Hepatitis C virus (HCV) NS5A binds
RNA‑dependent RNA polymerase (RdRP) NS5B and modulates RNA‑dependent RNA polymerase
activity
著者 Shirota Yukihiro
著者別名 代田, 幸博
journal or
publication title
博士学位論文要旨 論文内容の要旨および論文審査 結果の要旨/金沢大学大学院医学研究科
volume 平成15年7月
page range 7‑7
year 2003‑07‑01
URL http://hdl.handle.net/2297/15754
学位授与番号 学位授与年月日 氏名 学位論文題目
甲第1546号 平成14年9月30日 代田幸博
HepatitisCVirus(HCV)NS5ABindsRNA-dependentRNAPolymerase(RdRP)
NS5BandModulatesRNA-dependentRNAPolymeraseActivity
(C型肝炎ウイルス(HCV)NS5AのRNA依存性RNAポリメラーゼ(RdRP)である
NS5Bへの結合能ならびにRdRP活性に対する影響に関する検討)
論文審査委員 主査 副査
教授 教授 教授
市村宏 福田龍二 佐藤博
内容の要旨及び審査の結果の要旨
c型H千炎ウイルス(HCV)の非構造タンパク質Ns5Aはウイルス複製において重要な役割を果たして いることが示唆されているが詳細は明らかでない.今回NS5Aが複製酵素の一構成因子である可能性 を検討するため、複製の中心的酵素、RNA依存性RNAポリメラーゼであるNS5Bとの関係を検討し た.NS5AとNS5Bの工nvitroでの結合能を検討するため、それぞれをmkGとGSTにて梼職し た大腸菌組み替えタンパク質として精製しGSTpuU-down法を行った.なおNS5BはC末端膜結 合ドメインを切断し可溶化したNS5Btを用いた.さらにmvmoでの結合ならびに結合領域の検 討のため,C末端FエZAG標識NS5A野生体あるいはN末端、C末端切断、中抜き変異体とGST-NS5B をCoSエ細胞に一過性共発現させ、GS面レジンにて共沈し、Wes上ernB1otting法にてNS5Aを検 出した.またNS5Aに対するFLAG標識の影響を検討するためN末端FLAG標識NS5Aを用いた検討 も行った.更にNS5BのRM依存性MHポリメラーゼ活|生に対するNS5Aの影響を検討するため、
po1y(A)aependentUMPmcorporationassayを行った.FmGあるいはGST標識NS5Aの 大腸菌組み替えタンパク質は充分量の精製が困難であったため、この検討にはHis標識NS5Aを用 いた.得られた結果は以下のように要約される.
NS5AとNS5Btはmvi亡roで直j妾的かつ特異的に結合する.
NS5AとNS5Bはinvivoにおいても相互作用する.
invivo,inⅦ亡Z。ともに両者の結合にはNS5A内の105-エ62と277-334アミノ酸領域
が必須である.両者の相互作用はNS5BtとNS5B間で差はなく,NS5Aに対する標識も影響しない.
NS5AはNS5BのMA依存性RNAポリメラーゼ活性を修飾し,この修飾は両蛋白の結合を介
した反応である.●●●『‐‐一〔“〃』《少、) ●●□列』△戸』,)
以上より、NS5Aが二つの領域を介してNS5Bと直接結合しRNA依存性RNAポリメラーゼ活性を
●修飾することが示され、NS5AがHCV複製酵素の一構成因子であることが明らかとなった.
本研究は,c型肝炎ウイルス複製機構を説明する新しい知見であり、学位に値すると判断された.
-7-