発 行 所 一 般 社団法人日本飛行連盟 〒105-0004東京都港区新橋1-18-1航空会館 TEL FAX 0 3−6 2 6 8−8 7 5 50 3−3 5 0 2−0 6 8 0 e-mail/[email protected] HP/www5.ocn.ne.jp/~jfa 定価 500円(税込) 日飛連会員の場合はエアロンカ購読料は会費に含まれています
HAPPY NEW YEAR
TABLE OF CONTENTS
「新年のご挨拶」 ……… 2 「TOPICS」 ……… 3 「赤十字飛行隊」 ……… 4∼5 「2014年は飛行機がブームになる!(んじゃないかな)」 レーシング・フォト・クラブ 永井 幸雄 …… 6 「メガソーラー付き防災離着陸場」 奥貫 博……… 7 「JFAサロン」……… 8あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 日本飛行連盟も戦後の航空再開に産声を上げ、早61年も経過しました。 発足当時の操縦士の育成と言うことは、その目的を達したと言えると思います。 航空再開から、現在までをみますと、航空援助施設は格段に発達し、また、GPS システム の構築により、以前では考えられないような正確さで現在ポジションがわかるようになりまし た。しかし、一度飛び上がってしまうと、その後の情報の入手が難しい点では、昔とあまり変 わりがありません。これらの空の飛び方が今後より一層、GPS とコンピューターによって、 より安全に飛ぶことができるようになると思います。 また、今年は特定技能審査制度が発足する年でもあります。以前から、私はアメリカやヨー ロッパへ行き、現地のパイロットといろいろな話をしますが、その度に日本だけがリニューア ルと言う制度が無いことに疑問を感じていました。 パイロットは常に飛んでいなければならず、また、常に新しい知識を吸収していなければな りません。そのために、この制度は大変良い制度であり、飛行連盟も積極的に参加し、皆さん が気軽に知識を吸収できる体制を整備してゆきます。 一方、日本飛行連盟の大きな柱であり、ボランティア団体の日本赤十字本社直轄の赤十字飛 行隊も51年目を迎えます。2011年の大震災で痛感したのですが、赤十 字飛行隊活動の機能を発揮させるには、強固な地上支援部隊が必要不 可欠であり、これからの課題であると思います。 飛行方式の考え方の激変、特定技能審査、及び赤十字飛行隊の整備 を主軸として、日本飛行連盟の基地である、大利根飛行場と三保飛行 場のよりいっそうの整備を目指して行きますので、よろしくお願いい たします。 理事長 中澤愛一郎 新年明けましておめでとうございます。 良いお正月を迎えられたことと思います。今年は世の中が少しずつ良い方向に向かってゆく と思います。私もいつの間にか91歳。でも全く年齢を気にしたことはなくフライトしておりま す。今度はあれもしてみよう、これもしてみようと、自分はそんな気持ちで一杯なのですが、 周りは心配顔で大変です。そんなサポーター皆様の気持ちや年令によ る衰えは十分に自覚しているつもりですので今年はいつもの「チェッ ク リチエック ジャジメント」に加えて自分なりの「アクティブ」 の精神で日々を過ごして参りたいと思っています。 安全で楽しいフライトのために講習会への参加や仲間とのハンガー トーク、失敗談なども出し合って多いに安全へ繋げましょう。今年も 宜しくお願い致します。 名誉会長 高橋 淳
新年のご挨拶
25 11 16 日米航空安全会議
岩国基地にて、開催されたこの会議には全国より70名の GA パイロット、16機のフライイン 機が集結しました。横田基地に於ける同様の会議は既に回数を重ねており、皆様もご存じかと 思いますが、岩国では初となります。こうして開催に至ったのは友好団体の NPO 法人 AOPA-JAPAN 事務局の皆様のご尽力によるものです。また特に米軍基地との打合せでは神経 を使うことも多く、AOPA 細谷理事、畑仲事務局長は事前調整などで基地へ足を運ぶなど相 当な時間を費やして下さいました。お陰様で当日は当社団メンバーも無事にフライイン、現地 で顔あわせもできました。心から御礼申し上げます。 会議は基地最高司令ブーシェ大佐の WELCOME 挨拶に始まり、会議を預かるバーレット少 佐、管制担当のローマン氏によって安全会議は粛々と進められました。このお二人、前夜から 前乗りしていた日本側スタッフとの打合せでも、それはもう熱心に管制に関するレクチャーを してくださいました。空域のこと、管制の呼び出し、訓練フライトのことなど。(本番でない のに凄∼い真面目、授業のようなのです。)と、そんなわけですから会議本番も順調、参加者 皆様にもよく伝わったはずです。参加された方は安全フライトに結びつけて下さい。 また、その後は海上自衛隊岩国航空隊のお計らいで、飛行艇 US を見学させてもらいました。 皆さんはコックピット迄入り、その勇壮な姿と装備に感嘆。しかし私は、はしご途中まで上が ったところで下を見てビビリ。上まで行くと降りるのはもっと怖そう∼!でコックピット搭乗 は断念しました。でも、下で物量傘のマーキングの意味など色々と教えて頂きましたので収穫 はありました。本会議に接した大勢の皆様、お疲れ様でした。 そしてあらためて感謝申し上げます。25 11 28 第12回下総航空基地周辺飛行安全会同
下総基地の管制圏周辺には当社団の大利根場外離着陸場をはじめ、霞ヶ浦飛行場、竜ヶ崎飛 行場その他が密集していることから、少しでもヒヤリハットが生じないよう各々が注意しよう という目的で開催されています。周辺飛行場の官民運航状況及び担当者からの注意事項、管制 圏内の無許可通過事案やそれらに関わる安全対策等が話し合われ、積極的な意見交換、質問な どが交わされました。日頃お互いに飛んでいることは分かっていても顔までは見えない、こう して一堂に会し、顔を見せ合い横のつながりを保つことは運航上でも大切なことの一つであ る、とは下総司令のお言葉。確かにそうです、分かっていればタワーからの呼び込みや、何か 双方にて協調せねばならない場合など、より円滑にしあえます。この会同のために下総で作成 された「安全なフライトのために」小冊子が有りますので御希望の方へお送りします。 大利根でお馴染みの機体 岩国エントランス赤 十 字 飛 行 隊
赤十字飛行隊活動報告(敬称略) 【栃木支隊】 平成25. .31㈯∼ . ㈰ 平成25年度栃木県・足利市総合防災訓練 月 日に行われた「平成25年度栃木県・ 足利市総合防災訓練」における医薬品の空輸 投下訓練及び前日のリハーサルに参加。 訓練会場の足利市渡良瀬運動場でのリハで は11:30に大利根飛行場を 機フォーメーシ ョンで離陸。12:00に待機ポイント、通過ポ イントを上空から確認し、空中待機のリハを 行い、訓練会場上空への進入、投下地点確認、 医薬品投下タイミングと一通りの行程を確認 した。 翌 月 日の訓練本番ではリハ同様、大利 根飛行場をフォーメーションで離陸し、待機 ポイントに到着、空中待機。その後、訓練会 場上空へ進入、投下地点を確認し離脱・再進 入を開始。投下地点上空にて医薬品投下を実 施した。なお地上には 名の支援要員を配す など、万全の態勢で全行程を完了致しました。 JA3947 FA200-180 堀川浩一 寺田治夫 JA3680 FA200-180 宇都宮靖 地上支援 荻原忠雄 他 名 時間 +00 【群馬支隊】 日本赤十字社群馬県支部「赤十字飛行隊群馬 支隊& JAZA 連携訓練」 平成25年10月17日㈬ 群馬サファリパーク駐車場 那須どうぶつ王国駐車場(栃木県) 無線通信訓練(赤十字業務無線)無線通信 訓練(アマチュア無線)場外ヘリポート離着 陸訓練(群馬サファリパーク駐車場&那須ど うぶつ王国駐車場)人員・物資搬送訓練(搬 送可能重量&数量の確認、連絡調整引渡し等) 今回は東日本での地震を想定して、災害支 援活動に関する協定を締結している JAZA (公益社団法人 日本動物園水族館協会)の駐 車場で赤十字飛行隊群馬支隊のヘリコプター を使用し、日赤群馬県支部と行政、日赤栃木 県支部との連携を検証する目的で、群馬県に ある群馬サファリパーク駐車場から栃木県那 須にある那須どうぶつ王国駐車場へ支援要員 と支援物資を搬送しました。群馬サファリパ ーク場外ヘリポートを離陸した 機のヘリコ プターは、アマチュア無線および航空無線に て連絡を取り合いながら上空から情報収集を し、日赤栃木県支部と赤十字業務無線で通信 訓練を行いながら那須どうぶつ王国へ向かい ました。JAZA は日本全国に150か所以上の 加盟施設を有し、それぞれにヘリコプター場 外離着陸場に使用できる広い駐車場等を保有 しているため、災害支援活動におけるその有 効性は多大なものがあると思われます。今後 も今回の訓練をさらに発展させ、より広域で 有効な訓練を行なっていきたいと思います。 なお、今回の訓練の様子は赤十字 NEWS の 取材を受け、掲載されました。 JA9421 AS350B 塙 光一 搭乗:日赤群馬県支部職員、日赤本社職員 JA729A R44 中澤 敦 搭乗:動物園水族館協会職員 J − DINS 非常通信合同訓練 平成25年11月10日㈰ 群馬県、埼玉県、東京都上空東京都田無市(ス カイタワー) 無線通信訓練(アマチュア無線)画像伝送訓 練(アマチュア無線)情報収集訓練(東京都 湾岸地域、都心部拠点駅等) 東京湾北部を震源とする首都直下型地震に よる広域な停電を想定して、赤十字飛行隊と 災害支援活動に関する協定を締結している J − DINS(NPO 法人日本災害情報サポート ネットワーク)が、西東京のスカイタワーを 利用し、FM 西東京、東京電機大学等との連 携により、地域のコミュニテイ FM 局が被 災者に迅速・的確な情報を届けるために情報 収集サポートを行うことを前提に、参加団体 の連携、通信状況を確認するための訓練。群 馬県の赤城ヘリポートを離陸した 機のヘリ コプターは、アマチュア無線および航空無線 にて連絡を取り合いながら上空から情報収集 をし、東京湾岸地域から都心部、副都心部、 さらには西東京地域の上空を飛行し、上空か らの調査状況をアマチュア無線のデジタル波 を利用してリアルタイムで地上に画像伝送を 行いながら飛行しました。デジタル波での画 像は静止画ではありますが状況を把握するに は十分な画質であり、電送可能距離も関東一 円とかなり広範囲であることがわかりました。なお、ヘリコプターの飛行位置は APRS によりリアルタイムで地上の訓練本部で確認 することができました。 JA9421 AS350B 塙 光一 搭乗: 吉田 寛(群馬県赤十字飛行隊支援 奉仕団員) JA729A R44 中澤 敦 平成25年度渋川市防災訓練 平成25年11月10日㈰ 群馬県渋川市北橘総合グランド 調査飛行・非常通信訓練・画像伝送訓練・医 療資器材輸送訓練 当日はあいにくの曇り空でしたが、午前 時より赤城ヘリポートにて群馬県赤十字アマ チュア無線奉仕団担当者と最終打ち合わせを 行ない、災害支援物資を積み込んだ後、同 時50分赤城ヘリポートを離陸しました。渋川 市およびその周辺を視察し、上空からの視察 状況をデジタル画像とともに433MHz 帯にて 地上のアマチュア無線局へ送信しました。同 10時10分訓練会場ヘリポートに着陸し、災害 支援物資を現地本部に引渡し、同15分会場ヘ リポートから赤城ヘリポートに帰着しました。 JA9421AS350B 塙 光一 同乗: 吉田 寛(群馬県赤十字飛行隊支援 奉仕団員) JA729AR44 中澤 敦 【陸上自衛隊立川駐屯地】 平成25年11月10日㈰ 立川防災航空祭 【愛媛県特攻戦没者慰霊追悼式典】 平成25年10月25日㈰ 件悪天によりフライト中止 その他 平成25年12月11日 群馬県と赤十字飛行隊群馬支隊新たな協定締結 群馬支隊は昨年 月19日に群馬県と(廃棄 物・リサイクルに関する)協定を結びました が、この度危機管理室とも協力し、「災害の 被害状況等に係る情報提供に関する協定」を 新たに群馬県と結びました。前回今回の内容 とも空から見る特性を生かし、地上対応に役 立ててもらうことです。 県庁にて行われた協定式には大澤正明群馬 県知事、中野三智男群馬県危機管理監、塙光 一支隊長、中澤敦副支隊長、高橋淳飛行隊隊 長、日赤群馬県支部川田恵一事務局長、支隊 をサポートする群馬支隊支援奉仕団員が出席 し、それぞれの立場に於ける相互協力などを 確認し、調印致しました。 【大阪支隊】 平成25年11月17日㈰ 支援物資搬送訓練 静岡ヘリポート∼下神戸場外(三重県伊賀市)∼八尾空港 飛行訓練も兼ね支援物資搬送訓練を、新支隊長、新メンバーによる構成で初訓練として行い ました。当日は天候に支障も無く、静岡 HP で救援物資を搭載後13:20三重県伊賀市を目指し 離陸。浜松空港の南側から河和 VORTAC を経由し下神戸場外へ着陸。待機していた地上班に支 援物資を手渡すなど、訓練を順調に進め八尾 空港へ無事帰投いたしました。 JA-710C R-44Ⅱ 並河勝典、丸山基成 時間 +00 TV取材 塙支隊長と県知事 左 番目中澤副支隊長 左:隊長 右:県知事 左:丸山隊員 右:並河支隊長 ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ――
2014年は飛行機がブームになる!
(んじゃないかな) レーシング・フォト・クラブ 永 井 幸 雄 ●前回まで書き綴った無人機の話題 無人機関連ニュース報道が日毎に量を増し、そ れらをダイジェストしても膨大な文書量になるだ ろうから、無人機については今回で終わり。 軍事利用の危うさとして取り上げた無人機は、 民需でも驚きの発達ぶりで、現時点では、ネット 通販最大のアマゾンが、注文から30分以内(宅配 ピザ屋さんより早い!)に無人ヘリコプターで配 送するとかの実証実験を開始したけれど、わが国 の環境では無理な話だ…としか思えないけれど。 ● 突如沸き起こった中国の防空識別圏問題。民間 機は中国へ報告 尖閣諸島周辺へのしつこいまでの侵犯飛行を繰 り返していた中国が、突如この暮れの忙しい時を 見越したかのように、尖閣諸島上空を含む空域に 「防空識別圏」を設定した。これには当然のよう に各国は反発の意を強めているという。 米国は11月26日、事前通告なく核兵器搭載可能 な B52爆撃機 機を、当該空域を訓練飛行の一環 として行動させた。これに対して緊急発進など、 中国側の反応はなかったという。 米軍は中国の要求するフライト・プランの事前 提出に応じることなく、米のメディアは「あから さまに中国の『ADIZ(防空識別圏)に挑んだ」と 報じた。 わが国で、台湾・香港路線を持つ日本航空、全 日空、ピーチ・アビエーション、日本貨物航空は、 中国の航空当局からの指示を受けて11月23日以 降、中国に対し飛行計画書を提出(朝日新聞27日 朝刊)。しかし国土交通省は26日に国内航空各社 の中国への飛行計画書の提出を打ち切ると発表。 「今回の措置は民間機を含めて、飛行の自由を妨 げるものではない」との程永華大使からの見解を 得て、提出がなくても運航を妨げられないとの判 断からだという。 わが国の防空識別圏は在日米軍(=進駐軍)に より定められ、1969年にわが国が引き継いだもの。 ● 未だに小型機といえば“セスナ”? 以前から新聞やテレビなどの多くのマスコミ が、小型機に関してのニュース、残念なことにそ のほとんどが事故を引き起こした時に限られるけ れど、当該機を「セスナ」としていて、非常に気 障りだったけれど、近頃はマスコミの方々は研究 されたようで、ほとんど目にすることが無くなっ たのだったが…。 11月26日の夕刻、松山空港でビーチクラフト A36ボナンザ型機が、着陸時に前脚を折損し滑走 路上で擱座。滑走路の閉鎖により20便近くが影響 を受けた。 当初事故調は操縦者(同乗者なし)に怪我はな く、機体損傷程度も小さく事故につながる恐れの ある「重大インシデント」と判断。しかしその後、 機体損傷程度が大であるとされたため、「航空事 故」と報告された。 この時に混雑する松山空港ロビーの様子が TV ニュースで流れた。映像で垣間見た同ロビーの電 子掲示板には「セスナ機云々…」という文字が読 み取れた。松山空港の電子掲示板は、外部委託で もされているのでしょうか。一体どうしたことで ありましょうか。 ● 最後に2014年には飛行機ブームが到来かという 話題 「零戦」設計者、堀越二郎博士をモデルとした アニメ映画のヒットで、飛行機ファンを始めに“そ うでない人々”にも零戦に注目が集まった。そし てこの原稿を書き進めている12月中旬に「プレー ンズ」という飛行機を擬人化したディズニー・ア ニメ映画が公開される。この作品は車をモデルに した前作「カーズ」が習作であったかのような完 成度の高い作品。ほぼ同じコンセプトで、NHK・ TV で流れていたアニメがあったけれど、それを も遥かに凌駕した仕上がりは、さすがディズニー 作品だと感じ入った次第。恐らく飛行機マニアに も受け入れられる質の高さだ。また物語の主人公 は小型レシプロ機であり、その取り巻きも第二次 大戦機やレーサーなどで、最新鋭軍用機や各国の ジェット旅客機ばかりを追いかけている飛行機フ ァンには、「目からウロコ」になるに違いない。 ついでにやはり年末に入ってきた話題は、ハリ ウッド俳優、ブラッドピット氏が彼のバトル・オ ブ・ブリテンの主役、英国戦闘機スーパーマリン 「スピットファイア」戦闘機を300万ドルで購入し たという。現在アメリカ、イギリス、オーストラ リアなどで各型含めて100機ほどが飛んでいる。 購入したのが何型かは不明だけれど、零戦の曲線 の美しさとはまた別の美しい曲線で構成された名 戦闘機であることはご存じの通りだ。 2014年はハリウッド発の飛行機ブームになりそ うだ。 [筆者註・本稿内容は筆者個人によるもので、一 般社団法人日本飛行連盟を代表したものではない ことをお断りいたします。]【写真】Heritage Flight Museum(Bulington,WA, USA)の所有するスピットファイア
メガソーラー付き防災離着陸場
奥 貫 博 昨年 月に枕崎飛行場が廃止となり、メガ ソーラー(大規模太陽光発電所)に生れ変わ ることになりました。メガソーラーにすれば 空港の累積赤字は解消し、工事発注に伴う地 域活性化が期待できて、地元にはクリーンな 電気エネルギーが供給できると言う訳です。 飛行場としての必要性に対しては、利用者 は自家用等の小型機の人と地元のグライダー クラブの活動のみで、使用事業等の公共的な 活動には利用されていないから、問題はない との言い方です。また、防災拠点としての必 要性に対しては、エプロン地区をヘリポート として残すので問題はないとしています。 枕崎空港のメガソーラー化は、滑走路とエ プロンをそのまま利用して、太陽光発電パネ ルを敷きつめる構想です。舗装された滑走路 やエプロンに太陽光発電パネルを並べるので あれば、基礎工事も不要ですし、低コストで 簡単に実現できる事は確かです。しかし航空 機の離着陸に耐える貴重な滑走路を単に太陽 光発電パネルの設置の土台として利用するの では、あまりにも安直で無駄な話です。 「小型機の人しか使っていないから、空港 の廃止は可能」と言いますが、そもそも小型 機用として設置した飛行場なのです。廃港に してしまえば、取り返しはつきません。離着 陸場としての機能と、メガソーラーの共存の 可能性は無かったのでしょうか。 小型機用の滑走路の例として、大利根の場 合を見てみますと、滑走路は600m×20m の ものです。枕崎空港着陸帯は920m×60m も ありましたから、その中の600m×20m を滑 走路にして、転移表面、進入表面を避けたそ の下に、太陽光発電パネルを並べれば、離着 陸場とメガソーラー基地の共存の可能性があ ったのではないでしょうか。尚、航空運送事 業に供しない場外離着陸場の場合、転移表面 の勾配は : で良いことになっています。 東日本大震災の時、ふくしまスカイパーク の滑走路は、無くてはならない存在でした。 小さな防災用のヘリポートでは、大規模災害 時には役には立ちません。下の図は小型機用 の飛行場を例にした、場外離着陸場と、メガ ソーラーの共存のイメージです。 一般的な感覚は、小型機の飛行場は費用が かかり、地元への貢献も無く、騒音問題、墜 落等の危険性がある存在で、一方、メガソー ラー基地は経済効果が大きく、自然にやさし いクリーンエネルギーを供給出来て、地元へ の貢献も大きい、と言ったところでしょう。 それを理解した上で、災害時等には無くて はならない存在となる場外離着陸場との共存 を、一般の人でもわかるように、具体的に示 し、双方の理解、妥協や譲歩の上で、『メガ ソーラー付き防災離着陸場』としての実現を 目指すことが必要と思います。 メガソーラー付き防災離着陸場のイメージ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― 12月14日㈯航空会館スエヒロにて忘年会を開催しました。 年末スケジュールのやりくりが大変な中、それでもとおいで下さった皆さんです。 こういった催しは日時場所に大きく左右もされます。この中にも夜は別の会場へと移動し、 忘年会第 弾をする人もいらっしゃいます。次何かの催しの際には早め余裕のご案内で、もっ と大勢の皆さんにお越しいただけたらいいなと思っております。 今年もメンバー皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。