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1.問題と目的

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Academic year: 2021

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(1)

- 71 -

スクーノレカウンセラ一実習における大学院生の体験学習に関する研究

人間教育専攻

臨床心理士養成コース 池 田 平

1.問題と目的

スクールカウンセラー(以下,

SC

と略す)の派 遣が展開していく中で,

SC

養成のあり方が課 題とされている。臨床心理士養成の大判完では

p

大学院生が現場の

SC

から指導を受けながら

SC

実習を行ってしも。日本の大判完における

SC

実習に関する研究には次のようなものがあ る。夏野ら

(200

1 ) は ,

SC

実習生が心理教育的 アフ。ローチをする上で、の問題点や,

SC

実習生 に対するスーパーピジョンシステムについて検 討した。本間包

002)

は,実習生・担当教員@本 聞の

3

者によるミーティングを定期開催し,そ れを通して

SC

実習のあり方や今後の課題を検 討した。植山ら

(2002)

は ,

SC

養成課程におけ るシャドウ@ワーク実習の導入可能性と大学側 指導教員,およひ受け入れ校

SC

の相互音刊面に よる実習活動および

SC

活動の評価と効果測定 の可能性を検討した。このように,実習生が実 習全体を通して,どのような課題があるのかと いった研究はあるのだけれども,実習生が毎回 の活動の中でどのような気づきゃ変化が起きた のかといった研究はみられない。

筆者は大判完で様々な実習ぞ勉強を行い,

SC 

という仕事に興味を持ち始めた。

SC

実習の回数 を重ねるにつれて,実習内容も変化していき,

毎回の実習活動において様々な発見があった。

そのため,

1

l

田の実習がとても身になるもの 同惑じているし,臨床絶験に多大な影響をもた

指 導 教 員 吉 井 健 治

らしている。

本研究では

SC

実習を通して

9

実習生(筆者) が実習活動の経験の中で,本大学院における

SC

実習はどのような意義があるのかを明らか にするとともに,実習における実習生のあり方 を考えていくことを目的とする。

2.方?去

(1)実習校の概要

実習は実習校の

SC

が勤務する

2

校で行われ た 。

A

中学校は拠点校に当たり,

SC

は週に

1

回定期的に勤務するとしづ形をとっていた

o

小学校は対象校に当たり,

SC

は月に

1'""""'2

回不 定期に勤務するという形をとっていた。

位)実習校の

SC

について

実習先の

SC

40

代の女性で

SC7

年目であ る。本校で勤務して 4年目になり,実習生を受 け入れるようになって

3

年目である。

(3)

活動期間およひや内容

活動期間は

2013

6

""'"'11

月までの週

1

回 , 計

21

回行われた。活動時間は

7:30""'"'19:00

あった。活動内容として

3

実習生は陪席,プレ イセラピー,保護者対応,コンサルテーショ

ンラ教師との情報交換,校内の見回りなどを

1 t った。

( 4 ) 対象および方法

SC

実習生として派遣された,

A

中学校

'B

小学校で実習を行った大判完生(筆者)1名を対

象と

L

SC

から学んだ内容を,即法的榊ill.み

(2)

- 72 - によってカテゴリ一分けした。

3.結果

(1)実習を通して

調査の時期によって,実習生の活動内容が異 なっていることから3つの期に分けた。第1

「導入期J(6 月 ~7 月 9 計 6 回)では子ども についてj

I

発達障害についてj

I

保護者につ いてj

I

学校についてj

I S C

の活動についてj

「実習生の態度についてJの事柄を学んだ。「保 護者についてjの 1例 を 述 べ る と 親 の 行 っ ている良いところはしっかりほめる」である。

2期「基本的な学習の時期j(9~ 1O月,計

9回)では面接を始める前iこj,I子どもにつ いてj

I

発達障害についてj

I

保護者について

L

「朝交iこっし、てj

I S C

の活動にっし1て」の事 柄を学んだ。「子どもについて」の 1例を述べ ると,

I

中特交では将来への不安感や思春期にさ

しかかることもあり, 2年生の時期が一番しん どい。 3年生の時期になると9 受験などが始ま るため,安定してくる」である。

第3期「実践的な学習の時期j

( 1

0"'11月,計 6回 で は 面 接 を 始 め る 前iこjI子どもにつ いてj

I

j聾章害にっし、てj

I

保護者にっし1j

「学校についてj

I S C

の活動についてj

I

実 習生の態度について」の輯丙を学んだ。「学校に ついて」の 1例 を 述 べ る と 学 校 全 体 が 心 理 士というものがどう動いているのかをみてい る」である。

また,今回の

SC

実習ではフ学内実習の他に 勉強会やケア会議の陪席を行った。

( 2 ) S C

からみた

SC

実習について

SC

は以下のような訓練システムを用いて

SC

実習を行ったO 併目談室の環境整備,針目 談室への招きY仇@見送り, Q陪席,④面接,

⑤心理・発嵐会査,⑥ケーススーパーピジョン3

⑦鞠哉員との関わり方,③専門機関との関わり 方3

⑨8C

の自己研鎖について3 ⑩討議扮入時 の

SC

のあり方と連携,といった

1 0

項目であ ったO また,

SC

実習生がいることの利点とし て, 日ごろ,

SC

がで、きなかったクラスへの訪 問型臨床を行うことができたことやお兄さん,

お姉さん的かかわりをしてもらえたことで9 面 接場面で多様な行騨且察をすることができたこ

とを挙げている。

4.考察

(1)実習における筆者の変化

実習を行う前までは,漠然としか

SC

の仕事 内容をイメージできていなかったO だが,

SC 

の訓練システムによって9 耕ヰ書や授業では学 ぶことができない実際の現場での出来事を学ぶ ことができた。また,勉強会やケア会議の陪席 によって

SC

の活動や性割をさらに深めること ができた。このように,筆者は実習に対する態 度とともに,

SC

ゃ現場の教師としりた周りか らの援助もあり,実のある実習活動ができた。

(2)実習において特に学んだこと

この

SC

実習において,筆者は特に

3

つのこ とを学んだー①「親市との関係性j,②「保護者 との関わりj,③「他機関との連携」である。

( 3 )

実習生のあり方について

実習に対する実習生のあり方として以下の

4

点を挙げる。①自分が担当,関わったケースに は担当のものに必ず報告,②実習生自身の実習 に対する意欲,

@SC

の補助的役割,④伽樹重

との積極的な関わりである。

(4)今後の課題

あくまで

SC

実習における一事例に過ぎない ため,他の実習校のモデ、ノレも提示していき,

SC 

実習の現状を把握し,実習内容をよりよいもの としていく必要がある。

参照

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