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3 本時のねらい 相手の立場を理解し 思いやりの心をもって温かく見守ろうとする心情を育てる 4 他の教育活動との関連 事前指導 ( 日常の指導 ) 当番係活動 仲間と協力して果たせるようにして 全員で取り組むことを大切にしてきた (5 月学校行事 ) 運動会 表現運動や応援合戦など 力を合わせて競技

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Academic year: 2021

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第4学年 道徳学習指導案

平成27年6月24日(水)第5校時 1 主題名 心と心が通じ合う 2-(2) 資料名 「心と心のあく手」 (出典 「みんなのどうとく」学研) 2 主題設定の理由 (1)ねらいとする道徳的価値について 思いやりは人間関係を築くために欠かせないものである。思いやりとは、相手の立場を推し量りながら自 分の気持ちを相手に向けることである。親切にしたり励ましたりするなど表に表れることだけでなく、黙っ て温かく見守るといった目に見えない思いやりもあることを理解させたい。 (2)児童の実態について 本学級の児童は、授業中のペア学習などで男女の隔てなく交流できる子が多い。その反面、相手の状況に 応じて対応することは苦手な子が多い。この時期に温かい心を育み、相手への真の親切や相手にとって心か らの喜びとはどんなものなのかを考えさせたい。また、相手の喜びが、自分の喜びにもなることに気付くこ とができるようにさせたい。 事前アンケートの結果は以下の通りである。<調査日 平成27年5月15日> ①「困っている人や友達にやさしく声をかけたことがありますか?」 全員が困っている人や友達に声をかけたことがあると答えている。 ②「どんな時に声をかけましたか?」 声をかけた相手は、同じ学年の友達が最も多かったが、低学年の児童、妹、電車で会った赤ちゃんを連 れていたお母さん、お年寄り、迷子の子ども・・・など多岐にわたっている。 ③「その時、なんと声をかけましたか?」 かけた声も相手を思いやって丁寧にかけた言葉が多かった。 ④「自分が困っているときに、どんな声をかけてもらいましたか?」 ⑤「その時、どんな気持ちがしましたか?」 ④⑤でも、ほぼ全員の児童が人からかけてもらった言葉を書くことができた。自分が困っているときに優 しい言葉をかけてもらい温かい気持ちになっている経験はほとんどの子がしている。 本学級の児童は、困っている子がいると進んで助けてあげられる子がいる。また、グループなどの活動で は相手に譲ったり、親切にしようと自ら動ける子もいる。活躍した友達のことを素直に認め拍手をすること もできる。しかし、友達の喜びが自分の喜びであるという価値観を持っている子は少ない。本資料でその価 値観に迫らせていきたい。 (3)資料について 重そうな荷物を持ち、一生懸命に歩いているおばあさんが転びそうになったので、手を貸そうとしたが断 られてしまう主人公「ぼく」。それでも心配で、お母さんに話すと、「おばあさんは体が不自由になったが歩 く練習をしてあそこまで歩けるようになった」ということを教えてもらう。おばあさんのことを考え、おば あさんをじっと見守る主人公の様子やその後の展開を中心に、相手を思いやることについて考えさせ、ねら いに迫りたい。

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3 本時のねらい 相手の立場を理解し、思いやりの心をもって温かく見守ろうとする心情を育てる。 4 他の教育活動との関連 事後指導 (体育) 「ティーボール(6月)」 「ラインサッカー(11・12月)」 「ポートボール(1月)」 それぞれ違う能力をもつ友達のよ さを認め合いながら、協力してゲ ームを行うことができる。 (9月 学級活動) 「クラスの問題を解決しよう」 友達と協力しながらクラスの問題 について考える。自分の考えと相 手の考えを聞き比べて、発言でき るようにする。 (2月 体育) 「長縄大会」 友達と目標に向けて取り組む中 で、助け合い、励まし合ってい こうとする気持ちを育む。 (2月 学級活動) 「4年生のまとめの会をしよう」 ・1 年間を振り返り、友達との話 合いを通して、お互いの意見を 受け入れ、決定に向けてまとめ る。 事前指導 (日常の指導) 「当番・係活動」 仲間と協力して果たせるよ うにして、全員で取り組むこ とを大切にしてきた。 (5月 学校行事) 「運動会」 表現運動や応援合戦など、力 を合わせて競技を行うこと のよさを感じる。 (4・5月 学級活動) 「学級目標を決めよう」 「今年もよろしくの 会をし よう」 学級の一員としての意識を 高め、友達と協力して取り組 む態度を育てる。 (4月 学校行事) 「消防署見学」 団体行動を通して、多様な意 見を取り入れながら協力し て活動する心情を育てる。 道徳の時間 (10月) <資料名>「心の信号機」 困 っ て い る 人 の こ と を 思 い や り、進んで親切にしようとする 気持ちを育てる。 (1月) <資料名>「温かい言葉」 相手の気持ちを尊重して行動す ることの大切さに気付き、温か い人間関係をつくっていこうと する心情を育てる。 家庭との連携 学級通信で道徳の時間での話合いの内容を伝えたり、「わたしたちの 道徳」や「家庭用彩の国の道徳」を持ち帰り、週末に家庭で読んだり して、道徳的価値について考える時間を設けるようにする。

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5 学習指導過程 段階 学習活動・主な発問 予想される児童の反応 ・指導上の留意点 ◇評価(評価方法) 時間 (分) 導 入 気 づ く 1 アンケートの結果につい て知る。 ・困っている友達に声をかけ たことがある。 ・事前にアンケートをとっ ておき、児童に紹介する。 ・親切について考えさせ、 学習する価値への方向付 けをする。 2 分 展 開 と ら え る 2 資料の紹介 登場人物・情況を知る。 3 資料の範読 ・登場人物や情況を知る。 ・場面絵を使い、人物や情 況を整理する。 ・デジタル紙芝居を用いて、 状況がよく分かるように 提示する。 3 分 5 分 深 め る 4 主人公「ぼく」の気持ちを 中心に話し合う。 (1)心配して声をかけたのに 断られてしまった「ぼく」 は、どんな気持ちだった か。 (2)数日後、また、一生懸命 歩いていくおばあさんを 見ている「ぼく」はどんな ことを考えているだろう。 (3)「ぼくの心はいつまでも ぽかぽか温かかった」のは どうしてだろう。 ・心配だったから声をかけた のに残念だ。 ・大変そうなのにどうして断 るのだろう。 ・何かあったらすぐに手伝お う。 ・おばあさんがんばれ。 ・転ばないといいな。 ・見ていただけなのに、お礼 を言ってくれるなんて、僕 の気持ちに気付いてくれた んだ。 ・ぼくが応援していたことを わかってくれたんだ。 ・主人公「ぼく」の気持ち で話し合う部分を確認す る。 ・残念な気持ちに共感させ る。 ・おばあさんが断った理由 も考える「ぼく」の心の 中も感じ取らせる。 ・お母さんの話から、おば あさんは、今も歩く練習 をしているのだというこ とに気付かせる。 ・「ぼく」はどうしたらよい のか考えた末、そっと後 ろを歩いていることに注 目させる。 ・おばあさんが、なぜ「ぼ く」にお礼を言ったのか に つ い て も 考 え さ せ た い。 ◇お互いに相手を思いやって いたことに気付いたか。 【発表・観察】 5 分 10 分 6 分 【登場人物】 主人公:ぼく 相手方:おばあさん 条件・情況 大きな荷物を持ち、一生懸命に歩いているおばあさんが転びそうになった ので、手を貸そうとする主人公「ぼく」。「でも、いいですよ。」とことわ られてしまう。

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心 と 心 の あ く 手 心 と 心 で あ く 手 ・ よ い し ょ よ い し ょ と 歩 い て い る 。 ・ 重 そ う な 荷 物 だ 。 お も い や り 人 の 心 を 考 え て 見 つ め る 5 自分ならどうするかを考 える。 ・「心と心のあく手」とはどの ようなものだろう。 ・事例の中から1つ選び、自分 ならどうするかを考えよう。 ・おばあさんの気持ちと僕の 気 持 ち が 一 つ に な っ た こ と。 ・二人とも同じ気持ちになっ たこと。 ・困っている人を見たら「大 丈夫」と声をかけて手伝い ます。 ・電車の中で、お年寄りが立 っていたら「お座りになり ませんか」と声をかけて席 を譲ります。 ・泣いているお友達がいたら 「どうしたの」と優しく声 をかけます。 ・どんな時に握手をするの かを考えさせ、課題に迫 らせたい。 ◇「心と心のあく手」とは どのようなものか考える ことができたか。 【発表・観察】 ・ワークシートの3つの事 例から1つ選び自分なら どんな声をかけて自分の 気 持 ち を 表 す か を 考 え る。 ・相手の気持ちを考えなが ら声をかけることができ るように助言する。 ◇これからの自分について 考えを深めることができ たか。 【ワークシート、発表】 8 分 終 末 あ た た め る 6 教師の説話を聞く。 ・ねらいに関わる教師の説 話をし、価値を印象づけ る。 6 分 6 評価の観点 ・これからの自分について考えを深めることができたか。【ワークシート、発表】 7 板書計画 声 を か け る ぼ く お う え ん し て い る ぼ く 帰 り 道 の ぼ く ・ ゆ う 気 を だ し た の に ・ ・ ・ ・ 残 念 。 ・ ど う し て ? ・ す ぐ 手 伝 え る よ う に ・ ・ ・ ・ 転 ば な い と い い な ・ が ん ば れ 。 ・ う れ し い 。 ・ 気 持 ち が 伝 わ っ た 。 ・ わ か っ て く れ た 。 歩 く 練 習 を し て あ そ こ ま で 治 っ て き た 。 二 人 の え が お か ん し ゃ と 親 切 の あ く 手 お ば あ さ ん 後 ろ す が た の お ば あ さ ん お 礼 を 言 う お ば あ さ ん あ り が と う 。 や さ し い 子 だ ね 。 ず っ と 、 見 て い て く れ た ん だ ね 。

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8 資料分析表 (1)資料名 「心と心のあく手」 (出典 「みんなのどうとく」 学研) (2)条件・情況 (3)支援の流れ 【話題につなげたい場面】 【キーワード・主人公の心情】 【話合いの柱・考えさせたい心の中】 登場人物 主人公 ぼく おばあさん 条件・情況 重そうな荷物を持ち、一生懸命に歩いているおばあさんが転びそうになったので、手を貸そうとしたが断 られてしまう主人公「ぼく」。それでも心配で、お母さんに話すと、「おばあさんは体が不自由になったが歩 く練習をしてあそこまで歩けるようになった」ということを教えてもらう。おばあさんのことを考え、おば あさんをじっと見守る主人公。数日後、再び不自由な足で一生懸命に歩いていくおばあさんと出会う。長い 坂を上り切り、玄関で待っている娘さんの姿を見て安心して帰ろうとする主人公におばあさんは「ありがと う」とお礼を言う。主人公は『心と心の握手』をしたような気がした。 家に向かう帰り道、喜ぶお ばあさんのきらきらした 笑顔を思い出し、ぼくの心 はいつまでもぽかぽか温 かかった。 ぼくの心はぱっと明るく なった。 おばあさんと『心と心のあ く手』をしたような気がし た。 なにもしていないのに、お お礼を言ってもらったぼ くの気持ち。 『心と心のあく手』をした ような気がした「ぼく」が 感じたことは、どんなこと か。 重そうな荷物を持つおば あさんに声をかけようか 迷っていた時おばあさん が転びそうになる。思わず 声をかけたが、荷物を持つ 申し出は断られてしまっ た。 よいしょよいしょと歩い ている。とても重そうだ。 とても苦しそうだ。 せっかく声をかけたのに、 残念に思った。 勇気を出しておばあさん に声をかけたが、断られて しまった「ぼく」の気持ち。 数日後、またあのおばあさ んに出会い、「ぼく」はそ っと後からおばあさんの 家までついていった。 どうしたらいいんだろう と考えた―。 (おばあさん、がんばれ。 おばあさん、がんばれ。) 心の中でおうえんしたん だ。 数日後、また、一生懸命歩 いていくおばあさんを見 ている「ぼく」はどんなこ とを考えているか。

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心のアンケート

4年 組( )

①こまっている人や友達にやさしく声をかけたことがありますか?

・あります。 ・ありません。

「あります。

」と答えた人)

どんな時に声をかけましたか?

③その時、なんと声をかけましたか?

④自分が困っているときに、どんな声をかけてもらいましたか?

⑤その時、どんな気持ちがしました?

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ワークシート(心と心のあく手)

4年 組( )

☆次のような場面に出会ったら、あなたならどのような声をかけますか。1つ選び、

ワークシートに書きましょう。

(相手の気持ちを考えて、声かけをしましょう。)

場面①「水をこぼしてこまっている人がいたら」 場面②「電車の中でお年寄りが立っていたら」 場面③「一人で泣いている人がいたら」

参照

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