高速サウンドプレイヤー活用テクニック集
「勉強の説明書」本編では耳による学習法として、ボイスレコーダーをお勧めし ていますが、このレポートではパソコンを使って無料で倍速音声を作成する方法 をご紹介します。 試験まで時間がない人は、やはりお金を払ってでもボイスレコーダーを使う方が 良いと思いますが、試験まで十分時間がある人は、お金をかけずに自分で倍速音 声を作成するのも一つの手だと思います。 一度やってみると二度目からはスイスイ作業ができると思います。今回使用するプレーヤーは「SOUND PLAYER LILITH(リリス)」という無料ソフト です。 ─── 目 次 ─── 【1】サウンドプレーヤーダウンロード方法 1 【2】サウンドプレーヤーでCDや音声ファイを倍速で聞く方法 6 【3】CD音声を倍速変換する方法 10 【4】CDから倍速変換した音声をCDにコピーする方法 16 【5】自分の音声を録音する方法 25 【6】倍速音声を iPod、携帯 MP3 プレーヤー用ファイルに変換する方法 34
【1】 ウンドプレーヤーダウンロード方法
まずコチラ↓のサイトにアクセスします。 http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se174814.html Yahoo(ヤフー)で『ベクター リリス』と検索しても出てきます。 ダウンロードをクリックして、次の画面でダウンロードボタンを押します。 すると、このような画面が出ます。 もし、画面上側に↑このような表示が出た場合は、この表示をクリックし、 ファイルのダウンロードを選択します。 クリック保存をクリックして、保存場所を選び(デスクトップでOK)保存します。
デスクトップにこのようなアイコンが追加されますので、ダブルクリックします。
『はい(Y)』をクリック
関連付けは、チェックを入れるとそのファイルをダブルクリックするとリリスが立ち上 がります。 他のプレーヤーをメインに使用している場合はチェックしないようにしま しょう。 そのまま『OK』をクリックします。 プレーヤーのデザインを選択します。 『A!Poro』を選択しましょう。 すると、このようなデザインになります。
また、このような画面もでますので、左メニューより、使い方などを参照下さい。
サウンドプレーヤーを起動する場合は、デスクトップのアイコンをクリックするか、
『スタート』→『プログラム』→『Project9k』→『Sound Player Lilith』 を選択して下さい。
【2】サウンドプレーヤーでCDや音声ファイを倍速で聞く方法
パソコンに聞きたいCDを入れます。
『Lilith』を立ち上げ、上部のタイトル『-SOUND PLAYER LILITH-』を右クリックし ます。
『CDを聞く』をクリックと下の画面が出るので、『全追加』をクリック。 この部分を右クリック
そうすると、CDの曲名が追加される。
このまま普通のスピードで再生する場合は、メニューバーの再生ボタンを押す。
倍速で聞く場合は、下記の設定を行う。
すると下のような画面が表示されます。 『速度変更』にチェックを入れ有効にして、Scale(スケール)を200%すると、2 倍速になります。 2倍速以上で聞く場合は、『周波数変更』にチェックを入れ、スケールを右にずらして 行きます。 その際に、速度を上げると音程も上がり甲高い声になり、聞き取りにくくなるため、 『音程変更』にチェックを入れ、左にずらして音程を下げてきます。
最大スピードの4倍速にする場合は、各スケールはこのような位置にします。
各倍速におけるそれぞれのスケールをまとめると、下表になります。 倍速 音程 Scale 周波数 Scale 速度 Scale
2倍 1.0(中心) 100%(中心) 200% 3倍 0.6~0.7 150% 200% 4倍 0.5(左端) 200%(右端) 200%
設定が完了したら、再生ボタンを押します。
【3】
CD音声を倍速変換する方法タイトルバーを右クリックし、出てくるメニューの[ファイルの変換(C)]を選びます。
まず加工するファイルをリストに追加します。
『全追加』ボタンを押して、CD内の曲をリストに追加します。 『追加』ボタンで必要なトラックを選択して追加することもできます。
次に[参照]ボタンで出力先を指定します。 ここで指定した場所にファイルが作成されます。
次に右下の[設定]ボタンを押し、速度設定などしていきます。
速度変更の有効にチェックを入れ、倍速値を調節します、 このままでは 200%が 2 倍速ですが、
各倍速におけるそれぞれのスケールをまとめると、下表になります。 倍速 音程 Scale 周波数 Scale 速度 Scale 2倍 1.0(中心) 100%(中心) 200% 3倍 0.6~0.7 150% 200% 4倍 0.5(左端) 200%(右端) 200% 設定したら、右上の[x]ボタンを押して閉じます。 次に保存するファイル形式を選びます。 『速聞きCD』を作成する場合は『WaveFile』を選択し OK を押します。
ファイルは先程[参照]ボタンで設定した場所に作成されます。
処理速度は結構遅いです。
あとは作成された『Wave ファイル』をご自宅のパソコンにインストールされている [CDライティングソフト](Windows Media Player など)を使い CD-R に焼けば、 普通のCDプレーヤーで『倍速再生』できます。
【4】
CDから倍速変換した音声をCDにコピーする方法
ここでは、windows に標準インストールされている Windows Media Player を使った方法を解説します。
方法 1 : Windows XP からオリジナル音楽 CD を作成する方法 1. CD-R (CD-RW) ドライブに、書き込み可能な CD-R を(CD-RW) を挿入します。 2.動作を選択します。 [CD ドライブ] ダイアログボックスが表示されたら、[何もしない] をクリックしま す。次に [OK] をクリックします。 3.コピーする音声ファイルが保存されているフォルダを開きます。 例として、[マイミュージック] フォルダに保存されているファイルを利用します。
4.コピーする音声ファイルを選択します。
コピーする音声ファイルをクリックし、[ミュージックのタスク] の [オーディオ CD をコピーする] をクリックします。
ここでは例として、[Beethoven's Symphony No.9] ファイルのアイコンをクリックし ます。
5.CD に保存します。
Windows Media Player 10 が起動しライブリの画面が表示されます。
[書き込みの開始] ボタンの横にある ▼ を押し、作成する CD のデータ形式を選択し ます。
6.選択したファイルが右側のリスト内に [書き込みできます] と表示されます。 [書き込みの開始] ボタンを押すと、CD への書き込みが開始されます。
方法 2 : Windows Media Player を起動して、オリジナルの音楽 CD を作成する方法 1. CD-R (CD-RW) ドライブに、書き込み可能な、CD-R (CD-RW) を挿入します。 2. 動作を選択します。
[CD ドライブ] ダイアログ ボックスが表示されたら、[何もしない] をクリック します。
3. Windows Media Player を起動します。
Windows Media Player を起動するには、[スタート] ボタンをクリックし、[す べてのプログラム] をポイントします。次に、表示されたメニューから [Windows Media Player] をクリックします。
4. Windows Media Player が起動したら、[ファイル] メニューの [CD およびデバ イス] をポイントし、[オーディオ CD の書き込み] をクリックします。
[メニュー バー] が非表示になっている場合には、右上の "▼” をクリックす るとプルダウンメニューが表示されます。
5.[書き込み] タグをクリックします。
書き込む項目ウィンドウ領域 ([書き込み] の左側部分) で、書き込み対象の音声 ファイルが格納されているライブラリ内の再生リストを選択します。
ここで実際にはCDから倍速変換したファイルを選択しますが、ここでは例として、 すでにパソコン上に取り込んである音楽ファイル [Album01] を選択します。
6. 必要に応じて、書き込みの対象としない項目のチェック ボックスをオフにし、 デバイス項目ウィンドウ領域 ([書き込み] の右側部分) で、作成する CD のデ ータ形式を選択します。
8.正常に書き込みが完了すると、下図のように状態が [完了] になります。
【5】自分の音声を録音する方法
※自分の音声を録音するためには、パソコンの他にマイクが必要になります。 家電量販店に行けば 1000 円前後で購入できます。 ネットでも購入できます。http://j.mp/2OTln2 では、はじめに「午後のこ~だ」という音声録音ソフトをインストールしましょう。 下のアドレスにアクセスします。 http://www.marinecat.net/free/windows/mct_free.htm#WINGOGO ページの中央にある↓↓をクリック 保存先をデスクトップを指定して保存する。 デスクトップ上にしたの様なアイコンが表示されるので、クリックする。↑のような表示が出てしばらくすると↓に変わります
デスクトップにショートカットがいる場合はデスクトップにショートカットを作成す るにチェック。スタートメニューの登録をしない場合はスタートメニューに登録するの チェックをはずす。 両方ともいらない場合起動はインストールフォルダからになります。 選んだら次へをクリック。すると↓のような画面が出てきます。自動的に閉じるまで待 ちます。
自動で閉じたら↓の画面になります
では早速「午後のこ~だ」を使ってみましょう。
初回起動時に↓のような画面が出るので起動時にこのダイアログを表示するのチェッ クをはずし、設定をクリック
↓のような画面が出るので出力形式を WAVE 形式にして OK をクリック
次に「ライン入力 MP3 録音」タブを選択し、ミキサー設定で「マイクボリューム」が 選択されているのを確認します。「マイクボリューム」が「Microphone」と表示されて いる場合もあります。
ボリュームも調整します。ボリュームは後でも設定変更できますので、とりあえず大き めに設定しておきましょう。
選択をしたら、×を押して画面を閉じます。
入力種別設定は上のように 44.1KHz、ステレオを選びます。 また音声の出力先(保存先)を選びます。
試しに、マイクに向かって何か話してください。
このように波形が揺れて、PEAK LEVEL の数値が変化したら、マイクが正常に音声を 拾っている証拠です。
録音を止める時は、録音停止ボタンを押します。 まずは、録音テストを行い、音声が正常に録音されていることを確認してから、本番の 録音に入ってください。 録音された音声の音量が小さい場合は、先程の「マイクボリュームコントロール」を最 大にして、再度録音してみて下さい。 以上で、音声の録音手順の説明を終わります。 録音した音声を倍速変換する場合は、 ≪【3】CD音声を倍速変換する方法≫を参照してください。
【6】倍速音声を iPod、携帯 MP3 プレーヤー用ファイルに変換する方法
最後に、倍速変換した音声を iPod や携帯プレーヤーで聞くことが出来る MP3 というフ ァイル方式に変換する方法を説明します。 まず、「午後のこ~だ」を起動させます。 「MP3エンコード」タグが開いていることを確認します。 次にすでに倍速変換済みの音声ファイルを選びます。 「WAVE追加」ボタンを押します。変換したいファイルを選びます。
たくさんのファイルを一度に変換いたい場合は、キーボードの「Ctrl」キーを押し ながら選んでいきます。
下のような画面でエンコードが実施されます。 変換後のファイルは、元のファイルと同じ場所に保存されていますので、 確認してください。 あとは、変換された倍速MP3ファイルをお手持ちの iPod や MP3 プレーヤーに 転送すれば、出来上がりです。 是非、通勤通学の時間を耳からの学習時間に当ててください。 特にテキストや問題集のなかなか暗記できない部分や重要事項を朗読し、 その音声をくり返し聞くことで、絶大な効果を発揮しますので、 活用してみて下さい。 では、試験までの残された時間を有効活用し、是非とも合格してください! あなたの合格を、心よりお祈りしております。 勉強法研究会 中村タケシ