20 -40 -60 0 20 ω deg/dB -3 0.01 -45 -90 -135 ゲイン 位相 45 90

Fig.1-4-1 と Fig.1-5-3 を合成したボード線図は Fig.1-5-4 になります。

Fig.1-5-4 Fig.1-5-4 の意味を考えてみましょう。 (1-5-1)式(Fig.1-5-2)で

1

(

f

0

.

16

Hz

2

1

2

)になる C と R は 例えば

C

10

uF

とすると

xR

F

x

CR

T

10

10

(

)

1

1

1

1

6

より

10

100

(

)

10

1

)

(

10

10

1

5 5 6

K

R

i

R

f

F

x

R

になります。 この微分器では 0.16H 以上のノイズの電圧はゲイン=0dB(1 倍)なので 増幅される事は有りません。 これが現実的な微分器です。 註-1) ゲインが-20dB/dec から 0dB に変る周波数をコーナー周波数と言います。 実際は

3

dB

ですから o

V

i

V

V

i

0

.

707

2

です。

*

10

*

log

2

10

*

0

.

3

3

dB

2

1

0

2

log

20

1

log

20

2

1

log

20

2 1

註-2) コーナー周波数を 1.6Hz、16Hz、160Hz にするには C=10uF に固定した 場合,それぞれ R=10KΩ、1KΩ、100Ωになります。

(12)

R

C

e

i

i

e

o R C R C Ro (Fig.1-6-1) (Fig.1-5-2) 次段回路 1-6) CR 回路と L.P.F.付微分回路の比較 CR 回路は Fig.1-6-1 になります。 この回路の伝達関数を考えてみましょう。 C と R は直列接続なので全インピーダンス Z は Fig.1-6-1

sC

sCR

R

sC

Z

1

1

---(1-6-1) 入力

e

iZ 全体に掛かり、出力

e

oRの両端の電圧です。 伝達関数

G

(s

)

sCR

sCR

sC

sCR

R

Z

R

e

e

s

G

i o

1

1

)

(

---(1-6-2) (1-6-2)式は(1-5-1)式と同じなので、ボード線図も Fig.1-5-4 になります。 [重要] Fig.1-6-1 の回路と Fig.1-5-2 の違いは出力インピーダンスです。 例えば Fig.1-6-1 の回路でコウナー周波数 1.6Hz の回路にするには C=10uF、R=10KΩ です。 この回路の出力抵抗 Ro は 10KΩ になります。 この回路が目的の最終段なら問題有りませんが、次に回路を接続する場合 この出力抵抗 10KΩ を考慮しなければなりません。一方 Fig.1-5-2 の 回路では出力は Op-Amp なので出力抵抗 Ro は 0 ですから次段に全く 影響を与えません。この状況を表すと Fig.1-6-3 になります。 次段の伝達関数を考える時 Op-Amp を使った Fig.1-5-2 では前段の出力インピーダンスを 無視できますが、Op-Amp を 使わない Fig.1-6-1 の回路では 前段の抵抗 R を出力インピーダンス として考慮しなければ なりません。 Fig.1-6-3

(13)

R

C

i o

E

E

SW

Io

1-7) CR 回路と微分回路のステップ応答 <CR 回路> 今までは信号がサイン波の場合の検討をしてきましたが、信号がステップ信号の 場合、出力はどの様な波形になるか検討してみましょう。 サイン波信号での解析では横軸は周波数(log)でしたが、ステップ応答の解析では 横軸は時間(秒)になります。 <微分方程式による解法> Fig.1-7-1 はステップ応答の解析に 使う一般的なモデルです。 スイッチ(SW)を ON にした時 CR 回路には Ei の電圧が掛かり、電流 Io が流れます。 Fig.1-7-1 R に Io が流れた時、R に出力電圧 Eo が発生します。 Ei は直流電圧でコンデンサー C を通過出来ませんが、チャージするまでは流れた 状態になり Io が発生します。 R に掛かる電圧は

E

o

I

o

*

R

---(1-7-1) C に掛かる電圧を Ec とすると、C が大きいほどチャージに時間が掛かり ますから C に反比例するので、分母になり、次式になります。

I

dt

C

E

c

1

o ---(1-7-2) Ei は Ec と Eo の和ですから

E

i

E

c

E

o

E

c

I

o

*

R

---(1-7-3) (1-7-2)の両辺を微分すると c

I

o

C

E

dt

d

1

---(1-7-4) (1-7-4)から電流 Io を求めると

dt

dE

C

I

c o

*

---(1-7-5) (1-7-5)を(1-7-3)に代入すると i c

E

c

dt

d

CR

E

E

*

---(1-7-6) (1-7-6)は一次の線形微分方程式です。

(14)

この微分方程式を解いて Ec を求めてみましょう。 Ec の解を次の様に仮定します。 t c A Be E    ---(1-7-7) (1-7-7)を(1-7-6)に代入すると i t

*

(

A

Be

t

)

A

Be

t

CR

*

(

0

Be

t

)

dt

d

CR

Be

A

E

t

e

CR

B

A

( 

1

)

---(1-7-8) (1-7-8)において、Ei は時間に関係無く一定ですから

1

 CR

0

---(1-7-9)

E

i

A

---(1-7-10) (1-7-9)から

CR

1

---(1-7-11)

T

CR

1

1

---(1-7-12) (1-7-10)と(1-7-12)を(1-7-7)に代入する。 T t i c

E

Be

E

 ---(1-7-13) (1-7-13)で時間 t=0 の時 Ei=0 ですから

E

Be

T

E

i

Be

E

i

B

i

 0 0

0

---(1-7-14) (1-7-14)より

B

E

i---(1-7-15) (1-7-15)を(1-7-13)に代入すると微分方程式の解は

(

1

T

)

t i T t i i c

E

E

e

E

e

E

 ---(1-7-16) (1-7-16)を(1-7-3)に代入すると o T t i o c i

E

E

E

e

E

E

(

1

)

---(1-7-17) (1-7-17)から Eo を求めると T t i T t i i i T t i i o

E

E

e

E

E

E

e

E

e

E

(

1

)

 ---(1-7-18)

(15)

R

C

i o

E

E

SW

Io

t V Ei 0 T 0.368 漸近線 (63.2%) Ei Eo ① ② ③ (1-7-18)のグラフを描いてみましょう。

t

0

の時 i T i T t i o

E

e

E

e

E

E

0 ----①

t

の時 i T i T t i o

E

e

E

e

E

E

  

1

i

1

0

T i

E

e

E

---② Fig.1-7-19

t 

T

(時定数)の時 i i i i T T i o

E

E

e

E

e

E

e

E

E

0

.

368

718

.

2

1

1

1

  ---③ Ei からスタートする時の方向(漸近線)は(1-7-18)を微分し

t

0

を代入すれば 求めることができます。

T

E

T

E

T

e

E

T

e

E

E

dt

d

i i T i T t i o

 

)

1

(

*

)

1

(

*

)

1

(

*

0 ---漸近線なので Fig.1-7-19 になります。 Fig.1-7-1 の回路に戻って、この現象を考えると、スイッチを入れた瞬間 R に 電流は流れますが、徐々に0 に近づくということです。 <ラプラス変換による解法> ラプラス変換(表)を使うと微分方程式を 代数計算で簡単に解くことができます。 Fig.1-7-1 に戻って入力電圧 Ei と 出力電圧 Eo の関係を求めます。 電流を Io とすると i

I

o

dt

R

I

o

C

E

1

*

---(1-7-19) ラプラス変換では 積分

s

dt

1

、微分

s

dt

d 

と置き換え、

(16)

更にステップ入力

E

i

(t

)

は次式になります。

(

)

1

E

(

s

)

s

t

E

i

i ---(1-7-20) (1-7-19)に代入する(ラプラス変換する)と

1

(

)

1

*

1

(

)

*

(

)

(

)(

1

)

(

)(

1

)

sC

sCR

s

I

R

sC

s

I

s

I

R

s

I

s

C

s

E

s

i o o o o

(

)(

1

)

sC

sCR

s

I

o

---(1-7-21) Eo は R の両端の電圧なので

E 

o

RI

o---(1-7-22) (1-7-22)から Io を求めると

R

E

I

o o

---(1-7-23) (1-7-23)を(1-7-21)に代入して Ei と Eo の関係式を求める。 o o o i

E

sCR

sCR

sC

sCR

R

E

sC

sCR

s

I

E

s

*

1

1

*

)

1

)(

(

1

---(1-7-24) (1-7-24)より出力 Eo を求めると o i

E

i

sT

T

E

s

sCR

sCR

E

*

1

1

*

1

---(1-7-25) ラプラス変換表を使って

E

o

(s

)

E

i

(s

)

E

o

(t

)

E

i

(t

)

に戻す(ラプラス逆変換と 言う)と T t

e

sT

T

L

)

1

(

1 ---(1-7-26) T t i o

t

E

t

e

E

(

)

(

)

 ---(1-7-27) (1-7-27)は 微分方程式で解いた(1-7-18)と同じです。

(17)

Rf Re Vi Vo + C Vi Vo t t (1V) (-1V) +Vcc -Vcc Vi Vo t t (1V) (-1V) (1V) (-2V) (+2V) R C i o V V <微分回路> 微分回路は Fig.1.3 で、伝達関数は G(s)sCRf ---(1-3-1) です。 出力電圧 Vo(s)は f i o sCR s V s V s G   ) ( ) ( ) ( ---(1-7-28) Fig.1-3 ですから Vo(s)sCRf *Vi(s)---(1-7-28) dt d s  を(1-7-28)に代入してVo(t)、Vi(t)に戻すと o Vi dt d V  ---(1-7-29) 入力 Vi にステップ入力をいれると、その微分(波形)は、立ちあがり、立下りでは 無限大、水平部の微分波形は 0V になります。 Fig.1-7-20 参照。 Fig.1-7-20 例えば入力電圧の振幅が±1Vpp でも出力のパルス電圧(微分電圧)は無限大に なりますが、現実的には電源電圧 Vcc で飽和します。 [註] CR 回路 Fig.1-7-21 にステップ信号を入力した場合は出力電圧 Vo は Fig.1-7-22 になります。 Fig.1-7-21 Fig.1-7-22

(18)

Ri Re Vi Vo + C -0 f(Hz) dB/度 -45 -90 20 40 45 90 -40 -20 ω 1 10 0.1 ゲイン 100 0.01 位相 1-8) 積分回路 Fg.1-8は オペアンプを応用した積分回路です。 この回路の伝達関数を求めてみましょう。 入力インピーダンス

R

i 出力インピーダンス sC Zo  1 Fig.1-8 伝達関数は 出力/入力 即ち、出力インピーダンス/入力インピーダンスですから

sT sCR R sC Z Z s G i i i o 1 1 1 ) (     ---(1-8-1) 1-9) 積分回路の周波数特性(ボード線図) (1-8-1)の伝達関数のボード線図は Fig.1-9-1 になります。 Fig.1-9-1 Fig.1-9-1 はゲインは

1

を通って-20dB/dec、位相は全ての角周波数 (又は周波数)で 90 度、遅れることを表しています。

CRif(Hz)の関係は

f

CR

T

i

1

1

2

---(1-9-1) 例えば

1

の時

CR

i

1

f

0

.

159

Hz

0

.

16

Hz

2

1

2

更に

C

1

uF

のコンデンサーを使えば

(19)

1MΩ Re Vi Vo + 1uF -Vi Vo 90° t t 0 90 180 270 360 Vi Vo 90° t t 0 90 180 270 360

M

F

uF

C

R

i

10

1

10

1

1

1

1

6 6 になります。 実際に Fig.1-9-2 の回路に 0.16Hz の サイン波を入力した時の出力波形は Fig.1-9-3 になります。 Fig.1-9-2 Fig.1-9-3 Vi に 1.6Hz にのサイン波を入力した場合は Vo は-20db(1/10 倍)になります から Fig.1-9-4 になります。 Fig.1-9-4

(20)

R

C

e

i

i

e

o 1 10 100 0.1 -20 -40 -60 0 20 ω deg/dB -3 0.01 -45 -90 -135 ゲイン 位相 (fHz) 1-10) RC 回路と積分回路の比較 RC 回路は Fig.1-10-1 になります。 この回路の伝達関数を考えてみましょう。 R と C は直列接続なので全インピーダンス Z は Fig.1-10-1

sC

sCR

sC

R

Z

1

1

---(1-10-1)

e

iZ に掛かり、出力

e

o

C

の両端の電圧です。 伝達関数

G

(s

)

sCR

sC

sCR

sC

Z

sC

e

e

s

G

i o

1

1

1

1

1

)

(

---(1-10-2) (1-10-2)式のボード線図は Fig.1-10-2 になります。 Fig.1-10-2

1

の時、ゲインは-3dB、位相は 45 度遅れます。

が大きくなると、ゲインは -20dB/dec、位相は-90 度に近づくので、積分器のボード線図(Fig.1-9-1)に に等しくなります。 [註]ボード線図の詳しい描き方は 3)ボード線図の項で勉強しましょう。

(21)

R

C

i o

E

E

SW

Io

1-11) RC 回路と積分回路のステップ応答 <CR 回路の微分方程式による解法> Fig.1-11-1 はステップ応答の解析に 使う一般的なモデルです。 スイッチ(SW)を ON にした時 RC 回路には Ei の電圧が掛かり、電流 Io が流れます。 Fig.1-11-1 C に Io が流れた時、C に出力電圧 Eo が発生します。 Ei は直流電圧でコンデンサー C を通過出来ませんが、チャージするまでは流れた 状態になり Io が発生します。 C に掛かる電圧は C が大きいほどチャージに時間が掛かりますから C に反比例 するので、分母になり、次式になります。

I

dt

C

E

o

1

o ---(1-11-1) R に掛かる電圧を Er とすると、

E

r

I

o

*

R

---(1-11-2) Ei は Er と Eo の和ですから

E

i

E

r

E

o---(1-11-3) (1-11-3)に(1-11-2)を代入すると

E

i

E

r

E

o

I

o

R

E

o---(1-11-4) (1-11-1)の両辺を微分すると o

I

o

C

E

dt

d

1

---(1-11-5) (1-11-5)から電流 Io を求めると

dt

dE

C

I

o o

*

---(1-11-6) (1-11-6)を(1-11-4)に代入すると i

E

o

E

o

dt

d

CR

E

*

---(1-11-7) (1-11-7)は一次の線形微分方程式です。 この微分方程式を解いて Eo を求めてみましょう。 Eo の解を次の様に仮定します。 t o A Be E    ---(1-11-8)

(22)

(1-11-8)を(1-11-7)に代入すると i

A

Be

t

A

Be

t

CR

Be

t

A

Be

t

dt

d

CR

E

*

(

)

*

(

0

)

t t t

e

CR

B

A

Be

CR

Be

A

*

(

1

)

---(1-11-9) (1-11-9)において、Ei は時間に関係無く一定ですから

1

 CR

0

---(1-11-10)

E

i

A

---(1-11-11) (1-11-10)から

CR

1

---(1-11-12)

T

CR

1

1

---(1-11-13) (1-11-11)と(1-11-13)を(1-11-8)に代入する。 T t i o

E

Be

E

 ---(1-11-14) (1-11-14)で時間 t=0 の時 Eo=0 ですから

E

Be

T

E

i

Be

E

i

B

i

 0 0

0

---(1-11-15) (1-11-15)より

B

E

i---(1-11-16) (1-11-16)を(1-11-14)に代入すると微分方程式の解は

(

1

T

)

t i T t i i o

E

E

e

E

e

E

 ---(1-11-17) (1-11-17)が微分方程式の解です。 (1-11-17)のグラフを描いてみましょう。

t

0

の時

(

1

)

(

1

)

(

1

1

)

0

0

 T i i T t i o

E

e

E

e

E

E

---①

t

の時 i i T i T i T t i o

E

E

e

E

e

E

e

E

E

  

)

0

1

(

)

1

1

(

)

1

(

)

1

(

---②

(23)

t Eo Ei 0 T 0.632 漸近線 ① ③ ② ④

R

C

i o

E

E

SW

Io

t 

T

(時定数)の時

)

718

.

2

1

1

(

)

1

(

)

1

(

1

  i i T T i o

E

e

E

e

E

E

E

i

(

1

0

.

368

)

0

.

632

E

i---③ Ei からスタートする時の方向(漸近線)は (1-11-17)を微分し

t

0

を代入すれば 求めることができます。

0

*

(

1

)

T

e

E

E

dt

d

Tt i o

T

E

e

E

T

i T i

1

*

0 ---④ ① 、②、③、④を合成すると Fig.1-11-2 になります。 Fig.1-11-2 < CR 回路のラプラス変換による解法> Fig.1-11-1 に戻って入力電圧 Ei と 出力電圧 Eo の関係を求めます。 電流を Io とすると Fig.1-11-1 i

E

o

E

o

dt

d

CR

E

*

---(1-11-7) ラプラス変換では 積分

s

dt

1

、微分

s

dt

d 

と置き換え、 更にステップ入力

E

i

(t

)

は次式になります。

(

)

1

E

(

s

)

s

t

E

i

i ---(1-11-18) (1-11-7)に代入する(ラプラス変換する)と

1

E

(

s

)

CR

*

sE

(

s

)

E

(

s

)

E

(

s

)(

1

sCR

)

s

i

o

o

o

)

1

)(

(

s

sT

E

o

---(1-11-19) (1-11-19)より出力 Eo を求めると

(24)

Ri Re Vi Vo + C -Vi Vo t t (1V) (-1V) +Vcc -Vcc o i

E

i

sT

s

sT

E

s

E

)

1

(

1

1

1

*

1

---(1-11-20) ラプラス変換表を使って

E

o

(s

)

E

i

(s

)

E

o

(t

)

E

i

(t

)

に戻す(ラプラス逆変換と 言う)と T t

e

sT

s

L

)

)

1

1

(

1

(

1 ---(1-11-21)

(

)

(

)(

1

T

)

t i o

t

E

t

e

E

 ---(1-11-22) (1-11-22)は 微分方程式で解いた(1-11-17)と同じです。 <積分回路> 積分回路は Fig.1.8-1 で、 伝達関数は sT sCR R sC Z Z V V s G i i i o i o 1 1 1 ) (      ---(1-8-1)  dt

s 1 を(1-7-28)に代入してVo(t)、Vi(t)に戻すと 

Vdt T Vo 1 i ---(1-11-23) 入力 Vi にステップ入力をいれると、その積分(波形)は、その一定電圧を積分 するので Vo は 無限大に向かいます。 但し、電源電圧(Vcc)で飽和します。 -1V が入るとその一定電圧を+1V に切り替るまで積分します。Fig.11-2 Fig.1-11-2

(25)

R

C

V

i

V

o Vi Vo t t (1V) (-1V) (1V) (-1V) [註] RC 回路 Fig.1-11-3 にステップ信号を入力した場合は出力電圧 Vo は Fig.1-11-4 になります。 Fig.1-11-3 Fig.1-11-4

(26)

2) Motor(モーター)の選択

最適なモーターとギアを選択する手順を考えてみましょう。 モーターは何かを駆動する為に使用されます。その「何か」は モーターの「負荷」に なります。 一般に負荷は下記の 4 種類です。 ① 慣性負荷(慣性モーメント、負荷イナーシャとも言う) ② 荷重負荷(重力に因る負荷荷重) ③ 速度負荷 ④ 摩擦負荷 本誌では、負荷の大半を占める上記①と②について検討します。 又、モーターを選択する時、動的性能と静的性能を検討する必要が有ります。  動的性能は①と②を含み負荷をどの程度の速さで目標値に到達させる ことができるか? という命題です。  静的性能は②の負荷に対して目標の位置に移動又は保持できるか? という命題です。 負荷を駆動するには モーターがトルクを発生しなければなりません。 モーターには 必ずトルク定数が明記されています。 そのトルク定数からモーターが発生するトルクを 計算できます。 負荷に対応するトルク・トルク定数を検討してモーターを選択します。 2-1) 慣性負荷の計算 Fig.2-1-1のアルミの円盤を迅速に所定の角度だけ 回転させる駆動システムを想定します。 慣性負荷は 慣性モーメント、又は負荷イナーシャとも言います。 ① 円盤の質量を計算する。 アルミの密度(比重)δは2.7なので質量m(g)は

m

 g

r

h

2

2

.

5

cm

2

1

.

5

cm

2

.

7

79

.

5

g

0

.

08

Kg

Fig.2-1-1 ② イナーシャJを計算する 2

0

.

08

0

.

025

2

2

1

2

1

m

Kg

mr

J

0

.

04

0

.

025

2

2

.

5

10

5

Kgm

2 1.5 5

(27)

2-2) モーター駆動可能力の検討(動的性能)

上記の慣性負荷をモーター軸に固定し、一定電流を流してその慣性負荷を90度 回転するのにどの位の時間が掛かるか計算してみましょう。 ニュートンの運動方程式とモーターが発生する力の式は 直線系では 質量

m

、 加速度

a

、力F とすると

F

m

*

a

---(2-2-1) 回転系では 慣性モーメント(イナーシャ)

J

、角加速度

、回転トルク

T

とすると

*

J

T 

---(2-2-2) モーターが発生するトルク

T

は電流

I

に比例するので、 モーターのトルク定数を

K

mとすると

T

K

m

*

I

---(2-2-3) (2-2-2)と(2-2-3)は等しいので

J

*

K

m

*

I

---(2-2-4) (2-2-4)に2-1)で求めたイナーシャ 5 2

10

*

5

.

2

Kgm

J

 と仮の電流

I

1

A

、 モータートルク定数

K

m

0

.

023

Nm

/

A

、から角加速度

を求める。

2

.

5

*

10

5

Kgm

2

*

0

.

023

Nm

/

A

*

1

A

---(2-2-5) (2-2-5)から 5 2 5 2

10

*

5

.

2

023

.

0

10

*

5

.

2

1

*

/

023

.

0

Kgm

Nm

Kgm

A

A

Nm

 

5 2 5 2 2 2 2 5 2

10

*

5

.

2

023

.

0

10

*

5

.

2

/

023

.

0

10

*

5

.

2

*

/

023

.

0

s

Kgm

s

Kgm

Kgm

m

s

Kgm

  

2 2 2 2 2 5

/

10

*

2

.

9

5

.

2

10

*

23

5

.

2

10

*

023

.

0

s

s

s

---(2-2-6) 角加速度

を角度

で表し、(2-2-6)を代入すると 2 2

/

10

*

2

.

9

s

---(2-2-7) (2-2-7)から角速度

を求めると

dt

(

9

.

5

*

10

)

dt

(

9

.

5

*

10

)

t

C

v 2 2

---(2-2-8) (2-2-8)で

t

0

の時

0

なので

C

v

0

よって

9

.

5

*

10

2

t

---(2-2-9)

(28)

θ t 0.04 90 0.02 22.5 (2-2-9)から角度

を求めると

dt

tdt

t

C

x 2 2 2

)

10

*

5

.

9

(

)

10

*

5

.

9

(

---(2-2-10) (2-2-10)で

t

0

の時

0

なので

C

x

0

。よって

(

9

.

5

*

10

2

)

t 

2

950

t

2 ---(2-2-11)

(

)

2

rad

即ち90度に到達するまでの時間を(2-2-11)で求めると 2

0

.

00165

2

950

2

/

s

t

t

0

.

00165

s

2

0

.

0406

s

0

.

04

sec

この結果から、このモーターに電流1A流せば 40msで、この慣性負荷を90度回転させる ことができます。 Fig.2-2-1

(29)

2-3)モーターとパワーアンプ(モータードライバー)の検討

モーターは可なりの電流を必要とするので、パワーアンプ(又はモータードライバーとも言う)が 必要です。 又、同じ出力のモーターでも数種類のモーターが販売されています。 例えば、マクソン社の 6W モーターの 3 種類の特性は下記の通りです。 型番 ①110925 ②110929 ③110932 端子間抵抗(Ω) 2.07 13.6 30.1 端子間インダクタンス(mH) 0.254 1.42 3.35 連続許容電流(A) 1.08 0.554 0.373 トルク定数(Nm/A) 0.011 0.0259 0.0398 ローター慣性モーメント

(

gcm

2

)

13.6 11.8 12.5 電気的時定数(ms) 0.123 0.104 0.111 0.03Nm に必要な電流(A) 2.73 1.16 0.75 0.03Nm に必要な電源電圧(V) 5.65 15.8 22.6 ① 端子間抵抗が 2.07Ωと小さく、トルク定数が小さいので、大電流で駆動する モーターです。 低電圧大電流(3A)のモータードライバーが必要です。 ② 電源電圧 12V~18V で電流 1~1.3A の安価なモータードライバーで充分です。 ③ 電流は 1A 以下ですが電圧は 24V 以上の高電圧が必要で高価になります。 [註]力の単位を確認しておきましょう。 ニュートンの運動方程式が基本です。 力 F は質量 x 加速度ですから

F

m

(

Kg

)

*

a

(

m

/

sec

2

)

ma

(

Kgm

/

sec

2

)

質量 m1Kg、加速度

a 

1m

/

sec

2 の時、1N(ニュートン)です。

1

N 

1

Kgm

/

sec

2 質量 1Kg の物質が吊り下げられた状態では重力加速度 2

sec

/

8

.

9 m

が 掛かりますから、その物質には

F

1

Kg

*

9

.

8

m

/

sec

2

9

.

8

N

の力が働いていることになります。 回転系では回転中心から力 F(N)が働く点までの距離 x(m)と力を掛けた 単位 T(トルク)が使われ、その単位は Nm(ニュートンメーター)です。

T 

F

*

x

(

Nm

)

(30)

+ LF353 10KΩ Vi Vo 5KΩ 10KΩ モーター 13.6Ω LF353 200Ω Vo モーター 13.6Ω Vo' [註]モータードライバーが必要な理由 通常の Op-Amp(LF353)で②のモーター(端子間抵抗 13.6Ω)を駆動できるか 検討してみましょう。 Fig.2-3-1 参照。 LF353 の出力抵抗 200Ωを考慮した等価回路は Fig.2-3-2 になります。 Fig.2.3.1 Fig.2.3.2 Vo=10V の時の実際にモーターに掛かる電圧 Vo’は

V

O

V

O

x

10

(

V

)

0

.

63

V

6

.

213

6

.

13

6

.

13

200

6

.

13

'

電流 Io は

A

V

I

O

0

.

046

6

.

13

63

.

0

発生するトルクは

Nm

A

x

A

Nm

I

K

T

O

m

*

o

0

.

0259

(

/

)

0

.

046

(

)

0

.

001

通常のモーターを回すのに最低 20~30gcm(摩擦負荷、コギングトルク)のトルクが 必要です。 Nm に換算すると

T

min

20

gcm

0

.

02

Kgx

0

.

01

m

0

.

0002

Kgm

0

.

0002

Kgx

9

.

8

m

/

sec

2

xm

0

.

00196

Nm

0

.

001

Nm

なので、OP-Amp の入力 Vi=1V では モーターを起動することが出来ません。 モータードライバーは出力抵抗が 0Ωなので、出力電圧はそのままモーターに供給 できます。 この現象から、モータードライバーはインピーダンス変換器(200Ω->0Ω)と 考えることもできます。 次節では実際に製作した 3 種類のモータードライバーについて説明します。

(31)

+ LM675 10KΩ Vi Vo 5KΩ 10KΩ 2-3-1) LM675-Linear-PWR-OP-Amp の検討

大電流用リニア Op-Amp の LM675(3A)又は PWM 用 L6207(2.8A)がの応用が 考えられます。ここではLM675 を使ったモータードライバーを検討してみましょう。 LM675(出力抵抗=0Ω)を応用した 実際の回路はFig.2-3-1 にまります。 電圧ゲインは1 倍です。 1-2)電圧増幅器の項を参照して 下さい。 ① のモーターを使用する場合 端子間抵抗(コイル抵抗)が 2.07Ωなので できるだけ低い電源電圧にしなければ なりません。しかし、LM675 の仕様書では Fig.2-3-1 ±9V が限度です。 ±9V の電源で最大電流は

I

V

4

.

35

A

3

A

07

.

2

9

max

となり、LM675 の許容最大電流 3A を超えてしまいます。 又、中間点4.5V2.175A に動作点が有ると消費電力は 9.8W になり、かなり 大きな放熱板が必須になります。 ② のモーターを使用する場合 端子間抵抗(コイル抵抗)が 13.6Ωなので±15V の電源を使用した場合

I

V

1

.

1

A

3

A

6

.

13

15

max

中間点 7.5V0.55A に動作点が有ると消費電力は 4.1W になり、適度な 放熱板で充分です。 ③ のモーターを使用する場合 端子間抵抗(コイル抵抗)が 30.1Ωなので±24V の電源を使用した場合

I

V

0

.

8

A

3

A

1

.

30

24

max

中間点 12V0.4A に動作点が有ると消費電力は 4.8W になり、適度な 放熱板で充分です。

(32)

+15V Rs=0.5Ω モーター Vi CW CCW L6207 Vo Vo' SENSE +5V -5V 5k 2SD1415 2SB1020 50k 50k Z2.0 Z2.0 LF353 10k 10k Vi Vo 2-3-2) 通常のパワートランジスタの PWR-Amp の検討 通常のパワートランジスタで±5V の電源を 使用してモータードライバーを構成することは 可能です。NPN と PNP のパワートランジスタを プッシュプル型A 級で構成する例が Fig.2-3-2 です。 前段に通常のOp-Amp を使用して 電圧帰還を掛け電圧増幅率を 1 倍に しています。

A

V

I

2

.

42

07

.

2

5

max

Fig.2-3-2 中間点2.5V1.21A に動作点が有ると消費電力は 3.03W になり、適当な 放熱板が必要になります。 ② 、③のモーターに対しても有効ですが、LM675(3A)を応用した回路と比べ 素子数も多くなるので、②、③に対してはLM675(3A)の方が優位です。 2-3-3) PWM 用 L6207(2.8A)を応用した PWR-OP-Amp の検討 PWM 用 L6207 の主な仕様は 動作電圧(電源) : 8V~52V 連続最大許容電流 : 2.8A です。 動作半導体はA 級では使用しない (ON-OFF 動作)なので、消費電力は 非常に小さく放熱板は不要です。 注-1)+だけの単電源なのでモータードライブは Fig.2-3-3 ブリッジ回路になっている為、モーターはグランド(0V)から浮いています。 注-2)入力電圧 Vi の極性は+だけなので、-入力用電圧用に CW/CCW の 切り替え信号が必要になり、前段で CW/CCW を作る処置が必要です。 注-3)電流検出用の抵抗(例 0.5Ω)が必要で、電流帰還が掛かった回路になって います。 モーターコイルのインダクタンスを考慮した同定測定用の電圧帰還(必須) 動作には応用出来ません。

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モーター モーター軸 荷重負荷 mkg xm 支柱 2-4)荷重負荷の検討(重力に因る負荷荷重) モーターは 垂直方向の重力に因る負荷を移動させたり、保持する駆動システムを 構成する場合が有ります。 その場合の負荷(Nm)とモーターの容量 (トルク定数)の関係を検討してみましょう。 Fig.2-4-1 はモーター軸に mkg の荷重を xm の支柱(重さ 0Kg と仮定)を 介してセットした状態です。 モーター軸に掛かるトルク T(Nm)を計算 してみましょう。 Fig.2-4-1

T

m

*

kg

*

x

*

m

m

*

kg

*

9

.

8

m

/

sec

2

*

x

*

m

9

.

8

mx

{

kg

*

(

m

/

sec

2

)}

*

m

9

.

8

mxNm

例えば m=100g=0.1Kg、x=10cm=0.1m とすると、発生する負荷トルクは

T

9

.

8

*

0

.

1

(

kg

)

*

0

.

1

(

m

)

0

.

098

Nm

前述 2-2-3)のモーター②[Kt=0.0259Nm/A]でこの荷重を水平に保持するには モーターにどの程度、電流が必要か計算してみましょう。

T

0

.

098

Nm

Kt

*

I

0

.

0259

(

Nm

/

A

)

*

I

(

A

)

Nm

A

A

Nm

I

3

.

78

)

/

(

0259

.

0

098

.

0

3.78A の電流が必要になり、2-3-1)~2-3-3)のモータードライバーでは駆動出来ない ことが判明しました。 対策としては ① トルク定数のより大きなモーターを捜す。 ② より容量の大きなモータードライバーを考える。 ③ ギアを検討する。 等が考えられます。 本紙では、以下ギアの検討をしてみましょう。

参照

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