電子情報通信学会論文誌 B Vol. J101-B No. 2 pp. 68-69 © 一般社団法人電子情報通信学会 2018 68
特集
通信技術の進歩に寄与する学生論文特集の発行にあたって
通信技術の進歩に寄与する学生論文特集編集委員会 委員長
山 崎 憲 一
進歩という言葉には「歩」という字が含まれている ように,技術の進歩はまさに一歩一歩の積み重ねであ る.近年のICT技術の進展は華々しいが,それらは一 朝一夕になるものではなく,個々の技術の改良・改善 の賜物であるといえよう.
学生諸君の研究活動も多くの場合,大会発表,研究 会発表を積み上げて,最後に論文発表をするというパ ターンで歩みを進めているのではないだろうか.しか し,この最後の一歩である論文化はなかなか高い壁で あり,その手前で停滞しているという場合もあるかと 思う.
この学生研究者のための特集は,その最後の一歩の 後押しをしようと和文論文誌編集委員会が2009年度か ら企画したものであり,今年度でちょうど10回目とな る.今回もこれまで同様,特集テーマとして技術分野 を絞ることなく広く通信技術全般を対象として論文を 募集した.
本特集に投稿された論文数は論文14編,レター 3編 であり,厳正なる審査の結果,最終的に論文9編,レ ター 1編を採録とした.投稿件数は数年前に比して多 いとはいえないものの,採録率は比較的高いものとな った.またうれしいことに今回は特に優秀な論文が多
く,編集委員会での十分な議論の結果,優秀論文賞を 2編に授与することとなった.和文論文誌BのWeb
(http://www.ieice.org/cs/jpn/JB/)上で受賞論文を 発表しているので御確認頂きたい.
最後に,御投稿頂いた著者の方々,論文査読に御協 力頂いた査読委員の方々,ならびに事務局の方々に深 く感謝する.判定にあたっては,査読結果通知を受け 取る経験がまだ少ない学生研究者のために,通知内容 が明確となるよう,査読委員と担当編集委員には御尽 力頂いた.改めて感謝する次第である.本特集が,論 文化の一歩を進めるための契機となり,そして今後も 学生諸君が技術の進歩に寄与してくれることを願って 結びとする.
山やま
崎ざき
憲けん一いち(正員:シニア会員) 昭59東北大・工卒.昭61同 大大学院修士課程了.同年日本電信電話入社.平12よりNTTド コモ.平22より現職.プログラミング言語,OS,記号処理計算 機,形態素解析,ユビキタスコンピューティングの研究に従事.
現在,芝浦工業大学デザイン工学部デザイン工学科教授.博士
(工学).平29本会通信ソサイエティ功労顕彰状受賞.平27より 平29まで本会通信ソサイエティ和文論文誌編集委員長.ACM,
IEEE,情報処理学会,人工知能学会各会員.
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通信技術の進歩に寄与する学生論文特集編集委員会 委 員 長 山 崎 憲 一
副 委 員 長 笹 森 崇 行 ・ 高 橋 徹
委 員 有 馬 卓 司 ・ 伊 藤 嘉 浩 ・ 内 田 大 輔 ・ 鬼 沢 武 木 寺 正 平 ・ 坂 井 丈 泰 ・ 佐 藤 輝 被 ・ 塩 川 茂 樹 肖 鳳 超 ・ 鈴 木 一 哉 ・ 平 明 徳 ・ 武 田 茂 樹 谷 川 陽 祐 ・ 谷 村 崇 仁 ・ 冨 木 淳 史 ・ 冨 里 繁 中 澤 進 ・ 中 澤 仁 ・ 久 永 光 司 ・ 廣 田 悠 介 藤 原 正 満 ・ 不 破 泰 ・ 三 上 学 ・ 道 下 尚 文 山 崎 浩 輔 ・ 山 田 渉 ・ 山 登 庸 次